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独立系SIerとは?企業の強み・弱みと就職のメリット・デメリットを解説

独立系SIerとは?企業の強み・弱みと就職のメリット・デメリットを解説 | SIer企業

記事の概要

独立系SIerは特定の親会社を持たないため、メーカーや製品に縛られず自由なシステム提案ができる企業だ

多様な業界の仕事に関わり幅広いスキルが身につく反面、客先常駐や下請け案件が多くなるデメリットも存在する。そのため、企業選びでは一次請け案件の割合や上流工程に関われるかを見極める必要がある。

本記事では、独立系SIerへの就職を検討している就活生の方に向けて、企業の強みや弱みから内定獲得のコツまで詳しく解説していく

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目次

1.独立系SIerとは?特徴と有名企業を紹介

SIer(システムインテグレーター)の中でも、特定の親会社を持たないのが独立系SIerだ

メーカーやユーザー系のように親会社からの制約がないため、独自の経営方針で事業を展開しているのが一番の特色である。自由度が高い反面、自ら案件を獲得しなければならない厳しさも持ち合わせている。

ここでは、独立系SIerの特徴と有名企業について解説していく。

  • 独立系SIerは親会社を持たない企業
  • 独立系SIerが主に担当する仕事内容
  • 独立系SIerの有名な企業5社を紹介

1-1.独立系SIerは親会社を持たない企業

独立系SIerとは、設立時から特定の親会社を持たず、独自の資本でシステム開発事業を行っている企業のことだ

メーカー系やユーザー系SIerが親会社のシステム部門から独立してできたのに対し、独立系は純粋にシステム開発を行うIT企業としてスタートしている。

そのため、親会社の意向や特定の製品に縛られることなく、顧客のニーズに合わせて自由にシステムを構築できるのが大きな強みだ。

例えば、A社のサーバーとB社のソフトウェアを組み合わせて最適なシステムを提案する、といった柔軟な対応が可能になる。

ただし、親会社という安定した後ろ盾がないため、自社の営業力で案件を獲得し続けなければならない。

企業によっては、二次請けや三次請けといった下請けの仕事が多くなる。だからこそ、企業ごとの開発力や顧客基盤の強さが、経営の安定性に直結する実力主義の世界となっている。

1-2.独立系SIerが主に担当する仕事内容

独立系SIerの主な仕事内容は、顧客からの依頼を受けてシステムの企画から設計、開発、運用・保守までをトータルで請け負うことだ

親会社からの案件がない分、金融、通信、製造、官公庁など、幅広い業界の顧客を開拓してシステムを提供している。

特に、システムの開発フェーズ(プログラミングやテスト)を主導することが多く、実際に手を動かしてモノづくりをする機会が豊富だ。

システムが完成した後も、安定して稼働するように監視やメンテナンスを行う保守運用業務も重要な収入源となっている。

また、独自の自社パッケージソフトを開発し、販売している企業も少なくない。ただ、下請けとしての開発案件ばかりをこなしている企業は、どうしても利益率が低くなりがちだ。

したがって、上流工程から一貫して担当できる一次請け(プライム)案件をどれだけ持っているかが、企業のレベルを測る重要な指標になる。

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1-3.独立系SIerの有名な企業5社を紹介

まずは、業界を牽引する代表的な独立系SIerを知ることで、どのような企業があるのかを把握しよう。各社で得意とする分野や強みが異なるため、企業研究の第一歩として押さえておきたい。

こちらの記事「独立系SIerランキング」では、大手から中堅まで網羅したランキングを作成した。興味があれば、こちらから読むのもありだ。

【1社目】大塚商会

項目詳細
社名株式会社大塚商会
売上高1兆3227億円
平均年収1027万円
初任給(大卒)274,000円
強みオフィス用品からITシステムまで企業の課題を丸ごと解決する圧倒的な営業力
仕事内容システムインテグレーション事業およびコンピュータ機器の販売・サポート

中堅・中小企業向けのIT支援において国内最強クラスのシェアを持っている。営業力が強いため、技術だけでなく顧客への提案力を磨きたい学生には最適な環境となっているはずだ。

【2社目】TIS

項目詳細
社名TIS株式会社
売上高5964億円
平均年収806万円
初任給(大卒)294,000円
強みクレジットカードなど決済・金融系システムの大規模プロジェクト経験が豊富
仕事内容金融や産業向けシステムインテグレーションおよびクラウドサービスの提供

決済システム分野では国内トップクラスの実績を誇っている。堅実な開発体制が整っており、社会インフラを支える大規模な仕事に携わりたい理系学生からの人気が根強い

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【3社目】BIPROGY

項目詳細
社名BIPROGY株式会社
売上高4336億円
平均年収846万円
初任給(大卒)272,000円
強み幅広い業界へのシステム提供に加え社会課題を解決する新規ビジネスの創出
仕事内容クラウドやアウトソーシングを中心としたシステムインテグレーション事業

旧日本ユニシスから社名変更し、単なるシステム開発からサービス提供型企業への転換を図っている。新しいITビジネスの構築に挑戦したい学生にとって、魅力的な選択肢になる

もし大手SIerを確認したい場合は、こちらの記事「大手SIerランキング」をお読みください。

【4社目】富士ソフト

項目詳細
社名富士ソフト株式会社
売上高3340億円
平均年収640万円
初任給(大卒)246,000円
強み自動車や家電などに組み込まれる「組み込み系ソフトウェア」開発での国内最大手
仕事内容組み込み系および業務系ソフトウェアの開発やシステム構築

AIやIoTといった最新技術を取り入れた開発において圧倒的な強みを持っている。ただ、技術派遣の側面もあるため、配属される現場によって働き方が大きく変わる点には注意が必要だ。

【5社目】オービック

項目詳細
社名株式会社オービック
売上高1352億円
平均年収1103万円
初任給(大卒)350,000円
強み自社開発の統合業務ソフトウェア「OBIC7」の圧倒的シェアと高利益率の直販体制
仕事内容自社ERPパッケージの企画・開発から導入・サポートまでのトータルソリューション

SIerの中でも群を抜く利益率と年収水準を誇っている。しかし、採用面接では論理的思考力が求められるため、内定を獲得するのは最難関レベルとなっているのが実情だ。

このような大手の独立系SIerに入るためには、各社に沿った選考対策が欠かせない。君にポテンシャルがあっても、業務内容や社風を知らないと、適切な選考対策ができないからだ。

ユニゾンキャリアの完全無料の就活支援サービスでは、SIerについて1社ずつ企業説明をするだけではなく、選考対策まで行う。そのため、選考通過率が劇的に上がっていく。無料相談は以下のボタンから申し込めるので、ぜひ使ってほしい。

2.【比較表】独立系SIerと他のSIerとの違い

SIerには独立系の他にも、メーカー系、ユーザー系、コンサル系など様々な種類が存在する。

それぞれの成り立ちが異なるため、得意とする領域や働き方も大きく変わってくる。自分がどのような環境で働きたいのかを見極めるためにも、他との違いを明確にしておこう。

ここでは、独立系SIerと他のSIerとの違いについて解説していく。

  • 独立系SIerとメーカー系SIerの違い
  • 独立系SIerとユーザー系SIerの違い
  • 独立系SIerとコンサル系SIerの違い
  • 独立系SIerと外資系SIerの違い

2-1.独立系SIerとメーカー系SIerの違い

比較項目独立系SIerメーカー系SIer
成り立ち独立したIT企業として設立パソコンや通信機器メーカーのIT部門が独立
提案の自由度ハードウェアの制約がなく自由親会社(メーカー)の製品を使うことが前提
主な顧客幅広い業界の企業親会社の顧客や官公庁、大規模企業

メーカー系SIerは、親会社であるメーカー(富士通など)が製造したハードウェアや機器とセットでシステムを導入する。そのため、大規模なインフラ構築に強いのが特徴だ

これに対し、独立系SIerは自社の製品に縛られないため、複数のメーカーの機器を比較し、顧客にとって本当に最適なものを自由に組み合わせて提案できる。技術の選択肢が広く、柔軟な対応ができるのが独立系ならではの強みとなっている。

ただし、メーカー系は親会社のブランド力があるため大規模案件を受注しやすいが、独立系は自らの営業力で勝負しなければならない。

このような背景から、独立系ではエンジニアであっても一定の提案力や営業マインドが求められる場面が多くなる点に留意してほしい

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2-2.独立系SIerとユーザー系SIerの違い

比較項目独立系SIerユーザー系SIer
成り立ち独自の資本で設立金融、商社などの非IT企業のシステム部門が独立
業務知識多様な業界の知識が浅く広く身につく親会社の業界(金融や物流など)に特化した深い知識
働き方客先常駐が多く、様々な現場を経験する自社開発(内販)が多く、勤務地が安定しやすい

ユーザー系SIerは、親会社(銀行や保険会社など)の大規模なシステムを開発・運用するために作られた企業だ

親会社からの安定した案件(内販)がメインとなるため、業績が安定しており、残業も比較的少ない傾向にある。

一方で、独立系SIerは特定の親会社を持たないため、仕事のほとんどが外部の企業から受注することになる。仕事ごとに顧客の業界が変わるため、常に新しい知識の習得が欠かせない。

しかし、ユーザー系は親会社の業界知識に偏りがちになるのに対し、独立系は様々な業界のシステムに触れることができる。

幅広い技術や業務知識を身につけ、どんな環境でも通用するエンジニアを目指すなら、成長の機会は独立系の方が多い

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2-3.独立系SIerとコンサル系SIerの違い

比較項目独立系SIerコンサル系SIer
重視する工程システムの設計・開発・運用(下流~中流)経営課題の解決、IT戦略の立案(最上流)
求められるスキルプログラミングなどの技術力論理的思考力、経営知識、プレゼン力
案件の規模中~大規模のシステム構築が中心企業の根幹に関わるDX推進や経営改革

コンサル系SIerは、企業の経営陣に対してITを活用した経営戦略を提案し、その解決策としてシステムを導入するのが主な役割だ

そのため、技術力よりもビジネスモデルの理解や課題解決能力が求められる傾向が強い。

対して、独立系SIerは「決められた要件通りに確実にシステムを作り上げる」ことに重きを置いている。設計図をもとにプログラムを書き、テストを繰り返して品質を担保する「実行部隊」としての役割が中心になる。

もし、経営コンサルタントのように企業のビジネスそのものを変革したいならコンサル系が向いている。

一方で、自らの手を動かしてモノづくりに没頭し、ITの専門技術を極めたいと考えるなら、独立系SIerの現場の方が肌に合うはずだ

2-4.独立系SIerと外資系SIerの違い

比較項目独立系SIer外資系SIer
企業文化日本的な年功序列やチームワーク重視実力主義、成果主義、個人の裁量が大きい
技術の標準化顧客ごとにカスタマイズして一から作る世界標準のパッケージ製品(ERPなど)を導入する
求められる人材協調性があり、長期的にスキルを積む人即戦力となり、自らキャリアを切り開ける人

外資系SIerは、グローバルで統一された強力な自社製品やパッケージソフトを持っており、それを日本の企業に導入するのが主なビジネスモデルだ

独立系SIerは日本独自の商習慣に合わせ、顧客の細かい要望に応えてシステムを一からオーダーメイドで作り上げることを得意としている

チームで協力して地道にプロジェクトを進める日本的な働き方が根付いている企業が多い。そのため、外資系SIerは成果が出なければポジションを失うリスクもある厳しい環境だ。

それに比べて、独立系は教育体制が整っており、未経験からでもじっくりとエンジニアとして育ててくれる。安定して着実にスキルを身につけたい学生には独立系をおすすめしたい

独立系SIerとは?企業の強み・弱みと就職のメリット・デメリットを解説 | SIer企業

3.独立系SIerの強み・就職するメリット

自由な開発環境と幅広い案件を持つ独立系SIerには、他にはない強みがある。親会社の顔色をうかがうことなく、自分たちの実力で勝負できる環境は、エンジニアとしての成長を大きく後押ししてくれるはずだ。

ここでは、独立系SIerに就職するメリットについて解説していく。

  • 様々な業界の仕事とスキルが身につく
  • 親会社からの天下りがなく昇進しやすい
  • 就職の難易度が他のSIerよりも低い

3-1.様々な業界の仕事とスキルが身につく

独立系SIerに就職するメリットは、金融、製造、通信、小売りなど、ありとあらゆる業界のシステム開発に携われることだ

親会社に依存しないため、営業が獲得した多種多様なプロジェクトを経験することができる。

例えば、今年は銀行の決済システムを担当し、来年は物流会社の在庫管理システムを作るといった具合に、案件ごとに全く異なる業務知識を吸収できる。特定の業界に縛られないため、幅広いビジネスの仕組みを深く理解できるのは大きな強みだ。

また、顧客の要望に合わせて最適な技術を選ぶため、使われるプログラミング言語やITインフラもプロジェクトごとに変わる。

結果として、汎用的なITスキルが身につくため、将来的にどの企業に行っても通用するエンジニアへと成長できるはずだ。

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3-2.親会社からの天下りがなく昇進しやすい

メーカー系やユーザー系SIerの不満としてよく挙げられるのが、親会社からの「天下り」だ

役員や管理職のポストを親会社から出向してきた人間が独占してしまい、新卒から入社した社員がいくら優秀でも出世できないという事態が起こりやすい。

しかし、独立系SIerにはそもそも親会社が存在しない。そのため、外部からポジションを奪われる理不尽な天下りがなく、純粋に自分の実力と成果だけで評価される風通しの良さがある。

若手であっても、プロジェクトで成果を出せばリーダーやマネージャーへと順調にステップアップしていくことが可能だ。

自分の頑張りがしっかりと昇進や給与に反映されるため、モチベーションを高く保ちながら働き続けられるのは、独立系ならではの明確な魅力となっている

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3-3.就職の難易度が他のSIerよりも低い

独立系SIerは、メーカー系やユーザー系に比べて企業数が多く、採用枠も圧倒的に大きい

そのため、相対的に就職の難易度が低く、IT業界を志望する文系学生やプログラミング未経験者でも内定を獲得しやすいというメリットがある。

ユーザー系SIerなどは親会社の高い知名度に惹かれて高学歴の学生が殺到するため、倍率が高くなることが多い。

一方、独立系SIerはBtoB(企業間取引)が中心で知名度が低いため、しっかりと企業研究をして対策を行えば十分に勝機がある。さらに、独立系は人材育成を前提としている企業が多く、入社後の研修制度が充実している。

手厚い研修で基礎からプログラミングを教えてもらえるため、「ITに興味はあるが技術力に自信がない」という学生にとって、最初のキャリアをスタートさせるのに最適な環境だ

もし就職難易度の低いSIerを知りたい場合は、こちらの記事「IT企業の就職難易度ランキング」をお読みください。

4.独立系SIerの弱み・就職するデメリット

成長できる環境がある一方で、独立系SIerには業界構造に起因するネガティブな側面も存在している。就職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、マイナス面もしっかりと理解した上で企業を選ぶことが重要だ。

ここでは、独立系SIerの弱みやデメリットについて解説していく。

  • 1人で客先常駐になることが多い
  • SESの仕事を担当することもある
  • 立場が弱く納期が厳しく忙しくなる

4-1.1人で客先常駐になることが多い

独立系SIerで働くデメリットとして、自社ではなく顧客のオフィスに出向いて働く「客先常駐」の働き方が多い点が挙げられる

情報漏洩を防ぐためや、顧客と密に連携を取りながらシステムを作る必要があるためだ。

チーム単位で常駐できればまだ良いが、企業によっては若手エンジニアがたった1人で別の現場に放り込まれるケースもある。

そのため、周りは知らない人ばかりで、自社の先輩にすぐに質問できない環境は、新卒にとって精神的な負担が大きい。独立系SIerは客先常駐が多いというデメリットが強調されがちだ。

しかし、実際には様々な現場を経験することで、一つの企業に留まるよりも幅広い技術力が身につくため、将来的なキャリアアップに有利に働く

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4-2.SESの仕事を担当することもある

独立系SIerの中には、システムを完成させて納品する「請負契約」ではなく、エンジニアの労働力そのものを提供する「SES」を主な事業としている企業が多く存在する

SESは「技術者の派遣」のような働き方になりやすく、言われた通りの単純作業やテスト業務ばかりを任されるリスクがある。

下請けの現場に回されると、いくら働いても高度な設計スキルやプロジェクト管理能力が身につかず、キャリアが停滞してしまう。

もちろん、SESでも良質な経験を積めることはあるが、自社でシステムの企画から構築までを一貫して行う企業に比べると、スキルの成長スピードは遅くなりがちだ

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1.SIerとは? SIerとは、システムインテグレーターの略称であり、顧客企業からシステム開発や運用を一括して請け負う企業のことを指す。 銀行のATMシステムや企業の基幹システムなど、大規模なプロジェクトを担うことが多い。まずは、SIerのビジネスモデルと役割について理解を深めよう。 1-1.SIerのビジネスモデル SIerのビジネスの根幹は、顧客の要望に応じてシステムを完成させ、それを納品することにある…

4-3.立場が弱く納期が厳しく忙しくなる

ピラミッド型の多重下請け構造となっているIT業界において、独立系SIerは大手ベンダーからの二次請けや三次請けといった下流の仕事を担当することが多い

この立ち位置ゆえに、仕事の納期が厳しくなりがちだという弱みがある。

上流にいる元請け企業から「この日までに絶対に完成させて」と無理なスケジュールを押し付けられた場合、下請けの独立系SIerは立場が弱く断ることが難しい。そのしわ寄せは現場のエンジニアに直撃し、リリース前には長時間の残業や休日出勤が当たり前になってしまう。

さらに、利益の多くを上の企業に抜かれているため、激務であるにもかかわらず給料が上がりにくいというジレンマも抱えている。

すべての独立系が激務というわけではないが、下請け案件ばかりをこなしている企業に入ると、こうした過酷な労働環境に巻き込まれる可能性がある

独立系SIerとは?企業の強み・弱みと就職のメリット・デメリットを解説 | SIer企業

5.独立系SIerの失敗しない企業選びポイント

デメリットを回避し、充実した社会人生活を送るためには、数ある独立系SIerの中から「優良企業」を見つけ出す視点が必要になる。見極めるべき基準を知っておけば、ブラック企業を避けることができるはずだ。

ここでは、独立系SIerの失敗しない企業選びのポイントについて解説していく。

  • 大規模プロジェクトの実績が多数ある
  • 一次請け以上の案件を持つ企業を選ぶ
  • 上流工程の比率が高い企業を選ぶ

5-1.大規模プロジェクトの実績が多数ある

企業を選ぶ際は、その企業が過去にどのようなシステムを作ってきたのか、導入実績を必ずチェックしよう

金融機関の基幹システムや、官公庁のインフラなど、社会的に影響の大きい「大規模プロジェクト」の実績が多数ある企業は信頼性が高い。

なぜなら、大規模な案件を任せてもらえるということは、それだけ技術力やプロジェクトを管理するマネジメント能力が顧客から高く評価されている証拠だからだ。

また、こうした企業は経営基盤が安定しており、社員の教育体制も充実していることが多い。逆に、実績が公開されていなかったり、数人規模の小さな開発案件ばかりだったりする企業は、単なる労働力の提供がメインになっている可能性がある。

企業のホームページの「導入事例」や「開発実績」のページを読み、どんな規模の案件を扱っているかを見極めてほしい

5-2.元請け・一次請けの案件を持つ企業を選ぶ

独立系SIerの中でも、顧客企業から直接システム開発の依頼を受ける「元請け・一次請け(プライム)」の案件を多く持っている企業を選ぶことが重要だ

多重下請け構造の一番上に立つことで、理不尽な納期や低賃金といった下請け特有のデメリットを回避できる。

元請け・一次請けであれば、顧客と直接コミュニケーションを取り、「どんなシステムが必要か」を一緒に考えることができる。

そのため、スケジュールも自社でコントロールしやすいため、極端な長時間残業も発生しにくく、ワークライフバランスを保ちやすい。

就職説明会や面接では、「御社の案件のうち、プライム案件の割合はどのくらいですか?」と質問し、自ら案件を獲得できる営業力を持った企業を見つけ出してほしい。

元請け・一次請けのことをプライムベンダーと呼ぶ。このような企業を知りたい場合は、以下の記事「SIerのプライムベンダーランキング」をお読みください。

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1.【前提】IT業界は多重下請け構造 SIerを理解する上で避けて通れないのが「多重下請け構造」という仕組みだ。 これは、建築業界のゼネコン構造によく似ている。顧客(発注者)からシステム開発の依頼を直接受ける企業を頂点とし、その下に二次請け、三次請けとピラミッド状に連なっている。 一つの企業だけでそれだけの人員を常時抱えるのは、コストやリスクの面で現実的ではない。 そのため、開発の規模に…

5-3.上流工程の比率が高い企業を選ぶ

エンジニアとして長く活躍し、高い年収を得るためには、プログラミングなどの「下流工程」だけでなく、顧客の要望を聞いてシステムを設計する「上流工程」の経験を積みたい

そのためにも、上流工程に携われる比率が高い企業を選ぶようにしよう。

下請け中心の企業に入ると、すでに設計されたものをただコードにするだけの単純作業が数年間続くことがある。これでは、AI技術が発達していく今後の時代において、代替されやすいエンジニアになってしまう。

若手のうちから要件定義や基本設計といった上流の仕事を任せてもらえる環境があれば、顧客のビジネスを理解する力や提案力が身につき、プロジェクトマネージャーへの道も開ける。

選考では、入社後何年目で設計やマネジメントに関われるのか、キャリアパスのモデルケースをしっかり確認しておきたい。

このような独立系SIerのチェックポイントを意識して企業選びをしようにも、ネットで調べても、生成AIに聞いても、表面的な情報しか分からない。

就活支援サービス「ユニゾンキャリア」では、SIer各社の詳細な仕事内容から働き方まで確認できる。自分にぴったりのSIerの求人を見つけるためにも、以下から無料登録してみよう

6.独立系SIerの内定を勝ち取るためのコツ

優良な独立系SIerは競争率が高く、なんとなく受けて内定をもらえるほど甘い世界ではない。志望度が高い学生たちの中で勝ち残るためには、準備と対策が欠かせない。

ここでは、独立系SIerの内定を勝ち取るためのコツについて解説していく。

  • プログラミング学習かIT資格を取得
  • 就活サイトで先輩の選考内容を見る
  • SIerに強い就活エージェントを使う
  • 本命とは別のSIerで面接対策を行う

6-1.プログラミング学習かIT資格を取得

独立系SIerは文系や未経験でも採用してくれるとはいえ、「IT業界で働きたい」という言葉だけでは説得力に欠ける

そのため、本気度を面接官に伝える一番の方法は、自ら行動してプログラミングを学習するか、IT系の資格を取得しておくことだ。

例えば、Progateなどの学習サイトを使って簡単なWebサイトを作ってみたり、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」の勉強を進めたりといった行動が有効だ。

「未経験ですが、入社までに基本情報技術者の資格を取得するために毎日勉強しています」と伝えれば、自走できる人材として極めて高い評価を得られる。

面接官は、技術力そのものよりも「ITに興味を持ち、自ら学ぶ姿勢があるか」を見たい。入社後の研修についていける学習意欲があることを、証明することが内定への一番の近道になる

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6-2.就活サイトで先輩の選考内容を見る

SIerの面接では、他業界とは少し異なるIT業界特有の質問が飛んでくることが多い

そのため、過去にその企業を受けた先輩たちがどのような質問をされ、どう答えたのかを事前に把握しておくことが効果的だ。以下の就活サイトを活用して情報を集めよう。

  • ワンキャリア
  • 就活会議
  • みん就

これらのサイトには、エントリーシートの通過例や、面接で聞かれた「なぜ独立系なのか」「客先常駐に抵抗はないか」といった質問内容が詳細に記載されている。

過去の傾向を知り、自分なりの回答を準備しておくことで、本番で焦らずに論理的な受け答えができるようになるはずだ

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6-3.SIerに強い就活エージェントを使う

SIer特有の業界構造や働き方は、学生が一人で調べて完全に理解するのは難しい。だからこそ、IT業界の就活事情に精通したプロの就活エージェントを使おう

以下のエージェントサービスを有効に活用してほしい。

  • ユニゾンキャリア就活
  • レバテックルーキー
  • paiza新卒エージェント

就活エージェントを利用すれば、ブラックな下請け企業を排除し、本当に優良な独立系SIerだけをピックアップして紹介してくれる。

さらに、模擬面接を通じて選考対策をしてもらえるため、選考通過率が劇的にアップする

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1.大手狙いなら就活エージェント利用がおすすめ 大手SIerからの内定狙いなら、専門的な対策が可能な就活エージェントを利用しておきたい。 人気企業は応募者の数が桁違いであり、一般的なナビサイトからエントリーするだけでは埋もれてしまう。 ライバルに差をつけるため、プロの目線による徹底した自己分析と面接対策が不可欠だ。 実際に、就活エージェントを使った結果、以下のようにSIerから内定をもらって…

6-4.本命とは別のSIerで面接対策を行う

どんなに優秀な学生でも、初めての面接で100%の力を発揮することはできない。極度の緊張から頭が真っ白になり、用意していた言葉が出てこないというのはよくある話だ。

そのため、本命のSIerの選考を受ける前に、他者の面接を受けて場数を踏んでおきたい。

志望度がそれほど高くない企業であっても、本番の面接を経験することで、面接官の雰囲気や質問の意図を肌で感じることができる。

「この自己PRは反応が良かった」「この質問の返しは失敗した」とPDCAを回すことで、面接のスキルは格段に上達していく。

本命企業の面接を「数回目の慣れた面接」として迎えられるよう、あえて早い時期から複数の企業の選考にエントリーし、実戦経験を積むしたたかさを持って就活に臨んでほしい

独立系SIerとは?企業の強み・弱みと就職のメリット・デメリットを解説 | SIer企業

7.独立系SIerを目指す人からのよくある質問

SIer業界は専門用語が多く、複雑な構造をしているため、就活生が疑問を抱きやすい領域だ。不安を残したまま選考に進まないよう、よくある疑問をしっかりと解消しておこう。

ここでは、独立系SIerを目指す人からのよくある質問について解説していく。

  • 独立系SIerの読み方を教えてください
  • 独立系SIerに向いている人の特徴は?
  • 独立系SIerはやめとけって本当ですか?
  • 独立系SIerの穴場企業はありますか?

7-1.独立系SIerの読み方を教えてください

独立系SIerは「どくりつけいエスアイアー」と読む。

SIerはSystem Integrator(システムインテグレーター)の略称であり、システム開発の全工程を請け負う企業を指すIT業界特有の造語だ。

面接や企業説明会でも頻繁に使われる言葉なので、読み方を覚えておこう。

7-2.独立系SIerに向いている人の特徴は?

独立系SIerに向いているのは、「新しい技術を学ぶのが好きで、変化を楽しめる人」だ

しかも、案件ごとに顧客の業界や使われる技術が変わるため、常に新しい知識をインプットし続ける好奇心が欠かせない。

また、顧客の曖昧な要望をシステムに落とし込むためには、「相手の意図を汲み取るコミュニケーション能力」も求められる。

黙々とパソコンに向かうだけでなく、チームメンバーや顧客と円滑に対話ができる協調性を持った人が、この業界で高く評価され活躍できる人物像である。

技術の変化が激しいIT業界において、自ら進んでキャッチアップし、周囲と協力しながら一つのシステムを作り上げる泥臭さを持った人にこそ、独立系SIerは天職になるはずだ

7-3.独立系SIerはやめとけって本当ですか?

「独立系はやめとけ」と言われる理由は、下請け案件ばかりで労働環境が悪く、スキルが身につかないSES(技術者派遣)をメインにしているブラック企業が一部に存在しているからだ

そうした企業に入ると、安い給料で使い潰されてしまう。

ただ、すべての独立系SIerが悪いわけではない。一次請け(プライム)案件を多数持ち、充実した研修制度でエンジニアを大切に育てているホワイトな独立系SIerもたくさんある。

親会社のしがらみがない分、実力次第で若手から出世できる魅力的な環境も整っている。

だからこそ、「独立系だからダメ」とひとくくりにするのではなく、企業のビジネスモデルや案件の立ち位置をしっかりと見極める企業研究が必要不可欠なのだ

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1.独立系SIerの客先常駐はむしろメリットが多い 独立系SIerの働き方として客先常駐を不安視する学生は非常に多い。自社ではなく、クライアントのオフィスで働くことに抵抗を感じる気持ちはよく分かる。 しかし、IT業界で成長したい君にとって独立系SIerの客先常駐は、むしろメリットが多い働き方なのだ。まず、さまざまな企業のシステム開発の仕事を経験できる点が大きい。 一つの技術や環境に縛られることなく、…

7-4.独立系SIerの穴場企業はありますか?

知名度は低くても、特定の分野で高いシェアを持ち、働きやすい環境が整っている「穴場」の独立系SIerは存在する

BtoB企業は一般学生に知られていないため、優良であっても倍率が比較的低いことが多い。

企業名穴場と言える理由・特徴
インテック富山発祥の大手独立系。金融や行政システムに強く、残業時間も短めでホワイトな環境が整っている。
NSD金融や通信業界向けのシステム開発に強みを持つ。プライム案件の比率が高く、利益率も業界トップクラスだ。
DTS独立系の中でも金融系の大規模システムに特化。充実した研修制度があり、離職率が低く安定して働ける。
システナモバイル端末やWeb系のシステム開発に強い。自社製品の開発も行っており、若手から挑戦できる風土がある。
アイネット独立系のデータセンター運用とシステム開発を両立している。独自のストックビジネスで安定感が抜群だ。

これらの企業は、大手ナビサイトには載りにくいが、IT業界内での評価は高い。しっかりと情報を集めてエントリーすれば、納得のいく内定を獲得できる確率が上がるはずだ

穴場のSIerを知りたい場合は、こちらの記事「おすすめ穴場×中堅SIerランキングTOP50」をお読みください。

一方で、自分にぴったりの企業を知りたい場合、以下からユニゾンキャリアに登録すると、独立系SIerの情報を確認できる。

8.独立系SIerの求人紹介はユニゾンキャリア

親会社の制約がない独立系SIerでキャリアを積むなら、上流工程の案件比率や教育体制を見極めることが重要になる

ユニゾンキャリアの手厚い就活サポートを活用し、豊富な求人の中から理想の企業とのご縁を掴んだ先輩たちの声を紹介する。

8-1.独立系SIerの内定者インタビュー①

成功者インタビューより

エンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください

病気の治療に欠かせない医療機器の研究などを行える大学に入り、大学で学んだことを活かしたいと思ったので、医療業界でエンジニアになりたいなと思ったことがきっかけです。

ただ、実際に就活を進めてみると難しかったです。面接の時に「ITはどんなことを勉強していますか?」と聞かれることがあったんですが、全然答えられなくて…。

それで、プログラミングの勉強を始めたんですが、思ったよりも面白かったんですよね。

勉強を進めていく中で、「別に医療を絡める必要もないな」と思うようになって、IT業界に絞って就活を進めるようになりました!

ユニゾンキャリアではどんな面接対策を行いましたか?

面接で聞かれやすい質問をピックアップしてもらって、自分で考えた回答を添削してもらいました。

それと、面接がある日は毎回橋本さんに頼んで、面接の前に面接練習をしてもらっていました。

一次面接になかなか通らない状況だったので、何度も面接練習をしてくれたのはありがたかったです!

最後にユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!

本当に学生に寄り添ってくれる就活エージェントさんだったな、と思います。

橋本さんに朝早くから面談をお願いした時も「高梨さんのためだったら早く来ます!」と言ってくださって。

IT業界の就活がうまくいかなくて悩んでいる人なら、誰にでもおすすめできる就活エージェントさんだなと思います。ありがとうございました!

\優良企業から穴場企業までカバー/

8-2.独立系SIerの内定者インタビュー②

成功者インタビューより

未経験からエンジニアを目指すことに不安はありませんでしたか?

やっぱり、何のIT知識もない状態でエンジニアを目指すのは不安でした。

留学中に就活をしていたということもあって、相談できる相手もいなくて…。

ユニゾンキャリアのサービスはぶっちゃけどうでしたか?

キャリアアドバイザーの橋本さんが、親身に相談に乗ってくださって、ありがたかったです!

LINEでバーッて質問しても、全部しっかり返してくれて、「すごい、本物だ!」って(笑)

以前、ほかのエージェントを利用していた時に大量応募が嫌だったことを橋本さんに相談したら、「じゃあ数社ずつ、髙安さんのペースに合うようにご紹介しますね」と私に合わせたサポートをしてくれました。

あと、選考対策をしっかりしてくれたのも助かりました。

面接対策の資料を渡してもらって、その資料を見ながら「ここが求められますよ」「質問したらこんな風に返しましょう」みたいに面接の回答例を色々教えてもらいました。

ユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!

橋本さんがIT業界の説明からしっかりしてくれて、エンジニアとして働くイメージが持てました。

そのおかげで、本当に私はITに進んでいいんだな、未経験なりにもチャレンジしていいんだなって勇気をもらえました。

もしエンジニアを目指す友達がいたら、絶対におすすめしたいなって思うくらい、本当にいいエージェントさんだったなって思います!

本当に成長できる企業を見つけるためには、企業の内部情報や案件情報を確認しておきたい。

ユニゾンキャリアはIT業界の企業選びから面接対策まで、サポートを一貫して提供できる。ブラック企業を避け、納得のいく就活を終えたいなら、ぜひユニゾンキャリアの無料相談を活用してほしい

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