こんにちは!ユニゾンキャリア編集部です。
10年間勤めた航空業界から、エンジニアを目指してIT業界へ転職した打田さん。IT業界の将来性に魅力を感じ、年収が下がることも受け入れ、エンジニアへの挑戦を決意。
その後、インフラエンジニアになった当初からAWSに関わりたいと思い、入社前の期間も活用して学習を進め、わずか1年で6つもの専門資格を取得しました。
そして入社してから1年、AWSに携われる環境を求めて、打田さんは再び転職を決意します。
今回のチャレンジで、打田さんは転職の軸をかなえられたのか?現在どんな仕事をしているのか?深掘りインタビューしていきます!
クラウド領域に関わりたいと考えているインフラエンジニアの方、必見のインタビューです!
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目次
まずは、これまでのキャリアについて教えてください!
飛行場で飛行機を車で押したり誘導したりする人って見たことありますか?あの仕事を新卒から10年間やっていました。
IT業界に転職したのは今から2年ぐらい前の30歳の時で、未経験からユニゾンキャリアさんを利用して転職しました。
前の業務ですが、最初の1年間はメールセキュリティサービスの運用・監視をやっていましたね。
主に、LinuxサーバーのCPUやメモリに異常がないかの定期的なチェックやお客様からの問い合わせ対応、あとは障害発生時のログ調査、といった感じの仕事です。
そこからもう一度転職して、今はAWSを使ったシステム基盤の設計・構築を担当しています。
最初はやっぱり年収が下がったんですけど、面白いことに今では10年勤めた会社とほぼ同じくらいの給料で働けるようになりました。
IT業界で働き出して約2年でそこまで追いつけたので、この先の伸びしろを考えると、個人的にはこの転職は成功だったな、と思っています!
インタビュアー:やっぱりIT業界の年収の上がり幅ってすごい魅力的ですよね~。
メールセキュリティサービスの業務ではどんなところが面白かったですか?
やっぱりログ調査の仕事ですかね~。
CPUやメモリのエラーチェックとか、お客様からの問い合わせ対応ももちろん大事なんですけど、そこまで専門知識がなくてもできる業務ではあったんです。
正直なところ、朝・昼・夕方と決まった時間にサーバーをチェックする、みたいな決まった手順の業務だったんですよね…。
だけど、障害発生時のログ調査は、技術的な知識がないと原因を特定するのが難しくて、すごくやりがいがありました!
Zabbixで異常を検知した後、Tera Termでサーバーに直接入って、専門的な知識を使いながら原因を探っていく中で、「あ、今エンジニアとして仕事してるなぁ」という実感があったんです。
その感覚が、一番楽しかったですね。
インタビュアー:確かに最初の内はエンジニア感ないってよく聞きます

どんな軸で転職活動を進めていましたか?
一番は年収よりも「やりたいこと」がやれるか。特に、AWSに携われる環境があるか、というのを一番の軸にしていましたね。
当時はちょうどオンプレからクラウドへの移行期で、「今、一番来ているAWSを学ぶ方が良い」「早くその環境に飛び込みたい」という思いがめちゃ強かったです。
もちろん「オンプレが分からないとクラウドは分からない」っていう面もあるので、このままオンプレをやっていくのもアリかな、ていう葛藤もありました(笑)
それでもやっぱり今後のキャリアを考えると、今すぐにアツい技術に早く飛び込む方が良いだろうな、と判断しました!
ただ、当時携わっていたメールセキュリティサービスの業務では、AWSに関わる可能性がまったくなくて…。やりたいことをやるには、この会社にいたままでは厳しいな、と思って転職活動をはじめたんです。
転職してから1年経ってやりたいことは実現できました?
はい、実現できました!
入社してすぐに小規模な構築案件をやって、今は大規模なプロジェクトでAWSを利用したシステム基盤の設計に携わっているところです。
まだお客様の要望をもとに、システムの全体像や仕様をドキュメントに落とし込んでいくのがメイン業務なんですけど、これから本格的な構築がはじまるのですごく楽しみですね!
今回のプロジェクトではIaC※1が採用されていて、Cloud Formation※2でインフラを構築していくんです。
「基本的にはコードで全環境を作りましょう」というのが今のプロジェクトの方針で、モダンな技術にしっかり触れられるのは「アツいな」って思っています。
※1:Infrastructure as Code…サーバーやネットワーク、データベースなどのインフラの構築や管理をコードで行う手法
※2:Cloud Formation…AWS上のインフラ構成をテンプレート化し、複数のリソースを自動的に構築・管理するツール
転職活動を振り返ってどんなことで悩んでたか覚えてます?
正直なところ、1年での転職に大きな不安、というのはなかったんですよね。
前回の転職活動があまり上手くいかなかった経験があったので、「今回もまた何社も落ちたら嫌だな」ぐらいでした。
1年で6つ資格を取ったので、「自分の市場価値って今どれくらいなんだろう?」と気になってもいたので、転職自体に不安はなかったです。
ただ、「どのタイミングで活動を始めたほうが良いんだろう?」っていう悩みはありました。
1年で転職すると決めて資格取得を進めてはいたんですけど、本当にこのタイミングで良いのか迷いがあって、担当キャリアアドバイザーの佐瀬さんに相談した、という感じですね。
そうしたら「もう資格も十分持っているんで、今でいいんじゃないですか」と背中を押してもらえたので、転職活動をはじめることにしました。
インタビュアー:確かに思ったより早く転職できたっていう話よく聞きますね
たくさん資格を取ってたって聞いてたんですけど、実際どんな資格を取っていたんですか?
LPICはLevel1〜3、AWS認定資格はCLFとSAA、SAPを取得しました。
最初に入った企業さんからは、入社後に1ヶ月でLPIC Level1を取るのが目標になっていたので、入社前までに1ヶ月猶予があったから、あらかじめ勉強しちゃおうと思っていました。
その期間をフル活用して一気に勉強したら、うまく波に乗れたという感じです。
ちなみに、LPIC Level1を取った時、佐瀬さんに報告したら「もう取ったんですか!」ってすごく驚かれて。それが嬉しくて、「次も驚いてもらおう!」と(笑)
それが学習のモチベーションになって、サクサク資格を取っていけたところはあります。
インタビュアー:めっちゃいい関係性ですね!当社の佐瀬は話しやすいんで、私もよく色々聞いちゃったりしてます(笑)
今の会社は何が決め手だったんですか?
やりがい以外に決め手になったのは、大きく2つあって。「会社の理念」と「年収」、この2つですね。
正直、今の会社からは「なるべく希望に沿えるようにしますが、AWS案件に必ず入れるというのは確約はできないですよ」って言われてたんです。
そんな中で今の会社に決めたんですけど、その理由のひとつが理念にすごく共感できたことなんです。まあ正直、面接とかは建前ばっかりで共感出来る人ってなかなかいないと思うんで珍しいとおもうんですけど(笑)
僕が良いと思ったのは、「利他の心を持って仕事しましょう」っていうのをかなりしっかり掲げている会社で、ここまでしっかりした企業理念は見たことなかったので、なんだか面白いなと思ってここに決めました。
実際に入ってみたら、本当に優しい人が多くて、ちょっとしたことを聞いただけなのに、「今電話していいですか」ってすぐ電話がかかってきて、すごい熱量で答えてくれるんです!
もうひとつの理由が年収で、これも月給で約3万円、年収だと36万円ほどアップした、という感じです。まあここはそこまで大きくなかったですけど、嬉しくはありました。
結果的に、一番の目的だったAWSの案件にも関われているので、やりがいだけじゃなく、働く環境や条件面でも納得のいく選択ができたな、と思っています!
インタビュアー:たしかに企業でカラーって分かれますよね!それを調べるのが結構大変だったり…(笑)

打田さんがほかの転職で悩んでいる方にアドバイスするとしたら、何を伝えますか?
やはり資格の取得が重要だと思います!スキルや経験が浅い段階では、資格がないと面接官に評価してもらえるポイントがないので(笑)
ただ、僕はたくさん資格を取っちゃったんですけど、今思えば専門性が高い資格を取るのも重要だなと思いました。
実際、面接で「SAPまで取っているんですね」と評価してもらうことは多かったですよ。資格のおかげで、「AWSに本気で興味があるんですね」って勝手に納得してくれました。(笑)
今の部署に異動できたのも、社内公募の面接でSAPを評価されて引っ張ってもらえたのが大きかったんです。
資格があったからこそ、今のキャリアにつながっているな、と強く実感してます。
ユニゾンキャリアを利用するのは今回2回目だと思うんですけど、イチオシポイントを教えてください!(笑)
転職活動中だけじゃなく、転職後のアフターフォローが本当にありがたかったですね。
正直なところ、ユニゾンキャリアさんを使ったっていう感覚はあまりなくて、佐瀬さんにずっとサポートしてもらった、という感じのほうが強いんです。(笑)
例えば、「次にこの資格を取ろうと思うんですけど、どうですか?」とか、「この案件ってどう思いますか?」みたいな転職以外のところまで、親身に相談に乗ってくれました。
かなり長文で相談することもあったんですけど、いつも丁寧に返信してもらって、本当に心強かったです。
正直転職エージェントさんって、転職した後はなかなか質問を聞きづらいじゃないですか?
だから、こちらから相談するだけでなく、佐瀬さんのほうからも「最近、調子どうですか?」って定期的に連絡をくれたのは、結構ありがたかったです。
あまり褒めすぎるとわざとらしく聞こえるかもしれないんですけど、転職後もそのまま相談して良いっていうのは本当にありがたかったです!
