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IT検証技術者認定試験(IVEC)とは?取得メリットや勉強方法を解説

IT検証技術者認定試験(IVEC)とは?取得メリットや勉強方法を解説 | テスト資格

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。

本記事のトピックスはこちら!

  • IT検証技術者認定試験ってどんな試験?
  • 合格後にテストエンジニアになれる?
  • IT検証技術者認定試験の取得メリットは?

IT検証技術者認定試験(IVEC)は、テストエンジニアに必要なスキルが身に付きます。

難易度別にクラスが分かれており、未経験者からスキルアップを目指す経験者まで、幅広く役立つ資格です。

本記事では「IT検証技術者認定試験(IVEC)を取得したい方」に向けて、資格の内容や取得メリットなどを解説しています。

1.IT検証技術者認定試験(IVEC)とは

IT検証技術者認定試験(IVEC)の概要は、以下の通りです。

  • ソフトウェアテストを網羅的に学べる資格
  • IT検証技術者認定試験の出題範囲
  • IT検証技術者認定試験の試験概要
  • IT検証技術者認定試験の受験方法
  • JSTQB取得済みなら取得はアリ

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1-1.ソフトウェアテストを網羅的に学べる資格

IT検証技術者認定試験は、ソフトウェアテストに関する幅広い内容を扱う資格です。

テストエンジニアのキャリアに応じて5つのレベルに分かれているため、初心者の方から経験豊富なエンジニアの方まで役立ちます。この資格で学べる内容は、以下のとおりです。

  • 基礎的なテスト実行スキル
  • テスト設計
  • プロジェクトリーダーの管理能力
  • 研究開発
  • JSTQB取得済みなら取得はアリ

初心者の方が基礎知識を覚える場合だけでなく、テストエンジニアやQAエンジニアとしてスキルを高めたり、キャリアアップを目指したりするときにもおすすめの資格です。

1-2.IT検証技術者認定試験の出題範囲

IT検証技術者認定試験は、ソフトウェアテストの知識を習得できるよう、5つのクラスに分かれています。

以下に、各クラスの出題範囲をまとめました。

クラス名主な出題範囲
アシスタントクラステスト工程全般の基礎知識やマインド
テスタークラス・テスト実行/不具合報告
・テスト実行管理とオペレーション
デザイナークラス・テスト詳細設計
・テスト実績
・テスト評価
アーキテクトクラス・テストの要求分析やアーキテクチャ設計
・下位工程の管理責任
・プロセスやテスト評価
エバンジェリストクラス・テストの新技術開発
・テストの普及と市場開拓
・テスト業界の地位向上
参照:一般社団法人IT検証産業協会

アシスタントではテストの基本的な知識を習得し、次のクラスへの基盤を作ります。

テスターではテスト実行スキルデザイナーでは設計やテストの実装までのスキルが身に付きます。より上位となるアーキテクトではプロジェクト全体を統括するスキルが身に付き、テスト工程全体に携わるスキルを習得できるのが特徴です。

最上位のエバンジェリストは、業界を牽引する高度な専門性が問われます。

1-3.IT検証技術者認定試験の試験概要

IT検証技術者認定試験は5つのクラスに分かれており、受験方法や試験時間、受験料が異なります。以下に各クラスの概要を表にまとめました。

クラス試験方法試験時間受験料(税込)
アシスタントIBT(自宅や職場でのオンライン受験)60分7,700円
6,160円(学生・団体)
テスターCBT(全国のテストセンター)120分17,600円
14,080円(会員)
デザイナーCBT(全国のテストセンター)120分19,800円
15,840円(会員)
アーキテクトCBT(全国のテストセンター)120分22,000円
17,600円(会員)
エバンジェリスト論文審査(事前審査あり)27,500円
22,000円(会員)
参照:一般社団法人IT検証産業協会

アシスタントクラスは、インターネット環境が整った自宅や職場で24時間受験可能です。

テスター、デザイナー、アーキテクトクラスは、全国340ヵ所以上のテストセンターで5月と11月にテストが実施されます。エバンジェリストクラスは、試験会場に出向く必要がない事前審査と論文審査の試験です。     

受験料はレベルが上がるにつれて高くなり、カード決済やコンビニ決済で支払い可能です。IVIA会員企業の方や学生、団体受験者には割引制度が適用されます。

1-4.IT検証技術者認定試験の受験方法

IT検証技術者認定試験の受験方法は、クラスごとに異なります。以下に各クラスの申し込み手順と注意点をまとめました。

クラス(レベル)受験方法
アシスタントクラス1.公式サイトでマイページアカウントを作成
2.申し込みを実施
3.受験料の支払い
テスター/デザイナー/アーキテクトクラス(CBT形式)1.「お申込ページ」をクリック 
2.マイページへログイン(はじめての場合はIDを新規作成)
3.ご希望の試験を選択
4.申込条件の確認
5.試験の日付・会場・時間を選択
6.郵便物送付先の入力
7.お支払い
エバンジェリストクラス以下の3点を用意してメールで送付する
1.受験者属性:受験者氏名、会社名又は団体名、メールアドレス、略歴、応募理由、受験カテゴリ、専門領域
2.本人証明:写真付きの公的な本人証明書の画像
3.実績:テスト関連の活動履歴と発表論文・書籍や講演資料など公的な資料1点
参照:一般社団法人IT検証産業協会

申込後のキャンセルやクラス変更はできないため、受験クラスの選定は慎重に行います。

受験料の支払いはカードまたはコンビニ決済が可能です。コンビニ決済の有効期限は3日なので期限切れに注意が必要です。

1-5.JSTQB取得済みなら取得はアリ

IT検証技術者認定試験は、すでにJSTQB認定テスト技術者資格を取得している方に目指して欲しい資格です。

この資格では、テストエンジニアの担当業務に応じた内容を深く学ぶことができ、JSTQB認定資格では扱っていない範囲にも対応しています。求人票の歓迎条件として記載されていることもあり、テスターやプロジェクトリーダー、QAエンジニアといった職種で評価されます。

JSTQB認定テスト技術者資格に加えてIT検証技術者認定試験を取得することで、テストエンジニアの専門性を高めることができます。

2.IT検証技術者認定試験の取得メリット3選

IT検証技術者認定試験を取得するメリットは、以下の3つです。

  • ソフトウェアテストの網羅的な知識が身に付く
  • テストエンジニアのキャリアアップに役立つ
  • QAエンジニアを目指すときにも役立つ

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2-1.ソフトウェアテストの網羅的な知識が身に付く

IT検証技術者認定試験を取得することで、ソフトウェアテストに関する知識を広く学ぶことができます。

具体的には、以下の内容が含まれています。

  • テスト手法の選定
  • テストプロセスの理解
  • 設計スキル
  • 結果の分析
  • プロジェクト全体の管理

この資格は、テストの基本的な考え方から設計、実施、品質分析まで幅広く扱っている点が特徴です。テストエンジニアの初歩から現場で使えるレベルまで学べる資格です。クラス別(レベル別)に分かれているため、あなたのスキルやキャリアに合わせて無理なくステップアップできます。

2-2.テストエンジニアのキャリアアップに役立つ

IT検証技術者認定試験は、テストエンジニアとしてのキャリアアップに役立つ資格です。

IT検証技術者認定試験は5つのクラスに分かれているため、あなたのキャリアに合わせてスキルを高められます。

例えば、テスト設計を担当したい場合はデザイナークラス、プロジェクトの全体管理を目指すならアーキテクトクラスを取得すれば、役割に必要なスキルが身に付きます。

この資格を取得していると企業からの評価が高まり、昇進や転職にもつながります。特にデザイナークラス以上の資格を取得すると、テスト設計に関する基礎知識を習得でき、設計工程を任されることが増えます。

2-3.QAエンジニアを目指すときにも役立つ

IT検証技術者認定試験は、テストエンジニアからQAエンジニアへのキャリアチェンジを目指す方にも役立つ資格です。

IT検証技術者認定試験では、以下のような内容を学べます。

  • テスト設計・計画
  • テスト実行・結果分析
  • テスト自動化の検討

特にデザイナークラス以上を取得することで、テスト戦略の立案や品質分析など、より高度な業務にも対応しやすくなります。

この資格は、テスト分野に関する専門性を示す手段となり、キャリアの幅を広げるきっかけにもなります。

3.IT検証技術者認定試験の難易度

IT検証技術者認定試験の難易度や必要な勉強時間を解説します。

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3-1.レベル別の難易度(ITSS)

IT検証技術者認定試験は、情報処理推進機構(IPA)が策定したITスキル標準(ITSS)に基づき、各クラスの難易度が設定されています。以下の表は、各クラスと対応するITSSレベルを示しています。

クラス名対応するITSSレベル
アシスタントレベル1
テスターレベル2
デザイナーレベル4
アーキテクト
エバンジェリスト

ITSSレベル1は基本的な知識やスキルを有するレベルであり、ITパスポートと同様にIT業界への入門資格とされています。

レベル2は実務経験を積み、一定の専門性を持つレベルで、例えば「基本情報技術者試験」が該当します。

レベル3以上はより高度な専門知識やマネジメント能力が必要なため、難易度も高いです。

IT検証技術者認定試験では、中級にあたるデザイナークラスでさえITSSレベル4に相当しており、専門性の高さがうかがえます。

アーキテクトクラスやエバンジェリストクラスはITSSレベルが明示されていないものの、デザイナークラスを上回る知識が必要なため、より難易度が高い資格といえます。

3-2.レベル別の勉強時間の目安

IT検証技術者認定試験は、レベルが上がるごとに必要な知識が深くなるため、学習時間の確保が重要です。

各クラスの勉強時間の目安は以下の通りです。

クラス名勉強時間の目安
アシスタント約100時間
テスター約150時間(アシスタント合格レベル前提)
デザイナー約150時間(テスター合格レベル前提)
アーキテクト約150時間(デザイナー合格レベル前提)
エバンジェリスト-(実績・経験に基づく審査制)

IT検証技術者認定試験は単なる知識だけでなく、実務に即した設計や分析のスキルも問われるため、学習には一定の時間がかかります。

この資格は、クラスが上がるにつれて以下のような力が必要です。

  • 下位クラスの内容を踏まえた応用力
  • 現場での経験に基づいた理解

特にエバンジェリストクラスは、小論文と実績による審査となるため、勉強時間を一概に定めることが難しく、日頃の業務で得た経験の積み重ねが重要です。

まずは、あなたのご経歴からお選びください!

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4.IT検証技術者認定試験の勉強方法

IT検証技術者認定試験の勉強方法を3つ紹介します。

  • シラバスで概要だけ掴む
  • 無料の学習サイトを活用する
  • 過去問を繰り返し解く

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4-1.シラバスで概要だけ掴む

IT検証技術者認定試験の勉強を始める際は、まず各クラス別に用意されているシラバスを活用し、試験内容の概要を掴むことが重要です。

すべてを細かく読むと内容が複雑に感じるため、まずはシラバスの目次を確認し、「汎用テスト知識・スキル」の項目に目を通します。

「汎用テスト知識・スキル」では、出題内容の要点が見出しごとに整理されており、どのような内容が問われるかを把握できます。試験範囲をざっくり理解しておくことで、その後に参考書や学習サイトでの学習をスムーズに進めることが可能です。

4-2.無料の学習サイトを活用する

IT検証技術者認定試験の対策には、無料の学習サイトの利用が役立ちます。この資格は市販の参考書が少なく、内容が古いものも目立ちます。

無料の学習サイト「テス友」では、400問以上の模擬問題があり、問題の特徴をつかみながら学習を進めることが可能です。問題を解き、解説を読み、弱点を見つけるという流れを繰り返すことで、理解が深まります。

ただし、「テス友」はアシスタントクラスまでの対応です。上位クラスを目指す方は、別の学習方法も取り入れる必要があります。

参照:テス友

4-3.過去問を繰り返し解く

IT検証技術者認定試験の勉強では、公式サイトで公開されている過去問を繰り返し解くことが役立ちます。

市販の参考書が少ないため、過去問を通して出題の特徴をつかむことが重要です。そのため、まずシラバスで試験の全体像を確認し、過去問を使って出題形式や難しさに慣れることが大切です。

特にテスター以上のクラスは学習サイトで対応していないため、過去問による試験対策が必要です。公開されている過去問は数が限られているため、無駄なく使い、繰り返し解いてください。

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5.エンジニアの転職はユニゾンキャリア

テストの経験・知識を活かして転職を考える方には、ユニゾンキャリアの利用をおすすめします。

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5-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴

ここまで本記事をお読みくださり、ありがとうございます。

IT検証技術者認定試験はレベル別にクラスが分かれているため、未経験の方だけでなくキャリアアップを目指す方にも役立つ資格です。

ただし、テストエンジニアとして転職やキャリアアップを考える場合、資格取得が必ずしも必要とは限りません。あなたに資格取得が必要かどうか、ご自身で判断ができないときに利用したいのがユニゾンキャリアです。

ユニゾンキャリアは、IT業界専門の転職サービスです。

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5-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより

転職前はどのような仕事をされていたのですか?

リハビリテーション病院で、主に脳神経外科と整形外科の患者を担当していました。

基本的に患者さんの生活のお世話や、ドクターの診察の補助を行っていたんです。

夜勤は体力勝負なところがあり、月に6、7回もあると大変で…

夜も患者さんが動き回るので、その対応で忙しくなり、なかなか仕事が終わりませんでした。

ユニゾンキャリアではどのような求人を紹介してもらいましたか?

上流工程を扱っている会社を中心に4社紹介していただきました。

どの会社も業界の中でもレベルが高く、最低でも2次請けの案件を扱っていたんです。

しかも社員の成長を重視していて、研修制度も充実、資格取得の補助も出る企業ばかり…

担当キャリアアドバイザーの和田さんから、転職エージェントでしか知りえない企業の内情などについても聞けたので、迷わずに志望企業を決めることができました。

選考を進めるうえで必要なスキルはありますか?

コミュニケーション能力は大事だと思いますね。

エンジニアもチームワークが大事なので、コミュニケーション能力を活かせた業務経験については評価してもらえました。

具体的には、病院の業務を改善したときの経験を話したんです。

病院の業務はひとつの部署だけで完結しないので、他部署と綿密なコミュニケーションを取って、改善すべき業務内容をすり合わせる必要がありまして。

実際に相手の意見を聞いて、相互的なコミュニケーションを取ったことで、当初の目的であった業務効率化を実現できました!

こういう経験もエンジニアに活かせるってことで評価されたんだと思います。

  • 未経験から開発エンジニアにキャリアチェン
  • 入社後、2ヶ月間の研修がある会社に転職成功
  • ユニゾンキャリア利用、1ヶ月半で内定獲得

利用者の中には、IT業界についてよく分かってないという状態から内定を獲得できた方も多くいます。まずは、あなたの声を聞かせてください。

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