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IT企業とは?仕事内容は何をするの?種類や業種に新卒入社のメリットをわかりやすく解説!

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IT企業とは?仕事内容は何をするの?種類や業種に新卒入社のメリットをわかりやすく解説!

1.IT企業とは?業種とビジネスモデル 「IT企業」という大きな括りを理解するために、内側にある「業種」と「ビジネスモデル」について見ていこう! これらは企業の性質を決定づける重要な要素であり、働き方にも直結する。自分がどんな環境で働きたいかを考える上で、この分類は非常に重要な指針となる。 1-1.IT業界の業種と企業の構造分類 IT業界の企業は、提供するサービスや製品によっていくつかの業種に分類される。業種は、その企業が何を得意とし、社会にどのような価値を提供しているかを示すものだ。 業界概要(簡単な説明)主な業種例ソフトフェア業界コンピュータを動かすシステムやアプリケーションを開発・販売し、企業や個人の業務効率化・利便性向上を支える産業である。・パッケージソフトベンダー・受託開発(SI)・SaaSプロバイダー・OS/ミドルウェア開発ハードウェア業界PC、スマートフォン、サーバーなどの物理機器を設計・製造・販売し、IT基盤を提供する産業である・PCメーカー・スマートフォン/タブレットメーカー・サーバー/ストレージメーカー・周辺機器メーカー情報処理サービス業界顧客のITシステムやデータを預かり、運用・保守・開発支援を行うことで、業務効率と信頼性を提供する産業である。・SIer(システムインテグレーション)・SES(エンジニア派遣)・BPO/データ入力サービス・運用・保守アウトソーシングWeb・インターネット業界インターネット経由でWebサイト、SNS、EC、アプリなどのサービスを開発・運営し、オンライン上の価値提供を行う産業である。・Webサービス運営・SNS/コミュニティ運営・ECサイト運営・アプリ/プラットフォーム提供通信業界インターネット回線や携帯電話網などの通信インフラを整備・提供し、社会の情報流通を支える産業である。・移動体通信事業者(キャリア)・固定回線/ISP・データセンター/クラウドインフラ・通信設備メーカー これらの業種は互いに密接に関連し合っており、複数の業種にまたがって事業を展開する大企業も少なくない。 1-2.IT企業の主要なビジネスモデル IT企業がどのように利益を上げているかを示すのが「ビジネスモデル」だ。 これは働き方に最も大きな影響を与える要素といっても過言ではない。主なビジネスモデルは以下の3つに大別される。 ビジネスモデル概要働き方・特徴受託開発型顧客企業の要望に応じてシステムやソフトウェアを開発し、納品して対価を得るモデルである。プロジェクトごとに契約・請負金額が発生する。多様な業界の案件に携われる。クライアント課題のヒアリングから要件定義・開発・テストまで一連の工程を経験できる。スケジュールが案件に左右されやすい。客先常駐型(SES)自社エンジニアを顧客企業へ派遣し、稼働時間や期間に応じて技術支援費用を得るモデルである。実質的には労働力の時間単価で収益を上げる。顧客オフィスに常駐し、プロジェクトチームの一員として開発・運用を行う。コミュニケーション力と適応力が求められる。案件終了ごとに常駐先が変わることもある。自社開発型自社で企画・開発したWebサービスやSaaSを市場に提供し、サブスクリプションや広告、課金課金モデルで収益を得る。サービスの成長を自社でダイレクトに感じられる。機能改善やデータ分析など継続的なプロダクト開発が中心。成功すればスケールメリットが大きいが、事業リスクも伴う。 自分がどのビジネスモデルの企業で働きたいかによって、選ぶべき企業は大きく変わってくる。それぞれの特徴をしっかり理解しておくことが重要である。 2.IT企業はどんな仕事?ビジネスモデル別の仕事内容 IT企業のビジネスモデルが分かったところで、次にそれぞれのモデルで具体的にどのような仕事が行われているのかを見ていこう! 同じエンジニアという職種でも、ビジネスモデルによって求められる役割や仕事の進め方は大きく異なる。自分の適性やキャリアプランと照らし合わせながら読み進めてほしい! 2-1.受託開発型のIT企業の仕事内容 受託開発型の企業では、クライアントの「こんなシステムが欲しい」という要望を形にすることが仕事の中心となる。 プロジェクトは、要件定義から設計、開発、テスト、納品、そして運用・保守という流れで進むのが一般的だ。 様々な業界のクライアントと仕事をするため、幅広い知識やコミュニケーション能力が求められる傾向にある。 一つのプロジェクトが終われば、また別のクライアントの新しいプロジェクトに携わることも多く、多様な経験を積みやすい環境といえるだろう。 2-2.客先常駐型のIT企業の仕事内容 客先常駐型、特にSES(システムエンジニアリングサービス)では、エンジニアはクライアントのオフィスに常駐して業務を行う。 メリットとしては、大手企業の開発現場や最先端の技術に触れる機会が得やすい点が挙げられるだろう。 一方で、自社への帰属意識が薄れやすかったり、評価が常駐先の評価に左右されやすかったりする側面もある。様々な現場を経験することで、多様な技術スキルや対人スキルを磨くことができる働き方だ。 2-3.自社開発型のIT企業の仕事内容 自社開発型の企業では、自社のサービスやプロダクトを成功させることが最大のミッションとなる! 自分たちが作ったサービスが世の中に広まり、ユーザーからフィードバックをもらえることに、大きなやりがいを感じられるだろう。 サービスの成長が会社の成長に直結するため、当事者意識を持って仕事に取り組むことが求められ,常に最新の技術を取り入れ、サービスを改善し続けるスピード感のある環境であることが多い。 3.ビジネスモデルがIT業界の働き方に最も影響する! これまで見てきたように、IT企業には「受託開発」「客先常駐」「自社開発」という3つの主要なビジネスモデルが存在する。 就職活動で企業を選ぶ際、多くの学生は企業の知名度や事業内容に注目しがちだ。 ビジネスモデルメリットデメリット受託開発・短期間で多様な技術や業務知識を習得できる・さまざまな業界のプロジェクトを経験できる・クライアントの納期に左右され、残業が増える傾向がある・クライアントの意向が優先されるため、自由度が低い場合がある自社開発・サービスの成功に直接貢献できるやりがいがある・納期に追われることが比較的少ない・ユーザーの反応を直接受け、改善を続けられる・サービスの成功に対するプレッシャーが大きい・サービス運営以外の業務(マーケティングや営業など)にも関わる可能性がある客先常駐・大手企業の最先端プロジェクトに参加できる可能性がある・多種多様な開発現場を経験できる・特定の技術やスキルに特化しやすい・常駐先によって労働環境が大きく変わる・自社への帰属意識や一体感を持ちにくい・人間関係や開発環境が安定しない場合がある このように、どのビジネスモデルが良い・悪いということではない。 重要なのは、それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、「自分がどのような働き方をしたいのか」「どのようなスキルを身につけて、将来どうなりたいのか」という自身のキャリアプランと照らし合わせて、最適な環境を選択することだ。 企業選びの際には、ぜひこの「ビジネスモデル」という視点を忘れないでほしい。 4.IT企業の主要な10種類の仕事内容と有名企業 IT業界のビジネスモデルを理解した上で、さらに具体的な企業の「種類」について見ていこう! ここでは主要な10の種類に分類し、それぞれの特徴と代表的な企業を紹介する。自分が興味のある分野を見つけるための参考にしてほしい。 4-1.SIer(システムインテグレーション)型 SIerは「エスアイヤー」と読み、System Integratorの略だ。 官公庁や金融機関、製造業など、様々な顧客から依頼を受け、システムの企画・設計から開発、運用・保守までを請け負う。 大規模な基幹システムを手掛けることが多く、社会的なインフラを支える重要な役割を担っている! 代表企業は以下のような企業が並ぶ。 企業名特徴NTTデータ日本最大手のSIer。官公庁や金融に強みを持つ。富士通ハードウェアからコンサルまで手掛ける総合ITベンダー。日立製作所社会インフラ分野に強みを持ち、大規模システム開発を多数手掛ける。 プロジェクトを管理する能力や、顧客の複雑な業務を理解する力が必要な企業だ。大手が多く存在するため、新卒からの志望者が多いのも特徴のひとつとなっている。 4-2.SES(システムエンジニアリングサービス)型 SESは、エンジニアの技術力を「労働力」としてクライアントに提供するビジネスモデルだ。 エンジニアはクライアントのオフィスに常駐し、システム開発や運用などの業務支援を行う。様々な企業のプロジェクトに参加できるため、多様な技術や環境に触れることができるのが特徴だ! 企業名特徴テクノプロ業界最大手の技術者派遣会社。幅広い業種にエンジニアを派遣。メイテック設計・開発領域に強みを持つ技術者派遣の老舗。パーソルクロステクノロジーIT・ものづくり領域の技術支援を行う。 ただし、労働環境は常駐先に依存する傾向がある。原則出社もあれば、フルリモートもあるといった感じだ。 SES企業=ブラック企業のようなイメージが多いが、実際のところは、IT企業の約7割を占めるため、比例して良くない企業も多いというのが実態である。 優良企業は意外と残業も少なく技術も身に付きやすいので、イメージだけで除外してしまうのはあまりおすすめしない。 4-3.SaaS(Software as a Service)型 SaaSは「サース」と読み、インターネット経由でソフトウェアを提供するモデルだ。 ユーザーはソフトウェアをPCにインストールする必要がなく、月額料金などを支払うことで利用できる。 近年急成長している分野であり、常にサービスを改善し、顧客満足度を高めていくことが求められる! 企業名特徴Sansan法人向けクラウド名刺管理サービスのパイオニア。freee中小企業向けのクラウド会計ソフトで高いシェアを誇る。マネーフォワード個人・法人向けの金融系Webサービスを幅広く提供。 基本的には、企業を相手にすることが多い業界で、扱うソフトウェアでは独自の言語を用いている場合が多い。上記には記載されていないが、セールスフォースなどは独自言語でプラットフォーム開発をしていたりするのは面白いところだ。 また、キントーンなどのノーコード・ローコードといった、プログラミング言語をあまり必要としない企業も多く、最終的には面白みのある企業だが、スキルを身に付けたい人にはあまりおすすめできない。 逆に、ぬくぬくホワイト企業就活を目指している人には入社難易度はかなり高いもののおすすめだ。 4-4.プラットフォーム型 プラットフォーム型は、個人や企業が交流したり、取引したりするための「場」を提供するビジネスモデルだ。 ECサイトやSNS、検索エンジンなどがこれにあたる。 多くのユーザーを集め、プラットフォームの価値を高めることが重要で、膨大なデータを活用したサービス開発が特徴だ! 企業名特徴楽天グループECモール「楽天市場」を中核に金融など多角的なサービスを展開。LINEヤフーコミュニケーションアプリ「LINE」とポータルサイト「Yahoo! JAPAN」が統合。メルカリフリマアプリ「メルカリ」でC to C市場を牽引する。 GoogleやX(旧Twitter)、Metaなどの有名企業もこのプラットフォーム型に該当する。 基本的にはWeb業界に分類されるため、人材の飽和も激しく、就活での難易度はかなり高めの企業が多いため、ガクチカや学歴などに自信があるひとにはおすすめするが、いきなり目指すのは結構しんどいのが実態だ。 4-5.Webサービス・アプリ型 特定のニーズに応える独自のWebサービスやスマートフォンアプリを開発・運営する企業だ。 ゲーム、情報サイト、マッチングアプリなど、その種類は多岐にわたる。 ユーザーの反応をダイレクトに感じながら、スピーディーにサービスを改善していく開発スタイルが特徴だ! 企業名特徴サイバーエージェント「Ameba」や「AbemaTV」、ゲーム事業など多角的に展開。DeNAゲーム事業を中核に、ライブストリーミングやヘルスケア事業も手掛ける。グリーモバイルゲームの草分け的存在。メタバース事業にも注力。 企業によってはECサイトもこちらに分類するケースがあるが、今回はアプリケーション(ソフトウェア)だけ分類している。 おそらく、このグループに該当するので最もイメージしやすいのが、スマホゲームではないだろうか?一時期、流行ったバズドラやモンストなどをイメージしてもらえればわかりやすい。 現在は、中国を中心とした東南アジアの企業にシェアを奪われつつあるので、せひとも入って食い止めて欲しい。笑 4-6.ハードウェア販売モデル PCやサーバー、スマートフォン、ネットワーク機器といった物理的な製品を開発・製造・販売する企業だ。 高い技術力と大規模な生産設備が必要となる。ソフトウェアとハードウェアを一体で開発することで、独自の価値を生み出している企業も多い。 企業名特徴NEC通信機器やサーバーに強み。社会インフラも手掛ける総合電機メーカー。ソニーグループAV機器から半導体、ゲーム、金融まで手掛けるコングロマリット。京セラ電子部品や半導体、通信機器など幅広い製品群を持つ。 みんな大好きプレステなんかはかなりイメージしやすいのではないだろうか? ほかにもマウスやキーワードといったPC周辺機器や家電などもハードウェア販売に該当する。ここでは、みんなの身近にあるものを紹介したが、実際は企業向けのネットワーク機器などの販売も盛んだ。 どちらかというと、理系は開発・研究、文系は販売・企画のような採用を行っている企業が多い。 4-7.通信インフラモデル 携帯電話のキャリアやインターネットサービスプロバイダ(ISP)など、通信サービスを提供するための基盤(インフラ)を構築・運用する企業だ。 私たちの生活に不可欠な通信を支える、極めて公共性の高い事業といえる。安定した通信を維持するための高い技術力が求められる。 企業名特徴NTT日本の通信業界の巨人。固定電話から移動体通信までを網羅。KDDI「au」ブランドで携帯電話事業を展開。ライフデザイン企業への変革を目指す。ソフトバンク移動体通信事業を中核に、AIやIoT分野への投資を積極的に行う。 いわゆる、大手通信キャリア3社が該当するが、直近では楽天モバイルも新しく参入している。 また、海外で言えば、イーロン・マスク率いるSpace X社のスターリンク(衛星インターネットサービス)も通信インフラに該当し、KDDIが提携していたりする。 ある意味で、基地局(地上に立てる電波塔)が中心だったものから宇宙へと拡大している領域であるといったら、面白いと思わないだろうか? 4-8.組込みシステム型 家電製品や自動車、産業機械などに組み込まれるコンピュータシステムを開発する。 特定の機能を実現するために特化して設計されており、高い信頼性やリアルタイム性が求められるのが特徴だ。 企業名特徴デンソートヨタグループの中核企業。自動車部品、特に電子制御システムに強み。ルネサスエレクトロニクス自動車向けマイコンで世界トップクラスのシェアを誇る半導体メーカー。キヤノンカメラや複合機に搭載される組込みソフトウェアを自社開発。 IoTの普及に伴い、その重要性はますます高まっている。 自動運転を実現したりするのも組み込みシステムのおかげで、今後は通信と連携したスマートシティー構想などの中核をになっていく分野であると言っても過言ではない。 フルリモートは難しいものの、市場価値は高く、理系の工学部出身でITスキルもつけたいといった方にはぴったりだ。 4-9.ITコンサルティング型 企業の経営課題をITの力で解決するための助言や支援を行う。 単にシステムを導入するだけでなく、経営戦略の段階から関わり、最適なIT戦略を立案・実行していくのが役割だ。 企業名特徴アクセンチュア世界最大級の総合コンサルティングファーム。戦略から実行まで支援。野村総合研究所(NRI)コンサルティングとITソリューションを融合させたサービスを提供。アビームコンサルティング日本発、アジア発のグローバルコンサルティングファーム。 ITスキルに加えて、経営に関する深い知識や高い論理的思考力が求められる。 コンサルタントというと、ほぼ営業に近いが、ITコンサルタントになるとITの知見が求められるため、プロジェクトの進行管理などSEに近い位置で働くことも多い。 ただ、直近のITコンサルタントは技術があるというのが前提になりつつあるので、SEになってから目指すのでも遅くはない。私の友人ではNNTデータからアクセンチュアに転職していたので、このほうが再現性が高いだろう。 4-10.新興技術型(AI・IoT・ブロックチェーン等) AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ブロックチェーンといった最先端の技術を専門に研究・開発し、新たなサービスやプロダクトを生み出す企業群だ。 多くはスタートアップ企業だが、大手企業が新規事業として専門部署を立ち上げるケースもある。 企業名特徴PreferredNetworks(PFN)深層学習(ディープラーニング)を中心としたAI技術開発の国内トップランナー。SORACOMIoT向けの通信プラットフォーム「SORACOM」を提供。手軽なIoT導入を実現する。bitFlyerHoldings暗号資産(仮想通貨)取引所を運営。ブロックチェーン技術の中核を担う。 技術革新の最前線であり、世界を変える可能性を秘めた分野だが、技術の進化が速く、常に学び続ける姿勢が求められる。 最近は、大手企業でもAIやメタバースのための企業を協業で立ち上げていたりするため、企業数は少ないが狙ってみてもいいだろう。 ただし、AIやブロックチェーンなどは、非常に難易度が高く、大学で研究をしていたといった方が対象になる。 全く知見がない場合は、将来的にAIに関わることができる企業はあるが、いきなりAIの開発に入れるわけでないことを押さえておいて欲しい。 5.新卒でIT企業に入らないと損?目指すメリットは5つ IT業界は中途採用も活発だが、新卒で入社することには計り知れないメリットがある。 特に文系学生など、IT未経験からこの業界に挑戦しようと考えている人にとっては、新卒カードは非常に強力な武器になる。ここでは、新卒でIT企業を目指すべき5つの大きなメリットを解説する。 5-1.新卒は研修制度が充実している 多くのIT企業、特に大手企業では、新卒社員向けに非常に手厚い研修制度を用意している。 これは、即戦力が求められる中途採用では決して得られない、新卒だけの特権だ。 未経験からでも、プロとしての一歩を踏み出すための土台をしっかりと築くことができる。 この初期投資を会社がしてくれるというのは、キャリアのスタートにおいて非常に大きなアドバンテージとなるだろう! 5-2.新卒でしか入れない企業がある これは意外と知られていない事実かもしれないが、企業によっては新卒採用しか行っていない、あるいは中途採用の門戸が非常に狭い優良企業が存在する。 特に、伝統的な大手SIerやメーカー系のIT企業の一部には、生え抜きの社員をじっくり育てる文化が根強く残っている。 こうした企業は、独自の技術や文化を継承していくために新卒採用を重視しているのだ。 もし、そういった企業に興味があるのなら、新卒のタイミングを逃すと入社するチャンスは二度と訪れないかもしれない。 就職活動の時期にしか開かれていない扉があることを、ぜひ知っておいてほしい。 5-3.年収や待遇面でアドバンテージ 新卒で入社し、一つの企業でキャリアを積んでいくことは、年収や待遇面でも有利に働くことが多い。 日本の多くの企業では、まだまだ年功序列の給与体系が残っており、勤続年数が長くなるほど給与や役職が上がりやすい傾向にある。 また、新卒で総合職として採用されると、将来の幹部候補としてキャリアパスが用意されていることが多い。 一方、中途採用の場合は、前職の給与やスキルに基づいて給与が決定されるため、必ずしも新卒入社者より高いとは限らない。 長期的な視点で見れば、新卒で安定した企業に入社することは、生涯賃金において大きなプラスとなる可能性があるのだ! 5-4.将来的なキャリアを築きやすい 新卒で入社すると、同期入社の仲間との強い繋がりができる。 共に研修を受け、切磋琢磨した同期は、仕事で壁にぶつかった時に相談できる心強い存在となるだろう。 また、社内の様々な部署に同期がいることで、部署間の連携がスムーズになったり、社内の情報が得やすくなったりするメリットもある。 こうした人脈は、社内でキャリアを築いていく上で非常に貴重な財産となる。 さらに、若いうちから一つの企業で働くことで、その企業の文化や事業内容を深く理解し、将来的にマネジメント層や専門職としてキャリアアップしていくための強固な基盤を築くことが可能だ。 5-5.第二新卒の転職で圧倒的に有利 万が一、新卒で入社した企業が合わなかったとしても、その経験は決して無駄にはならない。 一度でも正社員としてIT企業で働いた経験、特に大手企業での研修経験や実務経験は、第二新卒として転職する際に非常に高く評価される。 IT業界は慢性的な人手不足であり、基礎的なビジネスマナーとITの素養がある若手人材の需要は極めて高い。 新卒で就職活動に失敗してしまった場合と比べて、一度社会人経験を積んだ第二新卒は、選択肢の幅も広がり、より自分に合った企業を選びやすくなる。 新卒でIT業界を目指すことは、いわばキャリアの「セーフティネット」にもなり得るのだ! 6.IT企業選びで最も重要なのは身に付くスキルが何か? IT業界を目指す上で、企業選びの軸は様々だろう。企業の安定性、給与、福利厚生、働きやすさ。どれも重要だ。 しかし、私が最も重要だと考えるのは、「その企業でどんなスキルが身に付くか?」という視点だ。 IT業界で長期的に活躍し、自分らしいキャリアを築いていくためには、この視点が欠かせない。 6-1.IT業界は何ができるかが重要である IT業界は、他の業界に比べて「Who(誰であるか)」よりも「What(何ができるか)」が重視される世界だ。 もちろん、出身大学や入社した企業名が全く無意味だとは言わない。 しかし、それ以上に「あなたはどんな技術を持っていますか?」「どんな開発経験がありますか?」という点が問われる。 極端な話、特定のプログラミング言語を極めていたり、需要の高いクラウド技術に精通していたりすれば、学歴や社歴に関係なく、引く手あまたの人材になることができる。 だからこそ、ファーストキャリアでどのようなスキルを身につけられるかが、その後のエンジニア人生を大きく左右するのだ。 6-2.IT業界の市場価値は何を経験したか IT業界における個人の市場価値は、「何を経験してきたか」という経験の質と量で決まるといっても過言ではない。 例えば、多くのユーザーが利用する大規模なサービスの開発経験、最新の技術を用いたプロジェクトへの参加経験、上流工程である要件定義や設計の経験などは、市場価値を大きく高める要因となる。 企業を選ぶ際には、その企業がどのようなプロジェクトを手掛けているのか、どのような技術を積極的に採用しているのかを詳しく調べるべきだ。 ただ漫然と業務をこなすのではなく、市場価値の高い経験を積める環境に身を置くことが、将来の選択肢を広げることに繋がる。 6-3.IT業界の自由度はスキルに依存する リモートワークやフレックスタイム、フリーランスとしての独立など、IT業界には自由な働き方のイメージがあるだろう。 しかし、その自由は誰もが手に入れられるわけではない。それは、高い専門スキルを持つ人材にのみ与えられる特権なのだ。 企業は、場所に縛られなくても成果を出せる優秀なエンジニアを確保したいと考えている。逆に言えば、代替可能なスキルしか持っていなければ、会社のルールに従って働くしかない。 将来的に自分が望む働き方を実現したいのであれば、まずはスキルを磨くことが絶対条件となる。 企業選びの段階から、自分のスキルアップに繋がる環境かどうかを真剣に見極めることが必要だ。 7.IT企業の大手はどこだ!有名企業ランキング比較 IT業界の構造や働き方について理解が深まったところで、具体的な企業について見ていこう。ここでは、様々な角度から見たIT企業のランキングを紹介する。 ただし、ランキングはあくまで一つの指標であり、順位が高いからといって自分にとって良い企業とは限らない。 自分の企業選びの軸と照らし合わせながら、参考情報として活用してほしい。 7-1.世界のIT企業売上高ランキングTOP10 グローバル市場で圧倒的な存在感を放つ巨大IT企業のランキングだ。 私たちの生活に深く浸透しているサービスを提供する企業が名を連ねている。(2024年度の情報を参考に作成) 順位企業名国売上高(兆円)事業内容(IT関連)1Amazonアメリカ約91.6クラウド(AWS)、ECプラットフォーム、AI2Appleアメリカ約60.0ハードウェア(iPhone)、ソフトウェア(iOS)、アプリストア3Alphabet(Google)アメリカ約52.0検索エンジン、クラウド(GCP)、AndroidOS4Microsoftアメリカ約37.0ソフトウェア(Windows)、クラウド(Azure)、SaaS(Office365)5サムスン電子韓国約29.0ハードウェア(スマホ、半導体)、家電6MetaPlatformsアメリカ約21.5SNSプラットフォーム(Facebook,Instagram)7テンセント中国約12.1SNS(WeChat)、オンラインゲーム、クラウド8シスコシステムズアメリカ約8.7ネットワーク機器、セキュリティソリューション9IBMアメリカ約9.5ITコンサルティング、クラウド、AI(Watson)10オラクルアメリカ約8.0データベースソフト、クラウドアプリケーション(SaaS) ※為替レートや会計基準により変動あり 7-2.日本のIT企業売上高ランキングTOP10 日本国内のITサービス市場におけるトッププレーヤーたちだ。 SIerやハードウェアメーカー、通信キャリアが上位を占めている。(2024年度の情報を参考に作成) 順位企業名売上高(兆円)事業内容(IT関連)1NTT約13.3通信インフラ、SIer(NTTデータ)2ソニーグループ約13.0ゲーム(PlayStation)、イメージセンサー、金融3日立製作所約9.7大規模SIer、社会インフラIT、IoT基盤(Lumada)4ソフトバンクグループ約6.7通信キャリア、テクノロジー分野への投資5KDDI約5.8通信キャリア(au)、DXソリューション、IoT6NTTデータグループ約4.3大規模SIer、システム開発7富士通約3.7SIer、ハードウェア(サーバー等)、クラウドサービス8NEC約3.3SIer、通信インフラ、AI・生体認証9楽天グループ約2.1ECプラットフォーム、フィンテック、携帯キャリア10野村総合研究所(NRI)約0.7ITコンサルティング、SIer(特に金融) ※事業セグメントの切り分けにより変動あり 7-3.従業員数が多いIT企業ランキングTOP10 企業の規模を示す一つの指標である従業員数のランキングだ。 多くの人材を抱え、大規模なプロジェクトを動かしている企業が並ぶ。(2024年度の情報を参考に作成) 順位企業名売上高(兆円)事業内容(IT関連)1日立製作所約322,000大規模SIer、社会インフラIT、IoT基盤(Lumada)2NTTデータグループ約195,000大規模SIer、システム開発3富士通約124,000SIer、ハードウェア(サーバー等)、クラウドサービス4NEC約118,000SIer、通信インフラ、AI・生体認証5ソフトバンクグループ約101,000通信キャリア、テクノロジー分野への投資6アクセンチュア(日本法人)約23,000IT・経営コンサルティング、システム統合7TIS約20,000SIer、決済システム(クレジットカード)8パーソルクロステクノロジー約18,000SES、技術者派遣、DX支援9野村総合研究所(NRI)約16,000ITコンサルティング、SIer(特に金融)10大塚商会約9,200中小企業向けSIer、オフィス通販(たのめーる) ※連結・単体、グループ全体など基準により変動あり 7-4.就活生に人気なIT企業ランキングTOP10 就職活動を行う学生から特に人気が高い企業のランキングだ。 事業の魅力や成長性、働きやすさなどが評価されている企業がランクインしている。(2025年卒の各種就職人気ランキングを参考に作成) 順位企業名事業内容(IT関連)1NTTデータグループ大規模SIer、システム開発2楽天グループECプラットフォーム、フィンテック、携帯キャリア3ソニーグループゲーム(PlayStation)、イメージセンサー、金融4富士通SIer、ハードウェア(サーバー等)、クラウドサービス5SkySIer(車載・業務系)、パッケージソフト開発6アクセンチュアIT・経営コンサルティング、システム統合7野村総合研究所(NRI)ITコンサルティング、SIer(特に金融)8NECSIer、通信インフラ、AI・生体認証9INEヤフーSNS(LINE)、ポータルサイト、広告10サイバーエージェントネット広告、メディア(AbemaTV)、ゲーム開発 ※調査機関により順位は異なる 8.優良IT企業への就活はユニゾンキャリア ここまでIT業界について詳しく解説してきたが、いざ就職活動となると、「膨大な企業の中から自分に合った一社を見つけるのは大変だ」と感じる人も多いのではないだろうか? そんな悩める就活生のために、私たちユニゾンキャリアが存在する。 私たちは、単に求人を紹介するだけでなく、一人ひとりのキャリアプランに寄り添った就職支援を行うプロフェッショナル集団だ。 8-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー① 8-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー② 8-3.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー③

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