記事の概要
「IT業界って、離職率が高いんでしょ?」「ストレスが多そうだし、長く働けるか不安…」就職活動を進める中で、君も一度はそんな不安を抱いたことがあるのではないだろうか。
特に、専門知識が求められるIT業界だからこそ、その心配はもっともだ。
しかし、そのイメージは本当に正しいのだろうか。この記事では、巷に溢れる漠然としたイメージではなく、公的なデータを基にIT業界の離職率の真実を解き明かしていく。
なぜネガティブなイメージがあるのか、平均勤続年数の実態、そして万が一、最初の企業選びで失敗してしまった場合に待ち受ける未来まで、包み隠さず解説する。
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1.IT業界とは何をする業界?
ITとは「Information Technology(情報技術)」の略称だ。
コンピューターやインターネットといった技術を使って、情報を「取得」「加工」「保存」「伝達」するためのサービスを提供する業界全体を指している。
現代社会において、情報技術は電気や水道のようなインフラ(社会基盤)と同じくらい重要になっている。あらゆるビジネスがITを基盤としており、IT業界の役割はますます大…
1.IT業界の離職率は言われるより高くない!
結論から言うとIT業界の離職率は、世間で言われているよりもずっと低い。
多くの就活生が「IT業界=人の入れ替わりが激しい」というイメージを持っているかもしれないが、それは過去の話か、一部の側面だけを切り取った情報に過ぎない。
客観的なデータを見てみよう。厚生労働省が発表した最新の「令和4年雇用動向調査結果」によると、IT業界が含まれる「情報通信業」の離職率は11.9%であった。
これに対して、日本全体の平均離職率は15.0%だ。この数字が示す通り、IT業界は全産業の平均よりも3ポイント以上も離職率が低く、むしろ「定着率の高い業界」であるという事実が見えてくる。
特に、君のような学生にとって、この業界はアドバンテージがある。なぜこれほどまでに「離職率が高い」というイメージが定着してしまったのだろうか。
次の章では、他の業界と比較しながら、IT業界の立ち位置をより見ていきたい。
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手厚いサポートの就活支援!
4.8
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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参照:雇用動向調査結果の概要
2.業界別の離職率ランキングTOP10
ここでは、厚生労働省の同調査をもとに、離職率の高い業界と低い業界のトップ10をそれぞれ紹介する。この比較を通じて、IT業界のリアルな姿をより深く理解してほしい。
- 離職率が高い業界ランキングTOP10
- 離職率が低い業界ランキングTOP10
- IT業界は業界全体でも中間より上位
2-1.離職率が高い業界ランキングTOP10
| 順位 | 産業 | 離職率 |
|---|
| 1位 | 宿泊業、飲食サービス業 | 26.8% |
| 2位 | サービス業(他に分類されないもの) | 19.4% |
| 3位 | 生活関連サービス業、娯楽業 | 18.7% |
| 4位 | 医療、福祉 | 15.3% |
| 5位 | 教育、学習支援業 | 15.2% |
| 6位 | 小売業、卸売業 | 14.6% |
| 7位 | 不動産業、物品賃貸業 | 14.4% |
| 8位 | 運輸業,郵便業 | 12.3% |
| 9位 | 学術研究、専門・技術サービス業 | 12.1% |
| 10位 | 情報通信業(IT業界) | 11.9% |
まず、人の入れ替わりが比較的多い業界を見てみよう。これらの業界は、私たちの生活に身近なサービスを提供していることが多いのが特徴だ。
ランキング上位の業界は、BtoC(個人向けサービス)が中心で、労働時間が不規則になりやすい、あるいは顧客との直接的なやりとりによる精神的な負担が大きいといった共通点が見られる。
キャリアパスの多様性から、若いうちに経験を積んで別の業界へ移る人が多いことも、離職率を押し上げる一因となっているようだ。
2-2.離職率が低い業界ランキングTOP10
| 順位 | 産業 | 離職率 |
|---|
| 1位 | 鉱業、採石業、砂利採取業 | 6.3% |
| 2位 | 金融業、保険業 | 8.3% |
| 3位 | 製造業 | 10.2% |
| 4位 | 建設業 | 10.5% |
| 5位 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 10.7% |
| 6位 | 複合サービス事業 | 11.0% |
| 7位 | 情報通信業(IT業界) | 11.9% |
| 8位 | 学術研究、専門・技術サービス業 | 12.1% |
| 9位 | 運輸業,郵便業 | 12.3% |
| 10位 | 不動産業、物品賃貸業 | 14.4% |
次に、人が辞めにくい、定着率の高い業界を見ていこう。社会インフラを支える産業や、BtoB(法人向けサービス)が中心の業界が多くランクインしている。
これらの業界は、経営基盤が安定していることや、専門的なスキルが求められるため長期的なキャリア形成を支援する企業が多いことが特徴だ。
一度入社すると、その専門性を活かして長く働き続ける人が多い。
2-3.IT業界は業界全体でも中間より上位
二つのランキングを見て、何か気づいたことはないだろうか。そう、IT業界(情報通信業)は、「離職率が高いランキングで10位」でありながら「離職率が低いランキングで8位」なのだ。
これは、IT業界が全16業種の中で、ちょうど真ん中あたり、いや、むしろ「定着率が高い側」に位置していることを明確に示している。
特に、全産業の平均離職率が15.0%であることを考えると、11.9%という数字がいかに健全なものであるかが分かるだろう。つまり、「IT業界は離職率が高い」という漠然としたイメージは、データ上では明確に否定される。
むしろ、専門スキルを武器に安定して働ける、魅力的な業界であるとさえいえる。
ただし、これはあくまで業界全体の平均値。残念ながら、一部に労働環境の悪い企業が存在するのも事実であり、そうした企業に入ってしまうと話は別だ。
だからこそ、正しい情報に基づいた企業選びが何よりも重要になる。
3.IT業界の離職率が高いイメージが付いた5つの理由
データ上は健全なのに、なぜ「IT業界はきつい、辞める人が多い」というイメージがなくならないのだろうか。それには、いくつかの理由が考えられる。
ここでは、IT業界特有の事情や歴史的背景から、ネガティブなイメージが定着してしまった理由を5つに絞って考察していく。
- かつては残業が多い業界だった
- 専門職で難易度が高そうに見える
- 新興業界でブラック率は高めである
- 終身雇用ではなくジョブ型雇用である
- キャリアアップは転職するのが近道
3-1.かつては残業が多い業界だった
正直に言って、昔のIT業界が激務でなかったかと言えば、答えは「ノー」だ。
特に2000年代のITバブル期や、働き方改革関連法が施行される以前は、長時間労働が常態化している企業も少なくなかった。
納期前には泊まり込みが当たり前、というような話を聞いたことがある人もいるかもしれない。
この頃の「IT業界=ブラック」という強烈なイメージが、今もなお人々の記憶に残り続けていることが、大きな理由の一つとして考えられる。
現在は状況が大きく変わった。コンプライアンス遵守の意識が高まり、勤怠管理も厳格化されている。
技術の進化によって生産性も向上し、業界全体として労働環境は劇的に改善されているのが実情だ。
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1.IT業界の平均残業時間はどのくらい?
まず、客観的な事実から見ていこう。厚生労働省の統計や民間の調査データを紐解くと、意外な事実と、数字だけでは見えない業界の構造が浮かび上がってくる。
ここで重要なのは、データを鵜呑みにせず、「なぜそうなるのか?」という背景まで考えることだ。
1-1.日本平均とIT業界の平均残業時間の差
厚生労働省が発表している「毎月勤労統計調査(令和5年分結果確報)…
3-2.専門職で難易度が高そうに見える
プログラミングやクラウド技術など、IT業界の仕事にはスキルが必要だ。そのため、「専門性が高すぎて、ついていけないのでは」と不安に思うのも無理はない。
確かに、ITに全く触れてこなかった方であれば、学ぶべきことが多く、ハードルが高いと感じるのも当然だ。しかし、安心してほしい。
企業側も、新卒の君たちにスキルを最初から求めているわけではない。
多くの企業では入社後の研修制度が充実しており、誰もが同じスタートラインから学べる環境が整っている。企業が本当に見ているのは、ITスキルの有無ではない。
むしろ、ゼミの研究や論文作成で培った「物事を順序立てて考える力」や、新しいことを吸収しようとする「学習意欲」といった、君自身のポテンシャルなのだ。
その可能性こそが、これからの君を支える自信へとつながる。
3-3.新興業界でブラック率は高めである
IT業界は技術の進化が速く、常に新しい企業が生まれている新陳代謝の激しい業界だ。
そのため、ベンチャー企業やスタートアップも玉石混交で、残念ながら中には社員を大切にしない、いわゆる「ブラック企業」が存在するのも事実だ。
こうした一部の劣悪な環境の企業がメディアで大きく取り上げられたり、SNSで拡散されたりすることで、「IT業界がブラックだ」という誤った印象が形成されてしまうことがある。
企業の規模やフェーズは、大企業からスタートアップまで非常に多様だ。だからこそ、表面的な情報に惑わされず、一社一社の実態をしっかりと見極めるリテラシーが求められる。
3-4.終身雇用ではなくジョブ型雇用である
日本の多くの企業が、新卒で入社したら定年まで勤め上げる「メンバーシップ型雇用」を前提としているのに対し、IT業界では個人のスキルや職務内容に基づいて契約を結ぶ「ジョブ型雇用」の考え方が主流だ。
これは、「会社に所属する」のではなく、「職務(ジョブ)を遂行する」という意識が強いことを意味する。
そのため、会社に依存するのではなく、自分のスキルを武器にキャリアを切り拓いていくという価値観が根付いている。
この文化の違いが、旧来の終身雇用の価値観から見ると「一つの会社に長くいない=離職」とネガティブに捉えられがちだ。
3-5.キャリアアップは転職するのが近道
前述のジョブ型雇用の文化と関連して、IT業界では「より良い条件や、より挑戦的な仕事」を求めて転職することが、キャリアアップの有効な手段として一般的に認知されている。
一つの会社で昇進の順番を待つよりも、2〜3年で実務経験とスキルを積み、それを武器により高い報酬や面白いポジションを提示してくれる企業へ移る。
こうした「ポジティブな転職」が活発に行われている。結果として、人の流動性が高まり、数字上の離職率は他の業界より少し高く見えるかもしれない。
その内実は、個人の成長と市場価値の向上を目的とした前向きなキャリア選択であることが多い。
4.平均継続年数は短いがIT業界にいる割合は高い!
「離職率が低くても、平均勤続年数は短いって聞くけど…」という疑問を持つ人もいるだろう。これは、ある意味で事実だ。
前述の通り、IT業界ではキャリアアップのための転職が活発なため、勤続年数は昔ながらの製造業や金融業に比べると短くなる。
ここで注目すべきは別の視点だ。それは、エンジニアやITコンサルタントとしてキャリアをスタートした人の多くが、転職後も「IT業界内に留まる」という事実である。
つまり、彼らは会社を変えても、業界や職種そのものには魅力を感じ、そこでキャリアを積み重ねていきたいと考えているということだ。
考えてみてほしい。もしIT業界が本当に魅力のない、ストレスの多い業界ならば、多くの人が別の業界に転職していくはずだ。
一度身につけたITスキルは、強力な「ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)」となり、どの企業でも通用する。つまり、「勤続年数が短い」という言葉の裏には、「キャリアの選択肢が豊富」という真実が隠されている。
一つの会社に縛られるのではなく、自分のスキルを頼りに、より良い環境を求めて自由に羽ばたける。これこそが、IT業界で働くことの醍醐味の一つといえる。
5.新卒がIT企業選びで失敗すると起こる悲劇4選
ここまでIT業界のポジティブな側面を中心に解説してきたが、それはあくまで「優良企業」に入社できた場合の話だ。
もし君が新卒で入社する企業選びを間違えてしまうと、IT業界の恩恵を受けられないばかりか、その後のキャリアに大きな悪影響を及ぼす悲劇が待ち受けている。
ここでは、その代表的な4つの悲劇を紹介する。
- 単純作業で短期離職で職歴が悪化する
- スキルが身に付かず転職難易度アップ
- 働き方の自由度が高くならない
- 年収が低いままで生涯年収に悪影響
5-1.単純作業で短期離職で職歴が悪化する
IT企業の中には、新卒を「スキルを身につけさせるべき人材」ではなく、単なる「頭数」としてしか見ていない会社も存在する。
そうした企業に入ってしまうと、来る日も来る日もマニュアル通りのテスト作業や、システムの監視業務といった、誰にでもできる単純作業ばかりをやらされることになる。
成長を全く実感できず、やりがいも見出せないまま時間だけが過ぎていく。
結局、数ヶ月から1年程度で「こんなはずじゃなかった」と短期離職に至るケースが後を絶たない。
次の企業の採用面接では「忍耐力のない、すぐ辞める人材」というネガティブなレッテルを貼られ、職歴に大きな傷がついてしまう。
5-2.スキルが身に付かず転職難易度アップ
仮に3年間、その会社で我慢して働いたとしよう。
任される仕事が単純作業ばかりでは、市場価値のある専門スキルは何も身につかない。その間に、優良企業に入社した同年代のエンジニアたちは、実践的な開発経験を積み、着実にスキルアップしている。
いざ転職しようにも、職務経歴書に書けるのは「テストをしていました」「監視をしていました」ということだけとなる。
このような状態では、君のポテンシャルを評価してくれる企業はほとんどない。年齢を重ねてもスキルは新卒のままでは、転職市場で相手にされず、八方塞がりになるという悲劇が待っている。
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1.IT業界で内定を獲得するために役立つスキル8選
IT業界で内定を勝ち取るためには、専門的な知識や技術だけではなく、ビジネスパーソンとしての基礎体力が極めて重要視だ!
多くの企業は、入社後の研修で専門スキルを育てる前提で採用活動を行っている。ここでは、君がアピールすべき8つのスキルを具体的に見ていこう。
1-1.主体性
主体性とは、自らの意思で課題を見つけ、解決に向けて行動する力のことだ。…
5-3.働き方の自由度が高くならない
リモートワーク、フレックスタイム、私服勤務…。IT業界の魅力である自由な働き方は、決して無条件に与えられるものではない。
それは、企業に利益をもたらすことができる、確かなスキルを持った人材だからこそ享受できる特権だ。
スキルが身につかない企業にいては、当然、こうした働き方は夢のまた夢。いつまでも顧客先に常駐させられたり、融通の利かない古い働き方を強制されたりすることになる。
「IT業界に入ったのに、全然自由じゃない…」そんな理想と現実のギャップに苦しみ続けることになるだろう。
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.IT業界の働き方は自由度がかなり高い!
IT業界の働き方は、他業界と比較して個人の裁量が大きく、自由度が高いのが特徴といえる。
その背景には、成果で評価する文化が根付いていること、そしてインターネット環境さえあれば場所を選ばずに仕事ができることが挙げられる。
また、新型コロナウイルスの影響を大きく受ける前から、リモートワークを取り入れている企業も少なくなかった。
ただし、この「…
5-4.年収が低いままで生涯年収に悪影響
スキルが身につかないということは、当然、君の市場価値も上がらない。
つまり、年収も上がらないということだ。優良企業であれば、個人のスキルや成果に応じて、20代のうちから年収が500万、600万と上がっていくことも珍しくない。
実際に、劣悪な企業では昇給は微々たるもの。何年経っても低い給与のまま飼い殺しにされてしまう。
この差は年々拡大し、最終的には生涯年収で数千万円、いや、それ以上の大きな差となって君の人生に重くのしかかることになる。
最初の企業選びの失敗が、君の生涯にわたる経済的な豊かさまで奪ってしまう。
6.IT業界の就活で失敗しないための4ステップ
ここまで読んで、企業選びの重要性を痛感したことだろう。
では、どうすればこうした悲劇を避け、優良企業に入社できるのか。ここでは、IT業界の就活で失敗しないための具体的な4つのステップを解説する。
- ①業界構造・職種理解を深める
- ②IT企業のビジネスモデルを理解する
- ③面接対策と内部情報で優良企業に入る
- ④IT専門の就活支援サービスを利用する
6-1.①業界構造・職種理解を深める
まずやるべきことは、IT業界の全体像を正しく理解することだ。IT業界と一括りに言っても、その中には多様なビジネスモデルが存在する。
顧客のシステム開発を請け負う「SIer」、エンジニアを顧客先に派遣する「SES」、自社でWebサービスやアプリを開発・運営する「Web系(自社開発)」など、それぞれに特徴や働き方が大きく異なる。
また、プログラムを書く「プログラマ」だけでなく、サーバーやネットワークを支える「インフラエンジニア」、顧客に技術的な提案をする「ITコンサルタント」など職種も様々だ。
まずはこれらの構造と職種を理解し、自分がどの領域で、どんな役割を担いたいのかを明確にすることが、全てのスタートラインとなる。
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1.IT業界の押さえておきたい事前知識
業界地図を読み解く前に、IT業界に関する最低限の知識をインプットしておこう。「市場規模」「サービス」「職種」の3つの知識が、地図を読み解く基礎となる。
1-1.IT業界の市場規模はどのくらい?
IT業界がどれだけ巨大なマーケットなのかを数字で見てみよう。
株式会社矢野経済研究所の「国内企業のIT投資に関する調査(2024年)」によると、国内企業によるIT投資は年々…
6-2.②IT企業のビジネスモデルを理解する
次に、個別の企業が「何で、どのように儲けているのか」というビジネスモデルを理解することが重要だ。
例えば、同じSIerでも、大企業の基幹システムを構築するのか、特定の業界に特化したパッケージソフトを開発するのかで、求められる技術や働き方は全く異なる。
SES企業であれば、どのような業界の、どんな立場の案件(二次請け、三次請けなど)を多く扱っているのか。自社開発企業であれば、そのサービスはユーザー課金なのか、広告収入なのか。
それぞれのビジネスモデルを理解することで、その企業で働くエンジニアの役割や評価制度、そして企業の将来性までも見えてくる。
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1.IT企業とは?業種とビジネスモデル
「IT企業」という大きな括りを理解するために、内側にある「業種」と「ビジネスモデル」について見ていこう!
これらは企業の性質を決定づける重要な要素であり、働き方にも直結する。自分がどんな環境で働きたいかを考える上で、この分類は非常に重要な指針となる。
1-1.IT業界の業種と企業の構造分類
IT業界の企業は、提供するサービスや製品によっていくつかの…
6-3.③面接対策と内部情報で優良企業に入る
業界や企業の理解が深まったら、次はいかにして選考を突破するかだ。
特に、優良企業には多くの優秀な学生が応募するため、付け焼き刃の対策では通用しない。
企業の理念や事業内容を深く理解した上での志望動機はもちろん、君自身の技術的な素養やポテンシャルを的確にアピールする必要がある。
さらに重要なのが、求人票だけでは分からない「内部情報」だ。実際の残業時間、研修制度の充実度、社員の雰囲気、技術レベルといった情報は、企業選びの精度を格段に上げる。
口コミサイトやOB・OG訪問も有効だが、得られる情報には限りがあることも覚えておこう。
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1.就活の面接とは?6種類の選考形式と目的
就活における面接は、エントリーシート(ES)だけでは分からない学生の人柄やポテンシャル、論理的思考力などを評価するために行われる。
面接と一言でいっても、その形式は多岐にわたる。ここでは代表的な6つの選考形式と、それぞれの目的について解説する。
1-1.集団面接(グループ面接)
集団面接は、複数の学生が同時に面接を受ける形式で、主に1次面接…
6-4.④IT専門の就活支援サービスを利用する
正直に言って、これら①〜③のステップを、大学の授業や研究と並行しながら、就活生が一人で完璧にこなすのは至難の業だ。
業界構造は複雑で、企業の内部情報も簡単には手に入らない。そこで最も効率的なのが、我々のようなIT業界に特化した就活支援サービスを利用することだ。
IT専門のエージェントは、業界の動向や各企業のビジネスモデル、さらには一般には公開されていない内部情報まで熟知している。
君のスキルや志向に合った優良企業を提案し、内定獲得までを徹底的にサポートしてくれる、まさに就活のプロフェッショナルだ。
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また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
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仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
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何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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7.IT業界の就活はユニゾンキャリアにお任せ!
数ある就活サービスの中でも、なぜ「ユニゾンキャリア」が君にとって最適なパートナーとなり得るのか。
それは、私たちが単なる就活支援に留まらない、IT業界に特化したキャリア支援のプロフェッショナル集団だからだ。
私たちは、就職だけでなく、その後の転職支援サービスも展開している。だからこそ、「内定はゴールではなく、輝かしいキャリアのスタートである」という視点で、長期的な成功を見据えたアドバイスができる。
どの企業に入れば、3年後、5年後に市場価値の高いエンジニアになれるのかという、未来から逆算した企業選びを、私たちは君と一緒に考えたい。
7-1.ユニゾンキャリアの就活成功事例①
成功者インタビューより
IT以外に志望していた業界・職種はありましたか?
自己分析したらモノづくりが向いていたので、特に興味があったメーカーやインテリア業界で商品開発をしようと思ったんですが、商品開発職は狭き門だったので同じ業界で営業職も見てました…。
ただ、営業職はスキルが可視化しづらい職種なので、将来が不安だったんですよね。
やっぱり、確実にキャリアを築いていける技術力が身につくような職種を目指したいと思うようになりました。
ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
面接対策を中心に行いました!
当初、僕はIT業界の知識がなくて、面接で上手く回答することができなかったんです。
そこで、担当キャリアアドバイザーの橋本さんからアドバイスをもらい、面接でよく聞かれる「エンジニアになるためにどんな勉強をしているか」や「将来どうなりたいか」といった質問の伝え方が明確になりました。
おかげで自信をもって面接の受け答えができるようになり、第一志望の企業から内定をもらいました。
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
ひとことで言えば、本当に良かったですね。
他の就活エージェントと同じように一気に企業を紹介されなかったところが良かったです。
大量に企業を紹介されると押しつけな感じがして、どうやって選んで応募していいのかわからなかったんで…。
担当キャリアアドバイザーの橋本さんが求人を厳選してくれて、しかも企業の内部事情まで教えてくださったのが、すごく良かったです!
7-2.ユニゾンキャリアの就活成功事例②
成功者インタビューより
就職活動で不安だったことは何ですか?
企業から内定をもらえるのかが不安でした。
長期インターンにも行ってないし、他の人と差をつけられるガクチカもなかったので、このままだと内定をもらえないんじゃないかと思って…。
このままだったら、内定がないまま就職活動が長引いてしまいそうだなと不安でしたね。
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ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
面接対策をしていただきましたね。
担当キャリアアドバイザーの橋本さんが面接で聞かれる質問を教えてくれたんです。
自分で考えた質問への回答をWordに書き出して、橋本さんに添削をしてもらってましたね。
面接で注意したほうが良いことも教えてもらい、自分に足りないことがわかりました。
内定先の企業に入社を決めた理由は何ですか?
福利厚生が魅力的だったんです。
寮や住宅手当、「おしゃれ補助」っていう自分の洋服を買える手当もあって…!
スーツ代もそうなんですが、仕事中に着るものにも使える手当なんです。
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