記事の概要
システムエンジニア(SE)は、情報システムを設計し構築する仕事であり、現代社会のインフラを支える重要な役割を担っている。
DXの推進やAI技術の進展により、業界全体が大きな変化の波にあるのは間違いない。
一部の単純作業は自動化される一方で、システム全体の設計や顧客との折衝を行うエンジニアの需要は高まり続けている。
この記事は、AIによる代替の可能性や将来なくなる仕事、生き残るためのスキルについて解説していく!
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1.システムエンジニアとは何か?
システムエンジニアとは、顧客の要望を聞き出し、それを実現するための最適なシステムの設計図を作る職種だ。
プログラミングを行うこともあるが、それ以上に顧客とのコミュニケーションや、プロジェクト全体の進行管理を行うことが多い。
また、顧客の要望が曖昧な場合、実際にプログラミングを行う開発者が正確に理解できる仕様書を作成することが求められる。
そのた…
1.システムエンジニアはなくなることはない
まず結論からいうと、システムエンジニアの仕事がなくなることはない!
ここでは、なぜシステムエンジニアが必要とされ続けるのか、その理由を以下の3つに分けて解説していく。
- 直近はDX需要拡大で深刻な人手不足
- システム開発全体を知る人材は必須
- 仕事の一部は急速にAIへ代替される
1-1.直近はDX需要拡大で深刻な人手不足
近年は企業のDX推進が加速しており、システムエンジニアの需要は供給をはるかに上回っている。
多くの企業が業務効率化や新サービス開発のためにIT投資を増やしており、開発現場では慢性的な人手不足に悩まされているのが現実だ。
経済産業省の調査によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されている。
参照:経済産業省
この深刻な人材不足は、これからシステムエンジニアの就職を考える君にとって大きなチャンスがあることを意味する。
企業は優秀な人材を確保しようと必死になっており、新卒採用の枠も拡大傾向にある。文系出身者であっても、ポテンシャルがあれば採用される可能性は十分に高い。
今のうちにスキルを身につけておけば、市場価値の高いエンジニアとして活躍できる土壌が整っているということだ。
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1.IT業界の将来性は今後どうなる?
IT業界の将来性を考えるには、まず現状を正確に把握することが重要である。
ここでは「需要の高さ」「目覚ましい成長と市場の変化」「変化し続ける歴史」という3つの視点から、IT業界が持つ無限の可能性をひも解く。
1-1.IT業界の現時点での需要
IT業界の需要は、今まさに「極めて高い」状態が続いている。
経済産業省の調査によると、2030年には最大で約79万人ものIT人…
1-2.システム開発全体を知る人材は必須
システム開発の現場では、プログラミングなどの個別の作業だけでなく、プロジェクト全体を見渡して管理する役割が欠かせない。
技術的な知識はもちろん必要だが、それ以上に人と人をつなぎ、プロジェクトを円滑に進める力がシステム開発では、必要とされている。
システム全体を管理する役割を担うのがシステムエンジニアだ。システムエンジニアは、顧客の要望を仕様に落とし込み、開発チームを指揮して完成へと導く。
特に、顧客との対話を通じて課題を発見し、解決策を提案するプロセスは、人間ならではの強みが発揮される領域だ。
システム全体を俯瞰して調整する能力は、AIには代替しにくいスキルであり、システムエンジニアの将来性は高いと言える。
1-3.仕事の一部は急速にAIへ代替される
AI技術の進化により、プログラミングやテストといった一部の業務は、自動化ツールやAIによって代替されはじめている。
以前なら人間が時間をかけて書いていたコードも、AIが一瞬で生成してくれるようになった。
この変化は、エンジニアにとって脅威であると同時に、生産性を劇的に向上させる機会でもある。
しかし、AIはあくまでツールであり、それを使いこなすのは人間だ。
AIが生成したコードが正しいか判断したり、セキュリティ上の問題がないか確認したりする責任は、エンジニアにある。
つまり、単にコードを書くだけの仕事は減るが、AIを活用して要件定義や設計を行う仕事は残る。
AIの進化により仕事が一部減っているが、それ以上に需要が高まっており、エンジニアの仕事がなくなることはない。
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4.8
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
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エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.将来的に減るシステムエンジニアの仕事5選
技術の進歩に伴い、システムエンジニアの業務の中でも、単純作業は自動化され、人間の手から離れていく。
今後、減ることが予想されるシステムエンジニアの仕事は、以下のとおりだ。
- マニュアル通りの運用・保守
- 定型的なヘルプデスク業務
- データ入力や議事録作成
- 定型的な進捗管理だけの業務
- 大半のドキュメント作成
2-1.マニュアル通りの運用・保守
手順書にしたがってシステムの稼働状況を監視したり、決まった操作を行ったりするだけの運用・保守業務は、今後減少していく。
これらの業務は自動化ツールとの相性が良く、実際にすでに多くの現場で運用・保守を自動で行うツールなどの導入が進んでいる。
人間が24時間体制で監視するよりも、システムが自動で異常を検知し、対応するほうが効率的でミスも少ない。
もちろん、予期せぬトラブルへの対応や、システムの改善提案といったマニュアル通りにはいかない判断を伴う業務は残る。
しかし、ただマニュアルどおりに手を動かすだけの仕事は、AIやプログラムに置き換わっていく流れは止められない。
これから運用・保守の仕事に就くとしても、自動化の仕組みを考えたり、より上流の工程を目指したりする意識を持つことが大切だ。
2-2.定型的なヘルプデスク業務
社内システムや製品に関する問い合わせに対応するヘルプデスク業務も、人間の出番は減りつつある。
例えば、「パスワードを忘れた」「ログインできない」といったよくある質問への回答は、AIが自動で即答してくれる。
ユーザーにとっても、電話がつながるのを待つより、チャットですぐに解決できるほうが利便性が高い。
これからのヘルプデスク担当者には、AIでは解決できない複雑なトラブルへの対応や、ユーザーの声を分析してシステムの改善につなげるといった、役割が求められるようになる。
つまり、単なる問い合わせ対応だけでなく、ITの知識を活かしてユーザーの困りごとを解決するコンサルタントのような動きが必要になってくる。
2-3.データ入力や議事録作成
会議の議事録作成やデータ入力といった作業は、音声認識技術やAIツールの発達により、自動化が進んでいる。
以前は若手エンジニアが時間をかけて行っていたこれらの業務も、今ではツールを使えば短時間で高精度に完了できるようになった。
人間が手入力で行う作業は、非効率であるだけでなく、入力ミスのリスクもあるため、今後さらに減っていくことが予想される。
エンジニアの本来の役割は、システムを作って価値を生み出すことだ。
そのため、単純業務に時間を取られるのではなく、システム設計や顧客提案といった、人間にしかできない仕事ができるエンジニアを目指してほしい。
2-4.定型的な進捗管理だけの業務
プロジェクトの進捗状況をまとめたり、メンバーに報告したりするだけの管理業務も、プロジェクト管理ツールの進化によって自動化されつつある。
タスクの消化状況やスケジュールの遅れなどは、ツール上で可視化され、リアルタイムで共有されるのが当たり前になっているからだ。
ただ数字を集計して報告するだけの管理者は、これからの現場では不要になっていく。
もちろん、プロジェクトマネジメント自体がなくなるわけではない。遅れが生じた原因を分析して対策を立てたり、メンバーのモチベーションをケアしたりといった、人間的なマネジメントの重要性はむしろ増している。
ツールで効率化できる部分は任せつつ、プロジェクトを成功に導くための管理能力を磨くことが、これからのエンジニアには必要となる。
2-5.大半のドキュメント作成
システム開発には膨大な量の仕様書や設計書が必要だが、これらのドキュメント作成もAIの支援を受けて効率化されるようになっている。
コードから自動で仕様書を生成したり、AIに要点を伝えて文章の下書きを作らせたりすることが可能になってきた。
一から手作業でドキュメントを作成する時間は、今後大幅に削減されていくだろう。
ただし、ドキュメントの内容が正しいかを確認し、顧客にわかりやすく説明するための構成を考えるのは、依然としてエンジニアの重要な仕事だ。
AIはあくまで作成を補助するツールであり、最終的な品質を担保するのは人間ということは今後も変わらない。
これからは、文章を書く速さよりも、読み手に正しく伝わる論理的な構成力や表現力が重視されるようになる。
3.今後なくなるシステムエンジニアの特徴
技術の進化が速いIT業界において、変化に適応できないエンジニアは淘汰されていく運命にある。
ここでは、将来的に仕事がなくなる可能性が高い、システムエンジニアの特徴を3つに分けて解説していく。
- 同じ業務を3年以上続けてしまう
- 何もスキルアップをする気がない
- AI時代に必要なスキルを習得しない
3-1.同じ業務を3年以上続けてしまう
同じ現場で同じ業務を3年以上続けているエンジニアは、市場価値が下がるリスクがある。
IT業界では技術のトレンドが数年単位で入れ替わるため、一つの技術や業務に固執していると、気づいたときにはそのスキルが時代遅れになっている危険性があるからだ。
新しい技術を導入しようとしない保守的な企業へ就職してしまうと、エンジニアとして成長できなくなる恐れがある。
もちろん、ひとつの分野を極めるスペシャリストを目指すなら話は別だが、それでも周辺技術の知識は常にアップデートし続ける必要がある。
エンジニアとして経験が浅い時期は、さまざまなプロジェクトや工程を経験し、スキルの幅を広げることが大切だ。
これからシステムエンジニアを目指す場合、同じ業務を繰り返さず学びつづけることが重要ということを知っておいて欲しい。
3-2.何もスキルアップをする気がない
業務時間外に技術書を読んだり、新しい技術に触れたりする習慣がないエンジニアも、将来的に生き残るのは難しくなる。
IT技術は日々進歩しており、業務で得られる知識だけでは、どうしても限界が来るからだ。
特に新卒で入社したばかりの頃は、覚えることが多く大変かもしれないが、そこでの学習量の差が数年後に大きな実力差となって現れる。
会社からの指示を待つだけでなく、自ら興味を持って学ぶ姿勢を持つことが重要だ。資格取得を目指すのも良いし、自分で小さなアプリを作ってみるのもよい。
好奇心を持って技術に触れ、楽しみながら学ぶことができる人は、どの企業からも求められる。
3-3.AI時代に必要なスキルを習得しない
新しい技術を「自分には関係ない」と無視し、活用しようとしないエンジニアは、これからの時代は生き残れない。
AIを使いこなすスキルは、プログラミング言語と同じくらい重要になりつつある。
AIを使えば数時間で終わる作業を、手作業で数日かけて行うようなエンジニアは、生産性の観点から評価されなくなるのは明らかだ。
AIに使われるのではなく、AIを使いこなす側になるためには、AIが得意なことと苦手なことを正しく理解する必要がある。
その上で、日々の業務にどうAIを取り入れれば効率化できるかを常に考える習慣をつけよう。
新しいツールや技術に対して柔軟に適応できるエンジニアこそが、これからのIT業界で長く活躍できる人材だ。
4.システムエンジニアの需要を他職種と比べる
システムエンジニアへの就職を考えている君にとって、他の職種と比べて将来性や需要がどうなのか気になるのではないだろうか?
エンジニアには専門的なスキルが身につくという強みがあるが、他の仕事にもそれぞれの良さがある。ここではシステムエンジニアの需要を他職種と比較していく。
- システムエンジニアVS営業
- システムエンジニアVS事務職全般
- システムエンジニアVSプログラマー
- システムエンジニアVSITコンサルタント
- システムエンジニアVSデータサイエンティスト
4-1.システムエンジニアVS営業
営業職は、AIが進化しても人間関係や感情が関わる交渉事において需要が残り続ける。
しかし、営業職では「売る力」は身についても、自分自身でサービスやプロダクトを「作る力」は身につかない。
一方、システムエンジニアが持つ「モノを作る技術」と「システムの仕組みを理解する力」は、営業職にはない武器になる。
エンジニアとして培った思考力は、将来的に営業やマネジメントにキャリアチェンジした際にも役立つ。
また、営業職は成果が見えやすい反面、景気の影響を受けやすく、個人の売上数字に追われるプレッシャーも大きい。
対して、ビジネスの基盤がIT化している現代において、システムエンジニアとして身につけられるITスキルは安定して需要がある。
市場に左右されにくい技術力を積み上げていけるため、手に職をつけたい人にシステムエンジニアはおすすめの職種だ。
4-2.システムエンジニアVS事務職全般
事務職は、定型業務の割合が高く、AIによる自動化の影響を最も受けやすい職種の一つだ。
データ入力や書類作成といった仕事は今後どんどん減っていくため、長期的な安定性や将来性を考えると不安が残る。
それに対してシステムエンジニアは、その自動化システムそのものを作る側であり、仕事がなくなるどころか需要は増す一方だ。
事務職からエンジニアへの転職を目指す人も多いが、逆のパターンはあまり見られないことからも、エンジニアの市場価値の高さがわかる。
新卒の段階でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせれば、将来的に事務作業が自動化されたとしても、それを管理・運用する立場で仕事を続けることができる。
AIにより定型業務が代替される時代において、長期的なキャリア形成を考えるなら、エンジニアを選ぶメリットは大きい。
4-3.システムエンジニアVSプログラマー
プログラマーは「コードを書く」ことに特化し、システムエンジニアは「設計や顧客折衝を担う」という違いがある。
AIによるコード生成の精度が上がっている現在、単にコードを書くだけのプログラマーの需要は今後減っていくリスクがある。
一方で、システム全体の要件を定義し、AIでシステム開発ができるシステムエンジニアは重要性を増していく。
プログラミングスキルはエンジニアにとって基礎となる大切な能力だが、それだけで一生食べていくのは難しくなりつつある。
キャリアの早い段階でシステムエンジニアとしての視点を持ち、設計やマネジメントといった上流工程のスキルを磨くことが、AI時代を生き抜くためには不可欠だ。
プログラマーからスタートしても、将来的にはシステムエンジニアを目指すことになる。
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1.就活生がIT職種を選ぶ前に知るべきこと
IT業界の職種選びで失敗しないためには、まず業界の構造自体を理解しておく必要がある。
システム開発の現場は、よく建築現場に例えられ、「誰が設計図を書き、誰が実際に組み立てるのか」という役割分担が明確に決まっている。
入社後に「思っていた仕事と違う」と後悔することがないように、まずは開発の全体像と年収の仕組みについて知っておこう…
4-4.システムエンジニアVSITコンサルタント
ITコンサルタントはITを使って経営課題を解決する仕事で、それに対してシステムエンジニアはシステムを作る仕事だ。
年収も高く人気のある職種だが、新卒でいきなりコンサルタントとして活躍するのはハードルが高い。
現場での開発経験やシステムの実装知識がないと、実現不可能な提案をしてしまうリスクがあるからだ。
そのため、ITコンサルタントを目指す場合でも、まずシステムエンジニアになるのをおすすめしたい。
まずはシステムエンジニアとして経験を積み、ITコンサルタントへのステップアップを目指すのが、代表的なキャリアパスだ。
4-5.システムエンジニアVSデータサイエンティスト
データサイエンティストは、ビッグデータを分析してビジネスに活用する専門職で、近年注目されている。
システムエンジニアと比べると、より専門的な知識が求められ、統計や数学の知識が必要となる。
そのため、内定獲得のハードルが高くなり、未経験から目指すには相応の学習がないと、書類選考すら通らない。
ただ、システムエンジニアの仕事の中にも、データベースの設計やデータの活用といった要素は含まれており、関連性は深い。
エンジニアとしての実務経験を積みながらデータの知識を深め、データサイエンティストへ領域を広げていくことも可能だ。
5.この将来性で新卒でシステムエンジニアになるべき?
AIの台頭や仕事の変化など、不安要素はあるものの、それでも新卒でシステムエンジニアを目指す価値は高い。
ここでは、なぜ今システムエンジニアになるべきなのか、その理由を以下3つのポイントに分けて解説する。
- AIを使う側になれれば勝ち組に
- 勉強が嫌いなら10年後が辛い
- 努力が年収に反映されやすい
5-1.AIを使う側になれれば勝ち組に
これからの時代、AIによって仕事がなくなる人と、AIを活用して成果を出す人の二極化が進んでいく。
システムエンジニアになれば、AIの仕組みや活用方法を業務を通じて学ぶことができ、自然と「使う側」に回ることができる。
最新のテクノロジーに触れ、それを自分の武器にできる環境に身を置くことは、将来の安定を確保する上で有利だ。
AIを使いこなせるエンジニアは、どの企業からも引く手あまたとなり、どんな企業でも働けるようになる。
システムエンジニアを目指す場合、どうすれば自分の仕事を楽にできるか、より良い成果が出せるかを意識して使って欲しい。
AIを使う側に回ることができれば、エンジニアとして勝ち組になることは約束されたようなものだ。
5-2.勉強が嫌いなら10年後が辛い
システムエンジニアは、常に新しい技術を学び続ける必要がある。
入社後も資格取得や新技術を学ぶことが求められるため、学ぶことが嫌いな人にとっては厳しい。
裏を返せば、学び続ける意欲さえあれば、学歴に関係なく評価され、成長し続けられる。
もし君が「大学を出たら勉強は終わり」と考えているなら、この職種はおすすめできない。
逆に、新しいことを知るのが好きで、知的好奇心を満たしながら働きたい人にとっては、これ以上ないほど楽しい仕事になる。
努力を惜しまない人にとって、システムエンジニアは天職になり得る。
5-3.努力が年収に反映されやすい
システムエンジニアは実力主義の傾向が強く、スキルアップや成果が年収につながりやすいのが特徴だ。
頑張っても給料が上がりにくいこともあるが、エンジニアならスキルアップがそのまま収入アップにつながる。
年齢や勤続年数に関係なく、高い技術力やマネジメント能力を持っていれば、20代で高収入を得ることも夢ではない。
自分の頑張りが目に見える形で報われることは、仕事のモチベーションを維持する上で重要といえる。
年収を上げるために努力を惜しまない君には、システムエンジニアがおすすめだ。
6.システムエンジニアの将来性のあるキャリアパス
システムエンジニアとして経験を積んだ先には、さまざまなキャリアの選択肢が広がっている。
ここでは、将来性が高く、年収アップも期待できる3つのキャリアパスを解説していく。
- ITコンサルタント
- プロジェクトマネージャー
- ITアーキテクト
6-1.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業の経営課題に対してIT技術を用いた解決策を提案・支援する職種だ。
システムエンジニアよりも経営に近い視点が求められ、顧客のビジネスを深く理解する必要がある。
年収はIT職種の中でもトップクラスに高く、平均年収は750万円を超えている。
参照:厚生労働省
システムエンジニアとして培った開発知識やプロジェクト経験は、ITコンサルタントでも大いに役立つ。
なぜなら、開発現場に詳しく、実現可能性のある提案ができるITコンサルタントは顧客から高い信頼を得られるからだ。
そのため、エンジニアを経てコンサルタントを目指すのは、IT業界におけるキャリアアップの代表例だと覚えておいて欲しい。
6-2.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクトの責任者として、予算、納期、人員、品質などを管理する職種だ。
チーム全体をまとめ上げ、プロジェクトを成功に導くためのリーダーシップや調整力が求められる。
プロジェクト全体の責任を負うことから年収も高く、ITコンサルタントと同様に平均年収は750万円を超えている。
参照:厚生労働省
AIによる自動化が進んでも、人と人との調整や、不測の事態への対応といったマネジメント業務は簡単には代替されない。
そのため、PMの需要は今後も安定して高い状態が続くと予想される。
リーダーとして活躍したい人にとって、プロジェクトマネージャーは魅力的なキャリアパスだ。
6-3.ITアーキテクト
ITアーキテクトは、企業のIT戦略にもとづき、システムの全体像や構造を設計する職種だ。
どの技術を採用するか、システム間の連携をどうするかといった技術的な意思決定を行い、システムの土台を作り上げる。
深い技術知識とビジネスへの理解の両方が求められるエンジニアのスペシャリストがITアーキテクトだ。
DXの推進により、複雑化するシステムを最適化できるITアーキテクトの重要性は増している。
大規模なシステムの全体像に一から関わりたいと考える人にはITアーキテクトをおすすめする。
7.システムエンジニアを目指す就活生からのよくある質問
就活を進める中で、システムエンジニアの将来について疑問や不安を持つのは当然のことだ。
ここでは、就活生からよく寄せられる質問に対して、業界の動向を踏まえて解説していく。
- システムエンジニアは10年後どうなりますか?
- システムエンジニアの年収は上がり続けますか?
- 2030年にはエンジニア不足になるのですか?
7-1.システムエンジニアは10年後どうなりますか?
10年後のシステムエンジニアは、今よりも「ビジネス視点」と「AI活用能力」が問われる。
単にコードを書くだけの作業はAIが担う割合が増え、エンジニアは「何を作るか」「どう解決するか」を考える上流工程の比重が高まるだろう。
しかし、ITが社会インフラとして不可欠である以上、エンジニアという職種自体がなくなることはない。
むしろ、AIなど新たな技術を使って価値を生み出せる人材の重要性は、今後ますます高まる。
7-2.システムエンジニアの年収は上がり続けますか?
IT人材の不足が続く限り、システムエンジニアの年収は上昇傾向にある。
特に、高いスキルを持つエンジニアや、プロジェクトを管理できる人材への報酬は高騰しているのが現状だ。
ただし、すべてのエンジニアの年収が一律に上がるわけではない。新しい技術を学び続け、市場価値を高める努力をした人と、そうでない人との年収格差は広がっていく。
システムエンジニアとして年収を上げていくには、スキルを磨くことは必須と言える。
7-3.2030年にはエンジニア不足になるのですか?
経済産業省の予測によれば、2030年にはIT人材が最大で約79万人不足するとされている。
少子高齢化による労働人口の減少に加え、あらゆる産業でIT活用が進むことで需要が爆発的に増えるためだ。
この不足分を補うため、企業は未経験者や文系出身者の採用にも積極的にならざるを得ない。
実際に、文系や未経験者を対象とした手厚い研修制度を整え、ゼロからエンジニアを育てようとする企業は年々増加している。
これからエンジニアを目指す君にとっては、売り手市場が続く有利な状況であり、就職や転職のチャンスは豊富にある。
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湯浅烈生23:36 12 Jun 25
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ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
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水野貴仁09:51 04 Jun 25
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仲野洵良01:35 04 Jun 25
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F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
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8.システムエンジニアの就活はユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアであれば、君にぴったりの会社を紹介することができる。
IT業界専門の就活エージェントだからこそ、各社がシステムエンジニアとしてどのような仕事に携わるのかを知っているので、君の性格や希望の働き方に合った会社を紹介できる。
システムエンジニアを目指すのなら、IT業界専門の就活のプロがいるユニゾンキャリアを頼ってほしい。
8-1.システムエンジニアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
最初からIT業界で就職活動を進めていましたか?
最初は大学で音楽活動をやってたので、「自分の好きなことを仕事にできたらいいな」と思って、音楽業界で就活していたんですよ。
でも、実際に内定をもらったりする中で、年収や将来性のことで不安を感じるようになって…。音楽業界ってやっぱり給料が低くて、残業時間も月40時間以上あったりもして。
だから、「好き」だけでやっていける世界ではないのかなって、現実を考えちゃいました。
将来性も、今はYouTubeとか面白いものが分散してるじゃないですか?
だから昔みたいに大きなものを作るのは、だんだん難しくなるのかなあって思って。
その点、IT業界なら需要もなくならないだろうし、スキル次第で年収も上げられるって聞いて。将来ITから音楽業界に関わることはできても、その逆はちょっと難しい気がして、IT業界を目指すことにしました。
新しい業界で就活を進めるのに不安はありませんでした?
正直、めちゃくちゃ不安でした…。大学生活は音楽とか趣味に全振りしてたんで、就活に興味が向かなくて。
だから、IT業界の知識も全然なくて。最初に使ってたエージェントさんも、IT業界の良い部分は教えてくれるんですけど、「実際どんな働き方ができるのか?」みたいなリアルなところまでは教えてくれなかったです。
それで、AIに面接の練習相手をしてもらったりしたんですけど、やっぱり完璧じゃなくて、最後の「この会社にはどう言うべきか」みたいなところは、人にお願いしないとダメだなとも思っていました。
だから、IT業界で働くイメージがあまり持てなくて、「本当に自分はエンジニアになれるんだろうか?」とモヤモヤしていました。
ユニゾンキャリアを利用してIT業界の理解は深まりましたか?
はい、深まったというか、見方が全然変わりました。
やっぱりIT特化のエージェントさんっていうだけあって、担当キャリアアドバイザーの橋本さんが教えてくれる情報がすごくリアルでした。
例えば、「文系の未経験だと、SESっていう働き方で自分の希望とは違う現場に派遣されちゃうこともあるよ」とか、ほかのエージェントさんでは教えてくれなかったIT業界の現実をしっかり教えてくれたんです。
おかげで、それまで僕がぼんやり考えていた「エンジニア」のイメージと、実際のキャリアパスには違いがあるんだって理解できました!
会社ごとの詳しい情報もたくさん持ってて、自分に合っているか判断するのにすごく助かりました。
8-2.システムエンジニアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
モノづくりが好きだったことがきっかけです。
小さいころから、パズルだったり、絵を描いたり、細かい作業をすることが好きだったんです…!
就活を進めるなかで初めてエンジニアの仕事を知って、自分が好きなモノづくりと似ていると気づいて興味を持ちました。
それとIT業界の将来性の高さや、手に職をつけてキャリアを広げていけることも魅力的でした。
就職活動で不安だったことは何ですか?
私はIT知識がなかったので、ちゃんとエンジニアとして内定をもらえるのかが不安でした。
実際「IT業界を目指そう!」と思ったのは良いものの「IT業界ってそもそもどんな業界?」という状態からのスタートだったので、とても苦戦していたんです。
結果的に私は4年生になっても就活をしていて、同級生よりも出遅れていたので「内定がもらえなかったらどうしよう…」とかなり焦っていました。
選考を上手く進めるポイントなどはありますか?
プログラミングの経験がないからこそ、面接で学習意欲を伝えることが大事だと思います!
少しでもいいので資格の勉強をしたり、プログラミングを学んだりすることをおすすめします。
エンジニアは学習が継続できる人が評価されるので、やっておいて損はないと思います!
ユニゾンキャリアは、会社の人事からシステムエンジニアのキャリアから働き方まで、すべて聞いている。
そのため、入社後のミスマッチを避けることができ、納得のいく就活ができるようになる。
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