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エントリーシートの自由記入欄は、君の個性を発揮できる貴重なスペースだ。
Webフォームだと文字しか入れられないが、ファイル形式や手書きなら、イラストや写真を載せることも可能となる。ただ、使い方を間違えると評価を下げる恐れがあるので、書き方には注意したい。
この記事では、エントリーシートの自由記入欄がなぜあるのか、どのように書いたらいいのかについて解説していく。
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1.エントリーシート(ES)とは?
エントリーシート(ES)とは、企業が採用選考の初期段階で、応募者の個性や価値観、ポテンシャルを知るために提出を求める独自の応募書類のことである。
多くの企業で、書類選考はこのESを中心に行われる。
つまり、ESは面接に進むための「通行手形」であり、就職活動における最初の関門といえる。
なぜこの会社で働きたいのか、入社後にどう貢献できるのか、あなた自身の…
1.エントリーシートの自由記入欄とは何か?
エントリーシートの自由記入欄は、企業が就活生の個性や創造性を測るために設けている。通常の設問とは異なり、決まった回答形式がないため、君自身の発想力が試される。
自由記入欄の特徴については、以下のとおりだ。
- テーマが何もない完全に自由な記入欄
- 文字以外を使ってアピールできる設問
- 自由記入欄は入れることが前提の設問
- “その他に伝えたいこと”もほぼ同じ意図
- 備考欄は自由記入欄と意図が全く違う
1-1.テーマが何もない完全に自由な記入欄
自由記入欄の特徴は、テーマや形式が一切指定されていないことだ。
企業から与えられたテーマがない分、君が何を重要と考え、どのように伝えるかという構成力がダイレクトに評価される。
自己PRや志望動機の欄で書ききれなかった強みを補足してもいいし、全く別の角度から自分の人柄を伝えても問題ない。
例えば、趣味や特技を掘り下げて熱意を伝えたり、入社後にやりたいことを図解したりする使い方が考えられる。
趣味を通じて培った集中力をアピールすれば、仕事への粘り強さを間接的に伝えることができる。
また、入社後のキャリアプランを図解すれば、将来のビジョンが明確であることを示せる。自由度が高いからこそ、どのテーマを選ぶかが重要だ。
1-2.文字以外を使ってアピールできる設問
自由記入欄では、文章だけでなく写真やイラストなどを用いて視覚的にアピールできる。
多くのエントリーシートの設問は文字だけで回答するが、自由記入欄はビジュアル要素を取り入れられるため、パッと見た時のインパクトを強められる。
例えば、以下のような視覚的要素を取り入れると効果的だ。
- 自分で作った作品や成果物の画像
- 商品・サービス愛が分かる写真
- 自分の強みを整理したフローチャート
写真は、君がどのような表情で活動しているかを伝え、文章の信憑性を高める効果がある。作品の画像であれば、スキルレベルを一目で理解してもらえる。
文章とビジュアルを組み合わせることで、読み手の理解を助け、君の魅力を最大限に伝える工夫をしてほしい。
1-3.自由記入欄は入れることが前提の設問
自由記入欄は「自由」という名前がついているが、空欄のまま提出するのは避けたい。
企業があえて自由記入欄を設けているのは、君のアピールしたいことや熱意を知りたいからに他ならない。
たとえ必須項目でなかったとしても、何かを記入して自分を売り込もう。
特筆すべきことがない場合でも、別の自己PRを書いたり、企業への熱い思いを改めて文章にしたりすることは可能だ。
どうしても書くことがない場合は、学生時代に力を入れたことの補足説明を加えるなどする。
また、学業での成果をグラフ化して示せば、努力の過程を視覚的に理解してもらえる。
1-4.”その他に伝えたいこと”もほぼ同じ意図
エントリーシートにある「その他に伝えたいこと」という欄は、実質的に自由記入欄と同じ目的で設置されていると考えて対策を進めてほしい。
この欄も、自己PRや志望動機などの主要な設問では伝えきれなかった君の魅力や熱意を、最後のひと押しとして伝えるためのスペースとして使える。
企業によっては「特になし」で済ませてしまう学生もいるが、それでは非常にもったいない。
例えば、学業での特筆すべき成果、課外活動でのユニークな経験、あるいは企業の商品に対する愛着などを書く。
ゼミでの研究内容を専門用語を使わずに分かりやすく解説すれば、君のプレゼン能力をアピールできる。
どんな些細なことでも自分をアピールする材料になり得る。最後まで気を抜かず、自分をアピールしきることが大切だ。
1-5.備考欄は自由記入欄と意図が全く違う
備考欄は、自由記入欄や「その他に伝えたいこと」とは異なる。ここでは自己PRをするのではなく、選考を進める上で企業に伝えておくべき情報を書く。
例えば、連絡のつきやすい時間帯や、現在取得予定の資格の試験日、健康診断の結果待ちの状況などを記載する。
連絡のつきやすい時間帯を明記しておけば、企業からの連絡を受け取りやすい。資格試験の日程を伝えれば、入社に向けた準備状況も共有できる。
このように、事務的な情報を正確に伝えることが、この欄の本来の目的となる。
もし特に伝えるべき事務連絡がない場合は、「特になし」と書くか、「貴社の規定に従います」と記載するのがマナーだ。
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
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悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
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特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
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Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
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水野貴仁09:51 04 Jun 25
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F T00:22 01 Jun 25
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何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.エントリーシートに自由記入欄がある理由
企業がエントリーシートに自由記入欄を設けるのは、定型的な質問だけでは見えない君の素質を見極めるためだ。特に、自由記述にはその人の「素」が出やすい。
実際に、企業が自由記入欄で見ているポイントについては、以下の3つが挙げられる。
- 他人とは違う個性を確認したい
- 想像力や企画力を確認したい
- より人柄や性格を確認したい
2-1.他人とは違う個性を確認したい
企業は自由記入欄を通じて、君の個性を見つけようとしている。
一般的な「自己PR」や「志望動機」の欄では、どうしても似通った構成や内容になりがちで、採用担当者も学生ごとの違いを判断しにくい。
例えば、一見仕事に関係なさそうな趣味の話であっても、そこにかける情熱やこだわりから、君の価値観や強みが伝わる。
趣味の話から、君が何に没頭し、どのような視点で物事を捉えているかが見えてくる。こだわりを語ることで、仕事に対しても妥協せずに取り組む姿勢を想像させることができる。
個性的なエピソードは君という人間を深く理解してもらうための重要な手がかりとなる。無理に奇をてらう必要はないが、自分の言葉で語ることが大切だ。
2-2.想像力や企画力を確認したい
企業は「自由に書いてください」という設問を通して、君にどの程度の想像力や企画力があるのかを確認しようとしている。
ビジネスの現場では、決まった正解がない課題に対し、自ら考えて提案し、形にする力が欠かせない。
単に文章を書くだけでなく、読み手が興味を持つような工夫を凝らすと、採用担当者の目に留まりやすくなる。
例えば、以下のようなアイデアを取り入れると評価されやすい。
- 自分を商品に見立てた広告風のデザイン
- 実績を伝える新聞記事風のレイアウト
- 視覚的に情報を補足する
図解や写真の見せ方の工夫により、情報を整理して伝える能力やセンスを同時にアピールできる。
自由度が高いからこそ、君ならではのクリエイティビティを発揮し、他の学生と差別化を図るチャンスにしてほしい。
2-3.より人柄や性格を確認したい
企業は自由記入欄を通じて、応募者のスキルだけでなく、人柄や性格を確認したい。
決まった形式がないからこそ、書き方や構成にその人の個性が色濃く反映されやすい。採用担当者は、具体的に以下のようなポイントから君の性格を読み取る。
- 文字をびっしりと埋めて熱意を伝えるか
- 余白やイラストを使って大胆に表現するか
- 手書きの文字から誠実さが伝わるか
さらに、一文字ずつ丁寧に書くことで、仕事に対して誠実に向き合う姿勢を示しておきたい。
飾らない言葉で等身大の自分を表現すると、読み手に親近感を与え、面接での会話も弾みやすくなる。自分らしさを素直に伝えることが、企業とのミスマッチを防ぐことにつながる。
3.エントリーシートの自由記入欄の作成パターン3選
自由記入欄の作成方法は、エントリーシートの提出形式によって大きく異なるため、それぞれの特性を理解しておく。
形式に合わせた最適な表現方法を選ぶことで、アピールの効果を最大化できるからだ。主な作成パターンについては、以下の3つが挙げられる。
- 手書きで作る自由記入欄
- ファイル形式の自由記入欄
- Webフォームの自由記入欄
3-1.手書きで作る自由記入欄
手書きの自由記入欄では、レイアウトの自由度が高く、君のセンスや個性を表現できる。
紙のエントリーシートを郵送する場合や、PDF化して提出する場合にこのパターンが該当し、アナログならではの温かみを伝えられる。
文字の大きさや配置、色使いなどを調整できるため、アイデア次第で多彩な表現が可能だ。
例えば、強調したい部分を太字ペンで書くなどの工夫ができる。色を使うことで視認性が高まり、伝えたいポイントが明確になる。
下書きをすることで全体のバランスが整い、読みやすいレイアウトになる。作成時には、丁寧な作業プロセスを経ることで、仕事に対する几帳面さもアピールできるだろう。
手間はかかるが、熱意とこだわりを最も伝えやすい形式といえるので、時間をかけて作成してほしい。
3-2.ファイル形式の自由記入欄
ファイル形式の自由記入欄は、WordやPowerPointを使って作成することが多い。
この形式では、文章だけでなくレイアウトも工夫できるため、自身のPCスキルをアピールするチャンスになる。アピールにつながる工夫は以下のとおりだ。
- 図形やグラフを使って視覚的に情報を整理する
- 読みやすいフォントや文字サイズに調整する
手書きとは異なり、データなら修正が容易で、何度でも配置や構成を練り直せる。
さらに、PowerPointの機能などを活用すれば、複雑な情報を図解して論理的に伝えるスキルも証明しやすい。
ツールを使いこなした資料を作成すると、入社後も通用する高い資料作成能力を採用担当者に印象づけられる。
3-3.Webフォームの自由記入欄
就活サイトや企業の採用ページから直接入力するWebフォーム形式は、最も一般的だが表現の制約が大きい。
多くの場合、テキスト入力のみが可能で、画像や太字などの装飾が使えない仕様になっているため、工夫が必要となる。
例えば、段落ごとに一行空けることで読みやすくする方法がある。空白行があることで、読み手は息継ぎをするようにスムーズに読み進められるだろう。
また、箇条書きを使えば、複数のポイントを簡潔に整理して伝えることができる。
制約がある中でいかに分かりやすく伝えるか、言語化能力が問われる形式と考えて取り組んでほしい。限られた機能の中で最大限の表現をすることは、要約力のアピールにもつながる。
4.エントリーシートの自由記入欄の内容の選び方
自由記入欄に何を書くべきか迷ったときは、戦略的にテーマを選ぶことで、他の設問との相乗効果を生み出せる。
やみくもに書くのではなく、エントリーシート全体を通して「どんな人物だと思われたいか」を考えることが大切だ。
実際に、自由記入欄に使う内容を選ぶ際の方法については、以下の3つが挙げられる。
- アピールし足りてない内容を選ぶ
- 商品・サービス愛があれば伝える
- 自己PRを図や写真などで表現する
4-1.アピールし足りてない内容を選ぶ
自由記入欄は、他の設問で伝えきれなかった強みや経験をアピールするために使う。
自己PRや志望動機といった決まった項目の設問だけでは、君の持っている多面的な魅力の一部しか伝わらないことが多い。
そこで、まだ触れていないエピソードを自由記入欄で積極的に補足すると、人物像により深みを持たせられる。活用方法としては、以下のとおりだ。
- 自己PRでリーダーシップを伝えたなら、分析力についても書く
- ガクチカで書ききれなかった活動を写真付きで詳しく解説する
このように、異なる角度からの強みを示すことで、多面的な能力を持つ人材だと強く印象づけることができる。
情報の重複を避けつつ、自分の持ち味を余すところなく伝える工夫が、選考通過率を高める鍵になる。
4-2.商品・サービス愛があれば伝える
志望する企業の商品やサービスに強い思い入れがある場合、それを自由記入欄で熱く語ろう。
単に「好きです」と書くのではなく、その商品が自分の生活にどう関わっているか、なぜそこまで惹かれるのかをエピソードと共に伝えると説得力が増す。
企業にとって自社製品を愛してくれる学生は、入社後も情熱を持って仕事に取り組んでくれる期待が持てる。
例えば、愛用している製品の写真を載せてアピールする方法がある。普段から愛用している事実を視覚的に証明できる。
こうした情報は、企業にとって貴重な顧客の声としても受け取られる。
ただし、評論家気取りの批判にならないよう、あくまでポジティブな内容を伝えるよう注意してほしい。
4-3.自己PRを図や写真などで表現する
文章だけの自己PRでは伝わりにくい実績や活動の様子を、図や写真を使って証明する。
文字情報だけでは、成果や活動の雰囲気が伝わりにくいことがある。そこで、視覚的な証拠を提示することで、アピールの信憑性を高められるだろう。
例えば、長期インターンでの売上推移をグラフにして示すと効果的だ。グラフを使うことで、数字の羅列よりも直感的に成長度合いを理解してもらえる。
このように、視覚資料は言葉以上に雄弁に君の実績を語ってくれる。「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、1枚の写真は長い文章以上の情報を伝える力を持つ。
視覚的なインパクトを利用して、他の学生と差をつけることを目指してほしい。
5.エントリーシートの自由記入欄の作成ポイント
自由記入欄を作成する際は、ただ自由に書くだけでなく、採用担当者の視点を意識した工夫を凝らそう。
実際に自由記入欄を作るときに意識すべきポイントについては、以下のとおりだ。
- 企業の求める人物像から逆算
- イラストや図も使ってもいい
- 文字数の指定は絶対に守る
- AIを使って文章の骨格を作る
- 内容が重複しないように注意
5-1.企業の求める人物像から逆算
何を書くか迷ったら、志望企業が求めている人材像から逆算してテーマを決めていく。
企業は自社のカルチャーに合い、長く活躍してくれる学生を採用したい。そのため、そのニーズに合致するエピソードを選ぶ必要がある。
例えば、チャレンジ精神を重視する企業なら、失敗談を隠さずに書くのがおすすめだ。
困難に立ち向かう姿勢や回復力をアピールできる。失敗から何を学び、どう改善したかを述べることで、成長性の高さを示すことができる。
こうしたエピソードは、企業の価値観と合致していることを証明する強力な材料となる。自分本位にならず、相手が求めているものを提供する意識を持とう。
5-2.イラストや図も使ってもいい
自由記入欄があるエントリーシートでは、文章だけでなくイラストや図解を活用すると、内容が格段に伝わりやすくなる。
文字だけで説明するよりも、視覚的な情報を加えたほうが、採用担当者に要点を直感的に理解してもらえる。表現の幅を広げるために、以下の工夫を取り入れてみてほしい。
- 研究内容を簡単な図解やフローチャートで示す
- 部活動やサークルの写真を貼り付けて雰囲気を伝える
- 矢印を使って、取り組みのプロセスや変化を表現する
絵の上手さは重要ではなく、丸や四角を使ったシンプルな図形であっても、情報の整理には十分に役立つ。
さらに、図解を取り入れることで紙面にメリハリが生まれ、他の学生との差別化にもなる。読み手の負担を減らし、最後まで興味を持って読んでもらえるような工夫を凝らそう。
5-3.文字数の指定は絶対に守る
自由記入欄であっても、企業が指定した文字数や枠の大きさといったルールは必ず守る。
「自由」だからといって、枠をはみ出して書いたり、文字数を大幅に超過したりするのは避けてほしい。
ルールを守れないと判断されると、どれだけ内容が優れていても評価を落としてしまう原因になる。文字数の目安については、以下のポイントを意識したい。
- 指定文字数の8割以上を埋める
- 枠のギリギリまで詰め込みすぎない
- 読みやすい文字の大きさを保つ
空白が多すぎると志望度が低いと見なされやすく、逆に枠からはみ出すと情報を整理できない人だと思われる。
決められた形式の中で最大限のアピールをすることが、社会人としての最低限のマナーであることを忘れてはならない。
細かいルールを徹底して守る姿勢が、採用担当者からの信頼を獲得する第一歩になる。
5-4.AIを使って文章の骨格を作る
文章構成に悩んだときは、ChatGPTなどの生成AIを活用し、文章の骨格を作ってもらう。
「〇〇という経験を元に、チャレンジ精神をアピールする自由記入欄の構成案を作って」と指示すれば、論理的な構成案を提示してくれる。
あくまで構成のヒントやアイデア出しの壁打ち相手として利用し、最終的には必ず自分の言葉で書き直すことが不可欠となる。
AIの文章は一般的すぎて個性がなかったり、事実と異なる表現が含まれていたりすることがあるからだ。
AIの提案する表現を自分の言葉に置き換えることで、オリジナリティを担保できる。また、自分の感情や数字を加えることで、文章にリアリティを持たせることができる。
AIをうまく使いこなすことで、エントリーシート作成の効率を上げつつ、質の高い内容に仕上げてほしい。
5-5.内容が重複しないように注意
自由記入欄に入れる内容を考える際、他の設問と全く同じ内容を書かないように注意したい。
同じエピソードを使い回すと、「引き出しが少ない」「多角的な視点がない」とネガティブな評価を受ける可能性があるからだ。
もし同じエピソードを扱う場合でも、切り口や視点を変えて書く工夫が求められる。
例えば、自己PRで部活動での優勝経験を書いたなら、自由記入欄ではチーム作りについて書く。同じ出来事でも、視点を変えれば全く異なるアピールポイントが見えてくる。
チーム作りの苦労話からは調整力が、後輩指導の話からは育成力が伝わる。
読み手に新たな発見を与える内容にすることで評価を高めていく。情報の配置を工夫し、総合的な魅力を伝えきることが大切だ。
6.エントリーシートの自由記入欄が重要な業界TOP3
自由記入欄の重要度は業界によって異なり、特にクリエイティブな能力が求められる業界では選考の合否を左右するほど重要視される。
ここでは、特に自由記入欄に力を入れるべき3つの業界を紹介していく。
| 順位 | 業界名 | 理由 |
|---|
| 1位 | 広告業界 | 創造性やアイデア力が直結するため |
| 2位 | マスコミ業界 | 表現力や伝える力が重視されるため |
| 3位 | デザイン業界 | センスや構成力が仕事の基本となるため |
6-1.1位:広告業界
広告業界は、クライアントの課題を解決するためのアイデアや、人の心を動かす表現力が何よりも求められる。
そのため、自由記入欄は単なる自己紹介の場ではなく、「自分という商品をいかに魅力的に売り込むか」というプレゼンテーションの場として見られる。
ありきたりな文章だけでは埋もれてしまうため、一目でインパクトを与える工夫や、独自の視点が欠かせない。
例えば、自分の強みを商品パッケージのようにデザインして見せるのも一つの手だ。成分表示のようにスキルを羅列すれば、ユーモアと情報を同時に伝えられる。
また、キャッチーな見出しを大きく配置することで、読み手の興味を一瞬で惹きつけることができる。
この欄で採用担当者を「面白い!」と唸らせることができれば、内定への距離はぐっと縮まる。
6-2.2位:マスコミ業界
テレビ局や出版社などのマスコミ業界では、情報を正確かつ魅力的に伝える力が必須となるため、自由記入欄の質が問われる。
ここでは、文章構成力はもちろん、写真の選び方や見出しの付け方など、編集者や記者としての資質が見られている。
自分独自の取材(経験)をもとに、読み手が興味を持つようなストーリーを構築できるかが評価の分かれ目となるだろう。
個性が強い人材が好まれる傾向にあるため、他の学生にはないユニークな経験や、特定の分野への深い知識をアピールするのも効果的だ。
「この学生になら仕事を任せてみたい」と思わせるような、熱量の高い表現を目指してほしい。
6-3.3位:デザイン業界
デザイン業界やクリエイティブ職では、自由記入欄そのものがポートフォリオの一部のような役割を果たすため、極めて重要性が高い。
デザインスキルや画力、色彩感覚などが直接的に評価されるため、視覚的なクオリティには徹底的にこだわる必要がある。
文字情報よりも、ビジュアルでいかに情報を整理し、美しく見せるかというデザイン思考が問われることになる。
例えば、自分の作品の制作プロセスを写真付きで解説するのも効果的だ。完成品だけでなく、そこに至るまでの試行錯誤を見せることで、思考の深さを伝えることができる。
また、文字のフォントや余白の取り方にまで気を配ることで、細部へのこだわりをアピールできる。一目見ただけで実力が伝わるような、完成度の高いシートを作成してほしい。
7.【内容別】エントリーシートの自由記入欄の例文5選
ここでは、実際に使える自由記入欄の例文をテーマ別に紹介する。
これらの例文を参考に、自分なりのエピソードを当てはめてブラッシュアップしてほしい。
- 長所や短所を使った例文
- ガクチカを使った例文
- 入社後の夢や目標を使った例文
- 事業アイデアを使った例文
- ESの内容を補足する例文
7-1.長所や短所を使った例文
【例文】
私の最大の武器は、どんな状況でも「まずやってみる」行動力です。大学2年次に、未経験ながら友人とWebメディアを立ち上げました。最初は月間PV数が100にも満たない状態でしたが、毎日記事を更新し、SNSでの発信を続けた結果、半年後には月間1万PVを達成しました。一方で、見切り発車で進めてしまい、後から修正に追われるという失敗も経験しました。この経験から、行動力を維持しつつも、事前の計画を立てる重要性を学びました。貴社でも、この行動力を活かして新規事業の開拓に貢献したいです。
自由記入欄で長所や短所を扱う際は、単なる性格診断で終わらせず、行動と結びつけて表現していく。
長所であれば、その強みが発揮されたシーンを描写し、再現性があることをアピールする。
短所の場合は、それをどのように克服しようとしているか、あるいは短所をどう補って行動しているかという「改善のプロセス」を示すことが評価につながる。
例文を参考に、君の強みが最も伝わるエピソードを選んで作成してほしい。
7-2.ガクチカを使った例文
【例文】
大学の学園祭実行委員会で、広報チームのリーダーを務めた経験です。例年、来場者数が伸び悩んでいたため、SNSを活用した広報活動に力を入れました。ターゲット層である高校生や大学生が興味を持ちそうな動画コンテンツを企画し、メンバーと協力して毎日投稿を行いました。その結果、SNSのフォロワー数は前年の3倍になり、当日の来場者数も過去最高を記録しました。この経験から、目標に向かってチームを巻き込みながら行動する大切さを学びました。貴社でも周囲と協力し、プロジェクトを成功に導くために全力を尽くしたいと考えています。
ガクチカを作成するときは、数値を用いて成果を客観的に証明しつつ、組織での貢献性を具体的に伝える書き方が有効といえる。
この例文において、採用担当者が特に評価するポイントは以下のとおりだ。
- 定量的な実績を用いて努力の成果を可視化している
- チームを巻き込む行動で組織への適性を示している
「前年の3倍」のような数字は、誰が読んでも成果の大きさが分かる。
主観的な言葉だけで熱意を伝えるよりも、数字という根拠があると、採用担当者は君の実績を正当に評価しやすい。
最後に経験から学んだことをどう活かすかで締めくくると、入社後の再現性をアピールする魅力的な文章に仕上がる。
7-3.入社後の夢や目標を使った例文
【例文】
私は貴社のITソリューションを通じて、地方企業のDXを推進し、地域経済の活性化に貢献したいと考えています。私の地元では素晴らしい技術を持つ企業が多くありますが、IT化の遅れによりその魅力が十分に発信されていない現状があります。貴社のクラウドサービスは導入のハードルが低く、中小企業にも最適だと確信しています。入社後は、まず技術の基礎を徹底して学び、将来的には顧客の課題に寄り添った提案ができるシステムエンジニアとして活躍したいです。地方から日本全体を元気にする一助となり、貴社の発展に貢献したいです。
この例文は、なぜその夢を持ったのかという背景が明確に描かれている。
地元の課題という個人的な体験と、企業のサービスを結びつけることで、志望動機の独自性と強さを補強している。
単なる憧れではなく、現状の課題認識に基づいた目標であるため、採用担当者にも熱意が伝わりやすい。
また、「まずは基礎を学ぶ」という謙虚な姿勢を見せつつ、将来的なビジョンも提示している点が優れている。
現実的なステップを踏みながら成長していきたいという意思表示は、長期的に活躍してくれる人材だという印象を与える。
自分の夢と会社の事業がリンクしていることを示す、良いアピール方法となるだろう。
7-4.事業アイデアを使った例文
【例文】
貴社の強みである「教育事業」と、近年需要が高まる「シニア向けサービス」を掛け合わせた新規事業を提案します。具体的には、定年退職後のシニア層を対象とした、オンラインでのスキルシェアプラットフォームです。長年の経験や知識を若者に教えたいシニアと、学びたい若者をつなぐことで、世代間の交流と知識の継承を促進できます。貴社の既存のオンライン学習システムのノウハウを活用すれば、低コストでの立ち上げが可能だと考えます。社会課題の解決と収益化を両立できるこの事業に、ぜひ挑戦してみたいという強い思いがあります。
事業アイデアを書く際は、企業の既存事業や強みと絡めることが重要だ。
突拍子もないアイデアではなく、その企業のリソースを活用して実現できる内容にすることで、企業研究の深さをアピールできる。
この例文では、教育事業という既存の強みと、シニア市場という新たな機会をうまく組み合わせている。
また、社会的な意義(世代間交流、知識継承)や実現可能性(低コスト)についても触れており、ビジネス視点を持っていると評価されやすい。
単なる思いつきではなく、論理的に考えられた提案であることを示すことが、評価を高める。入社後に新しい価値を創造できる人材であることを証明する内容にしてほしい。
7-5.ESの内容を補足する例文
【例文】
趣味の「登山」を通じて培った計画性とリスク管理能力についてお伝えします。私は月に一度、標高2000m級の山に登っています。登山では、天候の変化や体調不良など、予期せぬトラブルがつきものです。そのため、事前のルート確認や装備の点検、エスケープルートの設定などを徹底しています。この習慣は、学業やアルバイトでも活きており、常に先を見越して準備を行うことで、期限の遵守やミスの防止につながっています。仕事においても、この計画性を発揮し、確実な業務遂行に貢献したいと考えています。
自己PRや趣味の欄で書ききれなかった詳細を補足するパターンとして有効な例文だ。
趣味の話だけで終わらせず、そこから得られた能力(計画性、リスク管理)が仕事にどう活きるかにつなげている点が評価される。
登山という一見仕事とは関係ない活動でも、捉え方次第で立派なアピール材料になる。準備の内容(ルート確認、装備点検)を挙げることで、性格の几帳面さや慎重さが伝わるだろう。
仕事においても段取りや準備は重要であり、この学生なら安心して仕事を任せられそうだと感じさせる。自分の個性を仕事の能力に変換して伝えるテクニックとして参考にしてほしい。
8.【業界別】エントリーシートの自由記入欄の例文5選
志望する業界によって、アピールすべきポイントや好まれるトーンが異なる。
業界の特性に合わせた例文を参考に、自分の言葉で書いてみよう。
- IT業界向け自由記入欄の例文
- メーカー向け自由記入欄の例文
- 金融向け自由記入欄の例文
- 小売向け自由記入欄の例文
- 官公庁向け自由記入欄の例文
8-1.IT業界向け自由記入欄の例文
【例文】
プログラミング学習を通じて得た「自走力」をアピールします。私は大学でJavaを独学しており、学習サイトを活用して基礎を身につけました。エラーが出た際は、すぐに答えを求めるのではなく、公式サイトや技術ブログを読み込み、原因を特定して解決する癖をつけました。また、簡単なタスク管理アプリを自作し、友人に使ってもらいフィードバックをもとに改良を重ねました。この経験で培った、自ら学び問題を解決する力は、技術の変化が激しいIT業界で必ず役立つと確信しています。貴社でも即戦力となれるよう努力を続けます。
IT業界では、自ら学ぶ姿勢(自走力)を何よりも重視する。
継続的に勉強してきた経験や、実際に手を動かして何かを作った経験を書くことで、エンジニアとしての適性の高さをアピールできる。
特に、エラー解決のプロセスに触れている点は、実務でのトラブル対応能力を想像させるため評価が高い。
また、アプリを自作してフィードバックをもらうという行動は、ユーザー視点を持っていることの証明にもなる。
技術力だけでなく、向上心や課題解決能力も同時に伝えることができる構成になっている。
変化の激しい業界で生き残っていくための素養があることを、エピソードで裏付けることが大切だ。
8-2.メーカー向け自由記入欄の例文
【例文】
モノづくりへのこだわりとチームワークの大切さを、ロボットコンテストへの参加経験から学びました。私はチームで設計を担当しましたが、製作過程で強度が不足するという課題に直面しました。そこで、加工担当のメンバーと意見を出し合い、素材の選定から見直すことで、軽量かつ高強度な機体を完成させることができました。大会では入賞を果たし、チームで一つのものを作り上げる喜びを知りました。貴社の製品開発においても、部門を超えた連携を大切にし、高品質な製品を世に送り出すために貢献したいと考えています。
メーカーでは、製品へのこだわりとチームでの協力体制が特に評価されるポイントだ。
トラブル(強度不足)と、それに対する解決策(素材の見直し、メンバーとの連携)を示すことで、現場での対応力をアピールしている。
一人で解決するのではなく、周りと協力して成果を出したエピソードは、組織で働く上で好印象を与える。
また、「モノづくりへの情熱」や「喜び」といった感情的な要素を入れることで、仕事に対する熱意も伝わっていく。
このような内容にすると、入社後も同様に、周囲と協力しながら良い製品を作ってくれそうだという期待を持たせることができる。
8-3.金融向け自由記入欄の例文
【例文】
私の強みである「誠実な対応と信頼構築力」についてお話しします。塾講師のアルバイトでは、生徒一人ひとりの悩みや目標に真剣に向き合うことを心がけました。成績が伸び悩む生徒には、授業外でも相談に乗り、個別の学習プランを作成しました。その結果、生徒からの信頼を得ることができ、担当クラスの継続率は校舎内で1位となりました。金融業界においても、お客様の大切な資産を扱う上で信頼関係は不可欠です。常に相手の立場に立ち、誠実に行動することで、貴社のファンを増やしていきたいと考えています。
金融業界では「信頼」が重要なキーワードの一つとなる。
誠実さや責任感を感じさせるエピソードを選ぶことで、業界への適性を示したい。
この例文では、生徒への個別対応という行動を通じて、誠実さを証明している。
また、継続率1位という数字の実績を入れることで、単なる精神論ではなく、結果を出せる人材であることもアピールできている。
お客様の資産を預かる仕事だからこそ、真面目で信頼できる人柄であることを伝えるのが効果的だ。相手の立場に立って考えられるという点は、営業職としても高く評価される。
8-4.小売向け自由記入欄の例文
【例文】
「お客様のニーズを先読みする観察力」があります。アパレル店でのアルバイトでは、お客様の視線や持ち物から好みを推測し、提案を行うようにしました。例えば、オフィスカジュアルを探しているお客様には、着回しのきくアイテムを組み合わせで提案し、喜んでいただけました。また、店内のディスプレイも季節や天候に合わせて変更し、売上の向上に貢献しました。貴社の店舗運営においても、常にお客様視点を持ち、心地よい購買体験を提供できるスタッフとして活躍したいと考えています。
小売業界では、徹底した顧客視点と観察力が求められる。
接客のエピソードを交えることで、現場で即戦力として活躍できるイメージを持たせることができる。
お客様の潜在的なニーズを汲み取って提案した経験は、販売員としての質の高さを示す。
また、ディスプレイの変更で売上向上に貢献したという点は、店舗全体の運営にも目を向けられる視野の広さを感じさせる。
単に商品を売るだけでなく、お客様に満足してもらうための工夫ができることをアピールするのが大切だ。
ビジネスとしての成果意識を持っていることも伝わる、バランスの良い内容となる。
8-5.官公庁向け自由記入欄の例文
【例文】
地域社会への貢献意欲と、粘り強く課題に取り組む姿勢を伝えたいです。私は大学のボランティア活動で、地域の清掃活動や高齢者向けのイベント運営に参加してきました。その中で、住民の方々から地域の課題を直接聞く機会があり、行政としてできる支援の重要性を痛感しました。また、イベントの企画段階で意見が対立した際も、双方の意見を調整し、合意形成を図る役割を担いました。公務員として、多様な意見に耳を傾けながら、住みよい街づくりに尽力したいという強い思いを持っています。
官公庁では、公共心と調整力を重要視する。
地域との関わりや、ボランティア活動の経験は、公務員としての適性を示すのに役立つ。
住民の声を直接聞いた経験から、行政の重要性を感じたという動機は説得力がある。
また、意見対立の調整役を担ったエピソードは、多様な利害関係者と関わる公務員の仕事において重要な資質となる。
公平性や粘り強さをアピールする言葉を選ぶと、信頼できる人物だという印象を与えられる。
自分の利益だけでなく、社会全体の利益を考えられる人材であることを伝える内容にしてほしい。
9.エントリーシートの自由記入欄に関するよくある質問
最後に、自由記入欄に関して就活生からよく寄せられる質問に答えていく。
疑問を解消して、自信を持ってエントリーシートを作成しよう。
- 自由記入欄を書かないのはまずいですか?
- 自由記入欄のダメな使い方はありますか?
- 自由記入欄は履歴書でも書くべきですか?
9-1.自由記入欄を書かないのはまずいですか?
結論から言うと、書かないのは避けるべき選択肢だ。
必須項目でない場合でも、空欄のまま提出するのは「志望度が低い」と判断されるリスクが高くなる。
自由記入欄は、他の学生と差をつけるためのボーナスステージのようなものと考えたい。ここを使わないということは、アピールの機会を自ら捨てているに等しい。
どうしても書くことが思いつかない場合でも、短文でいいので意気込みや自己PRの要約を書くことをおすすめする。少しでも加点要素を増やす意識を持つことが、内定への近道となる。
企業は君の積極性を見ているので、空白を埋める努力をしてほしい。
9-2.自由記入欄のダメな使い方はありますか?
自由記入欄において、読み手の負担になる表現や意欲を感じられない内容は避ける。
特に、採用担当者からの評価を大きく下げてしまうNGな使い方として、以下が挙げられる。
- 「特になし」とだけ書く、または空欄のまま提出する
- 小さな文字でびっしりと埋め尽くし、可読性を損なう
- ネガティブな言い訳や、自信のなさを強調する内容
- 企業の社風に合わない、奇抜すぎるイラストや写真
まず、「特になし」や空欄で提出することは、志望度が低いと判断される原因になりやすい。
さらに、熱意を伝えようとして文字を詰め込みすぎると、読む気が失せてしまう。パッと見て内容が入ってこないものは、多忙な採用担当者に読んでもらえないことが多い。
ビジネス文書としてのマナーを守りつつ、相手への配慮を忘れずに作成することが大切だ。
9-3.自由記入欄は履歴書でも書くべきですか?
履歴書に自由記入欄(本人希望記入欄など)がある場合も、基本的には書くことが望ましい。
ただし、エントリーシートほど自己PRに特化する必要はない場合もある。履歴書のフォーマットにもよるが、「貴社の規定に従います。」と書くのが一般的なケースも多い。
しかし、自己PR欄や志望動機欄としての自由記入スペースがあるなら、エントリーシート同様にしっかりとアピール内容を書く。
書類の種類や項目の名称を確認し、その意図に合わせて記入内容を判断する。どの書類であっても、空欄は極力減らすという姿勢が大切だ。
それぞれの欄に求められている情報を的確に記入することで、事務処理能力の高さもアピールできる。
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4.8
Based on 373 reviews
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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10.IT業界の就活成功を目指すならユニゾンキャリア
IT業界を目指すなら、IT専門の就活エージェント「ユニゾンキャリアだ」を使ってほしい。
一般的な就活サイトや就活エージェントとは違い、IT業界に詳しいプロのアドバイザーが君の就活をサポートしていく。
ネットの情報だけではわからない、企業のリアルな情報や、エンジニアとしての働き方について詳しく教える。
10-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
最初からIT業界で就職活動を進めていましたか?
最初は大学で音楽活動をやってたので、「自分の好きなことを仕事にできたらいいな」と思って、音楽業界で就活していたんですよ。
でも、実際に内定をもらったりする中で、年収や将来性のことで不安を感じるようになって…。音楽業界ってやっぱり給料が低くて、残業時間も月40時間以上あったりもして。
だから、「好き」だけでやっていける世界ではないのかなって、現実を考えちゃいました。
将来性も、今はYouTubeとか面白いものが分散してるじゃないですか?
だから昔みたいに大きなものを作るのは、だんだん難しくなるのかなあって思って。
その点、IT業界なら需要もなくならないだろうし、スキル次第で年収も上げられるって聞いて。将来ITから音楽業界に関わることはできても、その逆はちょっと難しい気がして、IT業界を目指すことにしました。
IT業界の就活はどのように進めてましたか?
最初は総合型のエージェントさんを利用してました。自己分析とかは結構AIを使ってました。
正直、書いたエントリーシートが良いのか悪いのかも全然分からなくて。AIに壁打ち相手になってもらって、ある程度できたらエージェントさんに見てもらう、みたいな流れで進めてました。
あとは、やっぱり技術のことは少しでも分からないとダメかなと思って、Progateでプログラミングの勉強もしていました。
最初は手探りでしたけど、自分なりにやれることをやってみたって感じです。
最後にユニゾンキャリアを利用した感想を率直に教えてください!
シンプルに一言でいうと、すごく親切でした!
バイトしながら就活していたので、土日とか夜遅い時間でもすぐにLINEで返信してくれたのがありがたかったですね。
ほかのエージェントさんだと、ここまで対応してくれなかったので、すごく助かりました。
橋本さんのお話で、IT業界のリアルな部分についてちゃんと知ることができたので、本当にありがたかったなと。
おすすめしてくれた求人も「この会社はこういう技術を使っているから将来こういうキャリアを目指せる」っていう部分まで詳しく教えてくれたので、迷わずに就活を進められました!ありがとうございました!
10-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
ものづくりが好きだったことがきっかけです。
子どものころは図工、今は料理や動画編集など、何かをつくることが好きで…!
就活を始めた時にものづくりの仕事を調べていたら、エンジニアに辿り着きました。
エンジニアの仕事はものづくりに似ていたので、自分に合っていると思ったんです。
ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
主に面接対策ですね。
私は面接に自信がなかったので、面接で聞かれる質問への回答をまとめて、担当キャリアアドバイザーの橋本さんに添削してもらいました。
実は初めての面接で想定外の質問をされて頭の中が真っ白になったんです…。
橋本さんから面接で聞かれる質問を教えてもらってからは、面接の準備ができたのでどんな質問にでも答えられるようになりました!
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
最初から最後まで橋本さんに手厚くサポートいただいて感謝の気持ちでいっぱいです…!
IT業界について知れたおかげで、面接で自信を持って話せました。
橋本さんはいつも親身になって相談にのってくれて、背中を押してくれる存在でしたね。
すごく心強かったですし、就活生のことを本気で考えてくれてると思いました。
ユニゾンキャリアは、君の希望に合った企業を紹介している。一人で悩まず、プロの力を借りて就活を有利に進めてほしい。
以下のボタンから無料相談に申し込み、君の就活のサポートをさせてもらえるとうれしい。