
最終更新日:2025.05.29
HTML5プロフェッショナル認定試験とは?メリット・難易度・勉強方法までを解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- HTML5プロフェッショナル認定試験ってどんな試験?
- HTML5プロフェッショナル認定試験の難易度は?
- HTML5プロフェッショナル認定試験のメリットって?
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTMLやCSSなどWeb制作に必要なスキルを習得できる資格です。
取得することでWeb制作の基礎知識や制作スキルを証明するのに役立ちます。基礎的な内容から学ぶことができるため、エンジニア未経験の方でも取得しやすいです。
記事の要約
本記事では「HTML5プロフェッショナル認定試験の取得を目指す方」に向けて、取得メリットや難易度などを解説します。
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1.HTML5プロフェッショナル認定試験とは
HTML5プロフェッショナル認定試験は、フロントエンド領域の基礎知識が身に付く資格です。資格を取得することで、簡単なWebサイト作成ができるほどの知識を習得可能です。
具体的には、HTMLの正しいマークアップ方法や、スマートフォンなどに対応したレスポンシブデザインの作成方法などを学べます。
資格を取得し、Webサイト制作の基礎知識が身に付くと、コーダーやWebデザイナー、Webディレクターなどの職種に役立ちます。
ただし、内容自体は学習サイトや書籍などでも習得可能なため、取得が必須の資格とはいえません。
HTML5プロフェッショナル認定試験の取得を通じて、Webエンジニアを目指している方はぜひ当社までご相談ください。
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2.HTML5プロフェッショナル認定試験の出題範囲
HTML5プロフェッショナル認定試験はレベル1とレベル2に分けられており、試験範囲が異なります。レベル別に出題範囲を把握できれば、試験対策がしやすくなります。
2-1.HTML5レベル1試験の出題範囲
HTML5レベル1試験の出題範囲は以下のとおりです。
分野 | 内容 |
---|---|
1.1 Webの基礎知識 | HTTPとHTTPSの仕組みや違いやHTMLの書き方 |
1.2 CSS | スタイルシートの基礎知識やデザイン方法 |
1.3 要素 | <h2></h2>などHTMLの要素の意味や違い |
1.4 レスポンシブWebデザイン | パソコンやスマートフォンなどのマルチデバイス対応の方法 |
1.5 APIの基礎知識 | 異なるソフトウェアやアプリを連携させる仕組み |
HTML5レベル1試験では、静的なWebサイトの見た目や構造を作成する基本知識が問われます。なお、上記の試験範囲は2021年4月21日に改定されたバージョン2.5(最新版)です。

2-2.HTML5レベル2試験の出題範囲
HTML5レベル1試験の出題範囲は以下のとおりです。
分野 | 内容 |
---|---|
2.1 JavaScript | JavaScriptの文法 |
2.2 WebブラウザにおけるJavaScript API | Webブラウザ内で使えるJavaScriptの利用方法 |
2.3 グラフィックス・アニメーション | Webサイトに動きを付ける方法 |
2.4 マルチメディア | 音声や動画の再生、スマホのカメラやマイクにアクセスする方法 |
2.5 ストレージ | ブラウザに入力された文字や数字を保存する仕組み |
2.6 通信 | リアルタイム通信など通信に関するスキル |
2.7 デバイスアクセス | 自分の位置情報などを提供する仕組み |
2.8 パフォーマンスとオフライン | Webアプリの高速化やオフラインでも動くプログラムに関する知識 |
2.9 セキュリティモデル | サーバー間のセキュリティの仕組み |
HTML5 レベル2試験では、動的なWebサイトやアプリ開発に必要な知識が問われます。なお、上記の試験範囲は、2021年4月21日に改定されたバージョン2.5(最新版)です。

3.HTML5プロフェッショナル認定試験の取得メリット
HTML5プロフェッショナル認定試験を取得するメリットを紹介します。
3-1.IT知識ゼロなら最初の勉強に役立つ
HTML5プロフェッショナル認定試験は、ITやWebの知識が全くない初心者の方にとって、最初の学習ステップとして役立つ資格です。
Webサイトの基本から学べる資格のため、初心者でも取り組みやすい内容となっています。
例えば、「HTMLタグの基本的な使い方」や「CSSで文字の色や背景を整える方法」など、試験内容は基礎的なものが多いです。
専門知識がなくても理解できるWeb制作の基礎の基礎を学ぶことができます。そのため、HTML5プロフェッショナル試験はWeb制作の勉強をする際の最初の目標として最適な資格です。

3-2.Web制作に必要な基礎知識が身に付く
HTML5プロフェッショナル認定試験を通じて、Web制作に欠かせない基礎知識を学べます。
試験の内容は、Webサイトやアプリを作る際の基本的な設計・実装方法に直結しているため、学んだ知識をすぐに実務に活かせるのも魅力です。
例えば、CSSを使ってページのレイアウトを整えるなど、実際の制作現場で頻繁に使われるスキルを身に付けられます。
HTML5プロフェッショナル認定試験は、すぐに実務で役立つ基礎知識を固めたい際の近道となります。また、会社の実務研修をスムーズに行えるようになるのもメリットです。

4.HTML5プロフェッショナル認定試験の難易度
HTML5プロフェッショナル認定試験の具体的な難易度を解説します。
4-1.難易度(ITSS)
HTML5プロフェッショナル認定試験の難易度は、ITスキル標準(ITSS)に基づいて評価されています。
HTML5レベル1試験はITSSレベル2に相当し、「上位者の指導の下で要求された作業をこなせるレベル」とされており、基本情報技術者試験と同等の難易度です。
一方、HTML5レベル2試験はITSSレベル3に該当し、「要求された作業を独力で遂行できるレベル」とされ、応用情報技術者試験と同等といえます。
HTML5レベル2試験ではHTML5レベル1試験の内容に加えて、JavaScriptやAPIの知識など実務的なスキルが問われるため、より難易度が高いです。
イメージとしてはHTML5レベル1が基礎力の証明、HTML5レベル2が実務力の証明といえます。

4-2.勉強時間の目安
未経験の方がHTML5レベル1試験に合格するために必要な勉強時間は約60時間で、1日2時間勉強すれば、約1ヶ月で合格が目指せます。
HTML5レベル1試験合格者の場合、HTMLレベル試験2の合格に必要な勉強時間は約100時間です。JavaScriptやAPIなどHTML5レベル1試験よりも高度なスキルが求められるため、約2ヵ月程度での学習時間が目安となります。
どちらのレベルも、勉強時間さえ確保して継続的に勉強すれば、誰でも取得を目指せる資格です。
ただし、基礎知識がない状態でいきなりレベル2に挑戦すると、目安以上の学習時間が必要になります。未経験の方は、HTML5レベル1試験から順当に合格を目指すほうがかえって速く合格できます。

5.HTML5プロフェッショナル認定試験の勉強方法
HTML5プロフェッショナル認定試験の勉強方法をレベル別に解説します。
5-1.HTML5レベル1試験の勉強方法
HTML5レベル1試験の勉強では参考書を使ってインプットし、問題演習でアウトプットするという基本的な学習スタイルがおすすめです。
問題演習が付いた参考書を1冊しっかりやり込むことで、効率良く試験対策ができます。
おすすめは「HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 対策テキスト&問題集」といった、試験範囲を網羅しつつ練習問題も豊富な書籍です。

本番形式の問題に慣れたい方や試験直前の総仕上げをしたい方には、Web問題集「Ping-t」の活用も有効です。出題範囲は狭く内容も基礎的なため、参考書1冊+問題演習で合格が狙えます。

5-2.HTML5レベル2試験の勉強方法
HTML5レベル2試験はより高度な知識が問われるものの、HTML5レベル1と同様の学習方法で十分合格を狙えます。
基本的には参考書で単元ごとにインプットし、問題演習でアウトプットするのがおすすめです。
「HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2 対策テキスト&問題集」のような、問題演習付きの1冊を活用することで効率良く学習が進められます。

JavaScriptの理解を深めたい場合には、「Progate」などのオンライン学習サイトの利用が最適です。
なお、Ver2.5対応の問題集はまだ少ないため、演習量を増やしたい方はWeb問題集「PolariStation」も併用するのがおすすめです。

6.HTML5プロフェッショナル認定試験の注意点
HTML5プロフェッショナル認定試験の注意点は、以下のとおりです。
- HTML5は廃止されたが勉強には役立つ
- 転職のためならほかの資格を取得したい
- HTML5レベル2試験のほうを受験したい
6-1.HTML5は廃止されたが勉強には役立つ
現在、HTML5は正式には廃止され、代わりに「HTML Living Standard」が主流となっています。しかし、HTML5プロフェッショナル認定試験の内容は、今でもWeb制作における基礎知識として役立ちます。
両者の違いは一部のタグや仕様の扱いにとどまり、基本的な構文やWebページの構造を組み立てる基本ルールに大きな変更はありません。
HTML5とLiving Standardの違いを理解しておけば、HTML5の学習は今後のWeb制作にも活かせます。試験勉強を通じて得た知識は、実務でも役立つ内容なので学ぶ価値は高いです。

6-2.転職のためならほかの資格を取得したい
HTML5プロフェッショナル認定試験は、Web制作の基礎力を証明するには役立ちます。しかし、転職を目指す場合は、職種に応じた専門資格を選ぶのをおすすめします。
無資格者よりは評価されますが、HTML5の資格が内定の決め手になることは少ないためです。職種に応じた専門資格の例は、以下のとおりです。
- システムエンジニア:基本情報技術者試験
- 開発系エンジニア:Java Silver
- Web制作系エンジニア:PHP技術者認定試験
転職を目的とするなら、エンジニアの職種ごとの採用要件に合った資格を選ぶのが大切です。
自分が目指すエンジニアでおすすめの資格を知りたいという方は、ユニゾンキャリアをご利用ください。職種ごとに高く評価される資格の紹介だけでなく、求人の紹介や面接対策など、幅広いサポートを行っております。
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6-3.HTML5レベル2試験のほうを受験したい
HTML5プロフェッショナル認定試験を転職やキャリアアップに活用するのであれば、HTML5レベル2試験の受験がおすすめです。
HTML5レベル2試験に合格すれば、JavaScriptやAPIを使った実践的なスキルが身に付き、ポートフォリオを作成できるレベルに到達します。
ポートフォリオによって、スキルを目に見える形で証明できるため、HTML5レベル2試験は転職やキャリアアップに役立ちます。
HTML5レベル2試験は、必ずしも採用や昇進に直結する資格ではありません。しかし、スキルの証明手段のひとつとして利用できます。

7.HTML5プロフェッショナル認定試験の受験方法
HTMLプロフェッショナル認定試験の受験方法を、以下の流れで解説します。
- 申し込み方法
- 当日の流れ
- 結果の確認方法
7-1.申し込み方法
HTML5プロフェッショナル認定試験の申し込みは、公式サイトからオンラインで行えます。申し込み手順は以下のとおりです。
- 公式サイトで「EDUCO-ID」を新規取得し、受験者マイページに登録する
- 試験センターまたはオンライン試験(OnVUE)のいずれかを選択する
- 受験チケットを購入して後から予約、または予約と支払いを同時に行う
- ピアソンVUEのアカウントを作成して予約手続きを進める
手続きは簡単で、いずれの方法も公式サイト上で完結できます。
7-2.当日の流れ
HTML5プロフェッショナル認定試験の当日は、次の流れで進みます。
【会場受験の場合】
流れ | 概要 |
---|---|
①受験センターで受付 | 身分証を提示して受付を行う |
②受験前の準備 | 試験中の注意点を説明して、認定証用の写真を撮影する |
③試験部屋に案内 | 試験を受ける部屋に案内され、割り当てられた席に着く |
④モニターの「開始ボタン」を押す | 試験を受ける準備が整ったら、モニターの「開始」ボタンを押して試験スタート |
⑤モニターの「終了ボタン」を押す | 問題の回答が終わったら「終了」ボタンを押して試験が終了 |
【オンライン受験の場合】
流れ | 概要 |
---|---|
①直前の準備 | 使用するPCやインターネットがシステムテストに合格しているか確認 机や作業スペースに置いてある参考書など、禁止されている物を片づける |
②チェックイン | 予約時間の30分前~15分後までチェックインが可能 |
③試験の開始 | 実際に試験を受ける サポートが必要な場合はチャットアイコンが使用できる |
自宅からオンラインで受験する場合、試験前日までにシステムテストを実行し、本人確認書類を用意しておくことが必要です。
システムテストの方法や本人確認の要件は、ピアソンVUEの公式サイトから確認してください。
7-3.結果の確認方法
HTML5プロフェッショナル認定試験の結果は、受験方法によって確認方法が異なります。
試験センターでCBT形式を受験した場合は、試験終了後に「テスト終了」ボタンをクリックすると、その場で画面上に合否が表示されます。
ペーパーテスト(PBT)形式で受験した場合、試験結果はその場で表示されません。数週間後に郵送などで結果が送付されます。確認までに時間がかかるため、早めに受験スケジュールを立てておくと安心です。
ピアソンVUEでオンライン受験の場合は、公式サイトにログインすることで、試験結果を確認できます。結果通知が反映されるまでに若干時間がかかることがありますが、基本的には即日または翌日には確認可能です。
なお、不合格だった場合でも、受験日から5日目以降(土日を含む)であれば再受験できます。
8.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
Webエンジニアとして転職を考えている場合は、ユニゾンキャリアをご利用ください。
8-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事をお読みくださり、ありがとうございます。
HTML5プロフェッショナル認定試験は、基礎的なスキルの習得に役立つ資格ではあるものの、転職市場で評価されづらいのが実情です。
そのため、WebデザイナーやWebエンジニアを目指しているのであれば、今から転職活動をはじめるのをおすすめします。未経験から新たな仕事にチャレンジできる20代の体感時間は、人生の中でも極めて短く感じると言われる年代です。
「まだ水曜日か…」週単位では短く感じていても、「あれ、もう1年経ってしまった」と年単位ではあっという間に過ぎてしまう感覚があれば本当に急いでください。
とはいえ、「どうしたら良いのか分からない」そんなときは、ぜひユニゾンキャリアにご相談ください。
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口コミ評価
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8-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職活動を始めた時の経歴を教えてください!
大学を9月に卒業後、そのまま契約社員として就職し8ヶ月間従事しました。その後、6月に転職しましたが、そこでの業務が自分には合っていないと思い…入社して2ヶ月で転職活動を始めました。
今の会社に入社する前に前職を辞めているので、2〜3ヶ月間のブランク期間もあります。なので、経歴は正直キレイとは言えないですね…。
転職活動時に不安はありましたか?
あまり綺麗な経歴では無かったので不安は常にありました。
書類が通ったとしても面接にほとんど受からなくて、働きたいなと思っている企業の面接にやる気を持って挑んでも、不採用通知しかもらえず苦労した時期があったので…。
あとは、前職と同じようにエンジニアとは無関係の業務をさせられたらどうしよう…という思いはありましたね。
ただ、キャリアアドバイザーの和田さんが、メリットだけでなくデメリットも含めてとても丁寧に企業の紹介をしてくださったので、以前よりかなり安心して選考に臨めました。
【木村さまのご経歴】
・大学を半年留年し9月に卒業
・2社経験(今回の転職で3社目)
・2~3ヶ月のブランク期間あり
・IT系の資格なし
選考を進めるうえで必要な業務経験・スキル・資格は?
転職を成功させるためには何よりも具体的な目標が大切だと思います!
実際に最近うちの会社に入ってきた方は、もともとITとは全く関係のない仕事をしていたんですけど、そこでは紙媒体の資料がすごく多くて、それをインデックス化したいという明確な目標がある方でした。
なので資格よりも、社会で経験した生の体験を語れる人のほうが面接で印象がいいと思います。別業界にいたからこそ分かることもあると思いますし。
もちろん資格があるに越したことはないので、時間のある方は少し勉強しておくと良いかと思います。おすすめはJava言語ですね!
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