最終更新日:2025.09.19
データベースエンジニアに向いている人の特徴は?性格や考え方で適性が分かる
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- データベースエンジニアに向いている方の特徴は?
- どんな方がデータベースエンジニアに向いていない?
- データベースエンジニアの適性があれば転職してもいい?
仕事でデータベースに触れる機会があり「おもしろそう」「もっと知りたい」と思った方は、データベースエンジニアへの転職も選択肢に入ります。
とはいえ、自分に合う仕事なのかが分からないと不安ですよね。
データベースエンジニアは専門性が高く高年収な職種ですが、向き不向きがあります。では、具体的にどのような方が向いているのでしょうか?
記事の要約
本記事では「データベースエンジニアに向いている方の特徴を知りたい方」を対象に、向いている方の特徴や未経験からの転職方法について解説します。

1.データベースエンジニアに向いている人の特徴
データベースエンジニアに向いている方の特徴は、あわせて5つあります。当てはまる項目が多いほど、データベースエンジニアに向いています。
- 几帳面で正確な作業ができる
- コミュニケーション力が高い
- コツコツと地道に作業ができる
- 論理的思考力がある
- 課題解決力がある
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1-1.几帳面で正確な作業ができる
データベースエンジニアは、企業情報や顧客情報などの細かいデータを扱うため、正確な作業が必要です。データベースエンジニアに必要な几帳面さとしては、以下のようなものが該当します。
データベースエンジニアに必要な几帳面さ
- ミスを防ぐための細かいデータを正確に取り扱い
- 問題発生時の対処まで見通す先見の明
- ロジックやシステムの出し方などの細かい設計能力
こうした緻密さは、データベースを設計する段階で特に重要となります。
例えば、エラーメッセージを検討する際は、ログを見ただけで内容を理解できるように、細かい表現まで配慮します。
つまり、運用時やトラブルまでを想定して使いやすい仕様にする「几帳面さ」と「実行力」が大切というわけです。

1-2.コミュニケーション力が高い
データベースエンジニアは、現場でひとりとなる場合もあるため、ほかのエンジニアや関連部署との連携が不可欠です。エンジニアに必要とされるコミュニケーション力としては、以下の要素が挙げられます。
データベースエンジニアに必要とされるコミュニケーション力
- 他エンジニアや関連部署と状況や課題を的確に共有できる連携力
- 複雑なシステムの仕組みを、分かりやすく説明する説明力
- トラブル発生時に迅速かつ円滑な情報共有でリカバリーする対応力
データベースは、アプリケーション、サーバー基盤、そしてビジネス企画など、社内のあらゆる部門と繋がる「システムの心臓部」です。
そのため、例えば新しい機能を開発する際には、アプリケーションエンジニアとデータの連携方法を協議したり、インフラエンジニアとパフォーマンス要件について調整したりと、常に他分野の専門家との対話が必要とされます。
このように、高度な技術知識を、円滑な対話を通じてチームの力に変えられる方が、データベースエンジニアとして高く評価されます。

1-3.コツコツと地道に作業ができる
システムのログ解析や原因調査など、時間と労力を要する地道な作業は、システムの安定運用に欠かせません。データベースエンジニアに必要とされる地道な作業の力としては、以下の要素が挙げられます。
データベースエンジニアに必要とされる能力
- データを正確に確認し、想定外の結果の原因を探り出す解析力
- 実装やテストの各工程で、地味ながらも丁寧に作業を進める粘り強さ
- 数百件にも及ぶテスト結果を、確実にチェックする実行力
データベースが扱うのは、企業の売上や顧客情報といった、ビジネスの根幹を成すデータです。
「1件のデータミス」が、お客様への請求ミスや経営陣の判断の誤りを引き起こす可能性があるため、その正確性を担保する作業は極めて重要となります。
そのため、システムの更新やデータ移行の際には、膨大なデータが1件の抜け漏れもなく、正しく処理されたかを徹底的に検証する責任を負います。
例えば、私の担当した現場では、データベースのテスト結果をExcelに貼り付け、関数を駆使して何百件ものデータが想定通りかを確認する作業がありました。
データに誤りがないかを確認する地味な作業でも、コツコツとできる能力がある方は向いています。

1-4.論理的思考力がある
効率の良いデータベースの設計をするにはどうすべきか、順を追って考える力が必要です。
論理的に考えられなければ、想定通りの結果にならなかったり、データベースのパフォーマンスが低下したりします。
論理的思考力があれば、データの格納の仕方や取り出し方、操作性の向上などの課題があっても、適切なデータベースを設計できます。
また、データベースについて人に説明する場面でも論理的思考力は重要です。順を追って丁寧に説明できなければ、ほかの方にいいたいことが伝わらず、作業が進まなかったり間違ったりするリスクがあります。
このように、物事を整理して、順序を整理することを意識するのが論理的思考力です。

1-5.課題解決力がある
これでいけると思って設計しても、実際に動かすと想定通りにいかないこともあり、解決方法を考える必要があります。
できなかったで終わらせずに、どうすれば想定通りの結果になるのかを考える力が欠かせません。データーベースに詳しい方がほかにいなければ、自分が中心となり仮説を立てたりテストをしたりして、最適解を導き出します。
また、トラブル発生時の原因の分析やリカバリーの検討時にも、課題解決力が必要です。
システムでは「データベースに接続できず、処理が止まった」「処理は動いたが、データが間違っている」などの様々なトラブルが発生します。トラブルの都度、原因や対処法を考えて、適切な行動を取ることを意識しています。
その「どうすれば解決できるか?」と考える探求心こそ、優れたエンジニアの証です。
データベースエンジニアとして、あなたの能力が存分に発揮できる環境に転職したい方は、気軽にご相談ください。
2.データベースエンジニアは適性があるほど高年収
データベースエンジニアは、お金ではないモチベーションがある方ほど勉強が継続するため、高年収を目指せます。
データベースエンジニアの平均年収は597万円で、ITエンジニアの453万円よりも高いです。データベースエンジニアの適性がある方は活躍でき、さらなる年収アップが実現します。
例えば、JavaやPythonなどのプログラミング言語からではなく、データベースが好きで自然とSQLを学んでいる方は、素養があります。
適性が高ければ高いほど楽しく仕事ができるだけでなく、無理せず勉強が続くため、スキルが身に付き、おのずと年収も上がるのです。

参照:求人ボックス「データベースエンジニア」「ITエンジニア」
3.データベースエンジニアに向いていない人の特徴
データベースエンジニアに向いていない方の特徴は、あわせて5つあります。
- 大雑把な性格である
- 周囲に合わせるのが苦手
- 残業・休日出勤をしたくない
- 責任を負いたくない
- ひとりでの作業に抵抗がある
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3-1.大雑把な性格である
ひとつのミスが命とりになるため「こんなもんでいいだろう」という考え方は危険です。大雑把な見込みでデータベースを設計をすると、大きなトラブルになり、リカバリーに苦労します。
例えば、設計のミスによりプロジェクトが遅延したり、システムトラブルを起こして無償での対応が必要になったりするケースがあります。
システム開発において設計のミスは、スケジュールや企業の利益にも影響するため、雑な判断をしてしまう方は、要注意です。
問題を先送りにする癖があったり曖昧な答えでも納得したりする方は、データベースエンジニアになれても苦労するリスクが高いです。

3-2.周囲に合わせるのが苦手
データベースエンジニアは、ひとりで作業をする場面があるからこそ、協調性を活かしてチームのメンバーとコミュニケーションをとる必要があります。
データベースはシステムの一部であり、データベースエンジニアひとりの作業で完結するわけではありません。
ときには他システムの意向に合わせたり、要望を聞き入れたりするなどの柔軟な対応が必要なため、協調性がなく自分が絶対に正しいと思う方には向いていません。
周囲と良好な関係を築きながら、協力しあうことでプロジェクトは円滑に進みます。チームのメンバーと連携して「良いシステムを作ろう」「顧客の課題を解決しよう」と考える姿勢が重要です。

3-3.残業・休日出勤をしたくない
データベースエンジニアは、残業による長時間労働や休日出勤などが発生する場合があります。システムがトラブルを起こした際に、すばやく適切に動けないと、企業の信用問題に関わるため、迅速な対応が必要です。
例えば、金融機関やカード会社などのシステムであれば、トラブルによるサービス停止は顧客にも影響をおよぼします。
「この企業のサービスを使うのはやめよう」と思われ、企業にとって大きな損失です。リカバリーができるまで家に帰れないという場合もあるため、絶対に残業や休日出勤をしたくない方には向いていません。

3-4.責任を負いたくない
データベースエンジニアは、企業情報や顧客情報などの機密情報を扱う場合もあるため、責任の重い仕事をしたくない方は、ストレスを感じる恐れがあります。
個人の名前や住所、信用情報など、絶対に漏洩させられないデータを扱う場合もあり、責任は重大です。万が一トラブルが発生すれば、データの管理に問題があったとして、責任を問われるリスクがあります。
とはいえ、どのような企業でも仕事を与えられた以上、トラブルが発生すれば責任を問われるため、過剰に心配する必要はありません。ただ、情報の扱いがシビアである点を理解しておくことは重要です。

3-5.ひとりでの作業に抵抗がある
チームにデータベースエンジニアがひとりしかいない職場もあるため、ひとりで作業をしたくない方には向いていません。
分からない業務があっても、データベースの有識者がいなければ、自分で調べて解決する必要があります。
ひとりのため、他部署の方やクライアントとのコミュニケーションを避けられず、苦手な方はしんどいと感じます。ほかの方に作業を割り振れないため、苦手な作業を担当したり、仕事が終わらず残業をしたりするリスクを避けられません。
データベースエンジニアは、ひとりで作業をするのが苦ではない方には快適ですが、チームでの仕事を重視する方には不向きな側面があります。

4.向上心がない人はデータベースエンジニアはやめとけ
データベースエンジニアには、新しい知識・スキルの習得が必要なため、向上心がない方はやめたほうが良いです。データベースエンジニアは職場でひとりというケースもあり、自分で勉強したり調べたりする努力が欠かせません。
AIやクラウドなどの新しい技術も発達しており、知識やスキルの習得は必須です。向上心がない、勉強したくないという方は、しんどいと感じるため、別のエンジニア職種を目指すほうが無難です。
また、データベースだけができるエンジニアは需要がなくなるため、キャリアアップや他分野の学習も欠かせません。
勉強をしなくてもデータベースエンジニアとして働きつづけられると思っている方は、転職後に苦労する恐れがあります。

5.未経験からのデータベースエンジニアへの転職方法
未経験からデータベースエンジニアに転職する方法を解説します。適切なキャリアの積み方ができれば、データベースエンジニアとして飛躍できます。
- 未経験なら開発エンジニアに転職
- 資格を取得してSQLの実務経験を1年以上積む
- データベースエンジニアに転職
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5-1.未経験なら開発エンジニアに転職
未経験からデータベースエンジニアへの転職は難しいため、開発エンジニアを経由するのがセオリーです。データベースエンジニアは専門性が高く、知識ゼロの未経験から目指すのは難しいのが現実です。
開発エンジニアであれば、データベースを扱うプロジェクトに参画できる可能性があります。
実際に、私が担当していたプロジェクトでは、Java案件でデータベース言語の一種であるSQLを使っていました。
プログラムを作る際に、JavaでSQLをコントロールするという手法もあるため、データベースとプログラミング言語は親和性が高いのです。また、別ルートとしてデータベース運用管理としてインフラ領域から転職できる場合もあります。

5-2.資格を取得してSQLの実務経験を1年以上積む
データベースの知識・スキルを身に付けて、SQLの実務経験が積めたら、転職できます。データベースエンジニアとして転職する際の目安は、SQLの実務経験1年です。
スキルを客観的に証明するためには、実務経験を積みながら、ORACLE MASTERやMySQL 認定資格などの取得を目指すのがおすすめです。
実務経験だけでは、データベースの網羅的な知識を身に付けられません。というのも、同じデータベース言語を使っていても、プロジェクトごとにルールや仕様があるため、実務経験だけで知識の習得は難しいからです。
資格取得の勉強を通して、どのようなプロジェクトでも使える汎用的な知識・スキルを身に付ける必要があります。
5-3.データベースエンジニアに転職
転職する際は、データベースエンジニアとしてキャリアを積める企業を選ぶのが大切です。
データベース管理者のように監視・運用・保守しかやらないこともあるので、キャリアを積めない企業に入ってしまうと、せっかくの適職なのに年収を上げられません。
上流工程を担当して要件定義まで担当し、PMになれる企業なのかまで確認しておけば、キャリアアップできる企業かまで確認できます。
もしデータベースエンジニアの求人を選ぶ基準が分からなければ、エンジニア特化の転職支援サービスを使って、企業の内情まで探っていくと確実です。
エンジニア特化の転職支援サービスであれば、エンジニアに詳しいだけでなく、詳細な企業情報が分かるため、納得のいく転職ができます。
6.データベースエンジニアの転職はユニゾンキャリア
エンジニア特化の転職支援サービスを探している方は、当社をご活用ください。
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6-1.ユニゾンキャリアの転職成功事例①

成功者インタビューより
転職のきっかけを教えてください!
もともと新しいものが好きで、新しい技術の登場で今まで時間がかかっていた作業などが楽にできるようになる、ということにすごく面白さを感じていました。
例えば、紙での管理からデータ化され、効率的に仕事ができるようになったのは素晴らしいなと感じています。
ただ、学生時代にエンジニアになるという選択肢はなく、別の業界に就職しました。
それでも実際働いてみて、これから長く働いていくうえで興味がない仕事よりも自分の興味があることをやりたいなと思い、ITエンジニアに挑戦してみよう!と思ったのがきっかけです。
転職活動中に何か不安なことはありましたか?
未経験の人は雑用ばかりを押し付けられるという話を聞いたことがあったので、自分がちゃんとやっていけるかどうか、ということが不安でした。
例えば、ITエンジニアの業務ができますよと言われて採用されたのに、事務作業しかさせてくれないだとか…それを考えると、1人で転職活動をするうえで会社選びって本当に難しいなと思いました。
あとは、ネットで調べるとITの人口が少なくなっており、人材不足という話を聞いたので、ブラックな労働条件にならないか、というのも心配でした。
今後の目標を教えてください!
Javasilverの試験に1度落ちてしまっているので、また受け直したいっていうところと、業務の中で必要になってくる資格も徐々に取得して、自分の技術力を向上させていきたいなと考えています。
技術がつけばリモートワークやフレックスで働くことも可能になると思っているので、最終的な目標としては、そういった働き方を取り入れて、自分が生活しやすい環境を整えていきたいなってところですかね。
あとは、技術力特化というか、誰かに教えられるぐらいになれば一人前なのかなって思ってるんで、そこを目指していこうと思います。やっぱり自分に知識が無いと人に教えることもできないので。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例②

成功者インタビューより
ーエンジニアに転職しようと思ったきっかけを教えてください!
最初に考え始めたのは、転職しようって思いはじめた際に、別のエージェントに相談した時ですね。「給料を上げるなら営業かエンジニアです」って言われたんですけど、営業は性格的に無理かなと思ったので、じゃあエンジニアなのかなぁと思いました。ただ元々ITには興味がなかったうえに、文系の自分からは別世界のイメージがあったので、いまいち踏ん切りがつかなかったんですよね。そんな時に、幼馴染が文系出身でエンジニアとして活躍しているって知って。「あれ?私にもできるのかも?」って、初めてエンジニアを現実的な選択肢として考え始めました。
ー転職活動をはじめた時に不安だったことは何ですか?
もう、漠然と全部不安でした(笑)そもそも自分が何をやりたいのかも分からなかったんです。面接も苦手で新卒の時からできるだけ避けてきたタイプだったんです。志望動機も上手く言葉にできなくて…あと、前職の年収が割と良かったので、その面でも不安がありました。「仕事は変えたいけど、できれば年収は維持したい。土日祝日も休みたい」みたいな。条件面で折り合いがつかなかったらどうしようって。考え出すときりがないくらい不安でいっぱいでした。
ー転職活動にかかった期間はどれくらいでしたか?
全部で9か月くらいかかりました。ただ、ユニゾンキャリアさんを利用した期間でいうと、2ヶ月ちょっとになりますね。最初は他のエージェントを利用していたんですけど、そこでは応募を急かされて「とりあえず20社くらい応募して!」みたいな感じで。やりたいことも分からないままに求人を探していたので、どこに応募したのかも分からないような状態でした…結局他のエージェント経由で営業職の内定をもらっていたんですけど、なんか違うなっていうモヤモヤは残り続けて。エンジニアに方向転換し、ユニゾンキャリアさんに相談してからはスムーズに進めることができましたね。シフト勤務だったので、キャリアアドバイザーの石橋さんとの面談の日程調整が大変でしたが、柔軟に対応してくれて本当にありがたかったです!
未経験からの転職で、面接に苦手意識のあった方も、理想のキャリアを実現しています。
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