
最終更新日:2025.06.10
インフラエンジニアに夜勤がある理由は?辛い?回避方法は?すべて解説!

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- インフラエンジニアって夜勤必須
- インフラエンジニアに夜勤がある理由は?
- インフラエンジニアの夜勤はいいの?悪いの?
インフラエンジニアには夜勤が存在します。しかし、夜勤を率先してやりたいという方は、少ないのではないでしょうか?
おそらく、夜勤と言ったらコンビニバイトや看護師のようなイメージを思い浮かべるはずです。
まずは、そのイメージから一度離れていただいて、インフラエンジニアの夜勤はあなたが想像するようなものなのかを照らし合わせてみてください。
そのうえで、「やっぱり嫌なのか」それとも「一利あるのか」を考えて選択することをおすすめします。
記事の要約
本記事では「インフラエンジニアとして働くにあたり、夜勤が不安な方」を対象に、夜勤がある理由から夜勤の業務内容、メリット・デメリットを詳しく解説します。

1.インフラエンジニアには夜勤がない求人もある
はじめに、インフラエンジニアは必ず夜勤があるというわけではありません。
実際に、夜勤なしの求人もたくさんではないですが、存在します。
しかし注意していただきたいのが、未経験からインフラエンジニアに転職をする場合は、夜勤業務に入ることが多いのは本当の話です。
夜勤業務に入る理由は、「トラブルなどが発生しにくい環境で業務を覚えてもらう」という意図があるから未経験の方に夜勤業務が振られます。
つまり、経験者向けの求人であれば、夜勤なしの仕事は普通にあるということです。未経験の場合は、求人はあるけど入社の難易度が高いので、かなり綿密な対策が必要になります。
未経験からの転職は、「夜勤は絶対に嫌なのか」>「経験者になるまでは我慢できるのか」>「夜勤が普通にあっても良いのか」が、転職の難易度になるので、どこまで許容できるかをこの先で判断するようにしてください。
2.インフラエンジニアに夜勤がある5つの理由
夜勤業務はやらなくて良いならないほうがいいですが、現実問題として、あなたの生活自体も便利にするために必要な仕事です。具体的には以下の5つの理由が挙げられます。
- ITインフラは24時間稼働が必要な場合が多い
- 夜間も対応が必要なサービスがある
- システム停止は利用者に影響が少ない時間を選ぶ
- ITインフラが止まると売上損失に関わることが多い
- 夜間のトラブル対応が発生する
2-1.ITインフラは24時間稼働が必要な場合が多い
ITインフラは社会機能を支える基盤として、24時間365日、常に安定稼働することが必要です。
銀行のATMシステム、ECサイト、交通機関の運行システムなど、私たちの生活に不可欠なサービスは、ITインフラによって支えられています。
これらのシステムが停止してしまうと、社会全体に大きな影響が出てしまう可能性があります。
そのため、インフラエンジニアは、夜間や休日を含めて、システムの監視や障害対応を行う必要があり、24時間体制での稼働を維持するために、夜勤が発生するケースが多いです。
システムの安定稼働は、社会全体の信頼を維持するためにも非常に重要です。
2-2.夜間も対応が必要なサービスがある
インターネットバンキングやオンラインゲームなど、多くのオンラインサービスは、夜間帯にも利用されています。
これらのサービスを安定的に提供するためには、夜間でもインフラエンジニアが待機し、システムの監視やトラブル対応を行う必要があります。
特に、グローバルに展開しているサービスの場合、時差の関係で、日本時間の夜間が海外では昼間となるため、24時間体制でのサポートが必要です。
夜間対応が必要なサービスは多岐にわたり、その重要性はますます高まっています。
インフラエンジニアは、これらのサービスを支える縁の下の力持ちとして、社会に貢献していると言えます。
2-3.システム停止は利用者に影響が少ない時間を選ぶ
システムのメンテナンスやアップデートを行う際、システムを停止する必要があります。
しかし、システム停止は、利用者にとって不便を強いることになるため、影響を最小限に抑える必要があるのです。
そのため、多くの企業では、利用者が少ない夜間帯にシステム停止を行い、メンテナンスやアップデートを実施します。
インフラエンジニアは、この時間帯に作業を行うため、夜勤が発生する場合があります。利用者の利便性を考慮し、計画的にシステムを管理することも、インフラエンジニアの重要な役割です。
綿密な計画と迅速な対応によって、システムの安定稼働を支えています。
2-4.ITインフラが止まると売上損失に関わることが多い
ECサイトやオンラインゲームなど、システムが停止すると直接的に売上損失につながるサービスは数多く存在します。これらのシステムに障害が発生した場合、迅速な復旧が必要です。
インフラエンジニアは、夜間であっても、障害発生時には速やかに対応し、システムを復旧させる必要があります。
売上損失を最小限に抑えるために、24時間体制で監視し、対応を行うことが求められます。企業の経済活動を支えるという意味でも、インフラエンジニアの役割は非常に重要です。
人気ゲームなどの場合は、アップデート後にトラブルが起こってユーザーがSNSで騒ぐようなことがよくありますが、原因がインフラ側の場合はインフラエンジニアが対応していたりします。
2-5.夜間のトラブル対応が発生する
システムは、予期せぬトラブルに見舞われることがあります。
サーバーダウン、ネットワーク障害、セキュリティ侵害など、トラブルの種類は多岐にわたります。これらのトラブルは、いつ発生するか予測できません。
夜間にトラブルが発生した場合、インフラエンジニアは、速やかに状況を把握し、対応が必要です。
原因究明、復旧作業、影響範囲の特定など、冷静かつ迅速な対応が求められます。夜間のトラブル対応は、インフラエンジニアにとって、重要な業務の一つです。
3.インフラエンジニアが夜勤で行う仕事内容
インフラエンジニアが夜勤を行うことで、様々なサービスを支えています。では、実際に、インフラエンジニアが夜勤業務では何をしているのでしょうか?
3-1.サーバー・ネットワーク・システム監視
夜間のサーバーの負荷やリソースの使用状況をモニタリングし、異常がないかを常にチェックしています。
例えば、通常よりも量が多いデーターを受信した場合、ネットワークに負荷がかかるため、異常を起こすリスクがあります。
しかし、システムをモニタリングしていれば、すぐに検知でき、適切な対処が可能です。
システムの安定稼働には、障害の予兆を早期に発見し、問題が顕在化する前に対策を立てることが重要です。

ツールやログで可視化したシステムの稼働状況を確認し、異常を検知した際は、速やかにエスカレーションとトラブルシューティングを行います。
業務に慣れてくれば、ログを自分で読んだり異常の原因を分析したりできるようになるため、やりがいにも繋がります。
3-2.マニュアル・レポート作成
夜勤中の業務内容や、発生したトラブルと対処法について、レポートを作成し、詳細な記録を残すことも重要なミッションです。
引き継ぎ事項や注意点を明確にし、日勤のメンバーとの情報共有を徹底します。日勤と夜勤は同じ時間帯に働けないため、対面での打ち合わせができません。
そのため、業務内容やトラブルについて、いかに分かりやすく文章で伝えられるかがポイントです。
業務の手順やトラブル対応のノウハウをマニュアル化し、チームの資産として残せば、同じ事象が発生してもすぐに対応できます。
定期的にレポートを作成し、上長や関係部署に進捗を報告することも業務のひとつです。
作業の属人化も防げるため「〇〇さんがいないから対応できない」という事態も避けられます。
3-3.問い合わせ対応
夜間でもユーザーからの問い合わせがくることがあるため、迅速かつ丁寧に対応します。
ユーザーからは、システムの不具合や操作方法などで問い合わせがくるケースが多く、仕様をふまえて専門的な知識を持って回答します。
よくある質問をまとめてマニュアルやレポートを作成しておくと、すぐに回答でき、調査の手間が省けます。
問い合わせの内容によっては、基準に従いエスカレーションし、必要に応じて上位のサポート部門や開発チームへの連携が必要です。
問い合わせに真摯に対応したり、迅速に回答できたりすると、印象が良くなります。
日勤・夜勤に関係なく、ユーザーの満足度向上と信頼関係の構築に努めることが大切です。
3-4.定期メンテナンス・アップデート
夜勤の時間帯で、事前に計画されたメンテナンスやアップデートの作業を行います。
システムは物理的に劣化したり、ソフトウェアのアップデートが求められたりするため、メンテナンスが欠かせません。
ハードウェアの交換やソフトウェアのバージョンアップなど、システムの安定稼働に必要な作業を行います。
一般的には計画段階で手順をまとめているため、順序通り確実に作業を進められます。
「0:00の処理が終わったら作業をはじめる」「システムが立ち上がる3:00までに作業を終わらせる」など、時間管理がされているケースもあり、効率も重要です。
作業完了後は、システムの動作やユーザーへの影響を徹底的に確認します。万が一、問題がある場合は、対応方針を決めます。
3-5.システム導入・構築
場合によっては、新しいシステムやサービスの導入のプロジェクトなどで、夜間の作業が必要です。
日中は、提供しているサービスの通常業務で対応できないこともあるため、夜勤が担当するケースも考えられます。
インフラエンジニアは、ハードウェアの設置やネットワークの構築などのインフラ基盤の作業を行います。
ミドルウェアやアプリケーションのインストール・設定などを手順に従って実施。

多くの場合、テスト環境で実施後に本番環境で作業をするため、出たとこ勝負で対応することはありません。
導入完了後は、動作検証やパフォーマンスの細かい調整などを行い、安定稼働のために必要な後続作業を実施します。
4.インフラエンジニアの役割別「夜勤早見表」
未経験の方には少し難しい用語が並びますが、インフラエンジニアの夜勤は基本的にどの役割を担当しているかも大きく影響します。
具体的には、以下のようなポジションで夜勤の有無がわかります。
区分 | 代表的な職種・ポジション | 主な業務内容 | 夜勤・シフトの典型パターン |
---|---|---|---|
夜勤・24hシフトが前提 | ・NOCオペレータ(ネットワーク監視) ・データセンター運用オペレータ ・運用監視エンジニア(Tier1) | ・死活監視(Ping/SNMP) ・サーバ再起動/一次切り分け ・障害エスカレーション | 交替制24h×365(例:2直2交替、4勤2休など)。深夜帯は最小人数で運用 |
夜勤はないが オンコール当番あり | ・SRE/クラウド運用エンジニア ・インフラ運用保守(二次対応) | ・可用性・SLI/SLO管理 ・IaC/監視システム改善 ・障害原因分析&恒久対策 | 日中は9-18時。週1~月1程度のオンコール(PagerDuty等)で夜間は電話対応+必要に応じてリモート復旧 |
基本日勤のみ | ・インフラ設計/構築エンジニア ・ネットワーク/サーバアーキテクト ・技術営業(プリセールス) | ・要件定義/アーキ設計 ・構築・検証・ドキュメント ・提案資料作成 | 平日9-18時中心。繁忙期に残業/休日出勤が発生する程度 |
プロジェクト/リリース系で臨時夜勤 | ・移行・切替エンジニア ・ネットワーク更改チーム ・ストレージ/DB移行担当 | ・本番環境の夜間リリース ・データ移行/機器交換 ・リハーサルとロールバック計画 | 日勤ベースだが、月数回のリリース夜勤(22-翌6時など)。振替休日を取るケース多数 |
将来的に夜勤を脱出したい方は、どのようなポジションを目指せばよいのかこの表をチェックしておくと良いです。
5.【楽?】インフラエンジニアが夜勤で働くメリット
ここまでは「夜勤は嫌でしょ?」みたいな前提のもと話をしてきましたが、意外にもインフラエンジニアの夜勤が好きな人は一定数います。その理由を5つピックアップしました。
- 夜間手当で給料が通常より25%以上高くなる
- 忙しくなりにくいので自習が可能
- シフト交代制で残業が発生しにくい
- 日中に時間を作りやすい
- 通勤ラッシュのストレスを回避できる
5-1.夜間手当で給料が通常より25%以上高くなる
労働基準法により、夜勤には深夜手当が支給されます。
一般的に、深夜手当は、通常の賃金の25%以上と定められています。そのため、夜勤を行うことで、通常よりも高い給料を得ることができます。
仮に、時給2,000円で働いていれば、25%上乗せされることになり、時給2,500円です。
もっと分かりやすく言うのであれば、日勤で120時間働けば、24万円ですが、夜勤で120時間働くと30万円です。同じ24万を稼ぐなら96時間で稼げてしまいます。
つまり、夜勤の頻度が多いほど、給料は高くなります。
短期間でお金を稼ぎたい方にとって、夜勤は魅力的な選択肢です。また、あくまで25%以上は法律上の定義であり、会社によっては夜勤に入ってもらうために少し高く設定している場合もあります。
5-2.忙しくなりにくいので自習が可能
夜勤帯は、日勤帯に比べて、問い合わせや対応件数が少ない傾向にあります。
そのため、比較的落ち着いて業務に取り組むことができます。この時間を活用して、技術書を読んだり、資格の勉強をしたり、自己学習に充てることが可能です。
私がインフラエンジニアとして働いていた時に先輩は勉強してていいよ。資格取ったら早くキャリアアップできるからやっときなと言ってくれたのが強く印象に残っています。
そのため、スキルアップを目指す方にとって、夜勤は貴重な時間となるためおすすめです。
しかし、業務時間中に私的な学習を行うことはダメなケースが多いので、企業のルールは確認してください。
5-3.シフト交代制で残業が発生しにくい
インフラエンジニアの夜勤は、シフト交代制であることが一般的です。
基本的には、2交代制や3交代制が採用されています。

インフラエンジニアの場合は交代が前提とされているため、自分の担当時間内に業務を終わらせれば、残業が発生しにくいというメリットがあります。
残業をなくして、家でゆっくりしたい方には、インフラエンジニアのシフト交代制は魅力的な働き方です。
お客さんがいきなり押し寄せるような店舗業務のシフトのようなイメージとはちょっと違いますね。
5-4.日中に時間を作りやすい
夜勤明けは、日中に自由な時間を作ることができるため、生活の幅が広がります。
趣味の時間を十分に確保したり、家族との大切な時間を過ごしたり、平日の昼間でないと行けない病院の予約や行政手続きなどの用事を済ませたりと、柔軟に時間を活用することができます。
また、混雑を避けてショッピングを楽しんだり、平日のランチタイムを満喫したりすることも可能です。
このように日中の時間を有効活用できることは、夜勤の大きな魅力の一つです。
また、先のシフト表のように夜勤明けは休みになることも多いため、夜勤で働いていた時はよく明けから遊びに行っていました。
5-5.通勤ラッシュのストレスを回避できる
夜勤の場合、通勤時間が、通勤ラッシュの時間帯と重ならないため、ストレスなく通勤することができます。満員電車に揺られることなく、快適に通勤できることは、大きなメリットです。
通勤時間を有効活用し、読書をしたり、音楽を聴いたりすることもできます。しかし、夜間の交通機関は、本数が少ない場合があるので、事前に確認しておく必要があります。
正しい選択をするには、夜勤を避けたい理由を整理し、経験や今後のキャリアを考えながら、総合的に判断することが大切です。

6.【辛い?】インフラエンジニアが夜勤で働くデメリット
もちろん、夜勤というのはいいことだけではなく、デメリットもあります。よく辛いと言われる内容を5つピックアップしました。
- 変則的で生活リズムを崩しやすい
- 休みが合わず孤独感を感じやすい
- スケジュールを組むのが難しい
- 遺伝子的に夜勤が合わない場合がある
- スキルが身に付きにくい傾向がある
6-1.変則的で生活リズムを崩しやすい
夜勤は昼夜逆転の生活を余儀なくされるため、生活リズムが乱れやすく、結果として以下のような問題が発生する可能性があります。
- 睡眠不足:十分な休息が取れず、慢性的な疲労を感じる
- 食欲不振:規則正しい食事が難しく、栄養バランスが崩れやすい
- 体調不良:上記の影響により、全体的な健康状態が悪化しやすい
なるべく一定の睡眠時間を確保したり、栄養バランスの取れた食事を心がけることで修正されます。
人間の体内リズムは食事のタイミングや日光を浴びるタイミングなどで修正されているというデータも出ているため、規則正しい生活からずれると体調を崩しやすくなります。
6-2.休みが合わず孤独感を感じやすい
夜勤の場合、友人や家族と休みが合わないことが多く、孤独感を感じやすくなります。社交的な行事に参加できなかったり、交流の機会が減ったりする可能性があります。
孤独感を解消するために、積極的にコミュニケーションを取ったり、趣味を見つけたりすることが重要です。
しかし、夜勤明けは、疲労が溜まっているため、外出することが億劫になる場合があります。
6-3.スケジュールを組むのが難しい
夜勤は、勤務時間が不規則なため、予定を立てにくいというデメリットがあります。
急な呼び出しや、シフト変更などが発生する可能性もあります。
スケジュールを立てる際には、余裕を持たせることが重要です。また、家族や友人に、夜勤であることを理解してもらうことも大切です。
6-4.遺伝子的に夜勤が合わない場合がある
人間の体内時計は、約24時間周期で動いており、人によって、その周期が異なります。※クロノタイプについては関連記事で解説。
そのため、夜勤が合う人もいれば、合わない人もいます。遺伝子的に夜勤が合わない場合、体調不良や精神的な不調を引き起こす可能性があります。
夜勤が合わないと感じたら、無理をせずに、勤務形態の変更を検討することが重要です。睡眠専門医に相談することも有効です。
6-5.スキルが身に付きにくい傾向がある
夜勤は日勤に比べてトラブルの発生回数は少なくなる傾向にあります。
トラブルがないに越したことはありませんが、実際には人間が成長するために適度にトラブルとぶつかったほうが良いのです。
隙間時間で勉強をすることはできますが、難易度が高い仕事が発生しにくいという意味でスキルが身に付きにくい傾向があります。
あなたがキャリアのことを考えて年収アップなどを狙っているなら、夜勤に入るようになったら監視・運用から抜け出す努力はしておいた方がいいです。

7.インフラエンジニアの夜勤が向いている人
ここまでの総括としてインフラエンジニアの夜勤が向いている人についてまとめました。以下の4パターンです。
- 若くて体力に自信がある
- 夜型の生活リズムである
- とにかくお金を稼ぎたい
- 人間関係が苦手で趣味が豊富
7-1.若くて体力に自信がある
夜勤は深夜に働くため、身体に負担がかかる作業が多く、急な対応も求められることがあります。
そのため、若さと体力がある人は、体調の維持や迅速な判断がしやすく、トラブルにも柔軟に対処できます。
さらに、夜間の静かな環境であるため、集中力を保ちやすいという利点です。
私も年齢を重ねると少しづつ夜勤がきつくなっていったので、途中で夜勤がない企業に転職しました。ただ、下積み時代は給料が低めに設定されていたので、夜勤はかなりありがたかったです。
7-2.夜型の生活リズムである
もともと夜遅くまで活動し、朝が苦手な生活リズムの人は、夜勤での勤務に自然と適応しやすいです。
夜型の生活をしていると、深夜に静かな環境で仕事ができるため、集中力が増し業務効率も上がる傾向があります。
また、昼間の生活リズムを無理に変更する必要がなく、自分のペースを崩さずに働けるため、心身ともに安定しやすいです。
私自身は朝が低血圧なタイプで夜型の人間だったため、夜勤はそこまで苦ではありませんでした。
7-3.とにかくお金を稼ぎたい
夜勤には深夜手当が支給されるため、通常の勤務時間よりも高い給与が得られることが大きな魅力です。
収入面でのメリットを重視する方にとって、夜勤は短期間でお金を稼ぐ有効な手段となります。
急な出費や将来のための貯蓄を目指している場合、通常勤務よりも大幅に収入がアップする可能性があります。
私は、夜勤の次の日が休みの場合は、夜勤明け夜まで遊びまわっていましたが、給料が高いのがかなり大きかったです。
7-4.人間関係が苦手で趣味が豊富
昼間の勤務だと、多くの同僚や取引先と接する機会がありますが、夜勤では人との交流が限定されるため、対人ストレスが少なくなります。
もし、日常的な人間関係にストレスを感じやすい人は、夜勤が自分に合っている可能性があります。
また、夜勤明けの時間を活用して、自分の趣味や好きな活動に没頭することができるため、プライベートの充実感も得やすいです。
ただし、完全に人との関わりを断ってしまうと社会性が損なわれる恐れがあるので、最低限のコミュニケーションは心がけながら、自分のペースで仕事とプライベートのバランスを取ることが大切です。

8.インフラエンジニアの夜勤を回避する方法
冒頭でした、未経験からの転職は、「夜勤は絶対に嫌なのか」>「経験者になるまでは我慢できるのか」>「夜勤が普通にあっても良いのか」が、転職の難易度になるという話は覚えていますか?
それぞれに対応する対策は以下のとおりになります。
- 夜勤なしの企業に絞って対策をする
- 3年程度我慢してキャリアアップする
- 夜勤の頻度を交渉して減らす
8-1.夜勤なしの企業に絞って対策をする
夜勤は絶対に嫌だから避けたい場合、求人情報を探す際に最初から夜勤がない企業に絞る方法が有効です。
とはいえ、前提として経験者を求めているケースが多く、難易度が最も高いのでガッツリと対策する必要があります。
面接の時にクリアするためには、以下の3つの証明が必要です。
やるべき3つの証明
- ポテンシャルを感じさせる知性の証明
- 高度なコミュニケーション能力の証明
- 本気度を証明するための資格による証明
未経験から夜勤なしのパターンは求めているレベルが高いため、学力テストのような適性検査が実施されます。
また、業務の内容を考えると顧客折衝が必要になるため、高いコミュニケーション能力を面接で発揮する必要があります。加えて、長く勤めてくれる人を採用しないと意味がないので、本気度が必ず見られることは理解しておいてください。
少なくとも、「適性検査で落ちないための一般教養」から「CCNAやLPICクラスの資格取得」、「転職のアドバイザーが唸るレベルの面接対策」の3つが必要になるというわけです。
これがクリアできるという方は、ぜひ目指してみてください。

8-2.3年程度我慢してキャリアアップする
夜勤が普通にあっても良い方や経験者として評価されるまで我慢できるという方は、3年程度のキャリアプランを練って夜勤がない企業を目指す方法がおすすめです。
もっとも、確実性が高いのがこのルートです。
未経験からの場合は、下流工程から入りインフラの実際のトラブルなどから勉強しますが、スキルが付きいてきたら上流に移ると日勤がメインになります。

当社の支援者の中には、キャリアプランをしっかり理解してから入社する方が多いので、最短1年程度で上流に上がる人も多いですが、一般的には3年程度の経験が必要とされています。
夜勤中に資格取得をしながら市場価値を上げて、上流にいくというのを意識すれば良いだけなので、入社時のハードルは落とすことができます。
とはいえ、ちゃんとホワイト企業に入らないとなかなかキャリアアップが難しかったりするので面接対策などはしっかりとしたほうがいいです。

8-3.夜勤の頻度を交渉して減らす
すでに、インフラエンジニアとして働いている方は、夜勤の回数が多い場合、上司や人事担当者に相談して交渉する方法もあります。
自分や家族の健康、生活環境など具体的な理由を伝え、夜勤の頻度を減らしてもらえるよう協議することで、働きやすい体制を整えられる可能性があります。
交渉の結果は企業の状況や上司の判断に左右されることもありますが、状況改善への努力を示すことは信頼関係の構築にもつながります。
まずは自分の希望を正直に伝え、少しでも無理のないシフト調整が可能かを相談することで、健康や生活の質を向上させてください。もし、交渉に応じてもらえない場合は、転職をおすすめします。

9.インフラエンジニアの夜勤勤務のQ&A
インフラエンジニアの夜勤勤務について、よくある質問とその回答をまとめました。夜勤に関する疑問や不安を解消し、より深く理解するためにお役立てください。
9-1.女性も夜勤はありますか?
女性のインフラエンジニアも夜勤を行うことがあります。
ただし、企業によっては、女性の夜勤を免除している場合や、希望に応じて夜勤を免除する制度を設けている場合があります。
とはいえ、ややこしいのが面接で夜勤がありますが、大丈夫ですか?と聞かれた時に「はい」と回答しないと、落とされるケースがあるので見極めは難しいです。
ユニゾンキャリアでは、面接で聞かれるけども女性の夜勤が免除される求人も紹介しています。
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9-2.夜勤のみの求人もある?
夜勤のみのインフラエンジニアの求人も存在します。
これらの求人は、24時間体制での監視や対応が必要な企業で見られます。
SOC(セキュリティ・オペレーション・センター)は、監視・運用の夜勤業務を求めている場合がありますが、キャリアアップが難しいケースがあるので、注意が必要です。
夜勤業務の有無を気にするより、入社後にどのような業務ができるのかを確認するようにしてください。

9-3.夜勤は辛いのでしょうか?
夜勤は、生活リズムを崩しやすく、体力も必要とするため、辛いと感じる人もいます。
しかし、夜勤手当が支給されたり、日中に自由な時間を作れたりというメリットもあります。
夜勤が辛いかどうかは、人によって異なります。ご自身の性格や体質、ライフスタイルなどを考慮し、判断してください。
9-4.夜勤時の給料目安は?
夜勤時の給料は、基本給に深夜手当が加算されます。深夜手当は、労働基準法により、通常の賃金の25%以上と定められています。
例えば、基本給が30万円の場合、深夜手当は7.5万円以上となります。夜勤の頻度が高いほど、給料は高くなります。
未経験からの転職の場合は年収300万~350万が目安になります。
最初の転職では給料軸での判断より、今後のキャリアにつながる仕事かどうかで判断することをおすすめします。
10.インフラエンジニアの転職はユニゾンキャリア
インフラエンジニアの夜勤事情について解説しましたが、まずはあなたのご状況からどのようにキャリアを組み立てて行くのが重要です。
ITエンジニア専門の転職支援サービスであるユニゾンキャリアなら、他では聞けないキャリア構築の方法からご相談できます。
10-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
本記事をここまで読んでいただきありがとうございました。
これは私の意見になりますが、インフラエンジニアの夜勤が嫌だからという理由で、辞めてしまうのは極めてもったいないと思っています。
理由はすごく簡単で「不景気にも強く安定した職業」だからです。実際に、コロナ禍でも開発職のリストラは相次いだもののインフラ職は需要が増したという過去があります。
冒頭でも述べましたが、絶対に嫌と排除してしまうのではなく「何年なら可能か」「どのくらいで脱したいか」など許容できる範囲で考えるようにしてください。
ユニゾンキャリアでは、このようなキャリアにまつわる話からご相談が可能です。
口コミ評価
まだ、職種を決めかねている。業界から詳しく教えて欲しいなどがあれば、ぜひ、お気軽にご相談ください。
求人応募するための転職支援サービスではなく、ITエンジニアとしてのキャリアを一緒に考えるのが当社の役割だと思っています。
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10-2.インフラエンジニアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください。
やっぱり給与面ですね。未経験からエンジニアになったので、最初のうちは給与が低いことは覚悟していたんですが…
とはいえ、自分の年齢を考えるとあまりにも低かったので、生活のこともありますし、モチベーションにも関わってくるので、一番のきっかけはそこですね。
ただ、何の考えや準備もなく「年収上げたいから転職しよう!」となったわけではなくて、キャリアアドバイザーの佐瀬さんから、エンジニアのキャリアアップの流れと、年収の上げ方について詳しく説明を受けました。
それを踏まえて、まずはエンジニアとしてしっかりスキルと経験を積むことを優先して、もう大丈夫かな、というタイミングで転職活動をスタートした形です。
ーキャリアアップ転職の結果はいかがでしたか?
選考は4社受けて、全ての企業から内定を頂きました。正直たまたまなんじゃないかなと思います(笑)
4社受けたのですが、すべて上流工程の案件がほとんどで、確実に年収の上がる企業ばかりだったので、内定が出た時は素直に嬉しかったですし、自分の市場価値って思ったより高いんだ…と感じました。
また、年収が100万円以上アップしたのは本当に嬉しかったですね。
ーユニゾンキャリアを利用した感想を正直に教えてください!
めちゃくちゃ正直に言うと、早い!ですね。本当に信頼はしているので。
自分が営業職していた時のスタイルと一緒で、結局はスピードが全てだと思うんです。
佐瀬さんは連絡したらどんな時でもすぐに返してくれる、そこがすごく信頼している部分です。どんなに忙しくても対応してくれるので「この人に任せたら安心だな」と思って頼りました。
というか転職活動のほぼ全てを押し付けちゃったような気がします(笑)
あと、佐瀬さんってパッと見ふわふわした感じなのに、的確なことをサクッと言ってくれる方なので、良いギャップがありました(笑)
ふわふわとか言っちゃったんですけど、本当に佐瀬さんはすごい方だなと思っています。
これからも業務や今後のキャリアについて相談などさせていただく機会もあると思いますので、よろしくお願いします!
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