記事の概要
もし君が「エントリーシートは締切までに提出したらいいんでしょ!」と、単純に考えているのなら、この記事を読んでほしい。
エントリーシートの提出が遅いからといって理不尽に評価を下げられることはないが、早期に提出するメリットを享受できないのはもったいない。
この記事では、エントリーシートの提出タイミングによって評価が変わるのか、そもそも提出時期はいつが多いのかについて解説していく。
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1.エントリーシート(ES)とは?
エントリーシート(ES)とは、企業が採用選考の初期段階で、応募者の個性や価値観、ポテンシャルを知るために提出を求める独自の応募書類のことである。
多くの企業で、書類選考はこのESを中心に行われる。
つまり、ESは面接に進むための「通行手形」であり、就職活動における最初の関門といえる。
なぜこの会社で働きたいのか、入社後にどう貢献できるのか、あなた自身の…
1.【選考別】エントリーシートはいつから作成すべきか?
エントリーシートの作成は、選考スケジュールに合わせて計画的に進める必要がある。
ここでは、選考段階別にエントリーシート作成の適切な時期を解説していく。
- 大学3年の5月からは夏インターンのために作成
- 大学3年の9月からは秋冬インターンのために作成
- 大学3年の1月からは本選考に向けて作成
1-1.大学3年の5月からは夏インターンのために作成
夏インターン選考に向け、大学3年の5月頃から準備を始めるのが望ましい。
夏インターンは、本選考に先駆けて業界や仕事への理解を深める良い機会になる。特に人気企業や大手企業のインターンは応募者が多く、選考のハードルも低くない。
エントリーシートの作成には、自己分析で自分の強みやガクチカを整理する時間が必要になる。また、企業研究でその会社が求める人物像を把握する時間も欠かせない。
これらの準備をしっかり行うには、数週間かかることも想定しておきたい。
6月頃からエントリー受付が本格化する企業も多いため、5月の連休明けあたりから自己分析に着手する。5月中にはエントリーシートの骨子を固めておくと、余裕を持って応募できる。
1-2.大学3年の9月からは秋冬インターンのために作成
秋冬インターンの選考に向け、大学3年の9月頃から作成に取り掛かりたい。
夏インターンが終わったこの時期は、次の準備を始めるタイミングになる。夏に参加できなかった人や、別の業界も見ておきたい人にとって、秋冬インターンは重要な機会になる。
夏に比べて実施企業数は減る傾向にあるが、その分、本選考に直結するような内容の濃いプログラムを用意している企業も多い。
すでに夏インターンの選考でエントリーシートを作成した経験がある人は、その内容を見直す機会になる。夏インターンでの経験や、その後に進めた自己分析・企業研究の結果を反映させ、内容を良くしていく。
初めて作成する場合は、自己分析からじっくりと時間をかけて準備を進める。
秋冬インターンは10月〜11月頃に募集が始まることが多いため、9月中に準備を完了させておくと安心できる。
1-3.大学3年の1月からは本選考に向けて作成
本選考に向けて、大学3年の1月頃から準備を本格化させる時期になる。
経団連のルールでは広報活動の解禁が3月1日とされている。実際にはそれ以前からエントリーシートの受付を開始する企業も少なくない。特に外資系やIT業界の一部は、さらに早いスケジュールで選考が進む。
1月、2月は大学の定期試験と重なる時期でもあるため、計画的な準備が求められる。この時期までに自己分析や業界研究をある程度終えておくと焦らずに選考を進められるだろう。
そして、各企業のエントリーシートの設問に合わせて内容を調整できる状態にしておくのが理想になる。
インターン選考で作成したエントリーシートがある場合も、本選考用に「なぜその企業でなければならないのか?」をより深く掘り下げておきたい。
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4.8
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.エントリーシートの作成にかかる準備期間
エントリーシートを1社分仕上げるには、多くの準備時間が必要になる。
単に文章を書くだけでなく、その前段階が重要になる。自己分析、業界・企業研究、そして実際の執筆と、大きく分けて3つの工程がある。
ここでは、それぞれの工程でどれくらいの期間を見込むべきか、その目安を解説する。
- 自己分析(所要期間:数日~4週間)
- 業界・企業研究(所要期間:数日~2週間)
- 設問への回答執筆(所要期間:1日~1週間)
2-1.自己分析(所要期間:数日~4週間)
自己分析は、自分の強みや価値観などを言語化する重要な工程になる。エントリーシート作成の土台となるため、数日から4週間程度の期間を見込んでおきたい。
これまでの経験を振り返り、自分の強み、弱み、価値観、そしてガクチカを言葉にする作業には時間がかかる。
人によっては、すぐに自分の特徴を掴める場合もある。しかし、多くの人は自己分析に時間がかかるものと覚えておきたい。
自己分析の主な方法は、以下のとおりだ。
- 自分史の作成
- モチベーショングラフの活用
- 友人や家族による他己分析
上記の工程を丁寧に行うと、エントリーシートのあらゆる設問(自己PR、ガクチカ、長所・短所など)に対応できる。
2-2.業界・企業研究(所要期間:数日~2週間)
業界・企業研究は、企業の事業内容や求める人物像を調べる作業を指す。
自己分析が終わった後、数日から2週間ほどの期間を使って行う。まず、世の中にどのような業界があり、各企業がどのような事業を行っているかを知る。
例えば、就活サイトや業界地図を使い、各業界の特徴や企業の位置関係を大まかに把握する。興味を持った業界については、なぜ他の業界ではないのかを説明できるように深く掘り下げていく。
業界の全体像が分かったら、個別の企業研究に移る。企業のHP、採用ページ、説明会などで情報を集める。そこで、事業内容、社風、会社が求める人物像などを確認していく。
企業研究で最も大切なのは、「なぜ同業他社ではなく、その企業なのか」を明確にする作業になる。志望動機を作る上で、この会社を選んだ理由をはっきりさせることが欠かせない。
2-3.設問への回答執筆(所要期間:1日~1週間)
エントリーシートの質問への回答を執筆する際は、自己分析と企業研究が完了してから取り掛かりたい。
1社分のエントリーシートを書き上げるのにかかる時間は、1日から1週間程度が目安になる。もちろん、この時間は1社目にかかる時間を示す。2社目以降は作成した内容を応用できるため、時間は短縮されていく。
最初は「ガクチカ」や「自己PR」といった頻出の設問から書き始め、基本的な型を作っておくと効率良く進められる。
その後、企業独自の設問(例:「〇〇という事業についてどう思うか」など)に取り組む。
書いた文章は、必ず一度寝かせてから読み直す。声に出して読んでみると、文章のリズムや論理の飛躍に気づきやすい。
この推敲の時間をしっかり確保する作業が、エントリーシートの質を高める上で大切になる。
3.エントリーシートの提出時期が早い業界・企業
選考開始時期が早い業界を目指すなら、早めの準備が必要だ。
就職活動のスケジュールは、業界や企業によって大きく異なる。そのため、他の就活生よりも早くエントリーシートの準備を始める必要がある。
ここでは、一般的なスケジュールよりも早期にエントリーシートの提出が始まる主な業界とその時期の目安を解説する。
- 外資系企業は10月頃からエントリー開始
- テレビ業界は11月頃からエントリー開始
- IT企業は11月頃からエントリー開始
- 広告業界は12月頃からエントリー開始
- インフラ企業は1月頃からエントリー開始
3-1.外資系企業は10月頃からエントリー開始
外資系企業は、選考スケジュールが最も早い業界の一つになる。特に投資銀行部門やコンサルティングファームが早い。
早い企業では大学3年の10月頃からエントリーシートの受付を開始し、年内には内定が出るケースも珍しくない。外資系企業を目指す場合、選考前に以下の準備をやっておきたい。
- 論理的思考力を問う設問対策
- リーダーシップ経験の整理
- 英語での記述準備
これらの業界を志望する場合は、大学3年の夏休み中には自己分析やガクチカの整理を終える。
9月にはエントリーシートの準備を万全にしておく必要がある。周囲がまだ本格的に就活を意識していない時期から動くことが求められる。
3-2.テレビ業界は11月頃からエントリー開始
テレビ業界は、大学3年の11月頃から選考が始まる業界として知られる。
人気の高いキー局や準キー局などでは、この時期からエントリーシートの受付が始まることが多い。アナウンサー職などは、さらに早い時期から選考が始まる場合もある。
テレビ局のエントリーシートは、設問がユニークな点でも知られている。「あなたのキャッチフレーズを教えてください」「最近気になったエンタメは?」など、発想力や個性を問うものが目立つ。
また、制作職や技術職など、職種別の採用が多い。
そのため、なぜその職種を志望するのかを明確にする必要がある。マスコミ業界特有の対策が求められるため、早期からの業界研究と自己分析が欠かせない。
3-3.IT企業は11月頃からエントリー開始
IT業界は、大学3年の11月頃から選考が本格化する。特にメガベンチャーと呼ばれるような人気の高い企業は、選考開始時期が早い傾向にある。
この時期から秋冬インターンの募集が活発になり、それがそのまま早期選考につながるケースが多い。通年採用を行っている企業も多く、独自のスケジュールで選考が進む。
IT業界では、変化への対応力や学習意欲、論理的思考力が重視される。エンジニア職を志望する場合は、プログラミングの学習経験やインターンでの実務経験を問われることもある。
一方で、文系出身者も多く採用している企業では、ITへの興味やポテンシャルが評価される。企業の成長スピードが速いため、選考スケジュールも柔軟に変動しやすい。
3-4.広告業界は12月頃からエントリー開始
広告業界は、大学3年の12月頃からエントリー受付が始まる。
テレビ業界と同様に選考が早めの傾向があり、この時期から受付を開始する企業が出てくる。総合広告代理店やネット専業広告代理店など、企業によって特色が大きく異なる。
広告業界のエントリーシートも、発S想力や創造性を問うユニークな設問が多い。
「あなたを〇〇に例えてください」「10年後の広告を予測してください」といった、答えのない問いがある。自分なりの論理を立てて回答する力が求められる。
華やかなイメージがある一方で、業務は地道な分析や調整も多い。業界の動向やビジネスモデルをしっかり研究し、自分の強みをどう活かせるかを考える準備が必要になる。
3-5.インフラ企業は1月頃からエントリー開始
インフラ企業は、大学3年の1月頃から受付が始まる。電力、ガス、鉄道、通信といったインフラ企業は、比較的スケジュールが安定している業界として知られる。
それでも、この時期からはエントリーシートの受付が始まる企業が多い。社会基盤を支えるという性質上、安定志向の学生からの人気が高い。
インフラ業界では、責任感の強さや、チームで確実に業務を遂行する力が重視される。エントリーシートでは、派手な成果よりも、地道な努力を継続した経験が評価されやすい。
また、周囲と協力して物事を成し遂げた経験なども見られる。事業規模が大きく、仕事内容も多岐にわたる。
その企業で自分が何を成し遂げたいのか、なぜそのインフラ企業なのかを明確に伝えるための深い企業研究が求められる。
4.エントリーシートの提出が早いほど選考が有利な理由
エントリーシートを早く提出すると、選考で有利になる場合がある。
締め切りさえ守れば同じだと考える人も多い。実際には早めに提出すると、いくつかの利点が存在する。もちろん企業の人事体制にもよるが、早く出すことで得られるメリットは多い。
早くエントリーシートを提出すると有利になる理由について、以下の3つの側面から解説していく。
- 提出した順番に選考が進む
- 志望度の高さをアピールできる
- リクルーターがつく可能性がある
4-1.提出した順番に選考が進む
早く提出すれば、選考も早く進む。多くの企業では、提出されたエントリーシートを締め切り後に一斉に読み始めるのではない。
エントリーシートが届いた順番に目を通していく。この方法は、膨大な数のエントリーシートを効率良く処理するための現実的な運用方法になる。
この運用方法が、早く提出した就活生にとって有利に働く場合がある。人事担当者がまだ多くのエントリーシートに目を通していない段階で読んでもらえるため、印象に残りやすい。
また、選考プロセスが前倒しで進む結果、面接の日程も早い段階で設定されることが多い。
他の就活生よりも先に面接に進むと、その後の選考スケジュールにも余裕が生まれる。特に次の面接に向けた準備時間を確保できるのは、大きな利点になる。
4-2.志望度の高さをアピールできる
エントリーシートの早い提出は、志望度の高さのアピールにつながる。
エントリーシートを受付開始後すぐに提出する就活生は、人事担当者にとって好意的に映りやすい。「早くから自社に注目し、準備を進めてくれていた」と解釈できる。
もちろん、提出時期だけで合否が決まるわけではない。
内容が同程度の2枚のエントリーシートがあったとすると、片方が受付開始直後、もう片方が締め切り直前だった場合、前者の就活生により強い入社意欲を感じるのはごく自然な反応だ。
特に志望度を重視する企業においては、この「早く動く」という行動そのものが評価される。言葉で「第一志望です」と語る以上の説得力を持つ場合がある。
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1.Webエントリーシートとは?
Webエントリーシートは、企業の採用HPなどからネット経由で提出する応募書類を指す。
これは、PCやスマホで入力して送信する形式で、従来の紙(手書き)とは違う。この形式が普及した背景には、企業側の管理効率化と就活生の利便性向上という両方の目的がある。
一方で、この手軽さゆえの欠点も存在する。例えば、入力中に通信が途切れると、作成した内容が消えてしまう危険が潜む…
4-3.リクルーターがつく可能性がある
エントリーシートの提出が早く内容が良ければ、リクルーターがつく場合がある。
この制度は全ての企業に当てはまるわけではない。しかし、早くエントリーシートを提出し、その内容が人事担当者の目に留まった場合には可能性がある。
リクルーターがつけば、通常の選考ルートとは別に、面談の機会が設けられたり、選考に関する有益な情報を得られたりもする。この仕組みは、選考を有利に進める上で大きな助けとなる。
企業側としても、優秀だと感じた学生を早期に囲い込みたい。
その「優秀な学生」リストに早く入るためにも、質の高いエントリーシートをいち早く提出しておきたい!
5.エントリーシートの提出に失敗しないための対策
エントリーシートの提出で失敗しないためには、事前の対策が重要になる。
内容の質を高める点と、提出期限を守る点の両方が求められる。特に複数の企業にエントリーする場合、スケジュール管理が煩雑になりやすい。
ここでは、エントリーシートの提出で失敗を避けるために、今すぐ実行できる4つの対策を紹介する。
- スマホに提出日を保存して確認
- 応募する企業の業界を広げ過ぎない
- よくある設問は回答の雛形を用意
- 第三者に添削してもらい通過率UP
5-1.スマホに提出日を保存して確認
エントリーシートの提出日の徹底した管理は、最も基本的かつ重要な対策になる。
就活中は、数十社のエントリーシート締め切りが同時進行で迫ってくることも珍しくない。人間の記憶だけに頼るのは危険が伴う。
以下の情報を管理するのが望ましい。
- 企業ごとのIDとパスワード
- エントリーシートの提出状況
- 各社の締め切り日時
まずは、スマホのカレンダーアプリやリマインダー機能を使う。企業のマイページを確認したら、その場で「〇〇社ES締切」と登録しておきたい。
その際、締め切り当日だけでなく、「3日前」や「1週間前」にもアラートが鳴るように設定しておくのがコツだ。これにより、直前になって慌てる事態を防げる。
5-2.応募する企業の業界を広げ過ぎない
応募する業界をある程度絞ると、管理がしやすくなる。
就活初期は視野を広げるのも大切だが、エントリーシートの提出段階で業界を広げ過ぎると、管理が破綻しやすくなる。
応募している業界が異なれば、志望動機や自己PRの切り口も変える必要があり、1社ごとにかかる負担が大きくなる。
内閣府の調査によれば、就活生のエントリーシートの提出社数は10〜19社が最も多い。闇雲に増やすのではなく、自分の軸に沿って応募する業界を2〜3程度に絞る。
それにより、企業研究の効率が上がり、質の高いエントリーシートを余裕を持って提出できるようになる。
参照:内閣府
5-3.よくある設問は回答の雛形を用意
頻出の設問については、あらかじめ回答の雛形を用意しておく。
エントリーシートで問われる設問には、「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」「長所・短所」など、多くの企業で共通するものが存在する。
この雛形を用意しておけば、企業ごとにゼロから文章を考える必要がなくなる。企業Aにはこのエピソード、企業Bにはこちらの強みを強調しよう、といった形で調整したい。
雛形を企業の求める人物像に合わせて調整(カスタマイズ)するだけで済む。この方法で、作成時間を大幅に短縮できる。
ただし、志望動機だけは雛形の使い回しが難しい。ここは企業ごとにしっかりと研究し、なぜその企業でなければならないのかを自分の言葉で伝える必要がある。
5-4.第三者に添削してもらい通過率UP
エントリーシートを書き上げたら、必ず自分以外の第三者に添削してもらう。
自分では完璧だと思った文章でも、他人から見れば「何を言いたいのか分かりにくい」「論理が飛躍している」といった問題点が見つかる場合が多い。
添削を依頼する相手としては、以下の人たちが考えられる。
- 大学のキャリアセンターの職員
- 信頼できる部活やサークルの先輩
- 就活エージェントのキャリアアドバイザー
特に就活エージェントは、選考通過のノウハウを持っている。客観的な視点で「企業の採用担当者がどう読むか」という観点から、改善点を指摘してもらえる。
自分一人で抱え込まず、他者の視点を入れると、エントリーシートの通過率は格段に上がる。
6.エントリーシート提出日の直前で準備するリスク
エントリーシートの準備を締切の直前まで先延ばしにするのは、多くの問題がある。
「締め切りに間に合えばいい」という考えは、就活において命取りになりかねない。ギリギリの準備は、精神的な余裕を奪うだけでなく、選考結果にも悪影響を及ぼす。
ここでは、エントリーシートの締め切り直前での準備がもたらす3つのリスクについて解説する。
- 提出が締め切りに遅れてしまう
- 質の低い内容で選考が通らない
- 常に就活が後手に回りうまく進まない
6-1.提出が締め切りに遅れてしまう
最も致命的なのは、提出そのものが締め切りに間に合わなくなる点にある。
Web提出の場合、締め切り間際はアクセスが集中し、サーバーが重くなる。実際に、以下のようなトラブルが発生する可能性があるから注意したい。
- サーバーが重く送信できない
- 郵送の締切日を勘違いする
- 郵便局の配達日数を読み間違う
例えば、「23時59分締切」の場合、23時50分から作業を始めても、サーバーダウンで提出ボタンが押せなければ、それまでの努力は全て水の泡となる。
締め切りを1分でも過ぎれば、そのエントリーシートは受け付けてもらえない。これでは選考の土俵に上がることすらできない。
6-2.質の低い内容で選考が通らない
締め切り直前で慌てて作成すると、エントリーシートの質は低くなる。
自己分析や企業研究が不十分なまま書き進める状態になる。そのため、志望動機はありきたりな内容になり、自己PRも企業の求める人物像とずれたものになる可能性が高い。
また、文章を推敲する時間が十分に取れない。誤字脱字や「てにをは」の間違い、論理的でない文章構成など、細かなミスが残ってしまう。
人事担当者は何百、何千というエントリーシートを読んでいる。その中で、準備不足で質の低いエントリーシートはすぐに見抜かれてしまう。
時間をかけて丁寧に準備したライバルのエントリーシートと比べられれば、選考を通過できないのは当然の結果といえる。
6-3.常に就活が後手に回りうまく進まない
エントリーシートの準備がギリギリだと、就活全体に悪影響が及ぶ。
一つの締め切りに追われている間は、他の企業の対策や、次のステップであるWebテスト、面接の準備に時間を割くことができない。
例えば、A社のエントリーシートをギリギリで提出し終える。その頃には、B社のエントリーシートの締め切りが明日に迫っている、といった自転車操業の状態に陥る。
これでは、面接対策どころではない。常に目の前のタスクに追われ、精神的な余裕がなくなる。
序盤のエントリーシート提出でつまずくと、その後のすべてのスケジュールが後手に回る。結果的に満足のいく就活ができなくなるリスクが高まるだろう。
7.エントリーシートに悩む就活生からのよくある質問
エントリーシートの作成時期や提出期限について、疑問を持つ就活生は多い。
提出に関する疑問をあらかじめ解消しておくと、いざという時に慌てずに行動できる。
ここでは、エントリーシートの提出時期に関するよくある質問に回答していく。疑問点をなくし、スムーズな提出準備につなげてほしい。
- エントリーシートの提出期限がわからない場合は?
- エントリーシートの提出期限は平均どのぐらいですか?
- エントリーシート提出ギリギリでも内定が出ますか?
7-1.エントリーシートの提出期限がわからない場合は?
エントリーシートの提出期限が不明な場合、まずは情報を徹底的に確認したい。
企業の採用ページや、登録している就活サイトのマイページを隅々まで確認する。多くの場合、「募集要項」や「選考フロー」のセクションに明記されている。
確認すべき場所は、以下のとおりだ。
- 企業の採用ページ
- 就活サイトのマイページ
- 企業からの案内メール
プレエントリー後に送られてくるメールを再確認するのも有効な方法になる。
企業からの案内メールに、マイページへのログイン情報や、その後のスケジュールが記載されていることが多い。
7-2.エントリーシートの提出期限は平均どのぐらいですか?
エントリーシートの提出期限は、企業によって様々だ。
一般的な傾向としては、募集開始から締め切りまで「2週間〜1ヶ月程度」の期間が設定されることが多い。ただし、企業の規模や採用方針によって、この期間は大きく変動する。
例えば、 募集期間が短いケースには以下のようなものがある。
- 外資系企業
- 一部のベンチャー企業
- 早期選考や特定職種の募集
上記の場合、募集期間が1週間程度と短く設定されることもある。
一方で、大企業が複数回に分けて締め切りを設定している場合(1次締切、2次締切など)もある。 その場合、トータルの募集期間が数ヶ月にわたるかもしれない。
就活生にとって大切なのは、君が応募した一社一社の締め切りを、採用ページや就活サイトで正確に把握することだ。スケジュール管理アプリなどを使い、見逃しがないように管理する。
7-3.エントリーシート提出ギリギリでも内定が出ますか?
提出がギリギリでも、内定が出る可能性は十分にある。
もちろん、エントリーシートの提出が締め切りギリギリだったとしても、それだけで不採用になるわけではない。
企業が最も重視するのは、あくまでもエントリーシートの内容そのものと、その後の面接での評価にある。
エントリーシートの提出が遅れたとして、中身を見ずに落とすようなことはない。しかし、この記事で解説してきたように、ギリギリの提出には多くのリスクが伴う。
「サーバーが混み合って提出できないリスク」や「焦って書くことによる質の低下リスク」が潜む。また、「早く提出した学生が先に選考に進んでいる」という事実もある。
内定の可能性をゼロにはしないが、自ら不利な状況を作り出している点に変わりない。
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また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
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仲野洵良01:35 04 Jun 25
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これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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8.IT業界の就活成功を目指すならユニゾンキャリア
IT業界の就活は、他の業界と比べて独特な点が多い。企業ごとに選考の時期や、求める人物像が大きく異なる。
そのため、一人で情報を集めて対策を進めるのは難しい場合もある。
IT業界を専門とする就活エージェントに相談すると、君の就活がうまく進みやすい。ユニゾンキャリアは、エンジニアの就活を専門に支援しているので、ぜひ相談してみてほしい。
8-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
最初からIT業界で就職活動を進めていましたか?
最初は大学で音楽活動をやってたので、「自分の好きなことを仕事にできたらいいな」と思って、音楽業界で就活していたんですよ。
でも、実際に内定をもらったりする中で、年収や将来性のことで不安を感じるようになって…。音楽業界ってやっぱり給料が低くて、残業時間も月40時間以上あったりもして。
だから、「好き」だけでやっていける世界ではないのかなって、現実を考えちゃいました。
将来性も、今はYouTubeとか面白いものが分散してるじゃないですか?
だから昔みたいに大きなものを作るのは、だんだん難しくなるのかなあって思って。
その点、IT業界なら需要もなくならないだろうし、スキル次第で年収も上げられるって聞いて。将来ITから音楽業界に関わることはできても、その逆はちょっと難しい気がして、IT業界を目指すことにしました。
ユニゾンキャリアを利用してIT業界の理解は深まりましたか?
はい、深まったというか、見方が全然変わりました。
やっぱりIT特化のエージェントさんっていうだけあって、担当キャリアアドバイザーの橋本さんが教えてくれる情報がすごくリアルでした。
例えば、「文系の未経験だと、SESっていう働き方で自分の希望とは違う現場に派遣されちゃうこともあるよ」とか、ほかのエージェントさんでは教えてくれなかったIT業界の現実をしっかり教えてくれたんです。
おかげで、それまで僕がぼんやり考えていた「エンジニア」のイメージと、実際のキャリアパスには違いがあるんだって理解できました!
会社ごとの詳しい情報もたくさん持ってて、自分に合っているか判断するのにすごく助かりました。
ちなみに面接への自信はつきました?
はい、つきました!「AIだけじゃ足りないな」っていう部分を橋本さんに補ってもらいました。
面接に自信がなかったので、自己紹介とか自己PRで話したほうが良いことをしっかり教えてもらえたのはすごく心強かったです。
「IT業界の人にはこういうことを言った方が響くよ」とか、過去の人の回答を見せてもらいながらアドバイスしてくれたので、すごくわかりやすかったです!
企業に合わせて面接で話すことをカスタマイズしていくっていうのは、業界をちゃんと知っている方にお願いしないと難しいので、本当に助かりました。
8-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
就活で不安だったことは何ですか?
納得して入社できる企業から内定をもらえるかわからなくて不安でした。
自分が働きたいと思える会社があったとしても、そこから内定もらえるとは限らないし…。
「今、内定もらってる企業は自分にとってベストなんだろうか?」って悩んでました。
就活は妥協するものじゃないと思いつつも、どこにも就職できないんじゃないかっていう不安もあって…。気持ちの整理がつかない時期がありましたね。
ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
主に面接対策ですね。
私は面接に自信がなかったので、面接で聞かれる質問への回答をまとめて、担当キャリアアドバイザーの橋本さんに添削してもらいました。
実は初めての面接で想定外の質問をされて頭の中が真っ白になったんです…。
橋本さんから面接で聞かれる質問を教えてもらってからは、面接の準備ができたのでどんな質問にでも答えられるようになりました!
今後の目標を教えてください!
まずは基礎をしっかり身につけて、一人前のエンジニアになりたいです。
私と同じように未経験で入ってくる方に、自分が先輩として教えられるようになりたいですね。
女性エンジニアのロールモデルとして誰かの参考になれたらいいなとも思っています。
エンジニアはリモートワークなど柔軟な働き方ができて、女性にもすごくおすすめの仕事だと思うので、もっと女性が増えてほしいです…!
ユニゾンキャリアは、IT業界の就活を専門に支援している。
IT業界の各企業が応募書類で何を見ているか、どんなガクチカや自己PRが評価されるかを把握している。そのため、君が企業から評価されるポイントを理解するのに役立つ。
君がIT業界でどんな仕事に向いているか、どの企業であれば君の良さを最大限に活かせるのかを一緒に見つけていきたい。
まずは、無料相談は下のボタンからしてほしい。