記事の概要
「なぜ通信業界か」という問いに自信を持って答えられず、志望動機の骨格が掴めていない不安を抱えた就活生は多い。特に、「安定しているから」という答え方では採用担当に刺さらず、他の志望者に埋もれてしまう可能性がある。
実は、通信業界の志望動機は基本構造と業界理解を押さえることで、説得力ある文章に変わる。業界の社会的使命感と自分の強み・経験を具体的に接続した瞬間に、採用担当者の心に響く志望理由が成立するのだ。
この記事では、新卒が知るべき通信業界の基本構造とキャリア形成、採用担当が見ているポイント、「なぜ通信業界か」と「なぜこの会社か」を切り分ける方法について解説していく。
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1.通信業界とはどんな仕事?適性判断の前提知識
通信業界への就職を検討する際、「向いている人」の特徴を知る前に、この業界が実際にどのような仕事をしているのか、どのような役割を担っているのかを理解しておく必要がある。なぜなら、適性判断は仕事内容と自分の強みを照らし合わせることで初めて確信を持つことができるからだ。
通信業界はインフラを支える社会的使命を持ちながら、営業・運用・企画・CSなど多…
1.新卒が知るべき通信業界の基本構造とキャリア形成
通信業界の志望動機を説得力あるものにするには、業界の構造を正しく理解することが欠かせない。
多くの学生は「安定しているから」「インフラは社会に必要だから」といった理由だけで志望動機を組み立てようとするが、採用担当者はその先の「自分が業界でどう貢献したいか」を見ている。
通信業界が何で成り立っているのか、新卒がどんなキャリアを歩むのか、そして業界が今後どう変わるのかを知ることで、初めて自分だけの説得力ある志望動機が作れる。
- 通信業界を構成する主要プレイヤーとビジネスモデル
- 新卒が携わる代表的な職種とキャリアパス
- 通信業界が今後求められる社会的役割
1-1.通信業界を構成する主要プレイヤーとビジネスモデル
通信業界は単一の企業で成り立っているのではなく、通信キャリア・設備製造・システムインテグレーションなど複数のプレイヤーで構成される分業体制だ。志望動機を書く際に「通信業界」と一括りにすると、採用担当者には業界理解の深さが伝わりにくい。
最初に押さえるべきは、業界全体が上流から下流へ向けた垂直統合型の構造になっていることだ。
通信設備を製造するメーカー(NEC、富士通など)があり、それを通信ネットワークに組み込む大型プロジェクトを担うSIer(NTTグループ、KDDI総研など)がいて、最終的に消費者向けサービスを提供する通信キャリア(NTTドコモ、ソフトバンク、auなど)という階層がある。
新卒が最初に配属される部署によって、見える景色が全く異なる。キャリアの企画営業なら「顧客企業のデジタル化支援」が仕事の軸になり、メーカーの技術職なら「次世代通信規格の開発」が中心になる。
志望動機では、自分がどの層のどんな仕事をしたいのかを明確に示すことが、説得力を大きく左右する。
このように職種と企業の役割を分けて理解することで、「私は〇〇という課題に対し、△△という職種で貢献したい」という、業界内での自分のポジションが明確になる。これが説得力ある志望動機の第一歩となる。
1-2.新卒が携わる代表的な職種とキャリアパス
通信業界の新卒職種は営業・技術職・企画職に大別でき、3〜5年の育成期間を経て初めて専門性が磨かれる段階へ進む。
この成長ステップを知ることで、入社後の自分のキャリア像が現実的に描ける。
営業職の場合、最初は既存顧客への定期訪問や提案資料の作成といった補助的な業務から始まることが多い。2年目以降、徐々に自分で提案を作成し、顧客との対話で課題を引き出す経験を積む。5年目には業界動向を読み取り、先制的に提案できる営業へと成長する流れが一般的だ。
技術職も同様で、初期配属ではコードレビューや既存システムの保守が中心になり、プロジェクトの規模を段階的に拡げていく。
新卒が知っておくべきのは、最初の配属がキャリアの全てを決めるわけではないということだ。通信業界では人事異動が活発で、営業から企画へ、あるいは国内から海外プロジェクトへという転職が社内で自然に起こる。
だからこそ志望動機では「5年後にこうなりたい」という希望を示すことが重要であり、初期配属の職種だけに目を奪われないことだ。
1-3.通信業界が今後求められる社会的役割
5Gやクラウド化、IoT市場の急速な拡大により、通信業界は単なる「インフラ提供者」から「社会課題の解決パートナー」への転換期を迎えている。この転換を理解することで、志望動機が「安定しているから」という受け身の理由から脱却する。
具体例として、5G通信は医療現場でのリモート手術や、製造工場の無人化、自動運転システムの実現を可能にしつつある。
これまで「通信は通信。医療や製造は別」という縦割りだった業界が、通信を軸に他業界と一体となり、新しい価値を創出する時代に入ったのだ。
新卒学生の志望動機に「5Gで何ができるようになるのか」「その先で自分は何をしたいのか」という視点が加われば、採用担当者の印象は全く変わる。
DX(デジタルトランスフォーメーション)というバズワードだけでなく、自分たちの街や企業がどう変わっていくのかを具体的に想像することだ。そうすることで強い動機が生まれ、面接でも説得力を持つようになる。
採用担当者が最終的に見ているのは「この学生は自社でどう活躍するのか」という一点であり、業界理解はそれを支える地盤に過ぎない。
2.採用担当が新卒の志望動機で見ているポイント
採用担当が志望動機を見ている時、実は「なぜ通信業界か」という理由よりも、別の観点を重視していることをご存知だろうか。多くの就活生は業界選択の理由に注力しがちだが、採用側が本当に知りたいのは「この学生が入社後、どう動くのか」という未来の姿である。
志望動機で評価される3つのポイントを理解すれば、採用担当の目線に合わせた説得力ある文章が書ける。
- 過去の経験と志望理由の関連性
- 入社後に実現したいことの具体性
- 通信業界の中でもその企業を選ぶ理由の明確さ
2-1.過去の経験と志望理由の関連性
採用担当は、あなたの過去の経験がどのように通信業界志望につながったのかを見ている。
志望動機が説得力を持つためには、単に「通信業界に興味がある」という主張だけでなく、そこに至る経験や問題意識が必要だ。
経験と志望が結びついていれば、就職後も自分の判断で動き、責任を持って仕事に取り組む姿勢が期待できると評価される。
具体的には、ゼミやインターンシップ、サークル活動などで何を経験し、そこから何を学んだのか。その学びが、なぜ通信業界の仕事につながると考えるのか。
この流れを明確に説明できれば、採用担当は「この学生は自分の適性をよく理解している」と判断する。
経験と志望が一貫していれば、採用担当の信頼度は格段に上がる。
2-2.入社後に実現したいことの具体性
採用担当が最も見ているのは「入社後、あなたは何をしたいのか」という未来のビジョンだ。「通信業界に貢献したい」「技術を高めたい」といった抽象的な表現では、採用側の心は動かない。
求人企業側の視点に立つと、採用後に戦力になるかどうかを判断する必要がある。具体的な職務内容や達成目標が述べられていれば、「この学生は現実的に自社での活躍をイメージしている」と判断される。
例えば、営業職志望なら「法人顧客に5G導入のコンサルティングを提供し、課題解決を手助けしたい」といった具体例がある。エンジニア志望なら「クラウドインフラの最適化で、顧客企業のコスト削減に貢献したい」など、実現したいアウトプットを示す。
反対に、入社後のビジョンが曖昧だと「主体性がない」「研究不足」という評価になりやすい。
具体的であればあるほど、採用担当は「この学生ならうちで活躍できそうだ」と確信を持つ。
2-3.通信業界の中でもその企業を選ぶ理由の明確さ
採用担当が見極めたいのは「なぜうちの企業なのか」という競合との差別化だ。志望動機によくありがちな失敗が、「通信業界だから」という理由で複数企業に使い回せる文章を書くことである。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルなど、通信業界の主要企業はそれぞれ事業戦略や企業文化が異なる。採用側は「この学生は本当にうちを理解した上で志望しているのか」を企業固有の情報への言及で判断する。
5G展開の方針、IoTソリューション事業、海外展開計画など、企業特有の取り組みを志望動機に織り込むことが重要だ。
例えば、ドコモを志望する場合「NTTグループの基盤を活かしたエンタープライズ向け5Gソリューション開発に携わりたい」といった形で、企業の具体的な事業内容と自分の目標を結びつける。ソフトバンクであれば、「グループの多角化戦略の中で通信網の多様な活用を推進したい」など、企業ごとに異なる価値観や戦略に触れることで、採用担当は「研究が深い」と評価する。
3つのポイントが揃えば、採用担当の目線で見た「完成度の高い志望動機」が完成する。
3.「なぜ通信業界か」と「なぜこの会社か」を切り分ける方法
多くの学生が志望動機を書く際に、この2つの問いをごっちゃにしてしまう。結果、「通信インフラは社会に欠かせない」「最新技術を扱える」といった、どの会社でも言える抽象的な内容で終わってしまう。
採用担当の目に留まる志望動機にするには、業界共通の魅力と企業固有の魅力を明確に分けて整理することが欠かせない。
- 2つの問いを混同すると内容が薄くなる理由
- 業界の魅力を整理する視点
- 企業固有の魅力を見つける視点
- 2つを1つの文章に接続する流れ
3-1.2つの問いを混同すると内容が薄くなる理由
「なぜ通信業界か」と「なぜこの会社か」を混同すると、業界の説明に終始してしまう。業界への理解だけで「志望理由です」と言い張れば、採用担当から「他社でもいいのでは」と思われる。
この2つは切り分けて考えるべき別の問いだ。業界志望の理由は「社会的な背景」「トレンド」「自分の関心領域」の組み合わせで説明し、企業志望の理由は「その企業だけの事業戦略」「職場環境」「キャリアパス」で説明する。
そうすれば、1つの文章の中で「この業界である理由」と「この企業である理由」が並立され、説得力が生まれる。
具体的には、業界選びの根拠となる経験や関心を先に示し、その後で「その強みや関心を生かせるのがこの企業」と展開する流れが有効だ。
業界と企業の2つの層を読み手が明確に理解できると、「この学生は本気で考えている」という評価につながる。
3-2.業界の魅力を整理する視点
業界の魅力は「社会貢献度」「トレンド」「自分のキャリア軸との合致」の3点で整理する。
通信業界の場合、5G・DX推進・IoT活用といったトレンドがあり、これらが社会課題とどう結びつくかを示すことが重要だ。
例えば、「高齢化する社会では遠隔医療や遠隔教育が欠かせない。その基盤となる通信インフラを整備することに貢献したい」という形で、社会課題とトレンド、そして自分の価値観を接続させる。
単に「安定している」「給料が良い」という理由は、他の業界でも成り立つため、通信業界「だから」という根拠を示す必要がある。
業界研究の際は、各企業の事業内容や市場動向だけでなく、その背景にある社会課題を意識しておくと、志望動機の説得力が格段に高まる。
3-3.企業固有の魅力を見つける視点
企業固有の魅力は「経営戦略」「職種による働き方」「成長機会」の3つから見つける。
企業ごとに公開されている経営方針や5年経営計画、そして入社後のキャリアパス例を確認することで、その企業でしかできない経験が見えてくる。
同じ通信業界でも、NTTドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルでは事業の立ち位置も人事評価制度も異なる。
「御社では営業職として顧客ニーズをヒアリングし、新しいソリューションの企画に携わりたい」というように、職種と企業の特徴を結びつけることで、他企業との差別化が生まれる。
企業説明会やOB・OG訪問で、実際に働く社員から話を聞くことも、企業固有の魅力を深堀りするうえで有効だ。
3-4.2つを1つの文章に接続する流れ
志望動機全体の構成は「業界選びの根拠」→「その業界での自分の役割」→「その役割を果たせるこの企業」という順序で展開する。この流れで書くと、読み手が「業界」と「企業」の2つの層を自然に理解できる。
例えば、「私は高齢化社会の課題解決に関心があり、通信インフラを通じて遠隔サービスの普及に貢献したいと考えています。営業職として顧客の潜在ニーズを引き出し、新しいソリューションの提案に携わりたいと思い、貴社を志望しました」という形だ。
最初に業界選びの理由(社会課題への関心)を示し、次に職種(営業)と役割(ニーズ引き出し)を示し、最後に企業を指定する。
実際に志望動機を書く際は、まず業界について1段落、企業について1段落、それらを接続する段落を1段落という3段落構成を意識してみるとよい。
4.志望動機を組み立てる3ステップ
志望動機が「なぜ通信業界か」で説得力を持つには、準備の順序が大切だ。
業界への理解が浅いまま自分の強みを語っても、採用担当には「どの企業でも言えそう」と感じられてしまう。
業界理解→自己分析→将来像の接続という順序で組み立てることで、説得力のある志望動機が完成する。このセクションでは、その3ステップを具体的に解説していく。
- ステップ1: 通信業界への興味を具体化する
- ステップ2: 自分の経験・強みを言語化する
- ステップ3: 入社後にやりたいことへ接続する
4-1.ステップ1: 通信業界への興味を具体化する
通信業界への興味を最初に言語化することが、志望動機の骨格を作る第一歩だ。多くの新卒は「通信インフラは社会に必要」という漠然とした理由で止まってしまい、そこから先へ進めない。
ここで大切なのは、通信業界のどの側面に心が動いたのかを問い直すことだ。5G・クラウド・IoTといったトレンド技術か、それとも日本全国をカバーするネットワークの規模感か、あるいはデジタル化で社会を変える使命感か。
通信業界が広く、複数の職種・事業領域を持つからこそ、自分がその中のどこに惹かれたのかを明確にしておく必要がある。
業界ニュースや企業説明会で「この事業領域に興味を持った」という瞬間を思い出し、その理由を3行で書き出してみるとよい。その時点で、あなたの志望動機の基礎が決まる。
4-2.ステップ2: 自分の経験・強みを言語化する
次に、あなた自身の経験と強みを通信業界の仕事にどう結びつけるかを整理する。ここを曖昧にすると、「なぜ通信業界か」と「なぜあなたか」が繋がらず、採用担当に「他の企業でもいいのでは」と思われてしまう。
通信業界が求める素養は、職種によって異なる。営業職なら顧客課題を聞き出すコミュニケーション能力、技術職なら新しい知識を学び続ける学習意欲、企画職なら市場変化を読む洞察力といった具合だ。
例えば、サークル活動で新人を教育した経験があれば「学習支援の手法」、アルバイトで顧客対応した経験があれば「課題把握能力」といったように、業界用語を使わず、実体験から学んだことを言い直す。その一工夫で、あなたの強みが採用担当に「この企業で再現可能か」と認識されるようになる。
あなたの過去の経験から、その職種に活かせる強みを1〜2つ見つけ、具体的なエピソードとセットで準備しておくことが重要だ。
4-3.ステップ3: 入社後にやりたいことへ接続する
最後に、ステップ1の業界理解とステップ2の自己分析を繋ぎ、入社後の具体的なビジョンを語る。
ここができると、採用担当には「この学生は通信業界で何をしたいか理解している」と映る。
例えば「5G基盤の構築に携わる技術者として、地域のデジタル化を支える環境づくりに貢献したい」「顧客企業のDX課題を引き出し、最適なソリューションを提案できる営業人材になりたい」といった形で、業界・職種・自分の役割が一直線に繋がった語り方が理想的だ。
採用担当が志望動機で最も見ているのは「安定しているから」という理由ではなく、「入社後にどう成長したいか」という将来志向だ。
ステップ1で見つけた技術領域に、ステップ2で見つけた自分の強みを投じたとき、3年目・5年目にはどんなスキルを身につけていたいか」を明確にすることが、最後の一歩になる。
5.5G・DX・IoTを志望動機に自然に組み込む方法
通信業界の志望動機は、トレンド知識を「知識として紹介する」だけでは説得力を持たない。重要なのは、5G・DX・IoTといった業界トレンドを、社会課題や自分のやりたいことと具体的に接続することだ。
深い専門知識がなくても、トレンドが解決する課題を1つ示し、自分がそこで何をしたいかを語ることで、採用担当は「この学生は業界を理解している」と評価する。
- 5Gがもたらす社会変化と接続する文例
- DX推進と自分の強みを結びつける文例
- IoTと生活課題を結びつける文例
5-1.5Gがもたらす社会変化と接続する文例
5Gは単なる通信速度向上ではなく、遠隔医療・自動運転・スマートシティなど、社会の課題解決に直結するインフラである。志望動機で5Gに触れるなら、この社会的インパクトを明示し、自分が通信キャリアやインフラ企業でどう貢献したいかまで書く必要がある。
例文
私が貴社を志望する理由は、次世代通信インフラである5Gの社会実装を通じて、日本の地域課題解決や新しい産業の創出に貢献したいからです。
5Gは、単なるスマートフォンの通信速度向上にとどまらず、遠隔医療の普及、自動運転の実現、スマートシティの構築など、未来の社会基盤を根底から支え、アップデートする不可欠なインフラであると認識しています。数ある通信企業の中でも貴社は、単なる回線の提供にとどまらず、[〇〇〇〇(例:自治体とのスマートシティ実証実験や、法人向けIoTソリューションの展開)]にいち早く取り組んでおり、5Gを用いた社会課題解決を最もリードしている点に強く惹かれました。
私は学生時代に、[〇〇〇〇(例:地域ボランティアのリーダーとして、多様な関係者を巻き込んで地域の課題解決に取り組んだ経験/IT営業として顧客の潜在的なニーズを引き出し解決策を提案した経験)]があります。この経験で培った「[〇〇〇〇(例:周囲を巻き込む推進力/顧客の課題を深掘りする力)]」を活かし、貴社の[〇〇職(例:法人営業/事業企画)]として、様々な業界のパートナー企業と共に5Gを活用した新たなソリューションを形にし、人々の豊かで安全な暮らしに貢献したいと考えています。
この順序で書くことで、「なぜ5Gか」「なぜ通信企業か」「なぜ自分か」が一貫した志望動機になる。
5-2.DX推進と自分の強みを結びつける文例
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、企業や社会がデジタル技術で新しい価値を生み出すプロセスだ。通信企業はこのDXの推進者であり、企業のDX支援ができる営業やエンジニアを求めている。
志望動機でDXに触れるなら、自分の経験やスキルがこの支援にどう役立つかを具体的に示す必要がある。
例文
私が貴社を志望する理由は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を最前線で支援し、社会に新しい価値を生み出すプロセスに貢献したいからです。あらゆる産業でビジネスモデルの変革が求められる中、強固な通信基盤と高度なソリューションを併せ持つ貴社は、日本企業のDXを牽引する中核的な存在であると認識しています。
私は学生時代に、[〇〇〇〇(例:サークル内の情報共有がアナログだった課題に対し、新たなITツールを導入して運用ルールを整備した経験/インターンの営業活動において、顧客の業務フローを可視化し、システム導入による業務効率化を提案した経験)]があります。この際、単なるツールの導入にとどまらず、仕組みが変わることで[メンバー/顧客]の働き方や意識がポジティブに変化していく過程に触れ、DX支援のプロセスに大きなやりがいを感じました。
この経験で培った「[〇〇〇〇(例:現場の潜在的な課題をヒアリングする力/技術とビジネスを繋ぐ論理的思考力)]」を活かし、貴社の[法人営業/エンジニア]として顧客企業に深く寄り添いたいと考えています。通信とデジタル技術を掛け合わせた最適なDXソリューションを提案・実装し、企業の変革と貴社の成長に貢献いたします。
単に「DXに貢献したい」と述べるのではなく、「こういう経験から、DX支援にやりがいを感じている」と根拠を示すことが大切だ。
5-3.IoTと生活課題を結びつける文例
IoT(モノのインターネット)は、日常の生活課題を解決する身近なテクノロジーだ。スマートホーム・ウェアラブルデバイス・農業や医療現場のセンサーなど、IoTは生活者の困りごとを直結している。
志望動機でIoTを語る際は、身近な生活課題をIoTでどう解決するかを自分の言葉で描写することが重要である。
例文
私が貴社を志望する理由は、生活に密着したIoT技術を通じて、人々の日常に潜む「困りごと」を解決し、より安心で豊かな社会を実現したいからです。
IoTは高度なテクノロジーですが、その本質はスマートホームによる家事負担の軽減や、ウェアラブルデバイスによる健康管理など、生活者の身近な課題解決に直結している点にあると考えています。とりわけ貴社が展開する[〇〇〇〇(例:離れて暮らす高齢者をセンサーで見守るサービス / 農業の負担を減らす環境モニタリングシステム)]は、利用者に技術の難しさを意識させることなく日常の安心や便利を支えており、その徹底した「生活者視点」に強く共感いたしました。
私は学生時代に、[〇〇〇〇(例:飲食店でのアルバイトで、お客様の細かな行動から潜在的な不便さを察知し、店舗のオペレーション改善を行った経験)]があります。この経験で培った「利用者の目線に立ち、見過ごされがちな課題に気づく力」を活かし、貴社の[〇〇職(例:サービス企画 / 個人向け営業)]として、技術を「誰もが使いやすい価値」へと変換し、人々の暮らしを豊かにするIoTサービスの普及に貢献したいと考えています。
業界知識より「生活者視点」が大切であり、それが自分の強みや志望理由と一貫していれば、説得力のある志望動機が完成する。
6.職種・強み別の通信業界志望動機例文6選
通信業界の志望動機は、自分の職種志望と強みを明確にすることで説得力が大きく変わる。営業職を志望するのか、技術職を志望するのかで、キャリアビジョンの描き方も異なるため、志望動機に盛り込むべき内容も変わってくる。
このセクションでは、職種別・強み別に実際の例文を紹介し、自分に最も近いパターンから書き方を体感できるようにしている。
- 営業職を志望する場合の例文
- 技術職(ネットワークエンジニア)を志望する場合の例文
- 企画・マーケティング職を志望する場合の例文
- カスタマーサービス職を志望する場合の例文
- コミュニケーション力を強みにする場合の例文
- 課題解決力を強みにする場合の例文
6-1.営業職を志望する場合の例文
営業職志望の志望動機では、通信インフラの導入を通じた顧客課題の解決と、関係構築への強みを結びつけることが重要だ。通信業界の営業は、単に商品を売るのではなく、企業のデジタル化やDX推進をサポートする役割を担う。
そのため、志望動機では顧客のビジネス課題を理解し、通信ソリューションでどう支援したいのかを明示する必要がある。
営業職志望の志望動機に含めるべき要素
- 顧客のビジネス課題を理解し、通信ソリューションで支援したい具体的な内容
- 前職やインターン、サークル活動での顧客対応経験
- 関係構築や提案における自分の強みの具体例
営業職志望なら「顧客と一緒に課題を解決したい」という姿勢が評価される。採用担当は、君がどの顧客層に、どのような価値を提供したいのかを見ている。
例文
貴社の営業職として、通信インフラの導入を通じ、企業のビジネス課題の解決とDX推進を根本からサポートしたいと考え志望いたします。
私は学生時代、[長期インターンシップでの営業アシスタント/サークル活動での新規協賛獲得] を経験し、初対面の相手と信頼関係を構築する力を培いました。この経験において、相手の表面的な要望だけでなく、対話を通じて潜在的なニーズを引き出し、適切な提案を行うプロセスに大きなやりがいを感じました。
通信業界の営業は、単に決められた商品を売るのではなく、顧客のビジネスを深く理解し、最適な通信ソリューションを用いて変革を後押しする役割だと認識しています。私の「相手の懐に入り、潜在ニーズを引き出す力」は、まさに貴社が提供するソリューション営業の核として活かせると確信しております。
入社後は、[地域の中小企業/特定の業界など、アプローチしたい顧客層] のお客様に対して、単なるサービス提供者にとどまらず「顧客と一緒に課題を解決するパートナー」として寄り添いたいと考えています。顧客のビジネスに真の価値を提供することで、貴社の事業拡大に貢献したいです。
単に「営業として活躍したい」では足りず、通信業界の営業だからこそ実現できる課題解決を、自分の経験に基づいて説明することが期待されている。
6-2.技術職(ネットワークエンジニア)を志望する場合の例文
技術職志望では、通信インフラを支える技術への理解と、5GやIoTなどトレンド技術への興味を志望動機に盛り込むことが差別化につながる。
ネットワークエンジニアは、企業や社会全体を支える通信基盤を設計・構築・運用する職種であり、採用側は「単に技術が好き」というだけでなく、通信インフラに対する使命感を求めている。
技術職志望の志望動機に含めるべき要素
- 大学の研究やプログラミング、セキュリティ関連の学習経験
- 関心のある技術領域(5G、クラウド、セキュリティ等)の具体名
- その技術が社会やビジネスにもたらす価値への理解
技術職志望なら、大学の研究やプログラミング経験が武器になる。ただし、その経験がなぜ通信業界で活かされるのか、どの段階の技術に関心があるのかを説明することが重要だ。
例文
貴社の技術職として、社会の根幹を支える通信インフラの設計・構築に携わり、5GやIoTといった次世代技術の社会実装を技術面から牽引したいと考え志望いたします。
私は大学で[通信工学に関する講義を受講し / 自宅でルーター等を用いたネットワーク環境を構築し / CTFなどのセキュリティコンテストに参加し]、通信の仕組みや[セキュリティ分野]について実践的に学んでまいりました。この経験を通じて技術の奥深さを知るとともに、私たちが普段「当たり前」に使っているネットワークの裏側には、それを絶対に止めないというエンジニアの強い使命感があることを痛感しました。
私は単に技術を追求するだけでなく、この「当たり前のインフラ」を守り、発展させることに強いやりがいを感じています。特に、貴社が注力している[クラウドネットワークの構築 / 高度化するセキュリティ課題の解決]という領域に強い関心を持っており、私の[大学でのプログラミング経験 / ネットワーク構築の基礎知識]が活かせると考えております。
入社後は、技術への探究心とインフラを支える使命感を胸に、貴社のネットワークエンジニアとして通信基盤の安定稼働と進化に貢献したいです。
大学で通信系の講義を受講した、CTFなどセキュリティコンテストに参加した、自宅でネットワーク環境を構築した、といった技術経験を盛り込むことで、志望動機の信憑性が高まる。
技術職を志望する場合は、その経験が通信業界のどの領域に繋がるのかまで言語化する必要がある。
6-3.企画・マーケティング職を志望する場合の例文
企画・マーケティング志望では、通信サービスの利用者ニーズを理解し、新しい価値を創造したいという姿勢が評価される。通信業界のマーケティングは、既存インフラの活用方法を提案する領域から、DXやIoT活用による新規事業開発まで幅広い。
志望動機では「何をマーケティングしたいのか」という解像度が重要になる。
企画・マーケティング志望の志望動機に含めるべき要素
- ゼミやインターン、プロジェクトでの市場調査・企画経験
- 関心を持つマーケティング領域の具体名
- 通信業界のどのサービス・ソリューション領域で貢献したいのかの明示
通信業界では、既存顧客の満足度向上だけでなく、新たなサービスやソリューションを市場に創造する役割も大きい。
例文
貴社の企画・マーケティング職として、通信サービスの潜在的な利用者ニーズを汲み取り、通信インフラを活用した新しい価値を社会に創造したいと考え、志望いたします。
私は学生時代、[Webメディアの運営インターン / サークルでの集客戦略の立案 / マーケティング専攻での消費者行動分析]を通じて、ターゲットの課題を分析し、最適な解決策を届けることで行動変容を促す経験を積みました。この経験から、顕在化していないニーズを捉え、魅力的なサービスとして形にする企画・マーケティングの仕事に強い情熱を持っています。
通信業界におけるマーケティングは、既存の通信インフラの活用提案にとどまらず、DXやIoTを活用した新規事業開発まで多岐にわたると認識しています。その中で私は特に、[法人向けDXソリューションの認知拡大 / 個人向け次世代通信サービスの企画・開発 / IoTを活用した新規事業の立ち上げ]の領域に強く惹かれています。
入社後は、自身の「顧客視点で課題を深掘りする力」を活かして既存のお客様の満足度向上を図るとともに、貴社の技術力を掛け合わせた新たなサービスやソリューションを市場に生み出し、事業のさらなる成長に貢献したいです。
自分が関心を持つマーケティング領域が、通信業界のどこに該当するのかを整理することが重要だ。
個人向けサービスの新規顧客獲得なのか、法人向けソリューションの認知拡大なのか、それとも次世代サービスの企画開発なのかで、志望動機の書き方は大きく異なる。
6-4.カスタマーサービス職を志望する場合の例文
カスタマーサービス志望では、顧客課題の解決と継続的な関係構築への関心が志望動機の軸になる。通信業界のカスタマーサービスは、通話料金の問題解決から、複雑な法人向けサービスの技術サポートまで、多岐にわたる。
採用側は「顧客満足度を高めたい」という一般的な志望動機ではなく、通信業界の顧客層・課題領域への理解を求めている。
カスタマーサービス職を志望する場合、顧客対応経験とその中で得た気づきが評価のポイントになる。
カスタマーサービス志望の志望動機に含めるべき要素
- アルバイト・インターンでの顧客対応経験と得た気づき
- 困った顧客へのアプローチや工夫した点の具体例
- 通信業界のカスタマーサービス領域への理解
通信業界では、技術的な問題だけでなく、顧客のビジネス課題を理解した上でサポートする能力が求められる。
例文
貴社のカスタマーサービス職として、顧客の抱える課題を根本から解決し、信頼に基づく継続的な関係構築を通じて貴社のファンを増やしたいと考え、志望いたします。
私は学生時代、[コールセンターでのアルバイト / 携帯ショップでの接客 / 飲食店でのクレーム対応]を経験し、お客様の言葉の裏にある「本当の困りごと」や「ビジネス上の背景」を汲み取ることの重要性を学びました。この経験から、企業と顧客を結ぶ最前線の接点を大切にし、一人ひとりの状況に寄り添って安心感を提供する役割に強い魅力を感じています。
通信業界のカスタマーサービスは、単なるマニュアル通りの対応ではなく、インフラを支える重要なポジションだと認識しています。私は特に、[法人のお客様のビジネス課題を理解した上での高度な技術サポート / 個人のお客様の生活インフラに関わる迅速な問題解決]に携わり、[顧客との関係深化 / サービスの継続利用]という価値を提供したいと考えています。
入社後は、自身の「相手の状況を想像し、傾聴する力」を最大限に活かし、表面的なトラブルシューティングにとどまらず、お客様のビジネスや生活に寄り添ったサポートを行うことで、貴社への高い信頼と長期的な関係構築に貢献したいです。
志望動機では「顧客との接点を大切にしたい」という視点から、自分の経験をどう活かすのかを説明する。
同時に、通信業界のカスタマーサービスが扱う顧客層(個人顧客か法人顧客か)や、提供する価値(問題解決か関係深化か)に対する理解も必要である。
6-5.コミュニケーション力を強みにする場合の例文
コミュニケーション力を強みとして志望動機に盛り込む場合、その力がどの職種・場面で活かされるのかを明示することが重要だ。
通信業界では、営業・企画・カスタマーサービスなど、複数の職種でコミュニケーション力が必要とされるため、単に「コミュニケーション力がある」と述べるだけでは、他の候補者との差別化ができない。
コミュニケーション力を強みにする際に示すべき要素
- 異なる立場の関係者を巻き込んで課題を解決した具体的なエピソード
- その経験の中で得た、自分のコミュニケーション力の本質
- その力が通信業界のどの職種・場面で活かされるのかの明示
強みとしてコミュニケーション力を語る場合、異なる立場の人々を巻き込み、課題を解決したという具体例が不可欠である。
例文
貴社の[営業職 / 企画職 / カスタマーサービス職]として、多様な関係者の中心に立ってベクトルを合わせ、通信インフラを活用した最適なソリューションを顧客に届けたいと考え志望いたします。
私は「異なる立場の人を巻き込み、課題を解決するコミュニケーション力」に強みを持っています。学生時代、[サークル活動の運営 / インターンシップでの営業同行]において、[意見が対立するメンバー間の調整を行い、一つの目標に導く / 顧客との対話から表面化していないニーズを引き出す]経験をしました。この経験から、単に「話す・聞く」だけでなく、相手の背景や利害を理解し、信頼関係を築きながら最適解を見つけるプロセスに自身の適性を感じています。
通信業界における[希望職種、例:法人営業]は、単独で完結する業務ではなく、社内の技術部門やパートナー企業、そして顧客といった多様なステークホルダーと協働してプロジェクトを進める必要があると認識しています。私の「異なる意見や立場を調整し、周囲を巻き込んで前進する力」は、まさにこの複雑な関係構築が求められる現場で最大限に発揮できると確信しております。
入社後は自身の強みを活かし、社内外の架け橋となって関係者のハブ(結節点)として機能することで、貴社のビジネス推進と顧客の課題解決に貢献したいです。
通信業界では、顧客・社内チーム・パートナー企業など、様々なステークホルダーとの関係構築が必要であり、その中で自分がどう役割を果たすのかを示すことが期待されている。
志望動機の中で、自分のコミュニケーション力がなぜ通信業界で活かされるのか、どの職種で最大限に発揮されるのかを具体的に結びつけることで、採用側に「この学生は業界の課題を理解した上で自分を売り込んでいる」と感じさせることができる。
6-6.課題解決力を強みにする場合の例文
課題解決力を強みとする志望動機では、自分がどのような問題に直面し、どのように考えて解決に至ったのかというプロセスが評価される。
通信業界は、社会の急速な変化に対応する必要があり、採用側は「問題が発生した時に、どう動くのか」という適応力と思考力を見極めたいと考えている。
課題解決力を強みに語る場合、単に「問題を解決した」ではなく、複数の選択肢の中から最適な解決策を選んだプロセスを示すことが重要だ。
通信業界では、5GやIoTなどの新技術導入に伴い、既存の事業モデルを問い直す必要も出てくる。そうした変化の中で、自分がどう貢献するのかを示すことが期待されている。
例文
自身の強みである「最適な解決策を導き出す課題解決力」を活かし、5GやIoTといった技術革新による変化の激しい通信業界において、貴社の次世代ビジネスモデルの創出に貢献したいと考え志望いたします。
私は学生時代の[ゼミの研究 / 長期インターン / サークル活動]において、[直面した具体的な課題、例:新規顧客の獲得数が停滞している]という問題に直面しました。その際、単に思いつきの対策に走るのではなく、まずは現状分析を行い根本原因を特定しました。その上で、複数の解決策を洗い出し、それぞれのコストや実現可能性を比較検討した結果、最も効果的である[実行した具体的な解決策]を選択・実行し、状況を打開することに成功しました。
現在の通信業界は、これまでのインフラ提供という枠を超え、新技術の導入に伴って既存の事業モデルそのものを問い直す変革期にあると認識しています。正解がないこの環境下において、私の「複数の選択肢から最適解を見極め、状況に適応していく思考力」は必ず活きると考えています。
入社後は、この課題解決力を最大限に発揮し、[企業のDX推進における技術的ボトルネックの解消 / IoTを活用した新規サービスの企画立案など、志望企業が抱える課題]の解決に真っ直ぐに向き合い、貴社の変化と成長を牽引する人材として貢献したいです。
志望動機の中で課題解決力をアピールする際は、その力が通信業界のどの課題の解決に繋がるのかを最後に明確にする。
そうすることで、「この学生は業界の課題を理解し、自分の力で貢献したいと本気で考えている」という印象を与えることができる。
7.通信業界が求める人物像と自己PRの接続方法
通信業界が求める人物像を理解することは、志望動機を説得力のあるものに変える第一歩だ。
採用担当者は『なぜ通信業界か』という答えだけでなく、『この人物が自社で活躍できるか』『自分たちの企業文化に合っているか』を見極めようとしている。
つまり、業界への理解と自分の強みを直結させることが、評価される志望動機の条件になる。このセクションでは、通信業界が求める人物像を具体的に示した上で、あなたの経験やスキルをどう接続するかを実践的に解説していく。
- 通信業界が求める人物像の傾向
- 自分の強みを人物像に接続する手順
- エピソードで裏付ける具体的な書き方
7-1.通信業界が求める人物像の傾向
通信業界が求める人物像の共通軸は、学習意欲・臨機応変さ・責任感の3点である。
通信業界は5G・クラウド化・IoT・DXなど、技術トレンドが急速に変わる領域だ。そのため、採用担当者は『今の知識』よりも『それを継続的に学べる姿勢』を重視する。
また、通信インフラは社会生活に直結しているため、問題発生時に臨機応変に対応し、顧客や社会への影響を最小化できる判断力が不可欠である。
さらに、システムの信頼性や安定性を保つ責任は個人の意識にも表れ、採用側は『自分の業務範囲がどこか』を理解して主体的に動ける人材を求めている。
営業・企画・エンジニア・事務など職種を問わず、この3つの資質があるかどうかで評価は大きく変わる。特に新卒採用では、専門スキルよりもこうした基礎的な人物像との合致を見ている。
7-2.自分の強みを人物像に接続する手順
自分の強みを通信業界の求める人物像に接続するには、『強み=どの資質を示すか』を明確に翻訳することが重要だ。
例えば、『継続力がある』という強みを述べるだけでは評価されない。『継続力がある』という強みが、通信業界で求められる『学習意欲』『責任感』のどちらに、またはどちらにも該当するのかを読み手が理解できるように書く必要がある。
つまり、『何ができるか』だけでなく『その強みが業界のどの課題を解決するか』まで言語化することで、志望動機全体の説得力が格段に上がる。
手順としては、まず学習意欲・臨機応変さ・責任感のそれぞれについて、自分の経験を当てはめてみる。次に、その経験がなぜそれらの資質を示すのかを1〜2文で根拠付ける。
最後に、その資質を通信業界でどう生かしたいのかを将来像として述べる。この3ステップが完成した時点で、『ただ安定しているから』という浅い理由から脱出できている。
7-3.エピソードで裏付ける具体的な書き方
人物像を裏付けるエピソードは、『結論→背景→行動→結果→学び』の5段階で構成すると説得力が生まれる。
多くの学生は『〇〇に興味があるから通信業界を志望した』で終わってしまう。しかし採用担当者は『なぜそこまでの興味になったのか』『その過程でどんな経験をしたのか』という背景を知りたい。
具体的なエピソードを通じて、あなたが学習意欲や責任感をどう発揮してきたかを示すことで、採用側は『この学生は本気だ』と感じる。
例文
プログラミングサークルで〇〇というシステムを開発した。その際、新しい技術を学びながら進めたため、〇〇という課題に直面した。メンバーと相談し、〇〇という判断をして対応した結果、リリースに成功した。この経験を通じて、継続的な学習と判断力の重要性を学んだ
このように、背景→課題→判断→結果を段階的に述べることが大切だ。
8.志望動機でやりがちなNG例と改善ポイント
通信業界の志望動機を書く際、多くの新卒学生が陥りやすいパターンがある。専門用語を多用したり、待遇面だけを理由にしたり、抽象的な社会貢献で済ませてしまったりすることで、採用担当者には「業界への理解が浅い」「他社でも通用する内容だ」と判断されてしまう。
ここでは、よくある4つの失敗パターンを挙げ、それぞれの改善ポイントを示す。
- 専門用語を使いすぎて浅く見えるパターン
- 待遇や安定性のみを理由にするパターン
- 「地方創生」など抽象的な社会貢献で終わるパターン
- どの会社にも言える内容になるパターン
8-1.専門用語を使いすぎて浅く見えるパターン
NG例
私は御社で、5GやIoTを活用して企業のDXを推進したいと考えています。これからの時代はDXが不可欠であり、最新技術を用いて社会を豊かにしたいです。
5G・IoT・DXといった専門用語を羅列するだけでは、むしろ理解が浅いと判断される。
学生がこれらの言葉を使う理由は、業界知識を示したいからだが、言葉を知っているだけでは説得力にならない。
採用担当者は「その技術が社会をどう変えるのか」「あなた自身がそこで何をしたいのか」という具体像を求めている。
5Gなら「遠隔医療が実現する」といった社会課題との接続、IoTなら「工場の自動化で人間にしかできない仕事が増える」といった職業キャリアの変化を示す方が、専門用語よりも説得力がある。
改善するには、専門用語を1つか2つに絞り、その後に「なぜそれが重要か」を自分の言葉で説明する習慣をつけ、自分の関心と社会課題を結びつけることが重要だ。
専門用語は足がかりに過ぎない。採用担当者が知りたいのは、あなたがその技術を通じて何を実現したいのかだ。
8-2.待遇や安定性のみを理由にするパターン
NG例
私が貴社を志望する理由は、通信インフラが現代社会に不可欠であり、事業として非常に安定しているからです。人々の生活を根底から支える重要な役割を担っており、景気に左右されない安定した環境で、腰を据えて長く働ける点に魅力を感じています。
「通信インフラは社会に不可欠で安定しているから」という理由は、他の業界にも当てはまるため、説得力が極めて弱い。
安定性は通信業界の特徴の1つだが、それだけでは「なぜ通信か」という問いに答えていない。
改善するには、安定性や待遇を背景として認めつつ、その先の「自分が何をしたいか」を主軸に持ってくること。
例えば「通信業界は安定しており、長期的にキャリアを築ける環境がある。その基盤の上で、DXが進む企業の営業として、顧客のデジタル化を支援し、地方企業の成長に貢献したい」といった流れなら、待遇を認めながらも主体性が見える。
採用担当者は給与の話はしない。その代わり、あなたがその企業で何を学び、どう成長したいかを聞いている。
8-3.「地方創生」など抽象的な社会貢献で終わるパターン
NG例
「私は御社で、地方創生に貢献し、日本の社会課題を解決したいと考えています。都市と地方の格差をなくし、すべての人が豊かに暮らせる社会の実現に貢献したいです。」
「地方の発展に貢献したい」「社会課題を解決したい」といった抽象的な社会貢献表現は、通信業界の志望理由として最も説得力が低い。なぜなら、これらの言葉は通信業界に限定されず、金融業界、商社、コンサル業界でも通用するからだ。
社会貢献は重要な動機だが、それが「通信業界だからこそ」という具体性を欠いていると、採用担当者には響かない。
「5G基盤の整備により遠隔教育が実現し、地方の学校の教育格差が縮まる」「IoT技術で農業の効率化を支援する」といったように、通信業界の技術がどう社会課題を解決するか、その過程で自分は何をするかを示すことが必須だ。
改善するには、抽象的な社会貢献の後に、「そのために通信業界のどのポジションで、どのスキルを磨くか」を追加すること。
社会貢献は志望動機の根底にあるべき価値観だが、それを通信業界固有の技術・職種と結びつけなければ、単なる理想論に留まる。
8-4.どの会社にも言える内容になるパターン
NG例
通信という社会の基盤を支えながら、最新技術に携われる点に魅力を感じています。また、将来的にはグローバルに活躍できる環境が整っているため、貴社を志望いたしました。
「通信は社会の基盤」「グローバルに活躍したい」「最新技術に携わりたい」といった内容は、IT企業全般にも当てはまるため、志望企業の特定性がない。
通信業界への志望理由と、その中で特定企業を選んだ理由は別の問題であり、両者を明確に分けて書く必要がある。業界は「なぜ通信か」で答え、企業は「その中でなぜこの会社か」で答えることで初めて説得力が生まれる。
改善するには、まず業界理解を示した上で、その企業固有の事業戦略、技術投資、職場文化、キャリアパスを調べ、それが自分の志向とどう合致するかを示すこと。
企業研究を深め、その会社でなければならない理由を作ることが、選考を勝ち抜く鍵になる。
9.通信業界の志望動機は業界理解と自分の接続で完成する
ここまで、通信業界の構造や採用担当の視点、組み立て方の手順を見てきた。結論はシンプルで、志望動機は「社会的使命感」と「自分の強み・経験」を具体的に接続した瞬間に説得力を持つということだ。
「通信インフラは社会に不可欠だから安定している」という理由だけで書こうとしてしまうのは、就活生なら誰でも陥る自然な反応である。ただ、そこで止まらず、自分がその社会変革にどう関わりたいかまで踏み込めるかどうかが、評価される文章と埋もれる文章の分かれ目になる。
骨格を書き出す前に、次の3点を自分の言葉で埋められるか確認してほしい。
- なぜ通信業界か(社会的な使命感の部分)
- なぜこの会社か(企業固有の魅力の部分)
- 入社後に何をしたいか(自分の強み・経験との接続)
この3点が埋まれば、志望動機の骨格はほぼ完成したと言っていい。あとは職種別の例文や自己PRとの接続方法を参考にしながら、自分の言葉に置き換えていく作業が残るだけである。
具体例として、5G技術に関心があるなら「通信インフラの進化が地方の医療格差解消に繋がると考え、その基盤づくりに携わりたい」といった一文を軸にできる。ここに自分がゼミやアルバイトで培った課題発見の経験を添えれば、抽象論だった志望動機が一気に自分だけのものに変わる。
焦って完璧な文章を目指す必要はない。まずは骨格を紙に書き出してみることが、自信を持って語れる志望動機への第一歩になる。
志望動機の締めくくり方に不安がある人はこちらの記事、「就活の志望動機は締めくくり失敗でコミュ障認定?」も合わせて確認しておくと、ES全体の完成度がさらに上がる。
10.通信業界の就活に関するよくある質問
ここでは通信業界の志望動機づくりで新卒がつまずきやすい疑問を、三つに絞って答える。
読み終えたときに「自分の骨格が見えた」と思える内容を目指した。
- 通信業界を志望する理由として何を書けばいい?
- なぜこの業界を志望したのかを例文で知りたい
- 通信業界に向いている人の特徴は?
10-1.通信業界を志望する理由として何を書けばいい?
結論から言えば、社会インフラを支える使命感と、自分がその中で何をしたいかの2点を軸にすべきだ。
「安定しているから」だけでは業界研究不足に見える。
採用担当は業界理解の深さより、入社後に何をしたいかという将来志向を重視しているためだ。
具体的には、5GやIoTが広げる社会課題との接点を1つ見つけ、自分の経験と結びつける。
難しい専門知識は不要で、身近な生活体験からの気づきで十分である。
この3点を満たせば、抽象的な「安定志向」から一歩抜け出した志望理由になる。
10-2.なぜこの業界を志望したのかを例文で知りたい
志望理由は、「業界への理由」と「企業への理由」を分けて書くと伝わりやすい。
この2つを混同すると、どの通信会社にも当てはまる薄い内容になりがちだ。
業界理由は社会全体への影響、企業理由はその会社ならではの強みで書き分けるのが基本である。
職種や強みによって書き方は変わるため、自分に近いパターンを探すと発想が早い。
具体例:営業志望・チャレンジ精神タイプの一文
「貴社を志望する理由は、通信インフラが人々の生活基盤を支える社会的意義に共感したためだ。
大学時代のサークル運営で培った巻き込み力を活かし、法人営業として新たなIoTサービスの普及に貢献したい」
この型なら、業界への共感と企業での役割が自然に接続される。
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1.SEの志望動機が新卒採用で重視される理由
新卒のシステムエンジニア採用では、志望動機が選考の合否を大きく左右する。採用担当者は、プログラミング経験や技術スキルの有無より、仕事理解の深さと入社後に活躍できる人材かどうかを志望動機から読み取るためだ。
未経験でも、SEの仕事を正しく理解し、自分の適性と結びつけた一貫性のある理由が書けていれば、書類選考と面接の両方で高く評価される。採用担当は技…
10-3.通信業界に向いている人の特徴は?
学習意欲が高く、変化を前向きに受け止められる人が向いている。
通信業界は5GやDXなど技術変化が速く、既存のやり方に固執せず柔軟に対応できる姿勢が評価されやすいためだ。
加えて、社会インフラを担う責任感も重要な素養である。
自分の強みを棚卸しし、これらの特徴と重なる経験があるか確認してほしい。部活動での役割変化への対応や、資格取得での継続学習などは良い材料になる。
自分だけの志望動機は、まず一文書き出すところから始まる。骨格が固まったら、専門家に見てもらうことで文章の説得力はさらに増していくはずだ。
11.通信業界への就活はユニゾンキャリアにお任せ!
通信業界への就活を一人で進めようとすると、「自分のやり方は正しいのか」「どの企業が本当に自分に合っているのか」といった不安はつきものだ。
専門性が高く、事業内容が多岐にわたるこの業界では、やみくもに進めてもなかなか結果には繋がらない。だからこそ、業界を熟知したプロのサポートを賢く利用することが、内定への一番の近道になる。
11-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
主に面接対策ですね。
私は面接に自信がなかったので、面接で聞かれる質問への回答をまとめて、担当キャリアアドバイザーの橋本さんに添削してもらいました。
実は初めての面接で想定外の質問をされて頭の中が真っ白になったんです…。
橋本さんから面接で聞かれる質問を教えてもらってからは、面接の準備ができたのでどんな質問にでも答えられるようになりました!
就職活動にかかった期間はどのくらいですか?
大学3年生の9月から始めて、6か月程度かかりましたね。
ユニゾンキャリアを利用してから1か月半で第一志望の企業から内定をもらえたんです。
もっと早く利用すればよかったと思いました…!
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
最初から最後まで橋本さんに手厚くサポートいただいて感謝の気持ちでいっぱいです…!
IT業界について知れたおかげで、面接で自信を持って話せました。
橋本さんはいつも親身になって相談にのってくれて、背中を押してくれる存在でしたね。
すごく心強かったですし、就活生のことを本気で考えてくれてると思いました。
11-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
ゲームが好きだったことがきっかけです。
高校生のころにモンスターを狩るゲームにハマっていて、「自分も同じようなゲームを作ってみたい」と思うようになりました。
そこで、実際にプログラミングでゲームを作ってみたら、思ってた以上に楽しくて…!自分でコードを書いて、画面が変化していくのは面白かったですね。
そうやってアイデアを形にできるところが面白くて、エンジニアになりたいと思うようになりました。
選考を上手く進めるポイントはありますか?
エンジニアにも種類があるのでそれぞれの仕事内容を知ったうえで、どんなエンジニアになるかを決めることが大事だと思います。
漠然とエンジニアになりたいと思ったままだと、企業選びで悩んでしまうと思うんです。
プログラミングしたいのか、インフラに携わりたいのか、SIerで働きたいのかだとかを考えて決めておくと、企業選びがしやすいと思います。
どんなエンジニアがいいか、橋本さんと話しながら決められたので、ありがたかったです。
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
担当キャリアアドバイザーの橋本さんの対応が早くて助かりました!
3年生の3月に就活を再開したんですが、周りの同級生が内定をもらってたこともあって当時は焦ってて…。
でも、最初の面談から求人の紹介までが早くて、スムーズに就活を進められたので本当にありがたかったです。
そのおかげで、2か月後には内定がもらえて早く就活を終えることができたので橋本さんには本当に感謝しています。
この記事を読んで、通信業界という未来に挑戦したい気持ちと、同時に「自分にできるだろうか」という少しの不安が芽生えたかもしれない。そんな今の気持ちを、ぜひ一度私たちユニゾンキャリアのキャリアアドバイザーに聞かせてほしい。
下のボタンから申し込める無料相談で、君だけのキャリアプランを一緒に考え、納得できる大切な一歩を踏み出す手伝いができると、本当に嬉しい。