記事の概要
アプリケーションエンジニアは、システム開発の最前線で活躍する人気の職種だが、その道のりは決して平坦ではない。
常に新しい技術を学び続ける必要があり、納期前には残業が増えることもある。その一方で、平均年収が高く、在宅勤務などの自由な働き方ができるというメリットも存在する。
この記事では、なぜ「やめとけ」と言われるのか、その本当の理由と、君が就活で後悔しないための方法を解説していく。
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1.アプリケーションエンジニアとは
アプリケーションエンジニアは、業務システムやスマホアプリなどの設計・開発・テストを行う職種だ。私たちが普段使う便利なツールは、彼らの技術によって支えられている。
ここでは、言葉の定義や種類の違い、開発工程の全体像について解説する。
1-1.そもそもアプリケーションとは
アプリケーションとは、OS(オペレーティングシステム)上で動作し、特定の目的を達…
1.新卒アプリケーションエンジニアの就活は難しい
新卒でアプリケーションエンジニアを目指すのは、決して簡単な道のりではない。
特に自社開発企業などは人気が高く、即戦力に近いスキルを持つ学生がライバルとなるため、倍率は高い。
新卒からポテンシャル採用を狙う場合でも、単なる憧れだけでは通用せず、技術への興味や適性を具体的な行動で示す必要がある。
さらに、IT業界は技術の進化が速く、求められるスキルセットも年々変化している。
自分が学んできたことが実務で通用するのか、そもそも自分に向いているのかを見極めるのも難しいポイントだ。
安易に「手に職をつけたい」という理由だけで選んでしまうと、入社後のギャップに苦しみ、早期離職につながるリスクがあることを理解しておこう。
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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2.こんな学生はアプリケーション開発をやめとけ
アプリケーションエンジニアは、向き不向きがはっきりと分かれる職種だ。適性がないまま入社すると、毎日の業務が苦痛になり、精神的に追い込まれてしまう。
ここでは、特に向いていないと考えられる学生の特徴を以下の4つ紹介していく。
- 一人で黙々と仕事をしたい
- プログラミング学習の経験がない
- 継続的に新しい技術を学びたくない
- 学生時代にPCを持っていなかった
2-1.一人で黙々と仕事をしたい
「エンジニアはずっとパソコンに向かって作業している」というイメージを持っているなら、それは大きな誤解だ。
実際の開発現場では、顧客との仕様調整やチーム内でのミーティング、コードレビューなど、コミュニケーションを取る時間が多い。
むしろ、技術力以上に「相手の意図を汲み取る力」や「自分の考えを分かりやすく伝える力」が求められる場面も多々ある。
そのため、人と話すのが苦手で、一人で完結する仕事を望んでいる人には、アプリケーションエンジニアは向いていない可能性が高い。
チームでの開発が基本となるため、協調性や報告・連絡・相談といった基本的なビジネススキルも不可欠となる。
一人で黙々と作業することに喜びを感じる職人気質の人は、コミュニケーションの多さにストレスを感じてしまう。
システムを作るのは人であり、円滑な人間関係こそが良いシステムを生む土壌となることを忘れてはいけない。
2-2.プログラミング学習の経験がない
新卒採用では「未経験歓迎」という求人も多いが、全くプログラミングに触れたことがない状態で応募するのは無謀といえる。
アプリケーションエンジニアの仕事は、論理的思考力やプログラミングの基礎概念がなければ成り立たず、入社後の研修だけで全てを補うのは難しい。
少なくとも、Progateやドットインストールなどの学習サイトを使って、コードを書く楽しさや難しさを体験しておくべきである。
自ら学習し、問題を解決しようとする姿勢がなければ、先輩社員も指導に時間を割くことが難しくなる。
未経験であっても、「ここまで自分で勉強しました」という実績を見せることが、熱意を伝えるための最低条件となる。
まずは簡単なWebサイトを作ってみるなど、小さな一歩から始めてみることが大切だ。
2-3.継続的に新しい技術を学びたくない
IT業界の技術トレンドは数年単位で大きく変化し、昨日まで使えていた知識が明日には古くなることも珍しくない。
アプリケーションエンジニアとして活躍し続けるためには、業務時間外でも新しい技術をキャッチアップし、スキルをアップデートし続ける姿勢が不可欠だ。
勉強が好きで、新しいことを知るのにワクワクできる人にとっては天職だが、「仕事のためにプライベートを犠牲にして勉強したくない」と考える人には苦行でしかない。
そのため、技術への好奇心がない人にとって、アプリケーションエンジニアは「やめとけ」と言わざるを得ない。
休日も技術書を読んだり、自分の趣味でアプリを作ったりすることが苦にならないような人でないと、第一線で活躍し続けるのは難しくなる。
学ぶことを楽しめるかどうかが、エンジニアとしての寿命を決める最大の要因といっても過言ではない。
2-4.学生時代にPCを持っていなかった
スマホだけで生活が完結し、PCをほとんど触ったことがないという学生は、エンジニアを目指す上でハンディキャップを背負っている。
プログラミングはもちろんのこと、タッチタイピングやショートカットキーの活用など、PC操作の基礎ができていないと業務効率が著しく低下するからだ。
現代のエンジニアにとってPCは身体の一部のようなものであり、ツールとして使いこなせることが大前提となる。
さらに、開発環境の構築やトラブルシューティングなど、PCの仕組み自体を理解していないと対応できない場面も多い。
今からでも遅くはないので、PCを購入し、毎日触れる習慣をつけることから始めよう。タイピング速度を上げるだけでも、学習効率や作業スピードは劇的に向上するはずだ。
まずはPCを使いこなし、デジタルの世界に慣れ親しむことからスタートしてほしい。
3.アプリケーションエンジニアになるデメリット
華やかに見えるIT業界だが、現場で働くエンジニアには特有の苦労やストレスが存在する。
入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前にデメリットもしっかりと把握しておこう。
ここでは、代表的な以下の4つのデメリットについて解説していく。
- 納期前の残業が発生しやすい
- 常に新しい技術の学習が必要
- ロースキルのままだとAIに代替
- バグ対応で精神的な負担増
3-1.納期前の残業が発生しやすい
システム開発には必ず納期が存在し、それを守ることはエンジニアとしての使命だ。
プロジェクトの進捗が遅れていたり、予期せぬトラブルが発生したりすると、納期直前にはどうしても残業や休日出勤が発生しやすくなる。
特に受託開発を行うSIerなどでは、顧客の都合でスケジュールが厳しくなることも多く、ワークライフバランスを保つのが難しい時期もある。
そのため、「定時で帰って趣味を楽しみたい」という強い希望がある場合は、企業選びを慎重に行ってほしい。
もちろん、プロジェクトが終われば長期休暇を取ることも可能だが、繁忙期の激務に耐えられる体力と精神力は必要不可欠だ。
残業代が出る企業であれば収入アップにつながるという側面もあるが、自分の時間を大切にしたい人にとってはデメリットとなる。
企業の平均残業時間だけでなく、繁忙期の状況についてもOB訪問などで確認しておくことをおすすめしたい。
3-2.常に新しい技術の学習が必要
前述の通り、技術の陳腐化が速いIT業界では、常に勉強し続けることが求められる。
新しいプログラミング言語やフレームワーク、クラウドサービスなどが次々と登場し、それらを使いこなせなければ市場価値は下がっていく一方だ。
業務で忙しい中、例えば、休日に技術書を読んだり、勉強会に参加したりする時間を確保するのは容易ではない。
さらに、知的好奇心が旺盛でない人にとっては、この「終わりのない学習」が精神的な重荷となり、エンジニアを辞めてしまう原因になることもある。
常にアンテナを張り巡らせ、最新のトレンドに乗り続けなければならないプレッシャーは想像以上に大きい。
学ぶことが習慣化していない人にとっては、プライベートな時間まで技術に侵食される感覚を覚えてしまう。
技術が好きでたまらないという人以外にとっては、過酷な環境であることは間違いない。
3-3.ロースキルのままだとAIに代替
近年、AI技術の進化により、簡単なコード生成やテスト自動化などが可能になりつつある。
そのため、指示された通りのコードを書くだけの「コーダー」や、単純作業しかできないエンジニアは、AIに仕事を奪われるリスクが高い。
生き残るためには、AIにはできない「顧客の課題を解決する提案力」や「複雑なシステム設計を行う高度な技術力」を身につける必要がある。
単にプログラミングができるだけでは安心できないという危機感を、常に持ち続ける必要がある厳しい世界だ。
AIを敵として見るのではなく、自分の生産性を高めるためのツールとして使いこなすスキルも求められるようになる。
変化を恐れず、自分自身の付加価値を高め続けられる人材でなければ、将来的には淘汰されてしまう可能性がある。
単純作業はAIに任せ、人間ならではの創造的な仕事にシフトしていく意識が欠かせない。
3-4.バグ対応で精神的な負担増
自分が作ったシステムにバグ(不具合)が見つかると、その修正に追われることになるが、これが精神的に大きな負担となる。
特に、システムが稼働した後に重大なバグが発生すると、サービス停止や損害賠償といった事態に発展する可能性もあり、プレッシャーは計り知れない。
原因が特定できないエラーに何時間も悩み続けたり、顧客からのクレーム対応に追われたりすることで、メンタルを病んでしまうエンジニアも少なくない。
そのため、完璧なシステムを作ることは難しく、失敗と向き合い続けるタフさが求められる。
自分のミスが多くの人に迷惑をかけるかもしれないという恐怖と戦いながら、冷静に対処しなければならない。
チームで協力してバグを解決できた時の達成感はあるものの、常に緊張感を持って仕事をしなければならないストレスは大きい。
精神的な強さや、オンオフの切り替えが上手くできるかどうかが、長く働き続けるための鍵となる。
4.新卒アプリケーションエンジニアは好待遇
ここまで厳しい側面ばかりを伝えてきたが、それを補って余りある魅力がアプリケーションエンジニアにはある。
特に待遇面や働き方の柔軟性においては、他の職種と比較しても恵まれている。ここでは、新卒でアプリケーションエンジニアになる、以下の4つのメリットについて解説していく。
- 平均年収が他職種より高い
- リモートワークがしやすい
- 私服勤務など服装が自由
- 在宅勤務×残業10時間も可能
4-1.平均年収が他職種より高い
IT業界は慢性的な人材不足が続いており、需要に対して供給が追いついていないため、エンジニアの給与水準は高騰している。
以下は、アプリケーションエンジニアと他の職種の年収を比較した表である。
| 職種 | 平均年収 |
|---|
| アプリケーションエンジニア | 497万円 |
| Webデザイナー | 460万円 |
| プログラマー | 445万円 |
※参照:求人ボックス
このように、アプリケーションエンジニアは他の職種と比較しても高い年収水準を誇っている。
新卒の初任給でも月30万円を超える企業は珍しくなく、スキルを磨けば30代で年収1000万円を目指すことも夢ではない。
また、専門職であるため、転職市場での価値も高く、キャリアアップによる年収アップが狙いやすいのも大きな魅力だ。
経済的な安定を手に入れたい、若いうちから稼ぎたいと考える学生にとって、これほど有望な職種は他にない。
4-2.リモートワークがしやすい
PCとインターネット環境さえあればどこでも仕事ができるため、リモートワークとの相性が抜群に良い。
満員電車での通勤ストレスから解放され、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、自分の好きな場所で働くことができる。
地方に住みながら東京の企業の仕事をする「フルリモート」を採用している企業も増えており、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能だ。
そのため、育児や介護との両立もしやすく、長く働き続けられる環境が整っている。
通勤時間を勉強や趣味の時間に充てることで、ワークライフバランスを向上させることもでる。
ただし、対面でのコミュニケーションが減る分、チャットツールなどを活用して積極的に情報共有を行う姿勢が欠かせない。
4-3.私服勤務など服装が自由
多くのIT企業、特に自社開発企業やベンチャー企業では、服装や髪型に関する規定が緩く、私服勤務が多い。
スーツを着る必要がなく、Tシャツやパーカー、スニーカーといったラフな格好で仕事ができるため、堅苦しい雰囲気が苦手な人には快適な環境だろう。
さらに、ネイルや髪色も自由な場合が多く、おしゃれを楽しみながら働くことができる。
ただし、顧客先に常駐するSIerなどの場合は、スーツ着用が求められることもあるため、企業ごとのルール確認は必要だ。
服装の自由は、創造性を発揮しやすいリラックスした雰囲気作りにもつながっている。
自分にとって居心地の良い環境で働くことは、パフォーマンスを最大化するためにも重要な要素といえる。
4-4.在宅勤務×残業10時間も可能
「エンジニア=激務」というのは一昔前のイメージであり、現在は働き方改革が進んでいる企業も多い。
特に自社開発企業や社内SEなどの職種では、スケジュールの調整がしやすく、残業時間が月10時間以下というホワイトな環境も存在する。
効率的に成果を出せば、定時で仕事を終えてプライベートを充実させることも可能だ。
そのため、企業選びさえ間違えなければ、高年収とワークライフバランスの両立を実現できる「勝ち組」の働き方が手に入る。
残業が少ないことで、業務終了後に新しい技術の勉強をする時間を確保することもできる。
心身ともに健康な状態で長く働き続けるためには、労働環境の良い企業を見極めることが何よりも大切だ。口コミサイトなどを活用して、実際の残業時間や有給取得率を確認しておくことをおすすめする。
5.新卒アプリケーションエンジニアの就職難易度
「未経験からでもなれるか」「文系でも大丈夫か」といった不安を持つ学生も多いだろう。
結論から言えば、アプリケーションエンジニアの就職難易度は高いが、選考対策を行うことによって内定獲得は十分に可能だ。
ここでは、就職難易度を左右する以下の3つの要素について解説していく。
- ポートフォリオがあると有利
- 文系だから不利にはならない
- 学歴より学習能力が見られる
5-1.ポートフォリオがあると有利
アプリケーションエンジニアの新卒採用において、最も重要なのがポートフォリオだ。
自分で企画・開発したWebアプリやスマホアプリを提示できれば、口先だけでなく実際の技術力と熱意を証明することができる。
採用担当者は「自ら手を動かして何かを作れるか」を重視しているため、未経験であってもポートフォリオがあるだけで評価は格段に上がる。
さらに、ポートフォリオを通じて、自分の興味関心や技術的なこだわりをアピールすることも可能だ。
GitHubなどでソースコードを公開しておけば、コードの書き方や設計思想も見てもらうことができる。
「作ることが好き」という気持ちを行動で示すことが、内定への最短ルートとなる。
5-2.文系だから不利にはならない
「理系じゃないとなれない」と思い込んでいる学生もいるが、実際には多くの文系出身者がエンジニアとして活躍している。
プログラミングは論理的思考力が重要だが、それは文系理系に関わらず鍛えることができる能力だ。
むしろ、顧客の要望を聞き出すコミュニケーション能力や、仕様書を読み解く読解力においては、文系学生の方が長けている場合もある。
そのため、入社後の研修制度が整っている企業も多いため、文系だからといって諦める必要は全くない。
技術的なハンディキャップは入社後の努力で十分にカバーできるため、自信を持って挑戦してほしい。
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1.【最新】IT業界は文系出身者のほうが多いという事実
「IT業界は理系の世界」というイメージを君も持っているかもしれない。しかし、その常識はすでに過去のものとなっている。
ヒューマンリソシア株式会社の調査によると、2020年時点に、新卒でITエンジニアとして就職した学生のうち、理系出身者(情報系含む)の割合は4割を下回った。
引用元:ITmedia
これは、ITエンジニアの実に約6割が文系出身者である…
5-3.学歴より学習能力が見られる
IT業界は実力主義の世界であり、学歴よりも「新しいことを学ぶ力(学習能力)」が重視される傾向にある。
どんなに高学歴でも、新しい技術を学ぶ意欲がなければエンジニアとしては通用しないからだ。
学歴に自信がなくても、独学でプログラミングを学び、継続的にスキルアップできる姿勢を見せられれば、希望する企業への内定も夢ではない。
さらに、過去の栄光よりも、例えば、現在の努力と未来へのポテンシャルをアピールすることが、内定への近道となる。
インターンシップなどで実務経験を積んでおくことも、学習能力を証明する有効な手段だ。分からないことがあればすぐに調べ、自ら解決策を見つけ出す自走力も高く評価される。
常に学び続ける姿勢を持ち続けることが、エンジニアとして活躍するための必須条件といえる。
6.新卒アプリケーションエンジニアの就活対策
新卒からアプリケーションエンジニアになるためには、具体的な対策が必要不可欠だ。
ただ漫然と過ごしているだけでは、ライバルたちに差をつけることはできない。ここでは、今すぐ始めるべき5つの就活対策を紹介していく。
- プログラミングを学ぶ
- ポートフォリオを作成
- paizaでランクC以上を取得
- Java SilverなどのIT資格取得
- IT専門の就活エージェントに相談
6-1.プログラミングを学ぶ
まずは何よりも、プログラミングに触れてみることがスタートラインだ。
「Progate」や「ドットインストール」などのオンライン学習サービスを使えば、初心者でもゲーム感覚で基礎を学ぶことができる。
自分に合っているかを確認するためにも、まずはHTML/CSSやJavaScript、Pythonなどの言語から始めてみる。
さらに、コードを書いて動かす楽しさを知ることが、エンジニアを目指すモチベーションの源泉となるはずだ。
基礎を学んだら、簡単なアプリを作ってみたり、既存のサイトを模写してみたりして、プログラミングスキルを身につけよう。
エラーが出たときに自分で調べて解決するプロセスこそが、エンジニアとしての成長につながる貴重な経験となる。
6-2.ポートフォリオを作成
基礎学習を終えたら、次は実際にオリジナルのWebアプリを作ってみよう。
ToDoリストや掲示板のような簡単なもので構わないので、企画から実装、公開までの一連の流れを経験することが重要だ。
完成したアプリはポートフォリオとしてまとめ、Gitなどでソースコードを公開できるようにしておこう。
面接で「なぜこのアプリを作ったのか」「どこに苦労したのか」を語れるようになれば、内定はぐっと近づく。
単にコードが書けるだけでなく、ユーザーに使ってもらうための工夫や、問題解決のプロセスをアピールできるからだ。
ポートフォリオは自分自身の名刺代わりとなるものであり、就活において最強の武器となる。時間をかけて丁寧に作り込み、自分の技術力と情熱を企業に伝えよう。
6-3.paizaでランクC以上を取得
コーディングスキルを客観的に証明するためには、paizaのプログラミングスキルチェックサービスを活用するのが有効だ。
ランクC以上を取得できれば、基礎的なロジックを組めることの証明になり、一部の企業では書類選考なしで面接に進めるなどの特典もある。
ゲーム感覚で問題を解きながらスキルアップできるため、就活の息抜きとしてもおすすめしたい。
さらに、自分の実力を数値化することで、自信を持って選考に臨めるようになる。
ランクが上がれば上がるほど、応募できる企業の幅も広がり、より好条件の求人に出会える可能性が高まる。
まずはCランクを目指し、余裕があればBランク、Aランクへと挑戦していってほしい。
6-4.Java SilverなどのIT資格取得
資格取得は必須ではないが、新卒が知識を持っていることをアピールするのに役立つ。
特にJava Silverは、実務でよく使われるJavaのスキル証明として評価が高い。
他にも「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」などの国家試験を取得しておけば、IT業界への志望度の高さを示すことができる。
そのため、資格勉強を通じて得た知識は、入社後の業務でも必ず役に立つはずだ。
面接で「資格取得に向けて勉強しています」と伝えるだけでも、学習意欲のアピールにつながる。ただし、資格はあくまで知識の証明であり、実務能力とは異なることを理解しておこう。
6-5.IT専門の就活エージェントに相談
自分一人で対策を進めるのが不安な場合は、IT業界に特化した就活エージェントを利用するのも一つの手だ。
業界の動向や各企業の採用基準に精通したプロのアドバイザーが、応募書類の添削や面接対策、ポートフォリオのアドバイスなどを行ってくれる。
また、一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえることもあるため、選択肢を広げる意味でも登録しておいて損はない。
さらに、自分の強みを客観的に分析してもらうことで、より効果的なアピールができるようになるだろう。
企業ごとの面接の傾向や過去の質問例などの情報を持っているので、事前準備を万全にして選考に臨むことができる。
就活は一人で行っていると視野が狭くなってしまうため、プロの力を借りることによって就活の後悔を防ぐことができる。
7.アプリケーションエンジニアの就活に関する質問
最後に、アプリケーションエンジニアを目指す就活生からよく寄せられる質問に回答する。
疑問を解消して、自信を持って就活を進めてほしい。ここでは、以下の3つの質問について解説していく。
- アプリケーションエンジニアの仕事はきつい?
- アプリケーションエンジニアに向いている学生は?
- ポートフォリオに使いたい言語はどれ?
7-1.アプリケーションエンジニアの仕事はきつい?
「きつい」と感じるかどうかは、働く環境や個人の価値観によるところが大きい。
確かに納期前は忙しくなることもあるが、ものづくりの楽しさやチームで達成感を味わえる喜びは、他の職種では得難いものだ。
また、近年の働き方改革により、過酷な労働環境を強いる企業は減ってきており、ホワイトな環境で働けるエンジニアも増えている。
そのため、自分が何を重視して働くかを明確にし、それに合った企業を選ぶことが重要だ。
残業時間や有給取得率などのデータを確認し、自分にとって働きやすい環境かどうかを見極めよう。
きつい時があっても、それを乗り越えた先に成長があると感じられるなら、それは「良いきつさ」といえるかもしれない。
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1.【大前提】全ての仕事は様々な理由できついもの
どんな職種を選んでも仕事にはそれぞれの厳しさがあり、アプリケーションエンジニアだけが特別にきついわけではない。大切なのは、どのような場面で負担を感じるかを知り、それに対処できる準備をしておくことだ。
ここでは、仕事全般に共通する3つの考え方について解説する。
1-1.どんな仕事でも違ったきつさが必ずある
世の中にある仕事で、楽をして…
7-2.アプリケーションエンジニアに向いている学生は?
アプリケーションエンジニアには、向き不向きがはっきりとある。
自分の性格や強みが、この職種に合っているかどうかを確認してみてほしい。具体的には、以下のような特徴を持つ学生が向いているといえる。
- 論理的に物事を考えるのが得意だ
- 地道な作業にも粘り強く取り組める
- 新しい技術やガジェットに興味がある
- 分からないことを自ら調べて解決するのが好き
- チームメンバーと協力してプロジェクトを進められる
論理的思考力はプログラミングの基礎であり、地道な作業への耐性はバグ修正などで必要になる。また、変化の速い業界であるため、知的好奇心の強さも重要な資質だ。
さらに、チーム開発が基本となるため、独りよがりにならず、周囲と協調できるコミュニケーション能力も現場では重宝される。
7-3.ポートフォリオに使いたい言語はどれ?
ポートフォリオに使う言語は、志望する企業の開発環境に合わせるのがベストだが、迷ったら需要の高い言語を選ぶと良いだろう。
以下の表は、目指す企業タイプ別のおすすめ言語をまとめたものだ。
| おすすめ言語 | フレームワーク例 | 特徴 |
|---|
| Ruby | Ruby on Rails | 初学者に優しく、スタートアップで人気 |
| PHP | Laravel | Web制作で広く使われ、求人数が多い |
| JavaScript | React / Vue.js | フロントエンド開発に必須。需要急増中 |
| Java | Spring Boot | 大規模システムで主流。求人数が圧倒的 |
どの言語を選んでも、一つの言語を深く理解しておけば、他の言語への応用は比較的容易になる。
まずは自分が作りたいものに合わせて言語を選び、ポートフォリオを完成させることを目標にしよう。
言語の選定理由を面接で説明できるようにしておくことも、評価を高めるポイントとなる。
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ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
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8.優良IT企業の就活対策ならユニゾンキャリア
アプリケーションエンジニアへの道は険しいが、適切な準備を行うことで、内定獲得の可能性は大きく広がる。
しかし、自分一人で全ての情報を集め、対策を行うのは容易ではない。そこで頼りになるのが、IT業界専門の就活エージェント「ユニゾンキャリア」だ。
エンジニア志望の学生一人ひとりに合わせたサポートで、君の就職活動を成功へと導く。
8-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけはなんですか?
大学1年生の時に、プログラミングサークルに入って、プログラミングの面白さに触れたことがきっかけです。
C#とUnityでミニゲームを作りながら、プログラミングを学んでいったんですけど、自分でコードを書いたものが、動いたり形になったりするのが面白かったんです。
コロナが2年生の時に来て、 サークル活動はできなくなったんですけど、プログラミングは面白かったなという思いは強かったので、エンジニアを目指そうと思いました。
どんな時にプログラミングを面白いなと感じましたか?
コードを綺麗に書けたときに「プログラミングって面白いな」と感じました。
自分が書いたコードを見返してると、「ダラダラ長いコードになっちゃてるな」っていう時って、やっぱりあるんですよ。
そういうコードを書き直して、綺麗に整理できた瞬間ってすごい気持ちいいんですよね。
エンジニアの就活でつまずいたところはありますか?
面接で予想していなかった質問が飛んで来たときに、うまく答えられませんでした。
大学で自動車のシステムについて学んでいたこともあって、「なんで自動車関連の企業ではなくて、IT企業を目指しているんですか?」という質問をよく聞かれたんですけど、準備していなくて、思うように答えられなかったんです。
「学生時代に取り組んだこと」「企業を志望する理由」など、一般的な質問の対策はしていて面接には自信があったんですが…。
いざやってみると想定しない部分を深掘りされることが多くて、困っていました。
8-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
ゲームが好きだったことがきっかけです。
高校生のころにモンスターを狩るゲームにハマっていて、「自分も同じようなゲームを作ってみたい」と思うようになりました。
そこで、実際にプログラミングでゲームを作ってみたら、思ってた以上に楽しくて…!自分でコードを書いて、画面が変化していくのは面白かったですね。
そうやってアイデアを形にできるところが面白くて、エンジニアになりたいと思うようになりました。
就職活動で不安だったことは何ですか?
エンジニアとして、企業から内定をもらえるかが不安でした。
就活を始めたときは営業職を見てて、人材会社の営業職として内定をもらってたんです。
でも、その会社でインターンとして働いたときにノルマに追われて営業の辛さを知って…。
周りの人もどんどん辞めていく会社だったので内定を辞退して、就活を再スタートすることにしたんです。
ただ、周りの同級生は就活を終えていて、もう後戻りできないというプレッシャーもありました…。
選考を上手く進めるポイントはありますか?
エンジニアにも種類があるのでそれぞれの仕事内容を知ったうえで、どんなエンジニアになるかを決めることが大事だと思います。
漠然とエンジニアになりたいと思ったままだと、企業選びで悩んでしまうと思うんです。
プログラミングしたいのか、インフラに携わりたいのか、SIerで働きたいのかだとかを考えて決めておくと、企業選びがしやすいと思います。
どんなエンジニアがいいか、橋本さんと話しながら決められたので、ありがたかったです。
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