
最終更新日:2025.09.17
Android技術者認定試験制度とは?難易度・取得メリット・勉強方法をすべて解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- Android技術者認定試験ってどんな試験?
- Androidエンジニアに必要な資格?
- Android技術者認定試験の取得メリットって?
スマホアプリは日常的に使う身近な存在ですが、その仕組みを理解している方は多くいません。
Android技術者認定試験は、Androidアプリの仕組みや開発の基礎知識が学べます。
記事の要約
本記事ではAndroidエンジニアを目指している方に向けて、Android技術者認定試験を取得するメリットや、勉強方法を解説します。

1. Android技術者認定試験制度とは
Android技術者認定試験について解説します。
- Androidアプリ開発の基礎知識が学べる
- Android技術者認定試験の認定条件
- Android技術者認定試験の出題範囲
- Android技術者認定試験の受験方法
- Android技術者認定試験の難易度
こちらをクリック▶【エンジニア転職のプロに無料相談】
1-1. Androidアプリ開発の基礎知識が学べる
Android技術者認定試験は、Androidアプリ開発の基礎知識が学べます。
アプリケーション技術者認定試験 | Android対応アプリの開発に関する知識 |
プラットフォーム技術者認定試験 | OS・API・フレームワークなど、Androidの基盤技術 |
この試験は「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類あります。
Androidアプリ開発の学習は書籍や学習サイトでも行えますが、習熟度を測定できる点はAndroid技術者認定試験ならではのメリットです。これからAndroidアプリ開発を学びはじめる方にとっておすすめです。
1-2. Android技術者認定試験の出題範囲
各試験の出題範囲は以下のとおりです。
アプリケーション技術者試験 | Androidプログラミング Javaプログラミングの知識 スクリプト言語 オブジェクト指向 Android基礎知識(アプリ視点) |
プラットフォーム技術者試験 | Linuxの知識 ライブラリ概要 Bionic HAL 起動シーケンス Android基礎知識(プラットフォーム視点) |
両試験共通項目 | 開発環境(Eclipse・SDK) NDK、JNI デバッグ技術、デバッグ手法 |
引用(一部改変):Authorized Certification of Engineer for Android
アプリ技術者試験ではアプリ開発のスキルが評価され、プラットフォーム技術者試験はAndroidのシステム理解が問われるのが特徴です。
1-3. Android技術者認定試験の受験方法
Android技術者認定試験の申し込みから、試験結果を受け取るまでのプロセスは以下の通りです。
ステップ | 各ステップの詳細 |
---|---|
1. 試験の検索 | プロメトリック公式サイトの試験検索ページで「Android技術者認定試験」を検索する。 |
2. ID作成 | 試験の予約の際に必要なプロメトリックIDを手順に従って作成する。 |
3. 試験予約 | 希望の日時と試験会場を入力し、試験の予約を行う。 |
4. 支払い | クレジットカード・コンビニ・Pay-easy・QRコード決済・受験チケット(バウチャー)のいずれかの方法で支払いを済ませる。 |
5. 試験日までの準備 | CBTの基本的な操作を体験版で確認する。 当日の持ち物を確認する。本人確認書類は以下の中からひとつ準備する。 運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・住民基本台帳カード・在留カード・特別永住者証明書・運転経歴証明書 |
6. 受験 | 1. 試験開始の30分前から15分前までの間に受付で手続きを行う。 2. 受付で本人確認書類を提示する。 3. 本人確認書類を除くすべての荷物をロッカーに預ける。 4. 待合室で試験監督院からID番号票を受け取る。 5. ID番号表に記載されている座席に着席する。 6. 試験終了後、ID番号票・シャープペンシル・メモ用紙・本人確認書類を持って退室する。 7. 受付で本人確認書類を提示し、退室手続きを行う。 試験終了後に試験結果が画面に表示され、メールでスコアレポートが提供される |
7. 試験結果 | 試験終了後に試験結果が画面に表示され、メールでスコアレポートが提供される。 |
引用(一部改変):PROMETRIC 受験の流れ
1-4. Android技術者認定試験の難易度
Android技術者認定試験は2種類ともITSSレベル2に相当します。
ITSSというのは経済産業省が策定したITスキル標準です。ITSSレベル2は、上司や先輩から指示を受ければ業務ができるレベルです。エンジニアの登竜門である基本情報技術者試験もITSSレベル2に位置付けられています。
2. Android技術者認定試験の取得メリット
Android技術者認定試験に合格することで得られるメリットを解説します。
こちらをクリック▶【エンジニア転職のプロに無料相談】
2-1. Androidアプリ開発の基礎知識が身に付く
Android技術者認定試験は、Androidアプリ開発の基礎を学ぶのに役立ちます。Androidのアプリ開発・運用知識やAndroidOSの技術など、アプリ開発に必要な内容だからです。
例えば、アプリの画面遷移の仕組みなど、作成したアプリが動作するまでのなぜアプリが動くかについても理解できます。
Androidやアプリ開発を学びたい方は、アプリケーション技術者認定試験の合格を目標にするのがおすすめです。

2-2. アプリ開発企業への転職が有利になる
Android技術者認定試験の合格は、アプリ開発企業への転職活動においてアピール材料になります。
アプリ開発企業では、Androidの基礎知識や学習意欲の高さを証明できる「Android技術者認定試験」が評価されます。
求人に「Android開発経験者優遇」と記載がある企業では、1年以上のプログラミング実務経験に加え、Android技術者認定試験に合格することで、転職が有利になります。
プログラミングの実務経験が1年未満の場合、Android技術者認定試験に合格しても評価されません。実務経験は資格取得よりも企業から高く評価される傾向にあります。
3. 資格以外でAndroidエンジニアになる選択肢
Androidエンジニアへの転職を有利に進める、資格取得以外の方法を紹介します。
- バックエンド開発経験1年以上
- アプリのポートフォリオ作成
- アプリ開発で使う言語・フレームワーク習得
こちらをクリック▶【エンジニア転職のプロに無料相談】
3-1. バックエンド開発経験1年以上
バックエンド開発経験が1年以上あると、Androidエンジニアへの転職が有利です。アプリ開発とバックエンド開発に共通するプログラミングの知識が多いためです。
例えば、JavaはAndroidアプリ開発とバックエンド開発の両方で利用されています。バックエンド開発で培ったスキルや実務経験があれば、Androidアプリ開発にも活かせるため、スムーズに学習を進めることができます。
企業は資格取得よりも実務経験を評価するため、バックエンド開発経験がある方が取得すると、転職でのメリットが大きい資格です。

3-2. ポートフォリオ作成
ポートフォリオを作成し、アプリ開発のスキルを証明するのもおすすめです。
ToDoリストアプリやカメラを使った写真加工アプリなど、自分で開発したアプリをポートフォリオとして転職活動で活用できます。
ポートフォリオはアウトプット力や技術選定力といったスキルが分かりやすいため、資格よりも企業から評価されます。ポートフォリオを完成させれば、Androidアプリを開発するのに必要なスキルがあることを企業に証明できます。
3-3. アプリ開発で使う言語・フレームワーク習得
転職を成功させるためには、企業で使われている言語やフレームワークを習得することが重要です。Android技術者認定試験に合格していても、転職先の環境で開発できないと役立ちません。
例えば、iOSアプリの開発を主軸としている自社開発企業では、Android技術者認定試験の資格は評価されにくいです。
アプリ開発エンジニアを目指すには、企業で使われている開発言語やフレームワークを調べ、習得することが一番の近道です。
4. Androidエンジニアになるには開発エンジニア経験が必要
開発エンジニアとしての実務経験は、Androidエンジニアへの転職を有利にします。
Androidアプリを自社開発している企業への転職は、SES企業と比べて難易度が高く、未経験にはハードルが高いです。
未経験はSESでサーバーサイド開発やクラウド構築の経験を積み、Androidアプリ開発企業に転職することをおすすめします。
システム開発はアプリ開発と同じくソフトウェア開発のであるため、システム開発を経験しているとアプリ開発に活かせます。
こちらをクリック▶【エンジニア転職のプロに無料相談】
5. Android技術者認定試験の勉強方法
Android技術者認定試験の勉強方法を紹介します。
- 公式推奨の参考書の使い方
- 公式推奨の問題集の使い方
- 公式の模擬問題の使い方
こちらをクリック▶【エンジニア転職のプロに無料相談】
5-1. 公式推奨の参考書の使い方
Android技術者認定試験公認の参考書は、「3週間完全マスター Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック」です。
Androidアプリの仕組みから開発の基礎知識まで、3週間で学べるのが特徴です。
参考書は1冊さらっと読み、無理に単語を覚えようとしないでください。一度で覚えきろうとせずに、復習を繰り返しながら覚えることをおすすめします。
5-2. 公式推奨の問題集の使い方
Android技術者認定試験公認の問題集は、「Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック対策実践問題集」です。
全220問の模擬問題が収録されており、問題を解きながらAndroidアプリやアプリ開発の基礎知識を学習できます。
問題集を解くと試験の出題傾向も分かるため、試験対策にも役立ちます。
また、問題集は復習教材としても活用可能です。参考書で単元ごとに暗記した内容を問題集で解き直すことで、知識の定着をさらに深められます。短期間での合格したい方は、試験対策と復習の両方で問題集を活用してください。
5-3. 公式の模擬問題の使い方
参考書と問題集でAndroidアプリやアプリ開発の基礎知識を定着させたら、公式の模擬問題で本番形式の演習に取り組みます。
時間配分や出題傾向など、本番に近い感覚を体験できます。本番と同じ制限時間で模擬問題を解き、間違えたところは参考書と問題集で復習してください。
Android技術者認定試験の合格ラインは正答率70%以上とされていますが、模擬問題はそれ以上の正答率を目標に設定することをおすすめします。
学習の総仕上げとして、また苦手分野を洗い出すためのツールとして、模擬問題を活用してください。
6.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
Androidエンジニアを目指している方は、ぜひユニゾンキャリアにご相談ください。
こちらをクリック▶【エンジニア転職のプロに無料相談】
6-1. ユニゾンキャリアのサービス特徴
本記事を読んでいただきありがとうございました。
Android技術者認定試験の取得を考えている方の中には、Androidエンジニアを目指している方も多いのではないでしょうか?Android技術者認定試験はAndroidアプリ開発の基礎知識を学べますが、企業から評価されるわけではありません。
本気でAndroidエンジニアを目指すのであれば、あなたに合ったキャリアプランが必要です。
ユニゾンキャリアはITエンジニア専門の就活・転職支援サービスです。IT業界に精通した転職アドバイザーが、相談から内定後のサポートまで責任を持って対応します。
「Androidエンジニアになるためには、何をすればいいですか?」といった質問も、必要な情報を
おかげさまでサービスはお客様からご支持いただき、Googleの口コミ件数は400件を突破!総合評価は驚異の★4.8です。
口コミ評価
ユニゾンキャリアは、選考対策もサポートしています。
書類の添削から面接練習まで、転職アドバイザーが企業の特徴に合わせたアドバイスをします。
まずはお気軽にお問合せください。
\ご相談から内定まで完全無料!/
6-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
なぜ開発エンジニアを選んだのですか?
正直、転職活動を始めた当初は開発エンジニアとインフラエンジニアの違いもよく分かっていませんでした(笑)
最終的に開発エンジニアを選んだのは、担当アドバイザーの佐瀬さんとの面談の中で、IT業界・職種の詳しい説明を受けてからになりますね。
自分の性格上、何かを作ることに面白さを感じるタイプなこともあり、「開発エンジニアが自分に合っているかも」と思ったんです。
転職活動時に不安だったことはありますか?
正直、不安はたくさんありました。特に、IT業界の実態がよく分からなかったんです。
企業のホームページには良いことばかり書いてあって、実際の業務や職場の雰囲気があまり想像できず…
あと、過去の短期離職のことも気になっていましたね。「面接で突っ込まれたらなんて答えれば良いんだろう…」と不安に思っていました。
転職活動の結果はいかがでしたか?
全部で4社に応募して、そのうち3社から内定が出ました!
正直、こんなに内定をいただけるとは思っていなかったので、今でもビックリしています(笑)
ユニゾンキャリアでは、あなたの希望と異なる求人に応募させる、転職を急かすといったことは一切ありません。
あなたが思う働き方やキャリアが実現できる企業を選んでご紹介します。
ぜひお気軽にお問い合わせください。