記事の概要
「手書きで書くべきか、パソコンで作成するべきか」という疑問を持つ就活生は多い。
Webエントリーが主流となった現在でも、手書きのエントリーシートを求める企業は存在する。「手書きは時代遅れではないか」「パソコンの方が効率的だ」と感じるかもしれない。
この記事では、エントリーシートにおける手書きとパソコンの使い分けや、企業が手書きを求める理由、評価される書き方のポイントについて解説していく。
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1.エントリーシート(ES)とは?
エントリーシート(ES)とは、企業が採用選考の初期段階で、応募者の個性や価値観、ポテンシャルを知るために提出を求める独自の応募書類のことである。
多くの企業で、書類選考はこのESを中心に行われる。
つまり、ESは面接に進むための「通行手形」であり、就職活動における最初の関門といえる。
なぜこの会社で働きたいのか、入社後にどう貢献できるのか、あなた自身の…
1.エントリーシートは手書きよりパソコンが多い
現在の就職活動では、エントリーシートの作成や提出方法はパソコンやスマホを使ったWebフォームへの入力が多い。
効率化やペーパーレス化の流れもあり、多くの企業がマイページや就活サイトを通じたデジタル形式での提出を採用。手書きのエントリーシートは、全体から見れば少数派になりつつある。
しかし、完全に消滅したわけではなく、特定の業界や企業では依然として使われる。
まずは「基本はパソコンだが、手書きも存在する」という現状を理解しておこう。
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
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湯浅烈生23:36 12 Jun 25
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Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
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水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
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とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
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これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.手書きは時代遅れ?それでもなくならない理由
デジタル化が進む現代において、手書きのエントリーシートは一見すると非効率で時代遅れに映るかもしれない。
しかし、企業側があえて手書きを指定したり、手書きの提出を受け付けたりするのには理由がある。
ここでは、なぜ手書き文化がなくならないのか、その背景にある4つの理由を解説していく。
- アナログ=時代遅れではない
- デジタルの文字で人柄が分からない
- クリエイティビティを確認できない
- 手書きをPDF化するパターンもある
2-1.アナログ=時代遅れではない
手書きというアナログな方法は、必ずしも時代遅れを意味するものではない。
デジタル全盛の今だからこそ、手書きの文字が持つ「温かみ」や「重み」が再評価されている。
キーボードで打たれた画一的なフォントの文字とは異なり、手書きの文字には書き手の感情や体温が宿る。
例えば、丁寧に書かれた文字からは誠実さが、力強い筆致からは意志の強さが伝わってくるだろう。
効率性だけを追求するのではなく、人と人とのコミュニケーションにおいて、情緒的な価値を重視する企業にとっては、手書きは有効な手段であり続けている。
自分の気持ちを文字に乗せて伝えたいとき、アナログな手法は大きな力を発揮する。
2-2.デジタルの文字で人柄が分からない
パソコンで作成された文章は誰が書いても同じ見た目になるため、文字自体から人柄を読み取ることは難しい。
一方、手書きの文字は「書は人なり」と言われるように、その人の性格を色濃く反映する。
採用担当者は、エントリーシートの内容だけでなく、筆跡からも以下について推測しようとしている。
- 几帳面な性格:枠内にきっちりと文字を収める
- おおらかな性格:のびのびとした大きな文字を書く
- 丁寧な姿勢:一画一画を崩さずに書く
文字の上手下手だけでなく、「丁寧に書こうとしているか」という姿勢そのものを見ている。そうした筆跡情報は、デジタルデータでは得られない貴重な判断材料になる。
2-3.クリエイティビティを確認できない
Webフォームなどのテキスト入力では、文字情報以外の表現が難しく、学生の自由な発想やクリエイティビティを確認しにくい。
手書きのエントリーシート、特に「あなた自身を自由に表現してください」といった白紙スペースがある形式では、文章だけでなくイラストや図解などを盛り込むことができる。
色を使って強調したり、写真を貼ったりすることも可能だ。
企画職やクリエイティブな職種では、こうした自由度の高い表現を通じて、学生のセンスやプレゼンテーション能力を見極めようとする傾向がある。
自分だけの表現方法でアピールできる点は、手書きならではのメリットといえる。
2-4.手書きをPDF化するパターンもある
最近では、完全なアナログでの郵送だけでなく、手書きで作成したエントリーシートをスキャンしてPDF化し、Web上で提出させるパターンもある。
手書きの良さである人柄や熱意の伝達と、デジタルの良さである管理のしやすさを組み合わせたハイブリッドな方式といえる。
また、タブレット端末を使って手書き文字をデジタル入力するケースも見られるようになった。
形式としてはデータ提出であっても、中身は手書き文字であるため、丁寧さや視認性の高さが求められる点は紙の場合と変わらない。
提出方法がデジタルであっても、手書きスキルが必要な場面はあると覚えておきたい。
3.エントリーシートは手書きとパソコンどっち?
指定がない場合、手書きとパソコンのどちらを選べばよいのか迷うことがある。
基本的には企業の指定に従うのが鉄則だが、自由選択の場合はそれぞれの特性を理解して使い分けることが大切だ。
ここでは、迷った際の判断基準として、パソコンを選ぶべきケースと手書きを選ぶべきケースについて解説していく。
3-1.基本的にはパソコンを選ぶ
企業から特段の指定がない限り、基本的にはパソコンでの作成を選ぶのが無難だ。
パソコン作成には、以下のような明確な利点がある。
- 修正が容易で効率的
- 誤字脱字のチェック機能が使える
- データの保存や流用が簡単
- 読みやすく標準的なビジネス文書になる
複数の企業にエントリーする場合、内容を部分的に使い回したり、推敲を重ねたりする上でもパソコンの方が圧倒的に有利になる。
ビジネス文書はパソコン作成が標準であるため、あえて手書きにする理由がない場合は、パソコンを選んでおけばマイナス評価になることはない。
効率よく就活を進めるためにも、まずはデジタル作成を第一の選択肢として考えたい。
3-2.個性を活かすなら手書きを選ぶ
自分らしさを強くアピールしたい場合や、文字の綺麗さに自信がある場合は、あえて手書きを選ぶのも一つの戦略になる。
多くの学生がパソコンで提出する中で、手書きのエントリーシートは視覚的な差別化につながる。
特に、「熱意」や「誠実さ」を強調したい場合、一文字一文字丁寧に書かれたエントリーシートは、読み手の感情に訴えかける力を持つ。
書道などの経験があり、美しい文字が書けるなら、それだけで強力な武器になり得る。
ただし、手書きを選ぶ以上は、読みやすく丁寧な文字で書くことが大前提となる。殴り書きや読みにくい文字では逆効果になるため、自分の適性を見極めて選択する必要がある。
4.企業がエントリーシートに手書きを求める理由
Webエントリーが一般的な現代において、なぜ企業はあえて手間のかかる手書きを指定するのだろうか。そこには、効率性よりも優先したい採用上の意図がある。
企業側の狙いを理解することで、手書きのエントリーシートで何をアピールすべきかが見えてくるはずだ。
ここでは、企業が手書きを求める主な理由を4つ紹介していく。
- 人柄や個性を重視している
- 志望度の高さを確認したい
- 代筆応募のリスクを下げたい
- 面接前に人柄を確認できる
4-1.人柄や個性を重視している
企業は手書きの文字やレイアウトから、応募者の人柄や個性を深く知りたい。
前述の通り、手書きには書き手の性格が表れやすい。「字は綺麗ではないが、丁寧に書かれている」というだけでも、真面目さや誠実さが伝わる。
逆に、枠からはみ出していたり、修正液だらけだったりすれば、注意深さに欠けるという印象を与えかねない。
スキルや経歴といったスペックだけでなく、その人の持つ雰囲気や性格的な特性を採用基準として重視している企業ほど、手書きのエントリーシートを好む。
企業は文字から滲み出る人間性を評価し、自社のカルチャーに合う人物かどうかを見極めようとしている。
4-2.志望度の高さを確認したい
手書きのエントリーシートを作成するには、パソコンに比べて何倍もの時間と労力がかかる。
書き損じれば最初から書き直しになるプレッシャーもある。企業は、あえてそのような高いハードルを設けることで、応募者の本気度を試す。
「手間をかけてでも、この会社に入りたい」という強い意志がある学生だけを選別したいという意図が働いている。
- 大量応募による事務コストの削減
- 記念受験層のフィルタリング
- 入社意欲の高い学生の囲い込み
大手人気企業などで、志望度の高い層に絞り込むために手書きを採用しているケースは見受けられる。手書きの手間を惜しまない姿勢こそが、入社への熱意の証明となるといえる。
4-3.代筆応募のリスクを下げたい
近年、生成AIの普及により、エントリーシートを自動作成したり、他人に代筆を依頼したりするケースが増えている。
パソコン作成のテキストデータだけでは、それが本人の言葉なのか、AIが出力したものなのかを判別するのは困難に近い。
しかし、手書きであれば、少なくとも本人が自分の手で書いた可能性は高い。
デジタルならコピペで瞬時に終わる作業も、手書きなら一文字ずつ書き写す時間と労力が必要になるからだ。
企業側は手書きを指定することで、安易な大量応募やAIによる自動作成を抑制しようとしている側面がある。
不正な応募を防ぎ、自分の頭で考え、自分の手で書こうとする誠実な学生を見極めるための、一つのフィルターとして機能している。
4-4.面接前に人柄を確認できる
面接に進む前に、書類選考の段階で応募者の人柄をある程度把握しておきたい。
手書きの文字から受ける印象をもとに、「この学生は几帳面そうだから経理に向いている」「パワフルな筆致だから営業向き」といった仮説を立てることができる。
これにより、面接での質問内容を調整したり、配属先の適性を初期段階で見極めたりすることが可能になる。
エントリーシートは単なる情報伝達ツールではなく、面接官との最初の対話の場であると捉えよう。
文字を通じて自分の特徴を事前に伝えておくことで、面接でのコミュニケーションがスムーズになる効果も期待できる。
5.手書きのエントリーシートを評価する企業の特徴
手書きのエントリーシートを求める企業には、いくつかの共通した特徴や傾向がある。
志望する企業がこれらの特徴に当てはまる場合は、手書きでの提出を求められる可能性が高い。ここでは、手書きを評価する傾向が強い企業の3つのタイプを紹介していく。
- 長い伝統を重んじる企業
- 企画力や想像力が必要な企業
- 文章を書くことが多い企業
5-1.長い伝統を重んじる企業
歴史のある老舗企業や、創業家が経営するオーナー系企業などは、伝統や礼節を重んじる文化が根付いていることが多い。
「履歴書やエントリーシートは手書きであるべき」という価値観が定着しており、手書きの文字から伝わる誠意や丁寧さを高く評価する。
また、金融機関やインフラ系など、信頼性が何よりも重要視される業界でも、堅実な人柄を確認するために手書きが好まれる。
こうした企業では、パソコン作成は「手抜き」と捉えられるリスクもゼロではないため、企業の文化を見極めることが大切だ。
伝統を大切にする姿勢への理解を示す意味でも、手書きを選択することが好印象につながる。
5-2.企画力や想像力が必要な企業
広告代理店、出版社、テレビ局、玩具メーカーなど、アイデアや発想力が求められる業界では、手書きのエントリーシートを使う企業がある。
これらの企業では、単に文字情報を記入するだけでなく、白紙のスペースに自由に自己PRを書かせる形式が多い。
- イラストや似顔絵の使用
- キャッチコピーの配置
- 図解による説明
いかに自分を魅力的にプレゼンテーションできるかが問われる。
手書きならではの自由度を活かし、オリジナリティあふれる表現ができる学生を求めているため、画一的なパソコンでの作成よりも手書きが重視される。
クリエイティブなセンスを直接的にアピールできる絶好の機会となるだろう。
5-3.文章を書くことが多い企業
事務職や秘書、あるいは顧客に対して手紙や礼状を書く機会が多い営業職などでも、手書きが評価される。
業務の中で美しい文字を書くことが求められる職種では、エントリーシートの文字がそのまま実務能力の証明になるからだ。
「字が汚いよりは綺麗な方が良い」というレベルではなく、文字の美しさそのものが採用要件の一つになっているケースもある。
こうした企業に応募する場合は、内容はもちろんのこと、とめ・はね・はらいを意識した美しい楷書で書くことが強力なアピールになる。
文字の美しさは、顧客への丁寧な対応や高い事務処理能力を連想させ、評価につながる。
6.エントリーシートを手書きで作成する際の流れ
手書きのエントリーシート作成は、パソコンとは異なる手順と注意深さが求められる。
いきなりボールペンで書き始めると、失敗した時に取り返しがつかない。効率よく、かつ失敗なく仕上げるためには、正しい手順を踏むことが重要だ。
ここでは、手書きエントリーシートを作成する際の基本的な4つのステップを解説していく。
- パソコンで内容を整理
- 用紙に鉛筆で下書き
- 下書きに沿ってボールペンで清書
- 消しゴムで鉛筆の跡を消す
6-1.パソコンで内容を整理
まずはいきなり用紙に向かうのではなく、パソコンのテキストエディタやWordなどを使って、書く内容を整理することから始めたい。
各項目の文字数に合わせて文章を作成し、推敲を重ねて完成形を作る。
手書きの場合、後から文章を挿入したり削除したりすることはできないため、この段階で内容を完全に固めておく必要がある。
パソコン上で文字数をカウントし、記入欄の大きさに収まる分量かどうかも確認しておく。
文章の構成が固まってから筆を執るのが、失敗しないための鉄則だ。内容の質を高めるためにも、まずはデジタルで思考を整理する工程を挟むようにしたい。
6-2.用紙に鉛筆で下書き
内容が決まったら、エントリーシートの用紙に鉛筆やシャーペンで薄く下書きをする。
いきなり清書をするのはリスクが高すぎるため、必ず下書きを行ってほしい。この時、以下の点に注意して配置を決めていく。
- 文字の大きさや行間のバランス
- 段落の区切り位置
- 全体の余白の美しさ
実際に書いてみると「意外と枠が余ってしまった」「最後の数文字が入らない」といったことが起こり得る。
下書きの段階でレイアウトを調整し、読みやすく美しい配置を確定させる。筆圧を強くしすぎると、消した後に跡が残ってしまうので、あくまで薄く書くのがポイントだ。
6-3.下書きに沿ってボールペンで清書
下書きが完了したら、その上から黒のボールペンで清書をしていく。
使用するペンは、水性やゲルインクのボールペンがおすすめだ。油性は裏写りしにくく耐水性があるが、書き味が重くなりがちだ。
一方、水性やゲルインクは滑らかで濃く書けるため、文字が綺麗に見えやすい。太さは0.5mmか0.7mmが一般的で、記入欄の大きさに合わせて使い分けておく。
清書の際は、集中して一文字一文字丁寧に書く。インクが乾かないうちに手で擦ってしまうと汚れるので、書き進める方向にも注意が必要になる。
6-4.消しゴムで鉛筆の跡を消す
ボールペンのインクが乾いたことを確認してから、鉛筆の線を消しゴムで消していく。
インクが乾ききっていない状態で消しゴムをかけると、インクが伸びて紙面が汚れてしまうので、十分な時間を置くことが大切だ。
消す際は、紙がくしゃっとならないように、用紙を手で押さえながら優しく消しゴムを動かす。
全ての鉛筆線を消し終えたら、消しカスを払い、汚れや消し忘れがないか最終確認を行う。消しゴムをかける方向にも注意し、紙を傷めないように慎重に行う必要がある。
7.エントリーシートを手書きで作る際の注意点
手書きのエントリーシートは、内容と同じくらい「見た目」が評価を左右する。読み手への配慮が欠けた書類は、読む気を削ぐだけでなく、マナー違反と捉えられることもある。
ここでは、手書き作成時に絶対に守りたい4つの注意点を解説していく。これらを意識するだけで、書類の完成度は格段に上がる。
- 記入欄のスペースをすべて使う
- 行間を空け適度の改行を行う
- 消せるボールペンや修正液を使わない
- とめ・はね・はらいを丁寧に書く
7-1.記入欄のスペースをすべて使う
記入欄に大きな空白があると、志望度が低いとみなされる可能性がある。
枠の8割以上、できれば9割以上を埋めるのが基本だ。文字が小さすぎて余白だらけになったり、逆に文字が大きすぎて枠からはみ出したりしないよう、文字サイズを調整する。
適切な文字量とサイズで枠内をしっかりと埋めることで、熱意と計画性をアピールできる。
もしどうしても空白が埋まらない場合は、エピソードを加えたり、内容を充実させる工夫が必要だ。
空白の多さは志望度の低さの表れと受け取られかねないため、最後までしっかりと書き切りたい。
7-2.行間を空け適度の改行を行う
小さな文字でびっしりと埋め尽くされた文章は、読み手にとって読みづらい。
適度な行間を空け、意味の区切れで改行を入れることで、視認性を高める必要がある。文字の大きさにもよるが、行と行の間には多少のゆとりを持たせるのが理想だ。
以下のポイントを意識するとよい。
- 改行で段落を分ける
- 行間を詰まりすぎないようにする
- 上下左右に余白を作る
パッと見た時に圧迫感がなく、スムーズに視線移動ができるレイアウトを心がけたい。
読みやすい書類を作ることは、相手の時間を使わせないという配慮の表れであり、ビジネスマナーの一つといえる。
内容を詰め込むだけでなく、相手がどう読むかを想像してレイアウトを決めることが大切だ。
7-3.消せるボールペンや修正液を使わない
就職活動の応募書類において、「消せるボールペン(フリクション等)」の使用は厳禁だ。
熱で消えるインクは、郵送中の温度変化やコピー機の熱で消えてしまう恐れがある。また、公的な書類として認められないケースも多い。
同様に、書き損じた場合でも修正液や修正テープを使うのはマナー違反とされる。もし間違えてしまった場合は、新しい用紙に書き直す。
どうしても予備がない場合に限り、二重線と訂正印で修正する方法もあるが、見栄えが悪くなるため極力避けたい。
手書きのエントリーシートは書き損じなどの失敗を見越して、予備の用紙を複数枚用意しておこう。
7-4.とめ・はね・はらいを丁寧に書く
字の上手い下手に関わらず、「とめ・はね・はらい」を意識して丁寧に書くことが重要だ。
雑に書かれた文字はすぐに見抜かれる。一画一画を意識し、楷書でしっかりと書くことで、誠実な人柄が伝わる。
走り書きや略字は避け、誰が見ても読める文字を目指そう。丁寧に書かれた文字は、それだけで「この学生は真剣に取り組んでいる」という好印象を与える。
綺麗な字を書く自信がなくても、丁寧に書こうとする姿勢は必ず文字に表れる。
8.エントリーシートに関するよくある質問
手書きのエントリーシートについては、作成の過程で細かな疑問が出てくるものだ。
ここでは、就活生からよく寄せられる質問に対して回答していく。疑問を解消し、自信を持って提出できるようにしよう。
- 指定がない場合、手書きとパソコンどちらを選べばいい?
- エントリーシートはどう郵送したらいいですか?
- 手書きで書くときは文字数をどうしたらいいですか?
- 手書きのエントリーシートをPDFに変換する方法は?
8-1.指定がない場合、手書きとパソコンどちらを選べばいい?
企業から指定がない場合は、効率面からパソコンで作成することをおすすめする。
ビジネスの現場ではデータでのやり取りが主流であり、読み手にとっても活字の方が読みやすい。どちらにするか迷ったときは、以下の基準を参考にして判断してほしい。
- 効率的に作成を進めたいか
- 丁寧に文字を書く自信があるか
- 企業が昔ながらの伝統を重んじているか
パソコン作成なら修正が簡単で、誤字脱字を直す手間も大幅に省ける。さらに、内容の推敲に時間をかけられるため、質の高いエントリーシートを完成させやすい。
一方、どうしても文字で熱意を伝えたい場合や、手書きを評価する企業なら手書きを選ぶのも一つの手といえる。
基本的にはパソコンを選び、企業の特性に合わせて柔軟に手書きも使ってほしい。
8-2.エントリーシートはどう郵送したらいいですか?
エントリーシートを郵送する際は、書類が折れないサイズの封筒を選び、マナーを守って丁寧に郵送したい。
応募書類の扱い方ひとつで、君の志望度の高さや、細かな気配りができる人物かどうかが採用担当者に判断される。
そのため、A4サイズのエントリーシートであれば、折らずに入る「角形2号」の封筒を用意し、クリアファイルに入れて封入する。
封筒の表面には宛名を書き、左下には赤字で「エントリーシート在中」と記し、裏面には自分の住所と氏名を記載しておく。
さらに、書類の内容を案内する送付状を一番上に同封すると、受け取った相手に対して丁寧な印象を与えられる。
期限に余裕があるなら普通郵便で構わないが、締め切り直前であれば速達を利用し、確実に期日までに届くように手配してほしい。
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1.エントリーシートを提出する時期の傾向
エントリーシートの提出時期は、業界や企業によって大きく異なる。まずは全体的な傾向をつかみ、君自身の就活スケジュールを立てることが大切だ。
ここでは、一般的な提出時期の動向について解説していく。
1-1.早い企業は10月から提出開始
一部の企業は大学3年生の10月頃からエントリーシート提出を開始する。
特に外資系のコンサルや投資銀行などがこの…
8-3.手書きで書くときは文字数をどうしたらいいですか?
手書きで作成するときは、記入欄の8割以上を埋めつつ、読みやすい文字の大きさを維持する。
枠に対して文字が極端に少ないと志望度が低い印象を与え、逆に小さな文字で詰め込みすぎると読み手にとっての負担が増してしまう。
文字数指定がない場合は、記入欄の行数やスペースの大きさから逆算して、適切な文字量を自分で決めておきたい。
一般的には、一行あたり30文字から40文字程度を目安に書くと、採用担当者がストレスなく読めるレイアウトに仕上がる。
鉛筆で薄く下書きをして、行間や全体の文字数を確認してから清書するように心がけると、本番での失敗を確実に防げる。
8-4.手書きのエントリーシートをPDFに変換する方法は?
手書きのエントリーシートをPDF化するには、スマホのスキャンアプリやコンビニのマルチコピー機を利用する。
自宅にプリンターがない場合でも、AdobeScanなどの無料アプリを使えば、カメラで撮影してデータ変換が可能になり役立つ。
撮影するときは、画質を落とさないために以下の点に注意したい。
- 影が入らない明るい場所を選ぶ
- 用紙の四隅が収まるように撮る
- 歪みがないか確認する
ファイルを作成した後は、必ず拡大して文字が鮮明に読めるか、画像が暗くなっていないかをチェックしておく。
画質が荒いデータを送ってしまうと、採用担当者に文字が伝わらず、内容を正しく評価してもらえなくなる。読みやすいデータを送る配慮も、マナーとして覚えておきたい。
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また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
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9.IT業界の選考対策ならユニゾンキャリア
IT業界の就活は、企業選びや選考対策が難しく、一人で進めるには不安がつきものだ。
特に、Webエントリーが主流のIT企業であっても、独自の選考基準や対策ポイントが存在する。
ユニゾンキャリアは、IT業界専門の就活エージェントだ。業界を熟知したキャリアアドバイザーが、君の就活を内定までサポートしている。
9-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
ものづくりが好きだったことがきっかけです。
子どものころは図工、今は料理や動画編集など、何かをつくることが好きで…!
就活を始めた時にものづくりの仕事を調べていたら、エンジニアに辿り着きました。
エンジニアの仕事はものづくりに似ていたので、自分に合っていると思ったんです。
内定先の企業に入社を決めた理由は何ですか?
AIに特化していて、最新技術を扱うところに魅力を感じました。
せっかく、エンジニアになるなら最新技術にも携わりたいという気持ちがあったので、新卒で入社するならこの企業だって思ったんです!
あと、教育体制もあって成長できる環境があるのも決め手でしたね。
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
最初から最後まで橋本さんに手厚くサポートいただいて感謝の気持ちでいっぱいです…!
IT業界について知れたおかげで、面接で自信を持って話せました。
橋本さんはいつも親身になって相談にのってくれて、背中を押してくれる存在でしたね。
すごく心強かったですし、就活生のことを本気で考えてくれてると思いました。
9-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
IT業界でも職種は色々あると思いますが、エンジニアになろうと思った理由はなんですか?
昔からものづくりが好きだったことです。もともと小さい頃から、ダンボールとかビー玉で何かを自分で作るのが好きでした。
古着屋のバイトでセルフレジが導入された時も、それを使う側じゃなくて、「こういう仕組みを自分の手で作る仕事って面白そうだな」って、作る側にすごく興味が湧いたんです。
そういう経験もあって、自分の手で何かを生み出して、新しい価値を提供できるエンジニアは、僕の「ものづくりが好き」っていう部分に一番しっくりきました!
プログラミングに少し触れてみたら、コードを書いてそれが形になっていく感覚が、音楽制作とも似てるな~と思ったのも大きかったですね。
それと、音楽業界で就活を進めていた時から髪型や服装とかも重視していたので、その点でもエンジニアという働き方は自分に合っているなと思いました。
ユニゾンキャリアを利用してIT業界の理解は深まりましたか?
はい、深まったというか、見方が全然変わりました。
やっぱりIT特化のエージェントさんっていうだけあって、担当キャリアアドバイザーの橋本さんが教えてくれる情報がすごくリアルでした。
例えば、「文系の未経験だと、SESっていう働き方で自分の希望とは違う現場に派遣されちゃうこともあるよ」とか、ほかのエージェントさんでは教えてくれなかったIT業界の現実をしっかり教えてくれたんです。
おかげで、それまで僕がぼんやり考えていた「エンジニア」のイメージと、実際のキャリアパスには違いがあるんだって理解できました!
会社ごとの詳しい情報もたくさん持ってて、自分に合っているか判断するのにすごく助かりました。
最後にユニゾンキャリアを利用した感想を率直に教えてください!
シンプルに一言でいうと、すごく親切でした!
バイトしながら就活していたので、土日とか夜遅い時間でもすぐにLINEで返信してくれたのがありがたかったですね。
ほかのエージェントさんだと、ここまで対応してくれなかったので、すごく助かりました。
橋本さんのお話で、IT業界のリアルな部分についてちゃんと知ることができたので、本当にありがたかったなと。
おすすめしてくれた求人も「この会社はこういう技術を使っているから将来こういうキャリアを目指せる」っていう部分まで詳しく教えてくれたので、迷わずに就活を進められました!ありがとうございました!
IT業界の就活は、企業選びや選考対策など、一人で抱え込むには難しい課題も多い。
しかし、正しい情報とサポートがあれば、君に合う優良企業は必ず見つかる。
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