記事の概要
エントリーシートで「自分の性格は?」といきなり問われても中々答えられない。
就活のときぐらいしか考えないから、当たり前と言える。基本的には、「優しい」や「真面目」など、頭にぱっと浮かんだ性格を使う。
エントリーシートに書く性格の選び方も大事だが、それよりその性格を裏付けるエピソードの方が重要だ。
この記事では、エントリーシートで使える性格をまとめ、君が書くのに困らないように例文も20個作成した。ぜひこれらの内容を参考にして、エントリーシートを仕上げてほしい。
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1.エントリーシート(ES)とは?
エントリーシート(ES)とは、企業が採用選考の初期段階で、応募者の個性や価値観、ポテンシャルを知るために提出を求める独自の応募書類のことである。
多くの企業で、書類選考はこのESを中心に行われる。
つまり、ESは面接に進むための「通行手形」であり、就職活動における最初の関門といえる。
なぜこの会社で働きたいのか、入社後にどう貢献できるのか、あなた自身の…
1.企業がエントリーシートで性格を確認する理由
企業がエントリーシートで性格に関する設問を設けている理由は、単に君がどんな人なのかを知りたいだけではない。
性格を通じて、自社で活躍できるポテンシャルがあるか、組織に馴染めるかを見極めようとしている。企業が性格欄から読み取ろうとしている意図については、以下のとおりだ。
- 自己分析できているか確認したい
- 採用基準を満たす学生か確認したい
- 長く働いてくれる人か確認したい
1-1.自己分析できているか確認したい
企業は性格欄を通じて、学生が自分のことを客観的に理解できているかを確認している。
ビジネスの現場では、自分の強みや弱みを把握し、それをコントロールしながら業務を進める能力が求められるからだ。
自己分析が十分にできている学生は、自分の特徴を言語化し、他者に分かりやすく伝える。
一方で、自己分析が不足していると、面接で深掘りされた際に回答が矛盾したり、エピソードが出てこなかったりする。
具体的には、エントリーシートで「几帳面」と書いているのに誤字脱字が多い場合、自己認識が甘いと判断されてしまう。
自分の性格を正しく理解し、それを裏付ける行動や経験をセットで語れるかどうかが、評価の分かれ目となる。
1-2.採用基準を満たす学生か確認したい
企業ごとに「求める人物像」や「活躍する社員の共通点」という採用基準が存在する。
性格に関する設問は、君がその基準に合致しているかを判断するための重要な材料となる。
どれほど優秀なスキルを持っていても、企業の社風や職種の適性に合わない性格であれば、採用を見送られてしまう。
実際に、企業が重視する性格の傾向は、以下のとおりだ。
- チームワーク重視:協調性や素直さ
- 営業職重視:行動力や負けず嫌い
- 事務職重視:真面目さや正確性
企業は、君の性格が自社のカルチャーや業務内容にフィットするかどうかを慎重に見極めようとしている。
そのため、企業の採用ページや社員インタビューなどを通じて、どのような性格の人物が求められているかを事前にリサーチしておく。
企業が求める人物像を把握した上で、自分の性格との接点を見つけよう。
1-3.長く働いてくれる人か確認したい
企業は採用した学生に、できるだけ長く定着して働いてほしい。
性格と社風のミスマッチは早期離職の大きな原因となるため、企業はエントリーシートの段階からそのリスクを回避しようとする。
君の性格が、企業の雰囲気や働き方に馴染むものであれば、入社後もストレスなく能力を発揮できると判断されれしまう。逆に、変化を好まない安定志向の性格の学生が、ベンチャー企業に応募した場合、ミスマッチが懸念される。
自分の性格を偽って内定を得ても、入社後に苦労するのは君自身だ。
企業は、君にとっても自社にとっても幸せなマッチングを実現するために、性格欄を通じて「うちの会社で長く活躍できそうか」を確認している。
等身大の性格を伝え、それが企業にとってどうプラスに働くかをアピールしよう。
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4.8
Based on 373 reviews
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
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水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.エントリーシートで性格をメインに聞く質問一覧
エントリーシートでは、性格について直接的に問われる設問がいくつか存在する。
質問の形式によって求められる回答のニュアンスが異なるため、それぞれの意図を理解して準備しておきたい。
具体的には、性格を問う代表的な質問として、以下の2つが挙げられる。
2-1.自覚している性格を教えてください
「自覚している性格」を問われた場合、自分自身をどのように認識しているか答える。
ここでは、単に性格を表す単語を並べるだけでなく、なぜそう思うのかという根拠や、その性格が形成された背景を含めて説明していく。
ポジティブな面だけでなく、ネガティブな面をどう捉えているかも含めて、等身大の自分を表現する。
例えば、「責任感が強い」と答えるなら、アルバイトでリーダーを任された経験や、期限を守るために工夫したエピソードなどを添えると説得力が増す。
自覚している性格と他者からの評価にギャップがないかどうかもポイントだ。
独りよがりな自己評価ではなく、周囲との関わりの中で見えてきた性格を伝えることで、客観性のある自己分析ができていると評価される。
2-2.あなたの性格を一言で表すと何ですか
「性格を一言で表す」という質問は、君のキャッチコピー作成能力や表現力を試すものだ。
ありきたりな言葉ではなく、採用担当者の興味を惹きつけるような印象的なフレーズを選ぶ。
短い言葉の中に、君の最大の特徴や強みを凝縮させる必要があるため、言葉選びのセンスが問われる設問となる。
効果的な表現の例としては、以下のようなものが挙げられる。
- 粘り強い性格:「スルメのような人間」
- 協調性がある:「チームの潤滑油」
- 柔軟性がある:「水のような存在」
一言で言い切ることで、自分自身の核となる部分を明確に理解していることを示せる。
その後の面接で「なぜそのように表現したのですか?」と聞かれた際に、エピソードを交えて詳しく説明できるように準備しておくことも欠かせない。
他の学生と差別化を図るために、自分ならではのユニークな表現を見つけることが、この質問を攻略する鍵となる。
3.エントリーシートで性格面が評価される質問一覧
性格を直接問う質問以外にも、エントリーシートには君の人柄や価値観を確認するための設問が多く含まれている。
一見すると、能力や経験を問われているように見える質問でも、その回答の端々から性格が滲み出るのだ。
性格面をアピールすると評価してくれる主な質問については、以下の6つが挙げられる。
- 自己紹介してください
- 自己PRしてください
- 長所と短所を教えてください
- 周囲からどんな人だと言われますか
- あなたを〇〇に例えると何ですか
- 大切にしていることは何ですか
3-1.自己紹介してください
自己紹介は、君という人間を最初に知ってもらうための「顔」となる部分だ。
ここでは、氏名や大学名といった基本情報に加えて、自分の性格や特徴を簡潔に伝える。
限られた文字数の中で、どのような要素を選んで伝えるかという取捨選択のセンスから、君の人柄やコミュニケーション能力が判断される。
自己紹介に盛り込むべき要素は、以下のとおりだ。
- 趣味や特技を通じた人柄の紹介
- 学業への取り組み姿勢
- 挨拶や意気込み
趣味や特技を交えて明るく親しみやすい性格をアピールしたり、学業への取り組みを通じて真面目さを伝えたりすることができる。
自己紹介は面接の冒頭でも求められるため、エントリーシートの段階から自分のキャラクターを明確にし、一貫性のある内容にしておきたい。
3-2.自己PRしてください
自己PRは、君の強みや能力を企業に売り込むための設問だが、性格もアピールできる。
強みが発揮されたエピソードを通じて、困難に直面したときの考え方や、目標に向かって努力する姿勢といった性格的な特徴が浮き彫りになるからだ。
例えば、「課題解決力」をアピールする場合でも、一人で黙々と解決策を練るタイプなのか、周囲を巻き込んでチームで解決するタイプなのかによって、伝わる性格は異なる。
自己PRを書く際は、単に実績を並べるだけでなく、「なぜそのような行動をとったのか」という動機や想いを書いていく。
自分の性格が強みとして機能し、企業に貢献できることを論理的に伝えることで、説得力のある自己PRが完成する。
3-3.長所と短所を教えてください
長所と短所は、性格のポジティブな面とネガティブな面をセットで確認する設問だ。
長所は仕事で活かせる強みとして、短所は克服すべき課題や人間味として評価される。
特に、短所については、自分の弱さを素直に認められる「誠実さ」や、それを改善しようとする「向上心」が見られている。
短所の伝え方におけるポイントは、以下のとおりだ。
- 長所の裏返しとして伝える
- 改善に向けた行動を示す
- 致命的な欠点は避ける
「優柔不断」という短所を挙げる場合、「慎重に物事を考える」という長所の裏返しであることを伝えつつ、「決断の期限を決めて行動するようにしている」といった改善策を添える。
長所と短所は表裏一体の関係にあるため、矛盾のないように一貫性を持たせたい。短所を隠そうとして「短所はありません」と書くのは避けよう。
3-4.周囲からどんな人だと言われますか
この質問は、他者から見た君の性格や評価を確認するためのものだ。
自己評価と他者からの評価が一致しているかを見ることで、自己認識の正確性や、集団の中での立ち位置を判断しようとしている。
自分が思っている自分と、他者から見える自分にズレがないことは、円滑な人間関係を築く上で重要となる。
この設問への回答を作成する際のポイントは、以下のとおりだ。
- エピソードを交えて説明する
- 意外な評価があればギャップとして紹介する
- 複数の関係性からの意見を取り入れる
「真面目だと言われる」と書くなら、具体的にどのような場面でそう言われたのか、エピソードを交えて説明していく。
また、友人や家族、アルバイト先の仲間など、関係性の異なる複数の人から意見をもらうことで、より多面的で説得力のある回答が作れる。
周囲の人々との良好な関係性が伝わる、温かみのあるエピソードを選ぶことをおすすめする。
3-5.あなたを〇〇に例えると何ですか
「あなたを動物に例えると?」「あなたを色に例えると?」といった質問は、発想力や自己表現力を試すユニークな設問だ。
正解がない質問だからこそ、君の性格や価値観が色濃く反映される。選んだ対象そのものよりも、「なぜそれを選んだのか」という理由付けが評価のポイントとなる。
回答の具体例としては、以下のようなものが考えられる。
- 潤滑油:組織を円滑にする調整役
- カメレオン:環境適応能力が高い
- スポンジ:吸収力が高い
突飛なものを答えてインパクトを狙うのも一つの手だが、あまりに奇をてらいすぎると「変わり者」と思われる。
そのため、自分の性格を的確に捉え、それを誰にでも分かる内容に変換する能力が求められる。ユーモアと論理性をバランスよく交え、採用担当者の印象に残る回答を目指してほしい。
3-6.大切にしていることは何ですか
「座右の銘」や「価値観」を問うこの質問は、君の行動指針や人生観を知るためのものだ。
仕事をする上で、どのような判断基準を持ち、何をモチベーションに頑張れる人間なのかが見られている。企業理念や社風とのマッチ度を測る上でも、重要な設問となる。
実際に、回答を作成する際に意識すべき点は、以下のとおりだ。
- 実体験に基づいた本心からの言葉を選ぶ
- 価値観が形成された原体験を語る
- 日々の生活での実践例を示す
「誠実」を大切にしているなら、嘘をつかずに顧客と向き合う姿勢が期待できるし、「挑戦」を大切にしているなら、困難な目標にも果敢に取り組む姿勢が評価される。
その価値観を持つに至った原体験や、日々の生活で意識していることを具体的に書くことで、君という人間の芯の強さが伝わる。
ブレない軸を持っていることを示し、信頼できる人物であることをアピールしてほしい。
4.エントリーシートで使える性格の選び方
自分の性格を言葉にする際、どの表現を選べばいいのか迷うことは多い。
適切な言葉を選ぶことで、採用担当者に君の魅力が伝わり、評価を高めることができる。そのために必要となる、エントリーシートに使う性格を選ぶための方法は、以下のとおりだ。
- 信頼性のある性格診断を使う
- 家族や友達に自分の性格を聞く
- 企業が求める性格から逆算する
- 就活でよく使われる性格から選ぶ
4-1.信頼性のある性格診断を使う
データに基づいて自分の性格を把握するには、信頼性の高い性格診断ツールを活用したい。
就活サイトや就活エージェントが提供している適性検査や、心理学に基づいた診断ツールを使うことで、自分では気づかなかった強みや特徴を言語化してくれる。
結果に出てきたキーワードをそのまま使うだけでなく、解説文を読み込むことで、性格を説明するための語彙力が増えるだろう。
例えば、MBTI診断やエニアグラムなどは、自分の思考の癖や行動パターンを深く知る手がかりになる。
ただし、診断結果を鵜呑みにするのではなく、「確かにこういうところがある」と自分が納得できる部分を抽出して使おう。
診断結果はあくまで自己分析の補助ツールとして捉え、自分の言葉で語れるように落とし込む作業を忘れないでほしい。
4-2.家族や友達に自分の性格を聞く
自分をよく知る身近な人に意見を聞く「他己分析」は、自分では当たり前だと思っていた長所を発見するのに役立つ。
家族や友人は、君の普段の様子や、過去の出来事における行動をよく見ているため、飾らない本来の性格を教えてくれる貴重な情報源だ。
具体的なエピソードと共に「あの時こうしてくれて助かった」といったフィードバックをもらえれば、それがそのままエントリーシートのネタになる。
他己分析で聞くべき質問の例は、以下のとおりだ。
- 私の長所や短所はどこだと思う?
- 私が活躍していたエピソードはある?
- 第一印象と今の印象に違いはある?
「いつも冷静だね」「聞き上手だね」といった何気ない言葉の中に、仕事で活かせる重要な資質が隠れている。
恥ずかしがらずに聞いてみることで、自己評価と他者評価のズレを修正し、より説得力のある自己PRが作れる。
親しい人からの言葉は自信にもつながるため、就活のモチベーションアップにも効果的だ。
4-3.企業が求める性格から逆算する
志望する企業がどのような人材を求めているかを調べ、それに合致する自分の性格を選んでアピールしたい。
企業の採用ページにある「求める人物像」や、社長メッセージ、社員インタビューなどを読み込み、そこで使われているキーワードをピックアップする。
自分の性格の中に、そのキーワードに近い要素があれば、それを中心に据えてエントリーシートを作成していく。
実際に、企業タイプ別に求める性格として挙げられるのは、以下のとおりだ。
- ベンチャー企業:行動力、好奇心旺盛
- 老舗メーカー:誠実、責任感
- 接客業:明るい、気配り
ただし、嘘をついてまで企業に合わせるのは、入社後のミスマッチを招くため避ける。
あくまで自分の多様な側面の中から、企業との接点となる部分を強調して伝えるだけだ。無理に企業が求める人物像を演じるのではなく、自分の持ち味を活かす視点が大切になる。
4-4.就活でよく使われる性格から選ぶ
就活の場では、ビジネスシーンで好まれる「使いやすい性格の表現」というものが存在する。
自分の性格を適切なビジネス用語に変換することで、採用担当者に「仕事ができそう」というイメージを持たせることができる。
就活でよく使われる性格の一覧は、以下のとおりだ。
| 分類 | 性格キーワード | ビジネスでの活用イメージ |
|---|
| ポジティブ | 行動力がある | 考え込む前にまず動き、成果を出す |
| チャレンジ精神 | 未知の領域にも果敢に挑戦する |
| 向上心がある | 現状に満足せず、スキルアップを図る |
| 好奇心旺盛 | 新しい知識を積極的に吸収する |
| 負けず嫌い | 目標達成のために努力を惜しまない |
| 対人関係 | 協調性がある | チーム内で円滑に業務を進める |
| 素直 | アドバイスを吸収し、成長につなげる |
| 思いやりがある | 顧客や同僚の立場に立って行動する |
| 聞き上手 | 相手のニーズを引き出し、信頼を得る |
| ムードメーカー | 職場の雰囲気を明るくし、士気を高める |
| 実務能力 | 責任感が強い | 任された仕事を最後までやり遂げる |
| 真面目・几帳面 | 正確かつ丁寧にタスクを処理する |
| 継続力がある | 地道な作業もコツコツと続けられる |
| 忍耐強い | 困難な状況でも諦めずに取り組む |
| 柔軟性がある | 状況の変化に合わせて臨機応変に対応する |
これらの言葉は、採用担当者にとっても馴染みがあり、仕事での再現性をイメージしやすいものばかりだ。
自分の性格を最も的確に表す言葉を選び、それを証明するエピソードを準備することで、説得力のあるエントリーシートが完成する。
5.エントリーシートで性格について書く方法
性格を伝えるための言葉が決まったら、次はそれをどのように文章にするかが重要になる。
採用担当者に納得してもらうためには、論理的で分かりやすい構成で書く必要がある。
評価される文章構成のポイントについては、以下のとおりだ。
- まずは端的に自分の性格を伝える
- 性格の根拠となるエピソードを伝える
- その性格が仕事でどう活かせるか伝える
5-1.まずは端的に自分の性格を伝える
文章の冒頭では、結論として自分の性格を一言で言い切る。
「私の性格は〇〇です」と最初に明言することで、読み手は何についての話なのかをすぐに理解できる。
例えば、冒頭で「私は周囲の状況を観察し、柔軟に対応できる性格です」のように、具体的かつ簡潔に書く。
また、キャッチコピーを使って「私はチームの潤滑油のような存在です」と書き出し、その後に「つまり、協調性があります」と補足していく。
最初の一文で読み手の心を掴み、その後のエピソードを読ませるためのフックを作ることが、エントリーシート作成の第一歩となる。
5-2.性格の根拠となるエピソードを伝える
性格を伝えた後は、それが事実であることを証明するためのエピソードを書く。
単に「私は真面目です」と言うだけでは誰にでも書けるため、説得力に欠ける。
過去の経験の中で、その性格がどのように発揮されたのか、具体的な場面や行動を描写することでリアリティを持たせる必要がある。
実際に、エピソードを書く際のポイントは、以下のとおりだ。
- 5W1Hを意識して状況を説明する
- 具体的な行動や思考プロセスを書く
- 困難を乗り越えた経験を選ぶ
もし真面目さをアピールするなら、「大学の授業は一度も欠席せず、課題は必ず期限の1日前に提出していました」といった事実を盛り込む。
エピソードを選ぶ際は、特別な成功体験である必要はなく、日常の習慣や失敗から立ち直った経験など、君らしさがよく表れているものを選ぶ。
そして、読み手がその場面をイメージできるように詳しく書くようにしたい。
5-3.その性格が仕事でどう活かせるか伝える
エピソードで性格の裏付けとなる根拠を書いたら、最後にその性格を入社後にどう活かすのかをまとめて締めくくる。
企業は性格の良い人を採用したいわけではなく、その性格を活かして自社に貢献してくれる人を求めている。
例えば、「この粘り強さを活かして、困難な課題に直面しても諦めずに解決策を模索し、御社の開発プロジェクトに貢献したいです」といった具合だ。
ここまで書くことで、単なる自己紹介ではなく、未来志向の自己PRとして文章が完結する。
「この学生なら、うちの会社で活躍してくれそうだ」と採用担当者に確信させるために、最後の一文まで気を抜かずに書き上げてほしい。
6.エントリーシートで使える性格に関する例文20選
ここでは、エントリーシートでよく使われる性格について、例文を用いて紹介していく。
それぞれ「自覚している性格」と「性格を一言で表すと」の2パターンを用意したので、自分の状況に合わせて参考にしてほしい。紹介する性格のカテゴリーは、以下のとおりだ。
- 「協調性」に関する例文2選
- 「思いやり」に関する例文2選
- 「真面目」に関する例文2選
- 「負けず嫌い」に関する例文2選
- 「責任感」に関する例文2選
- 「行動力」に関する例文2選
- 「柔軟性」に関する例文2選
- 「継続力」に関する例文2選
- 「明るい」に関する例文2選
- 「素直」に関する例文2選
6-1.「協調性」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、バラバラな意見を一つにまとめて、チーム全員でゴールを目指せる協調性を持っています。大学の授業でグループワークをした際、メンバーの意見が対立して議論が止まってしまったことがありました。そこで私は、一人ひとりの話をじっくり聞いてそれぞれの良い点を整理し、全員が納得できる折衷案を提案しました。その結果、チームの雰囲気が良くなり、最終的にはクラスで一番の評価をもらうことができました。貴社でも、チームのつなぎ役として周りをサポートし、プロジェクトを円滑に進めていきたいです。
【例文:性格を一言で表すと】
私の性格を一言で表すと、オーケストラの指揮者です。指揮者がそれぞれの楽器の音色をまとめて一つの音楽を作るように、私もメンバーそれぞれの個性を活かしながら、一つの目標に向かってチームをまとめ上げることに喜びを感じるからです。自分一人が目立つのではなく、全員が輝ける環境を作りたいと考えています。
協調性とは、対立する意見を調整して、チームを動かす力のことだ。
単に「誰とでも仲良く話せます」と伝えるだけでは、ビジネスの現場で活躍するイメージが湧きにくい。
自分の意見を押し殺して周囲に同調するのではなく、他者の考えを尊重しながら、チーム全体にとって最善の方向へ導いた経験を話す必要がある。
協調性をアピールする際に盛り込むべき要素として、以下のような点が挙げられる。
- 意見が割れた際に自分が間に入って調整した方法
- リーダーやメンバーを支えるために行ったサポート
- チームの目標達成のためにどんな役割だったか
自分が関わることで議論が活性化したり、停滞していたプロジェクトが動き出したりした事実を強調すると効果的になる。
周囲の状況を冷静に観察し、その場に必要な役割を瞬時に判断して動ける能力は、プロジェクトを円滑に進めるために不可欠なスキルと評価される。
6-2.「思いやり」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、相手が何を求めているかを常に考えて、言われる前に行動できる思いやりのある性格です。カフェのアルバイトでは、お客様の様子を観察して、寒そうな方にはひざ掛けをお持ちしたり、お子様連れの方には広い席を案内したりしました。マニュアルにはない行動でしたが、お客様から「ありがとう、助かったよ」と言っていただけることが私の喜びでした。貴社でも、お客様や一緒に働く仲間の気持ちに寄り添い、信頼関係を築いていきたいです。
【例文:性格を一言で表すと】
私を一言で表すと、縁の下の力持ちです。自分が主役になって目立つことよりも、困っている人をさりげなく助けたり、みんなが気持ちよく過ごせる環境を整えたりすることにやりがいを感じるからです。誰かが見ていなくても、相手のために行動できる誠実さを大切にしています。
思いやりとは、相手の立場に立って物事を深く考え、行動に移せる優しさを指す。
単に「優しい性格です」と伝えても仕事での再現性が低いため、相手のためにどのような工夫や配慮をしたかを具体的に書く。
相手が喜んでくれた経験や、チームのメンバーが働きやすくなるように環境を整えた話を盛り込んでほしい。ビジネスシーンで評価される思いやりの行動例は、以下のとおりだ。
- 忙しそうな同僚のために資料を事前に整理しておいた
- お客様の潜在的なニーズに気づきプラスアルファの提案をした
- 会議の準備を率先して行いスムーズな進行をサポートした
相手の小さな変化や困りごとに気づき、見返りを求めずに手助けできる行動力は、顧客満足度の向上や職場の人間関係構築につながる。
君の些細な気配りが、結果として大きな成果や信頼につながることをしっかりと伝えてアピールしよう。
6-3.「真面目」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、一度決めたことはどんなに地味なことでも最後までやり抜く真面目な性格です。大学の授業は4年間一度も休まずに出席し、課題は必ず期限の1日前に提出することを自分との約束にして守り続けました。また、アルバイトでも開店前の掃除を誰よりも丁寧に行うことを心がけ、店長から「君がいると店がピカピカで気持ちいい」と信頼していただけました。この実直さを活かして、貴社でも任された仕事を正確かつ確実に遂行し、信頼される社員になりたいです。
【例文:性格を一言で表すと】
私の性格は、精巧な時計です。時間を守り、やるべきことを正確にこなしながら、周囲からの信頼を少しずつ積み重ねていくことを大切にしているからです。派手なパフォーマンスはできませんが、当たり前のことを当たり前に続ける継続力には自信があります。
真面目さとは、当たり前のことを誰よりも丁寧に続け、約束を守ることで周囲から信頼を得る力のことだ。
ただ、「真面目すぎて融通が利かない」というネガティブな印象を持たれないためには、その真面目さがどのような成果や信頼関係の構築につながったかを伝える必要がある。
真面目さを伝えるエピソードに含めると効果的な要素は、以下のとおりだ。
- 誰も見ていないところでもサボらずに努力を継続した経験
- 期限や時間を守るために工夫している自分なりの管理術
- 正確で丁寧な仕事ぶりを周囲から高く評価された事実
日々の小さな積み重ねが、やがて大きな信頼という財産に変わっていることを示せれば、採用担当者は安心して仕事を任せられると感じる。
派手な成果ではなくても、コツコツと誠実に努力できる姿勢は、社会人の土台となる。
6-4.「負けず嫌い」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、今の自分に満足せず、高い目標に向かって泥臭く努力できる負けず嫌いな性格です。高校の部活でレギュラー争いに負けた時、悔しさをバネに誰よりも早く朝練を始めました。自分の課題だった体力不足を克服するために、毎日5キロの走り込みを3年間続けた結果、最後の大会ではレギュラーとして出場することができました。この経験から、困難な壁にぶつかっても逃げずに立ち向かう強さを身につけました。貴社でも粘り強く仕事に取り組みます。
【例文:性格を一言で表すと】
私を一言で表すと、雑草です。何度踏まれても立ち上がり、壁が高ければ高いほどやる気が湧いてきて、結果が出るまで粘り強く努力し続けるからです。失敗を恐れず、どんな環境でも根を張って成長できるタフさを持っています。
負けず嫌いな人は、単に他者に勝つことだけではなく、昨日の自分を超えて目標を達成するまで決して諦めない強い意志を持つ。
勝ちたいという感情だけでなく、悔しさをエネルギーに変えて具体的にどのような行動を起こしたかというプロセスを伝えることが重要になる。
負けず嫌いな性格をポジティブに伝えるためのポイントは、以下のとおりだ。
- ライバルと切磋琢磨して組織全体のレベルアップに貢献した話
- 失敗から学びを得て次の成功につなげた経験
- 現状に満足せず常に高い目標を掲げて挑戦し続ける姿勢
失敗を成功の糧にした経験は、仕事で困難に直面した時の対応力を想像させる。
高い壁であればあるほど闘志を燃やし、乗り越えるための努力を惜しまない姿勢は、企業の成長エンジンとなるだろう。
6-5.「責任感」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、一度引き受けた役割は何があっても最後までやり遂げる責任感を持っています。サークルのイベント係をした際、当日に機材トラブルが起きて進行が止まってしまったことがありました。周りが慌てる中、私はすぐに代替案を考えて機材のレンタル会社に連絡を取り、予定より15分遅れで無事にイベントを開始させることができました。どんなに大変な状況でもチームを支え、自分の役割を果たす覚悟を持っています。貴社でも、プロ意識を持って仕事に取り組みます。
【例文:性格を一言で表すと】
私の性格は、船のアンカー(錨)です。どんなに波が荒くても船をしっかりと繋ぎ止め、周りのみんなに安心感を与えながら、自分の役割を最後まで果たし切る覚悟を持っているからです。ピンチの時こそ逃げずに踏ん張り、チームを支える存在でありたいと考えています。
責任感があるということは、任された役割を途中で投げ出さず、どんなに困難な状況でも結果を出すために自分ができる最善を尽くして動くことだ。
リーダーのような目立つ役割でなくても、自分の担当した仕事を期日までに完璧に仕上げたり、ミスをした時に正直に報告してリカバリーに奔走したりする姿勢も責任感の表れになる。
大変な時こそ逃げずに踏ん張れる強さを伝えてほしい。責任感を効果的にアピールするために意識すべき点は、以下のとおりだ。
- プレッシャーがかかる場面でどのように精神状態を保ったか
- リスク管理や納期のために行った準備や工夫
- 周囲に迷惑をかけないために自分を律して行動した経験
単に「頑張りました」だけでなく、組織の一員として自分の役割を全うする誠実さを伝えることが重要だ。
口先だけでなく行動で信頼を勝ち取れる人は、どんな職場でも重宝される。
6-6.「行動力」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、これだと思ったらあれこれ悩む前にすぐに行動に移す性格です。大学時代、英語力を試したいと思った翌日には留学エージェントに相談に行き、その1ヶ月後には海外へ飛び立っていました。現地では、語学学校に通うだけでなく、現地のボランティア活動にも参加して生きた英語を身につけました。このフットワークの軽さを活かして、御社の新規事業開拓でも自ら現場に足を運び、チャンスを掴み取りたいと考えています。
【例文:性格を一言で表すと】
私を一言で表すと、着火剤です。みんながどうしようか迷っている停滞した状況でも一番に飛び込み、周りのやる気に火をつけて、チーム全体を動かすきっかけを作ることができるからです。まずは自分が動いてみることで、状況を変えていくことを信条としています。
行動力とは、あれこれ悩みすぎて立ち止まる前にまずは一歩を踏み出し、自分で課題を見つけて解決に向けてすぐに動き出せる力になる。
ただ無鉄砲に動くのではなく、目的を持って素早く行動した結果、どのような良い変化や成果があったかをセットで話すことが大切になる。
例えば、以下のようなエピソードがあれば説得力が増す。
- 誰もやったことがない新しい企画を自ら提案して実行した話
- 問題が発生した時に誰よりも早く解決に向けて動き出した経験
- 興味を持ったことにすぐチャレンジして知識やスキルを得たこと
自ら動いて状況を変えた経験を話すことで、指示待ちではなく自分で考えて動ける人材であることを証明できる。
変化の激しい今の時代には、まずはやってみるという姿勢が大きな武器になり、停滞を打破する力として期待される。
6-7.「柔軟性」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、その場の状況に合わせて臨機応変に対応できる柔軟性を持っています。飲食店のアルバイトで急にホールスタッフが足りなくなった時、私はキッチン担当でしたが、自ら申し出てホールの手伝いを行いました。メニューを完全に覚えていたため、お客様への提供もスムーズに行うことができ、店長から感謝されました。自分の役割に固執せず、チームのために何ができるかを考えて動くことができます。貴社でも変化を恐れずに対応します。
【例文:性格を一言で表すと】
私の性格は、水です。四角い容器に入れれば四角くなり、丸い容器に入れれば丸くなるように、どんな場所や状況でも形を変えて馴染むことができるからです。壁にぶつかっても流れを変えて目的地までたどり着くような、しなやかな強さを持っています。
柔軟性とは、予期せぬトラブルが起きたり環境がガラッと変わったりしても、パニックにならずにその場に合ったベストな対応ができる力を指す。
自分のやり方や考えに固執せず、新しい方法を取り入れたり、自分とは違う意見を素直に受け入れたりできる柔らかさを伝えると、柔軟性があると評価される。
柔軟性を伝えるために盛り込むと効果的な要素は、以下のとおりだ。
- 急な予定変更やトラブルに対しても落ち着いて対応したエピソード
- 価値観の違う人と協力して物事を進め、成果を出した経験
- 新しい環境やルールにすぐに順応して実力を発揮した話
これらを伝えることで、どんな職場に配属されてもすぐに活躍できる適応力の高さを示せる。
こだわりを持つことも大切だが、状況に合わせてベストな選択ができるバランス感覚は、社会人として重要なスキルといえる。
6-8.「継続力」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、すぐに結果が出なくても諦めずにコツコツと努力を続ける継続力があります。高校時代から6年間、毎日欠かさず英語の日記を書き続けています。最初は3行書くのがやっとでしたが、今ではニュースの感想を1ページ書けるようになり、TOEICのスコアも400点から850点まで伸びました。地味な作業でも目標のために続けることができます。この粘り強さで、貴社の業務にも着実に取り組みたいです。
【例文:性格を一言で表すと】
私を一言で表すと、マラソンランナーです。遠いゴールに向かってペース配分を考え、苦しい時でも足を止めずに、一歩ずつ確実に前進し続けることができるからです。短距離走のような瞬発力はありませんが、長い道のりを走り抜く忍耐力には自信があります。
継続力とは、すぐに結果が出ないような地味で大変な作業でも、決して諦めずにコツコツと続けて最後には大きな成果につなげられる力のことだ。
三日坊主にならずに続けてきた習い事や、毎日欠かさず行っているルーティンなどを題材にすると、忍耐強さが伝わりやすくなる。
ただ続けた期間を言うだけでなく、途中で辞めたくなった時にどうやって乗り越えたかを話すと、より説得力が増す。
続けるために工夫したモチベーション維持の方法や、継続した結果として以前の自分と比べてどう成長したかを具体的に伝えてほしい。
一つのことをやり遂げた経験は、仕事での粘り強さの証明になる。派手な成果ではなくても、当たり前のことを長く続けられる人は、周りから厚い信頼を得ることができる。
6-9.「明るい」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、どんな時でも笑顔を忘れず、周りを元気づけられる明るい性格です。サークル活動で意見がぶつかって空気が重くなった時も、私が率先して明るく振る舞い、「まずは休憩してお菓子でも食べよう」と声をかけました。その結果、メンバーの緊張がほぐれて雰囲気が変わり、みんなが前向きに話し合えるようになりました。貴社でも、職場の雰囲気を明るくするムードメーカーとして貢献したいです。
【例文:性格を一言で表すと】
私の性格は、ひまわりです。常に太陽の方を向いて明るいエネルギーを出し、私の周りにいる人たちまで元気で前向きな気持ちにさせることができるからです。辛い時こそ下を向かず、笑顔でいることでチームの士気を高めたいと考えています。
明るい性格とは、周囲を前向きにする影響力のことだ。
単に元気なだけではなく、困難な状況でも希望を見出し、チームを鼓舞できる強さを指す。
仕事はチーム戦であるため、メンバーの士気を維持できる存在は、どのようなプロジェクトでも必要とされる。
例えば、以下のような視点で書くと効果的だ。
- 停滞した空気を変えるために取った行動
- 初対面の人とも円滑に関係を築くコミュニケーション
- ネガティブな状況でも可能性を見出す視点
このように、君がいるだけで組織が活性化するとイメージさせられれば、採用担当者は一緒に働きたいと感じてくれる。
自分の感情をコントロールし、周囲に活力を与え続けられる人はチームに欠かせない。
6-10.「素直」に関する例文2選
【例文:自覚している性格】
私は、人からのアドバイスを素直に受け入れ、すぐに自分の行動に変えられる性格です。長期インターンシップに参加した際、社員の方から資料作成について厳しい指摘を受けました。私はそれを成長のチャンスと捉えてメモを取り、その日のうちに修正して再提出しました。その姿勢を評価していただき、翌月からは重要なプロジェクトの一部を任せてもらえるようになりました。貴社でも、学ぶ姿勢を忘れずに成長し続けます。
【例文:性格を一言で表すと】
私を一言で表すと、白いキャンバスです。変なこだわりやプライドを持たずに、新しい知識や技術をどんどん吸収し、御社の色に染まりながら自分らしく成長していけるからです。どんな色にもなれる柔軟性と、何でも吸収する意欲を持っています。
素直さとは、自分の未熟さを正直に認めて、周りの人からのアドバイスや新しい知識をスポンジのように吸収して成長できる力のことだ。
アドバイスをもらった時に言い訳をせず、「まずはやってみる」という姿勢を見せることが大切になる。
変なプライドが邪魔をして成長が止まってしまう人よりも、素直に教えを請うことができる人の方が、圧倒的なスピードで成長できると企業は知っている。
厳しい指摘を感謝して受け入れた経験や、知らないことを知ったかぶりせずに質問できる姿勢をアピールしてほしい。
これらを伝えることで、教育担当者にとって「教えがいのある新人」だと思ってもらえる。
7.エントリーシートの性格に関するよくある質問
性格の書き方について、就活生が抱きがちな疑問や不安を解消しておくことは、自信を持って選考に臨むために重要だ。
よくある質問とその回答を確認し、迷いのない状態でエントリーシートを作成してほしい。
エントリーシートの性格に関するよくある質問は、以下の3つが挙げられる。
- 「自覚している性格」と「長所・短所」との違いは?
- ネガティブな性格は書かないほうがいいですか?
- MBTI診断の結果をそのまま書いてもいいですか?
7-1.「自覚している性格」と「長所・短所」との違いは?
「自覚している性格」と「長所・短所」は似ているが、企業が知りたいポイントには違いが存在する。
両者の決定的な差は、伝える情報の焦点が「人柄の全体像」にあるか、「仕事への適性」にあるかという点に特徴を持つ。
- 自覚している性格:普段の行動パターンや人柄などの全体像
- 長所・短所:仕事で成果を出すための武器や改善すべき課題
「性格」はありのままの自分を伝えるのに対し、「長所・短所」は性格を業務上のメリットやデメリットに変換して説明していく。
「心配性」であれば、長所は「リスク管理ができる」、短所は「決断に時間がかかる」といった表現になる。設問の意図を理解し、自分の特徴を状況に合わせて適切に表現してほしい。
7-2.ネガティブな性格は書かないほうがいいですか?
ネガティブな性格をそのまま書くのは避けた方がよいが、言い換えによってポジティブに変換できるなら書いても問題ない。
企業はネガティブな要素を持つ人材を積極的に採用したいとは思わないため、「短気」「飽きっぽい」「暗い」といった言葉をそのまま使うのはリスクが高い。
しかし、「心配性」を「慎重」、「頑固」を「意志が強い」、「理屈っぽい」を「論理的」と言い換えることで、短所を長所としてアピールすることができる。
どうしてもネガティブな側面を伝える必要がある場合でも、「〇〇なところがありますが、××することでカバーしています」と、改善の努力や対処法をセットで伝える。
言葉選び一つで印象は大きく変わるため、ポジティブな表現への変換を常に意識してほしい。
7-3.MBTI診断の結果をそのまま書いてもいいですか?
MBTI診断の結果をそのまま書くのは、基本的には避けた方が無難だ。
MBTIは若者の間で流行しているが、採用担当者の世代によっては認知度が低く、アルファベット4文字(ENFPなど)だけでは意味が伝わらない。
ただし、診断結果の解説文にある「強み」や「特徴」の言葉を参考にし、自分のエピソードと組み合わせて書くのはエントリーシート作成に役立つ。
「診断結果は〇〇でした」と書くのではなく、「私は〇〇な性格です(診断ツールをヒントにした言葉)」というように、あくまで自分の言葉として再構築して伝えよう。
MBTIで使われる専門用語は避け、誰にでも分かる言葉で伝える配慮を忘れないでほしい。
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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8.IT業界で納得内定を目指すならユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアであれば、IT業界を目指す君にぴったりの企業を紹介できる。
IT業界専門の就活エージェントだからこそ、ネットには載っていない企業の内部事情や、エンジニアとしてのリアルな働き方を知っているため、君の希望に合った企業を提案できる。
一人での企業探しや選考対策に不安があるなら、IT業界の就活を知り尽くしたプロがいるユニゾンキャリアを頼ってほしい。
8-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
ゲームが好きだったことがきっかけです。
高校生のころにモンスターを狩るゲームにハマっていて、「自分も同じようなゲームを作ってみたい」と思うようになりました。
そこで、実際にプログラミングでゲームを作ってみたら、思ってた以上に楽しくて…!自分でコードを書いて、画面が変化していくのは面白かったですね。
そうやってアイデアを形にできるところが面白くて、エンジニアになりたいと思うようになりました。
ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
エントリーシートの作成から面接対策まで、一貫してサポートしてもらいました。
私の場合、長期インターン先から内定をいただいていたこともあり、実はエントリーシートを書くのがはじめてだったんです。
何から書けばいいか分からなかったんですが、橋本さんが一から丁寧に教えてくれて、悩んでいた自分の長所の書き方も的確なアドバイスをもらえたので本当に助かりました。
面接対策では、面接のコツがわかる対策シートをもらって、面接で話す内容や伝え方を準備しました。
そのおかげで、最終的にはアドリブもできるようになって、面接に対する苦手意識を持たずに済みました!
アルバイトで接客業をしていたので話すことは得意だったんですが、面接での話し方とはまた違うのでアドバイスをもらえて良かったです。
選考を上手く進めるポイントはありますか?
エンジニアにも種類があるのでそれぞれの仕事内容を知ったうえで、どんなエンジニアになるかを決めることが大事だと思います。
漠然とエンジニアになりたいと思ったままだと、企業選びで悩んでしまうと思うんです。
プログラミングしたいのか、インフラに携わりたいのか、SIerで働きたいのかだとかを考えて決めておくと、企業選びがしやすいと思います。
どんなエンジニアがいいか、橋本さんと話しながら決められたので、ありがたかったです。
8-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
公務員からやっぱりIT業界が良いなと思った理由はなんですか?
実際に色々調べてみたら、公務員になってもほとんどが「発注するだけ」で、自分たちで開発とかはやってないってことが分かったからです。
これだと、自分がやりたい「作る側」には回れないのかな、と思って、IT業界に行ったほうが良いのかなと。
ジョブローテーションがあるので、そもそもITの部署にずっといられるかも分からないですし。
それと、就活を始めた時期にゼミの先生から「研究で使う計算処理のアプリを作ってみて」って言われたことも大きくて。
AIとかも使いながら、アプリを作っていく内に、「あ、やっぱりITって面白いな」って思って。
それで、就活が本格化する11月頃には、もうIT業界に進もうと決めました!
ユニゾンキャリアを利用しようと思った理由はなんですか?
公務員になろうと思っていたので、いざIT業界に進もうと決めても、民間の就活ってどう進めたらいいかあんまり分かってなかったんです。
正直、公務員試験を受ければいいやっていう思いがそれまであったので、あまり就活への意欲が高くなくて。
だから、志望動機の書き方とか、自己PRの仕方とか、あまり知らなくて。あと、大学で独学もしてたんですけど、実際通用するものなのかな?っていう不安もありました。
だから、もう「就活のプロに任せちゃおうかな」っていう。自分でイチから色々調べるより、早く就活が進むかなと思ってユニゾンキャリアさんを利用しました。
最後にユニゾンキャリアを利用してここが良かったな、という点を教えてください!
本当に、一からステップを踏んで、丁寧にサポートしてもらったのが良かったなと思います!
ひとりで就活をやろうとすると、「まず何やっていいか」をそこから調べなきゃいけないんですけど、竹内さんが全部教えてくれたのがありがたかったです。
「調べる」っていうステップを省いて、やるべき流れを教えていただいて、その通りにやったら実際に内定まで行けたんで。
僕みたいに、就活の進め方が分からないっていう人は、自分で無理にやるんじゃなくて、プロに頼んだほうが、絶対良いと思います。
そういう意味でも、すごい良かったというか、自分には合ってたなと。
正直、最初にユニゾンキャリアさんに相談したときは「ITに行けたら良いな」くらいではあったので、無事就活を終えられて本当に良かったです。ありがとうございました!
ユニゾンキャリアは、応募書類の書き方はもちろん、面接対策からキャリアプランの相談まで、就活のすべてをサポートしている。
そのため、自分一人では気づけなかった強みを見つけることができ、自信を持って選考に臨めるようになる。
以下のボタンから無料相談に申し込み、君の就活のサポートをさせてもらえると本当にうれしい。