記事の概要
IT業界への就職を検討する中で、SIerとSESの違いが分からず、どちらを目指すべきか悩んでいる就活生は多い。
どちらもシステム開発に携わる点では共通しているが、契約形態や働き方、キャリアパスには明確な違いがある。
この違いを理解せずに就職してしまうと、「思っていた仕事と違う」「スキルが身につかない」といったミスマッチに苦しむことになる。
この記事では、SIerとSESの違いを5つの観点から徹底解説し、新卒にとってどちらがおすすめなのか、また優良企業を見分けるためのポイントを紹介していく!
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1.SIerとはどんな企業?
SIerは、企業の課題を解決するためにITシステムを提供する「課題解決のプロ」だ。
銀行のATMシステムやコンビニのPOSレジ、企業の給与計算システムなど、社会を支えるあらゆるシステムの裏側にはSIerの存在がある。
ここでは、SIerの基本から年収事情まで、就活生が知っておくべきポイントを4つに絞って解説していく。
1-1.顧客のシステム開発を行う
SIerの最大の特徴は、自…
1.SIerとは?
SIerとは、システムインテグレーターの略称であり、顧客企業からシステム開発や運用を一括して請け負う企業のことを指す。
銀行のATMシステムや企業の基幹システムなど、大規模なプロジェクトを担うことが多い。まずは、SIerのビジネスモデルと役割について理解を深めよう。
1-1.SIerのビジネスモデル
SIerのビジネスの根幹は、顧客の要望に応じてシステムを完成させ、それを納品することにある。これを「請負契約」と呼び、成果物の完成に対して責任を負う。
顧客から依頼を受け、要件定義から設計、開発、テスト、運用までの一連の工程を管理し、期限内に高品質なシステムを提供することで対価を得る。
さらに、大規模なシステム開発では、自社だけで全ての工程を行うのではなく、下請け企業(協力会社)に一部の業務を委託する「多重下請け構造」をとることが一般的だ。
そのため、SIerの社員はプログラミングなどの実作業よりも、プロジェクト全体の進捗管理や品質管理といったマネジメント業務を中心に行うことが多い。
技術力はもちろん重要だが、それ以上にプロジェクトを成功に導くための調整能力やリーダーシップが求められる。
1-2.システム開発・運用の請け負い
SIerの役割は、単にシステムを作るだけでなく、顧客の課題をIT技術で解決することにある。
例えば、「業務効率化のために社内システムを刷新したい」「セキュリティを強化したい」といった顧客のニーズをヒアリングし、最適なシステム構成を提案していく。
システムが完成した後も、安定して稼働するように保守や運用を行い、トラブルが発生した際には迅速に対応する。
その上で、社会インフラや企業の根幹を支えるシステムを扱うため、責任は重いが、その分社会貢献度が高く、大きな達成感を得られる仕事だ。
顧客と直接対話する機会も多く、ビジネスの現場に近いところで仕事ができるのも魅力の一つといえる。
文系出身者でも、コミュニケーション能力を活かして活躍できるフィールドが広がっている。
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2.SESとは?
SESとは、システム開発や運用を行うエンジニアを、顧客に提供するサービスのことを指す。SIerが「システム」を納品するのに対し、SESは「技術力」を提供する点が最大の違いだ。
ここでは、SESのビジネスモデルと働き方の特徴について解説する。
2-1.SESのビジネスモデル
SESのビジネスは、エンジニアを顧客の現場に常駐させ、技術支援を行うことで成立する。
契約形態としては「準委任契約」が一般的で、成果物の完成義務はなく、業務を遂行した時間(労働時間)に対して対価が支払われる。
つまり、システムが完成しなくても、エンジニアが契約通り働けば報酬が発生する仕組みだ。
さらに、SIerの下請けとして開発現場に入ることが多く、人手が足りないプロジェクトや、特定の技術を持つエンジニアが必要な現場に派遣される。
IT業界の人材不足を補う重要な役割を果たしており、多くのエンジニアがこの形態で働く。
未経験からでもエンジニアとしてのキャリアをスタートさせやすく、多くの現場を経験できるため、スキルアップの機会も豊富にある。
2-2.技術者が客先で開発・運用支援
SESで働くエンジニアは、自社ではなく顧客企業のオフィスに常駐して業務を行う「客先常駐」が基本スタイルとなる。
配属されるプロジェクト(案件)によって、担当する業務内容や使用する技術、勤務地、職場の雰囲気などは異なる。
開発フェーズの案件であればプログラミングを行い、運用フェーズの案件であればシステムの監視や障害対応を行う。
そのため、数ヶ月から数年単位で様々な現場を渡り歩くため、幅広い技術や業界の知識を身につけられる可能性がある一方で、環境の変化に適応する柔軟性が求められる。
自社への帰属意識を持ちにくいという側面もあるが、様々な企業の内情を知ることができるのはSESならではの特徴だ。
自分の市場価値を高めるために、あえてSESを選び、スキルを磨くエンジニアも少なくない。
3.SIerとSESの違い5選
SIerとSESの違いを正しく理解することは、自分に合った企業を選ぶ上で重要だ。
ここでは、特に違いが顕著な以下の5つのポイントについて、表を用いながら詳しく解説していく。
- 仕事内容の違い
- 年収・初任給の違い
- 働き方の違い
- 職種の違い
- キャリアの違い
3-1.仕事内容の違い
| 項目 | SIer | SES |
|---|
| 主な業務 | プロジェクト管理、要件定義、設計 | プログラミング、テスト、運用保守 |
| 責任範囲 | システムの完成責任(請負) | 業務の遂行責任(準委任) |
| 顧客との関係 | システムの提案・納品を行うパートナー | 現場で指揮命令を受ける支援者 |
| 作業場所 | 自社オフィスまたは客先常駐 | 基本的に客先常駐 |
SIerの仕事内容は、顧客折衝やプロジェクト管理といった上流工程が中心となる。
自社のエンジニアや協力会社のメンバーをまとめ上げ、プロジェクトを成功に導くためのマネジメント能力が欠かせない。
一方、SESの仕事内容は、現場でのプログラミングやテスト、運用保守といった下流工程の実務がメインとなる。
さらに、手を動かしてモノづくりをする機会が多いため、技術力を磨きたい人にとっては魅力的な環境だ。
ただし、SESでも経験を積めばリーダーとして管理業務を任される。自分が「管理」と「開発」のどちらに軸足を置きたいかによって、選ぶべき道は変わってくる。
3-2.年収・初任給の違い
| 項目 | SIer(特に大手・元請け) | SES |
|---|
| 平均年収 | 600万〜800万円以上 | 350万〜500万円程度 |
| 初任給 | 22万〜25万円程度 | 20万〜23万円程度 |
| 昇給ペース | 安定して昇給しやすい | 還元率によるが上がりにくい場合も |
| ボーナス | 業績連動で支給されることが多い | 少なめ、または寸志の場合がある |
年収に関しては、一般的にSIerの方がSESよりも高い。
特に大手SIerや元請け企業は、多重下請け構造の頂点に位置しているため利益率が高く、それが社員の給与にも反映されやすい。
SESは下請け構造の下位に位置することが多く、マージンが抜かれるため、エンジニアの給与は低くなりがちだ。
しかし、SESでも「高還元SES」と呼ばれる、売上の7〜8割をエンジニアに還元する企業も増えており、スキル次第で高年収を狙える。
安定して高い給与を得たいならSIer、実力で稼ぎたいなら高還元SESという選択肢もある。初任給だけでなく、将来的な昇給カーブや評価制度もしっかりと確認しておくことが大切だ。
3-3.働き方の違い
| 項目 | SIer | SES |
|---|
| 勤務時間 | 比較的管理されている | 常駐先のルールに従う |
| 残業 | 繁忙期(納期前)に増える傾向 | 現場によるが過度な残業は少ない |
| チーム体制 | 自社チームで動くことが多い | 1人〜数名で現場に入ることが多い |
| 帰属意識 | 自社への帰属意識が高い | 常駐先への意識が強くなりやすい |
働き方においては、SIerは自社でチームを組んで動くため、組織の一員として働いている実感を得やすい。
近年は働き方改革が進んでおり、テレワークやフレックス制度の導入も進んでいる。
一方、SESは常駐先のルールに従う必要があるため、配属される現場によって働きやすさが左右される「案件ガチャ」の側面があるのが現実だ。
そのため、現場によっては最新のオフィスで快適に働けることもあれば、古い体質の現場でスーツ着用や定時出社を求められる。
多様な環境に適応できる人には刺激的だが、安定した環境を好む人にはストレスになるかもしれない。
自分のライフスタイルに合わせて働きたい場合は、案件選択の自由度が高い企業を選ぶ必要がある。
3-4.職種の違い
| 項目 | SIer | SES |
|---|
| 募集職種 | システムエンジニア、ITコンサルタントなど | プログラマー、インフラエンジニア |
| 求められる役割 | 設計者、管理者、調整役 | プログラミング、運用・保守、テスター |
| キャリアの幅 | PMやITコンサルタントなど | スペシャリスト、フリーランスなど |
| 専門性 | 業務知識やマネジメントスキル | 特定の言語やツールの技術スキル |
新卒採用における職種も異なり、SIerは「システムエンジニア」として採用され、将来的なマネジメント層候補として育成されることが多い。
技術力だけでなく、顧客の業務知識やコミュニケーション能力が重視される。
SESは「プログラマー」や「インフラエンジニア」として採用され、現場で即戦力となる技術力が求められることはない。
さらに、未経験からでもエンジニアとしてデビューしやすいのはSESだが、単純作業の繰り返しにならないよう、自らスキルアップする姿勢が不可欠だ。
SIerではゼネラリストとしての成長が期待される一方、SESではスペシャリストとしての道が開けやすい。
自分がどのような専門性を身につけたいかを考え、職種を選ぶことがキャリア形成の第一歩となる。
3-5.キャリアの違い
| 項目 | SIer | SES |
|---|
| スキル形成 | 社内標準や管理手法を学ぶ | 現場ごとの多様な技術に触れる |
| 転職市場 | 同業他社やユーザー系子会社 | 事業会社、フリーランス、SIer |
| 将来性 | 組織内での昇進がメイン | スキルを武器にステップアップ |
SIerでは一つの会社で長く勤め上げ、プロジェクトマネージャー管理職を目指す。
大規模なプロジェクトを統括する経験は市場価値が高く、転職時にも有利に働く。
SESは様々な現場を経験することで、幅広い技術スキルを習得し、それを武器にステップアップしていくキャリアが一般的だ。
その上で、経験を積んでから、より好条件のSIerや自社開発企業へ転職したり、フリーランスとして独立したりする人も多い。
自分がどのようなエンジニアになりたいかによって、選ぶべき道は変わってくる。
組織の中で出世を目指すのか、個人の技術力を高めて自由な働き方を目指すのか、長期的な視点で考えることが重要だ。
4.SIerとSESの共通点
SIerとSESには共通点も多く存在する。どちらもIT業界を支える重要な役割を担っており、エンジニアとしての基礎を築く上ではどちらも有効な選択肢となり得る。
ここでは、両者に共通する以下の3つの特徴について解説していく。
- 研修制度が充実している
- 文系・未経験者が活躍
- リモートワークができる
4-1.研修制度が充実している
SIerもSESも、新卒採用においては研修制度に力を入れている企業が多い。IT業界は慢性的な人材不足であり、未経験者を自社で育成して戦力化する必要があるからだ。
入社後数ヶ月間は、ビジネスマナーからプログラミングの基礎、データベースやネットワークの知識までをじっくりと学べるカリキュラムが用意されている。
さらに、大手SIerや規模の大きいSES企業では、専任の講師がついたり、資格取得支援制度があったりと、教育体制が整っているため、安心してキャリアをスタートできる。
同期と一緒に学ぶことで連帯感も生まれ、切磋琢磨しながらスキルが身につく。特に、文系未経験者にとって、この手厚い研修はIT業界への入り口としてメリットといえる。
4-2.文系・未経験者が活躍
「エンジニアは理系の仕事」というイメージがあるかもしれないが、SIerもSESも文系出身者が数多く活躍している。
システム開発には、プログラミングスキルだけでなく、顧客の要望を聞き出すコミュニケーション能力や、論理的に物事を考える力が求められるためだ。
実際、新卒採用の半数以上が文系出身という企業も珍しくない。
その上で、入社後の研修や実務を通じて技術を身につければ、出身学部に関係なく一人前のエンジニアとして成長できる環境がある。
文系ならではの読解力や表現力は、ドキュメント作成や顧客対応において武器となる。自分のバックグラウンドを引け目に感じる必要はなく、ポテンシャルを信じて挑戦してほしい。
4-3.リモートワークができる
SIer、SESともに、コロナ禍を機にリモートワークが急速に普及した。
開発環境のクラウド化やセキュリティ技術の向上により、自宅やサテライトオフィスからでもシステム開発や運用業務が可能になっている。
ただし、SESの場合は常駐先の方針に依存するため、現場によってはフル出社となる場合もあるが、IT業界全体として柔軟な働き方が定着しつつあることは共通している。
通勤時間の削減やワークライフバランスの向上など、リモートワークの恩恵を受けやすい。育児や介護などのライフイベントがあっても、働き続けやすい環境が整いつつある。
場所にとらわれない働き方は、エンジニアとして長く働く上で欠かせない。
5.新卒ならSIerとSESどっちがいい?
結局のところ、新卒で入社するならSIerとSESのどちらが良いのだろうか?
ここでは、4つの判断基準をもとに、君がどちらを選ぶべきかを解説していく。
- 高い初任給ならSIer
- 管理職を目指すならSIer
- 技術力を磨きたいならSES
- ワークライフバランス重視ならSES
5-1.高い初任給ならSIer
経済的な安定や高い年収を最優先するなら、大手SIerを目指したい。
元請けのSIerは収益性が高く、新卒の初任給やボーナスの水準も高い。福利厚生も充実しており、住宅手当や家族手当などが手厚いため、実質的な可処分所得はさらに高くなる。
そのため、奨学金の返済がある場合や、若いうちから資産形成をしたいと考えているなら、SIerの方が金銭的な不安は少ない。
ただし、その分責任も重く、高い成果を求められることは覚悟しておかなければならない。
安定した生活基盤を築き、仕事に打ち込みたい人にとっては、SIerの待遇は魅力的だ。
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1.SIerの年収は企業によって大きく異なる
SIerの年収は企業によって異なり、その差は主に商流のどの位置にいるかで決まる。
この商流のどの位置に企業がいるかによって、利益率が大きく変わり、それが社員の年収に還元される仕組みだ。
元請け企業は、上流工程と呼ばれる設計や要件定義を担当することが多く、収益性が高いため給料も高くなる傾向がある。
顧客と直接契約することで、開発費用のコント…
5-2.管理職を目指すならSIer
将来的にプロジェクトマネージャーとして大規模な案件を動かしたい、組織の中で出世したいと考えるなら、SIer一択だ。
SIerのキャリアパスはマネジメント層への昇進が前提となっており、若手のうちからリーダー経験を積む機会が豊富にある。
数百人規模の関係者を巻き込み、億単位のプロジェクトを成功させた時の達成感は、SIerならではの醍醐味だ。
さらに、人を動かすことに興味がある、チームで大きな成果を出したいというリーダー気質の人には最適な環境といえる。
マネジメントスキルはどの業界でも通用するポータブルスキルであり、市場価値を高めることにもつながる。
自分の裁量でプロジェクトをコントロールし、プロジェクトを成功に導く経験は、自信になるだろう。
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1.SIerにおけるPMの役割
SIerにおけるPMは、システム開発の責任者として、プロジェクトを成功に導くためのあらゆる業務を行う。
エンジニアが設計やプログラミング、テストなどを担当するのに対し、PMはプロジェクト管理を担う。
ここでは、PMの役割と、自社開発企業のPMとの違いについて解説していく。
1-1.プロジェクト全体の責任者
PMは、プロジェクトの開始から終了まで、全ての工程における最終…
5-3.技術力を磨きたいならSES
「マネジメントよりも、自分でコードを書き続けたい」「色々な技術に触れてみたい」という技術志向の人には、SESが向いている。
SESは現場ごとに使用する言語やツールが異なるため、様々な開発環境を経験することで、幅広い技術スキルを習得できる。
また、開発の実働部隊として現場に入ることが多いため、若手のうちから実装経験を多く積めるのもメリットだ。
その上で、技術力を武器にフリーランスとして独立したい、Web系企業へ転職したいと考えている人にとって、SESでの経験は良いステップアップになる。
一つの会社に縛られず、自分の技術力で勝負したいという野心を持っている人には、SESの環境は合っている。
常に新しい技術をキャッチアップし、自分自身をアップデートし続ける姿勢が欠かせない。
5-4.ワークライフバランス重視ならSES
残業の少なさや働きやすさを重視するなら、SES企業を選びたい。
SES契約(準委任契約)では、過度な残業や休日出勤を強いられることは契約違反となるため、労働時間が適切に管理されているケースが多い。
また、プロジェクトの合間に長期休暇を取りやすかったり、自分に合った現場を選べたりする。
ただし、これはあくまで「優良なSES企業」に限った話であり、ブラックなSES企業に入ってしまうと、過酷な労働環境に置かれるリスクもあるため注意が必要だ。
企業の選定眼さえしっかり持っていれば、SESはプライベートを大切にしながら働ける賢い選択肢となり得る。
自分の時間を確保し、趣味や自己研鑽に充てたい人にとっては、検討する価値があるだろう。
6.新卒のためのSIerとSESの企業選びの注意点
SIerにもSESにも、優良企業とそうでない企業(ブラック企業)が存在する。入社後に後悔しないためには、企業の実態をしっかりと見極める目を持つことが重要だ。
ここでは、企業選びで失敗しないための以下の6つのチェックポイントを紹介していく。
- SIerは元請け案件比率を確認
- SIerを名乗るも実態はSES
- どちらもキャリアパスを確認
- チーム体制が整っているか確認
- 設立年数が浅い企業は避ける
- 社員100名未満の企業は避ける
6-1.SIerは元請け案件比率を確認
SIerを志望する場合、その企業が「元請け(プライム)」の案件をどれくらい持っているかを確認しよう。
元請け比率が高い企業は、顧客と直接取引をしており、上流工程から携われるチャンスが多い。また、収益性が高く、納期やスケジュールの調整もしやすいため、労働環境が良い。
逆に、二次請け・三次請けの企業は、上流工程に関われず、納期に追われて激務になる。
企業のHPや会社説明会で、主要な取引先やプロジェクト事例を確認し、商流のどの位置にいるのかを把握しておきたい。
元請け案件が多い企業は、技術的な裁量権も大きく、エンジニアとしてのやりがいを感じやすい環境が整っている。
6-2.SIerを名乗るも実態はSES
求人票やHPでは「SIer」と謳っていても、実際は社員を派遣するだけのSESがメインである企業も少なくない。
これを見分けるには、「客先常駐の割合」や「自社開発センターの有無」を確認しておきたい。
また、採用人数が多い場合や、未経験者を大量に募集している場合も、SES要員として採用している可能性がある。
そのため、面接で「入社後の勤務地はどこになりますか?」「自社内での開発案件はありますか?」と質問していく。
実態を知らずに入社してしまうと、希望していた開発業務に就けず、単純作業ばかりを任されるかもしれない。企業の言葉を鵜呑みにせず、自分の目で事実を確認しよう。
6-3.どちらもキャリアパスを確認
入社後にどのようなキャリアを歩めるのか、明確なパスが用意されているかを確認しよう。
SIerであれば、プロジェクトマネージャーへの昇格基準や研修制度が整っているか。SESであれば、案件選択制度やスキルアップ支援があるかどうかが重要だ。
「スペシャリストコース」や「マネジメントコース」など、個人の志向に合わせたキャリアパスを選択できる企業であれば、長く働き続けられる可能性が高い。
さらに、先輩社員のキャリア事例を聞いたり、評価制度について質問したりして、自分の将来像と重なるかを確認しておこう。
キャリアパスが曖昧な企業では、会社の都合で現場を転々とさせられ、専門性が身につかないまま年齢だけ重ねてしまうリスクがある。
自分が成長できる環境かどうかを、制度面からも厳しくチェックする必要がある。
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1.IT業界はキャリアパスの理解が大切
IT業界、とりわけSIerにおいてキャリアパスを理解しておくことは、長期的な視点で自身の市場価値を高めるために不可欠だ。
技術の進化やビジネス環境の変化が激しいこの業界では、漫然と業務をこなしているだけでは、望むスキルやポジションを得られない。
さらに、キャリアパスへの理解は就職活動の成否にもつながっていく。
面接官は、学生が業界の構造や職種の実態…
6-4.チーム体制が整っているか確認
特にSESの場合、新人がたった一人で現場に派遣される「単独派遣」は避けたい。
分からないことがあっても質問できず、孤立してしまい、成長できないままメンタルを病んでしまう。
「チーム常駐」を基本としている企業であれば、自社の先輩やリーダーと同じ現場で働けるため、OJTでしっかりと指導を受けられる。
そのため、面接で「配属はチーム単位ですか?」「新人が一人で現場に出ることはありますか?」と必ず確認し、フォロー体制が整っている企業を選ぼう。
仲間と共に働く安心感は、未経験からエンジニアを目指す上で何よりも心強い支えとなる。チームワークを重視する企業は、社員同士の交流も活発で、帰属意識を持ちやすい。
6-5.設立年数が浅い企業は避ける
設立から間もないベンチャー企業は、教育体制が整っていなかったり、経営基盤が不安定だったりするリスクがある。
特に、設立の浅いSES企業は、営業力が弱く、良い案件を獲得できないケースも多いため、新卒にとってはハードルが高い。
ある程度の歴史があり、安定した取引先を持っている企業の方が、教育ノウハウも蓄積されており、安心してキャリアをスタートできる。
少なくとも設立から3年以上経過しており、黒字経営を続けている企業を選ぶのが無難だ。
ベンチャーには勢いや自由さという魅力もあるが、ファーストキャリアとしてはリスクが高いことを理解しておこう。
6-6.社員100名未満の企業は避ける
社員数が少ない企業は、同期もおらず相談相手がいないという状況になりやすい。
また、案件の選択肢が限られてしまい、希望するスキルを身につけられない可能性もある。
社員数が数百名以上があれば、多様なプロジェクトがあり、自分に合った案件にアサインされるチャンスが増える。
さらに、福利厚生や社内制度も整備されていることが多いため、働きやすさの面でもメリットが大きい。規模が全てではないが、新卒のうちはある程度の規模感がある企業を選んだ方が、リスクを回避できる確率は高い。
多くの同期と切磋琢磨できる環境は、モチベーション維持にもつながる重要な要素だ。
7.SIerとSESの企業選びの迷った際の対処法
ここまで解説しても、まだ自分一人で企業を選びきれないという人もいるだろう。
IT業界は企業数が多く、外からは見えにくい情報も多いため、迷うのは当然だ。そんな時は、外部のリソースを有効活用して、納得のいく答えを見つけよう。
- ITに特化した就活サイトを使う
- IT専門の就活エージェントに相談
- OB/OG訪問で企業のリアルを知る
7-1.ITに特化した就活サイトを使う
一般的なナビサイトだけでなく、IT業界に特化した就活サイトを活用しよう。
これらのサイトには、エンジニアを目指す学生向けの求人が集まっており、技術スタックや開発環境などの詳しい情報が掲載されている。
また、スカウト機能を使えば、自分のプロフィールに興味を持った企業からオファーが届くため、知らなかった優良企業と出会えるチャンスも広がる。
口コミサイト(OpenWork、エンカイシャの評判など)と併用して、社員の生の声を確認することも忘れずに行いたい。
ポジティブな意見だけでなく、ネガティブな意見も参考にすることで、企業の全体像を把握することができる。情報を多角的に集めることが、後悔しない企業選びの第一歩だ。
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1.ITエンジニアの就活サイト次第で就活の成否が決まる
ITエンジニアを目指す君にとって、どの就活サイトを選ぶかは、就活の成功を左右する。
就活サイトによって掲載されている企業の種類や、得られる情報、受けられるサポートが全く違う。
IT業界は広く、SIer、Web系、SESなど多様な企業が存在し、それぞれ求める人物像やスキルも異なる。こうした多様な企業を探すため、就活生は様々なサイトを使い分…
7-2.IT専門の就活エージェントに相談
自分に合った企業を紹介してほしいなら、IT業界専門の就活エージェントを利用したい。
就活エージェントは企業の採用担当者と直接やり取りをしており、求人票には載っていない現場の雰囲気や、実際の残業時間、キャリアパスなどのリアルな情報を持っている。
しかも、「SIerとSES、自分にはどっちが合っているか」を診断してくれたり、応募書類の添削や面接対策などのサポートも無料で受けられたりする。
特に、文系出身者や未経験者の場合、自分のポテンシャルをどうアピールすれば良いか迷うことも多いため、プロのアドバイスは役立つ。
自分では気づけなかった強みを発見し、自信を持って選考に臨めるようになる。
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1.就活生が知らざる就活エージェントの裏側
就活エージェントは、君と企業の間に立ち、就職活動を個別にサポートするサービスだ。
しかし、その実態は運営会社によって大きく異なる。手厚いサポートを期待して利用しても、必ずしもそうとは限らない。利用する前に、その裏側を理解しておく必要がある。
1-1.ナビサイトにはない就活支援体制がある
就活エージェントを使う最大のメリットは、一般的な就…
7-3.OB/OG訪問で企業のリアルを知る
志望する企業で実際に働いている先輩に話を聞くOB/OG訪問は、ミスマッチを防ぐための最も有効な手段の一つだ。
「ぶっちゃけ残業はどれくらいですか?」「どんな時にやりがいを感じますか?」といった本音ベースの質問をぶつけてみよう。
SIerであればプロジェクトの進め方や顧客との関係性、SESであれば常駐先の雰囲気や帰社日の頻度などを聞いてみると、働くイメージが具体的に湧いてくるはずだ。
大学のキャリアセンターや就活アプリを活用して、積極的に先輩との接点を作ってみよう。
現場のリアルな声は、企業選びの最終的な判断材料として非常に重みがある。もし先輩がいなくても、説明会の座談会などで社員に質問する機会を逃さないようにしたい。
8.新卒におすすめ!SIer&SESの企業ランキング
ここでは、新卒におすすめのSIerとSES企業をランキング形式で紹介する。年収、働きやすさ、成長環境などを総合的に判断した優良企業ばかりだ。企業選びの参考にしてほしい。
8-1.SIer企業ランキングTOP10
| 順位 | 企業名 | 年収・初任給・残業 |
|---|
| 1位 | 野村総合研究所 | 平均年収:1,321万円 初任給 :約33万円 残業 :43.5時間 |
| 2位 | NTTデータ | 平均年収:867万円 初任給 :約29万円 残業 :23.5時間 |
| 3位 | 伊藤忠テクノソリューションズ | 平均年収:1,028万円 初任給 :約29.5万円 残業 :31.5時間 |
| 4位 | SCSK | 平均年収:830万円 初任給 :約31万円 残業 :18.3時間 |
| 5位 | 日本電気 | 平均年収:963万円 初任給 :約29.4万円 残業 :21.4時間 |
| 6位 | 日立製作所 | 平均年収:961万円 初任給 :約26.9万円 残業 :33.6時間 |
| 7位 | 富士通 | 平均年収:929万円 初任給 :約31.5万円 残業 :23.1時間 |
| 8位 | BIPROGY | 平均年収:846万円 初任給 :約27.2万円 残業 :15.2時間 |
| 9位 | 日鉄ソリューションズ | 平均年収:900万円 初任給 :約33.3万円 残業 :22.0時間 |
| 10位 | TIS | 平均年収:806万円 初任給 :約29.4万円 残業 :27.1時間 |
※データは各社の有価証券報告書や口コミサイト等を参考にした概算値
SIerの上位は、やはり大手企業が独占している。野村総研やNTTデータは年収・知名度ともに圧倒的であり、入社難易度も高い。
働きやすさで選ぶなら、残業時間が少なく有給取得率も高いSCSKやBIPROGYがおすすめだ。これらの企業は研修制度も充実しており、文系未経験からでもプロフェッショナルを目指せる環境が整っている。
安定した基盤の上で、大規模なプロジェクトに携わりたいなら、まずはこれらの企業を目指すべきだろう。
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1.就活生が知るべきSIer業界の基本情報
SIer業界は、社会のITインフラを支える役割を担っている。SIer業界の全体像やビジネスモデルは、複雑で分かりにくい。
ここでは、業界を理解するために不可欠な3つの基本情報を解説していく。これらの知識は、企業研究を進めたり、自分に合う企業を見極めたりするうえで役立つ。
1-1.SIerの中にはSESを含む企業がある
SIerとSESは、契約形態が本質的に異なるビジネ…
8-2.SES企業ランキングTOP10
| 順位 | 企業名 | 年収・初任給・残業 |
|---|
| 1位 | 富士ソフト | 平均年収:640万円 初任給 :23.9万円 残業 :25.0時間 |
| 2位 | パーソルクロステクノロジー | 平均年収:463万円 初任給 :25万円 残業 :19.3時間 |
| 3位 | テクノプロ・デザイン社 | 平均年収:620万円 初任給 :22.5万円 残業 :23.0時間 |
| 4位 | メイテック | 平均年収:637万円 初任給 :24.6万円 残業 :25.0時間 |
| 5位 | トランスコスモス | 平均年収:479万円 初任給 :20万円 残業 :23.7時間 |
| 6位 | システナ | 平均年収:473万円 初任給 :23.5万円 残業 :20.0時間 |
| 7位 | コムチュア | 平均年収:600万円 初任給 :27万円 残業 :25.4時間 |
| 8位 | ラクスパートナーズ | 平均年収:450万円 初任給 :26万円 残業 :10.0時間 |
| 9位 | フォーラムエンジニアリング | 平均年収:420万円 初任給 :21.5万円 残業 :20.0時間 |
| 10位 | アルプス技研 | 平均年収:500万円 初任給 :23.5万円 残業 :21.0時間 |
※データは各社の有価証券報告書や口コミサイト等を参考にした概算値
SES企業の中でも、規模が大きく、研修や福利厚生が整っている「ホワイトSES」を選定した。
1位の富士ソフトや4位のメイテックは技術力に定評があり、大手メーカーとの取引も多いため、やりがいのある案件に参画できる可能性が高い。
8位のラクスパートナーズは、Web系の技術に強く、未経験からWebエンジニアを目指す人にも人気がある。
SESを選ぶ際は、単なる派遣ではなく、エンジニアのキャリア形成を支援してくれる企業を選ぶことが重要だ。優良なSES企業であれば、SIerに引けを取らない待遇と成長環境が手に入る。
9.企業選びに迷う就活生からのよくある質問
SIerとSESの違いについて、就活生から頻繁に寄せられる質問に回答する。疑問を解消し、自信を持って選考に臨んでほしい。
- どちらも文系・未経験から入れますか?
- SIerとSESはどう見分けたらいいですか?
- SIerはやめとけって本当ですか?
- なぜSESはやめとけと言われるのですか
- SESからSIerを目指せますか?
9-1.どちらも文系・未経験から入れますか?
結論から言えば、SIer、SESともに文系・未経験から入ることは十分に可能だ。IT業界全体が人手不足であり、ポテンシャル採用を積極的に行っているためだ。
特に大手SIerや優良SES企業は、充実した研修制度を持っているため、入社時点でプログラミングスキルがなくても問題ない。
ただし、論理的思考力やコミュニケーション能力は求められるため、面接ではそれらをアピールする必要がある。
また、ITパスポートなどの資格を取得しておくと、学習意欲の証明になり、選考を有利に進められるだろう。
大切なのは、入社後に学び続ける意欲と、新しいことへの好奇心を持ち続けることだ。
9-2.SIerとSESはどう見分けたらいいですか?
求人票や企業のHPを見るだけでは見分けがつきにくいのが実情だ。
見分けるポイントとしては、「取引先企業」や「事業内容」の欄をチェックすること。特に、「客先常駐」「技術者派遣」といった言葉があればSESの可能性が高い。
また、「プライム案件」「受託開発」「一括請負」といった言葉があればSIer(特に元請け)の可能性が高い。
見分けるには、説明会や面接で「勤務地はどこになりますか?」「チーム体制はどうなっていますか?」と質問するのが一番だ。
契約形態の違いなど、少し聞きにくいことも、自分のキャリアのためにしっかりと確認しておこう。
9-3.SIerはやめとけって本当ですか?
「SIerはやめとけ」という意見は、主に多重下請け構造の下位に位置する企業や、古い体質の企業を指していることが多い。
「技術力が身につかない」「調整業務ばかりでつまらない」といった不満が原因だ。
しかし、今回ランキングで紹介したような大手SIerや優良企業であれば、大規模な仕事に関われ、待遇も良く、スキルアップもできる。
ネットの情報を鵜呑みにせず、個々の企業の商流や業務内容をしっかりと見極めたい。
安定した基盤の上で社会貢献性の高い仕事ができるSIerは、多くの人にとって魅力的なキャリアの選択肢となる。
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1.SIerはやめとけ・腐ってるは本当?
ネット上の批判的な意見は、一部の事実を切り取ったものが多い。
SIerというビジネスモデル自体が抱える構造的な課題が原因だからだ。過去の労働環境のイメージが、過剰に拡散されている側面もある。
これから解説する6つのポイントを理解することで、冷静に判断できる。
1-1.多重下請け構造が批判されがち
IT業界には、元請けから下請けへと仕事が流れる構造が…
9-4.なぜSESはやめとけと言われるのですか?
SESが「やめとけ」と言われる理由は、「案件ガチャ」のリスクや「帰属意識の希薄さ」「給与の低さ」などが挙げられる。
特に、一人で現場に放り込まれ、放置されるようなブラックSES企業に入ってしまうと、スキルも身につかず消耗してしまう。
しかし、優良なSES企業であれば、希望に合った案件を選べたり、研修が充実していたりと、メリットも多い。
「SESだからダメ」と決めつけるのではなく、エンジニアを大切にしている企業かどうかを見極めることが大切だ。
多様な現場で経験を積み、市場価値を高めるためのステップとしてSESを活用するのも一つの戦略といえる。
9-5.SESからSIerを目指せますか?
SESで経験を積んでから、SIerに転職することは、十分に可能で一般的なキャリアパスだ。
実際に、SESで様々な現場を経験し、プログラミングや設計のスキルを身につけたエンジニアは、即戦力としてSIerに迎え入れられる可能性が高い。
新卒で希望のSIerに入れなかったとしても、まずはSESでエンジニアとしての土台を作り、数年後にSIerへの転職を目指すという選択肢は合理的である。
そのために重要なのは、SES時代にどのような経験を積み、どんなスキルを磨くかという点だ。
単に言われたことだけをこなすのではなく、上流工程を担当する意欲を見せたり、資格取得に励んだりすることで、転職時の評価は大きく変わる。
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4.8
Based on 373 reviews
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はくこ08:28 16 Jun 25
担当される方にもよると思いますので、こういう人もいるんだなと参考程度に読んでください。(HSP持ち、軽度うつ寛解状態の人間の意見なので参考にならないかもしれませんが。)
【良い点】
IT業界の説明や面接対策など丁寧に行ってもらえる。企業を紹介していただく時もどういう会社なのかをしっかり説明をしてくれる。無料でここまで手厚くしていただけるのは凄く有難かった。
【悪い点】
エージェントの態度や物言いが高圧的だなと感じる場面がたまにあった。別エージェント経由で紹介いただいた企業からの内定を承諾しようと思いますと言った時、まだ紹介できる企業があるからそっちを受けてから考えて欲しいと言われた時が1番高圧的に感じた(自身が紹介の企業へ転職が決まれば評価にも繋がるのでしょうから必死になる気持ちは分かるが)。絶対通りますよ!と余裕そうに言われた企業を受けて落ちた後だったのでその後に紹介する企業ならきっと受かりますよ!と言われても受かるビジョンが正直見えなかった。所々連絡不足だなと感じる場面があり、応募した企業からの返事がどうなったのか教えて貰えなかったり、最後上記の内定いただいた企業にします今までありがとうございましたの旨の連絡をしても既読無視されたり。前者はどうなったんだろうと不安になったし、後者はどうぞ勝手にやれよと思われたのかなという印象。自分の会社から入社してくれない人の事は心底どうでもいいんだろうなぁと思った(まあ無料なので当たり前かもしれないけど)。最終的には不信感が残る結末になってしまった。
悪い点が強く残ってしまったが、面接対策などは本当にしっかり行ってくれます。面接で落とされ続けている人は1度利用してみるのも手だと思います。
湯浅烈生23:36 12 Jun 25
経験や経歴を見つつどのような分野の仕事に興味があるかヒアリングや、エージェントの実体験を踏まえた話を聞くことで未経験でもIT業界への理解を深める事ができました。
また、こちら側の急な面談依頼なども臨機応変に対応してくれるなど、とても質の高いサービスを提供していただけたと感じます。
G Takamura15:30 12 Jun 25
全くの異業種、異業界からの転職で、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、高成田さんのおかげで複数の内定をいただき、自分自身で納得のいく企業選びをすることができました。
特に企業研究や面接対策で手厚くサポートしていただき、感謝しております。
面接練習では、自分の良いところだけではなく、改善すべきポイントを明確に教えていただいたことで、苦手だった面接の通過率が上がりました。
また、最後の決断をする際には、自分の将来を見据えて、力強い言葉で後押しをしていただいたことが印象に残っています。
ありがとうございました!
Chiune Suzuki10:35 06 Jun 25
未経験からインフラエンジニアを目指すにあたり、右も左も分からない状態だったため、エージェントに登録しました。担当してくださった柿田さんがとても親切で、最初のカウンセリングから面接対策まで一つひとつ丁寧にサポートしてくださり、安心して転職活動を進めることができました。希望条件に合う企業をいくつか紹介してくださったうえ、第一志望だった企業から内定をいただくことができ、大変満足しています。未経験からの挑戦で不安な方には、ぜひおすすめしたいエージェントです。
水野貴仁09:51 04 Jun 25
キャリアアドバイザーが、親身になってくださって、IT業界や企業さんの理解も深く、とても良い転職活動ができました。
仲野洵良01:35 04 Jun 25
IT業界に興味があり、色々探していた時に、ユニゾンキャリアさんに登録しました。登録してからすぐに連絡がきて、面談を行いエンジニアの種類からどんなキャリア形成を送れば良いとか資格は何を勉強した方がいいとかを教えてもらいました。面接では、ほとんど初めての面接だったので丁寧な対策でしっかり準備を行い内定をいただけました。また和田さんはお人柄が素敵で、親身に話を聞いてくださります。ですので私はとても相談しやすい方という印象でした。本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願い致します。
F T00:22 01 Jun 25
とてもスムーズに転職活動を進めることができました。
質問した内容に対しての返信も早いし、書類作成の時も、至らない点を補うだけでなく更に膨らましてくれるので、自分では気づかなかった部分を知ることが出来ました。
何より、私の意思を尊重してくれて、無理に全ての企業を受けさせようとしない点がとても好印象でした。
これからも何か相談事や、将来のキャリアプランに迷った時は相談させてもらいたいと思えるエージェントさんでした。
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10.IT業界で内定を勝ち取るならユニゾンキャリア
SIerとSES、どちらにしろ、自分に合った優良企業を見つけることは容易ではない。
数多あるIT企業の中から、ブラック企業を避け、成長できる環境を選び抜くには、専門的な知識と情報が必要だ。
ユニゾンキャリアは、IT業界専門の就活エージェントとして、君の希望や適性に合わせた企業紹介を行っている。
業界の構造や各社の実態を熟知したアドバイザーが、SIerとSESのメリット・デメリットをフラットに伝え、君にとってベストな選択をサポートしていく。
10-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください
病気の治療に欠かせない医療機器の研究などを行える大学に入り、大学で学んだことを活かしたいと思ったので、医療業界でエンジニアになりたいなと思ったことがきっかけです。
ただ、実際に就活を進めてみると難しかったです。面接の時に「ITはどんなことを勉強していますか?」と聞かれることがあったんですが、全然答えられなくて…。
それで、プログラミングの勉強を始めたんですが、思ったよりも面白かったんですよね。
勉強を進めていく中で、「別に医療を絡める必要もないな」と思うようになって、IT業界に絞って就活を進めるようになりました!
面接対策は本番で役に立ちましたか?
はい、役立ちました!
面接本番でも橋本さんにピックアップしてもらった質問ばかり聞かれて、あらかじめ考えた回答を話すだけで良かったんです。
例えば、これまで困っていた「なんでIT業界を目指すようになったんですか?」という質問にもしっかり答えられました。
振り返ってみて、本当に的確な面接対策をしてもらえたんだなあと思いましたね。
最後にユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
本当に学生に寄り添ってくれる就活エージェントさんだったな、と思います。
橋本さんに朝早くから面談をお願いした時も「高梨さんのためだったら早く来ます!」と言ってくださって。
IT業界の就活がうまくいかなくて悩んでいる人なら、誰にでもおすすめできる就活エージェントさんだなと思います。ありがとうございました!
10-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
最初からIT業界で就職活動を進められてました?
いえ、最初からIT一本ってわけじゃなくて、最初は公務員になろうと思っていました。
父親が公務員で色々話を聞いていて。給料が安定していて、社会的に貢献できることも大きいって聞いて、自分も公務員になろうかなと。
ITにもともと興味はあったんですけど、ITって別にその業界じゃなくても、どんな組織も使ってるじゃないですか。
だから、公務員になっても、業務のデジタル化とかでITに関わることはできるんじゃないかなと思いまして。
まあ、どこでも最悪ITに触れることはできるから、別にIT業界に行かなくてもいいやって感じでした。
就活をはじめたころは、自分がIT業界にいくっていうイメージは正直はあまりなかったです。
企業選びではどんな点を重視してました?
重視していたのは、「自分のやりたいことができるか」です。
公務員の時に色々調べた経験から、開発は他社に流しちゃう、とかじゃなくて、しっかり開発をやっている企業なのか、という点を重視していました。
あとは、ゼミの先生から「クラウドが良いよ」っていう話もあったので、そこら辺をちゃんとカバーしてるかとか、そういうところですかね。
そういう、自分の中での大枠の条件を決めておいて、竹内さんに企業を紹介してもらいました。
それで、面接とかで企業に話を聞いて、「この企業ならやりたいことができそうだな」という感じで企業を選んでいきました。
あまり「この企業が第一志望、この企業が第二志望」って感じじゃなくて、条件に合うかどうかで絞り込んでいった感じです。
最後にユニゾンキャリアを利用してここが良かったな、という点を教えてください!
本当に、一からステップを踏んで、丁寧にサポートしてもらったのが良かったなと思います!
ひとりで就活をやろうとすると、「まず何やっていいか」をそこから調べなきゃいけないんですけど、竹内さんが全部教えてくれたのがありがたかったです。
「調べる」っていうステップを省いて、やるべき流れを教えていただいて、その通りにやったら実際に内定まで行けて助かりました。
僕みたいに、就活の進め方が分からないっていう人は、自分で無理にやるんじゃなくて、プロに頼んだほうが、絶対良いと思います。
正直、最初にユニゾンキャリアさんに相談したときは「ITに行けたら良いな」くらいではあったので、無事就活を終えられて本当に良かったです。ありがとうございました!
ユニゾンキャリアは、君がエンジニアとして自信を持って社会に入れるよう、全力で応援する。相談は無料なので、まずは気軽に話を聞きに行ってみることをおすすめする。
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