記事の概要
通信業界への就職を考えているが、『しんどい』『きつい』という話をよく聞くので、本当のところを知りたい。こうした悩みを抱える就活生は少なくない。
通信業界は国民生活に不可欠なインフラを担う安定性の高い業界である一方、しんどさの実態は職種や配属場所によって大きく異なる。漠然とした評判だけで選考を避けたり、逆に過度な楽観視で入社すると、入社後のギャップで後悔する可能性がある。
この記事では、通信業界がしんどいと言われる5つの理由、職種別に異なるしんどさの中身を整理し、2種類に分けて詳しく解説していく。
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1.通信業界の業態は5つのセグメントに分かれる
通信業界は一見するとNTTドコモやソフトバンクといった大手3社だけだと思われがちだが、実は固定通信・移動体通信・ISP・放送・機器ベンダーの5つのセグメントに分かれている。就活生が知らないセグメントに、優良企業が多く存在するため、業界研究の段階で業態の違いを理解することが重要だ。
通信業界は固定通信・移動体通信・ISP・放送・機器ベンダーの5つに大別さ…
1.通信業界がしんどいと言われる5つの理由
通信業界が「しんどい」と言われるのは、職種や配属先によって理由が異なるからだ。営業職のノルマプレッシャーと現場技術職の肉体労働は全く別の負荷であり、同じ会社でも部門が違えば大変さの中身が変わる。
この章では、通信業界全体で共通する5つのしんどさの要因を整理し、自分がどのしんどさに直面する可能性があるのかを職種別に考えるための準備をしていこう。
- 覚えることが多い専門知識と技術習得の負担
- 顧客からの厳しいクレーム対応
- 達成が求められる営業ノルマ
- 休日でも発生しうる障害対応
- 体力的に負担が大きい現場作業
1-1.覚えることが多い専門知識と技術習得の負担
通信業界は技術進化のスピードが速く、5G・6G・ネットワーク規格など常に新しい知識を習得し続ける必要がある。入社後すぐに現場や営業の最前線に出されるため、基礎知識がないまま顧客対応を迫られることも少なくない。
営業職であれば料金プランや回線の仕組み、現場技術職であれば基地局やケーブル配線の専門知識が求められる。特に通信は目に見えない電波やデータを扱うため、説明が難しく、習得に時間がかかる傾向がある。
新入社員向けの研修期間は1〜3ヶ月程度が一般的だが、その後すぐ実務に出ると、わからないまま顧客や上司に質問しづらい雰囲気の中で学び続けなければならない。
1-2.顧客からの厳しいクレーム対応
通信サービスはインフラに関わるため、障害が発生すると顧客からの怒りは大きい。料金の誤請求や通信速度の低下など、生活に直結する問題だからこそ、クレームの内容が激しくなりやすい。
営業職であれば契約後のトラブル対応、ショップスタッフであれば解約希望客の対応、技術職であれば障害報告を受けた顧客への説明と謝罪を繰り返す。顧客が激怒した状態で対応することが日常的にあり、精神的な疲労が蓄積しやすい。
特にショップでのキャッシュセールスや解約勧止(解約を留める営業)の場面では、顧客の不満が直接ぶつかってくる。感情的な対応をしないよう冷静さを保つ必要があり、仕事終わりに疲労を感じる社員は多い。
1-3.達成が求められる営業ノルマ
通信業界の営業職は高い契約数ノルマを課せられることが多い。新規契約獲得と既存顧客の解約防止の2つの指標でプレッシャーを受け、達成できないと上司から詰められることもある。
携帯電話の販売本数、固定回線の新規契約数、月間の売上目標などが常に監視される。特に四半期末や決算期は達成圧力が高まり、営業職はストレスフルな業務環境に置かれる。
達成できない月が続くと、給与や評価に直結することもあり、仕事への不安が生まれやすい。
ノルマ達成のために顧客のニーズに合わないプランを提案してしまう罪悪感や、解約したい顧客を強引に引き止めようとするジレンマも、営業職がしんどいと感じる理由になっている。
1-4.休日でも発生しうる障害対応
通信インフラは24時間稼働する必要があるため、大規模な通信障害が発生すると休日でも対応を迫られる。夜間や休日に緊急呼び出しがあり、プライベート時間が侵される。
ネットワークエンジニアや技術職は特に顕著だ。障害が起きたときの連絡は組織全体に波及するため、休日を理由に対応を拒否することが難しい。
給与に含まれる「みなし残業」の時間を超える呼び出しは手当てがつかないことも多く、実質的な無給労働に近い状態になることもある。
頻繁に呼び出されれば、家族との予定が立てにくくなり、心身の休息を十分に取ることが難しくなる。
1-5.体力的に負担が大きい現場作業
基地局工事や光ファイバー配線の敷設など、現場技術職は重い機器を運んだり、高所作業をしたりする。毎日体を酷使する仕事であり、年齢が上がると体力的にしんどいと感じる社員が増える。
特に夏場の屋外作業は熱中症のリスクが高く、冬場の工事現場では体が冷える。梯子や足場の上での作業も多いため、安全管理に常に気を配る必要があり、精神的な緊張も伴う。
30代以降も現場に出続ける場合、体の衰えに仕事の量がついていかず、疲労の蓄積が顕著になる。
一部の企業ではドローン活用や自動化機器の導入が進みつつあるが、まだ多くの現場では人手が頼りであり、労働環境の改善は緩やかだ。
2.職種別に異なるしんどさの中身を整理する
通信業界のしんどさは、職種によって全く異なる。営業とエンジニア、店舗スタッフと本社職員では、抱える課題も精神的・体力的な負荷も異なる。
ここで職種ごとのしんどさを理解することで、自分に合う配属先を見極める判断材料が手に入る。
- 営業職は契約ノルマと解約防止の重圧が中心
- 現場技術職は体力面とオンコール対応が中心
- ショップスタッフは接客とキャッチセールス化のギャップ
- コーポレート職は調整業務と繁忙期の負荷
2-1.営業職は契約ノルマと解約防止の重圧が中心
通信業界の営業職は、新規契約の本数ノルマと、既存顧客の解約率を低く保つプレッシャーが両立する職種だ。他業界の営業と異なり、既に契約している顧客を失わないことが成績評価に大きく影響する。
法人営業は決算期に大型契約を狙うため、繁忙期の負荷が集中する。個人営業はキャッシュバックキャンペーンや料金プラン変更などで、年間を通じて営業機会を作る
どちらも月間や四半期ごとにノルマ達成状況が評価される仕組みなので、達成できない月が続くと精神的な負荷が高まる。
営業成績が給与や賞与に反映される企業が多い。ノルマを達成できれば手当が増える一方で、達成できない期間が続くと焦燥感に駆られる。
この環境に向くかどうかは、プレッシャーの中での目標設定と実行が得意かどうかで判断できる。
2-2.現場技術職は体力面とオンコール対応が中心
工事や保守業務の体力負担と、休日・深夜の緊急呼び出しが現場技術職のしんどさの核だ。光回線やモバイル基地局の工事は屋外作業が多く、夏の炎天下や冬の寒冷地での作業を避けられない。
保守職は既存ネットワークを監視し、故障時に現場へ駆けつける責任を持つ。通信インフラは24時間稼働が求められるため、夜間や休日にアラートが来て現場に向かう「オンコール対応」が定期的に発生する。
月に数回の深夜呼び出しは珍しくなく、疲れが溜まりやすい。
体力に自信がある人向けの職種だが、加齢に伴う体力低下で負荷を感じ始める社員も多い。長く続けたいなら、定年近い世代がどんなキャリアを歩んでいるかをOB訪問で確認すべき職種だ。
2-3.ショップスタッフは接客とキャッチセールス化のギャップ
ショップスタッフは入社前の「接客」というイメージと、実務で求められる「契約獲得」のミッション乖離が大きい職種だ。店舗では顧客サービスよりも新規契約数が優先される。
来店客に高額プランを勧める営業色の強い対応を求められる職場も多い。
接客が得意で店舗働きを希望したのに、実際は営業ノルマを背負わされるギャップに後悔する新卒が多い。店舗は来店客との一期一会の接客を楽しむ職場ではなく、顧客ニーズを掘り起こして契約につなげることが評価される場になっている企業が大半だ。
この不一致を事前に理解するには、面接や企業説明会で「実際の店舗での営業活動」を具体的に聞くべき。ノルマはあるか、達成できない月の評価はどうなるか、シフト調整はされるかを確認することが重要だ。
2-4.コーポレート職は調整業務と繁忙期の負荷
総務・人事・企画などのコーポレート職は、現場からの要望を本社方針と調整し、利害関係者間の折衝を常に行う職種だ。営業や現場技術から上がってくる採用要望・経費申請・施策提案を、会社全体のルールと予算の枠内で判断・実行する。
繁忙期は年間決算期や新卒採用時期に集中する。4月の新入社員受け入れや、9月の人事異動シーズンには、調整作業と突発業務が重なり長時間労働になりやすい。
営業や現場ほどノルマはないが、社内からの要望に応え続けることで精神的疲労が蓄積する。
職種の性質上、評価が数字で見えづらく、仕事の成果を実感しにくいことが課題だ。一方で、営業のノルマプレッシャーや現場の肉体労働からは距離がある。社内の人間関係構築が得意で、長期的にキャリアを築く環境を重視する人に向いている。
3.しんどさの原因は業界構造と職場運用の2種類ある
通信業界が「しんどい」と言われるのは、実は2つの異なるストレス源があるからだ。
1つは業界の競争構造や規制環境といった変えられない業界構造に起因するもの、もう1つは企業の休日連絡ルールや教育体制といった企業や職場の運用方法に起因するものである。
この2つを区別できると、「自分に向いているのか」をより正確に判断できるようになる。
- 業界構造起因のしんどさとその見分け方
- 職場運用起因のしんどさとその見分け
- OB訪問・インターンで確認すべきポイント
3-1.業界構造起因のしんどさとその見分け方
業界構造起因のしんどさは、通信業界全体の競争激化と料金規制によって生まれる。携帯電話の料金が政府主導で引き下げられ、各社が同じようなサービスを提供する中で、顧客との競争がより激しくなっている。
そのため営業職は「いかに顧客を獲得し、解約させないか」というプレッシャーが常に存在する。
これらは業界そのものの宿命であり、NTT・KDDI・ソフトバンクのどこに入社してもある程度は避けられない。ただし料金規制や競争構造は変わらないが、企業の営業方針や組織文化によって、そのプレッシャーをどう背負うかは異なる。
業界構造起因のしんどさを就活段階で見極めるには、説明会やOB訪問で「料金競争が激しい中で、どのようなビジネス戦略を取っているか」「顧客満足度を高めるために何に力を入れているか」といった、企業の経営姿勢を聞く必要がある。
3-2.職場運用起因のしんどさとその見分け方
職場運用起因のしんどさは、企業の休日対応ルールや教育不足、仕事内容のギャップなど、人事制度や職場文化によって変わる。
通信業界は通信障害が夜間や休日に起きることがあり、ネットワークエンジニアや現場技術者は休日対応が求められることがある。
ただし「全員が毎回対応する」企業もあれば、「交替制で対応する」企業もある。
また営業職の場合、入社時に「キャッチセールスをするのは嫌」と思っていても、企業の営業スタイルが強気で、顧客の断りを無視する文化であれば、ストレスは大きくなる。これは業界構造ではなく、その企業の選択である。
職場運用起因のしんどさを見極めるには、実際にそこで働く人に「休日に仕事の連絡が来ることはあるか」「未経験者に対する教育体制はどの程度か」「営業のやり方で自由度はあるか」と具体的に聞く必要がある。
3-3.OB訪問・インターンで確認すべきポイント
職場運用起因のしんどさを避けるには、実際に働く人から直接、具体的な働き方を聞くことが最も効果的だ。説明会や採用サイトでは良いことしか書かれていないため、OB訪問やインターンで本当の実態を確認する必要がある。
特に営業職やフィールド技術者は、配属先によってしんどさが大きく変わる。同じ会社でも営業所Aは休日対応が多いが営業所Bは少ない、というようなバラツキが存在する。
インターンに参加した場合は、同じ職種の先輩社員に「実際の1日のスケジュール」「休日に仕事の連絡が来る頻度」「未経験者時代のつらかった時期はいつか」といった、ネガティブな情報も含めて聞く。OB訪問では2〜3年目の若手を指名し、採用チームではなく実務者の声を聞くことが大切だ。
このセクションで学んだ「業界構造起因」と「職場運用起因」の違いを理解しておくことで、自分の適性と企業選びの軸がはっきりする。
4.しんどさは入社後どの段階でピークを迎えるか
通信業界で「しんどい」と感じるかどうかは、入社後の段階によって大きく異なる。新人時代の学習負荷、独り立ち後の営業プレッシャー、昇進後の責任範囲の拡大——それぞれが異なる種類のストレスをもたらすため、いつどんな大変さに直面するかを事前に把握することで、心構えを持つことができる。
- 入社直後は専門知識のキャッチアップが最大の壁
- 1〜2年目はノルマとクレーム対応の負荷がピーク
- 3年目以降は責任範囲拡大によるプレッシャー
4-1.入社直後は専門知識のキャッチアップが最大の壁
入社直後から半年から1年間の新人教育期間が、多くの就活生にとって想定以上に大変だと感じるポイントになる。
通信業界は専門知識の量が多く、電話回線のしくみ、料金プラン、ネットワーク技術、顧客対応マナーなど、短期間に習得すべき内容が膨大だからだ。
研修期間中は毎日のように新しい知識を詰め込まれ、テストや実習課題で理解度を確認される負荷が続く。
特に営業職やショップスタッフは、商品知識だけでなく顧客対応スキルも同時に磨く必要があり、勉強と実践の両立で睡眠不足に陥る新人も多い。
就活生が見るべきは、研修期間そのものの長さではなく、その間どれだけサポートが手厚いか、学習スピードが現実的かという点だ。
4-2.1〜2年目はノルマとクレーム対応の負荷がピーク
入社1年目の後半から2年目にかけて、営業ノルマとクレーム対応の負荷が一気に高まり、この時期が最もしんどいと感じる若手社員が多い。
研修を終えて現場に配属され、顧客獲得目標を背負うようになると、毎日のプレッシャーは目に見えて増す。
通信業界の営業ノルマは特に厳しいと言われるのは、新規契約獲得だけでなく解約防止も評価対象になるため、失敗の許容度が低いこと。
また、顧客クレーム(料金トラブル、通信障害の苦情など)は営業職が一次対応することが多く、心理的疲労も大きい。
この時期のストレス度合いは職種と企業の運用方針で大きく変わる。
OB訪問やインターン時に「月のノルマはいくつですか」「達成できないとどうなりますか」と直接聞くことが、入社後の現実を把握する最も確実な方法だ。
4-3.3年目以降は責任範囲拡大によるプレッシャー
3年目以降のしんどさの特徴は、営業ノルマそのものより、後輩指導や案件規模の拡大に伴う責任範囲の増加にシフトしていく。
昇進して部下を持つようになると、自分の成績だけでなく、チーム全体の目標達成を背負う負担が加わるからだ。
同時に、顧客企業の大型案件を担当するようになると、複数部門との調整や納期管理など、営業のみの責任では解決できない複雑な課題が増える。
新人時代とは違う種類のストレスが、今度は心理的・マネジメント的な領域で高まる。この段階で見るべきは、昇進ペースと育成環境である。入社直後のしんどさを乗り越えられるかは、個人の適性とサポート体制で決まる。
その先も責任感が強く、チームマネジメントに興味がある学生であれば、通信業界のキャリアパスは十分に価値があるといえる。
5.通信業界に向いている人・向いていない人の特徴
通信業界は全体的にしんどいと言われるが、実際には個人の適性と職種のマッチ度で、仕事のやりがいや負荷の感じ方は大きく変わる。営業でノルマに追われるのが得意な人もいれば、技術習得を楽しめる人もいる。
自分がどのタイプなのかを就活段階で見極めることが、入社後の後悔を防ぐ最短ルートだ。
- 向いている人に共通する3つの特徴
- 向いていない人に共通する3つの特徴
- 自己診断に使えるしんどさ許容度チェック
5-1.向いている人に共通する3つの特徴
通信業界で活躍する人に共通するのは、目標達成に向けた粘り強さと、変化への適応力、そして未知の領域を学び続けられる姿勢だ。これらの適性があれば、専門知識の習得負荷やクレーム対応のストレスも乗り越えやすくなる。
まず目標達成志向が強い人は、営業ノルマや成果目標を前向きに受け止める傾向がある。ノルマを達成するための課題として捉え、改善と実行を繰り返せる人が、営業職では特に活躍する。
次に変化への適応力は、5G・6G導入、システム更新、顧客ニーズの急速な変化に対応できるかを左右する。
通信技術は数年単位で急速に進化するため、「新しい仕様が出たら学び直す」「顧客の要望に応じて対応方法を変える」といった柔軟性が欠かせない。
このタイプの人は、環境変化を学習の機会と見なせるため、ストレスを感じにくい。
最後に技術や業界知識を学び続ける意欲がある人は、専門知識の習得負荷を前向きに受け止められる。通信業界は、完全な習得を目指すと終わりがない分野だが、「深く理解したい」という知的好奇心がある人なら、その過程自体がやりがいになる。
これらの特徴に心当たりがあれば、通信業界のしんどさは乗り越えやすい適性を持っている。
5-2.向いていない人に共通する3つの特徴
反対に、プレッシャーに弱い人、学習の継続が苦手な人、変化に不安を感じる人は、通信業界でストレスが大きくなりやすい。これらの特性が強い場合、職種選びや企業選びを慎重にする必要がある。
プレッシャーに弱いタイプは、営業ノルマや休日の障害対応による「いつ呼ばれるか分からない緊張状態」が心身に負担になる。通信業界は利用者への依存度が高いため、障害対応は24時間体制で発生する。
休日でも呼び出される可能性がある環境に、常に不安を感じるタイプは、疲れが蓄積しやすい傾向がある。このタイプの人は、営業職より安定した業務内容のコーポレート職や企画職を選ぶなど、職種を限定することで適性を高められる。
学習の継続が苦手なタイプも、通信業界では苦労しやすい。専門知識の習得は入社直後が最も負荷が高く、3年目以降も技術トレンドを追い続ける必要がある。
義務的に学ぶのではなく、内発的な動機がなければ、学習の継続は難しい。また変化への対応が得意でない人は、新しい仕様や顧客ニーズの多様化に対応するのに時間がかかり、ストレスを感じやすくなる。
自分がどちらのタイプかを冷静に判断することが、後悔しない進路選択の分岐点になる。
5-3.自己診断に使えるしんどさ許容度チェック
ここまでの特徴を踏まえて、以下の3軸で自分を採点することが、通信業界への適性判定の実践的な方法だ。各軸を1〜5段階で自己評価し、合計スコアから自分の向き・不向きを把握できる。
ノルマ耐性は、数字目標を前向きに受け止められるか、達成できなかった場合の心理状態の回復速度で判断する。
クレーム対応力は、顧客の不満や怒りに対面したときに、冷静に対応できるか、感情的になりやすいかで判定する。技術学習意欲は、新しい知識を自ら学ぶ主体性と、分からない内容に向き合う粘り強さを示す。
合計スコアが12点以上なら通信業界への適性が比較的高く、9点以下なら職種・企業選びを慎重にする価値がある。
ただしこれはあくまで目安であり、自分の判定に基づいてOB訪問や企業研究で具体的な職務内容を確認し、実際の向き・不向きを深掘りすることが重要だ。
6.しんどさを踏まえても通信業界を選ぶ将来性はあるか
通信業界がしんどいというのは事実だが、その一方で、通信インフラは社会の基盤であり、今後さらに重要性が高まる分野である。職種によってしんどさの内容が異なるのと同じく、通信業界の将来性も、自分の適性とマッチする職種を選べばこそ、意味のあるキャリアになる可能性が高い。
- 5G/6GやDXで広がる通信需要
- 社会インフラとしての安定性
- 専門スキルが将来のキャリアに直結する
6-1.5G/6GやDXで広がる通信需要
次世代通信規格(5G・6G)やDX推進により、通信業界の市場規模と求人数は今後も拡大する見通しが強い。総務省の調査では、5G関連産業の市場規模は2020年度の約1.9兆円から2030年度には約3.7兆円へ倍増すると予測されている。
自動運転・IoT・クラウド・メタバースなど、デジタル社会の基盤となるサービスのほぼすべてが高速・低遅延の通信インフラに依存する。
これらの需要拡大は、通信キャリアの営業職や技術職の新規採用増加につながり、就職難度の低下や人材育成への投資増加をもたらす可能性がある。
また、通信業界はDX人材の確保に積極的に動いており、未経験からのエンジニア採用や研修制度の充実化が進んでいる。
これは、きつい労働環境を改善する余裕が生まれる兆候でもあり、入社タイミングによって職場環境の質が大きく異なる可能性がある。将来市場が拡大する業界を選ぶことで、キャリアの選択肢が増え、転職や異動の際の選択肢も広がる。
6-2.社会インフラとしての安定性
通信は電気・ガス・水道と同じ社会インフラであり、景気変動の影響を受けにくい安定需要を持つ。新型コロナウイルスの流行下でも、通信契約数は増加し続け、企業業績は堅調だった。
生活に不可欠なサービスであるからこそ、政府の支援や規制保護も手厚く、急激な経営悪化のリスクが低い。
また、競争が激しく料金引き下げ圧力が強い市場ではあるが、NTT・KDDI・ソフトバンクの大手3社は経営基盤が磐石であり、倒産リスクはほぼゼロに近い。
個人の給与が産業全体の成熟度に左右されるのと同様に、長期的なキャリアの安定性も業界選びで大きく左右される。
通信業界は『安定した給与・退職金・福利厚生』が期待できる数少ない業界であり、特に家計を支える立場になる30代以降のセーフティネットとして機能する。
30年先も着実に存在し、安定した雇用を提供できる業界に身を置くことは、人生全体のリスク管理としても有効である。
6-3.専門スキルが将来のキャリアに直結する
通信業界で身につけた技術スキル・営業スキル・インフラ知識は、IT・クラウド・セキュリティなど成長産業へのキャリアチェンジで高く評価される。
特にネットワークエンジニアやセキュリティ人材は、どの業界でも不足しており、転職市場での時給単価や年収が高い。
営業職の場合も、通信キャリアでの顧客対応スキルは、IT業界の法人営業やコンサルティング営業で即座に応用でき、キャリアの可能性が広がる。
また、通信業界での経験があると、『インフラ知識を持つ営業』として他業種では代替困難な人材になれる。
スキル習得の時間軸を長く見ることが重要だ。3年で必要なスキルが定着すれば、その後は同じスキルを別の業界で活かす道が開ける。入社時の環境判断だけでなく、『3年後に自分は何ができるようになっているか』を逆算して職種・企業を選ぶと、しんどさの意味が変わる。
通信業界のしんどさは確かに存在するが、それを乗り越えた先に、別の業界では得られない専門性とキャリアの選択肢が待っている。
7.しんどさの正体を理解した就活生が取るべき次の一歩
ここまで見てきたように、通信業界の「しんどさ」は職種・原因・時期によって内容が異なる。各職種で抱える負荷の種類がまったく違う。
だからこそ「通信業界はしんどいからやめておく」という判断は早計であり、自分がどの職種と相性が良いかを具体的に調べる方が建設的だ。
次にやるべきことは、志望職種を一つか二つに絞り込み、その職種のしんどさに自分が耐えられるかを掘り下げて調べる作業である。業界全体を漠然と見るのではなく、職種単位で情報を集めることが後悔しない選択につながる。
志望職種を絞る前に確認したい項目
- 営業・現場技術・ショップ・コーポレートのうち、興味があるのはどれか
- OB訪問やインターンで、休日連絡の有無や配属実態を聞けているか
- 自分のノルマ耐性・クレーム対応力・技術学習意欲は3軸のどこが強いか
例えば、クレーム対応が苦手だが数字への意識が高い学生なら、対法人営業やコーポレート部門のほうが向いている可能性が高い。一方で、機械いじりや技術の勉強が好きな学生は、現場技術職のほうがしんどさを前向きに受け止められるだろう。
具体例:職種選びで後悔したケース
「安定していそうだから」という理由だけでショップ職を志望し、入社後に販売ノルマとキャッチセールス業務に苦しんだという声は少なくない。仕事内容を職種レベルで確認せず、業界イメージだけで決めてしまったことが原因である。
この記事、「IT業界の年収は低い?」のように、業界を横断して待遇を比較しておくと、通信業界を選ぶ根拠がより具体的になる。
しんどさだけでなく、待遇や将来性も含めて総合的に判断する視点を持ってほしい。志望動機や自己PRを作り込む段階で迷いが出たときこそ、職種ごとの実態を一段深く調べ直すタイミングである。
8.通信業界への就活はユニゾンキャリアにお任せ!
通信業界への就活を一人で進めようとすると、「自分のやり方は正しいのか」「どの企業が本当に自分に合っているのか」といった不安はつきものだ。
専門性が高く、事業内容が多岐にわたるこの業界では、やみくもに進めてもなかなか結果には繋がらない。
だからこそ、業界を熟知したプロのサポートを賢く利用することが、内定への一番の近道になる。
8-1.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー①
成功者インタビューより
ユニゾンキャリアではどんな選考対策を行いましたか?
主に面接対策ですね。
私は面接に自信がなかったので、面接で聞かれる質問への回答をまとめて、担当キャリアアドバイザーの橋本さんに添削してもらいました。
実は初めての面接で想定外の質問をされて頭の中が真っ白になったんです…。
橋本さんから面接で聞かれる質問を教えてもらってからは、面接の準備ができたのでどんな質問にでも答えられるようになりました!
就職活動にかかった期間はどのくらいですか?
大学3年生の9月から始めて、6か月程度かかりましたね。
ユニゾンキャリアを利用してから1か月半で第一志望の企業から内定をもらえたんです。
もっと早く利用すればよかったと思いました…!
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
最初から最後まで橋本さんに手厚くサポートいただいて感謝の気持ちでいっぱいです…!
IT業界について知れたおかげで、面接で自信を持って話せました。
橋本さんはいつも親身になって相談にのってくれて、背中を押してくれる存在でしたね。
すごく心強かったですし、就活生のことを本気で考えてくれてると思いました。
8-2.ユニゾンキャリアの就活成功インタビュー②
成功者インタビューより
エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
ゲームが好きだったことがきっかけです。
高校生のころにモンスターを狩るゲームにハマっていて、「自分も同じようなゲームを作ってみたい」と思うようになりました。
そこで、実際にプログラミングでゲームを作ってみたら、思ってた以上に楽しくて…!自分でコードを書いて、画面が変化していくのは面白かったですね。
そうやってアイデアを形にできるところが面白くて、エンジニアになりたいと思うようになりました。
選考を上手く進めるポイントはありますか?
エンジニアにも種類があるのでそれぞれの仕事内容を知ったうえで、どんなエンジニアになるかを決めることが大事だと思います。
漠然とエンジニアになりたいと思ったままだと、企業選びで悩んでしまうと思うんです。
プログラミングしたいのか、インフラに携わりたいのか、SIerで働きたいのかだとかを考えて決めておくと、企業選びがしやすいと思います。
どんなエンジニアがいいか、橋本さんと話しながら決められたので、ありがたかったです。
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
担当キャリアアドバイザーの橋本さんの対応が早くて助かりました!
3年生の3月に就活を再開したんですが、周りの同級生が内定をもらってたこともあって当時は焦ってて…。
でも、最初の面談から求人の紹介までが早くて、スムーズに就活を進められたので本当にありがたかったです。
そのおかげで、2か月後には内定がもらえて早く就活を終えることができたので橋本さんには本当に感謝しています。
この記事を読んで、通信業界という未来に挑戦したい気持ちと、同時に「自分にできるだろうか」という少しの不安が芽生えたかもしれない。そんな今の気持ちを、ぜひ一度私たちユニゾンキャリアのキャリアアドバイザーに聞かせてほしい。
下のボタンから申し込める無料相談で、君だけのキャリアプランを一緒に考え、納得できる大切な一歩を踏み出す手伝いができると、本当に嬉しい。