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独学で目指すシステムエンジニア(SE)の勉強法!未経験からなるには何をすればいい?

独学で目指すシステムエンジニア(SE)の勉強法!未経験からなるには何をすればいい? | ITエンジニア

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。

本記事のトピックスはこちら!

  • システムエンジニアって何をするの?
  • 未経験からシステムエンジニアになるのはやっぱり難しい?
  • 独学の勉強は何から始めるべき?

システムエンジニアになりたいけど、スクールには通いたくない…。わかります。その気持ち。私もそうでしたから。

安心して欲しいのですが、システムエンジニアは独学でも十分になれます。しかし、システムエンジニアになるためには年齢に応じて転職の戦略を踏まえたうえで、効率的に学習をしていく必要があります。

実際に、システムエンジニアの採用現場の大半が、未経験なら新卒~第二新卒まで、あとは実務経験のある人を採用というような形式の企業が約9割です。

もちろん、システムエンジニアという名称を使ってヘルプデスクやテスターとして採用をしている企業はこの限りではありません。こういった企業では、名目上システムエンジニアになることはできます。(こういうのは実際、給料安いですよ…。)

でも、嫌ですよね?なので、上流工程に関わるエンジニアという定義の元、システムエンジニアになるための勉強方法をお伝えします。

記事の要約

本記事では「システムエンジニアを独学で目指したい方」を対象に、システムエンジニアの勉強方法や転職成功のコツなどについて、網羅的に解説します。

目次

1.システムエンジニアは詳細設計以上が基本定義

システムエンジニア(SE)は、基本的に「詳細設計以上の上流工程」を担う職種です。

多くの企業がシステムエンジニアの採用条件に「詳細設計以上の経験が1年以上あること」を入れており、実装工程のみの経験では採用されにくい傾向にあります。

20代の方であれば、実装の経験が2~3年あれば転職が可能ですが、30代以上の方は基本設計の経験が必要です。

これは、実装工程はプログラマーの単価、詳細設計以上はシステムエンジニアの単価が設定されているからです。そのため、企業はシステムエンジニアを募集する際、上流工程の経験があることを採用条件とする傾向にあります。

このような業界背景から、システムエンジニアとして働くには、上流工程に関する知識やスキルを身に付けていることが重要です。

なお、企業によってはシステムエンジニアの定義が異なることもあり、実装工程まで業務内容に含まれるケースも見られます。

この前提を元に学習計画を立てて、実務経験と転職活動を併用しながらシステムエンジニアを目指していくことになります。詳しいシステムエンジニアの転職条件については次の章でお話しします。

現在、システムエンジニアになりたいと学習中の方は、まずはユニゾンキャリアまで、ご相談からスタートしていただければ、スムーズにキャリア形成が可能です。

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2.未経験の方が独学でシステムエンジニアになるためのルート

未経験の方でもシステムエンジニアになることは可能ですが、誰でもいきなりシステムエンジニアに転職できるわけではありません。独学でもシステムエンジニアを目指せる方法を3つに分けて解説します。

  • 第二新卒ならいきなり目指せる可能性あり
  • プログラマーからシステムエンジニアへ
  • インフラエンジニアからシステムエンジニアへ

2-1.第二新卒ならいきなりSEを目指せる可能性あり

第二新卒が未経験からでもシステムエンジニア(SE)を目指せるのは、多くの企業がポテンシャルを重視した採用を行っているためです。

社会人経験が浅い第二新卒は、特定の企業文化に染まっていないため柔軟性があり、新しい知識や技術を素早く吸収する力に長けていると評価されます。

企業側は、充実した研修制度を通じて自社の戦力として長期的に育成してもメリットがあるからです。

特に、論理的思考力や学習能力の高さが期待される高学歴の第二新卒は、顧客の要求を整理しシステムを設計するSEの業務への適性が高いと判断されやすい傾向にあります。

前職で培ったコミュニケーション能力や課題解決能力なども、要件定義やプロジェクト管理といったSEの業務で活かせる強力なアピールポイントです。

ITへの関心と学習意欲を具体的に示すことで、未経験からでも十分に転職できます。

2-2.プログラマーからシステムエンジニアへ

プログラマーとして実装経験を積むことは、システムエンジニア(SE)を目指す上で最も着実で一般的なキャリアパスです。

SEが担当する要件定義や設計といった上流工程では、システム全体の構造を理解し、技術的に実現可能な計画を立てる能力が不可欠です。

プログラマーとしてコーディングやテストを行う中で、システムの内部構造、開発プロセス全体の流れ、特定の技術に関する深い知見が自然と身につきます。

プログラマーの経験があるからこそ、「絵に描いた餅」で終わらない、現実に即した精度の高い設計が可能になります。また、開発チームと仕様について議論したり、技術的な課題を解決したりする場面で、実装レベルの知識は円滑なコミュニケーションを促進し、プロジェクトをスムーズに導くための基盤です。

プログラマーとして技術の土台を固め、徐々に詳細設計、基本設計へと担当範囲を広げていくことが、25歳以降のキャリア形成の方向性となります。

2-3.インフラエンジニアからシステムエンジニアへ

インフラエンジニアで得た知見をもとに、システムエンジニアを目指すのも可能性のある転職ルートのひとつです。インフラエンジニアとしての経験は、システムエンジニア(SE)へのキャリアチェンジにおいて大きな強みとなります。

アプリケーションはサーバーやネットワークといったインフラ基盤の上で動作するため、土台を深く理解していることは、システム全体の設計を行うSEにとって非常に価値があります。

特に、システムの性能、可用性、セキュリティといった非機能要件を考慮した堅牢なシステムを設計する上で、インフラの知識は不可欠です。また、多くのインフラエンジニアが担当するシステムの運用・保守業務では、障害発生時の原因切り分けや安定稼働のためのノウハウが蓄積されます。

システムのライフサイクル全体を見通し、長期的に安定して稼働するシステムを考えるSEの業務と親和性が高く、実践的なスキルとして直接活かすことができます。

インフラの知見を武器に、プログラミングなどアプリケーション開発のスキルを習得することで、両方の領域に精通した市場価値の高いSEを目指すことが可能です。

ただ、このキャリアパスは少し遠回りなルートになるので、あまりおすすめしません。シンプルにプログラマーからキャリア形成をするほうがはやくシステムエンジニアになれるのでメリットが大きいように感じます。

3.システムエンジニアになるために必要なスキル

システムエンジニアを目指すには、幅広いスキルを身に付ける必要があります。具体的には、以下のようなスキルを段階的に習得していくことが必要です。

  • プログラミングスキル
  • システムアーキテクチャ設計のスキル
  • インフラアーキテクチャ設計のスキル
  • ビジネスコミュニケーション能力
  • ドキュメント作成スキル
  • プロジェクト管理スキル/リーダーシップ

システムエンジニアには、要件にあったシステム構成やインフラを設計する力や、チームで円滑に連携し、プロジェクトを進めていく力が不可欠です。

そのため、技術力だけでなく、設計やマネジメントに関するスキルを網羅的に身に付ける必要があります。

以下の記事ではシステムエンジニアに必要なスキルをまとめているので合わせてチェックしておくと良いです。

4.システムエンジニアを目指すのにおすすめの勉強ジャンル

システムエンジニアを目指すには、様々な分野を学ぶ必要があります。具体的な勉強内容は、以下のとおりです。

  • ネットワーク・サーバーなどのインフラの勉強
  • Java・Python・C#などのプログラミング言語の勉強
  • フレームワーク・ライブラリの勉強
  • システムアーキテクチャ・設計の勉強
  • プロジェクトマネジメントの勉強

4-1.ネットワーク・サーバーなどのインフラの勉強

システムエンジニアにとって、ネットワークやサーバーといったインフラの知識は、自身が設計するシステムの土台を理解する上で不可欠です。

アプリケーションは必ずインフラ基盤の上で動作するため、その仕組みを知らなければ、安定的で高性能なシステムは構築できません。

例えば、ネットワークの帯域や遅延を考慮することで、レスポンスの良いシステムを設計できます。また、サーバーのCPUやメモリがどう使われるかを理解していれば、アクセス急増時にも耐えうる負荷分散の構成を提案できます。

こうした知識は、設計段階で将来の運用を見越した、拡張性や可用性の高いシステムを作るために役立ちます。

また、システム運用・保守の業務に付いた時も、障害発生時に、問題がアプリケーション側にあるのかインフラ側にあるのかを素早く切り分けることができ、迅速なトラブル解決に繋がります。

システムエンジニアを目指すには、開発領域だけでなくインフラ領域も押さえておきたいところです。

4-2.Java・Python・C#などのプログラミング言語の勉強

システムエンジニアは、たとえ自身で詳細なコーディングを行わない場合でも、プログラミング言語の深い理解が必須です。

その理由は、技術的な実現可能性を判断し、精度の高い設計を行うためです。

例えば、Javaのメモリ管理の特性や、Pythonの豊富なライブラリ生態系を理解していれば、それぞれの言語の長所を活かした最適なアーキテクチャを選定できます。

これにより、パフォーマンスや保守性に優れたシステムを構築できるのです。また、開発チームとのコミュニケーションにおいても言語知識は極めて重要です。

設計の意図を技術的に正しく伝えたり、実装上の課題について対等に議論したりすることで、認識のズレや手戻りを防ぎ、プロジェクト全体の品質と生産性を向上させることができます。

現実的な工数見積もりを行う上でも、言語の特性を踏まえた判断力が求められるため、主要言語の学習は欠かせません。

4-3.フレームワーク・ライブラリの勉強

現代のシステム開発において、フレームワークやライブラリは、開発の効率と品質を飛躍的に向上させるための標準的なツールです。

システムエンジニアは、これらのツールを深く理解しておく必要があります。

フレームワークは、Webアプリケーションの骨組みや共通機能を提供し、開発者はビジネスロジックの実装に集中できます。これにより、開発スピードが向上するだけでなく、実績のあるコードベースを利用するため品質やセキュリティも担保されやすくなります。

システムエンジニアの役割として、プロジェクトの要件や特性に合わせ、数ある選択肢(JavaのSpring、PythonのDjango、JavaScriptのReactなど)の中から最適なフレームワークを選定する能力が必要です。

その「お作法」や制約を理解していなければ、実現不可能な設計をしてしまったり、性能のボトルネックを生んだりするリスクがあります。

開発の生産性を最大限に引き出す設計を行うためにも、主要なフレームワークの学習は不可欠です。

4-4.システムアーキテクチャ・設計の勉強

システムアーキテクチャや設計の知識は、システム全体の品質や将来性を決定づける、システムエンジニアの最も重要なスキルセットです。

これは、単に機能を実装する方法を考えるだけでなく、システムの骨格そのものを構築する技術です。

例えば、将来のアクセス増に対応できる「拡張性」、一部に障害が起きてもサービス全体が停止しない「可用性」、機能追加や修正がしやすい「保守性」といった非機能要件をいかに満たすかを考えます。

そのために、マイクロサービスアーキテクチャのような現代的な設計パターンを学び、それぞれの長所・短所を理解して適用する能力が必要です。

システムの全体像を把握することで、開発のボトルネックやリスクを早期に特定し、手戻りを防ぐことができます。

品質・コスト・納期のバランスを取りながらプロジェクトを成功に導くため、システム全体を俯瞰し、論理的に組み立てる能力は不可欠です。

4-5.プロジェクトマネジメントの勉強

システム開発は個人の技術力だけでなく、チーム全体の力を結集して進める共同作業です。

そのため、システムエンジニアには、プロジェクトを計画通りに成功へ導くプロジェクトマネジメントのスキルが求められます。特に、プロジェクトリーダーや将来のプロジェクトマネージャーを目指す上では必須の知識となります。

具体的には、作業を細分化して計画を立てるWBS、進捗を可視化するガントチャート、潜在的な問題を管理するリスク管理などの手法を学びます。

これらのスキルを身につけることで、誰が何をいつまでに行うかが明確になり、進捗の遅れや課題を早期に発見して迅速に対処できます。また、顧客や上司といった関係者に対し、現状を論理的かつ定量的に報告することで信頼を得られ、円滑な合意形成にも繋がります。

技術と管理の両面を理解することで、信頼されるリーダーとして活躍の場を広げることができます。

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5.システムエンジニア独学でおすすめの勉強方法の順番

システムエンジニアを独学で目指すなら、基本を押さえた段階的な学習が重要です。

いきなり高度な領域に進むと混乱しやすいため、基礎から順にスキルを積み上げる必要があります。

ここでは、初心者が挫折しにくい学習のステップを解説します。

  1. 基本的なSEに関する参考書を読む
  2. 基礎的なIT資格の取得をする
  3. 学習サイトを使ってプログラミングスキルを付ける
  4. 開発環境を作ってプログラミングする
  5. プログラマーとして転職活動スタート
  6. 実務経験を積んで3年後に転職を目指す
  7. システムエンジニアの上位資格を取得する

5-1.基本的なSEに関する参考書を読む

独学でシステムエンジニアを目指す最初のステップとして、体系的にまとめられた参考書を読むことをおすすめします。

インターネットには情報が溢れていますが、断片的であったり信憑性が定かでなかったりするため、初心者が知識の全体像を掴むには不向きです。

まずは一冊、図解が多く初心者向けに書かれたSEの入門書やITの基本用語集などを通読します。

システム開発の一連の流れ(要件定義、設計、開発、テスト)、インフラやプログラミングの役割といった、学ぶべき分野の地図を手に入れることができます。

自分がこれから学習する各技術が、プロジェクト全体の中でどのような位置づけにあるのかを把握できるため、その後の学習計画が格段に立てやすくなります。

また、一度で全てを暗記しようとせず、まずは全体を俯瞰することを目標に読み進めるのが挫折しないコツです。

5-2.基礎的なIT資格の取得をする

参考書で全体像を掴んだら、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」といった基礎的な資格の取得を目指します。

資格学習の最大のメリットは、独学で陥りがちな知識の偏りをなくし、ITの知識を体系的に習得できる点です。

これらの試験は、技術(テクノロジ)、管理(マネジメント)、経営(ストラテジ)といった幅広い分野から網羅的に出題されるため、バランスの取れた知識の土台を効率的に築くことができます。

また、実務経験がない初心者にとって、資格は学習意欲と基礎知識レベルを客観的に証明するための強力な武器となります。

転職活動の際に、企業に対して自身のポテンシャルを具体的にアピールする材料です。

資格取得という明確な目標を設定することは、学習のモチベーション維持にも繋がり、合格すれば大きな自信となります。

5-3.学習サイトを使ってプログラミングスキルを付ける

書籍や資格でITの基礎知識をインプットした後は、オンライン学習サイトを活用して実践的なプログラミングスキルを身に付けるのが効率的です。

Progateやドットインストール、Udemyといった学習サイトは、初心者が挫折しにくいよう工夫されています。

多くの場合、複雑な開発環境の構築が不要で、ブラウザ上ですぐにコーディングを始められるため、プログラミング学習へのハードルを大きく下げてくれます。

スライドや動画形式で視覚的にわかりやすく、体系立てられたカリキュラムに沿って自分のペースで進められる点も大きな魅力です。コードを書いてすぐに実行結果を確認できるため、トライ&エラーを繰り返しながら、ゲーム感覚で楽しくスキルを定着させることができます。

ただし、インプットに偏り「わかったつもり」で終わらせないよう注意が必要です。

学んだ知識を元に、自分で簡単なWebサイトやツールを作成するなど、意識的にアウトプットの機会を設けることで、知識は本物のスキルへと変わります。

5-4.開発環境を作ってプログラミングする

書籍や資格で得た知識を「使えるスキル」へと昇華させるため、実際に手を動かしてプログラミングを行うステップは不可欠です。

まずは自身のPCに、学習したい言語(Pythonなど)の実行環境や、VS Codeのようなコードエディタを導入し、開発環境を構築してみます。

実際、環境構築の過程そのものが学びの宝庫であり、システムの裏側の仕組みへの理解を深めます。

プログラミングを始めると、必ずエラーに直面しますが、エラーメッセージを読み解き、原因を調査し、試行錯誤しながら解決していくプロセスは、SEに必須の問題解決能力を養う最高のトレーニングです。

簡単なToDoリストアプリやWebサイトなど、小さな目標で構わないので、何か一つを自分の力で完成させる経験が重要です。

5-5.プログラマーとして転職活動スタート

独学で基礎固めとポートフォリオ作成を終えたら、いよいよ実務経験を積むために転職活動を開始します。

未経験からシステムエンジニア(SE)を目指す場合、まずは実装を担当するプログラマーや開発エンジニアとしてキャリアをスタートするのが最も現実的で確実なルートです。

転職活動では、独学中に作成したポートフォリオがあなたの技術力と熱意を証明する何よりの武器となります。

使用した技術や設計で工夫した点、苦労した点を自分の言葉で語れるように準備しておくと良いです。応募先は、未経験者向けの研修制度が充実している企業や、ポテンシャル採用を積極的に行う企業が狙い目となります。

職務経歴書には、これまでの学習内容は、前職で培った問題解決能力やコミュニケーション能力が、ITの仕事にどう活かせるかを具体的に記述し、ポテンシャルをアピールすることが重要です。

\勉強の進め方から教えて欲しい…/

5-7.実務経験を積んで3年後に転職を目指す

プログラマーとしてIT業界に入ったら、次の目標として「3年後のシステムエンジニア(SE)へのキャリアアップ転職」を見据えて学習と現場経験と積み重ねます。

単にコーディングのスキルを磨くだけでなく、システムが「なぜ」「どのように」作られているのかを常に意識しながら業務に取り組むことが重要です。

設計書を深く読み込んだり、先輩SEの顧客とのやり取りを観察したりして、上流工程の仕事への理解を深めていくと転職までの道のりが早くなります。

詳細設計の一部を担当させてもらうなど、徐々に担当範囲を広げていく姿勢も大切です。3年という期間は、開発プロセスを一通り経験し、技術的な基盤を固めるのに十分な時間です。

3年後の転職活動では、具体的なプロジェクト経験やそこで培ったスキル、困難を乗り越えた実績をアピールします。

5-6.システムエンジニアの上位資格を取得する

基礎を固め、ある程度の実践スキルを身につけた後、上位資格の取得が極めて有効です。3年間の修業期間の間にシステムエンジニアへの転職の意向を示せるように武器を調達します。

具体的には、「応用情報技術者試験」や、より専門性の高い「データベーススペシャリスト」「ネットワークスペシャリスト」「プロジェクトマネージャ試験」などが挙げられます。

これらの資格は、個別の技術力だけでなく、システム全体のアーキテクチャ設計、品質管理、プロジェクト推進能力といった、上流工程で求められる高度なスキルを証明するものです。

学習過程を通じて、システム開発を俯瞰的に捉える視点が養われ、複雑な要件にも対応できる問題解決能力が身につきます。

上位資格を保有していることは、より責任の大きな役割や上流工程への挑戦機会を引き寄せる強力な武器となり、転職や社内での昇進・昇格においても有利に働きます。

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6.システムエンジニアを目指す初心者におすすめのプログラミング言語

システムエンジニアを目指す上でプログラミング言語の習得は不可欠です。しかし、言語ごとに得意な分野や文法、思想は大きく異なり、どれから学ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか?

大切なのは、自分の興味や将来進みたいキャリアパスに合わせて最初の言語を選ぶことです。

6-1.オブジェクト指向が身に付くJava

Javaは、金融機関などの大規模な業務システムからWebアプリケーションのサーバーサイド、Androidアプリ開発まで、非常に幅広い分野で採用されている信頼性の高い言語です。

その最大の特徴は、厳格な「オブジェクト指向」の概念を体系的に学べる点にあります。

オブジェクト指向は、機能ごとに部品(オブジェクト)を作り、それらを組み合わせてシステムを構築する考え方で、大規模で複雑なシステムを効率よく、かつ保守しやすく開発するための基礎です。OSに依存せずどこでも動作する高い汎用性を持ち、セキュリティが強固なため、長年にわたりエンタープライズ領域で標準言語として使われ続けています。

学習コストは他の言語に比べてやや高いですが、Javaを習得する過程で得られるコンピュータサイエンスの基礎知識やオブジェクト指向の思考法は、あらゆる開発現場で通用するエンジニアとしての揺るぎない土台となります。

個人的にはJavaを学習すればほかのC#などの言語の学習にも役立つのでおすすめです。

6-2.Web開発の基盤となるPHP

PHPは、Webアプリケーションのサーバーサイド開発に特化した言語で、特にプログラミング初心者にとって学習しやすいことで人気があります。

構文が比較的シンプルで、HTMLの中に直接コードを埋め込んで手軽に動的なWebページを作成できるため、学習の成果をすぐに目に見える形で確認でき、プログラミングの楽しさを実感しやすいのが大きなメリットです。

また、世界のWebサイトの約3分の1を支えると言われるCMS(コンテンツ管理システム)の「WordPress」がPHPで開発されている点は特筆すべきです。

PHPのおかげで、インターネット上にはサンプルコードや技術情報が豊富に存在し、独学中にエラーでつまずいても解決策を見つけやすい環境が整っています。

まずはWebサイトや簡単なWebサービスを作ってみたい、という初心者にとって、PHPは挫折しにくく、着実にスキルを身につけられる最適な選択肢の一つです。

6-3.機械学習やAIなどにも使われるPython

Pythonは、現在のIT業界で最も注目されている言語の一つであり、その人気の理由は「シンプルな文法」と「圧倒的な汎用性」にあります。

少ないコードで直感的にプログラムが書けるように設計されており、可読性が高いため、プログラミング初学者が基本的な概念を学ぶのに最適です。

Pythonの活躍の場は広く、Webアプリケーション開発や業務自動化ツール、データ分析など多岐にわたりますが、特に強みを発揮するのがAI・機械学習の分野です。

数値計算やデータ解析、機械学習モデルの構築をサポートする専門的なライブラリが非常に充実しており、これらの先端技術分野では標準言語としての地位を確立しています。

そのため、将来性の高さと学習しやすさを両立した、初心者におすすめの言語です。

6-4.データ系の裏側を支えるSQL

SQLは、特定のアプリケーションを作るプログラミング言語とは異なり、データベースに蓄積されたデータを操作するための専門言語です。

しかし、現代のほぼ全てのシステムが何らかの形でデータベースを利用しているため、システムエンジニアにとってSQLの知識は職種を問わず必須の基礎教養と言えます。

主な役割は、データベースからのデータ抽出(SELECT)、新規登録(INSERT)、更新(UPDATE)、削除(DELETE)です。

例えば、ユーザーがログインする際の情報照合や、ECサイトでの商品検索など、アプリケーションの裏側では常にSQLが動いてデータをやり取りしています。

効率的なデータ構造を設計したり、システムのパフォーマンスを改善するためにSQLの実行計画を最適化したりするのもSEの重要な仕事です。

他のプログラミング言語と並行して学ぶことで、システムのデータがどのように管理されているかへの理解が格段に深まり、より質の高い設計が可能になります。

6-5.フロントとバックの両刀JavaScript

JavaScriptは、Webブラウザ上で動作する唯一の標準プログラミング言語であり、現代的なWebサイトやWebアプリケーションを開発する上で絶対に避けては通れない必須の言語です。

もともとは、Webページにアニメーションを付けたり、ユーザーの操作に応じて表示を切り替えたりといった「フロントエンド」の役割を担っていました。

ReactやVue.jsといった強力なフレームワークの登場により、現在では複雑でリッチなユーザーインターフェースを構築する上で中心的な存在となっています。さらに、Node.jsという実行環境の登場によって、サーバーサイド(バックエンド)の開発もJavaScriptで行えるようになりました。

Web系のシステムエンジニアを目指す初心者にとって、JavaScriptは最も学習の費用対効果が高い言語の一つです。

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7.システムエンジニアのプログラミングにおすすめなサイト

独学でプログラミングを学ぶ場合、学習サイトの活用がおすすめです。プログラミングスキルを身に付けやすく、自分のペースで進められる点も魅力です。

以下の4つのサイトは、システムエンジニアを目指す方にとって特に使いやすいものです。

  • ドットインストール
  • Progate(プロゲート)
  • paizaラーニング
  • AtCoder(アットコーダー)

6-1.ドットインストール

ドットインストール

ドットインストールは、短い動画でプログラミングを学べる学習サービスです。3分単位の動画に区切られており、初心者でも手軽に理解を深められます

動画が1本あたり3分と短く設定されているため、コードの実行結果をすぐに確認でき、初心者でも継続しやすい点が特長です。

有料プランでは、現役エンジニアに質問しながら簡単なWebサイトや身近なアプリを作成できます。

学習した内容をすぐに実践できる構成になっているため、理解が深まりやすく、知識の定着にもつながります。

6-2.Progate(プロゲート)

Progate

Progateは、スライド式や動画教材で自分のペースに合わせて学習を進められる学習サイトです。

Progateの特徴は、実際にWebサイトやアプリケーションを作りながらコードを覚えられるため、スキルが身に付きやすいことです。

画面操作も直感的で分かりやすく、初心者が挫折しにくい工夫が施されています

スマホアプリ版もあり、通勤時間など空き時間にプログラミングを学べます。

6-3.paizaラーニング

paizaラーニングは、動画でプログラミングを学べる初心者〜中級者向けサイトです。

学習した成果をそのまま転職活動に活かせる点が、他サービスにはない特徴です。プログラミング未経験者でも、動画学習で基礎から学べるカリキュラムが用意されています。

SからEの6段階に分かれたスキルチェック機能を備えており、Cランク以上を取得すると企業からスカウトを受けるチャンスがある点も魅力です。

スキルチェックの結果が企業に公開されるため、自分の成長を可視化しながら企業にアピールできます。

6-4.AtCoder(アットコーダー)

AtCoder

AtCoderは世界的に有名な競技プログラミングサイトです。

プログラミングのコンテストに参加すると得点やレートが可視化され、海外の強豪とも実力を競い合えます。

初心者が腕試しで参加するのはもちろん、上級者向けの内容も充実しているため、幅広いスキルを持った方が参加できるのが特徴です。

1人では勉強へのモチベーションが続かなかったり、学習そのものに楽しさを見出したりしたい方におすすめです。

さらに、サイト内の求人機能では、スキルをアピールしながら応募できる点も魅力です。ランキング上位や優勝経験は、転職活動でも高い評価を得られます。

いずれのサイトを使うにせよ、プログラミングスキルは手を動かして学んだほうがより早く習得できます。

7.システムエンジニアの転職はユニゾンキャリア

システムエンジニアになりたい方は、ぜひユニゾンキャリアをご利用ください。あなたに合わせた転職支援サービスを提供しています。

8-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴

ここまで本記事を読んでいただきありがとうございます。

独学でシステムエンジニアを目指すには、必要なスキルや経験を理解し、効率良く学んでいく必要があります

独学には挫折がつきものです。「システムエンジニアになりたい!」と意欲を持っていても、不明点を相談できる相手が周りにいないと、諦めてしまうこともあります。

相談相手を探している方は、ぜひユニゾンキャリアを利用してください。

ユニゾンキャリアは、IT業界専門の転職支援サービスとして、エンジニアを目指す未経験者や経験者を対象にサポートを提供しています

おかげさまで多くのお客様からご支持をいただき、総合評価は☆4.8を突破!

口コミ評価

4.8
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kazuki takaoka (Ream)
23:37 27 Jan 25
河本さんに担当していただきました。it業界についての知識や、面接対策、内定の取り方を丁寧に教えていただきながら活動をすることができたので、自信を持って取り組むことができ、無事内定を取ることができました。今後転職を考えた時にはまた利用させていただきたいと思います。
uifo “w” tratjpo
11:23 26 Jan 25
転職活動期間: 約1ヶ月間担当者: 河本さんエンジニアを目指していましたが、IT業界や職種について具体的な知識がなく、どのようにキャリアを描けばいいのかも分からない状態でした。また、未経験で経歴に空白期間があったため、転職活動への不安も大きかったのですが、担当者さんにIT業界について丁寧に教えていただいたおかげで、どんなキャリアを積むべきかを明確に決めることができました。他のエージェントも並行して利用しましたが、ほとんどユニゾンキャリアさん経由で応募しました。その理由は以下の3点です。1. 親身で丁寧な対応担当者さんは非常に親切で、不安や疑問に一つ一つ丁寧に応えてくれました。希望や状況をしっかりヒアリングしたうえで、現実的かつポジティブなアドバイスをいただけた点がとても心強かったです。また、提案された求人についても、一社ずつ丁寧に会社の特徴を説明していただけたため、納得して応募を進めることができました。2. 専門性の高いアドバイス担当者が元エンジニアということもあり、現場で求められるスキルや求人を見る際のポイントについて具体的なアドバイスをいただけました。そのおかげで、求人に対する信頼感が増し、安心して転職活動に取り組めました。3. 質の高い求人IT業界の中でも、エンジニアとしての経験が積める企業のみを扱っている点が大きな魅力です。例えば、エンジニア職を謳いながらコールセンターや家電量販店への配属がある企業は取り扱わないとのことで、安心して求人を選ぶことができました。おすすめできる人:IT業界やエンジニア職種を目指す未経験の方、特に20代で在職中の方におすすめしたいエージェントです。親身なサポートと専門性の高いアドバイスを受けられるため、初めての転職活動でも安心して利用できると思います。
樫村隆聖
02:14 26 Jan 25
何も知らない自分に色々教えてくださり本当に助かりました。ありがとうございました。転職の際にも活用したいと思います。
ghgh
12:45 23 Jan 25
さわおかりく
03:46 23 Jan 25
高成田さんという方に対応していただきました。他の転職支援サービスと違い、本当におすすめの会社をいくつか絞っておすすめしていただけるところが、選択肢が多くなりすぎず目標意識を高く保てたので良かったです。
村谷優太
06:42 22 Jan 25
企業の選定やESの作成など就活に必要な事柄を細かくサポートして頂けたので、自分一人で進めるよりも結果的にスムーズに進んだと思う。
藤原有里
03:04 22 Jan 25
未経験でIT業界への転職活動は何から始めたらいいか分からず、なかなか進まなかったのですが。複数回の面談を組んでくださり業界理解を深め、職歴や面接対策なども一緒に考えてくださり、不安なく挑むことができました。引っ越しの相談なども受けてくださり短期間で就職することができました。ユニゾンキャリアさんに支えてもらったことばかりです、本当にありがとうございました。入社後もキャリアアップ実現できるよう尽力します!
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8-2.システムエンジニアの転職成功事例

成功者インタビューより

ーユニゾンキャリアではどんな求人を紹介されましたか?

まずは未経験から入社できるところ、そして、未経験で入社してもしっかり育ててくれる会社を紹介してもらいました。実は他の転職エージェントさんも利用していたんですが、開発エンジニアになるのは無理だよ、みたいな感じで…マッチした求人をなかなか持ってきてくださらないことがほとんどでした。結局そのエージェントさんから紹介してもらえた求人は1つだけで、それ以外は多分応募しても通らないです、と言われて応募することも出来なかったんです…。ただ、ユニゾンキャリアさんを利用した際には、短期離職があったり、IT未経験でも開発エンジニアに挑戦できる求人をいくつかご紹介いただけたのでありがたかったですし、こういったところがIT特化型エージェントを利用する利点なんだなと思いました。

ー現職に決めた理由を教えてください!

入社後に3ヶ月間の研修があるところ、さらに研修内容が充実していたからです。Javaという開発言語の基本的な構文のところから、実際にJavaを使ってアプリケーションを開発するところまで、幅広く学べるところが魅力的でした。また、キャリアアドバイザーの佐瀬さんから、ここは未経験者の方をしっかり育てようという熱意がある会社さんなんだよ、というお話を聞いていたので現職に決めました。

ーユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!

本当に利用してよかったです!良すぎて、SNSとかで未経験からエンジニアに転職したいんだけど、どうしたらいいんだろうって悩んでいた子に「ユニゾンキャリアさん良いですよ!」って伝えたりしました(笑)特にありがたかったのは、自分に合った求人を持ってきてくださるので探す手間が省けますし、書類選考で落ちてしまうということがほぼ無かったので、メンタル的な負担もなかったです。あと、定期的に面談をしてくださったのもとても良かったです。何度も繰り返し面談をしていただいたおかげで、キャリアアドバイザーの佐瀬さんの人柄を知っていくことができ、この方なら信用できると思えたので、より転職活動を頑張ることができました!私の都合を第一に考えて、こちらに足並みを揃えて支援してくれるキャリアアドバイザーの方は他にはいなかったので、利用してよかったと心から思っています。本当にありがとうございました!

「システムエンジニアになりたいけど、何から始めればいいか分からない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの状況に合わせて、最適なサポートをご提案します

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