記事の概要
エントリーシートを完成させた後、「どうやって提出すればよいか」は重要な確認事項だ。
提出方法には、企業の採用ページからのWeb提出、メール添付、郵送、そして面接時の手渡しと、主に4つの形式がある。
企業によって指定される方法が異なるため、それぞれの正しいマナーと手順を覚えておく必要がある。
特に、メール提出や郵送では、ビジネスマナーやセキュリティへの配慮が問われる。提出方法のミスで、君の評価が下がってしまうのは避けたい。
この記事では、エントリーシートの提出方法4種類それぞれの出し方と、共通する提出時の注意点を解説していく。
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1.エントリーシート(ES)とは?
エントリーシート(ES)とは、企業が採用選考の初期段階で、応募者の個性や価値観、ポテンシャルを知るために提出を求める独自の応募書類のことである。
多くの企業で、書類選考はこのESを中心に行われる。
つまり、ESは面接に進むための「通行手形」であり、就職活動における最初の関門といえる。
なぜこの会社で働きたいのか、入社後にどう貢献できるのか、あなた自身の…
1.エントリーシートの主な提出方法は4つ
エントリーシートの提出方法は、企業からの指示によって決まる。
現在では企業の採用ページ(マイページ)からの提出が主流だが、メール添付や郵送、手渡しを指定されることも少なくない。どの方法であっても、守るべきマナーや手順がある。
- メールに添付して提出する
- 紙のまま郵送で提出する
- 面接を行う際に直接提出する
- 企業の採用ページで提出する
1-1.メールに添付して提出する
企業からメールでの提出を指示された場合、作成したエントリーシートをファイルとして添付し、メール本文と共に送信する。
この方法は、Webフォームがない企業や、特定の担当者とすでに直接やり取りしている場合に見られる。
メールの提出で重視されるのは、ビジネスマナーとセキュリティへの配慮だ。エントリーシートは個人情報を含むため、ファイルをPDFに変換し、パスワードを設定していく。
件名や本文の書き方、署名の付け方など、ビジネスメールの基本を守る必要がある。
郵送のような物理的な手間はかからないが、PCスキルの基本と情報管理の意識が試される。送信時間帯などにも気を配る必要があり、細やかな対応が求められるだろう。
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1.エントリーシート提出用のメールを書く方法
エントリーシートをメールで送る際は、Webの提出フォームとは異なり、ビジネスメールとしての体裁を整える必要がある。
基本的なマナーが守られていないと、内容を確認する前にマイナス印象を持つかもしれない。
ここでは、就活で送る必要のあるメールの基本2つを解説していく。
1-1.一般的なメールの書き方を覚えておく
就職活動で使うメールは、友人とのやり…
1-2.紙のまま郵送で提出する
紙のエントリーシートを郵送で提出する方法は、古くからある形式だ。
企業指定の用紙に手書きで記入した場合や、Webでの受付を行っていない企業で使われる。郵送の場合は、準備すべきものが多い。
エントリーシート本体の他に、送付状(添え状)、それらを入れるクリアファイル、そしてA4サイズが折らずに入る「角形A4号」または「角形2号」の白い封筒が必要になる。
封筒の宛名書きや、貼付する切手の代金(普通郵便で問題ないが重さによる)の確認も求められる。
また、「〇日必着」なのか「〇日当日消印有効」なのかによって、投函すべきタイミングが変わる。そのため、期限の確認は特に注意深く行いたい。
1-3.面接を行う際に直接提出する
選考の過程で、面接官や受付の担当者にエントリーシートを直接手渡しするよう指示されることもある。
これは、1次面接や説明会の場で、応募者の本人確認や書類の回収を同時に行うためだ。
手渡しの場合、書類を裸のまま持ち歩くのはマナー違反となる。郵送時と同じように、エントリーシートはクリアファイルに挟み、封筒に入れた状態で持参する。
封筒には宛名を書く必要はないが、裏面には自分の大学名と氏名を記載しておく。渡すタイミングは、面接官から「エントリーシートをお預かりします」と声をかけられた時にしよう。
すぐに取り出せるようカバンの中に準備しておき、封筒から出してクリアファイルごと両手で渡すのが丁寧な対応になる。
慌てないよう、事前にカバンのどの場所に入れておくか決めておくとよい。
1-4.企業の採用ページで提出する
現在、最も多くの企業で採用されているのが、企業の採用ページ(マイページ)上にある専用フォームから提出する方法だ。
企業側が応募者情報をデータで一元管理しやすいため、主流となっている。この方法では、まずマイページにログインし、指定されたフォームに氏名や連絡先などの情報を入力していく。
自己PRやガクチカなども、Web上のテキストボックスに直接書き込む形式と、作成済みのファイルをアップロードする形式の両方がある。
ファイルで提出する場合、企業から「PDF形式」「Word形式」などファイル形式が指定されていることも多い。
必ずその指示に従う。締切時間になるとフォーム自体が閉鎖されるため、時間厳守が求められる。
入力中に回線が途切れる危険性もあるため、内容は別途テキストエディタなどで下書きしておこう。
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4.8
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.エントリーシートをメールで提出する方法
メールでの提出は、手軽に見える反面、ビジネスマナーが直接問われる場面だ。
採用担当者は、メールの文面やファイルの扱い方で、君の丁寧さや誠実さを見ている。
ここでは、メール提出で失敗しないための3つの手順を解説していく。
- PDFに変換してパスワード設定
- メール本文は型に沿って作成
- パスワードは2通目で送る
2-1.PDFに変換してパスワード設定
エントリーシートをメールで送る際、WordやExcelのファイルのまま送るのは避ける。
受け取る側のPC環境(OSやソフトのバージョン)によって、君が作成したレイアウトが崩れて表示される危険性があるからだ。
必ずPDF形式に変換し、どの環境でも同じように閲覧できるようにする。さらに重要なのがパスワードの設定だ。
エントリーシートには氏名、住所、電話番号、学歴といった重要な個人情報が詰まっている。これを保護せずに送信するのは、セキュリティ意識が低いと判断されかねない。
WordやPDF編集ソフトの機能を使って、ファイルを開くためのパスワードを設定する。これは応募書類を送る際の必須のマナーだと覚えておきたい。
ファイル名も「ES_大学名_氏名.pdf」のように、相手が管理しやすいものに設定しよう。
2-2.メール本文は型に沿って作成
メール本文は、用件を伝えるためのビジネス文書だ。基本の型に沿って簡潔に作成する。
必要な要素は「件名」「宛名」「本文(挨拶・本題・結び)」「署名」の4つである。
件名は「エントリーシートご送付の件/氏名(〇〇大学)」のように、一目で用件と差出人が分かるものにする。宛名は、企業名、部署名、担当者名を正式名称で正確に記載しよう。
本文では、挨拶と名乗りの後、「ご指示いただいたエントリーシートを添付します」と本題を伝える。最後に「ご確認のほどお願い申し上げます」と結びの言葉を添える。
そして、末尾には必ず自分の大学名、氏名、連絡先(電話・メール)を記載した署名を付け加えたい。送信する時間帯も、企業の営業時間内にする配慮を見せよう。
2-3.パスワードは2通目で送る
エントリーシートのPDFファイルに設定したパスワードは、ファイルを添付した1通目のメールとは別のメールで送る。
これは、万が一1通目のメールの宛先を間違えた場合に、個人情報が詰まったファイルと、それを開く鍵(パスワード)が同時に第三者に渡ってしまうのを防ぐためのセキュリティ対策だ。
1通目のメールで「パスワードは後ほど別メールにてお送りします」と予告した後、間を空けずに2通目のメールを送信する。
2通目の件名は「【パスワード】エントリーシートご送付の件/氏名(〇〇大学)」のように、1通目と関連があることが分かるようにしておきたい。
本文では「さきほどお送りしたファイルのパスワードです」と簡潔に伝え、パスワードのみを記載する。
1通目と2通目のメールが、採用担当者の受信ボックスから離れてしまうことも想定し、どちらのメールにも必ず署名を入れておく。
3.エントリーシートを郵送で提出する方法
郵送での提出は、Web提出に比べて物理的な準備物が多く、時間もかかる。アナログな方法だからこそ、丁寧さや計画性が求められる。
書類の準備から投函のタイミングまで、郵送で提出する際の4つのポイントを解説していく。
- 郵送に必要なものを準備する
- 氏名や添付書類を記載した送付状を用意
- 普通郵便が基本だが締切も考慮
- いつまでに投函すべきか要確認
3-1.郵送に必要なものを準備す
エントリーシートを郵送する際は、書類本体以外にも準備すべきものがある。
まずは「A4サイズの書類を折らずに入れられる封筒」だ。ビジネス文書では「角形A4号」または「角形2号」の白い封筒を使う。茶封筒は事務的な用途で使われることが多く、応募書類にはふさわしくないとされている。
次に、送付状(添え状)だ。誰が何を何枚送ったかを示すための書類で、これもA4サイズで作成していく。
そして、エントリーシートや送付状といった書類全てをまとめるための「クリアファイル」も用意する。これにより、郵送中に雨で濡れたり、折れ曲がったりするのを防げる。
最後に、封筒に貼る「切手」も必要だ。重さによって料金が変わるため、郵便局の窓口で確認するのが確実な方法といえる。
3-2.氏名や添付書類を記載した送付状を用意
郵送で応募書類を送る際は、「送付状(添え状)」を同封するのがビジネスマナーだ。
送付状とは、誰が、何を、何枚送ったのかを一覧で示すための表紙のような書類である。基本的には、A4用紙1枚で作成する。記載する項目は以下のとおりだ。
- 日付(投函日)
- 宛名(企業名・部署名・担当者名)
- 差出人(自分の大学名・氏名・連絡先)
- 件名(「エントリーシートご送付の件」など)
- 本文(簡潔な挨拶)
- 同封書類の一覧(「1. エントリーシート 1部」のように)
採用担当者は、まずこの送付状を見て、必要な書類が全て揃っているかを確認する。これが無いと、丁寧さに欠ける印象を与えかねない。
3-3.普通郵便が基本だが締切も考慮
エントリーシートを郵送する際の配送方法は、基本的に「普通郵便」で問題ない。
企業側も、普通郵便で届くことを想定している。書留や簡易書留は、受取時に受領印が必要となる。かえって企業側の手間を増やしてしまう可能性があるため、避けた方がよい。
ただし、締切日が差し迫っている場合は別だ。普通郵便は、届くまでに数日かかることや、土日の配達が行われないことを考慮する必要がある。
もし締切まで余裕がない場合は、「速達」を利用する。速達料金が追加でかかるが、配達日数が短縮され、土日も配達される。
締切から逆算し、余裕を持って普通郵便で出すのが一番だが、状況に応じて速達も判断しよう。料金不足は論外であり、必ず郵便局窓口で確認したい。
3-4.いつまでに投函すべきか要確認
郵送で最も注意すべきなのは、提出期限の定義だ。
企業が指定する期限には、「〇月〇日 必着」と「〇月〇日 当日消印有効」の2種類がある。この違いを正確に理解しておこう。
「必着」は、その日付までにエントリーシートが企業に届いていなければならないことを意味する。郵便局のHPなどで配達にかかる日数を調べ、締切の数日前には投函を終えておく。
「当日消印有効」は、その日付の郵便局の消印(スタンプ)が押されていれば、企業への到着が翌日以降になっても受け付けてもらえる。
ただし、ポストに投函する場合、集荷時間を過ぎると翌日の消印になってしまう。
どちらの場合も、郵便局の窓口で手続きするのが最も確実だ。期限を1日でも過ぎれば、受け付けてもらえないと考える。
4.エントリーシートを手渡しで提出する方法
面接や説明会の場で、エントリーシートを直接手渡しするよう指示されることもある。
この方法は、採用担当者と対面した状態で行われるため、書類そのものだけでなく、君の立ち振る舞いやマナーも見られる。
そのため、エントリーシートを手渡しで提出際は、以下の点に注意したい。
- 忘れないように外出前にバッグを確認
- 封筒に入れてクリアファイルに挟む
- 採用担当者や受付に求められたら提出
4-1.忘れないように外出前にバッグを確認
面接時に手渡しする場合、最も基本的なことだが、エントリーシート本体を自宅に忘れるのは絶対に避けたい。
面接会場で「忘れました」では、その時点で志望度が低い、あるいは準備不足だと判断されても仕方がない。
面接当日の朝、家を出る前に、必要な書類(エントリーシート、企業の資料、筆記用具など)が全てカバンに入っているかを必ず指差し確認する。
また、カバンの中で他の荷物と擦れて汚れたり、折れ曲がったりしないよう、クリアファイルや封筒に入れた状態で、カバンの専用の仕切りなどに入れておく。
当たり前のことを当たり前に準備しておくことが、評価の土台となる。前日の夜にもう一度確認すると、より安心できるだろう。
4-2.封筒に入れてクリアファイルに挟む
エントリーシートを手渡しする場合でも、書類を裸で持っていくのはマナー違反だ。
郵送時と同様に、まずエントリーシートをクリアファイルに挟む。これは、汚れや折れを防ぐだけでなく、相手が受け取った後に扱いやすくするための配慮でもある。
そして、そのクリアファイルをさらに封筒に入れる。郵送ではないため、封筒に宛名を書いたり、切手を貼ったりする必要はない。
ただし、封筒の裏面左下には、自分の大学名と氏名を記入しておく。誰の書類か分かるようにするためだ。
封筒の封(のり付け)はせず、採用担当者がすぐに中身を取り出せるようにしておく。色は郵送時と同じく、白い封筒(角形A4号または角形2号)が望ましい。
4-3.採用担当者や受付に求められたら提出
エントリーシートを渡すタイミングは、君自身が判断するのではなく、企業側の指示に従う。
面接会場に到着し、受付で「エントリーシートをお持ちでしたら、こちらでお預かりします」と言われた場合は、その場で提出する。
特に指示がなければ、面接室に入り、面接官から「はじめにエントリーシートを提出してください」と求められたタイミングで渡すのが一般的だ。
渡す際は、カバンから封筒ごと取り出し、封筒からクリアファイルを出して、相手が読みやすい向き(相手から見て正面)にして両手で差し出す。
「こちらがエントリーシートです。よろしくお願いいたします」と一言添えると丁寧な印象になる。
5.エントリーシートを採用ページで提出する方法
現在最も一般的な提出方法が、企業の採用ページ(マイページ)を使ったWeb提出だ。
企業側が応募者情報を一元管理できるため、多くの企業がこの形式を採用している。Web提出ならではの注意点や手順を3つのポイントで解説していく。
- 指定されたファイル形式を確認
- ファイル名は分かりやすく設定
- Web上のフォームに記入&提出
5-1.Web上のフォームに記入&提出
採用ページでの提出は、ファイルをアップロードするだけでなく、Web上のフォームに直接テキストを入力する形式も多い。
氏名や連絡先といった基本情報に加え、自己PRやガクチカ、志望動機などを「400字以内で入力してください」といった形で、指定のテキストボックスに書き込む。
この時、Webの画面上で直接文章を考えると、誤ってブラウザを閉じてしまったり、通信エラーで入力内容が消えたりする危険性がある。
あらかじめWordやメモ帳などの別のツールで文章を作成・保存しておき、それをコピー&ペーストでフォームに貼り付けるのが安全だ。
また、提出ボタンを押す前に、全ての項目が正しく入力されているか、誤字脱字がないかを必ず見直す。
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1.Webエントリーシートとは?
Webエントリーシートは、企業の採用HPなどからネット経由で提出する応募書類を指す。
これは、PCやスマホで入力して送信する形式で、従来の紙(手書き)とは違う。この形式が普及した背景には、企業側の管理効率化と就活生の利便性向上という両方の目的がある。
一方で、この手軽さゆえの欠点も存在する。例えば、入力中に通信が途切れると、作成した内容が消えてしまう危険が潜む…
5-2.指定されたファイル形式を確認
企業の採用ページからエントリーシートを提出する際、ファイルでアップロードする形式がよく見られる。
この時、企業側がどのファイル形式を指定しているかを必ず確認しておく。
一般的には「PDF形式(.pdf)」を指定することが多いが、企業によっては「Word形式(.docx)」や「Excel形式(.xlsx)」を指定するところもある。
これは、企業側が受け取ったデータを加工したり、システムに取り込んだりする際の都合によるものだ。
指定と異なる形式で提出すると、ファイルが開けなかったり、正しく読み込めなかったりして、その時点で選考対象外となる危険性がある。
募集要項の注意書きをよく読み、指定された形式でファイルを用意する。ファイルサイズの上限にも注意しておきたい。
5-3.ファイル名は分かりやすく設定
アップロードするエントリーシートのファイル名も、採用担当者への配慮が問われる。
担当者は何百人、何千人もの学生からファイルを受け取る。
その際、ファイル名が「ES.pdf」や「名称未設定.docx」では、ダウンロードした後に誰の書類か分からなくなり、管理に手間をかけさせてしまう。
ファイル名は、「エントリーシート〇〇大学氏名.pdf」や「ES_山田太郎.docx」のように、一目で「何の書類」で「誰のもの」かが分かるように設定する。
こうした細やかな配慮が、君の仕事に対する姿勢の評価にも間接的につながる。受け取った相手が管理しやすいように名前を付ける意識を持ちたい。
6.【共通】エントリーシートを提出する際の注意点
これまでエントリーシートの提出方法別の手順を見てきたが、どの方法を選ぶにしても共通して守るべき注意点がある。
エントリーシートの提出は選考の入り口であり、ここでのミスがその後の評価に響く。
最後に、全ての就活生が覚えておくべき5つの共通注意点を解説する。
- エントリーシートはコピーを残す
- ギリギリの提出はできる限り避ける
- 企業ごとの提出方法を間違えない
- 企業ごとの提出期限を把握しておく
- 汚れや折れのないよう保管する
6-1.エントリーシートはコピーを残す
エントリーシートを提出したら、必ずそのコピー(控え)を手元に残しておく。
郵送や手渡しの場合は提出前にコピーを取り、メールやWeb提出の場合は送信したファイルそのものを保存する。
エントリーシートに書いた内容は、その後の面接で質問される際の土台になるからだ。
「エントリーシートに〇〇と書いていますが、詳しく教えてください」と聞かれた時に、自分が何を書いたか覚えていないと、回答に詰まってしまう。
特に、複数の企業にエントリーシートを出すと、どの企業に何を書いたか分からなくなる。
面接前には必ず提出したエントリーシートの控えを見返し、書いた内容を再確認できるように準備しておく。フォルダ分けして管理すると、後で見返しやすい。
6-2.ギリギリの提出はできる限り避ける
どの提出方法であっても、締切ギリギリの提出は危険性が高い。
Web提出の場合、締切直前はアクセスが集中し、サーバーがダウンして提出ボタンが押せなくなることがある。
メール提出も、送信エラーや受信側のサーバー遅延で、締切時刻までに届かないかもしれない。
郵送の場合は、郵便局の集荷時間を過ぎれば翌日扱いになり、「必着」はもちろん「当日消印有効」にも間に合わなくなる。
ギリギリの提出では、こうした不測の事態に対応できなくなる。また、焦りから誤字脱字や提出先の間違いといったミスも起こしやすい。
締切には余裕を持ち、遅くとも締切日の前日までには提出を完了させる計画性が求められる。
6-3.企業ごとの提出方法を間違えない
就職活動が本格化すると、多くの企業に同時にエントリーすることになる。
その際、企業ごとにエントリーシートの提出方法が異なるため、管理が重要だ。
A社はマイページからのWeb提出、B社はメール添付、C社は郵送指定、といった具合にバラバラなことも珍しくない。
どの企業がどの方法を指定しているかを正確に把握しておかないと、「郵送すべき書類をメールで送ってしまった」といったミスにつながる。
スプレッドシートやカレンダーアプリなどを使い、企業名、提出期限、そして提出方法(Web、メール、郵送、手渡し)を一覧にして管理する。
提出方法の間違いは、指示を読んでいないと判断され、評価に響く。ダブルチェックを徹底したい。
6-4.企業ごとの提出期限を把握しておく
提出方法と並んで重要なのが、提出期限の管理だ。
当然だが、期限を過ぎたエントリーシートは、原則として受け付けてもらえない。特に注意が必要なのは、郵送の場合の「必着」と「当日消印有効」の違いだ。
「必着」はその日までに届ける必要があり、「消印有効」はその日の消印があればよい。
Web提出やメール提出の場合は、「〇月〇日 23時59分まで」といったように、時刻まで厳密に決まっている。
複数の企業の締切が近い時期に重なると、準備が追いつかなくなることもある。
志望度の高い企業から優先順位をつけ、各社の締切から逆算し、いつまでにエントリーシートを完成させるか計画を立てておこう。
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1.エントリーシートを提出する時期の傾向
エントリーシートの提出時期は、業界や企業によって大きく異なる。まずは全体的な傾向をつかみ、君自身の就活スケジュールを立てることが大切だ。
ここでは、一般的な提出時期の動向について解説していく。
1-1.早い企業は10月から提出開始
一部の企業は大学3年生の10月頃からエントリーシート提出を開始する。
特に外資系のコンサルや投資銀行などがこの…
6-5.汚れや折れのないよう保管する
特に郵送や手渡しで提出する場合、エントリーシート本体の「状態」も評価の一部となる。
書き損じや修正液の跡だらけの書類、コーヒーのシミがついた書類、カバンの中でくしゃくしゃに折れ曲がった書類を提出すれば、採用担当者は良い印象を持たない。
その結果、「仕事が雑そうだ」「志望度が低い」といったマイナスの印象を持ってしまう。
エントリーシートは書き上げたらすぐにクリアファイルに入れ、汚れたり折れたりしないよう、清潔な場所で保管する。
郵送時も、クリアファイルに入れた上で封筒に入れる。Web提出やメール提出の場合も、作成中のデータを誤って消去したり、上書きしたりしないよう、ファイルの管理を徹底しよう。
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はくこ08:28 16 Jun 25
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悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
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G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
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7.IT企業の選考対策ならユニゾンキャリア
IT業界の就職活動では、業界特有の選考対策も欠かせない。
文系出身者の場合、どのように準備すればよいか不安に感じることも多いだろう。
ユニゾンキャリアは、IT業界の就活を専門に支援している。キャリアアドバイザーが、面接の対応や業界研究の進め方など、内定獲得に必要な準備を把握している。
君の適性や希望に合わせた企業選びの相談も可能だ。そのため、一人で進めるよりも、効率良く準備を進められる。
7-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
就活で不安だったことは何ですか?
納得して入社できる企業から内定をもらえるかわからなくて不安でした。
自分が働きたいと思える会社があったとしても、そこから内定もらえるとは限らないし…。
「今、内定もらってる企業は自分にとってベストなんだろうか?」って悩んでました。
就活は妥協するものじゃないと思いつつも、どこにも就職できないんじゃないかっていう不安もあって…。気持ちの整理がつかない時期がありましたね。
就職活動にかかった期間はどのくらいですか?
大学3年生の9月から始めて、6か月程度かかりましたね。
ユニゾンキャリアを利用してから1か月半で第一志望の企業から内定をもらえたんです。
もっと早く利用すればよかったと思いました…!
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
最初から最後まで橋本さんに手厚くサポートいただいて感謝の気持ちでいっぱいです…!
IT業界について知れたおかげで、面接で自信を持って話せました。
橋本さんはいつも親身になって相談にのってくれて、背中を押してくれる存在でしたね。
すごく心強かったですし、就活生のことを本気で考えてくれてると思いました。
7-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
まずエンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください!
父がインフラエンジニアをやっていたので、その影響が一番大きいかなと。父が働く姿を見て、就活をはじめるときに「自分もエンジニアになってみたいな」と思いました。
漠然となんですけど、昔から普段使ってるスマホのアプリとかWi-Fiがどういう仕組みで動いているんだろうって、興味もあったんです。
プログラミングの勉強をするほどではなかったんですけど、子どもの頃から「どうやって動くんだろう?」って考えるのが好きでした。
それと、エンジニアは自分の頑張りや勉強次第でどんどんステップアップしていけるとも聞いたので、就職活動をはじめるタイミングで本格的に「エンジニアを目指そう」と思いました!
エンジニアにも色々職種がありますが、なぜ開発エンジニアになろうと思ったんですか?
自分で作ったものが目に見える形でお客様に届く、というところに魅力を感じたからです。
自分が書いたコードが動いて、それが誰かの役に立っていると実感できるのは、開発エンジニアならではのやりがいじゃないかなって。
父がやっていたインフラエンジニアとは別の職種になるんですけど(笑)
僕の場合はお客様の反応が直接見えるほうが、モチベーションにつながりそうだと感じました。
もともとものづくりにも興味があったので、自分の手で何かを生み出して、それをお客様に喜んでもらえる開発エンジニアは、自分に合ってるかなと。
ユニゾンキャリアの就活サポートはぶっちゃけどうでしたか?
一言で言うと、「広告以上」でした(笑)僕の強みを一緒に考えてくれたり、企業ごとの対策を立ててくれたりして。本当に一から全部サポートしてもらったんです。
担当キャリアアドバイザーの奥之園さんが、すごく話しやすい方で、面談が楽しみなくらいでした(笑)
特に助かったなと思うのは、面接対策です。よく聞かれる質問リストをもらって、その回答を奥之園さんと一緒に考えていきました。
僕は面接で話す内容が抽象的になりがちだったんですけど、そういう部分もちゃんと指摘してくれて。「こう言ったほうが伝わりやすいですよ」みたいな提案をしてもらいました。
実際の面接でも、奥之園さんと一緒に準備していた質問がたくさん聞かれたので、しっかり答えられました!
ユニゾンキャリアは、IT業界の企業ごとに、仕事内容や働き方まで詳しく把握している。
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