記事の概要
新卒で大手企業のシステムエンジニアを目指す就活生は多い。
しかし、「大手」と一口に言っても、企業によって仕事内容や求められることは全く違う。IT業界は他業界と比べても大手企業が多く、その実態を理解しないまま応募するのは危険といえる。
この記事では、大手企業の実態から、内定を得るための方法までを解説する。
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1.IT業界の就活でやるべき対策はこの流れ!
IT業界の就活は、闇雲にエントリーシートを出したり、面接を受けたりしても、なかなかうまくいかない。
専門性が高く、企業や職種によって求められるスキルが大きく異なるからだ。だからこそ、正しい順序で対策を進めることが、成功への最短ルートになる。
この一連の流れを理解し、ステップバイステップで進めていくことが何よりも重要だ。
このロードマップ…
1.新卒からシステムエンジニア(SE)は大手企業に就職できる
結論から言うと、新卒の君がシステムエンジニアとして大手企業に就職することは、十分に可能だ。なぜなら、今の社会ではパソコンやスマホが当たり前になり、ITの力は必要不可欠になっているからだ。
そのためIT業界全体が大きく成長していて、多くの企業が将来を担う新しい人材、つまり君たちのような新卒学生を積極的に採用したいと考えている。
もちろん、誰もが知っている超有名企業に入るのは簡単ではないかもしれない。でも、「大手企業」と呼ばれる会社は、君が想像しているよりもずっとたくさん存在する。
大切なのは、イメージだけで諦めず、正しい知識をもとにしっかりと準備を進めることだ。この記事で、そのための具体的な方法を一緒に学んでいこう。
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.新卒でシステムエンジニア(SE)になれる大手企業とは
「大手企業」と聞くと、給料が高くて安定していそう、でも入るのは難しそう、といった感じかもしれない。
ここでは、大手企業の基本的な定義から、IT業界ならではの特徴、そして就活生が知っておくべきリアルな部分までを解説する。
君が本当に目指したい会社を見つけるためのヒントにしてほしい。
- 大手企業は従業員1,000人以上が定義
- IT業界は大手企業の数が他業界より多い
- 就職難易度が高い大手企業だけではない
- 大手企業ほど配属ガチャのはずれが多い
- 大手企業ほど学歴フィルターが実在する
- 研修制度や教育体制が充実している
- 上流工程から関われる企業が比較的多い
2-1.大手企業は従業員1,000人以上が定義
そもそも「大手企業」に明確な法律上の定義はないけれど、一般的には厚生労働省などが用いる「大企業」の基準が参考にされることが多い。
労働者が1,000人以上の企業を指すことが一般的だ。この規模の企業は、安定した経営基盤や充実した福利厚生を持っていることが多い。
多くの就活生が大手企業に魅力を感じるのは、この安定性やブランドイメージが理由かもしれない。確かに、給与水準が高く、社会的な信用も得やすいという点はうれしいポイントだ。
しかし、大切なのは企業の規模だけで判断しないことだ。従業員数が多いからといって、君にとって働きやすい環境であるとは限らない。
例えば、企業の文化や働く人の雰囲気、成長できる環境があるかどうかも、同じくらい重要な判断基準になる。
企業の規模はあくまで一つの目安として捉え、その中身をしっかりと見極めるようにしよう。
2-2.IT業界は大手企業の数が他業界より多い
IT業界は、他の業界と比べても大手企業の数が多いという、うれしい特徴がある。その理由は、IT技術の需要が社会のあらゆる場面で高まり続けているからだ。
例えば、お店のキャッシュレス決済や、行政手続きのオンライン化など、ITは社会の隅々まで広がっている。
このようにITへの投資が活発だから、IT企業もどんどん成長して事業規模を拡大しやすい。
特に、大きなシステム開発を手がける会社は、たくさんのエンジニアの力が必要になる。そのため、自然と従業員数も多くなり、大手企業になりやすい。
これは、就活生の君にとって、それだけ大手企業で働けるチャンスが多い、ということを意味している。
2-3.就職難易度が高い大手企業だけではない
大手企業と聞くと、NTTデータや富士通のような、就職人気ランキングで常に上位にいる超有名企業を思い浮かべるかもしれない。
もちろん、そうした有名企業は志望者がとても多く、内定を勝ち取るのは簡単なことではない。でも、安心してほしい。
大手企業は、そうしたごく一部のトップ企業ばかりではない。
例えば、金融業や製造業など、特定の業界のシステム開発を専門に手がけているSIerや、有名なメーカーのIT部門が独立してできた子会社なども、立派な大手企業だ。
世間的な知名度はそれほど高くなくても、働きやすく、技術力を持つ会社はたくさんある。
そうした企業はトップ企業に比べて競争率が落ち着いていることもあるから、君にぴったりの会社が見つかる可能性は十分にある。
2-4.大手企業ほど配属ガチャのはずれが多い
大手企業を目指す上で、多くの就活生が心配するのが「配属ガチャ」の問題だ。
これは、入社後に自分がどの部署で、どんな仕事をするのか、希望通りにならない可能性があることを指す。
大手企業は事業や部門がとても多いから、システムエンジニアとして入社したつもりが、全く違う職種に配属される可能性もゼロではない。
これは、会社全体の事業計画や人員のバランスを見て配属が決まるから、個人の希望だけではどうしてもコントロールが難しい部分だ。
この入社後のミスマッチを少しでも減らすためには、事前の情報収集が本当に重要になる。
面接の場で、若手社員のキャリアパスについて質問したり、OB・OG訪問で働く人のリアルな声を聞いたりして、入社後の働き方を具体的にイメージしておくことが大切だ。
2-5.大手企業ほど学歴フィルターが実在する
これは少し話しにくいテーマだけれど、残念ながら、就職活動で学歴フィルターを設けている企業は、確かに存在する。
特に応募者が殺到するような大手企業では、選考の初期段階で、効率的に選考を進めるために一定の学歴基準を設けていることがある。
でも、この事実だけで「自分には無理だ」と諦める必要は全くない。なぜなら、IT業界は他の業界に比べて実力主義の傾向が強いからだ。
たとえ学歴に自信がなくても、資格の取得やプログラミング学習といった具体的な行動で、君のスキルや意欲を証明できれば、その壁を乗り越えることは十分に可能だ。
大切なのは、「学歴がないから」と立ち止まるのではなく、「学歴を補うために何をしよう」と考えて行動すること。その前向きな姿勢こそが、企業が本当に評価したい部分だ。
2-6.研修制度や教育体制が充実している
大手企業の大きな魅力は、なんといっても新入社員向けの研修制度や教育体制が充実していることだ。
IT業界が未経験の学生でも、安心して社会人としての第一歩を踏み出せるように、手厚いサポート体制を整えている会社がほとんどだ。
具体的には、入社後2〜3ヶ月程度の時間をかけて、ビジネスマナーの基本からITの専門知識、さらにはプログラミングの実践的な演習まで、体系的に学べる研修を用意している。
配属後も、OJT(On-the-Job Training)といって、先輩社員がマンツーマンで指導してくれる制度や、年齢の近い先輩が相談役になってくれるメンター制度がある。
着実にスキルアップしたい君にとって、これ以上ないくらい恵まれた環境といえる。
2-7.上流工程から関われる企業が比較的多い
システムエンジニアとして将来、市場価値の高い人材になるには、キャリアの早い段階で「上流工程」を経験することがとても大切だ。
「上流工程」とは、システム開発のプロセスの中でも、川の上流部分にあたる仕事のことだ。
例えば、お客さまから「どんなシステムを作りたいか」をヒアリングして仕様を決める「要件定義」や、システムの全体の骨格を作る「設計」といった仕事がこれにあたる。
大手企業は、社会インフラを支えるような大規模なプロジェクトを、発注元から直接請け負うことが多い。
だから、若手のうちから上流工程に携わるチャンスが豊富にある。これは、君が将来、プロジェクト全体を動かすリーダーのような存在になるための、最高の経験になるはずだ。
3.新卒でシステムエンジニア(SE)が大手企業に就職する方法
大手企業の内定は、ただ待っているだけでは手に入らない。ここからは、内定を勝ち取るために、君が今から取り組むべき具体的な方法を4つ紹介する。
学歴に自信がなくても、これらの行動を一つひとつ積み重ねていくことで、ライバルに差をつけることができる。
- 学歴がなくても資格取得で挽回
- 複数のガクチカを用意する
- プログラミング学習で技術力UP
- 就活エージェントにを相談
3-1.学歴がなくても資格取得で挽回
まず、もし君が自分の学歴に自信を持てずにいるなら、IT関連の資格取得に挑戦してみよう。
資格は、君の学習意欲やポテンシャルを、誰にでも分かりやすく客観的に証明してくれる、とても強力な武器になる。特にIT未経験の場合、「私はこの業界で働くために、これだけの努力をしました」という熱意の証になる。
例えば、「基本情報技術者試験」という国家試験は、ITの基礎知識を網羅的に学べるから、多くの企業で高く評価される。
面接で「学生時代に頑張ったことは何ですか」と聞かれた時、「資格取得のために毎日コツコツ勉強しました」と答えられれば、それだけで君の真面目さや計画性をアピールできる。
資格は、君の自信にもつながるし、選考を有利に進めるための大切な材料になる。
3-2.複数のガクチカを用意する
次に、「ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)」は、面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問だ。
ここで大切なのは、一つのエピソードだけに頼るのではなく、複数用意しておくことだ。なぜなら、企業によって「こんな学生がほしい」という求める人物像は違うからだ。
例えば、リーダーシップを重視する会社もあれば、チームで協力する姿勢を評価する会社もある。
だから、サークル活動でのリーダー経験、アルバイトでの課題解決経験、ゼミでの共同研究など、異なる側面から君の強みをアピールできるエピソードをいくつか準備しておこう。
それぞれの経験で、君が何を考え、どう行動し、結果として何を学んだのかを、具体的に語れるように整理しておくことが、面接突破の鍵になる。
3-3.プログラミング学習で技術力UP
文系やIT未経験からシステムエンジニアを目指すとしても、プログラミングの学習経験は大きなアドバンテージになる。
実際に自分の手でコードを書いてみることで、システムが動く仕組みへの理解がぐっと深まるし、物事を順序立てて考える論理的思考力も自然と養われるからだ。
今は、「Progate」や「ドットインストール」のような、初心者向けの優れた学習サイトがたくさんある。
多くは無料で手軽に学習を始められるから、ぜひ一度試してみてほしい。そして、もし学習が進んだら、簡単なWebサイトやアプリなどの作品(ポートフォリオ)を作ってみよう。
その行動力そのものが、「自ら学んで形にする力がある」という、何よりの証明になる。
3-4.就活エージェントにを相談
就職活動をたった一人で進めることに、もし不安を感じたら、就活エージェントに相談するのもすごく有効な方法だ。
特に、IT業界を専門にしているエージェントは、業界の最新動向やそれぞれの企業の内情にとても詳しい。
君の性格や将来の希望を丁寧に聞いた上で、君に本当に合った企業を紹介してくれる。
エージェントは、企業の採用担当者と直接やり取りをしているから、普通の就活サイトには載っていない「非公開求人」を紹介してくれることもある。
それは、君がまだ知らなかった優良な大手企業と出会う絶好のチャンスになるかもしれない。
客観的なプロの視点からアドバイスをもらうことで、君の就職活動はもっと効率的で、確実なものになっていくはずだ。
4.今から作れるシステムエンジニア(SE)の就活で役立つガクチカ
「ガクチカとして話せるような、特別な経験なんてないよ」と悩んでいる君もいるかもしれない。
でも、全く心配する必要はない。企業が知りたいのは、経験の大きさや派手さじゃない。君がその経験から何を学び、どう成長したのか、そのプロセスに興味がある。
ここでは、今からでも作れるガクチカの具体例を4つ紹介する。
- 長期インターンで成果を出した経験
- バイトやサークルなどのリーダー経験
- 学園祭などでのチームワークをアピール
- プログラミングを習得してポートフォリオ作成
4-1.長期インターンで成果を出した経験
もし時間に余裕があるのなら、企業の長期インターンシップに参加することを考えてみてほしい。
特にIT企業のインターンなら、システムエンジニアの仕事を実務レベルで体験できる、またとない機会になる。
社員の方々と一緒に働く中で、教科書には載っていない、ビジネスの現場で本当に求められるスキルや考え方を肌で感じることができる。
インターンシップで何らかの成果を出せれば、それはすごく強力なガクチカになる。
「〇〇という課題に対して、チームで話し合い〇〇という工夫をしました。その結果、売上を〇%向上させることができました」のように、具体的な数字を交えて語れると、とても説得力が増す。
実務経験は、他の就活生と君を差別化する、大きなアピールポイントになる。
4-2.バイトやサークルなどのリーダー経験
リーダー経験は、そのチームの規模の大小に関わらず、君の主体性や責任感をアピールできる良い材料になる。サークルの部長やバイトリーダーのような、はっきりとした役職についていなくても全く問題ない。
「新しく入ってきた後輩の教育係を任された」「イベントの企画担当として、メンバーをまとめた」といった経験でも、十分にリーダーシップのアピールにつながる。
大切なのは、その役割の中で君がチームにどう貢献したかを、自分の言葉で伝えることだ。
例えば、「メンバーの意見が対立した際に、双方の意見を丁寧に聞いて調整役を務めた」といった行動を話すことで、君のリーダーシップや課題解決能力を示すことができる。
4-3.学園祭などでのチームワークをアピール
システム開発の仕事は、一人の天才が黙々と進める、というイメージとは少し違う。
実際には、たくさんのメンバーと協力しながら、一つの目標に向かって進めていくチームワークが、何よりも大切になる。
だから、学園祭の実行委員やゼミのグループワークなど、チームで何かを成し遂げた経験は、君の協調性をアピールする最高のガクチカになる。
その中で君が果たした役割を、具体的に伝えられるといい。
「意見がまとまらない時に、議論のポイントを整理して話し合いを前に進めた」とか、「スケジュール管理を担当して、プロジェクトが遅れないように皆を支えた」などだ。
チームの一員としてどう貢献したかを話すことで、君が円滑な人間関係を築ける人材だと伝えることができる。
4-4.プログラミングを習得してポートフォリオ作成
システムエンジニアを目指す上で、プログラミングを学びポートフォリオを作る経験は最強のガクチカになる。
君が持つ仕事への関心と、自ら学習を進める能力を同時に証明できる。
例えば、 自分の趣味を紹介する簡単なWebサイトを作成する経験でも構わない。ポートフォリオの完成度以上に、「なぜそれを作ろうと思ったのか」という動機が問われる。
「自ら技術を学び、最後までやり遂げて形にした」という経験そのものが評価されやすい。
ポートフォリオを作成した経験は、面接で君自身の言葉で語れる強みとして役立つ。
5.システムエンジニア(SE)が大手企業に就職するのに役立つ資格
資格は、君のスキルと意欲を目に見える形で示してくれる、とても重要なツールだ。特にIT未経験の場合、基礎知識があることの証明として本当に役立つ。
ここでは、システムエンジニアとして大手企業を目指す君におすすめの資格を5つ紹介する。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- Java Silver
- CCNA
5-1.ITパスポート
ITパスポートは、ITを使う社会人なら誰でも知っておきたい、ITに関する本当に基本的な知識を証明する国家試験だ。
エンジニアを目指す上でのまさに「入門編」という位置づけで、IT業界の全体像や、普段何気なく使っている言葉(例えば、AIやIoTなど)の意味を体系的に学ぶことができる。
この資格一つだけで高い技術力をアピールするのは難しいけれど、ITへの興味や関心を示す第一歩としてはとても有効だ。
特に、文系出身でITの知識に少し不安がある君にとっては、まず目指してみるのにぴったりの目標になる。学習を通じて、自分が本当にこの業界に興味を持てるかを見極める、良いきっかけにもなると思う。
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1.ITパスポートは文系の就活を有利にする資格
結論から言うと、ITパスポートがあると文系学生の就活が有利に進む。
IT業界を目指す上で、持っているといないとでは企業に与える印象が変わってくる。なぜなら、ITパスポートの取得は、以下のようなアピールにつながるからだ。
多くの企業は、新卒採用において現時点でのスキルよりもポテンシャルを重視している。
特に文系学生に対しては、「入社後にど…
5-2.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、「ITエンジニアの登竜門」とも言われている、とても有名な国家試験だ。ITパスポートから一歩進んで、より実践的な情報技術の知識や技能が問われる。
システムエンジニアとして働く上で土台となる、プログラミングの考え方(アルゴリズム)や、ネットワーク、データベースといった幅広い知識を網羅的に学べるのが特徴だ。
多くのIT企業が新入社員に取得を勧めている資格だから、就活の時点で持っていると、学習意欲の高さをすごく評価してもらえることが多い。
計画的に学習を進める力もアピールできるから、大手企業を目指すならぜひ挑戦してみてほしい。
5-3.応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、その名の通り、基本情報技術者試験のさらに上位に位置する、応用的な国家試験だ。
基本的な知識を持っていることを前提に、それをどう活用して課題を解決していくか、という力が問われる。システムの設計・開発をリードしたり、IT戦略を考えたりする能力が試される。
難易度は高いけれど、その分、学生のうちに取得できれば、他の就活生に圧倒的な差をつけることができる。
高い技術的なポテンシャルはもちろん、プロジェクトを管理する力や経営的な視点も持っている人材として、企業から大きな期待を寄せられるはずだ。
5-4.Java Silver
Java Silverは、世界中で使われているプログラミング言語「Java」を開発したOracle社が公式に認定する民間資格だ。
この資格の大きな特徴は、ただ知識を覚えているかだけでなく、実際にプログラムのコードを読んで、その動きを正しく理解する力が試されることだ。
Javaは、多くの大手企業が大規模なシステム開発で採用している、とても重要な言語だ。
だから、この資格を持っていることは、机上の空論ではない、実践的なスキルを持っていることの強力な証明になる。
特に、プログラマーとして開発の最前線で活躍したいと強く希望する君にとっては、技術力をアピールするすごく有力な武器になる。
5-5.CCNA
CCNAは、ネットワーク機器で世界トップシェアを誇るシスコシステムズ社が認定する、ネットワーク技術に関する資格だ。
インターネットがどういう仕組みで繋がっているのか、といった基礎から、企業で使われる専門的な機器の操作まで、インフラエンジニアに求められるスキルを証明できる。
システムエンジニアの仕事は、プログラムを書くだけじゃなく、そのシステムが動く土台となるネットワークの知識も必要不可欠だ。
この資格を持っていると、インフラ全般への深い理解があることを示せるから、担当できる仕事の幅が広い、価値の高い人材として評価される。
6.新卒でシステムエンジニア(SE)を目指す人のよくある質問
ここでは、新卒でシステムエンジニアを目指す就活生からよく聞かれる質問に、一つひとつ丁寧に答えていく。
みんなが抱えている疑問や不安は、きっと君も同じように感じているはず。正しい情報を知ることで、漠然とした不安をなくして、自信を持って就職活動に臨んでいこう。
- 未経験・文系から大手企業に就職できますか?
- 中小企業より大手企業に就職したほうがいいですか?
- 学歴がないと大手企業に就職できませんか?
- 新卒で英語力は求められませんか?
- 大手企業の年収は高いですか?
6-1.未経験・文系から大手企業に就職できますか?
結論から言うと、未経験や文系からでも、大手企業にシステムエンジニアとして就職することは全く問題なくできる。
その一番の理由は、多くの企業が新卒採用を「ポテンシャル採用」と考えているからだ。
つまり、企業が新卒の君に求めているのは、今のスキルの高さよりも、入社してからどれだけ成長してくれるかという将来性だ。
実際に、IT人材サービス会社のヒューマンリソシアが行った調査によると、2023年にエンジニアとして就職した学生のうち、61.8%が文系出身者(理系以外の学部を含む)だというデータもある。
大切なのは、「なぜエンジニアになりたいのか」という君自身の熱意を、資格の勉強やプログラミング学習といった、具体的な行動で示していくことだ。
参照:ITエンジニアへの就職動向レポート
6-2.中小企業より大手企業に就職したほうがいいですか?
大手企業と中小企業のどちらが良いかは、人によって本当に違うから、一概に「こっちがいい」とは言えない。
それぞれの良いところを理解して、君自身の価値観や将来の目標に合う方を選ぶことが何よりも大切だ。大手企業には、福利厚生が手厚く、安定した環境で大きなプロジェクトに携われる魅力がある。
一方で、中小企業には、若いうちから責任のある仕事を任せてもらえたり、幅広い業務を経験して速いスピードで成長できたりする魅力がある。
「安定した環境でじっくり成長したい」と考えるなら大手企業が向いているかもしれないし、「とにかく早く成長したい」なら中小企業が合っているかもしれない。
企業の規模だけで判断しないで、君が将来どんなエンジニアになりたいのかをじっくり考えてみてほしい。
6-3.学歴がないと大手企業に就職できませんか?
学歴が選考に全く関係ないとは言えないけれど、学歴がないからといって大手企業への道が閉ざされるわけでは決してない。
何度か話しているように、IT業界は他の業界に比べて実力主義の傾向が強い。
だから、資格取得やポートフォリオ作成のような、目に見える形で君のスキルや意欲を証明できれば、学歴の不利は十分にカバーできる。
大切なのは、「学歴がないから自分はダメだ」と諦めてしまうんじゃなくて、「その分、何でアピールしようか」と前向きに考えることだ。
主体的に学習して行動できる人材は、どんな企業からも高く評価される。君自身の努力次第で、チャンスを掴み取ることは十分にできる。
6-4.新卒で英語力は求められませんか?
新卒の就職活動の段階で、必須のスキルとして高い英語力が求められることは、ほとんどないから安心してほしい。
でも、もし英語力があれば、君のエンジニアとしてのキャリアの可能性は、間違いなく大きく広がる。
なぜなら、最先端の技術情報は、その多くが英語で最初に発信されるからだ。英語の技術ブログや資料を読めるだけでも、他のエンジニアより一歩リードできる。
将来的には、海外のエンジニアと協力してプロジェクトを進めたり、外資系企業で活躍したりする道も開ける。
必須ではないけれど、英語力は君の市場価値をぐっと高めてくれる強力な武器になることは、ぜひ覚えておいてほしい。
6-5.大手企業の年収は高いですか?
結論から言うと、IT業界の大手企業の年収は、他の業界と比べて高い傾向にあります。専門性が求められる仕事だからこそ、その対価として高い報酬が期待できる。
国税庁の調査でも、IT業界が含まれる「情報通信業」の平均年収は632万円と、全体の平均458万円を大きく上回っています。
実際に、新卒でシステムエンジニアを採用している大手企業の年収は、非常に高い水準にある。参考として、代表的な企業の例を見てみよう。
| 社名 | 平均年収 |
|---|
| 野村総合研究所 | 1,321万円 |
| オービックビジネスコンサルタント | 814万円 |
| TIS | 806万円 |
もちろん、これはあくまで平均年収で、個人のスキルや経験によって金額は変わってくる。それでも、高い年収水準は、システムエンジニアとして大手企業を目指す大きな魅力の一つといえる。
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
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エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
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全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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参照:令和5年分民間給与実態統計調査
7.手厚いサポートで大手企業を目指すならユニゾンキャリア
ここまで、大手企業を目指すための色々な方法を解説してきたけれど、いざ一人で就活を進めるとなると、何から手をつければいいか迷ってしまうこともあると思う。
そんな時は、IT就活のプロの力を借りるのが、内定への一番の近道になる。
7-1.システムエンジニアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
ものづくりが好きだったことがきっかけです。
子どものころは図工、今は料理や動画編集など、何かをつくることが好きで…!
就活を始めた時にものづくりの仕事を調べていたら、エンジニアに辿り着きました。
エンジニアの仕事はものづくりに似ていたので、自分に合っていると思ったんです。
就活で不安だったことは何ですか?
納得して入社できる企業から内定をもらえるかわからなくて不安でした。
自分が働きたいと思える会社があったとしても、そこから内定もらえるとは限らないし…。
「今、内定もらってる企業は自分にとってベストなんだろうか?」って悩んでました。
就活は妥協するものじゃないと思いつつも、どこにも就職できないんじゃないかっていう不安もあって…。気持ちの整理がつかない時期がありましたね。
ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
主に面接対策ですね。
私は面接に自信がなかったので、面接で聞かれる質問への回答をまとめて、担当キャリアアドバイザーの橋本さんに添削してもらいました。
実は初めての面接で想定外の質問をされて頭の中が真っ白になったんです…。
橋本さんから面接で聞かれる質問を教えてもらってからは、面接の準備ができたのでどんな質問にでも答えられるようになりました!
7-2.システムエンジニアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
IT以外に志望していた業界はありますか?
就活を始めたころは、食品メーカーやペットフードメーカーなどを考えていました。
私は医療ドラマや犬が好きなので、医療や健康に携われる仕事をしたいという気持ちがあったんです。
でも、改めて自分のキャリアについて考えたときに、メーカーよりもIT業界の方が将来性が高いと思ったんです。
というのも、新型コロナウイルスの流行を経験して、これからはAIによる医療診断や、日々の健康データを活用した予防医療など、ITが生活の中心になると思ったので、IT業界でエンジニアとして働くことに決めました。
就職活動で不安だったことは何ですか?
私はIT知識がなかったので、ちゃんとエンジニアとして内定をもらえるのかが不安でした。
実際「IT業界を目指そう!」と思ったのは良いものの「IT業界ってそもそもどんな業界?」という状態からのスタートだったので、とても苦戦していたんです。
結果的に私は4年生になっても就活をしていて、同級生よりも出遅れていたので「内定がもらえなかったらどうしよう…」とかなり焦っていました。
選考を上手く進めるポイントなどはありますか?
プログラミングの経験がないからこそ、面接で学習意欲を伝えることが大事だと思います!
少しでもいいので資格の勉強をしたり、プログラミングを学んだりすることをおすすめします。
エンジニアは学習が継続できる人が評価されるので、やっておいて損はないと思います!
ユニゾンキャリアは、エンジニアの就職活動を専門にサポートしているエージェントだ。
だから、ネットの情報だけでは分からない、それぞれの企業のリアルな情報、「どんな人が活躍しているか」「入社後のキャリアはどうなるか」といったことまで知っている。
君の希望や性格を丁寧にヒアリングして、本当に君が輝ける大手企業はどこなのかを、一緒に見つけ出す手伝いができる。
エントリーシートの添削から面接対策まで、内定が取れるまで徹底的にサポートするから、一人で悩まずに、まずは下のボタンから無料相談をしてほしい。