記事の概要
システムエンジニア(SE)は、システムの設計や開発を行うIT業界の主要な職種だ。
文系理系を問わず採用が活発で、将来の安定性や手に職をつけられる点から就活生に人気がある。
しかし、面接では「なぜSEなのか」「なぜIT業界なのか」を深く問われるため、準備不足だと不採用になる可能性が高い。
この記事では、面接官が見ている評価ポイントや、選考フェーズごとの対策、頻出質問への回答例を紹介する。
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1.新卒からシステムエンジニア(SE)になれる!
結論から言うと、新卒からシステムエンジニアになるのは十分可能だ。
経済産業省の調査では、2030年に最大で約79万人のIT人材が足りなくなると予測されている。この状況もあって、多くの企業が新卒採用にとても力を入れている。
参照:経済産業省
実際に、ITエンジニアとして働き始める新卒の学生も年々増えている。
ヒューマンリソシアが発表した「ITエン…
1.企業はシステムエンジニア面接で何を見る?
システムエンジニアの面接では、技術力だけでなく、人柄や意欲が重視される傾向にある。
特に新卒採用では、現時点でのスキルよりも将来性(ポテンシャル)を評価する企業が多い。
ここでは、企業がシステムエンジニアの面接の際に特に注目している4つのポイントを解説する。
- 自社への志望度とマッチ度
- コミュニケーション能力
- 長期就業の意思があるか
- ITに対する学習意欲はあるか
1-1.自社への志望度とマッチ度
企業は、君がどれだけ本気で入社したいと考えているかを慎重に見極めようとしている。
早期離職をせず、長く活躍してくれる人材を採用したいと考えているからだ。そのため、数あるIT企業の中で、なぜその会社を選んだのかを明確に説明する必要がある。
志望度を示すため、企業の理念や事業内容をしっかり調べた上で、自分の価値観とどのように合致するのかを伝えるようにしよう。
また、社風との相性も重要な評価ポイントになる。面接での受け答えや雰囲気から、既存の社員とうまくやっていけそうかどうかも判断されている。
志望動機では、単なる憧れではなく、企業研究に基づいた納得感のある理由を話すように心がけてほしい。
1-2.コミュニケーション能力
システムエンジニアの面接では、コミュニケーション能力も重視される。
システムエンジニアの仕事は、クライアントの要望を聞き出したり、チームメンバーと協力して開発を進めたりすることが多いためだ。
面接では、質問の意図を正しく理解し、的確に回答できているかがチェックされる。
結論から話すPREP法などを意識し、論理的でわかりやすい説明を心がけると評価が高まる。
また、相手の話をしっかりと聞く姿勢も欠かせない。笑顔でハキハキと話すことで、好印象を与えられる。
技術力は入社後に身につけられるが、コミュニケーション能力は一朝一夕では身につかないため、面接で細かくチェックされる。
1-3.長期就業の意思があるか
IT業界は人材の流動性が激しいと言われることもあるが、企業は採用した新卒社員に長く働いてほしいと考えている。
採用や教育には多額のコストがかかるため、すぐに辞められてしまうと企業にとって大きな損失になるからだ。
そのため、面接ではストレス耐性やキャリアプランについて質問されることが多い。
困難な状況に直面しても粘り強く取り組めるか、将来のビジョンが会社の方向性と合致しているかが見られている。
長く働き続けたいという意思をしっかりと伝え、企業に安心感を与えることが重要だ。過去の経験から、継続力をアピールするのも有効な手段になる。
1-4.ITに対する学習意欲はあるか
IT技術は日々進化しており、システムエンジニアとして活躍し続けるためには、常に新しい知識を吸収し続ける姿勢が求められる。
新卒採用では、現時点でのスキルよりも、この学習意欲の高さが評価されることが多い。
面接では、最近気になっているニュースや、独学で勉強していることについて聞かれることも多いので、しっかり準備しておこう。
文系出身や未経験者であっても、ITへの興味や関心が高く、自ら学ぶ姿勢があれば十分に採用のチャンスはある。
たとえ専門的な知識がなくても、自分なりに調べたり触れたりした経験を話すことで、意欲をアピールできる。また、入社後も学び続ける覚悟を示すことが大切だ。
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Based on 373 reviews
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.新卒システムエンジニアの面接対策の流れ
面接対策は、闇雲に進めるのではなく、順序立てて行うことが成功への近道となる。
自己分析から始まり、企業研究、模擬面接まで、段階を踏んで準備を進めることで、自信を持って本番に臨めるようになるはずだ。
ここでは、内定を勝ち取るために実践してほしい7つのステップを紹介する。
- 業界研究と職種研究を進める
- 志望業界と志望職種を決める
- 面接に使うエピソードをまとめる
- 10個の頻出質問は対策を徹底
- 面接で話す流れはPREP法を使う
- メモ帳やWordに話す内容を書く
- 第三者のフィードバックをもらう
2-1.業界研究と職種研究を進める
まずは、IT業界全体やシステムエンジニアという仕事について正しく理解することから始めてほしい。
IT業界には、SIer、Web系、ソフトウェア、ハードウェアなど様々な分野があり、それぞれビジネスモデルや働き方が異なる。
また、システムエンジニアの仕事も、要件定義、設計、開発、テスト、運用保守など多岐にわたる。
これらの違いを理解していないと、面接で的外れな回答をしてしまう可能性がある。
業界地図や就活サイト、企業の採用ページなどを活用して、情報を収集しよう。
職種ごとの役割や求められるスキルを知ることで、自分が目指すべき方向性が明確になるはずだ。
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1.IT業界の押さえておきたい事前知識
業界地図を読み解く前に、IT業界に関する最低限の知識をインプットしておこう。「市場規模」「サービス」「職種」の3つの知識が、地図を読み解く基礎となる。
1-1.IT業界の市場規模はどのくらい?
IT業界がどれだけ巨大なマーケットなのかを数字で見てみよう。
株式会社矢野経済研究所の「国内企業のIT投資に関する調査(2024年)」によると、国内企業によるIT投資は年々…
2-2.志望業界と志望職種を決める
業界研究と職種研究がある程度進んだら、自分がどの分野のシステムエンジニアになりたいのかを絞り込んでいく。
例えば、「大規模なシステムの安定稼働を支えたいならSIer」「新しいWebサービスを開発したいならWeb系」といったように、自分の興味や適性に合った分野を選ぶことが大切だ。
志望業界と職種が決まれば、志望動機や自己PRの内容もより明確になり、説得力のあるアピールができるようになる。
もし迷っている場合は、インターンシップや会社説明会に参加して、実際の仕事のイメージを掴むのもおすすめだ。自分の軸をしっかりと持つことで、面接官に熱意が伝わりやすくなる。
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1.システムエンジニアの種類は5分類できる
システムエンジニアの職種は、扱う技術や役割によって、5つの分類に分けられる。
それぞれの分類には、さらにいくつかの職種が存在し、独自のスキルが欠かせない。
まずはこの大枠の分類を理解することで、自分が興味を持てる分野や、適性に合いそうな職種を見つけやすくなる。
IT業界の全体像を掴むためにも、この分類を頭に入れておくことをおすすめした…
2-3.面接に使うエピソードをまとめる
面接では、自己PRやガクチカなど、自分の経験に基づいたエピソードを話す機会が多い。
そのため、これまでの経験を振り返り、アピールできるエピソードを整理しておく必要がある。
単に「頑張りました」と言うだけでなく、どのような課題があり、どう考え、どう行動し、どのような結果が出たのかを詳しく書き出してみよう。
システムエンジニアに求められる「課題解決力」や「チームワーク」、「継続力」などが伝わるエピソードを選ぶと効果的だ。
複数のエピソードを用意しておくと、質問に合わせて使い分けられ、面接で詰まることも少なくなる。
2-4.10個の頻出質問は対策を徹底
面接では、必ずと言っていいほど聞かれる「頻出質問」が存在する。システムエンジニアの面接において、事前対策が必須となる10個の質問は以下のとおりだ。
- 自己紹介をしてください
- 自己PRをしてください
- 学生時代に頑張ったことは何ですか?
- 強みと弱みを教えてください
- 志望理由を教えてください
- なぜIT業界を志望しましたか?
- なぜシステムエンジニアを志望しましたか?
- どんな仕事に携わりたいですか?
- 就職先の企業を選ぶ軸は何ですか?
- 最後に質問はありますか?
これらの質問に対しては、スムーズに答えられるように回答を準備しておくことが重要だ。
特に、「なぜIT業界なのか」「なぜシステムエンジニアなのか」「なぜこの会社なのか」という3つの質問は、深掘りされる傾向にあるため、論理的な一貫性を持たせる必要がある。
回答内容を丸暗記するのではなく、要点を整理して自分の言葉で話せるように練習しておくと、本番でも焦らずに対応できるはずだ。
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1.就活の面接とは?6種類の選考形式と目的
就活における面接は、エントリーシート(ES)だけでは分からない学生の人柄やポテンシャル、論理的思考力などを評価するために行われる。
面接と一言でいっても、その形式は多岐にわたる。ここでは代表的な6つの選考形式と、それぞれの目的について解説する。
1-1.集団面接(グループ面接)
集団面接は、複数の学生が同時に面接を受ける形式で、主に1次面接…
2-5.面接で話す流れはPREP法を使う
面接でわかりやすく伝えるためには、話す構成を意識してほしい。
話す構成を考える際におすすめなのは、Conclusion(結論)、Reason(理由)、Example(例)、Point(結論)の順に話す「PREP法」だ。
最初に結論を述べることで、面接官は話の要点をすぐに理解できる。
その後に理由とエピソードを加えることで、説得力が増す。最後に再び結論を述べることで、伝えたいことが明確になる。
日頃からPREP法を意識して話す練習をしておくと、面接本番でも焦らずに論理的な回答ができるようになるはずだ。
2-6.メモ帳やWordに話す内容を書く
想定される質問に対する回答は、頭の中で考えるだけでなく、一度文字に書き起こしてみることをおすすめする。
メモ帳やWordなどに書き出すことで、思考が整理され、矛盾点や説明不足な点に気づきやすくなるためだ。
また、文章にすることで、言葉選びや表現の見直しもできるため、より伝わりやすい回答を作ることができる。
ただし、書き出した文章をそのまま丸暗記しようとすると、本番で棒読みになったり、内容を忘れてパニックになったりする恐れがある。
あくまで話す内容の要点を整理するためのメモとして活用し、自分の言葉で話せるように練習しよう。
2-7.第三者のフィードバックをもらう
自分一人で面接練習をしていても、客観的な評価は難しいものだ。
客観的な評価を得るため、友人や就活エージェントなど第三者から、フィードバックをもらうことをおすすめする。
他人に見てもらうことで、自分では気づかなかった話し方の癖や、回答のわかりにくい点などを指摘してもらえる。
また、緊張感のある中で話す練習にもなり、本番での度胸もつく。もらったアドバイスを素直に受け入れ、改善を繰り返すことで、面接力は確実に向上するはずだ。
面接本番でしっかり受け答えできるように、恥ずかしがらずに、積極的に周りの人を頼ってほしい。
3.【区分別】新卒システムエンジニアの面接対策
システムエンジニアを目指す学生のバックグラウンドは様々だ。
文系、理系、情報系と、それぞれの専攻によってアピールすべきポイントや、面接官が懸念する点は異なる。
自分の属性に合わせた対策を行うことで、より効果的に自分を売り込むことができる。
ここでは、文系、理系、情報系の区分ごとの面接対策のポイントを解説する。
- 文系出身学生のための面接対策
- 理系出身学生のための面接対策
- 情報系出身学生のための面接対策
3-1.文系出身学生のための面接対策
文系出身者がシステムエンジニアを目指す場合、面接官は「技術的なキャッチアップができるか」を懸念することがある。
そのため、ITに対する強い興味や関心、学習意欲をアピールすることが文系からシステムエンジニアを目指す際に重要になる。
例えば、独学でプログラミングに触れてみた経験や、ITパスポートなどの資格取得に向けた勉強をしていることを伝えると、本気度が伝わりやすい。
また、文系の強みであるコミュニケーション能力や、読み書きの力を活かして、顧客との折衝やドキュメント作成で貢献できることをアピールするのも有効だ。
IT未経験であることを引け目に感じず、ポテンシャルと熱意を前面に出してほしい。
3-2.理系出身学生のための面接対策
理系出身者の場合、研究活動などを通じて培った論理的思考力や数値処理能力が評価されやすい。
面接では、研究や実験で直面した課題に対して、どのように仮説を立て、検証し、解決に導いたかという流れをわかりやすく説明することが大切だ。
これにより、システム開発に必要な問題解決能力があることを証明できる。
ただし、専門用語を多用しすぎて、専門外の人に伝わらない説明にならないように注意が必要だ。相手にわかりやすく伝えることを意識しないと、システムエンジニアには向いていないと判断されてしまう。
専門的な内容を誰にでもわかる言葉で語れるようになれば、面接官からの信頼を勝ち取れる。
3-3.情報系出身学生のための面接対策
プログラミングやITの基礎知識をすでに持っていると見なされるため、情報系学部の学生は即戦力に近い人材として期待されることが多い。
面接では、授業や個人開発で作った成果物(ポートフォリオ)や、習得している技術スキルについて具体的に話せるようにしておこう。
ただし、技術力があるからといって慢心してはいけない。企業は技術力だけでなく、コミュニケーション能力や人柄も重視しているためだ。
技術の話ばかりに終始せず、チーム開発での経験や、将来どのようなエンジニアになりたいかというキャリアビジョンもしっかりと伝えてほしい。
技術力と人柄の良さの両方を兼ね備えていることをアピールすることで、選考を有利に進めやすくなる。
4.システムエンジニア面接は一次・二次・最終で違う?
就職活動の面接は、選考フェーズによって面接官の役職や見るポイントが異なる。それぞれの段階で求められることを理解し、適切な対策を講じることが内定への近道だ。
ここでは、一次面接、二次面接、最終面接それぞれの特徴と対策について解説する。
- 一次面接で見られるポイント
- 二次面接で見られるポイント
- 最終面接で見られるポイント
4-1.一次面接で見られるポイント
一次面接は、若手社員や人事担当者が面接官を務めることが多く、基本的な社会人としてのマナーやコミュニケーション能力が見られる。
質問に対して的確に答えられているか、明るくハキハキと話せているかといった第一印象が重要視される。
また、履歴書やエントリーシートに書かれた内容に嘘がないか、基本的なスキルや経験が企業の求めるレベルに達しているか確認される。
さらに、挨拶や姿勢など、基本的なマナーができているかどうかも一次面接のチェックポイントだ。
まずは、ハキハキと受け答えすることを徹底し、好印象を与えることを目指そう。
4-2.二次面接で見られるポイント
二次面接では、現場のマネージャークラスや中堅社員が出てくることが多く、より現場視点の評価をされる。
「一緒に働きたいと思えるか」「現場の雰囲気に合うか」といったマッチ度が重視される傾向にある。
技術的な質問や、課題解決のエピソードについて深掘りされることもあるため、自分の経験を詳しく説明できるように準備しておこう。
また、キャリアプランや入社後にやりたいことなど、将来のビジョンについても聞かれることが多いので、明確に答えられるようにしておきたい。
現場の社員が納得するような、行動力や思考プロセスを伝えることが二次面接では重要になる。
4-3.最終面接で見られるポイント
最終面接は、役員や社長などが面接官を務め、入社の最終的な意思確認や、企業理念との合致度が判断される。
ここでは、志望度の高さや熱意を改めて伝えることが何よりも大切だ。
「なぜ他社ではなく、この会社なのか」という強い思いを自分の言葉で語れるようにしておこう。
また、入社後の覚悟や、会社にどのように貢献できるかという意欲を示すことも求められる。
最後まで気を抜かず、堂々とした態度で臨んでほしい。企業の未来を担う人材として、長期的に活躍してくれる期待感を持たせることで内定を得やすくなる。
5.【頻出質問】システムエンジニアの面接質問と回答例10選
先述した通り、システムエンジニアの面接には、頻出といえる質問がいくつか存在する。
これらを事前に把握し、自分なりの回答を用意しておくことで、本番でも落ち着いて対応できるはずだ。
ここでは、特によく聞かれる10個の質問について、回答例と解説を紹介する。
- 自己紹介をしてください
- 自己PRをしてください
- 学生時代に頑張ったことは何ですか?
- 強みと弱みを教えてください
- 志望理由を教えてください
- なぜIT業界を志望したか?
- なぜシステムエンジニアなのか?
- どんな仕事に携わりたいか?
- 就職先の企業を選ぶ軸は何ですか?
- 最後に質問はありますか?(逆質問)
5-1.自己紹介をしてください
【回答例】
○○大学○○学部の○○と申します。大学では社会学を専攻し、地域の課題解決に関するフィールドワークに力を入れてきました。現地の方々への聞き取り調査を行い、集めた情報を分析して解決策を提案する過程で、情報整理と課題発見の大切さを学びました。学業以外ではカフェのアルバイトをしており、丁寧な接客を心がけ、お客様に喜んでいただけることにやりがいを感じています。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
自己紹介は、面接の最初に行われるアイスブレイクのような役割も持っている。
氏名、大学名、学部学科といった基本情報に加え、大学で学んでいることや課外活動(サークル、アルバイトなど)について簡潔にまとめると良い。
長々と話すのではなく、1分程度で収めるのが目安だ。
ここで話した内容がその後の質問のきっかけになることもあるため、自分がアピールしたい要素を少し盛り込むようにしよう。
自己紹介では、明るく元気な声で話し、第一印象を良くすることを意識してほしい。
5-2.自己PRをしてください
【回答例】
私の強みは、目標に向かって継続的に努力できることです。大学から始めたテニスサークルでは、当初は初心者で試合になかなか勝てませんでした。そこで、誰よりも早くコートに行き基礎練習を繰り返すとともに、上手な先輩にアドバイスを求めてフォームの改善に取り組みました。その結果、3年次の大会ではダブルスでベスト8に進出することができました。この経験で培った粘り強さと向上心を活かし、システムエンジニアとして新しい技術の習得に励み、貴社の開発業務に貢献したいと考えています。
自己PRでは、自分の強みがシステムエンジニアの業務でどう活かせるかを伝えることが重要だ。
システムエンジニアの面接では、「継続力」「課題解決力」「協調性」などが評価されやすい。
また、単に強みを述べるだけでなく、その根拠となるエピソードを交えて話すことで説得力が増す。
結果だけでなく、どのような過程を経て成果を出したのか、そこで何を考えたのかというプロセスを詳しく説明しよう。
企業は入社後も同じように強みを発揮してくれることを期待しているため、根拠をもって説明することで高い評価を得られる。
5-3.学生時代に頑張ったことは何ですか?
【回答例】
居酒屋のアルバイトで、店舗の業務効率化に取り組みました。私の店舗では、週末の混雑時に注文ミスが多発するという課題がありました。原因を観察したところ、ハンディ端末の操作が複雑で、新人が使いこなせていないことがわかりました。そこで私は、よく出るメニューの配置を変更し、操作手順をまとめた簡易マニュアルを作成することを店長に提案しました。その結果、注文ミスは以前の半分以下に減り、お客様をお待たせする時間も短縮できました。この経験から、現場の課題を見つけ出し、改善策を実行する力を身につけました。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、最も重視される質問の一つだ。
ここでは、成果の大きさよりも、課題に対する取り組み方や考え方が評価される。そのため、どのような困難があり、それをどう乗り越えたのかを詳しく話そう。
また、チームで何かに取り組んだ経験であれば、周囲との関わり方や自分の役割についても触れると良い。システムエンジニアはチームで働くことが多いため、協調性が重視されるためだ。
ガクチカを話す際は、「課題発見→思考→行動→結果」の順で構成すると伝わりやすい。
5-4.強みと弱みを教えてください
【回答例】
私の強みは、状況に応じて柔軟に対応できる対応力です。塾講師のアルバイトでは、生徒一人ひとりの理解度や性格に合わせて指導方法を変え、成績向上に貢献しました。一方で、弱みは慎重になりすぎてしまうことです。以前、ゼミの発表準備で資料の確認に時間をかけすぎてしまい、提出期限ギリギリになってしまったことがありました。それ以来、まずは全体のスケジュールを引き、各工程の期限を決めてから作業に取り掛かるように心がけています。現在は、スピードと質のバランスを意識して行動できるよう改善に努めています。
強みについては自己PRと重複しても構わないが、別のエピソードを用意できるとより深みが出る。
弱みについては、単に「できないこと」を伝えるだけでなく、それをどう克服しようとしているかまでセットで話す。
自分の課題を客観的に把握し、改善しようとする姿勢を見せることで、誠実さや成長意欲をアピールできる。
なお、弱みを話す際は「短気」「時間にルーズ」といった、社会人として致命的な弱みは避けた方が無難だ。
ありのままの自分を伝えつつ、課題に対して前向きに取り組む姿勢を示すことで内定へと近づく。
5-5.志望理由を教えてください
【回答例】
ITの技術を用いて、人々の生活を支える基盤を作りたいと考え、貴社を志望しました。私は大学で物流に関する研究を行い、物流システムが社会インフラとして不可欠であることを学びました。貴社は物流業界向けのシステム開発に強みを持ち、大規模な案件にも多数携わっています。また、説明会で社員の方が「お客様の課題に最後まで寄り添う」と熱く語られていた姿勢に深く共感しました。私も貴社の一員として、技術力を磨きながら、お客様にとって最適なシステムを提供し、物流の効率化に貢献したいと考えています。
志望理由は、その企業でなければならない理由を明確にする必要がある。
業界研究や企業研究で得た情報を盛り込み、事業内容や強み、企業理念と自分のやりたいことがどう結びついているかを伝えよう。
「なぜIT業界か」「なぜその会社か」「入社後何をしたいか」の3点が論理的につながっていると説得力が高まる。
競合他社との比較や、OB・OG訪問で聞いた話などを交えるのも効果的だ。企業研究をしっかり行い、その企業でなくてはならない理由をアピールしてほしい。
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1.志望動機でIT業界の採用担当者が確認したいこと
IT業界の採用担当者は、志望動機から君の将来性や人柄を見極めようとしている。
評価されるポイントは主に3つあり、これらを理解するのが内定への第一歩になる。
1-1.本当にIT業界や自社に興味があるか
採用担当者は、君のIT業界や自社への本気度を確認している。その理由は、IT業界が常に進化し続ける世界だからだ。
技術は日々新しくなるので…
5-6.なぜIT業界を志望しましたか?
【回答例】
私は、ITの力で世の中の不便を解消し、人々の生活を豊かにしたいと考え、IT業界を志望しました。きっかけは、大学のサークル活動でスケジュール調整アプリを導入したことです。それまで手作業で行っていた調整が自動化され、本来の活動に割ける時間が大幅に増えたことに感動しました。この経験から、ITが持つ課題解決の可能性に魅力を感じました。社会にはまだ非効率な業務や課題が多く存在していると思います。私はシステムエンジニアとして、そのような課題を技術で解決し、社会全体の生産性向上に貢献したいです。
この質問では、IT業界への興味や関心のきっかけとなった原体験を話すと良い。
日常で感じたITの便利さや、逆に不便だと感じた経験から、自分が作り手になりたいと思った経緯を説明しよう。
文系出身者の場合は、「なぜ文系なのにITなのか」という疑問を持たれやすいため、特に丁寧に理由を説明する必要がある。
そのため、「手に職をつけたい」「将来性がある」といった待遇面だけでなく、仕事内容への興味や社会貢献の視点も交えると、より良い印象を与えられる。
ITへの熱意と社会貢献への意欲を自分の言葉で語れば、君の本気度は十分に伝わるはずだ。
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1.面接官が「なぜIT業界を選んだのか」を聞く理由
面接官は、君がIT業界で本当に活躍できるか見極めたいと考えている。
この質問には、君が入社後に早期離職せず、成長し続けてくれるか判断する意図が隠されている。実際に面接官が特に確認しているのは、以下の3つのポイントだ。
面接官は、まず君のIT業界への理解度を確認している。業界研究が浅いと、入社後にミスマッチが起きてすぐに退職するのではな…
5-7.なぜシステムエンジニアを志望しましたか?
【回答例】
私は、チームで協力して一つのものを作り上げることに大きな喜びを感じるため、システムエンジニアを志望しました。大学祭の実行委員としてイベントを企画・運営した際、メンバーと意見を出し合い、トラブルを乗り越えて成功させた時に強い達成感を得ました。システム開発も同様に、多くの人と協力しながらプロジェクトを進めていく仕事だと認識しています。私の強みであるコミュニケーション能力と調整力を活かし、チームの架け橋となってプロジェクトを円滑に進め、質の高いシステムを世に送り出したいと考えています。
この質問では、君がシステムエンジニアという職種の具体的な仕事内容や役割を、正しく理解できているかが確認される。
また、君がシステムエンジニアの業務にマッチしているかを見極める意図もある。
そのため、自分の適性や性格が、システムエンジニアの仕事内容とどう合っているかを説明しよう。
プログラミング経験がある場合は、それを通じて感じた面白さや難しさを語るのも良い。
君の適性と仕事内容をしっかりと結びつけて伝えれば、入社後に活躍する姿を面接官にイメージさせられる。
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1.システムエンジニアの志望動機は就活の成功を左右
システムエンジニアの志望動機は、君の就活の成功を左右する。
なぜなら、志望動機は君がどんな人間で、なぜこの会社で働きたいのかを示す、唯一無二のメッセージになるからだ。
多くの学生が同じような自己PRを準備する中で、企業への熱意が込められた志望動機は、書類選考で採用担当者の目に留まるための強力な武器になる。
また、面接は君の提出した…
5-8.どんな仕事に携わりたいですか?
【回答例】
将来的には、プロジェクトマネージャーとして大規模なシステム開発をリードできるようになりたいと考えています。そのためには、まずはプログラマーとして開発の現場で技術の基礎をしっかりと身につけることが必要だと認識しています。入社後は、Javaなどのプログラミング言語を習得し、詳細設計やコーディングの業務を通じて、システムが動く仕組みを深く理解したいです。その後、徐々に要件定義などの上流工程にも挑戦し、顧客の要望を形にする力を養っていきたいです。
この質問では、入社後のキャリアパスや、携わりたい業務について聞くことで、仕事への理解度や志望度の深さを確認している。
そのため、「何でもやります」という受け身の姿勢ではなく、自分なりの目標やビジョンを持っていることを示そう。企業の事業内容に沿った具体的なプロジェクトやシステムを挙げられると、よく調べていることが伝わる。
ただし、希望する仕事しかやりたくないという固執した態度は避けてほしい。
携わりたい仕事を伝えながらも、与えられた仕事に全力で取り組む姿勢も見せることが大切だ。
5-9.就職先の企業を選ぶ軸は何ですか?
【回答例】
私が企業を選ぶ軸は2つあります。1つ目は「若手から挑戦できる環境があること」です。早くから実務経験を積み、スキルアップできる環境で働きたいと考えています。2つ目は「チームワークを大切にしていること」です。一人で成果を出すだけでなく、周囲と協力し、知識を共有し合うことで、より良いシステムが作れると信じているからです。貴社は若手社員のプロジェクト抜擢事例が多く、社員同士の勉強会も活発に行われていると伺いました。私の就活の軸と貴社の環境が非常に合致していると感じています。
企業選びの軸(就活の軸)は、価値観や判断基準を知るための質問だ。
「成長環境」「社会貢献」「働き方」「人」など、自分が大切にしているポイントを挙げよう。
この質問で重要なのは、その軸が応募企業の特徴と合致していることだ。軸と企業の特徴がずれていると、「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われてしまう。
そのため、なぜその軸を大切にしているのかという理由も合わせて説明し、一貫性を持たせることがポイントになる。
5-10.最後に質問はありますか?(逆質問)
逆質問は、単なる疑問解消の場ではなく、意欲をアピールする最後のチャンスだ。
そのため、「特にありません」と答えるのはもったいない。事前にいくつか質問を用意しておこう。
- 仕事内容や社風など、以下のような質問をすると、前向きな姿勢が伝わる。
- 御社で活躍されている若手社員の方に共通する特徴はありますか?
- 入社までに勉強しておいた方が良いことや、取得すべき資格はありますか?
- 配属後の教育体制や、メンター制度について詳しく教えていただけますか?
- 〇〇様(面接官)が仕事をする上で、一番やりがいを感じたエピソードを教えてください。
- 御社が今後注力していこうと考えている技術領域や事業について教えてください。
- 将来的にプロジェクトリーダーを目指したいと考えていますが、どのようなキャリアパスがありますか?
- 社員同士の交流や、社内勉強会などはどのくらいの頻度で行われていますか?
- 御社の強みである〇〇という技術は、今後どのように発展させていくご予定ですか?
- 新入社員に対して、一番期待していることは何でしょうか?
- 〇〇様から見て、御社の社風を一言で表すとどのような言葉になりますか?
意欲を示すため、調べればすぐにわかることや、待遇面ばかり聞くのは避けた方が良い。
上記のような評価されやすい逆質問を準備しておけば、内定を獲得できる可能性をさらに高めることができるはずだ。
6.【その他】システムエンジニアの面接質問と回答例10選
頻出質問以外にも、予期せぬ質問が飛んでくることがある。変化球の質問にも落ち着いて答えられるよう、いくつかのパターンを知っておくと安心だ。
ここでは、少し変わった質問や、よりパーソナルな部分に触れる質問を10個ピックアップして紹介する。
- 最近気になっているニュースはありますか?
- 社会人と学生の違いは何だと思いますか?
- IT業界以外の企業は受けていますか?
- 苦手なタイプの人はどんな人ですか?
- 他社の選考状況を教えてください
- ストレスを感じる時はどんな時ですか?
- 勤務地について希望はありますか?
- 将来のキャリアプランを教えてください
- 現在、勉強していることはありますか?
- 当社が第一志望ですか?
6-1.最近気になっているニュースはありますか?
【回答例】
最近気になっているのは、生成AIの急速な普及に関するニュースです。特に、業務効率化やプログラミング補助ツールとしての活用が進んでいる点に興味を持っています。便利になる一方で、著作権の問題や情報の信憑性など、新たな課題も生まれていることを知りました。システムエンジニアとして働く上でも、新しい技術のメリットとリスクの両面を正しく理解し、適切に活用していく姿勢が求められると感じています。今後も技術の動向を注視していきたいです。
情報感度の高さや、社会問題への関心度を見る質問だ。
IT業界に関連するニュースを選ぶのが無難だが、必ずしもITである必要はない。
重要なのは、そのニュースを選んだ理由と、自分なりの意見や考察を述べることだ。
単に「知っています」だけでなく、「どう考えたか」「自分ならどうするか」まで話せると評価が高い。日頃からニュースサイトや新聞に目を通し、自分の意見を持つ習慣をつけておこう。
6-2.社会人と学生の違いは何だと思いますか?
【回答例】
社会人と学生の大きな違いは「責任の重さ」にあると考えます。学生は授業料を払って学ぶ立場であり、自分の行動の結果は主に自分自身に返ってきます。一方、社会人は給料をもらって仕事をする立場であり、自分の行動が会社の利益や信用、そしてお客様に直接影響を与えます。成果に対して責任を持ち、周囲と協力しながら価値を提供することが求められると認識しています。入社後はプロとしての自覚を持ち、一つひとつの業務に責任を持って取り組みたいです。
仕事に対する意識や心構えができているかを確認する質問だ。
この質問では、「責任」「対価」「価値提供」といったキーワードを使って説明すると良い。
学生気分が抜けていないと思われないよう、厳しい側面も理解していることを示そう。
正解があるわけではないので、自分が考える社会人像を素直に伝えれば良い。前向きな姿勢で、社会人になる覚悟を語ってほしい。
6-3.IT業界以外の企業は受けていますか?
【回答例】
はい、就職活動の初期には、IT業界以外に物流業界の企業も数社見ていました。物流も社会インフラを支える重要な仕事だと感じていたからです。しかし、企業研究を進める中で、物流の現場でもシステムによる効率化が進んでいることを知りました。そこで、仕組みそのものを作るITの側から社会を支えたいという思いが強くなり、現在はIT業界のシステムエンジニア職に絞って就職活動を進めています。
就活の軸がぶれていないかを確認するための質問だ。
他業界を受けていること自体は悪いことではない。大切なのは、なぜその業界も受けていたのか、そしてなぜ今はIT業界を志望しているのかという理由を説明することだ。
正直に答えつつ、最終的にはIT業界への志望度が高いことをアピールしよう。「手当たり次第受けている」という印象を与えないように注意が必要だ。
6-4.苦手なタイプの人はどんな人ですか?
【回答例】
私が苦手だと感じるのは、約束や時間を守らないルーズな人です。チームで動く際に、一人の遅れが全体に迷惑をかけることがあるからです。そのような人と接する際は、感情的にならずに、なぜ時間を守る必要があるのかを丁寧に伝えたり、余裕を持ったスケジュールを共有したりして、トラブルを未然に防ぐように心がけています。相手の事情も聞きながら、お互いが気持ちよく仕事ができるような関係性を築く努力をします。
対人関係のスキルやストレス耐性を見る質問だ。
「苦手な人はいません」と答えるのは嘘っぽく聞こえるので、正直に答えて構わない。
ただし、単に悪口を言うのではなく、「どのように対処するか」「どう付き合っていくか」という解決策をセットで話すことが重要だ。
組織で働く以上、合わない人と一緒に仕事をすることもある。苦手な人と仕事することがあっても、協力して仕事ができることをアピールしよう。
6-5.他社の選考状況を教えてください
【回答例】
現在、IT業界を中心に5社の選考が進んでおり、そのうちの1社から内定をいただいています。しかし、私の第一志望は御社です。御社の研修制度の充実度や、若手社員が活躍できる風土に強く惹かれているからです。もし御社から内定をいただけた場合は、他の選考を辞退し、必ず入社したいと考えています。
企業の立ち位置や、就活の進捗状況を確認するための質問だ。
具体的な社名を出す必要はないが、「SIerを数社受けています」のように業界や職種に一貫性があることを伝えると良い。
また、内定を持っている場合は隠さずに伝えても問題ない。むしろ評価されている人材であるという証明にもなる。
ただし、第一志望であることを強調し、入社意欲が高いことを忘れないようにしよう。
6-6.ストレスを感じる時はどんな時ですか?
【回答例】
私がストレスを感じるのは、自分の計画通りに物事が進まない時です。例えば、突発的なトラブルでスケジュールが遅れてしまうと焦りを感じます。そのような時は、一度深呼吸をして冷静になり、優先順位を整理し直すようにしています。また、自分一人で抱え込まずに、早めに周囲に相談して協力を仰ぐことも心がけています。休日は趣味のサイクリングで体を動かし、リフレッシュすることで、次の週にストレスを持ち越さないようにしています。
ストレス耐性と、その発散方法を持っているかを見る質問だ。
システムエンジニアは納期やトラブル対応などでプレッシャーがかかる場面も多い。そのため、ストレスによって業務に支障が出たり、すぐに辞めたりしないかを見られている。
ここで重要なのは、ストレスを感じる内容そのものよりも、その状況にどう対処し、乗り越えていくかという点だ。
ストレスとの上手な付き合い方や、気分転換の方法を具体的に話すことで、自己管理ができることをアピールしよう。
6-7.勤務地について希望はありますか?
【回答例】
基本的には、御社の配属決定に従います。首都圏での勤務が可能であればうれしいですが、地方拠点への配属になった場合でも、新しい環境でチャレンジできる良い機会だと捉えています。まずは現場で経験を積むことが最優先だと考えていますので、勤務地についてはこだわりはありません。どこに配属されても、早く戦力になれるよう努力します。
転勤の可否や、配属への柔軟性を確認する質問だ。
どうしても譲れない事情(介護など)がある場合は正直に伝えるべきだが、基本的には「どこでも行きます」という姿勢の方が好印象だ。
「絶対に東京がいいです」と固執すると、扱いにくい人材だと思われる可能性がある。全国展開している企業を受ける場合は、転勤の可能性があることは覚悟しておこう。
勤務地よりも経験や成長を優先する姿勢を見せることで、どんな環境でも活躍できる人材と印象づけられる。
6-8.将来のキャリアプランを教えてください
【回答例】
入社後3年目までは、開発現場でプログラミングや設計のスキルを磨き、一人前のエンジニアとして自立することを目指します。5年目以降は、チームリーダーとして小規模なプロジェクトの管理に携わり、メンバーの指導や進捗管理の経験を積みたいと考えています。そして10年後には、大規模プロジェクトのマネージャーとして、お客様のビジネス課題を解決する提案から実行までをトータルで任される人材になりたいです。そのために、資格取得や日々の業務を通じて継続的に学び続けていきます。
長期的な視点で自分の成長を描けているかを見る質問だ。
3年後、5年後、10年後といった節目ごとの目標を具体的に話すとわかりやすい。また、企業のキャリアパスと自分の目標が合致していることも確認しておこう。
「マネジメントに進みたい」のか「スペシャリストとして技術を極めたい」のか、自分の志向性を伝える良い機会でもある。
明確なビジョンを提示できれば、入社後のミスマッチがないことを証明し、長く活躍できる人材だとアピールできるはずだ。
6-9.現在、勉強していることはありますか?
【回答例】
はい、現在はITパスポートの取得に向けて勉強しています。ITの基礎知識を体系的に学ぶことで、入社後の研修や業務にスムーズに入れるように準備しておきたいと考えたからです。また、プログラミング学習サイトの「Progate」を使って、Javaの基礎文法を学んでいます。まだ簡単なコードが書ける程度ですが、実際に動くものを作る楽しさを感じています。入社までには基本情報技術者試験の勉強も始めたいと思っています。
学習意欲と自主性を確認する質問だ。
未経験者の場合、何もしないで入社を待つよりも、少しでも勉強している姿勢を見せることがアピール材料になる。
資格勉強やプログラミング学習など、具体的な取り組みを伝えよう。結果が出ていなくても、プロセスや学ぶ姿勢自体が評価される。
自ら学ぶ姿勢を行動で示すことができれば、入社後も主体的に成長できる人材だと印象づけることができる。
6-10.当社が第一志望ですか?
【回答例】
はい、御社が第一志望です。私の就活の軸である「チームワーク」と「挑戦できる環境」に最も合致しているのが御社だからです。特に、社員の方々が互いに助け合いながら、新しい技術に積極的に取り組んでいる姿に強く惹かれました。御社でなら、自分らしく働きながら成長できると確信しています。内定をいただけましたら、迷わず入社を決意し、就職活動を終了します。
この質問は入社意思の最終確認を目的としている。ここでは迷わず「第一志望です」と言い切ることが大切だ。
もし、「第一志望群です」や「迷っています」と答えると、内定を出しても辞退されると思われ、合否に影響する可能性がある。
嘘をつくのが心苦しい場合でも、面接の場ではその会社に入るつもりで熱意を伝えるのが重要だ。
迷わず第一志望である旨を示すことで面接官に安心感を与え、内定の可能性を高められる。
7.新卒システムエンジニアの面接で落ちる人の特徴
面接で不合格になる人には、いくつかの共通点がある。自分では気づかないうちにマイナス評価につながる行動をとっている可能性もあるので、注意してほしい。
ここでは、システムエンジニアの面接でよく見られる「落ちる人の特徴」を4つ紹介する。
- エピソードに具体性がない
- テキスト化した回答を棒読みで話す
- 在宅勤務をしたい欲が強い
- 受け答えが暗くて客前に出せない
7-1.エピソードに具体性がない
「頑張りました」「コミュニケーション能力があります」と具体性がない話をするだけでは、面接官には何も伝わらない。
具体的なエピソードがないと、話の信憑性が薄く、君の本当の能力や人柄がイメージできないからだ。
エピソードに具体性を持たせるため、「いつ」「どこで」「誰と」「何をして」「どうなったか」という5W1Hを意識して話すようにしよう。
さらに、数字や固有名詞をエピソードに盛り込むと、より状況が伝わりやすくなる。
面接官は君の行動の背景にある考え方を知りたがっているので、理由も含めて丁寧に話すようにしよう。
具体的なエピソードを通じて、入社後に活躍できるイメージを面接官に持たせることが重要だ。
7-2.テキスト化した回答を棒読みで話す
事前に準備した回答を丸暗記し、それを思い出しながら話すと、感情がこもらず棒読みになる。
これでは、君の熱意や人柄が伝わらず、「マニュアル通りの対応しかできない人」という印象を与えてしまう。
また、想定外の質問が来た時に答えられず、パニックになるリスクもある。
暗記するのは「文章」ではなく「要点」にとどめ、その場の会話を楽しむつもりで自分の言葉で話すように心がけよう。
対話のキャッチボールを意識し、相手の反応を見ながら柔軟に話す内容を調整する余裕を持ちたい。
多少言葉に詰まったとしても、自分の本心を誠実に伝える方が、結果として良い評価を得られることが多い。
7-3.在宅勤務をしたい欲が強い
近年はリモートワークが普及しているが、新卒の面接で「在宅勤務はできますか?」「フルリモート希望です」と話すのは避けた方が良い。
未経験の新人が最初からリモートで仕事を覚えるのは難しく、企業側も出社して教育したいと考えていることが多いからだ。
また、「楽をしたい」「コミュニケーションを取りたくない」と誤解される恐れもある。
意欲の高い人材と評価してもらうため、まずは出社して仕事を覚える姿勢を見せることが大切だ。
オフィスで先輩の働き方を間近で見て、吸収しようとする素直な姿勢を示すことが評価につながる。
どうしても働き方が気になる場合は、OB・OG訪問などで現場の社員に実態を聞くようにしよう。
面接の場では在宅勤務にこだわる姿勢を見せず、成長意欲を最優先にアピールするのが得策だ。
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1.新卒のシステムエンジニアは在宅勤務が可能なのか?
新卒でシステムエンジニアになってすぐに在宅勤務ができるかどうかについて、多くの就活生が関心を寄せている。
ここでは、新卒の在宅勤務の実情について詳しく解説する。
1-1.不可能ではないが実現性は低い
新卒がいきなり在宅勤務をするのは、不可能ではないが難しい。
在宅勤務は一人で業務を完結できるスキルと、信頼があって初めて成り立つた…
7-4.受け答えが暗くて客前に出せない
面接の場でボソボソと話したり、表情が暗かったりすると、「この人を客前に出しても大丈夫かな?」と不安視されてしまう。
システムエンジニアは、顧客と直接やり取りをする機会も多いため、ハキハキと受け答えできるかも重視される。
技術力があっても、顧客と良好な関係を築けないと判断されれば、採用を見送られる可能性は高い。
そのため、面接では、いつもより少し大きな声で話し、笑顔を見せるように意識しよう。
また、清潔感のある身だしなみや、相手の目を見て話すといった基本的なマナーも重要だ。
今IT知識がなくても、明るくハキハキとした態度は、それだけでプラス評価になる。
8.新卒システムエンジニアの面接対策の注意点
システムエンジニアの面接対策を進める上で、いくつか気をつけておきたいポイントがある。これらを押さえておくことで、他の就活生と差をつけ、より内定に近づくことができるはずだ。
ここでは、システムエンジニアの面接対策における4つの注意点について解説する。
- ITに関する勉強は少ししておきたい
- 資格勉強があるだけでも評価が高い
- 企業によって面接対策の内容が異なる
- Web面接はカンペなしで答える
8-1.ITに関する勉強は少ししておきたい
文系や未経験であっても、IT業界を目指すなら最低限の知識は持っておきたい。
「入社してから学びます」という受け身の姿勢では、本気度が疑われてしまう。
専門知識が必要になるわけではなく、ネットでIT用語を調べたり、入門書を読んだりするだけでも構わない。
IT業界の最新トレンドも押さえておけば、さらに評価を高められる。
また、今のうちから少しずつ知識を積み重ねていくことは、入社後のスタートダッシュをスムーズにするのにも役立つ。
少しの努力が大きな差を生むことを覚えておこう。面接でITを勉強している姿勢を見せることは、文系や未経験の学生にとっては特に重要だ。
8-2.資格勉強があるだけでも評価が高い
資格は必須ではないが、取得に向けた勉強をしている事実は武器になる。
特に「基本情報技術者試験」や「ITパスポート」は、ITの基礎知識を証明する資格として認知度が高い。
もし合格していなくても、「現在勉強中で、〇月の試験を受ける予定です」と伝えるだけで、学習意欲と計画性を評価してもらえる。
面接での話題作りにもなるので、ぜひ挑戦してみてほしい。
また、資格取得の過程で得た知識は、入社後の業務理解を早めるための土台としても大いに役立つだろう。
資格勉強によって示せる学習意欲は、エンジニアとしての適性を示す何よりの証拠になる。
記事を読む
1.ITパスポートは文系の就活を有利にする資格
結論から言うと、ITパスポートがあると文系学生の就活が有利に進む。
IT業界を目指す上で、持っているといないとでは企業に与える印象が変わってくる。なぜなら、ITパスポートの取得は、以下のようなアピールにつながるからだ。
多くの企業は、新卒採用において現時点でのスキルよりもポテンシャルを重視している。
特に文系学生に対しては、「入社後にど…
8-3.企業によって面接対策の内容が異なる
IT企業と一口に言っても、SIer、Web系、自社開発、SESなど、業態によって求める人物像や面接の雰囲気は異なる。
例えば、SIerでは「堅実さ・協調性」が、Web系では「技術力・自主性」が重視される傾向にある。
志望する企業の特性に合わせて、アピールするポイントや話し方を変える柔軟性が必要だ。
企業ごとの特徴をしっかりとリサーチし、適切な対策を行おう。OB・OG訪問などを通じて、その企業がどのような人物を求めているのか、生の声を集めておくのもおすすめだ。
それぞれの企業に合わせた面接対策をすることで、志望度の高さと熱意をより明確に伝えられる。
8-4.Web面接はカンペなしで答える
最近増えているWeb面接では、画面の横にカンペを貼って読み上げる学生もいるが、これはおすすめしない。
目線の動きや話し方の不自然さで、面接官にはすぐにバレてしまうからだ。
カンペを読むことに集中すると、相手との対話がおろそかになり、コミュニケーション能力が低いと判断されかねない。
Web面接であっても対面と同じように、カメラを見て、自分の言葉で話すようにしよう。
カメラの向こうにいる相手に誠意を伝えるためには、視線を合わせ、身振り手振りを交えて話すことが大切だ。
自分の言葉で一生懸命に伝えようとする姿は、画面越しであっても面接官に評価される。
9.新卒システムエンジニアの面接対策ができる場所
面接対策は一人で行うのには限界があるため、外部のサービスや機関を利用したほうが良い。効率良く面接を進めるため、自分に合った方法を選んで、積極的に活用しよう。
ここでは、就活生が無料で利用できる面接対策の場所を3つ紹介する。
- 大学のキャリアセンター
- アプリなどの面接対策ツール
- IT専門の就活エージェント
9-1.大学のキャリアセンター
多くの大学には、就職支援を行うキャリアセンター(就職課)が設置されている。
多くの学生を見てきた経験から、客観的な視点で君の強みや改善点を指摘してくれる頼もしい存在だ。
キャリアセンターは、履歴書の添削や模擬面接を無料で受けられ、大学のOB・OGの就職実績データなども閲覧できるため、情報収集の場としても役立つ。
身近にあり、気軽に相談できるのがメリットだ。ただし、担当者によってIT業界への知識量に差がある場合があるため、君に合ったアドバイスを受けられるとは限らない。
そのため、基本的な対策はキャリアセンターで行い、専門的なアドバイスは別の場所で求めるなど、目的に応じて使い分けることが大切だ。
9-2.アプリなどの面接対策ツール
最近では、スマホアプリやWebサービスを使って面接対策ができるツールも多い。
例えば、質問に対して動画で回答を自撮りし、AIが表情や話し方を分析してくれるものや、頻出質問への回答を管理できるアプリなどがある。
面接対策ツールを使えば、自分の話している姿を客観的に見ることができる。そのため、人に頼ることなく、癖や改善点に気付きやすい。
録画したデータを見返すことで、無意識に出ている口癖や視線の動きを修正し、本番での印象アップにつなげよう。
隙間時間で利用できるのも魅力であり、対人練習の前の自主トレとして活用するのにおすすめだ。
9-3.IT専門の就活エージェント
システムエンジニアを目指すなら、IT業界専門の就活エージェントを利用するのもおすすめだ。
IT業界に精通したアドバイザーからIT企業ならではの面接のポイントや、過去の質問事例などを教えてもらえるため、質の高い面接対策が可能になる。
自分に合った企業の紹介も受けられるので、効率的に就活を進めたい人には最適だ。
非公開求人の紹介や、企業ごとの選考通過のコツなど、一人では得られない貴重な情報を得ることができる。
10.システムエンジニアを目指す就活生からのよくある質問
最後に、システムエンジニアを目指す就活生から寄せられることの多い質問に回答する。不安や疑問を解消して、自信を持って選考に進んでほしい。
- おすすめシステムエンジニア採用企業はありますか?
- プログラミングを学ぶ必要はありますか?
- IT系の資格を取得しておいたほうがいいですか?
- 大手企業に入るためにはどうしたらいいですか?
- システムエンジニアに技術質問はありますか?
10-1.おすすめシステムエンジニア採用企業はありますか?
一概に「この企業がおすすめ」とは言えない。
「安定して働きたい」「新しい技術に触れたい」「給料を重視したい」など、君が何を大切にするかによっておすすめの企業は変わるためだ。
ランキング上位の企業が必ずしも君にとって良い企業とは限らない。
まずは自分の軸を明確にし、それに合った企業を探すことが大切だ。
自分に合った企業を探すには、エージェントなどに相談し、マッチする企業を紹介してもらうのが手っ取り早い。
自分がどのようなエンジニアになりたいのか、将来のビジョンを明確にすることが、企業選びの第一歩となる。
10-2.プログラミングを学ぶ必要はありますか?
必須ではないが、学んでおくと有利になるのは間違いない。
特にWeb系企業や自社開発企業を目指す場合は、ポートフォリオ(成果物)の提出を求められることがあるため、学習が必要になる。
SIerなどでは、入社後の研修で一から教えてくれる場合も多いため、現時点でスキルがなくても内定はもらえる。
しかし、適性を確かめる意味でも、Progateなどの無料サイトで一度触れてみることをおすすめする。
実際にコードを書く難しさや楽しさを知っていると、面接での志望動機に深みが増し、説得力が生まれる。
10-3.IT系の資格を取得しておいたほうがいいですか?
IT系の資格は取得しておいて損はない。
「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」などの資格は、ITへの関心や基礎知識があることの証明になる。
特に文系出身者の場合、資格があることで「技術への抵抗感がない」「努力できる」というポジティブな評価につながりやすい。
また、資格取得で得た知識を入社後にどう活かしたいかまで語れると、単なる資格持ち以上の評価を得られる。
ただし、資格があれば必ず受かるわけではないので、面接対策や自己分析などもバランスよく進めよう。
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1.ITパスポートは文系の就活を有利にする資格
結論から言うと、ITパスポートがあると文系学生の就活が有利に進む。
IT業界を目指す上で、持っているといないとでは企業に与える印象が変わってくる。なぜなら、ITパスポートの取得は、以下のようなアピールにつながるからだ。
多くの企業は、新卒採用において現時点でのスキルよりもポテンシャルを重視している。
特に文系学生に対しては、「入社後にど…
10-4.大手企業に入るためにはどうしたらいいですか?
採用倍率が高い大手企業で内定を勝ち取るためには、早期からの準備が必要になる。
早めに自己分析や業界研究を始め、サマーインターンシップに参加して企業との接点を作っておこう。
また、学歴フィルターがある場合もあるが、Webテストの対策をしっかり行うことで突破できる可能性もある。
さらに、なぜその大手企業でなければならないのかという志望動機を深く練り上げ、熱意を伝えることが重要だ。
インターンシップへの参加は、企業の雰囲気を肌で感じるだけでなく、早期選考のチャンスを掴むきっかけにもなる。
10-5.システムエンジニアに技術質問はありますか?
新卒採用では、高度な技術質問をされることは少ない。
プログラミングの知識そのものよりも、論理的思考力や地頭の良さを問う質問をされることが多い。
ただ、情報系出身者や、プログラミング経験をアピールしている場合は、書いたコードの内容や技術選定の理由などについて詳しく聞かれることがある。
そのため、君が作った成果物については説明できるようにしておこう。
また、もし分からない質問があった場合は、知ったかぶりをせずに素直に聞くことが重要だ。わからないことを吸収しようとする姿勢を見せれば、面接官に学習意欲が高い人材と評価されやすい。
完全無料
手厚いサポートの就活支援!
4.8
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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11.システムエンジニアの面接対策ならユニゾンキャリア
システムエンジニアになりたいけれど、面接が不安だという君には、ユニゾンキャリアを頼ってほしい。
IT専門の就活エージェントだからこそ知っている、各社の面接の特徴や過去の質問傾向などの情報を提供できる。
また、情報提供だけでなく、君の強みを引き出し、志望企業に合わせた模擬面接や書類添削を徹底的にサポートする。
11-1.システムエンジニアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
最初からIT業界で就職活動を進めていましたか?
最初は大学で音楽活動をやってたので、「自分の好きなことを仕事にできたらいいな」と思って、音楽業界で就活していたんですよ。
でも、実際に内定をもらったりする中で、年収や将来性のことで不安を感じるようになって…。音楽業界ってやっぱり給料が低くて、残業時間も月40時間以上あったりもして。
だから、「好き」だけでやっていける世界ではないのかなって、現実を考えちゃいました。
将来性も、今はYouTubeとか面白いものが分散してるじゃないですか?
だから昔みたいに大きなものを作るのは、だんだん難しくなるのかなあって思って。
その点、IT業界なら需要もなくならないだろうし、スキル次第で年収も上げられるって聞いて。将来ITから音楽業界に関わることはできても、その逆はちょっと難しい気がして、IT業界を目指すことにしました。
ちなみに面接への自信はつきました?
はい、つきました!「AIだけじゃ足りないな」っていう部分を橋本さんに補ってもらいました。
面接に自信がなかったので、自己紹介とか自己PRで話したほうが良いことをしっかり教えてもらえたのはすごく心強かったです。
「IT業界の人にはこういうことを言った方が響くよ」とか、過去の人の回答を見せてもらいながらアドバイスしてくれたので、すごくわかりやすかったです!
企業に合わせて面接で話すことをカスタマイズしていくっていうのは、業界をちゃんと知っている方にお願いしないと難しいので、本当に助かりました。
何社応募して何社から内定をもらいましたか?
ユニゾンキャリアさんからは2社に応募して、1社から内定をもらいました。
ユニゾンキャリアさんに登録した時点で10社くらい応募していて、僕がほかにも選考を受けていることを橋本さんが気にしてくれて、「まずはこの2社に絞りましょう」って感じで紹介してくれたんです。
結局、紹介してもらった会社から内定をいただいて、もう1社は辞退しました。
たくさん紹介されるっていう感じよりは、僕に合った良い企業を絞って紹介してくれるっていうスタイルが、すごく合ってました。
11-2.システムエンジニアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
ものづくりが好きだったことがきっかけです。
子どものころは図工、今は料理や動画編集など、何かをつくることが好きで…!
就活を始めた時にものづくりの仕事を調べていたら、エンジニアに辿り着きました。
エンジニアの仕事はものづくりに似ていたので、自分に合っていると思ったんです。
ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
主に面接対策ですね。
私は面接に自信がなかったので、面接で聞かれる質問への回答をまとめて、担当キャリアアドバイザーの橋本さんに添削してもらいました。
実は初めての面接で想定外の質問をされて頭の中が真っ白になったんです…。
橋本さんから面接で聞かれる質問を教えてもらってからは、面接の準備ができたのでどんな質問にでも答えられるようになりました!
就職活動にかかった期間はどのくらいですか?
大学3年生の9月から始めて、6か月程度かかりましたね。
ユニゾンキャリアを利用してから1か月半で第一志望の企業から内定をもらえたんです。
もっと早く利用すればよかったと思いました…!
ユニゾンキャリアは、各企業の面接官が「どのようなエンジニアと一緒に働きたいか」という採用基準まで聞いている。
そのため、企業ごとに合わせた面接対策をサポートすることが可能だ。プロの戦略で面接の通過率を上げ、システムエンジニアとしての第一歩を踏み出そう。
以下のボタンから申し込み、君の就活のサポートをさせてもらえると本当にうれしい。