記事の概要
メーカー系SIerは、親会社であるパソコンや通信機器メーカーの製品を活用した大規模なシステム開発に強みを持つIT企業だ。
ハードウェアとソフトウェアを連携させたインフラ構築に携わることができる。その反面、親会社の影響力が強く、古い企業体質に悩むケースも少なくない。
本記事では、メーカー系SIerへの就職を検討している就活生の方に向けて、メリット・デメリットや優良企業の選び方について解説していく。
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1.SIerは5種類に分類できる
SIer業界を理解するためには、まずその成り立ちによる分類を知る必要がある。大きく分けて5つの種類が存在し、それぞれビジネスモデルや強みが異なる。
ここでは、メーカー系、ユーザー系、独立系、外資系、コンサル系の5つについて、それぞれの特徴と代表的な企業を解説していく。
1-1.メーカー系SIer
メーカー系SIerとは、ハードウェアを製造するメーカーのソフトウェア開発部…
1.メーカー系SIerとは
SIerの中でも、親会社がハードウェアメーカーである企業をメーカー系SIerと呼ぶ。
親会社の製品を組み込んだシステム開発が得意で、ハードウェアとソフトウェアの両面から顧客の課題を解決できる。ここでは、メーカー系SIerの基本的な情報について解説していく。
- メーカー系SIerの3つの特徴
- メーカー系SIerの仕事内容と工程
- メーカー系SIerと他のSIerとの違い
1-1.メーカー系SIerの3つの特徴
メーカー系SIerには、親会社がハードウェアメーカーだからこそ持つ独自の特徴がいくつか存在する。ハードとソフトの両面からシステムを構築できるのが大きな強みになっている。
以下の3つが主な特徴となっている。
- 自社のハードウェア製品を軸にしたシステム提案
- 官公庁などの大規模なインフラ案件の受託
- 親会社の強固な経営基盤と圧倒的なブランド力
親会社の製品を積極的に販売する使命も帯びているため、顧客への提案には自社製品が組み込まれるケースが多い。ハードウェアの仕様を熟知しているため、トラブル発生時にも迅速かつ的確な対応ができる。
また、社会を根底から支えるような大規模システムの構築に携わることができる。何百人ものエンジニアが関わる巨大なプロジェクトのマネジメントを経験できる環境は、他ではなかなか得られない。
1-2.メーカー系SIerの仕事内容と工程
メーカー系SIerの仕事内容は、顧客の要望をヒアリングし、要件定義からシステムの設計、プログラミング、テスト、保守・運用までをトータルサポートすることだ。
特に、数億円規模の巨大プロジェクトにおいて、最上流の工程である要件定義や基本設計を主導する役割を担うケースが多い。顧客のビジネス課題を深く理解し、それを解決するための設計図を描く重要なポジションになっている。
ただ、実際のプログラミングやテスト作業といった下流工程に関しては、下請け企業に外注することが一般的だ。
現場でコードを書き続けるというよりも、複数の協力会社を束ねて全体の進行を管理するマネジメント業務がメインの仕事になる。
1-3.メーカー系SIerと他のSIerとの違い
| SIerの種類 | メーカー系SIerとの違い |
|---|
| 独立系 | 製品の縛りがなく、最適なものを自由に提案できる柔軟性がある |
| ユーザー系 | 親会社のシステム開発(内販)が中心で、深い業務知識を持つ |
| 外資系 | 成果主義や実力主義の風土が強く、年功序列のメーカー系と対照的 |
SIerは成り立ちによって主に4種類に分類され、メーカー系SIerは自社製品をベースにした提案を行う点が他のSIerと大きく異なる。
親会社のハードウェア製品を顧客に提供するという使命を持っているため、提案の自由度に一定の制約が生じるからだ。
例えば、独立系SIerが国内外のあらゆる製品を自由に組み合わせて提案できるのに対し、メーカー系は自社製品の導入が前提となる。
また、親会社のシステム開発を担うユーザー系SIerとは異なり、メーカー系SIerは受託開発がメインだ。さらに、外資系SIerのような成果主義の風土ではなく、年功序列の傾向が強い。
これらの違いを理解し、自分の性格や適性に合った企業を選んでほしい。
2.メーカー系SIerの大手・有名企業ランキング
メーカー系SIerは、親会社の規模の大きさに比例して、業界内でもトップクラスの売上高を誇る巨大な企業が多数名を連ねている。
各社で得意とする技術領域や注力している事業が異なるため、企業研究を深めることが重要だ。ここでは、大手・有名企業ランキングについて解説していく。
- 【1位】日立製作所(売上高9兆7,287億円)
- 【2位】東芝(売上高3兆7,091億円)
- 【3位】日本電気(売上高3兆5,827億円)
- 【4位】富士通(売上高3兆5,029億円)
- 【5位】日立システムズ(売上高5,502億円)
2-1.【1位】日立製作所(売上高9兆7,287億円)
| 会社名 | 日立製作所 |
|---|
| グループ売上高 | 9兆7,287億円 |
| 推定平均年収 | 961万円 |
| 新卒初任給 | 269,000円 |
| 残業時間の目安 | 33.6時間 |
| メイン事業領域 | IT、エネルギー、インフラシステムなど |
| 担当する仕事内容 | 社会インフラ構築、AIを活用したDX支援 |
国内のメーカー系SIerにおいて、圧倒的な規模と売上高を誇るのが日立製作所だ。総合電機メーカーとしての側面も持ちながら、ITサービス事業においても強力な存在感を示している。
社会インフラを支える大規模システムや、独自のAI技術を活用したDX推進において国内トップクラスの実績を持つ。
グループ全体が巨大すぎるため、配属される部署によってはシステム開発以外の業務に就く可能性もある点には注意が必要だ。
社会的な影響力の大きな仕事に携わりたい学生には魅力的な環境となっている。
また、最新技術の研究開発にも多額の投資を行っており、技術者として成長し続けられる土壌が整っているのも大きな特徴になっている。
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1.メーカー系SIer総合ランキング50社一覧
メーカー系SIerは、ハードウェアメーカーまたは、ハードウェアメーカーを親会社に持ち、グループの製品を組み込んだソリューションを提供するIT企業だ。
親会社の強力なブランド力と資金力を背景に、官公庁や巨大企業の社会インフラシステムを担うことが多い。
以下では、メーカー系SIer総合ランキングTOP50を一覧でまとめた。売上高や平均年収、初任給、残業時間を総合…
2-2.【2位】東芝(売上高3兆7,091億円)
| 企業名 | 東芝 |
|---|
| 連結売上高 | 3兆7,091億円 |
| 全体平均年収 | 約900万円 |
| 大学卒初任給 | 265,000円 |
| 月平均残業時間 | 約30.0時間 |
| 注力事業領域 | エネルギーシステム、インフラ、デバイス |
| 主な業務内容 | 製造業向けIoT導入、社会インフラのIT化 |
エネルギーやインフラ設備など、重電分野で長年の実績を持つ東芝も、メーカー系SIerとしての強力なIT部門を擁している。
ハードウェア製造で培った知見とIoT技術を融合させ、製造業向けのシステムや社会インフラシステムの開発に強みを持つ。
過去の経営再建の過程で事業の再編が行われているため、今後の注力領域がどのように変化していくかをしっかりと見極めることが重要になる。
工場や発電所といったリアルな現場のデータを収集し、それを解析して業務効率化を図るような、現場に根ざしたシステム開発に関わることができる環境が用意されている。
2-3.【3位】日本電気(売上高3兆5,827億円)
| 社名 | 日本電気(NEC) |
|---|
| 売上規模 | 3兆5,827億円 |
| 社員平均年収 | 963万円 |
| 初任給実績 | 294,000円 |
| 残業の目安 | 27.0時間 |
| 事業の領域 | ITサービス、社会インフラ、ネットワーク |
| 業務の詳細 | 生体認証システムの開発、官公庁向け構築 |
日本電気は、通信インフラや生体認証技術において世界をリードするメーカー系SIerだ。
顔認証や指紋認証といったセキュリティ技術においては世界トップクラスの精度を誇っており、官公庁や空港などの重要施設にシステムを提供している。
高い技術力を持つ一方で、典型的な日系大企業の風土が根付いており、若手のうちからスピード出世を目指すには少し時間がかかる環境に感じるはずだ。
最先端のセキュリティ技術を駆使して、安全な社会インフラを構築したいと考えている学生には最適な企業となっている。
宇宙開発から海底ケーブルまで、地球規模のプロジェクトに関わるチャンスもあり、スケールの大きな仕事に憧れる人にとって魅力的な選択肢になる。
2-4.【4位】富士通(売上高3兆5,029億円)
| 会社名称 | 富士通 |
|---|
| 総売上高 | 3兆5,029億円 |
| 平均年収水準 | 929万円 |
| 採用初任給 | 315,000円 |
| 月間残業時間 | 23.1時間 |
| 展開事業領域 | テクノロジー、ユビキタスソリューション |
| 実際の仕事内容 | クラウド提供、金融や製造業のシステム構築 |
富士通は、ITサービス市場において国内トップクラスのシェアを誇るメーカー系SIerである。スーパーコンピューター開発や、クラウドサービスの提供で強力な基盤を持つ。
近年はジョブ型雇用を導入するなど社内改革を積極的に進めているが、大規模な組織ゆえに部署間の連携においてスピード感に課題を感じる場面もある。
国内最大のITサービス企業で、さまざまな業界のDX推進に最前線で関わりたい学生にとって、やりがいのあるフィールドが用意されている。
日本国内の企業が抱えるIT課題を幅広く解決しており、金融から流通、ヘルスケアまで多種多様なシステム構築に携わることができるのが強みだ。
2-5.【5位】日立システムズ(売上高5,502億円)
| 法人名 | 日立システムズ |
|---|
| 年間売上高 | 5,502億円 |
| 年収の目安 | 640万円 |
| 初任給額 | 269,000円 |
| 概算残業時間 | 約25.0時間 |
| 主力事業領域 | システム運用・保守、クラウドサービス |
| 現場の仕事内容 | ITインフラ構築、データセンターの運用 |
日立システムズは、日立グループの情報・通信システム事業における中核企業だ。
システムの運用・保守に強い基盤を持ち、全国に展開するデータセンターを活用したサービスを提供している。
日立製作所本体と比べるとシステム開発や運用といったIT専門の仕事に専念しやすい環境が整っている。ただ、親会社の方針に従うケースが多く、経営的な独自性を発揮しにくい。
ITシステムの運用やクラウド基盤の構築など、より現場に近いところで技術力を発揮したい学生に向いている環境だ。
開発して終わりではなく、システムが安定して稼働し続けるための保守運用に重きを置いている。そのため、長期的に顧客と関わりながら信頼関係を築きたい人におすすめしたい。
このようなSIerを目指したい、穴場のSIerを知りたい人は、ユニゾンキャリアに登録して求人を確認してみよう。以下から無料登録することが可能だ。
3.メーカー系SIerがやめとけといわれる理由
メーカー系SIerは安定している反面、ネット上ではネガティブな声も見受けられ、これは業界特有の下請け構造や親会社への依存といった古い体質に起因する部分が大きいからだ。
ここでは、やめとけといわれる理由について解説していく。
- 親会社と比べて給与水準が低い傾向にある
- 年功序列などの古い企業体質が残っている
- 親会社の意向や業績に振り回されやすい
- 役員が親会社からの出向者で占められる
3-1.親会社と比べて給与水準が低い傾向にある
メーカー系SIerは、親会社であるメーカーと比較すると、どうしても給与水準が一段低く設定されてしまう。
子会社という位置づけ上、親会社の給与テーブルを超えることが難しいためだ。一般的なIT企業と比べれば十分に高い水準の年収を得られる。
しかし、同じグループ内で同じ仕事をしていても、親会社に入社した同期と給与面で差がつくことに不満を感じる若手は少なくない。高い技術力を身につけて成果を出したとしても、それが給与にダイレクトに反映されにくい構造がある。
入社後の給与の伸び幅や、評価制度が自分の求めるものと合致しているかを、選考の段階で見極める必要がある。
自分の成果がどのように還元されるのかを逆質問で確認するのも有効な手段となる。年収を重視するなら確認が必須だ。
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1.大企業志向ならメーカー系SIerがおすすめ
就職活動を進める中で、安定した働き方や充実した福利厚生を求めている人は多いだろう。そうした条件を重視する場合、メーカー系SIerは魅力的な選択肢となる。
親会社が大手メーカーであることが多く、その強固な経営基盤を引き継いでいるからだ。労働時間や休日などの就業規則がしっかりと整備されており、残業時間の削減や有給休暇の取得が推進されている企業が目立つ。…
3-2.年功序列などの古い企業体質が残っている
日本の歴史ある大企業を親会社に持つため、メーカー系SIerの組織風土には、昔ながらの年功序列や縦割り構造が色濃く残っているケースが多い。
若手のうちから裁量のある仕事を任せてもらえる機会が少ない。そのため、勤続年数を重ねなければ重要なポジションに就けない環境に息苦しさを感じる人もいる。
成果を出せばどんどん出世できるといった環境を求めている学生にとっては、フラストレーションが溜まる要因になる。
安定と引き換えに、ある程度の組織のしがらみを受け入れる覚悟が不可欠だ。
長く勤めることでじっくりとキャリアを築きたい人には向いているが、早期の成長を望む人には合わない部分もある。自分の価値観とのすり合わせが大事だ。
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1.IT業界はキャリアパスの理解が大切
IT業界、とりわけSIerにおいてキャリアパスを理解しておくことは、長期的な視点で自身の市場価値を高めるために不可欠だ。
技術の進化やビジネス環境の変化が激しいこの業界では、漫然と業務をこなしているだけでは、望むスキルやポジションを得られない。
さらに、キャリアパスへの理解は就職活動の成否にもつながっていく。
面接官は、学生が業界の構造や職種の実態を正…
3-3.親会社の意向や業績に振り回されやすい
メーカー系SIerの事業方針は、親会社が掲げる経営戦略に依存している。親会社のトップが方針を変えれば、それに従って自社のプロジェクトが突然中止になったり、注力する技術領域が変わったりすることが頻繁に起こる。
親会社の製品を売ることが最優先されるため、顧客にとって必ずしも最適ではない内容を提案せざるを得ない。
純粋に最良のシステムを提供したいという思いと、会社の論理との間で葛藤を覚える場面も少なくない。
自社の業績も親会社の景気に左右されやすく、完全に独立した経営判断ができないという子会社特有の弱みを理解しておく必要がある。
企業の経営状況を分析する際は、子会社単体だけでなく、グループ全体の戦略や財務状況まで幅広く目を向けることが求められる。広い視野での情報収集が大事だ。
3-4.役員が親会社からの出向者で占められる
メーカー系SIerで働く多くの新卒入社組が不満を抱くのが、上級管理職や役員のポストを親会社からの出向者が独占してしまうことだ。いわゆる天下りの風習が残っている。
現場でどれだけ優秀な成果を残し、会社の利益に貢献したとしても、上のポジションを目指す段階で見えないガラスの天井にぶつかってしまう。
親会社の人事が優先されるため、子会社の社員のモチベーション低下に直結している。すべての企業がこの状況に当てはまるわけではなく、生え抜きの社員が社長に就任するケースも徐々に増えつつある。
将来的に経営層までキャリアアップしたいと考えている人は、過去の役員の経歴や出向者の割合を事前に調べておくことが重要になる。
キャリアの上限がどこにあるのかを把握した上で、納得のいく企業選びを進めてほしい。そのためにも、まずは出世の道筋を確認しておくことが肝心だ。
このように、メーカー系SIerには世の中から「やめとけ!」と言われるデメリットがある。ただ、マイナス面を上回るほどのメリットが存在する。次の章では、メーカー系SIerに就職するメリットについて、3つに分けて解説していく。
4.新卒からメーカー系SIerに就職するメリット
ネガティブな側面がある一方で、新卒のカードを使って入社するからこそ得られる絶大なメリットも存在しており、育成環境の充実度や仕事の規模感は他の企業群を圧倒している。
ここでは、新卒から就職するメリットについて解説していく。
- 新卒でないと文系・未経験から就職するのが困難
- 大規模なITインフラ案件に携わるチャンス
- 親会社に準ずる福利厚生が整っている
4-1.新卒でないと文系・未経験から就職するのが困難
メーカー系SIerは、IT業界未経験・文系であっても、新卒であればポテンシャルを高く評価して採用してくれる。
入社後に数ヶ月単位の充実した技術研修が用意されており、プログラミングやシステム設計の基礎から徹底的に学ぶことができるからだ。
中途採用の場合、メーカー系SIerに入るにはスキルや豊富なマネジメントの経験が必須となる。そのため、新卒と比べると未経験者が中途で入社する難易度が跳ね上がってしまう。
だからこそ、文系出身者やITの知識がない学生にとって、新卒枠での応募は手厚い教育を受けながら優良企業に潜り込める最大のチャンスとなる。
新卒カードを活用し、一生モノのスキルを身につけられる環境を手に入れてほしい。研修期間を経て現場に配属されるため、安心してエンジニアとしての第一歩を踏み出せるはずだ。
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1.文系こそSIerへの新卒入社がおすすめ
多くの就活生が「エンジニアは理系の仕事」というイメージを持っているが、SIer業界においてはその常識は変わりつつある。
文系がSIerを目指すべき理由は存在し、キャリアをスタートさせる場所として魅力的だ。
ここでは、文系にSIerがおすすめな理由について、以下の4つの視点から解説していく。
1-1.文系からの入社が増えている
IT業界全体で人材不足が叫ばれる…
4-2.大規模なITインフラ案件に携わるチャンス
親会社が持つ強固な信頼と実績があるため、官公庁のシステムやメガバンクのネットワークなど、数億円単位の巨大プロジェクトに若手のうちから関わることができる。
こうした大規模案件は、社会の基盤を直接支えているという強いやりがいを感じられる。
何百人もの人が関わるプロジェクトでチームの一員として働く経験は、エンジニアとしての視野を大きく広げてくれる。
独立系の小さなSIerでは決して経験できないダイナミックな仕事を任せてもらえるのは、メーカー系SIerならではの強みだ。
社会貢献度の高い仕事を通じて、自分自身の市場価値を飛躍的に高めていくことが可能なフィールドが広がっている。
自分が携わったシステムがニュースで取り上げられるような、スケールの大きな成果を実感できるのが大きな魅力になっている。
4-3.親会社に準ずる福利厚生が整っている
日本を代表する大企業である親会社の制度を引き継いでいるため、メーカー系SIerの福利厚生は充実している。
家賃を大幅に補助してくれる独身寮や社宅制度、手厚い家族手当、退職金制度など、生活を安定させるためのサポートが豊富に揃う。
また、有給休暇の取得率も高く、女性の産休・育休の取得と復帰をサポートする制度もしっかりと機能している。
長期間にわたってホワイトに働き続けられる環境が整備されている点は、激務になりがちなSIerにおいて大きな魅力だ。
仕事とプライベートのバランスを取りながら、腰を据えて長く働いていきたいと考える学生にとって、これ以上ないほど恵まれた職場環境となっている。
自分のライフステージの変化に合わせて、柔軟な働き方が選択できるのは大企業グループならではの特権である。
このようなメリットがあるSIerに就職するためには、各社に合わせた選考対策が欠かせない。ユニゾンキャリアのSIer特化の選考対策を使えば、選考の通過率を上げることが可能だ。
5.新卒がメーカー系SIerを選ぶ際のポイント
自分に合った企業を見つけるためには、知名度だけで判断するのではなく、複数の視点から企業を客観的に評価する明確な基準を持つ必要がある。
ここでは、メーカー系SIerを選ぶ際のポイントについて解説していく。
- 自分にとって就職難易度が高いかどうか
- 自分が携わりたい事業領域かどうか
- キャリアアップができるかどうか
5-1.自分にとって就職難易度が高いかどうか
メーカー系SIerは学生からの人気が高く、応募者が殺到するため、就職難易度は高い。
そのため、自分の現在のスキルや学歴、経験と照らし合わせて、現実的に内定を獲得できるレベルの企業かどうかを冷静に見極める必要がある。
トップクラスの企業群は、経験者や上位校の学生が多く集まるため、未経験から挑戦するには相当な準備と工夫が求められる。
難易度が高すぎると感じる場合は、同じメーカー系でも孫会社などを狙うことで、倍率を下げるのも有効だ。
自分の立ち位置を把握し、適切な難易度の企業をいくつかリストアップしておくことが就活を成功させるコツになる。身の丈に合った企業選びを進めつつ、挑戦する企業も組み込むバランス感覚が求められる。
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1.大手IT企業の就職難易度は高すぎない
大手IT企業は高度なスキルが求められ、就職難易度が高いと誤解している学生は多い。
総合商社などのように人気業界は採用枠が少なく、トップレベルの学生同士で激しい内定の枠を争う。
ただ、IT業界は市場が拡大を続けており、慢性的な人材不足を解消するために採用枠を大きく広げている。
新卒採用ではポテンシャルが重視され、文系出身者や未経験者でも広く受け入れ…
5-2.自分が携わりたい事業領域かどうか
同じメーカー系SIerであっても、親会社が得意としている分野によって、自社が扱うシステムの領域は異なる。自分がどのような仕事に興味があるのかを明確にしておくことが大切だ。
金融システムに強い企業、官公庁などの公共系インフラに強い企業、あるいは製造業向けのIoTシステムを得意とする企業など、強みはそれぞれに分かれている。
金融に全く興味がないのに金融システムに強い企業に入社してしまえば、毎日の業務にやりがいを見出すことができず、苦痛を感じてしまう。
企業研究を通じて各社が力を入れている事業領域を理解し、自分の興味や価値観とマッチしているかを必ず確認してほしい。
事業内容に共感できるかどうかは、厳しい業務をこなすための原動力に直結するため、妥協せずに見極める必要がある。
5-3.キャリアアップができるかどうか
入社後の評価制度や出世の仕組みが、自分の描くキャリアプランと一致しているかを確認することも重要だ。
年功序列でゆっくりと昇進していく環境なのか、若手でも成果を出せば評価される新しい制度を取り入れているのかを、OB訪問や面接での逆質問を通じて探ってみよう。
生え抜きの社員がどこまで出世できるのか、役員に親会社からの出向者がどれくらいいるのかも重要な判断材料になる。
将来的にマネージャーになりたいのか、技術を極めるスペシャリストになりたいのか、自分が目指す方向へのキャリアパスが企業内にしっかりと用意されているかを見極めよう。
将来を見据えた企業選びが、後悔のない就職活動につながっていく。自分の努力が正当に評価される環境を見つけることが、エンジニアとしての成長を加速させる条件になる。
6.メーカー系SIerを目指すのに役立つサービス
専門用語が多く複雑なIT業界の就活において、一人ですべての情報を集め、対策を練るのは限界があるため、就活支援サービスを上手く活用して効率的に内定へと近づいてほしい。
ここでは、目指すのに役立つサービスについて解説していく
- ユニゾンキャリア就活
- レバテックルーキー
- paiza新卒エージェント
6-1.ユニゾンキャリア就活
| サービス名 | ユニゾンキャリア就活 |
|---|
| 得意領域 | IT・Web・ゲーム業界全般の就活支援 |
| サービス内容 | プロによる求人紹介、面接対策、書類添削など完全無料のサポート |
| 求人の傾向 | 独自の基準をクリアした、働きやすい優良SIerの求人が豊富 |
ユニゾンキャリア就活は、IT業界専門の就活支援サービスだ。専任のアドバイザーが付き、SIerの複雑な業界構造や企業ごとの特徴を分かりやすく解説してくれる。
学生一人ひとりの適性を深くヒアリングし、優良なIT企業の中から最適な求人を厳選して提案することが可能だ。
ESの添削や、特有の質問に対する模擬面接など、きめ細かな選考対策を無料で受けることができる。
就活をゼロからサポートしてくれるため、未経験からメーカー系SIerに挑戦したい文系学生にとっても、心強い味方になってくれるサービスとなっている。
6-2.レバテックルーキー
| サービス名称 | レバテックルーキー |
|---|
| 強みとなる領域 | エンジニア・プログラマー志望の就活支援 |
| 提供する内容 | 技術面接対策、ポートフォリオ添削、企業紹介 |
| 扱う求人の傾向 | SIerからベンチャーまで、技術者を求める求人が多い |
レバテックルーキーは、ITエンジニアを志望する新卒学生に特化した就活エージェントだ。IT業界の動向や技術的な知識に精通したアドバイザーが多数在籍している。
企業がどのようなスキルやポテンシャルを持つ学生を求めているのかを熟知しているため、的確なアドバイスをもらうことができる。プログラミング経験者に対するポートフォリオの添削や、技術面接の対策など、サポートに強みを持つ。
技術力を重視する企業や開発志向の強い部署を目指している学生にとって、選考突破の確率を大幅に引き上げてくれる頼れるサービスとなっている。
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1.大手狙いなら就活エージェント利用がおすすめ
大手SIerからの内定狙いなら、専門的な対策が可能な就活エージェントを利用しておきたい。
人気企業は応募者の数が桁違いであり、一般的なナビサイトからエントリーするだけでは埋もれてしまう。
ライバルに差をつけるため、プロの目線による徹底した自己分析と面接対策が不可欠だ。
実際に、就活エージェントを使った結果、以下のようにSIerから内定をもらって…
6-3.paiza新卒エージェント
| 名称 | paiza新卒エージェント |
|---|
| 主な得意分野 | プログラミングスキルを活かした就職活動 |
| 具体的なサービス | スキルチェックによるランク付け、企業からのスカウト、求人紹介 |
| 求人の特徴 | エンジニア職に特化しており、大手からベンチャーまで幅広い |
paiza新卒エージェントは、プログラミングスキルを直接就活に活かせる独自のサービスを提供している。
サイト内でプログラミングのスキルチェック問題を解くことで、自分の実力を客観的にランク付けできる仕組みだ。一定のランクを獲得すると、企業から直接スカウトが届いたり、書類選考なしで面接に進めたりする特別ルートが用意されている。
自分の書いたコードが評価の対象になるため、口下手で面接が苦手な学生でも、技術力で正当な評価を得ることができる。
7.メーカー系SIerの就活に関するよくある質問
メーカー系SIerの選考を受けるにあたり、自分の適性や必要な準備について疑問を抱く就活生は多いため、不安を解消し自信を持って選考に臨める状態を作っておこう。
ここでは、就活に関するよくある質問について解説していく。
- メーカー系SIerに向いている人の特徴は?
- メーカー系SIerに向いていない人の特徴は?
- メーカー系SIerに入るための対策を教えて!
7-1.メーカー系SIerに向いている人の特徴は?
メーカー系SIerでは、巨大なシステムをチームで協力して作り上げるため、周囲と円滑に連携できる人材が欠かせない。
そのため、自分の適性を見極めることが長く働き続けるための第一歩となる。特に、以下の特徴を持つ人が向いている。
- コミュニケーション能力が高く協力できる人
- 社会基盤を支える大規模な仕事が好きな人
- 安定した基盤のもとで長く働き続けたい人
さまざまな立場の人と意見を調整し、プロジェクトを納期通りにゴールへと導く調整力が何よりも重視される。
コツコツと真面目に業務に取り組み、組織のルールを守って着実に経験を積み重ねていきたいと考える人にとって、最高の環境が用意されている。
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1.新卒の企業選びは適性が何よりも大切
SIerが自分に向いているかを知るには、まず業界の特徴と自分の適性を照らし合わせる。
単に「IT業界だから」という理由で選ぶと、入社後にミスマッチを感じてしまうことが多い。
ここで紹介する以下の3つの視点から、自分の適性を確認してみよう。
1-1.仕事内容との相性はぴったりか
SIerの主な仕事は、顧客の要望を聞き出し、それを満たすシステムを作り上げるこ…
7-2.メーカー系SIerに向いていない人の特徴は?
安定している反面、保守的な企業文化が根付いているため、ベンチャー気質を持つ人には合わない部分もある。
ミスマッチを防ぐためにも、自分の性格を客観的に見つめ直すことが大切だ。以下の特徴を持つ人は注意が必要だ。
- ひたすらコードを書き最新技術を極めたい人
- 若手のうちから実力主義で圧倒的に稼ぎたい人
- スピード感を重視し新しいアイデアを実行したい人
マネジメント業務が主体となるため、現場の技術者としてモノづくりに没頭したい人にはフラストレーションが溜まりやすい。
また、意思決定に時間がかかるため、スピーディに変化を求める人には窮屈に感じる環境となっている。
自分の裁量でどんどん新しいことに挑戦したいタイプの人には、独立系やベンチャー企業の方が性に合っている。そのため、まずは自分の理想とする働き方とのズレがないか確認しよう。
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1.大企業志向ならメーカー系SIerがおすすめ
就職活動を進める中で、安定した働き方や充実した福利厚生を求めている人は多いだろう。そうした条件を重視する場合、メーカー系SIerは魅力的な選択肢となる。
親会社が大手メーカーであることが多く、その強固な経営基盤を引き継いでいるからだ。労働時間や休日などの就業規則がしっかりと整備されており、残業時間の削減や有給休暇の取得が推進されている企業が目立つ。…
7-3.メーカー系SIerに入るための対策を教えて!
難易度の高いメーカー系SIerの内定を勝ち取るためには、SIerで働く覚悟とポテンシャルを面接官に伝える必要がある。
他の学生と差をつけるための入念な準備が欠かせない。まずは、以下の対策を徹底しよう。
- IT資格を取得し、学習意欲を行動で証明する
- 自社製品を使ったシステム開発への熱意を語る
- チームで協力して目標を達成した経験を伝える
単に「IT業界に興味がある」というレベルの志望動機では通用しない。その企業ならではの強みを理解し、マネジメント能力の素質があることを経験とともに語れるようにしてほしい。
徹底した企業研究と自己分析が内定への近道になる。自分の強みを論理的にアピールし、面接官に一緒に働きたいと思わせる工夫が必要だ。面接の場数を踏むことも重要になる。
8.メーカー系SIerの就活はユニゾンキャリア
メーカー系SIerは安定した環境が魅力だが、親会社の意向や古い体質など、見えにくい実態を把握して企業選びを行うことが重要になる。プロのサポートを活用して見事に納得内定を勝ち取った事例を紹介する。
8-1.SIerの納得内定×就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
プログラミングの勉強を始めてから就活はうまくいきましたか?
いえ、うまくいきませんでした…。書類選考は通るんですけど、一次面接で落ちてばかりで。
就活の途中からIT業界に絞ったので、「なぜIT業界を目指すようになったんですか?」と質問されることが多かったんですが、うまく答えられませんでした。
IT業界を目指すようになったのが大学4年の5月ということもあって、「本当にエンジニアになれるのかな」とずっと不安でした。
ひとりで面接対策をするのは難しいと思って、就活エージェントを探すようになりました。
ユニゾンキャリアではどんな面接対策を行いましたか?
面接で聞かれやすい質問をピックアップしてもらって、自分で考えた回答を添削してもらいました。
それと、面接がある日は毎回橋本さんに頼んで、面接の前に面接練習をしてもらっていました。
一次面接になかなか通らない状況だったので、何度も面接練習をしてくれたのはありがたかったです!
最後にユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
本当に学生に寄り添ってくれる就活エージェントさんだったな、と思います。
橋本さんに朝早くから面談をお願いした時も「高梨さんのためだったら早く来ます!」と言ってくださって。
IT業界の就活がうまくいかなくて悩んでいる人なら、誰にでもおすすめできる就活エージェントさんだなと思います。ありがとうございました!
8-2.SIerの納得内定×就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
未経験からエンジニアを目指すことに不安はありませんでしたか?
やっぱり、何のIT知識もない状態でエンジニアを目指すのは不安でした。
留学中に就活をしていたということもあって、相談できる相手もいなくて…
ユニゾンキャリアのサービスはぶっちゃけどうでしたか?
キャリアアドバイザーの橋本さんが、親身に相談に乗ってくださって、ありがたかったです!
LINEでバーッて質問しても、全部しっかり返してくれて、「すごい、本物だ!」って(笑)
以前、ほかのエージェントを利用していた時に大量応募が嫌だったことを橋本さんに相談したら、「じゃあ数社ずつ、髙安さんのペースに合うようにご紹介しますね」と私に合わせたサポートをしてくれました。
あと、選考対策をしっかりしてくれたのも助かりました。
面接対策の資料を渡してもらって、その資料を見ながら「ここが求められますよ」「質問したらこんな風に返しましょう」みたいに面接の回答例を色々教えてもらいました。
ユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
橋本さんがIT業界の説明からしっかりしてくれて、エンジニアとして働くイメージが持てました。
そのおかげで、本当に私はITに進んでいいんだな、未経験なりにもチャレンジしていいんだなって勇気をもらえました。
もしエンジニアを目指す友達がいたら、絶対におすすめしたいなって思うくらい、本当にいいエージェントさんだったなって思います!
文系出身やプログラミング未経験からでも、正しい努力の方向性さえ掴めば、メーカー系SIerに入社することは可能だ。
ユニゾンキャリアは求人紹介から選考対策まで、IT業界専門の就活支援サービスを提供している。本当に自分に合った企業を見つけたいなら、ぜひユニゾンキャリアの無料相談を活用してほしい。君からの連絡を待っている。