記事の概要
「SES企業、結局どこがいいんだ…」今、そんな巨大な壁にぶつかっていないだろうか。
「SIerとの違い」や「この会社で本当に成長できるか」といった不安で、立ち止まっている就活生は多い。
SESの企業選びは、エンジニア人生のスタートを決める重要な選択だ。そこで、業界の仕組みがわかるだけでなく、年収や働き方などで比較した100社のランキングを用意した。
この記事では、膨大な選択肢の中から、心から納得できる一社を見つけ出すための”武器”を授ける。
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1.IT企業とは?業種とビジネスモデル
「IT企業」という大きな括りを理解するために、内側にある「業種」と「ビジネスモデル」について見ていこう!
これらは企業の性質を決定づける重要な要素であり、働き方にも直結する。自分がどんな環境で働きたいかを考える上で、この分類は非常に重要な指針となる。
1-1.IT業界の業種と企業の構造分類
IT業界の企業は、提供するサービスや製品によっていくつかの…
1.就活生が知るべきSES企業の基本情報
SESという言葉は聞いたことがあっても、SIerとの違いや具体的な働き方について、正確に理解している人は意外と少ない。
入社後のミスマッチを避け、納得のいくキャリアをスタートさせるためには、まずSESというビジネスモデルの基本をしっかりと押さえておくことが不可欠なんだ。
ここでは、その基本となる3つのポイントを解説する。
- SESとSIerの違い
- SIerを含むSES企業もある
- 客先常務だと理解しておく
1-1.SESとSIerの違い
SESとSIerの最も大きな違いは、契約の形態にある。
SESがエンジニアの技術力を時間単位で提供する「準委任契約」を結ぶのに対し、SIerはシステムやソフトウェアという「成果物」を完成させる責任を負う「請負契約」が基本となる。
SESでは、エンジニアは顧客の指示のもとで業務を進めるため、様々なプロジェクトで多様な技術に触れる機会が多い。
一方、SIerは自社の管理下で開発を進め、納期内にシステムを完成させるというゴールが明確である。
この契約形態の違いが、エンジニアとしての働き方や責任の範囲、キャリアの築き方にも大きく影響してくるんだ。
就活の段階でこの違いを理解しておくことは、将来どんなエンジニアになりたいかを考える上で、とても重要な判断材料となる!
1-2.SIerを含むSES企業もある
就職活動を進める上で、「SES」と「SIer」を明確に区別しにくい場面がある。
なぜなら、一つの企業がSES事業とSIer事業の両方を展開しているケースがあるからだ。企業によっては、経営の安定化や顧客の多様なニーズに応えるため、両方の事業を手がけているんだ。
例えば、ある部門では顧客先にエンジニアが常駐して技術支援(SES)を行い、別の部門では大規模なシステム開発を一括で請け負う(SIer)といった体制をとっている。
この記事で紹介する富士ソフトやDTSといった企業も、両方の事業を展開している代表例だ。
だからこそ、企業研究では「SES企業」「SIer企業」と単純に分類するのではなく、その企業がどちらの事業に力を入れているのか、自分が配属される可能性のある部署はどちらの事業を主としているのかを、企業のHPや説明会で深く確認することが大切になる。
1-3.客先常駐だと理解しておく
SESの基本的な働き方は、自社のオフィスではなく、顧客のオフィスに常駐して業務を行う「客先常駐」というスタイルである。
これは、顧客のプロジェクトチームの一員として、顧客の環境でシステム開発や運用に携わるためだ。
この働き方には、プロジェクトごとに勤務地や開発環境、チームのメンバーが変わるという特徴がある。
多様な業界の知識や最新の技術に触れられる、幅広い人脈を築けるといったメリットがある一方で、環境の変化への適応力が求められたり、自社への帰属意識が持ちにくくなったりする側面もあるんだ。
客先常駐という働き方が、自分にとって成長の機会となるか、それともストレスの原因となるか。
自身の性格やキャリアプランと照らし合わせ、冷静に判断することがSES企業を選ぶ上での重要なポイントとなるだろう。
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Based on 373 reviews
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
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エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
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G Takamura15:30 12 Jun 25
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特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
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また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
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水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
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とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
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何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.SES企業ランキングの採点ルール
今回のSES企業の企業ランキングでは、就活生が企業選びをする上で重要となる様々な情報を客観的な視点から評価することを目的としている。
ランキングの作成にあたっては、各就活サイトや企業の評判が掲載されている口コミサイトで、IT企業に関するランキング情報を取り上げている複数のメディアを参考にしている。
加えて、企業のHPで公開されている採用情報や、各社が発行する有価証券報告書などの公式データも評価の基準とした。
このランキングは、特定の価値観を押し付けるものではなく、あくまで自分自身の企業選びの軸を見つけるための参考情報として活用してほしい。
3.SES企業の就活総合評価ランキングTOP100
世の中に数多く存在するSES企業の中から、自分に本当に合った一社を見つけ出すのは、情報が多すぎて本当に大変な作業だ。
だからこそ、様々な観点から企業を評価したランキングは、君の企業研究の羅針盤となり得る。
ここでは、事業規模、働きやすさ、成長性などを総合的に評価したSES企業をTOP100まで一挙に紹介する。
このランキングをきっかけに、知らなかった優良企業を発見したり、自分の企業選びの軸を再確認したりと、就活を有利に進めてほしいんだ。
- SES企業の就活総合評価ランキングTOP10
- SES企業の就活総合評価ランキングTOP11~50
- SES企業の就活総合評価ランキングTOP51~100
3-1.SES企業の就活総合評価ランキングTOP10
順位 | 社名 |
---|
1位 | 富士ソフト |
2位 | パーソルクロステクノロジー |
3位 | テクノプロ |
4位 | AKKODiSコンサルティング |
5位 | メイテック |
6位 | DTS |
7位 | NSD |
8位 | Sky |
9位 | システナ |
10位 | オープンアップITエンジニア |
総合評価ランキングのTOP10には、業界内で高い知名度と圧倒的な実績を誇る大手企業が名を連ねている。
これらの企業は、安定した経営基盤をもとに、充実した新卒研修制度や手厚い福利厚生を提供していることが大きな特徴だ。
例えば、富士ソフトは、通信から金融、製造まで非常に幅広い事業領域を持っており、多様なキャリアパスを描ける可能性がある。
また、パーソルクロステクノロジーやAKKODiSコンサルティングは、大手人材グループの一員であり、エンジニアのキャリア支援に関する豊富なノウハウを持っている点が強みだ。
CMでもおなじみのSkyは、働きやすさに関する社外からの評価が特に高く、多くの就活生から人気を集めている。
安定した環境で着実にスキルを身につけたいと考えるなら、まずはこのTOP10の企業から研究を始めてみるといいだろう。
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1.IT業界の将来性は今後どうなる?
IT業界の将来性を考えるには、まず現状を正確に把握することが重要である。
ここでは「需要の高さ」「目覚ましい成長と市場の変化」「変化し続ける歴史」という3つの視点から、IT業界が持つ無限の可能性をひも解く。
1-1.IT業界の現時点での需要
IT業界の需要は、今まさに「極めて高い」状態が続いている。
経済産業省の調査によると、2030年には最大で約79万人ものIT人…
3-2.SES企業の就活総合評価ランキングTOP11~50
順位 | 社名 | 順位 | 社名 |
---|
11位 | アルプス技研 | 31位 | アイティフォー |
12位 | フォーラムエンジニアリング | 32位 | 日本プロセス |
13位 | UTグループ | 33位 | ソーバル |
14位 | TDCソフト | 34位 | 昭和システムエンジニアリング |
15位 | NSW | 35位 | エクストリーム |
16位 | ウィルオブ・ワーク | 36位 | Sharing Innovations |
17位 | アイ・エス・ビー | 37位 | テンダ |
18位 | フォーカスシステムズ | 38位 | ビーブレイクシステムズ |
19位 | セラク | 39位 | トリプルアイズ |
20位 | ワールドインテック | 40位 | ヴィンクス |
21位 | リクルートR&Dスタッフィング | 41位 | ユニリタ |
22位 | 鈴与シンワート | 42位 | AKIBAホールディングス |
23位 | CIJ | 43位 | シーイーシー |
24位 | ソルクシーズ | 44位 | 日本コンピュータ・ダイナミクス |
25位 | KSK | 45位 | さくらケーシーエス |
26位 | システムサポート | 46位 | シー・エス・イー |
27位 | ニーズウェル | 47位 | エスユーエス |
28位 | システム情報 | 48位 | PE-BANK |
29位 | ISTソフトウェア | 49位 | グローバルスタイル |
30位 | アイネット | 50位 | オープンアップグループ |
ランキングTOP11から50位には、特定の産業分野で高い技術力を発揮する実力派の中堅企業や、大手グループに属する優良企業が数多く含まれている。
この層の企業は、TOP10ほどの知名度はないかもしれないが、それぞれの得意領域で確固たる地位を築いているのが特徴だ。
例えば、TDCソフトやNSDは金融業界のシステム開発に強みを持ち、安定した顧客基盤を誇っている。
また、クラウドやAIといった先端技術を活用したDX支援で急成長を遂げているセラクのような企業もある。
これらの企業は、大手企業に比べて社員一人ひとりの裁量が大きい傾向にあり、若手のうちから責任ある仕事を任される機会も多いんだ。
自分の興味がある分野や、身につけたいスキルが明確な学生にとって、専門性を深く追求できる環境が見つかるかもしれない。
3-3.SES企業の就活総合評価ランキングTOP51~100
順位 | 社名 | 順位 | 社名 |
---|
51位 | シー・エス・イー | 76位 | 情熱GROUP |
52位 | エスユーエス | 77位 | アイデンティティー |
53位 | PE-BANK | 78位 | スキルアップNeXT |
54位 | グローバルスタイル | 79位 | grabss |
55位 | オープンアップグループ | 80位 | エージェントグロー |
56位 | APパートナーズ | 81位 | EFE |
57位 | アヴァント | 82位 | TechGO |
58位 | ラクスパートナーズ | 83位 | ITS-JAPAN |
59位 | リツアンSTC | 84位 | リーデックス |
60位 | 日本ラッド | 85位 | Global Engineer |
61位 | TWOSTONE&Sons | 86位 | アクロビジョン |
62位 | インフォメーション・ディベロプメント | 87位 | エンIT |
63位 | クロスキャット | 88位 | ウィズテクノロジー |
64位 | テクバン | 89位 | ギークス |
65位 | シティアスコム | 90位 | GSI |
66位 | ハイマックス | 91位 | オルグロー |
67位 | システムリサーチ | 92位 | CLIS |
68位 | Minoriソリューションズ | 93位 | スタイル・フリー |
69位 | クエスト | 94位 | クラスアククト |
70位 | ランドコンピュータ | 95位 | アルテニカ |
71位 | ALH | 96位 | ITワークス |
72位 | アクサス | 97位 | BREXA Technology |
73位 | ボードルア | 98位 | アイエスエフネット |
74位 | GOOYA | 99位 | V-Cube |
75位 | 共立ソリューションズ | 100位 | システムアート |
ランキングの51位から100位には、急成長を遂げているベンチャー企業や、特定の技術領域、あるいは地域に根ざして独自の強みを発揮する企業がランクインしている。
この企業群の魅力は、なんといってもその成長性と変化のスピードにある。
例えば、ALHやボードルアは、手厚い社員教育や活発な社内コミュニケーションを促す独自の文化で知られ、若手エンジニアが成長しやすい環境を提供している。
また、エージェントグローのように、エンジニアのキャリアを第一に考え、還元率の高さを明確に打ち出すことで支持を集めている企業もあるんだ。
既存の枠にとらわれず、新しい技術や働き方に挑戦したい、会社の成長と自分の成長をリンクさせたい、と考える意欲の高い君にとって、大きなやりがいとチャンスが見つかるはずだ。
4.SES企業の規模別ランキングTOP10
企業の規模は、働き方やキャリア形成に直接的な影響を与える重要な要素だ。
安定した環境でじっくり学びたいのか、それとも変化の速い環境で裁量権を持って働きたいのか。君の志向によって、最適な企業の規模は変わってくる。
ここでは、SES企業を「大手」「中堅」「ベンチャー」の3つのカテゴリーに分け、それぞれのTOP10を紹介する。
自分が働く姿を想像しながら、どの規模の企業が一番しっくりくるか考えてみよう。
- 大手SES企業のランキングTOP10
- 中堅SES企業のランキングTOP10
- ベンチャーSES企業のランキングTOP10
4-1.大手SES企業のランキングTOP10
順位 | 社名 |
---|
1位 | 富士ソフト |
2位 | パーソルクロステクノロジー |
3位 | テクノプロ |
4位 | AKKODiSコンサルティング |
5位 | メイテック |
6位 | DTS |
7位 | NSD |
8位 | Sky |
9位 | システナ |
10位 | オープンアップITエンジニア |
大手SES企業の一番の魅力は、やはり経営基盤の安定性と、それに伴う研修制度や福利厚生の充実度にある。
従業員数が数千人から数万人規模の企業が多く、社会的に影響力の大きい大規模なプロジェクトに携われるチャンスが豊富だ。
業界を代表する富士ソフトやテクノプロ、メイテックなどは、多種多様な業界のトップ企業を顧客に持っており、幅広い経験を積むことが可能である。
また、組織が大きい分、社内でのキャリアチェンジの選択肢も多い。
新卒で入社する一社目として、まずは安定した環境で社会人としての基礎とエンジニアとしての土台をしっかりと築きたい、と考える学生には最適な選択肢だといえる。
ただし、組織が大きいからこそ、配属先が希望通りにならない可能性や、個人の意見が通りにくい場面もあるよ。
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1.IT業界は適性や向き・不向きが存在する
IT業界は、技術の進化が速く、常に新しい知識やスキルを学び続ける姿勢が求められる。そのため、こうした変化を楽しめるかどうかが、向き・不向きを分ける一つの要因となる。
また、システム開発やインフラ構築といった業務では、複雑な問題を分解し、一つひとつの要素を論理的に組み立てていく思考力が不可欠だ。
こうした業界の特性から、適性や向き・不向きがあ…
4-2.中堅SES企業のランキングTOP10
順位 | 社名 |
---|
1位 | システムサポート |
2位 | ニーズウェル |
3位 | システム情報 |
4位 | ISTソフトウェア |
5位 | アイネット |
6位 | 豆蔵K2TOPホールディングス |
7位 | ジャステック |
8位 | クレスコ |
9位 | コア |
10位 | セック |
中堅SES企業は、大手企業のような安定基盤と、ベンチャー企業のような挑戦的な風土を併せ持っているのが特徴だ。
従業員数は数百人から千人規模の企業が多く、特定の技術分野や産業領域において、大手にも引けを取らない高いシェアと実績を誇っている。
例えば、システムサポートやニーズウェルのように、長年にわたって特定の業界の顧客と深い信頼関係を築き、その業務知識を強みとしている企業がある。
このような企業では、若手のうちからプロジェクトの中核を担う機会も多く、経営層との距離が近い環境で働くことができるんだ。
自分の仕事が会社の成長に直結しているという手応えを感じやすいのも、中堅企業ならではの魅力だろう。
安定も成長も両方追い求めたい、という欲張りな学生にこそ、ぜひ注目してほしい企業群だ。
4-3.ベンチャーSES企業のランキングTOP10
順位 | 社名 |
---|
1位 | 情熱GROUP |
2位 | アイデンティティー |
3位 | スキルアップNeXT |
4位 | grabss |
5位 | エージェントグロー |
6位 | EFE |
7位 | TechGO |
8位 | ITS-JAPAN |
9位 | リーデックス |
10位 | Global Engineer |
ベンチャーSES企業で働くのは、まるで文化祭の実行委員になるようなものだ。まだ会社ができてから日が浅く、決まっていないルールも多い。
だからこそ、「こんな制度があったら、もっとみんなが働きやすいんじゃない?」とか「新しいこの技術を使ってみようよ!」といった自分のアイデアを、どんどん形にしていくことができるんだ。
もちろん、自分たちで考えて行動しないといけない大変さはあるけれど、会社が大きくなっていく過程を肌で感じられるのは、他では味わえない大きなやりがいになる。
若いうちから、自分で考えて仕事を進める「裁量権」の大きな仕事に挑戦したい、そんな成長意欲の高い学生には、刺激的で面白い環境が待っているだろう。
5.SES企業の働き方満足度ランキングTOP10
就職活動において、給与や休日、残業時間といった労働条件は、誰もが気になる重要なポイントだ。
これらの条件は、入社後のワークライフバランスや、長期的なキャリア形成に直接影響を与える。
ここでは、「年収」から「口コミ評価」まで、8つの異なる切り口でSES企業の働き方満足度をランキング化した。
君が企業選びで何を最も重視するのかを考えながら、自分にとっての「働きやすい会社」の基準を明確にするための参考にしてほしい。
- SES企業の平均年収ランキングTOP10
- SES企業の初年度年収ランキングTOP10
- SES企業のホワイトランキングTOP10
- SES企業の休日日数ランキングTOP10
- SES企業の有給取得率ランキングTOP10
- SES企業の平均残業時間ランキングTOP10
- SES企業の福利厚生充実度ランキングTOP10
- SES企業の口コミ評価ランキングTOP10
5-1.SES企業の平均年収ランキングTOP10
順位 | 社名 | 平均年収 |
---|
1位 | Sky | 654万円 |
2位 | 富士ソフト | 640万円 |
3位 | メイテック | 653万円 |
4位 | AKKODiSコンサルティング | 559万円 |
5位 | DTS | 550万円 |
6位 | システナ | 545万円 |
7位 | NSD | 540万円 |
8位 | TDCソフト | 535万円 |
9位 | テクノプロ | 520万円 |
10位 | パーソルクロステクノロジー | 510万円 |
平均年収ランキングでは、高い技術力を背景に、顧客へ高付加価値なサービスを提供している企業が上位を占める結果となった。
特に、エンジニア派遣の分野で高いブランド力を誇るメイテックや、コンサルティング領域にも力を入れているAKKODiSコンサルティング、そして働きがいのある会社として知られるSkyなどが上位にランクインしている。
これらの企業は、エンジニア個々のスキルや成果を正当に評価し、それを給与に反映させる仕組みが整っているといえるだろう。
ただし、ここに記載されている平均年収は、あくまで全社員の平均値であり、年代や役職によって大きく異なる点は注意が必要だ。
入社後の年収推移や評価制度については、OB・OG訪問や説明会などで、より具体的な情報を集めることが重要になる。
5-2.SES企業の初年度年収ランキングTOP10
順位 | 社名 | 初年度年収 |
---|
1位 | Sky | 約382万円 |
2位 | 富士ソフト | 約378万円 |
3位 | メイテック | 約375万円 |
4位 | AKKODiSコンサルティング | 約370万円 |
5位 | DTS | 約365万円 |
6位 | パーソルクロステクノロジー | 約360万円 |
7位 | システナ | 約355万円 |
8位 | NSD | 約350万円 |
9位 | テクノプロ | 約345万円 |
10位 | TDCソフト | 約340万円 |
初年度の年収は、社会人としての第一歩を踏み出す君にとって、生活の基盤となる大切な要素だ。
このランキングでは、新卒の基本給や賞与、各種手当などを総合的に考慮して、初年度に得られる年収が高い企業をリストアップした。
上位には、平均年収ランキングでも顔を揃えたSkyや富士ソフトといった大手企業が並んでおり、新卒時点から比較的高い給与水準であることがわかる。
初年度の年収が高いことは、企業が新卒採用に力を入れ、若手人材の獲得に意欲的であることの表れともいえる。
ただし、初任給の高さだけでなく、その後の昇給率やキャリアパスも併せて確認することが、長期的な視点で企業を選ぶ上では欠かせない。
入社数年後のモデル年収などを参考に、将来のキャリアプランを具体的に描いてみよう。
5-3.SES企業のホワイトランキングTOP10
順位 | 社名 | ホワイト企業の理由 |
---|
1位 | Sky | 残業少なく休日多い |
2位 | 富士ソフト | 年間休日126日 |
3位 | NSD | 有給取得率が高い |
4位 | メイテック | 高い年収と福利厚生 |
5位 | DTS | 平均残業時間20時間以下 |
6位 | パーソルクロステクノロジー | 多様な福利厚生制度 |
7位 | システナ | ワークライフバランス良好 |
8位 | TDCソフト | 安定した経営基盤 |
9位 | AKKODiSコンサルティング | フレックスタイム制度あり |
10位 | テクノプロ | 国に拠点があり働きやすい |
企業の「ホワイト度」は、就活生が最も重視する指標の一つだろう。
このランキングでは、平均残業時間、年間休日日数、有給休暇取得率といった定量的なデータに加え、福利厚生の充実度や社員の口コミ評価などを総合的に判断し、働きやすい環境が整っている企業を選出した。
特にSkyは、各種メディアの「働きがいのある会社」ランキングでも常連であり、ワークライフバランスを重視する社風が浸透している。
また、富士ソフトやNSDなども、法定を上回る休日日数や高い有給取得率を誇っており、社員がプライベートを大切にしながら働ける環境づくりに努めていることがうかがえる。
SESは「きつい」というイメージを持つ人もいるかもしれないが、このように社員の働きやすさを追求している企業は数多く存在するんだ。
5-4.SES企業の休日日数ランキングTOP10
順位 | 社名 | 年間休日日数 |
---|
1位 | Sky | 125日 |
2位 | NSD | 125日 |
3位 | DTS | 125日 |
4位 | 富士ソフト | 125日 |
5位 | TDCソフト | 124日 |
6位 | システナ | 123日 |
7位 | メイテック | 122日 |
8位 | パーソルクロステクノロジー | 122日 |
9位 | AKKODiSコンサルティング | 121日 |
10位 | テクノプロ | 120日 |
年間休日日数は、ワークライフバランスを測る上で非常に分かりやすい指標だ。
日本の企業における年間の休日日数は110日前後といわれる中で、このランキングに名を連ねる企業は、いずれも120日以上の休日を確保しており、平均を大きく上回っている。
特にSkyの125日という日数は、業界内でもトップクラスの水準である。
土日祝日に加え、夏季休暇や年末年始休暇が長期で設定されていることが多く、リフレッシュする時間を十分に確保できる環境だといえる。
プライベートの時間を大切にしたい、趣味や自己投資に時間を使いたいと考える君にとって、年間休日日数の多さは企業選びの大きな決め手となるだろう。
採用ページや募集要項で必ず確認しておきたい項目の一つだ。
5-5.SES企業の有給取得率ランキングTOP10
順位 | 社名 | 有給取得率 |
---|
1位 | NSD | 85.0% |
2位 | テクノプロ | 76.5% |
3位 | Sky | 75.0% |
4位 | メイテック | 72.0% |
5位 | DTS | 70.0% |
6位 | 富士ソフト | 73.0% |
7位 | パーソルクロステクノロジー | 68.1% |
8位 | TDCソフト | 67.0% |
9位 | システナ | 65.0% |
10位 | AKKODiSコンサルティング | 63.0% |
制度として有給休暇があっても、実際にそれが取得しやすい環境であるかは別の問題だ。有給取得率は、企業の働きやすさをリアルに反映する指標といえる。
このランキングでは、社員が気兼ねなく休暇を取得できている企業が上位に入った。
特にNSDの85.0%という取得率は、極めて高い水準であり、会社として有給休暇の取得を強く奨励していることがわかる。
客先常駐という働き方では、常駐先のプロジェクトの状況によって休暇の取りやすさが左右されることもある。
ただ、上位の企業は、営業担当が顧客と調整したり、チーム内で業務をカバーし合ったりと、社員が休みやすい体制を会社として構築している。
制度の有無だけでなく、その運用実態まで踏み込んで調べることが、本当の働きやすさを見極める鍵となるよ!
5-6.SES企業の平均残業時間ランキングTOP10
順位 | 社名 | 平均残業時間 |
---|
1位 | NSD | 15.0時間 |
2位 | DTS | 18.5時間 |
3位 | TDCソフト | 19.8時間 |
4位 | パーソルクロステクノロジー | 22.5時間 |
5位 | システナ | 23.0時間 |
6位 | AKKODiSコンサルティング | 24.5時間 |
7位 | 富士ソフト | 25.0時間 |
8位 | メイテック | 25.0時間 |
9位 | テクノプロ | 26.8時間 |
10位 | Sky | 27.8時間 |
平均残業時間の少なさは、プライベートの時間を確保し、心身ともに健康に働くための重要な要素だ。
このランキングは、月間の平均残業時間が少ない順に企業を並べたものである。
上位にランクインしたNSDやDTSは、月の残業時間が20時間を下回っており、業界平均と比較してもかなり少ない水準にある。
これは、企業が社員の労働時間管理を徹底し、生産性の向上に取り組んでいる証拠だといえる。
SESでは、常駐先のプロジェクトの繁忙期など、どうしても残業が増えてしまう時期はある。
しかし、ランキング上位の企業は、特定の社員に負担が集中しないよう人員配置を調整したり、営業担当が顧客と稼働時間について交渉したりするなど、会社全体で残業を削減する努力をしている。
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1.IT業界の平均残業時間はどのくらい?
まず、客観的な事実から見ていこう。厚生労働省の統計や民間の調査データを紐解くと、意外な事実と、数字だけでは見えない業界の構造が浮かび上がってくる。
ここで重要なのは、データを鵜呑みにせず、「なぜそうなるのか?」という背景まで考えることだ。
1-1.日本平均とIT業界の平均残業時間の差
厚生労働省が発表している「毎月勤労統計調査(令和5年分結果確報)…
5-7.SES企業の福利厚生充実度ランキングTOP10
順位 | 社名 | 口コミ評価 |
---|
1位 | Sky | 資格取得支援、サークル活動支援 |
2位 | 富士ソフト | 住宅手当、社員食堂 |
3位 | メイテック | 独身寮、財形貯蓄制度 |
4位 | パーソルクロステクノロジー | 副業可、確定拠出年金 |
5位 | DTS | 家族手当、保養所 |
6位 | テクノプロ | Eラーニング、従業員持株会 |
7位 | NSD | 退職金制度、リフレッシュ休暇 |
8位 | AKKODiSコンサルティング | フレックス勤務、リモートワーク |
9位 | システナ | ストックオプション、育児支援 |
10位 | TDCソフト | 奨学金返済支援、社員旅行 |
福利厚生は、給与だけでは測れない企業の社員への姿勢を反映している。
このランキングでは、住宅手当や家族手当といった金銭的な補助から、社員の成長を支援する制度、プライベートを豊かにする制度まで、総合的に福利厚生が充実している企業を選出した。
上位の企業は、法定福利厚生はもちろんのこと、独自の魅力的な制度を数多く導入している。
例えば、Skyのサークル活動支援や、富士ソフトの社員食堂、TDCソフトの奨学金返済支援制度などは、社員の生活を様々な側面からサポートしようという企業の思いが感じられる。
自分にとってどのようなサポートがあれば働きやすいかを考え、各社の福利厚生制度を比較検討することは、納得のいく企業選びにつながるはずだ!
5-8.SES企業の口コミ評価ランキングTOP10
順位 | 社名 | 口コミ評価 |
---|
1位 | Sky | 4.5 |
2位 | メイテック | 4.2 |
3位 | 富士ソフト | 4.1 |
4位 | NSD | 4.0 |
5位 | パーソルクロステクノロジー | 3.9 |
6位 | DTS | 3.8 |
7位 | AKKODiSコンサルティング | 3.7 |
8位 | システナ | 3.6 |
9位 | テクノプロ | 3.5 |
10位 | TDCソフト | 3.4 |
実際にその企業で働いている、あるいは働いていた社員の声は、企業の実態を知る上で何よりも貴重な情報源となる。
このランキングは、口コミサイトでの総合評価が高い順に企業をリストアップしたものだ。
働きがいのある会社として名高いSkyが、ここでもトップ評価を獲得している。口コミ評価を見る際は、総合点だけでなく、「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「20代成長環境」といった個別の項目にも注目することが大切だ。
また、良い口コミだけでなく、ネガティブな意見にも目を通すことで、その企業の課題や、自分にとって合わない可能性のある点を把握できる。
複数の口コミサイトを比較し、多角的な視点から情報を集めることが、客観的な企業理解につながる。
6.SES企業ランキング表の就活への応用方法
ここまで様々な角度からSES企業のランキングを紹介してきたが、大切なのは、この情報を今後の就職活動にどう活かすかという点だ。
ただランキングを眺めて「この会社は順位が高いから良い会社だ」と短絡的に判断するのではなく、その数字の裏にある意味を考え、自分なりの企業選びの軸を打ち立てるためのツールとして活用することが、内定への道を切り開くんだ。
ここでは、ランキングを有効活用するための具体的な方法を3つのポイントで解説する。
- ランキング上位でも就職難易度は高くない
- 平均年収が高いSESを選ぶ
- 評価制度が明確なSES企業を狙う
6-1.ランキング上位でも就職難易度は高くない
ランキング上位に位置する大手有名企業を見ると、「自分には到底無理だ」と最初から諦めてしまう就活生は少なくない。
SESにおいては、ランキング上位の企業であっても、必ずしも就職難易度が極端に高いわけではないのが実情だ。
IT人材の不足は深刻であり、多くの上位企業は事業拡大のために、毎年数百人から千人単位の積極的な新卒採用を行っている。
もちろん、一定の選考基準は存在するが、BtoCの有名企業などと比較すると、門戸は広く開かれているといえるんだ。
大切なのは、最初から選択肢を狭めるのではなく、ランキングを参考に興味を持った企業には積極的にエントリーしてみる姿勢だ。
なぜその企業で働きたいのか、自分の何に貢献できるのかを明確に伝えて、内定を勝ち取ろう!
6-2.平均年収が高いSESを選ぶ
平均年収のランキングは、企業の収益性や将来性を測る上での一つの重要な指標となる。
年収が高い企業は、それだけ高い付加価値を持つサービスを提供できている証拠であり、一般的に利益率の高いプライム案件(一次請け)を多く手がけている傾向にある。
プライム案件に携わることは、顧客と直接やり取りする機会が多く、要件定義といった上流工程の経験を積みやすいというメリットがある。
これは、エンジニアとしての市場価値を高める上で非常に有利に働くんだ。
もちろん、年収だけが企業の全てではないが、高い給与を支払える体力のある企業は、研修制度や設備投資にも積極的であることが多い。
将来的にスキルアップして高収入を目指したいと考えるなら、平均年収の高さは無視できない判断基準となるだろう。
6-3.評価制度が明確なSES企業を狙う
SESという働き方では、評価者が自分の働きぶりを直接見ていないケースも多いため、「評価の公平性」が非常に重要になる。
どんなに頑張っても、その成果が給与や昇進に結びつかなければ、モチベーションを維持するのは難しい。
だからこそ、評価制度が明確に定められ、全社員に公開されている企業を選ぶことが大切なんだ。
例えば、スキルレベルに応じた等級制度や、資格取得を評価する仕組み、目標管理制度(MBO)などが整備されているかを確認しよう。
企業のHPや採用サイトで評価制度について詳しく説明している企業は、透明性の高い運営を心がけているといえる。
説明会や面接の場で、評価制度について具体的に質問してみるのも良い方法だ。自分が納得できる評価制度を持つ企業で働くことが、長期的なキャリア形成の土台となる。
7.就活ランキングに取りつかれた学生の末路
ランキングは企業選びを効率化する便利なツールだが、それに依存しすぎると、かえって自分の可能性を狭めてしまう危険性がある。
知名度や平均年収といった表面的な指標だけで企業を選んでしまうと、入社後に「こんなはずではなかった」という深刻なミスマッチに陥りかねない。
ここでは、ランキング至上主義が招く悲しい結末を3つのパターンで紹介する。これを反面教師として、本質的な企業選びをしてほしいんだ。
- スキルアップしても年収が低いまま
- 技術力が身につく仕事に携われない
- 希望の仕事を選べるとは限らない
7-1.スキルアップしても年収が低いまま
ランキング上位の企業に入社しても、その後の年収が順調に上がっていくとは限らない。特に注意が必要なのは、多重下請け構造の中で、下流工程の案件を主に扱っている企業だ。
このような企業では、エンジニアが現場でどれだけスキルを磨き、顧客から高い評価を得たとしても、会社の売上構造上、エンジニアに還元できる利益が限られてしまう。
結果として、経験年数を重ねても給与がほとんど上がらない、という状況に陥ってしまうんだ。
ランキングの数字だけを信じ込み、その企業の事業内容や業界内での立ち位置、利益構造まで深く分析しなかったことが原因だ。
年収を重視するならば、企業の平均年収だけでなく、どのような案件を扱っているのか、エンジニアへの還元率はどの程度かを調べる必要がある。
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1.多重下請け構造とは?
多重下請け構造とは、クライアントから仕事を受け、企画した会社が、その仕事を別の会社に頼み、さらにその会社が別の会社に頼む…というように、仕事が何段階も下の会社へと流れていく産業の仕組みを指す。
ちょうどピラミッドのような形になる。
IT業界では特にこの仕組みが当たり前になっており、一番上にはクライアントと直接契約を結ぶ「元請け」の会社がいる。
一見する…
7-2.技術力が身につく仕事に携われない
「大手だから安心」「ランキングが高いから成長できるだろう」という安易な考えで入社すると、自分が望むスキルが全く身につかないキャリアを送ることになる可能性がある。
SES企業では、どのプロジェクトに配属されるかによって、経験できる業務内容が大きく異なる「案件ガチャ」という側面が存在する。
特に規模の大きい企業では、本人の希望とは関係なく、テストや運用・保守といった業務を長期間担当させられるケースも少なくない。
もちろん、それらの業務もシステムを支える重要な仕事だが、開発スキルを身につけたいと考えている人にとってはキャリアの停滞となる。
ランキングだけを見て、その企業がエンジニアのキャリアパスやスキルアップをどのように支援しているのか、という視点を見落とした結果といえるだろう。
7-3.希望の仕事を選べるとは限らない
就活時に「うちはWeb系の開発案件が豊富だよ」「上流工程にもチャレンジできる」と説明されていたとしても、それが必ず実現される保証はない。
企業の案件状況は常に変動しており、入社したタイミングによっては、希望とは全く異なる業界の興味の持てないプロジェクトに配属される可能性も十分にあるんだ。
特に、特定の業界や技術に特化せず、手広く事業を展開している企業ほど、その傾向は強い。
ランキングの華やかなイメージや採用担当者の言葉だけを鵜呑みにし、その企業が持つ案件の具体的な内容や、配属先決定のプロセスについて深く確認しなかったことが、このようなミスマッチを生む。
自分のキャリアは会社任せにするのではなく、自分で主体的に築いていくという意識を持つことが何よりも重要だ。
8.【Q&A】SES企業はどのように選んだらいいのか?
ここまで記事を読み進めて、SES業界の全体像や企業選びのポイントについては、かなり理解が深まったと思う。
いざ自分自身の就職活動として向き合うと、「自分のような文系未経験者でも大丈夫だろうか」「本当に働きがいのある企業をどう見分ければいいのか」といった、個別の疑問や不安が次々と湧いてくるものだ。
ここでは、就活生から特によく寄せられる3つの質問に、Q&A形式で答えていく。
- 文系未経験ならどんなSESがいいですか?
- SESの中でも働きがいのある企業の見分け方はありますか?
- 就活エージェントはどこを選んだらいいですか?
8-1.文系未経験ならどんなSESがいいですか?
文系出身でプログラミング未経験の方がSES企業を選ぶ際は、何よりも「研修制度の充実度」を最優先に考えるべきだ。
入社後、エンジニアとして活躍していくための土台となる知識やスキルを、体系的に学べる環境が整っているかどうかは、その後のキャリアを大きく左右する。
具体的には、数ヶ月間にわたる集合研修で、ビジネスマナーからITの基礎、プログラミング言語までをじっくりと教えてくれる企業が望ましい。
例えば、Java Silverや基本情報技術者試験といった資格の取得を、研修のゴールとして設定し、全面的にサポートしてくれる企業は信頼できる。
企業のHPで「未経験者向け研修」「教育制度」といったページを熟読し、研修の内容や期間、実績などを詳しく比較検討することが、後悔しない企業選びの第一歩となる。
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1.【最新】IT業界は文系出身者のほうが多いという事実
「IT業界は理系の世界」というイメージを君も持っているかもしれない。しかし、その常識はすでに過去のものとなっている。
ヒューマンリソシア株式会社の調査によると、2020年時点に、新卒でITエンジニアとして就職した学生のうち、理系出身者(情報系含む)の割合は4割を下回った。
引用元:ITmedia
これは、ITエンジニアの実に約6割が文系出身者である…
8-2.SESの中でも働きがいのある企業の見分け方はありますか?
働きがいのある企業、つまり成長できる環境が整っている企業を見分けるためには、いくつかの重要なチェックポイントがある。
まず第一に、「キャリアパスの多様性」だ。
エンジニアとして技術を極める道だけでなく、プロジェクトリーダーやマネージャー、さらにはITコンサルタントといった多様なキャリアプランが用意されているかを確認しよう。
次に、「案件の選択制度」の有無も重要だ。会社が一方的に配属を決めるのではなく、エンジニア自身が希望する案件に応募できる仕組みがあれば、主体的なキャリア形成が可能になる。
さらに、「社員の定着率」も客観的な指標となる。定着率が高い企業は、それだけ社員の満足度が高い環境である可能性が高いといえる。
これらの情報は、説明会や面接で積極的に質問し、納得できる回答を得られるかしっかりと見極めることが大切だ。
8-3.就活エージェントはどこを選んだらいいですか?
就活エージェントを利用するなら、総合型のエージェントよりも、IT業界に特化したサービスを選ぶことを強くおすすめする。
なぜなら、IT業界、特にSESのビジネスモデルは専門性が高く、業界を深く理解したアドバイザーでなければ、的確なサポートは期待できないからだ。
IT特化型のエージェントは、業界の最新動向や、各企業が求める人物像、さらには企業の社風や内部事情といった、公開情報だけでは得られない深い情報を持っている。
一人ひとりの適性やキャリアプランに合った企業を紹介してくれるだけでなく、職務経歴書の添削や面接対策においても、エンジニア就活に最適化された実践的なアドバイスを提供してくれる。
数あるサービスの中でも、特に新卒のITエンジニア就活に強みを持つエージェントを選ぶことが、成功への近道となるだろう。
完全無料
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4.8
Based on 373 reviews
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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9.SES企業への就活はユニゾンキャリアにお任せ!
SESには数えきれないほどの企業が存在し、その中から自分に最適な一社を一人で見つけ出すのは、情報収集だけでも限界がある。
特に、企業の本当の働きやすさや、入社後に待っているリアルなキャリアパスは、企業のHPや求人票といった外から見える情報だけでは、なかなかつかみきれないものだ。
そんな時こそ、IT業界の就職活動を専門にサポートしてきた、プロのキャリアアドバイザーの力を賢く利用してほしいんだ。
9-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください!
在宅で働ける仕事に就きたいと思ったことがきっかけです。
元々は、大学で英語を学んでいたので航空業界や旅行業界を志望していたんですけど、働き方が心配になって…。
こういう業界ってシフト制で深夜まで働くことも多いじゃないですか。将来、出産や結婚をすることも考えると、長く働けるか不安になりました。
それで、別の業界を探すようになって、エンジニアなら在宅で働けることもあるから良いなと思うようになりました!
それと、エンジニアのスキルを身に付ければ、色んな業界のIT部門で働けるようになるし、キャリアの選択肢が広がるなって思ったこともきっかけのひとつです。
ユニゾンキャリアのサービスはぶっちゃけどうでしたか?
キャリアアドバイザーの橋本さんが、親身に相談に乗ってくださって、ありがたかったです!
LINEでバーッて質問しても、全部しっかり返してくれて、「すごい、本物だ!」って(笑)
以前、ほかのエージェントを利用していた時に大量応募が嫌だったことを橋本さんに相談したら、「じゃあ数社ずつ、髙安さんのペースに合うようにご紹介しますね」と私に合わせたサポートをしてくれました。
あと、選考対策をしっかりしてくれたのも助かりました。
面接対策の資料を渡してもらって、その資料を見ながら「ここが求められますよ」「質問したらこんな風に返しましょう」みたいに面接の回答例を色々教えてもらいました。
今後の目標を教えてください!
履歴書をIT系の資格でいっぱいにしたいなって思っています。
自分がおばあちゃんになった時に、あ、こんなことをしてきたんだって自信を持って言えるぐらい頑張りたいですね。
あと、人に教えることも好きなので、マネジメントにも携わりたいです。
9-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
高校3年生のときに選択科目でプログラミングに触れたのがきっかけです。
授業でプログラミングをやってみたら、すごく楽しかったんです!
もっとプログラミングを極めたいと思って、エンジニアを目指すようになりました。
就職活動で不安だったことは何ですか?
企業から内定をもらえるのかが不安でした。
長期インターンにも行ってないし、他の人と差をつけられるガクチカもなかったので、このままだと内定をもらえないんじゃないかと思って…。
このままだったら、内定がないまま就職活動が長引いてしまいそうだなと不安でしたね。
人の手を借りた方がいいかなと思った時に、IT就活に詳しい人を探してユニゾンキャリアさんに出会いました。
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
IT就活に詳しい人を頼ったほうがいいんだなと思いました!
担当キャリアアドバイザーの橋本さんがいたおかげで、面接で聞かれた質問への回答に困りませんでした。
初めての面接では、志望動機を考えてなくて答えられなかったんですが、橋本さんとの面接対策のおかげで答えられるようになったんです。
普段から企業とやり取りされている橋本さんだからこそできる面接対策だったんだなと思います。
面接で話すことに自信がない人には使って欲しいサービスだと思いました!
ランキングの数字だけでは、その会社の雰囲気や、君が本当に成長できる環境かは分からない。入社後のミスマッチは、君の貴重な時間を奪う、キャリアの大きな遠回りなんだ。
私たちユニゾンキャリアは、ネットには載っていない「若手がどんな仕事で活躍しているか」といったリアルな情報を持っている。
もう一人で悩まず、まずは無料相談で、最適な一社を見つけるための作戦会議を始めよう。