記事の概要
プログラマーとして内定をもらいたいのなら、ただ就活を進めるだけでは失敗しかねない。
今まで就活・転職を支援してきた人たちからよく聞くのが、「1社目に入った企業選びを間違えて後悔した」だった。
すでに社会人の経験があれば、企業選びの失敗をある程度防げる。ただ、就活生の場合は、企業選びに必要な業界知識がないことによって、完全な「運ゲー」となる。
この記事では、プログラマーとして就職する方法だけではなく、入社後に「この会社に入れて良かった!」と思える企業の選び方まで解説していく。
記事を読む
1.IT業界の就活でやるべき対策はこの流れ!
IT業界の就活は、闇雲にエントリーシートを出したり、面接を受けたりしても、なかなかうまくいかない。
専門性が高く、企業や職種によって求められるスキルが大きく異なるからだ。だからこそ、正しい順序で対策を進めることが、成功への最短ルートになる。
この一連の流れを理解し、ステップバイステップで進めていくことが何よりも重要だ。
このロードマップ通…
1.プログラマーの就活で必要な選考対策はこれ!
プログラマーの就活を成功させるには、選考が本格化する前の準備が欠かせない。
計画なしに行動しても、満足できる結果は得にくい。応募書類や面接の質を高めるために、以下の準備を進める必要がある。
- 自己分析
- 業研究
- 企業研究
- OB・OG訪問
- ポートフォリオ作成
最初に「なぜプログラマーになりたいか」という動機を、自己分析で深く見つめ直す。
次に、SIerや自社開発など企業ごとの働き方や、使う技術を調べ、自分に合う会社を探したい。
OB・OG訪問で現場のエンジニアから話を聞いたり、就活のプロである就活エージェントに相談したりして、自分に向いている仕事内容なのか、働き方なのかも確認しておきたい。
完全無料
手厚いサポートの就活支援!
4.8
Based on 373 reviews
powered by Google
はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
See All Reviews
2.プログラマーの就活を始める前に知るべきこと
プログラマーとしての就活を始める前に、まずはその仕事内容や求められる資質について正しく理解しておきたい。
「プログラマーって具体的に何をするの?」「スキルは今からでも間に合う?」といった疑問は、多くの就活生が抱える。
ここでは、君が知っておくべきプログラマーにおける基礎知識を解説する。
- プログラマーはエンジニア職に含まれる
- 新卒プログラマーに求められること
- 応募前にプログラミングスキルは必要か
- プログラミングはAIに代替されるのか
2-1.プログラマーはエンジニア職に含まれる
プログラマーは、エンジニアという大きな枠組みの中の一つの職種だ。
よく混同されがちだが、エンジニアはシステムの設計から開発、運用まで、ITに関わる幅広い役割を担う。
その中でプログラマーは、システムエンジニア(SE)などが作成した設計書をもとに、プログラミング言語を用いてコードを書き、システムやソフトウェアを形にする「実装」の工程を専門に担当する。
建築における設計士(SE)と、建物を建てる職人(プログラマー)のような関係だとイメージすると分かりやすい。
企業によっては、一人のエンジニアが設計からプログラミング、テストまで一貫して担当する。
特にWeb業界などではその傾向が強く、プログラマーという肩書でも設計に関わる機会は多い。
2-2.新卒プログラマーに求められること
新卒のプログラマーの採用選考において、企業は完成された技術力よりも将来の伸びしろを重視する。
プログラミングの経験があれば選考で有利に進むが、それ以上に成長意欲や適性が欠かせない。
新卒でプログラマーになりたい方に求められる主な適性は、以下の4点が挙げられる。
- 論理的思考力
- 知的好奇心
- 学習意欲
- コミュニケーション能力
- 課題解決に向けた粘り強さ
プログラミングは物事を順序立てて効率的な処理を考える作業なので、論理的思考力は欠かせない。
IT業界の技術は日々新しくなるため、常に新しい知識を学び続ける意欲も求められる。システムやソフトウェアの開発はチームで行う場合が多く、他のメンバーと円滑に意思疎通を図るコミュニケーション能力も重要視される。
これらの将来性を面接やエントリーシートで示すと、内定獲得につながりやすい。
2-3.応募前にプログラミングスキルは必要か
結論から言うと、応募時点で高いプログラミングスキルが必須というわけではない。
多くの企業は新卒採用において、入社後の研修で一から育てることを前提としている。
特に大手SIerなどでは、数ヶ月にわたる手厚い研修制度が用意されており、文系・未経験の方でもプログラマーとしてスタートできる体制が整っている。
ただし、スキルがあった方が就活が有利なのは間違いない。
プログラミングを学習した経験は、それ自体が「プログラマーになりたい!」という熱意の証明になり、採用担当者からの評価が高い。
また、基本知識があれば、面接で技術的な質問をされた際にも答えることができる。
何より、自分でコードを書いてみることで、プログラマーという仕事への適性を自分自身で判断できる。
2-4.プログラミングはAIに代替されるのか
「AIの進化によってプログラマーの仕事はなくなる」という話を耳にして、不安に思う人もいるかもしれない。
現時点では、プログラミングが完全にAIに代替される可能性は低い。
確かに、簡単なコードの生成やデバッグ(エラー修正)など、部分的な作業はAIが担うようになってきている。AIの存在はプログラマーの仕事を奪うというより、むしろ作業を効率化してくれる「便利なツール」として捉えたい。
AIは指示された通りのコードを書くことは得意だが、「顧客が本当に解決したい課題は何か」を理解し、最適なシステムの形を考案するような創造的な思考はできない。
これからのプログラマーには、単にコードを書くだけでなく、より高度な役割が求められる。
- 顧客の課題を解決するための設計思考
- AIを使いこなし開発効率を上げる能力
- チームをまとめ、プロジェクトを推進する力
AIを恐れるのではなく、使いこなす側に回る意識を持つことが、これからの時代を生き抜くプログラマーにとって大切になる。
3.新卒から就職できるプログラマーの種類4選
プログラマーと一言でいっても、その活躍の場は多岐にわたる。
君が普段使っているWebサイトやスマホアプリ、家電製品など、あらゆる場所でプログラマーは活躍している。
ここでは、新卒から目指せる代表的なプログラマーの種類を4つ紹介していく。
- Web系プログラマー
- アプリケーションプログラマー
- 組み込み系プログラマー
- ゲーム系プログラマー
3-1.Web系プログラマー
Web系プログラマーは、君が普段ブラウザで見るWebサイトやWebサービスを作っている。
例えば、ECサイト、SNS、ニュースサイトなど、インターネット上で動くシステムの開発全般を担当することが多い。
Web系プログラマーの仕事は大きく二つに分かれる。
一つは、ユーザーの目に見える部分(画面のデザインや操作性)を作る「フロントエンド」。もう一つは、サーバー側でデータの処理や保存を行う「バックエンド」。
新卒でWeb系プログラマーを目指す場合、一定のプログラミング経験が求められる。特に人気の自社開発企業では、自分でWebサービスを作った経験(ポートフォリオ)を選考で重視する傾向が強い。
ドットインストールなどの学習サイトで基礎を学び、自分で簡単なサービスを公開してみると、学習意欲と技術力を同時にアピールできる。
3-2.アプリケーションプログラマー
アプリケーションプログラマーは、スマホアプリや、PCにインストールして使う業務システムなど、特定の目的を持ったソフトウェアを作る。
スマホアプリ開発(iOS/Android)と、企業が使う業務系アプリケーション開発に分けられる。
特にSIerと呼ばれる企業では、この業務系アプリケーションの開発が仕事の中心となることが多い。新卒で目指す場合、スマホアプリ開発はWeb系と同様にポートフォリオが重視される。
ただ、業務系アプリケーション開発の場合は、入社後の研修で技術を学ぶことが多いため、応募時点でのスキルは必須でない。
どちらの分野でも、ユーザーがどうすれば使いやすいかを考える視点が求められるのは変わらない。
3-3.組み込み系プログラマー
組み込み系プログラマーは、家電製品、自動車、産業用ロボットなど、ハードウェアを制御するためのシステムを作る。
君の身の回りにある電子レンジやエアコン、車の自動ブレーキシステムなどは、すべて組み込み系プログラマーが開発したソフトウェアによって動いている。
製品の安全性や信頼性に直結するため、高い品質が要求される分野でもある。理系の学生、特に情報工学や電子工学を学んできた学生にとって、専門知識を活かしやすい。
C言語やC++といった言語が使われることが多いが、最近ではPythonが使われる場面も増えている。
自分の作ったものが「モノ」として形になり、社会の安全や便利さを支えることにやりがいを感じる人に向いている。
3-4.ゲーム系プログラマー
ゲーム系プログラマーには、新卒採用でも即戦力に近いスキルが求められる。
主な仕事は、家庭用ゲーム機やスマホなどで動作するゲームを開発することだ。キャラクターの動き、CG(グラフィックス)の描画、サウンドの制御など、ゲームを構成する要素をプログラミングで実現させる。
ユーザーを楽しませる複雑な処理を、スムーズに動かす技術が必要になる。 そのため、「ゲームが好き」という気持ちだけでは採用は難しい。
求人への応募時点で、自分でゲームを開発した経験(ポートフォリオ)がほぼ必須条件となる。
情報系の学部でプログラミングスキルを学んだか、独学でレベルの高いポートフォリオを作れる技術がないと選考のスタートラインすら立てない。
4.プログラマーの就活成功に必要5つの準備
プログラマーとしての就活を成功させるためには、やみくもに行動するのではなく、計画的な準備が必要だ!
自分自身のこと、そして業界や企業のことを見つめ直し、しっかりとした軸を持つことが内定への近道となる。
ここでは、就活を始める前に君が取り組むべき5つの準備について解説する。
- プログラマー適性があるのかを確認
- プログラマーを志望する理由を準備
- どんなプログラマーになるか決める
- どのような会社で働きたいかを調査
- 親ブロックを避けるために両親と話し合い
4-1.プログラマー適性があるのかを確認
自分がプログラマーの仕事に向いているか、最初に見極めておきたい。
プログラマーには、特に以下のような適性が求められる。
- 論理的に物事を考える
- 地道な作業を続ける
- 新しい知識を学ぶのが好き
まずは、これらの適性があるか自己分析してみる。最も分かりやすい方法は、実際にプログラミングに触れてみることだ。
Progateやドットインストールなどの学習サイトを利用し、簡単なプログラムを組んでみる。実際にプログラミングをやってみて、「楽しい」「もっと知りたい」と感じるなら、君にはプログラマーの素質があるかもしれない。
逆に、エラーの解決に苦痛を感じ、学ぶ意欲が湧かないなら、他の職種も見てみる良い機会になる。
4-2.プログラマーを志望する理由を準備
プログラマーを志望する理由は、面接で尋ねられる重要な質問になる。
「将来性がある」「スキルが身につく」といったありきたりな理由だけでは、採用担当者の評価は上がらない。君自身の経験や価値観と結びつけた、オリジナルの動機を伝える準備が求められる。
例えば、 「大学の授業でプログラミングに触れ、サービスを生み出す面白さを知った」といったきっかけを盛り込む。
「〇〇のアプリで課題を解決した経験から、自分も作る側に回りたい」といったエピソードを交えて話すと、説得力が増す。
君だけのストーリーを準備すると、他の就活生との違いが明確になり、君自身を深く印象付けられる。
4-3.どんなプログラマーになるか決める
「プログラマーになりたい」というだけでなく、「どんなプログラマーになりたいか」を決めよう!
プログラマーにはWeb系、組み込み系、ゲーム系など、様々な分野があるため、自分がどの分野に進みたいのか、現時点で方向性を決めておきたい。
例えば、Web系プログラマーを目指すなら、HTML/CSSやJavaScript、Ruby、PHPといった言語の学習や、ポートフォリオの作成が必要になる。
一方で、組み込み系を目指すなら、C言語やハードウェアの基礎知識、大学での研究内容をアピールする準備が必要となる。もちろん、現時点で完璧に決める必要はない。
就活においては、「私は〇〇の分野で、こんなものを作りたい」という軸があるだけで、企業研究の精度が上がり、面接での受け答えもスムーズになる。
そのため、自分の興味や適性をもとに、どんなプログラマーになりたいのかを決めないと、就活を効率的に進められない。
4-4.どのような会社で働きたいかを調査
自分がどんな環境で働きたいのか、企業選びの軸を明確にすることも大切な準備だ!
事業内容や企業規模はもちろん、社風や働き方、研修制度、給与など、自分が重視する条件をリストアップしてみよう。
例えば、以下のような項目で自分の価値観を整理しておきたい。
- 最先端の技術に触れながら成長したい
- ワークライフバランスを大切にしたい
- 社会貢献性の高い仕事がしたい
- 若いうちから裁量権を持って働きたい
この軸が明確になれば、数多くの企業の中から、自分に合った企業を効率的に見つけ出すことができる。
企業のHPや説明会だけでなく、OB・OG訪問や就活エージェントなどを通じて情報を集め、自分の軸と照らし合わせていく作業が、納得のいく企業選びにつながる。
4-5.親ブロックを避けるために両親と話し合い
就職活動を進める上で、意外な障壁となるのが「親ブロック」だ!
特に親世代の中には、IT業界に対して「きつい」「不安定」「残業が多い」といった古いイメージを持っている方も少なくない。
内定が出た後に反対されてしまわないよう、事前に自分の考えを伝え、理解を得ておく。IT業界が社会に不可欠なインフラであり、将来性も高い成長産業であることをデータをもとに説明しよう。
その上で、なぜ自分がプログラマーになりたいのか、その仕事にどんな魅力を感じているのかを熱意をもって伝える。
君が真剣に自分の将来を考え、情熱を持って取り組もうとしていることが伝われば、きっと応援者になってくれるはず。
両親との対話を怠らないことが、円満な就活の秘訣でもある。
5.【企業形態別】プログラマーの就職先の選び方
プログラマーとして働く環境は、所属する企業によって大きく左右される。
SIer、SES、自社開発、それぞれに異なる特徴があり、君が何を重視するかで最適な選択は変わってくる。
そのため、以下の就職先の選び方を参考にして、どのような企業に入りたいかを決めていこう!
- 技術力を磨きたいならSES企業
- ワークライフバランス重視ならSES企業
- マネージャーを目指すならSIer企業
- 作りたいものがあるなら自社開発企業
- 高年収を目指すなら自社開発企業
5-1.技術力を磨きたいならSES企業
多様な現場で技術力を磨きたいと考えるなら、SES企業が選択肢になる。
SES企業に所属するプログラマーは、数ヶ月から数年単位で現場が変わり、その都度、異なる技術や開発手法に触れる。
例えば、A社では金融系のシステム開発、B社では最新のWeb技術を使った開発、といったように短期間で多様な経験を積めることが多い。
ただし、注意点もある。 参画するプロジェクトは、必ずしも君の希望通りになるとは限らない。
プロジェクトによっては、プログラミングではなく、テストや運用・保守といった下流工程の業務が中心になる場合もある。
SES企業を選ぶ際は、エンジニアのキャリアを考慮して配属先を決める会社かどうかを面接などで確認しておきたい。
5-2.ワークライフバランス重視ならSES企業
ワークライフバランスを重視する就活生にとって、SES企業も選択肢の一つになる。
派遣先が残業管理やテレワーク導入を進めている企業であれば、SES企業の社員も同じ働き方ができる場合が多い。
SES企業自体が働きやすさを重視し、残業が少ない案件や年間の休日日数が多い案件を担当する体制を整えている場合もある。
もちろん、すべてのSES企業が働きやすい環境ではない。労働時間が長くなりやすい案件を扱う会社も存在するため、企業選びが重要になる。
そのため、企業研究では、口コミサイトで平均残業時間や有給休暇の取得率を調べておくと参考になる。
SES企業であっても、働きやすい環境の会社を選べば、プライベートと仕事を両立させる働き方を実現しやすい。
5-3.マネージャーを目指すならSIer企業
SIerは、顧客からシステム開発を一括で請け負い、企画・設計から開発、運用・保守までを提供している。
特に大手SIerは、官公庁や金融機関などの大規模な社会インフラとなるシステムを手掛けることが多い。
このような会社では、プログラマーとしてキャリアをスタートした後、以下のようにステップアップしていく。
- プログラマー(PG)
- システムエンジニア(SE)
- プロジェクトリーダー(PL)
- プロジェクトマネージャー(PM)
このように、多くの人をまとめ、大きなプロジェクトを成功に導くことにやりがいを感じる人や、将来的にマネジメントの道に進みたいと考えている人に向いている。
5-4.作りたいものがあるなら自社開発企業
自社開発企業は、その名の通り、自社で企画したWebサービスやスマホアプリなどを開発・運営している。特定のサービスに深く、そして長期的に関われるのが大きな特徴である。
プログラマーもサービスの企画段階から意見を求められることが多く、自分のアイデアをプロダクトに反映させるチャンスが多い。
「このサービスを自分の手でもっと良くしたい」という強い思いがある人や、ユーザーからのフィードバックを直接感じながら開発を進めたい人に向いている。
開発のスピード感も速く、新しい技術を積極的に採用する文化がある企業も多い。
一つのサービスに愛着を持ち、事業の成長と自身の成長を重ね合わせながら、じっくりと育てていきたいと考える人にとって、これ以上ない環境といえる。
5-5.高年収を目指すなら自社開発企業
自社開発企業は、高年収を目指しやすい環境でもある。
特に、急成長中のベンチャー企業や、すでに大きな収益を上げている人気サービスを持つ企業では、高い技術力を持つエンジニアを好待遇で迎え入れる傾向が強い。
会社の利益が上がれば、それが賞与や昇給といった形で社員に還元されやすい。もちろん、そのためには高いスキルレベルが求められる。
自分の技術力で会社の成長に直接貢献し、その成果が正当に評価される環境で働きたいと考える人にとって、大きなモチベーションになるだろう。
会社や実力によってはストックオプションを得る機会などもあり、大きなリターンを期待できる。
6.新卒からプログラマーに就職したい優良企業の特徴
就職活動では、企業の知名度や規模だけで判断するのではなく、この企業は「本当に成長できる環境か」を見極めたい!
特にプログラマーは、入社後の環境によって、その後のキャリアが大きく左右される。
ここでは、君がプログラマーとして良いスタートを切れる、優良企業に共通する特徴を解説する。
- 技術力が身につけられる環境が豊富
- 求人に仕事内容が詳しく書かれている
- 3年後のキャリアのロードマップがある
- 研修の内容がHPや面接で細かく説明
- 面接が2回以上かつ面接で深掘りされる
- 研修制度や資格補助が豊富にある
- 面接でプログラミング勉強中か聞いてくる
6-1.技術力が身につけられる環境が豊富
プログラマーとして成長できるかは、最初に入る会社の環境が重要になる。
会社によっては、君の「学びたい」という熱意を支援する制度や文化が整っている。成長意欲を歓迎する企業には、以下のようなスキルアップのための仕組みが多い。
- 社員主催の勉強会が盛ん
- コードレビューの文化
- 技術書の購入費用補助
これらの制度は、単なる福利厚生とは少し違う。 社員の成長が、会社の未来を作る原動力だと理解している。
企業のHPや採用ページを見て、エンジニアの成長を後押しする文化や制度があるか見極めることが大切だ。
6-2.求人に仕事内容が詳しく書かれている
求人に入社後の仕事内容が詳しく書かれている企業は信頼できる。
例えば、「プログラマー募集」や「システム開発」といった曖昧な言葉だけではダメだ!
どのようなプロジェクトで、どのプログラミング言語を使い、どのような業務(設計、開発、テストなど)からスタートするのかが、具体的に書かれているかを確認しよう。
特にSES企業の場合は、主な取引先やプロジェクトの例が記載されていると、入社後の働き方を想像しやすい。逆に、仕事内容の説明が抽象的で、「やる気次第で何でもできます」といった精神論が目立つ求人には注意したい。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、企業は仕事内容を正確に伝える責任がある。
求人の情報が詳細であるほど、企業側も自社の業務内容を理解しており、新入社員に何を期待しているかが明確である証拠だといえる。
6-3.3年後のキャリアのロードマップがある
新卒社員がどのように成長していくのか、具体的なキャリアパスを示してくれる企業は優良企業といえる。
例えば、「入社1年目は研修とOJTで基礎を学び、2年目からは小規模な機能開発を担当、3年目にはリーダーを目指す」といった明確なロードマップがあるかどうかが一つの指標だ。
これは、企業が社員の育成を場当たり的にではなく、計画的に行っている証拠でもある。
さらに、技術を極めるスペシャリストコースや、チームをまとめるマネジメントコースなど、多様なキャリアを選択できる制度があれば、より良い環境といえるだろう。
面接の場で、「新卒入社の方は、どのようなキャリアを歩まれることが多いですか?」と質問してみることで、企業の育成方針を確認できる。
6-4.研修の内容がHPや面接で細かく説明
新入社員が、入社後にどのようなステップで成長していくのか、3年後や5年後にどのようなキャリアを築けるのか、その道筋が示されている企業は優良企業といえる。
例えば、「1年目はプログラマーとして開発の基礎を学び、3年目には小規模な機能の設計を任せられるSEになる」といったモデルケースが明確だと、君も目標を持って仕事に取り組める。
こうしたキャリアは、採用ページや説明会資料で紹介されていることが多い。
もしキャリアに関する情報が見当たらなければ、面接で「新卒で入社された方は、3年後にどのようなお仕事をされていますか」と質問してみよう。
その回答が明確で、納得感のあるものであれば、人材育成に対する意識が高い企業だと判断できる。
6-5.面接が2回以上かつ面接で深掘りされる
選考プロセスが丁寧であることも、優良企業の特徴といえる。
面接が2回以上設定されており、かつ、その場で君自身の経験や考え方を深く掘り下げる質問をする企業は、君という人間をしっかり理解しようとしている。
例えば、優良企業では「学生時代に力を入れたこと」に対して、「なぜそれに取り組んだのか」「その時一番難しかった点は何か」「どう乗り越えたのか」と、次々に質問が飛んでくる。
逆に、面接が1回だけで終わったり、当たり障りのない質問だけで終わったりする場合は、十分な見極めをせずに入社を決めている可能性がある。
お互いのミスマッチを防ぐためにも、選考を通じて君自身を深く知ろうとしてくれる企業を選ぼう!
6-6.研修制度や資格補助が豊富にある
研修制度や資格取得の補助制度が豊富にある企業は、社員のスキルアップを積極的に支援している。
新入社員向けの研修だけでなく、中堅社員向けのマネジメント研修や、最新技術に関する研修などが用意されている点も確認しておきたい。
また、プログラマーのキャリアアップに役立つ「基本情報技術者試験」や「Java Silver」などの資格を取得した際に、受験費用が補助されたり、報奨金(お祝い金)が出たりする制度があるかも確認しよう。
これらの制度があるということは、社員が学ぶことを推奨する企業文化の表れだ。
会社の制度として学習がサポートされている環境であれば、モチベーションを保ちながらスキルアップができる。
求人に応募する前に、福利厚生の一環として、スキルアップの制度がどれだけ整っているかを確認してほしい。
6-7.面接でプログラミング勉強中か聞いてくる
面接でプログラミング学習の状況を聞かれた場合、その企業は良い会社である可能性が高い。
企業がこの質問をする意図は、現在の技術力だけを知るためではない。
企業側が最も確認したいのは、君が自ら進んで学ぶ姿勢や、仕事への意欲を持っているかどうかにある。高い技術を持つ学生よりも、今は経験が少なくても、自ら学んで成長する人材を求めている。
この質問に、現在学んでいる内容や今後の学習計画をはっきり話せると、採用担当者からの評価が高い。
面接で学習意欲を問うこと自体が、企業の人材育成に対する前向きな考えの表れと分かる。
7.新卒でプログラマーに就職するための書類選考の対策
書類選考は、君が採用担当者と出会う最初のステップだ。
書類選考の段階で君の魅力やポテンシャルを伝えきれなければ、面接に進むことすらできない。
ここでは、書類選考を突破するための重要なポイントを解説する。
- エントリーシート(ES)の頻出質問
- ポートフォリオを作成する
- 資格取得で選考通過率を上げる
7-1.エントリーシート(ES)の頻出質問
プログラマーの選考でも、エントリーシートの質問は他の職種とほとんど変わらない。
重要なのは、標準的な質問に対し、プログラマーとしての適性をどう回答に含めるかだ。多くの企業で聞かれる質問項目には、以下のようなものがある。
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- 志望動機
- 長所と短所
- IT業界を選んだ理由
例えば、ガクチカでは課題に対してどのように考え、地道に行動したのか、その過程を明確に示す。
自己PRでは、粘り強さや学習意欲の高さをアピールできる。
志望動機では、「なぜこの会社でプログラマーなのか」を君自身の経験と結びつけて説明する。
すべての回答で一貫性を持たせ、君がプログラマーとして活躍できる人材だと伝える内容が求められる。
7-2.ポートフォリオを作成する
プログラマー志望者にとって、ポートフォリオは、エントリーシート以上に、君のスキルと熱意を示す上で重要だ。
特にWeb系やアプリ系、ゲーム系のプログラマーを目指す場合、ポートフォリオの提出を求められることも多い。
たとえ簡単なものであっても、自分で企画し、開発し、完成させたという経験そのものが高い評価につながる。
理系の学生であれば、大学の研究で作成したプログラムやシミュレーションもポートフォリオになり得る。
ただ単に「作りました」と見せるだけでなく、「なぜそれを作ろうと思ったのか」「どの部分を工夫したのか」「開発で苦労した点はどこか」を説明できるようにしておきたい。
面接官は、作品の完成度以上に、君が自発的に学び、課題を解決しようとしたプロセスに興味がある。
7-3.資格取得で選考通過率を上げる
資格の取得は、書類選考の通過率を上げるのに役立つ。
特にプログラミング未経験の方は、資格を取得することによってIT分野に対する学習意欲と基礎知識を証明できる。企業側も、資格を持つ君を「IT分野への関心が高い」と判断しやすい。
プログラマーを目指す就活生には、「基本情報技術者試験」と「Java Siver」がおすすめだ。
「基本情報技術者試験」はITの基礎知識を問う国家試験で、働く土台の知識が身につく。
「Java Siver」は、Java言語の基礎文法を理解している証明になる。 Javaは多くの開発で使われるため、この資格は高く評価される場合も多い。
どちらも簡単に取得できる資格ではないが、その分だけ取得できると評価が高い。
8.新卒でプログラマーに就職するための面接対策
面接は、君が一方的にアピールする場ではなく、企業と君がお互いを理解するためのコミュニケーションの場である。
スキルだけでなく、君の人柄やポテンシャル、そして会社との相性が見られている。
自信を持って面接に臨むために、以下を参考にして準備をしておこう。
- プログラマーの就活で評価されるポイント
- プログラマーの面接で聞かれる頻出質問
- プログラマーの面接で聞かれる技術質問
8-1.プログラマーの就活で評価されるポイント
面接官は、君がプログラマーとして活躍できるポテンシャルがあるかを見極めようとしている。評価されるのは、完成されたスキル以上に、君の持つ素養なんだ。
例えば、面接官は君が物事を順序立てて説明できるか、つまり論理的思考力があるかを見ている。
また、IT業界は変化が速いため、未知の課題にも臆せず取り組む学習意欲や主体性が重視されるんだ。
システムの開発はチームで行うため、他者の意見を尊重し、自分の考えを的確に伝えるコミュニケーション能力も不可欠だ。
そして、これらの土台となるのが、「この仕事がしたい」という純粋なプログラマーへの熱意である。
面接では、これらのポイントを意識しながら、君自身の言葉で経験や考えを伝えることが重要になる。
8-2.プログラマーの面接で聞かれる頻出質問
一般的な面接の質問に加えて、プログラマー志望者ならではの質問をされることが多い。
事前に以下の質問への回答を準備しておくことで、面接の本番でも落ち着いて対応できる。
- なぜプログラマーになりたいのですか?
- どんなプログラマーになりたいですか?
- IT業界のどんなニュースに興味がありますか?
- チームで何かを成し遂げた経験はありますか?
- これまでに経験した挫折や失敗と、それをどう乗り越えましたか?
これらの質問には、正解はない。大切なのは、君自身の経験や考えをもとに、一貫性のあるストーリーとして語ることだ。
特に将来のビジョンに関する質問は、君のキャリアへの考え方や学習意欲を示す絶好の機会になる。
企業の事業内容と絡めて「御社の〇〇という技術を使って、将来的には〇〇なサービスを作れるエンジニアになりたい」と語れれば、より高く評価される。
8-3.プログラマーの面接で聞かれる技術質問
プログラマーの面接では、技術的な質問を通じてスキルレベルを測られる。
面接官は、君の技術への興味や学習の深さも確認している。 特にWeb系やアプリ系の企業では、技術質問の比重が高くなる傾向が強い。 想定される質問例は以下の通り。
- 今は、どのような技術を学んでいるのか?
- このポートフォリオでこの技術を使った理由は?
- 〇〇(技術名)について教えてください
プログラミング経験が浅い場合、正直に今のレベルを伝え、現在何を勉強しているか具体的に話す。
一例として、「現在はJava Silverの資格取得に向け、〇〇という参考書で学習中です。オブジェクト指向の理解に苦労していますが、毎日コードを書いて覚えています」といった答え方もある。
完璧な回答でなくても、技術に対して前向きに、自主的に学ぶ姿勢が評価につながる。
9.プログラマーの就活でおすすめの相談先3選
プログラマーの就職活動は、他の職種と比べても難易度が高い。
そのため、業界のリアルな情報や、企業ごとの特徴を知っているかどうかが、就活の進め方を左右するといえる。
一人で悩んで情報収集するのには限界があるため、専門家の力を借りることも一つの選択肢だ。
ここでは、プログラマー志望の就活生におすすめの相談先を3つ紹介する。
- ユニゾンキャリア就活
- レバテックルーキー
- paiza新卒
9-1.ユニゾンキャリア就活
ユニゾンキャリア就活は、ITエンジニアに特化した就活エージェントだ。
ユニゾンキャリア就活のキャリアアドバイザーはIT業界に精通しており、エンジニアの就活対策に強い。
そのため、各企業の事業内容や開発環境、社風といったネットだけでは分からないリアルな情報をもとに、君の希望や適性に合った企業を紹介してくれる。
さらに、ただ企業を紹介するだけでなく、以下のような手厚いサポートを受けられる。
- 自己分析の深掘りサポート
- 企業ごとのES添削
- 模擬面接とフィードバック
選考プロセス全体を伴走してくれるので、初めての就活でも安心して進めることができる。何から始めればいいか分からない、という人に特におすすめ!
9-2.レバテックルーキー
レバテックルーキーは、エンジニアを目指す学生に特化した就活エージェントだ。
このサービスは、IT業界を深く理解したキャリアアドバイザーが、君の適性や強みを丁寧に確認して教えてくれる。そのため、数多くの企業の中から、君にぴったりの求人を紹介できる。
もともとレバテックルーキーは、多くのエンジニアのキャリアを支援している会社が運営。だからこそ、業界の最新動向や技術トレンドについても豊富な情報を持っている。
多くの求人の中から、自分に合う企業を見つけたいと考える就活生にとって、心強い相談先になるだろう。
9-3.paiza新卒
paiza新卒は、プログラミングスキルで就職活動ができる、ユニークなサービスだ。
企業はそのランクを見て学生にスカウトを送るため、自分の技術力を直接企業にアピールできる。このサービスには、以下のようなメリットがある。
- 学歴や経験に関わらずスキルで評価される
- 書類選考なしで面接に進める求人がある
- 自分のプログラミングスキルの現在地がわかる
ポートフォリオがまだなくても、プログラミングの実力で評価されるチャンスがある。
「学歴には自信がないけれど、スキルには自信がある」という人や、自分の実力がどの程度通用するのか試してみたいという人にとって役立つサービスといえる。
10.【Q&A】プログラマー志望の就活生によくある質問
ここでは、プログラマーを目指す就活生からよく寄せられる質問に答えていく。
多くの人が同じような疑問や不安を抱えているんだ。ここでの回答が、君の悩みを解消する一助となればうれしい。
- 文系・未経験でもプログラマーになれますか?
- プログラミングができなくても大丈夫ですか?
- 学歴がないとプログラマーになれませんか?
- 大手企業に入るためにはどうしたらいいですか?
- 東京じゃないとプログラマーになれないですか?
10-1.文系・未経験でもプログラマーになれますか?
結論から言うと、文系・未経験からでもプログラマーになれる。
実際に、多くの文系出身者やプログラミング未経験の方が、プログラマーとして活躍している。充実した研修制度を設けて、一から育てる体制を整えている企業も多い。
大切なのは「プログラマーになりたい」という強い意欲と、自ら学ぶ姿勢といえる。
その熱意を、プログラミングの自主学習や資格取得への挑戦といった具体的な行動で示すことができれば、文系や未経験であることはハンデにはならない。
文系ならではのコミュニケーション能力や文章力があると、顧客との折衝やドキュメント作成において強みになる。
10-2.プログラミングができなくても大丈夫ですか?
求人への応募時点では、プログラミングができなくても大丈夫な企業は多い。
多くの企業がポテンシャル採用を行っており、入社後の研修で育成することを前提としている。
そのため、「研修でしっかり教えるので、今はできなくて当然」というスタンスの企業も少なくない。
ただし、「プログラミングの適性」があるかどうかは別問題といえる。 プログラミングは、論理的に物事を組み立て、地道な作業を繰り返す。
入社してから「自分には全く向いていなかった」と気づくのは、君にとっても企業にとっても不幸なことにつながる。
応募前に一度、学習サイトなどでプログラミングに触れてみることをおすすめする。
そこで「楽しい」「もっと知りたい」と感じられるなら、たとえ今できなくても、プログラマーとして成長していける可能性は高い。
10-3.学歴がないとプログラマーになれませんか?
学歴がなくてもプログラマーになることは十分にできる。
IT業界は、他の業界に比べて実力主義の傾向が強い。学歴よりも、個人のスキルや学習意欲、ポテンシャルが評価される。
特にベンチャー企業やWeb系の企業では、学歴フィルターを設けていないところが多い。もちろん、一部の大手企業では学歴を選考基準の一つにしている場合もある。
しかし、ポートフォリオやpaizaのようなスキル測定サービスを活用し、自分の技術力を示すことで、学歴に関係なく内定を勝ち取るチャンスは広がっている。
学歴を嘆くのではなく、それを補って余りあるスキルと熱意を身につけることに注力しよう。
10-4.大手企業に入るためにはどうしたらいいですか?
大手企業、特に人気の高いSIerや自社開発企業に入るためには、他の就活生との差別化が必要となる。
まず、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験といった国家試験を取得し、ITの基礎知識があることを客観的に証明するのが有効である。
さらに、質の高いポートフォリオを作成していると評価が高い。
単に動くだけでなく、なぜその技術を選んだのか、どんな工夫をしたのかを語れるようにしておくことで、高く評価される。
これらに加えて、以下の3つの行動も有効だ。
- 企業のインターンシップに参加し、早期から接点を持つ
- OB・OG訪問を通じて、リアルな情報を得る
- 就活エージェントを活用し、選考対策を徹底する
就活においては周到な準備と戦略が、難関企業の選考を突破する鍵となる。
10-5.東京じゃないとプログラマーになれないですか?
東京でなければプログラマーになれない、ということはない。
大阪、福岡、名古屋、札幌など、地方の主要都市にもIT企業は数多く存在し、プログラマーの求人も増えている。
近年ではリモートワークの普及により、地方に住みながら東京の企業の仕事をすることも可能になってきた。
ただし、求人数でいえば、やはり東京に集中している。
もし地方での就職を希望する場合は、プログラマーに強い就活エージェントを活用したり、オンラインでの会社説明会に積極的に参加したりして、情報収集を行うことが重要になる。
完全無料
手厚いサポートの就活支援!
4.8
Based on 373 reviews
powered by Google
はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
See All Reviews
11.手厚いサポートを受けるならIT専門のユニゾンキャリア
プログラマーとしての就職活動を進める場合、IT知識やスキルが問われるため、一人で対策を進めるのは難しい。
多くの就活生は「自分の選択した道が本当に正しいのか」「自分に適した企業が他にあるのではないか」といった不安を抱えてしまう。
そのような悩みを抱える就活生にとって、IT業界に精通している就活のプロのサポートは有効な手段になる。
11-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください!
在宅で働ける仕事に就きたいと思ったことがきっかけです。
元々は、大学で英語を学んでいたので航空業界や旅行業界を志望していたんですけど、働き方が心配になって…。
こういう業界ってシフト制で深夜まで働くことも多いじゃないですか。将来、出産や結婚をすることも考えると、長く働けるか不安になりました。
それで、別の業界を探すようになって、エンジニアなら在宅で働けることもあるから良いなと思うようになりました!
それと、エンジニアのスキルを身に付ければ、色んな業界のIT部門で働けるようになるし、キャリアの選択肢が広がるなって思ったこともきっかけのひとつです。
内定先に入社を決めた理由はなんでしたか?
やっぱり橋本さんからおすすめしていただいたという安心感があったのと、実際に社長さんと最終面接でお話したときに、すごく大らかな人で優しかったことが理由です。
トップの人がそういう人だったら安心して働けるなっていうのもあって、入社を決めました。
ユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
橋本さんがIT業界の説明からしっかりしてくれて、エンジニアとして働くイメージが持てました。
そのおかげで、本当に私はITに進んでいいんだな、未経験なりにもチャレンジしていいんだなって勇気をもらえました。
もしエンジニアを目指す友達がいたら、絶対におすすめしたいなって思うくらい、本当にいいエージェントさんだったなって思います!
11-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
プログラミングの勉強を始めてから就活はうまくいきましたか?
いえ、うまくいきませんでした…。書類選考は通るんですけど、一次面接で落ちてばかりで。
就活の途中からIT業界に絞ったので、「なぜIT業界を目指すようになったんですか?」と質問されることが多かったんですが、うまく答えられませんでした。
IT業界を目指すようになったのが大学4年の5月ということもあって、「本当にエンジニアになれるのかな」とずっと不安でした。
ひとりで面接対策をするのは難しいと思って、就活エージェントを探すようになりました。
ユニゾンキャリアではどんな面接対策を行いましたか?
面接で聞かれやすい質問をピックアップしてもらって、自分で考えた回答を添削してもらいました。
それと、面接がある日は毎回橋本さんに頼んで、面接の前に面接練習をしてもらっていました。
一次面接になかなか通らない状況だったので、何度も面接練習をしてくれたのはありがたかったです!
最後にユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
本当に学生に寄り添ってくれる就活エージェントさんだったな、と思います。
橋本さんに朝早くから面談をお願いした時も「高梨さんのためだったら早く来ます!」と言ってくださって。
IT業界の就活がうまくいかなくて悩んでいる人なら、誰にでもおすすめできる就活エージェントさんだなと思います。ありがとうございました!
ユニゾンキャリアはITエンジニアの就活に特化した支援サービスを行っている。
だからこそ、君が内定を獲得した後のキャリアまで見据えたサポートができる。
君がプログラマーとして納得のいくキャリアの第一歩を踏み出せるよう、私たちが全力でサポートする。
ぜひ、下のボタンから無料相談に申し込んでもらえると、本当にうれしい。