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最終更新日:2025.05.26
CCNAとネットワークスペシャリスト試験どっちが必要?難易度や勉強時間を比較

本記事のトピックスはこちら!
- CCNAとネットワークスペシャリスト試験どっちを取るべき?
- CCNAとネットワークスペシャリスト試験の違いとは?
- CCNAとネットワークスペシャリスト試験どっちがキャリアに役立つ?
CCNAとネットワークスペシャリスト試験はどちらもネットワーク分野の資格です。しかし、同じ分野の資格でも対象者や目的が異なるため、どちらを取得した方が良いのか迷ってしまいますよね。
基本的には、自身の経験やキャリアプランに合わせて資格を選ぶことが大切です。
あなたに合った資格を勉強しないと、「折角資格を取ったのに時間の無駄になってしまった…」なんてことになりかねません。
記事の要約
本記事では、「どちらの資格を取得すべきか悩んでいる方」に向けて、目的別におすすめの資格を解説します。
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1.【前提】CCNAは初心者向け、ネットワークスペシャリスト試験は上級者向け
CCNAとネットワークスペシャリスト試験は、取得の対象者が異なります。
CCNAはインフラエンジニア未経験の方や初心者向けの資格です。CCNAが歓迎条件に含まれる求人も多く、選考を有利に進められます。
一方、ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークエンジニアやインフラ領域でスキルアップしたいPM向けの資格です。
あなたのエンジニア経験やポジションに応じて、年収アップやキャリアアップに役立つ資格の取得を目指してください。
どちらも取得するのが理想的ですが、初心者の場合はCCNAを取得して、その後にネットワークスペシャリスト試験の合格を目指すのが最適です。
どちらの資格も転職する際に役立つ資格ですが、エンジニアは取得した資格よりも実務経験のほうが評価されます。
あなたの経験やスキルがあれば、資格を取得しなくても転職を成功できる可能性がありますので、ぜひ一度当社までご相談ください。
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2.CCNAとネットワークスペシャリスト試験どっちが必要な資格?
CCNAとネットワークスペシャリスト試験のどちらを取得すべきか、5つのパターンに分けて解説します。
- ITインフラ初心者の転職はCCNA
- 上流工程を目指すならネットワークスペシャリスト試験
- PMならネットワークスペシャリスト試験
- SIerならネットワークスペシャリスト試験
- ネットワークアーキテクトを目指すならネットワークスペシャリスト試験
2-1.ITインフラ初心者の転職はCCNA
インフラエンジニア初心者が転職を目指す場合は、CCNAの取得がおすすめです。
CCNAはCisco製ネットワーク機器の基本的な設定や操作スキルの保有を証明し、学習内容がそのまま実務に活かせます。エンジニアの求人には歓迎条件として「CCNA取得」が記載されることもあり、採用基準のひとつになっているのも特徴です。
ネットワークの監視・運用に携わっている方は、CCNAを取得することで、より上流の仕事を任されるきっかけになります。CCNAを取得することで、企業から学習意欲や知識・スキルを持つ人材と評価されるためです。
2-2.上流工程を目指すならネットワークスペシャリスト試験
ネットワークエンジニアの上流工程を目指すなら、ネットワークスペシャリスト試験の取得がおすすめです。
ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワーク全体の設計や構築が学べ、取得することで上流工程に理解のある人材として評価が高まるためです。試験内容には企画や要件定義も含まれ、プロジェクトの初期段階から関わりたい方に役立ちます。
資格を取得しただけでは上流工程の業務を難なくこなせるとは限らないので、実務経験と組み合わせることで、より責任のある業務を担当できます。
インフラエンジニアとして保守以上の工程にキャリアアップしたい場合は、ネットワークスペシャリスト試験の取得を目指すのがおすすめです。
2-3.PMならネットワークスペシャリスト試験
PMとして業務領域を広げたい場合、ネットワークスペシャリスト試験の取得が役立ちます。
PMはすべての技術領域を理解する必要はありませんが、専門知識を持つことでより業務を円滑に進められます。
例えば、ネットワーク側の業務が遅れたりトラブルが発生したりした際に、PM自身が基礎知識を持っていると、適切な納期設定や人員調整などが可能です。
要件定義の際にもネットワークエンジニアと円滑なコミュニケーションが可能となり、PMと技術者間での認識齟齬が発生するリスクを減らせます。
大規模プロジェクトではネットワーク関連のトラブルが発生しやすいため、PMがネットワーク領域に精通していると、プロジェクト全体のリスクを軽減できます。
PMとしてスキルアップしたいのなら、ネットワークスペシャリスト試験を取得するのがおすすめです。

2-4.SIerならネットワークスペシャリスト試験
SIerやNIerに勤めている場合、ネットワークスペシャリスト試験の取得がおすすめです。
大手SIerではネットワーク設計や要件定義など上流工程の業務が中心となるため、SIerの業務の中で試験で得た知識が役立つためです。
資格取得は直接的に昇進につながりませんが、無資格者よりも評価されます。資格取得を目的とするのではなく、業務にどう生かせるかを意識することが大切です。
実際に資格取得通じて学んだ知識で成果を上げ、社内で「ネットワークのスペシャリスト」として認知されれば、昇進のチャンスも広がります。

2-5.ネットワークアーキテクトを目指すならネットワークスペシャリスト試験
ネットワークアーキテクトを目指すなら、ネットワークスペシャリスト試験の取得がおすすめです。
ネットワークアーキテクトは、ネットワークの設計・構築を担う専門職であり、CCNAレベルの知識を持っていなければなりません。
ネットワークアーキテクトになるには実務経験が最も重要ですが、資格を取得してスキルを証明することで、より早くキャリアアップを実現できます。
試験の勉強を通じて、ネットワーク設計に必要な知識を習得できるのもメリットです。
ユニゾンキャリアではITエンジニア専門の転職支援サービスを行っています。
「インフラエンジニアになりたい」「上流工程にキャリアアップしたい」など、目的に合わせた役立つ資格をお伝えできるので、ぜひご利用ください。
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3.【一覧表】CCNAとネットワークスペシャリスト試験を徹底解説
CCNAとネットワークスペシャリスト試験の違いを、以下の表にまとめました。どちらの資格があなたに必要か判断する際の参考にしてください。
資格名 | CCNA | ネットワークスペシャリスト試験 |
---|---|---|
種類 | ベンダー資格 | 国家資格 |
役立つ職種 | ・インフラエンジニア ・ネットワークエンジニア | ・ネットワークエンジニア ・ネットワークアーキテクト ・PM |
受験料 | 300ドル(約42,900円) | 7,500円 |
受験場所 | 全国のピアソンVUE試験会場 | 全国の指定会場 |
受験日 | 随時(予約制) | 年1回(毎年春期のみ) |
試験範囲 | ・ネットワーク基礎 ・IPアドレッシング ・Cisco機器の設定・運用 ・セキュリティの基本知識 | ・ネットワーク設計・構築 ・要件定義やセキュリティ ・トラブルシューティング ・プロジェクト管理 |
勉強時間の目安 | 約140~200時間 | 約50~400時間 |
難易度(ITSSレベル) | レベル2(一般的なネットワーク技術者レベル) | レベル4(高度な専門知識を持つリーダーレベル) |
※すべて税込/為替レートによって必要な金額も変わる

4.CCNAとネットワークスペシャリスト試験の違い4選
CCNAとネットワークスペシャリスト試験の違いを4つに分けて紹介します。
- 対象となる試験範囲
- 資格取得が役立つポジションの違い
- 試験の難易度
- 必要な勉強時間
4-1.対象となる試験範囲
CCNAはネットワークの基礎知識を問うのに対し、ネットワークスペシャリスト試験は上流工程に必要な知識が幅広く出題されます。
CCNAの試験範囲 | ネットワークスペシャリストの試験範囲 |
---|---|
・ネットワークの基礎 ・ネットワーク アクセス ・IP コネクティビティ ・IP サービス ・セキュリティの基礎 ・自動化とプログラマビリティ | ・ネットワークの要件定義から運用保守 ・ネットワークサービス活用の手法 ・ネットワークアプリケーションの知識 ・ネットワークの関連法規 ・コンピューターの構成要素 ・システム構成要素 ・ネットワーク基礎全般 ・セキュリティの管理、評価、実装 ・システム開発の流れ ・開発プロセス手法や知財管理 |

4-2.資格取得が役立つポジションの違い
CCNAとネットワークスペシャリスト試験の取得が役立つ方の違いには、以下の5つが挙げられます。
CCNAが役立つ方 | ネットワークスペシャリスト試験が役立つ方 |
---|---|
・インフラエンジニア未経験者 ・ネットワークの下流工程の担当者 ・セキュリティエンジニアになりたい方 ・クラウドエンジニアになりたい方 | ・ネットワークの上流工程に進みたい方 ・ネットワークの要件定義まで担当したい方 ・ネットワーク領域に関わるSIer ・担当領域を広げたいPM |
CCNAを学ぶと、セキュリティエンジニアやクラウドエンジニアに必要な知識を習得できます。そのため、これらの職種への転職で評価される資格です。
上流工程へのキャリアアップは実務経験が重視されます。転職を有利に進められるほどの効力はないものの、ネットワークスペシャリスト試験は社内で上流工程を目指す際に役立ちます。

4-3.試験の難易度
CCNAとネットワークスペシャリスト試験は、難易度にも違いがあります。
資格名 | CCNA | ネットワークスペシャリスト |
---|---|---|
ITSSレベル | レベル2 (上司の指示のもと業務遂行できるレベル) | レベル4 (自分のスキルで業務上の課題を発見して解決できるリーダーレベル) |
合格率 | 30%前後 | 15%前後 |
CCNAは上司の指示のもとネットワーク業務を行えるスキルを証明でき、ITSSレベル2に分類されます。合格率は30%程度あるため、CCNAは比較的取得しやすい資格です。
一方、ネットワークスペシャリスト試験はITSSレベル4に分類され、プロジェクト上の課題を発見して対策できるレベルのスキルを証明できます。
CCNAよりも必要な知識範囲が広く難易度が高いため、合格率は15%前後と低いです。ネットワークスペシャリスト試験は取得が難しい資格といえます。

4-4.必要な勉強時間
CCNAとネットワークスペシャリスト試験の勉強時間は、インフラエンジニア経験の有無によって変わります。
資格名 | CCNA | ネットワークスペシャリスト |
---|---|---|
未経験者 | 約200時間 | 約200~400時間 |
経験者 | 約140時間 | 約50~100時間 |
ネットワークの基礎を学ぶ試験のため、CCNAは未経験の方でも200時間程度の学習で合格を目指せます。
一方、上流工程に関する幅広い知識が必要なため、ネットワークスペシャリスト試験は未経験の方では400時間近くかかることもあります。
5.CCNAとネットワークスペシャリスト試験の勉強方法
CCNAとネットワークスペシャリストそれぞれに最適な勉強方法を解説します。
- CCNAはPing-tで問題集を9割解けるまで勉強
- 基礎知識の暗記を徹底
- 過去問や問題集は間違えた問題を集中的に勉強
5-1.CCNAはPing-tで問題集を9割解けるまで勉強
CCNAの試験対策には、Web問題集の「Ping-t」がおすすめです。Ping-tにはCCNAの試験に近い問題が1,600問以上収録されています。
問題の解答には解説もついているため、単に解答を覚えるのではなく、ネットワークの仕組みを理解しながら学べます。
学習のポイントは、問題集を9割以上を解けるようになるまで繰り返すことです。ここまで解けるようになれば、CCNAの合格ラインである正答率65~75%(推定値)を十分に超えることが可能です。
本番ではケアレスミスも発生するため、問題集を常に9割以上を解けるようにしておけば、試験本番でも余裕を持って解答でき、合格を狙えます。
5-2.基礎知識の暗記を徹底
CCNAとネットワークスペシャリスト試験のどちらも、基礎知識の暗記が重要です。どちらの試験でも、基礎知識であるネットワーク用語を覚えていないと、応用問題を解くことができないからです。
例えば、CCNAのシミュレーション問題はコマンドの書き方を覚えるだけでなく、その意味やネットワーク構成の理解が欠かせません。ネットワークスペシャリスト試験においても、各用語の意味を理解しないと記述問題を解けません。
基礎知識の暗記が徹底できていないと、過去問や問題集を繰り返し解いても、正答率は低いままです。
暗記のコツは、問題集で間違えた問題を重点的に復習することが重要です。自分が覚えられていない基礎知識を効率良く覚えられます。

5-3.過去問や問題集は間違えた問題を集中的に勉強
CCNAやネットワークスペシャリスト試験の合格には、過去問や問題集を解き、自分の苦手分野を把握することが重要です。
どの範囲を覚えていないのか、どの部分が苦手なのかを知るためにも、まずは問題を解くことから始めます。分からない問題はそのままにせず、解けるようになるまで復習してください。
例えば、最初は30問を完璧に解けるようにし、その後60問、90問と徐々に解ける範囲を広げていくと正答率を上げられます。
苦手分野を克服すれば、正答率も安定し、合格の可能性が高くなります。

6.インフラエンジニアの転職はユニゾンキャリア
インフラエンジニアで転職を目指す場合は、ユニゾンキャリアをご利用ください。
6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでくださり、ありがとうございます。
自分にとってどの資格を取得するのがベストなのか、分かりにくいですよね。そのため、この記事を読んでいるあなたは、「この資格を取得したら転職に有利だ!」とはっきりと教えてもらいたいと思っているのではないですか?
ユニゾンキャリアでは転職アドバイザーが企業の人事から「評価される資格」「評価されない資格」をヒアリングしています。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職活動を始められた際のご経歴を教えてください!
大学に入学後、中途退学してからはガソリンスタンドでアルバイトをずっと続けていました。
その後そのまま正社員になり働いていたのですが、 20代後半は転職黄金期っていう文字を見て、何も考えずにIT業界へ飛び込みエンジニアに転職したんです。
それから1年3ヶ月の間、インフラエンジニアとして監視・運用業務に従事し、ネットワークの資格CCNAとサーバの資格LPICを取得した段階で今回の転職活動を始めました。
転職活動で不安だったことはありますか?
担当キャリアアドバイザーの酒井さんから、スッと決まるから大丈夫ですよ!と言っていただいていたんですけど、面接に結構苦手意識があって…
実はしっかり就活をしたことが無くて、ちゃんとした面接はほぼ経験が無かったので、前回未経験からエンジニアになる際の選考も結構苦戦したんです。
その経験もあって正直落ち着かなかったですね(笑)
選考を進めるうえで役に立った業務経験やスキルはありますか?
ネットワークの資格CCNAとサーバの資格LPICを取得したことはやっぱり評価されましたね。不器用ながら勉強した証なので。
資格を勉強したときの知識も割と残っていて、そのおかげで自分が携わっていた案件の説明もスラスラできました。
あと、小規模ではあるんですがリーダー経験があるので、そこも評価されました。ただ、マネジメント経験が大きく評価された訳ではなくて、業務理解度が高いからリーダーに任命された、ということを話したらそれが評価に繋がったみたいです。
自分の携わっている案件や業務の内容を理解していることが、なによりも重要視されるんだなと思いました。キャリアアドバイザーの酒井さんにも業務のアウトプットは重要だと言われて、実際にその通りでした。
ユニゾンキャリアはIT業界経験の有無に関わらず、転職支援を実施しています。
あなたに合わせたご提案しますので、まずはご気軽にお問い合わせください。