
最終更新日:2025.05.30
Java Goldとは?メリット・難易度・勉強方法から申し込み方法までを徹底解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- Java Goldってどんな試験?
- 難易度は?どのくらい勉強すれば合格する?
- Java Goldを取得するメリットって何?
Java Goldは、Javaを使ったシステム開発の上流工程から担当できる高度な技術を証明する資格です。
取得すると転職や社内でのキャリアアップが非常に有利になるため、多くの方が試験合格を目指して勉強に励んでいます。
本格的に学習に取り組む際、多くの方が気にするのは、「試験の難易度」や「勉強時間の目安」、そして「教材選び」です。
記事の要約
本記事ではJava Goldの受験を考えている方に向けて、Java Goldの難易度や、おすすめの教材について解説します。
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1.Java Goldとは
Java Goldの概要を解説します。
- Oracle認定Javaプログラマーの上級資格
- Java Goldの試験範囲
- Java Silver取得が必須条件
1-1. Oracle認定Javaプログラマーの上級資格
Java GoldはOracle認定Javaプログラマーの上級資格で、正式名称は「Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 」です。
システムの設計や構築を可能にする高度なスキルを証明します。Java Goldの試験は、Java Silverで学んだコーディングスキルに加え、プログラムの設計から構築まで可能なスキルも評価されるのが特徴です。
開発エンジニアとして上流工程に携わるには、設計と構築のスキルが欠かせません。Java Goldを取得すると、転職やキャリアアップが有利になります。

1-2. Java Goldの試験範囲
Java Goldの主な試験範囲は以下のとおりです。
1.ジェネリクス | 型安全性、ワイルドカード、境界指定 |
2.ストリームAPI | 集約操作、終端操作、並列処理 |
3.ラムダ式 | 関数型インターフェース、メソッド参照 |
4.スレッド | スレッドの作成・制御・同期・排他制御 |
5.例外処理 | try-catch、マルチキャッチ、リソース管理 |
6.メモリ管理 | ヒープ領域、ガベージコレクション |
7.モジュールシステム | module-info.java の設定 |
8.セキュリティ | Javaのセキュリティ管理、ポリシーの理解 |
Java Silverとは異なり、Java Goldではシステム設計やシステム構築に関する視点が重視されます。
試験に合格するには、単にコードを動作させるだけでなく、保守性や実行速度を考慮して設計・構築するスキルを身に付けることが必要です。

1-3. Java Silver取得が必須条件
Java Goldを受験するには、事前にJava Silverを取得する必要があります。
下記の表を見ると、Java GoldはJava Silverで学んだ内容をもとに、設計力や構築スキルを習得できるよう構成されていることが分かります。
Java Silverで必要とされるスキル | Java Goldで必要とされるスキル |
---|---|
Javaの基本文法 | コードの設計 |
オブジェクト指向 | スレッド制御 |
APIの基本概念 | APIの最適化スキル |
Java Silverをまだ取得していない方は、これから学習する基礎知識がJava Goldの試験で応用されることを念頭に置きながら学習に取り組んでください。
Java Goldを取得して、開発エンジニアとしてキャリアアップしたい方はぜひ当社までご相談ください。
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2.Java Goldの取得メリット
Java Goldを取得するメリットについて解説します。
- エンジニア経験3年のスキルと同等の評価
- 未経験からの転職で高く評価される
- プログラマへのキャリアアップに役立つ
- 資格手当や合格お祝い金が支給される
2-1.エンジニア経験3年のスキルと同等の評価
Java Goldを取得していると、開発エンジニア経験3年相当のスキルがあると評価されます。
Java Goldの試験では、文法の理解にとどまらず、設計・パフォーマンス・メモリ管理・スレッド制御といった実務に直結する高度な知識が問われるためです。
試験に合格すると、実務で使えるスキルを証明できます。
Java Goldの取得により証明できるスキルの例は、「スレッドを使用してリクエストを並列に処理する」「ストリームAPIで効率的にデータを集計する」などです。
Java Goldを取得することで、システム開発未経験者であっても実務経験3年レベルのスキルを持つ人材として高く評価されます。
設計を理解することで、実務における突発的な要求にも柔軟に対応できるスキルを習得できるため、Java Goldを取得することで即戦力として活躍できます。

2-2.未経験からの転職で高く評価される
Java Goldを取得すると、未経験からでも開発エンジニアへの転職が有利になります。
Java Goldは設計や構築まで可能なスキルを証明する資格であり、採用担当者から「即戦力として活躍できる可能性が高い」と評価されるためです。
採用担当からの評価される以外にも、未経験からJava Goldを取得すると以下のようなメリットがあります。
- 書類選考がほぼ確実に通過する
- コーディングテストが免除される
- 「未経験可」のポジションで優遇される
- 一次面接が免除になる
それほどJava Gold取得者は転職市場での評価が高いです。即戦力レベルのスキルを身に付けていることをアピールしたい未経験者の方は、Java Goldの取得を目指してください。

2-3.プログラマーへのキャリアアップに役立つ
Java Goldを取得すると、プログラマーへのキャリアアップが可能になります。
プログラマーとして現場で実務をこなすには、設計力やコーディング力が必要です。しかし、運用や保守を担当している場合、設計やコーディングを行う機会は限られます。
Java Goldを取得していれば、設計力やコーディング力などプログラマーとして活躍できるスキルを証明できるため、実績がなくてもキャリアアップの可能性を広げることができます。
プログラマーへのキャリアアップを目指す方や現在の業務内容ではキャリアアップの見込みが難しいと感じている方は、Java Goldの取得を優先してください。

2-4. 資格手当や合格お祝い金が支給される
Java Goldを取得すると、企業によっては資格手当や合格祝い金が支給されたり、昇給や賞与の評価対象になったりします。
資格手当や合格お祝い金の具体例は以下のとおりです。
資格手当 | 月額5,000円〜10,000円程度 |
合格祝い金 | 30,000円〜100,000円程度 |
昇給や賞与 | 月給アップやボーナスアップ |
企業にとって「Java Gold取得者の存在」は企業競争力の強化につながるため、Java Gold取得者にインセンティブを支給するケースが多くなっています。
Javaを使用する開発案件が多い企業では、Java Gold取得者に対して資格手当や合格祝い金、昇給や賞与などが支給されることが多いです。
Java Goldは、スキルの証明のみならず、直接的な収入アップにも貢献します。

3.Java Goldの難易度
Java Goldの難易度と、勉強時間の目安について解説します。
3-1. ITSSレベル2の難易度
Java Goldの難易度は、経済産業省が策定したITスキル標準(ITSS)のレベル2に位置付けられています。
レベル2は上位者の指導があれば業務を遂行できるレベルです。ただ、Java Goldはほかのレベル2の資格よりも難易度が高いともいわれています。
下位資格であるJava Silverは、プログラムを正しく組むスキルがあれば取得できますが、Java Goldを取得するには、プログラムの設計スキルも必要です。
Javaに関する全般的な知識を持ちつつ、設計スキルも必要となるため、Java Goldは難易度が高い資格といわれているのです。
Java Silverで基礎知識を確実に習得していれば、Java Goldの難易度はある程度軽減されます。Java Goldは、Java Silverの合格直後にすぐ勉強を開始するのがベストです。

3-2. 勉強時間の目安は200~300時間
Java Goldの合格に必要な勉強時間の目安は、200〜300時間です。平日に2時間、週末に5時間勉強すれば、約2〜3ヶ月で合格できるレベルに到達します。
Java Goldを取得するには、Java Silverで学んだ基本的な文法やAPIに加え、スレッド・メモリ管理・ストリームAPI・ジェネリクスなど幅広い知識が必要です。
これらの知識を設計やパフォーマンスの最適化に応用できるスキルも評価されるため、200~300時間の勉強が必要になります。
勉強時間を短縮するには、参考書で早めにインプットを終えて問題集に取り組み、復習を繰り返すサイクルを整えることが重要です。

4.Java Goldの勉強方法
Java Goldの勉強に役立つ書籍と学習サイトを紹介します。
- Java Goldの勉強に役立つ参考書2選
- Java Goldの勉強に役立つ問題集2選
- Java Goldの勉強に役立つサイト2選
4-1. Java Goldの勉強に役立つ参考書2選
おすすめの参考書は以下の2冊です。
●Javaプログラマ Gold SE11

オラクル認定資格教科書で、現行のJava Goldの試験に完全対応した参考書です。
Java Goldの試験範囲が網羅されており、各単元の章末に練習問題が用意されているため、解説を読んだ後に問題を解くサイクルを効率的に進められます。
豊富なサンプルコードと図解で難しい概念や構文を分かりやすく解説しているのも本書の魅力です。
基礎から応用までを1冊で網羅でき、合格に必要な知識を確実に習得できるため、Java Goldの試験対策の定番参考書として広く認知されています。
基礎をしっかり固めたい方や、分からない点を辞書のように調べたい方におすすめです。

●スッキリわかるJava入門 第4版

Java Goldの重要なポイントをストーリー形式で楽しく学べる参考書です。
プログラミング初心者がつまずきやすいポイントが丁寧に解説されているなど、未経験者でも挫折しにくい工夫が施されています。
無理なくJava Goldの基礎を習得できる点が本書の特徴です。ただ、試験範囲の網羅性は「Javaプログラマ Gold SE11」に劣るので、その点は注意が必要です。
「Javaプログラマ Gold SE11」をメイン教材として使うことを前提に、Java Silverの復習教材やJava Goldの入門書として利用することを推奨します。
4-2. Java Goldの勉強に役立つ問題集2選
おすすめの問題集は以下の2冊です。
●徹底攻略 Java SE 11 Gold 問題集

試験と同等の難易度の、幅広い出題内容をカバーした問題集です。
Java Goldの試験では応用レベルの問題が多く出題されますが、本書にはそれらの高度な内容に対応した豊富な問題が掲載されており、試験対策として十分に活用できます。
模擬試験も2回分収録されているため、時間配分の練習ができ、万全の状態で本番に臨めるのも本書のメリットです。
試験の形式に慣れたい方や、本番で100%の実力を発揮したい方は、「徹底攻略 Java SE 11 Gold 問題集」を使うことをおすすめします。

●Javaプログラマ Gold SE11 スピードマスター問題集

オラクル認定資格教科書で、短期間で効率良く問題演習をしたい方におすすめの問題集です。
単元ごとの要点を確認してから練習問題が解ける形式となっているため、「理解→演習」のサイクルをスムーズに回すことができます。
このようなインプットとアウトプットの反復は記憶の定着に非常に効果的で、短期間での得点アップや弱点克服が叶います。また、本番さながらの模擬試験(2回分)や、サンプルコードが付いているのも本書の特色です。
短期間での合格を目指したい方に最適な1冊だといえます。
4-3. Java Goldの勉強に役立つサイト2選
おすすめの学習サイトは以下の2つです。
●Udemy
「Udemy」は、Java Goldを含め、さまざまな資格の学習ができるサイトです。以下のようなJava Gold向けの講座が多数用意されています。
- 【Java Gold 資格取得への道】基礎から応用への完全ガイド(20時間コース)
- Java Gold資格試験:合格への第一歩【24時間実践コース】
講座は買い切り型なので、一度購入すれば自分のタイミングでJava Goldを学べます。なお、ひとつの講座は約3,000円から約30,000円と価格差があるため、自分に必要なものを選ぶ必要があります。

●一週間で身につくJava言語の基本
「一週間で身につくJava言語の基本」は、Java Silverの試験範囲の復習からはじめたい方におすすめの学習サイトです
1日単位のカリキュラムが組まれており、1日ごとに課題をこなすことで、確実にスキルを向上させることができます。
Java Silverに対応しているのは、「応用編」の0日目から7日目の内容です。
Java Goldの試験範囲にも一部対応しており、「オブジェクト指向」「コレクションAPI」「例外処理」「ジェネリクス」「スレッド制御」などが学べます。
Java Goldの試験対策を本格的に行う前に本サイトを活用し、Java Silverで学んだ基礎をしっかりと思い出してください。
Java Goldの受験概要
受験の申し込み方法や当日の流れについて解説します。
- Java Goldの受験方法
- Java Goldの試験当日の流れ
- Java Goldの試験結果の確認方法
5-1. Java Goldの受験方法
Java Gold試験の申し込みは、CertViewアカウントにログインし、CertView内で手続きを行います。
Java Goldを受ける方はすでにJava Silverに合格しているため、既に「Oracleアカウント」「CertViewアカウント」の両方があるはずです。
CertViewアカウントはJava Silver受験時に作成したものを活用してください。CertViewは、試験結果を確認したり、合格証をPDF形式でダウンロードしたりする時にも利用します。
5-2. Java Goldの試験当日の流れ
1. 試験会場に到着 | 試験開始の30分前には会場に到着します。 |
2. 本人確認 | 写真付きの本人確認書類(免許証・パスポートなど)を提示します。 |
3. 試験開始 | 制限時間内に解答します。 |
4. 試験終了 | 試験終了後、すぐにスコアレポートが表示されます。 |
受験会場では、本人確認書類の提示や受験票の確認などの手続きが行われます。手続きは時間がかかる可能性があるため、余裕を持って到着することをおすすめします。
本人確認書類は試験当日に忘れると受験ができなくなるため、注意が必要です。受験中に不正行為が見つかると即時失格となる場合があります。
5-3. Java Goldの試験結果の確認方法
Java Silverの試験結果は試験終了後にその場で確認することが可能です。
コンピュータの画面にスコアレポートが表示され、合否や各セクションのスコア詳細をすぐに確認できる仕組みになっています。
試験結果を後で確認する場合は、CertViewにログインすれば閲覧可能です。CertViewでは合格証(PDF)のダウンロードもできます。ダウンロードした合格証は、転職活動や社内評価に使用できる公式証明書になります。
なお、不合格になった場合、試験を受けた日から5日間は再受験ができません。試験結果を踏まえ、弱点を補強するようにしてください。
6.Java Gold勉強中の転職活動ならユニゾンキャリア
「Java Goldを取得したら開発エンジニアに転職したい」と考えている方は、ぜひユニゾンキャリアにご相談ください。
6-1. ユニゾンキャリアのサービス特徴
本記事を読んでいただきありがとうございました。
Java Goldの取得を目指している方の中には、開発エンジニア志望の方も多いはずです。
Java Goldを取得すると、実務経験の有無にかかわらず開発エンジニアとして一定の評価が得られます。しかし、1人で転職を成功させるのは非常にハードルが高いです。
私はこれまで、Java Goldを取得したにもかかわらず転職活動で苦戦し、「こんなに内定がもらえないなんて…」と嘆く方を何人も見てきました。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
エンジニアに転職しようと思ったきっかけを教えてください!
長く働ける仕事に就きたいと思ったからです。
前職は看護師をやっていたのですが、毎日のように患者さんからのナースコールに駆けつけて、病院を動き回っていました…
このまま同じ働き方を続けるのは無理だと思いまして。
そんなときに、病院で新しいシステムの導入に携わったのですが、ITの力によって業務が劇的に改善したのを目の当たりにしたんですよ。
ITってこんなに業務効率化ができるんだと衝撃を受けました!
自分も人の役に立てるシステムを作ってみたくなって、エンジニアを目指してみようと思いました。
開発エンジニアになろうと思った理由は?
プログラミングが自分に合っていると感じたからです。
IT業界に適性があるか分からなかったので、あまり難易度が高くないHTMLというマークアップ言語から勉強しました。
まずはマークアップ言語を使えるように自分のパソコンにアプリケーションをインストールして、動画を使って勉強を始めたんですよね。
手を動かしてWebサイトの模写(※)をやったり、ゼロから作ってみたら意外と楽しかったんです!
自分が作ったコードが画面上で形になっていくのが面白くて、性に合っているなと感じまして。
それで自分が開発エンジニアに向いているんだなと思いました。
(※)すでに公開されているWebサイトをお手本にして、同じデザインを再現できるようにコーディングすること。
選考を進めるうえで必要なスキルはありますか?
コミュニケーション能力は大事だと思いますね。
エンジニアもチームワークが大事なので、コミュニケーション能力を活かせた業務経験については評価してもらえました。
具体的には、病院の業務を改善したときの経験を話したんです。
病院の業務はひとつの部署だけで完結しないので、他部署と綿密なコミュニケーションを取って、改善すべき業務内容をすり合わせる必要がありまして。
実際に相手の意見を聞いて、相互的なコミュニケーションを取ったことで、当初の目的であった業務効率化を実現できました!
こういう経験もエンジニアに活かせるってことで評価されたんだと思います。
ユニゾンキャリアでは、あなたの希望と異なる求人に応募させる、転職を急かすといったことは一切ありません。
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