
最終更新日:2025.07.14
Webエンジニアの平均年収は高い?低い?年代別の平均年収や年収アップの方法を解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- Webエンジニアの平均年収は高い?
- Webエンジニアの年代別・職種別の平均年収は?
- Webエンジニアが年収を上げる方法は?
近年、Webエンジニアは需要が高まっており、高年収を期待できる職業のひとつです。
ただ、調べていくと思っていたより年収が低く、ほかの職種と比べてどうなのか気になる方もいるのではないでしょうか?未経験者の方も転職した後の年収を知るために、Webエンジニアの平均年収がどのくらいか把握しておきたいですよね。
記事の要約
本記事では、「Webエンジニアの年収が気になる方」を対象に、年代別・職種別の平均年収を解説します。

1.Webエンジニアの平均年収は高い
求人ボックスによると、Webエンジニアの平均年収は516万円です。Webエンジニアを含むITエンジニアの中で平均年収の高い職種であり、日本の平均年収よりも高いです。
Webエンジニアの平均年収 | ITエンジニアの平均年収 | 全職種の平均年収 |
---|---|---|
516万円 | 461万円 | 460万円 |
Webエンジニアは専門性が高い職種であるため、経験年数を積むことで平均年収は自然に高くなります。
プログラミングスキルだけではなく、顧客折衝の経験やサイバーセキュリティの知識などを持っていると年収は上がっていきます。
Webエンジニアの中でも下流工程に携わっている方は、年収が300~400万円が多いです。詳細設計よりうえの上流工程に進めると、年収が500万円以上の方が増えます。
Webエンジニアで高年収を目指すためには、上流工程に進むことが重要です。「どうすれば、上流工程に進めるようになるの?」と疑問をお持ちの方は、ユニゾンキャリアまでご相談ください。
参照:国税庁
2.Webエンジニアの平均年収
Webエンジニアの年齢別、職業別の平均年収を解説します。
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2-1.Webエンジニアの年齢別・平均年収
まずはWebエンジニアの年齢別の平均年収を解説します。
●Webエンジニアの20代の平均年収
20代のWebエンジニアの平均年収は、以下のとおりです。
年代 | 年収 |
---|---|
20代前半 | 341万円 |
20代後半 | 454万円 |
20代の平均年収は、未経験から転職する方が多いため、平均年収よりも低くなります。
Webエンジニアになると、最初は単価の低い(=年収が低い)テストやコーディング、運用・保守などに携わることが多いです。スキルが身に付くまでは研修やOJTなどがあるため、一人前として頭数に入らないことからも年収は低くなります。
単価の低い業務の経験を積むだけでは、年収が上がらない可能性があるため、プログラミングや設計書を作成できるスキルの習得が年収アップには必要です。

参照:jobtag
●Webエンジニアの30代の平均年収
30代のWebエンジニアの平均年収は、以下のとおりです。
年代 | 年収 |
---|---|
30代前半 | 513万円 |
30代後半 | 598万円 |
30代は年収が低い未経験者・初心者が少ないため、20代に比べても年収が上がります。Webエンジニアになってから最初の2年程度はプログラミングやテストを担当し、3年目に上流工程を担当できる方もいます。
より上流の工程を担当できるほど、年収が高くなるのがWebエンジニアの給与体系です。30代になると、年収が高いPMやPLといったマネジメント職になる方が増えるので、平均年収が高まる要因になっています。

参照:jobtag
2-2.Webエンジニアの職業別・平均年収
Webエンジニアの業務はフロントエンドとバックエンドに分かれます。それぞれ個別の職業に分かれているので、平均年収の違いについても解説します。
●フロントエンドエンジニアの平均年収
厚労省のjob tagによると、フロントエンドエンジニアの平均年収は558万円です。
2020年からはじまったコロナ禍をきっかけにHP制作を副業にする方が急増したことで供給過多になり、平均年収は下がっています。
フロントエンドエンジニアに必要なHTMLやCSS、JavaScriptといったスキルは未経験でも習得しやすいので、参入障壁を下げています。
これらのスキルを学べるプログラミングスクールが急増したことも、フロントエンドエンジニアの供給過多に拍車をかけました。さらに、生成AIを用いてコーディングができるようになったため、需要が下がる可能性があります。

参照:jobtag
●バックエンドエンジニアの平均年収
厚労省のjob tagによると、バックエンドエンジニアの平均年収は684万円です。
バックエンドエンジニアには、サーバーサイドの開発やデータベース設計など高度なスキルが必要です。そのため、専門性が高く、独学やプログラミングスクールなどで技術を身に付けることが難しいといえます。
大規模な基幹システムの開発に携わることになるため、市場価値の高い経験を積むことができます。さらに、バックエンドとフロントエンドどちらの技術も持つフルスタックエンジニアになれると、年収を上げることが可能です。

参照:jobtag
3.駆け出しWebエンジニアの年収は低くなりがち
Webエンジニアになりたての方は、年収が低いのが一般的です。ITエンジニアはスキルと年収が連動しているので、ポテンシャルがあったとしても年収が低いままで推移します。
しかし、Webエンジニアとして数年にわたって業務を行っているにも関わらず、年収が上がらないこともあります。
特に、客先常駐の契約形態でテスト工程などの下流工程のみを担当している場合、自社の評価制度や商流の構造上、年収が頭打ちになりやすい傾向にあるのです。
このような場合でも、年収を上げることをあきらめる必要はありません。プログラミングスキルを身に付けたり、資格を取得したりすれば、あなたの市場価値を高く評価してくれる企業はあります。
そのため、今の年収が低いと感じているのであれば、自分の市場価値を確認することが大切です。
ユニゾンキャリアでは、IT専門の就活・転職支援サービスを行っています。あなたの市場価値を正確に測り、年収が上がる求人や年収の上げ方を紹介しますので、是非ご相談ください。
4.Webエンジニアの年収アップの道のり
Webエンジニアが年収を上げるために、必要なスキルや経験について解説します。
- 資格取得を通じて年収アップの基盤づくり
- 上流工程に携わって年収600万円を目指す
- 大企業のPMで年収1000万円に到達
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4-1.資格取得を通じて年収アップの基盤づくり
資格の取得は、Webエンジニアが年収を上げるのに役立ちます。Webエンジニアに必要な基礎知識を持っていることを証明するためには、以下の資格がおすすめです。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- プロジェクトマネージャ試験
上記2つ国家試験は、プログラミングスキルだけではなく、システム開発の流れやITインフラの基礎知識など、幅広い知識を学べます。
Webエンジニアとして上流工程に進みたいのなら、上記のスキルは欠かせません。Webエンジニアとして業務範囲を広げるのであれば、以下の資格もおすすめです。
- ORACLE MASTER
- AWS認定資格
これらの資格をWebエンジニアになってすぐに取得しておくと、社内評価を高められます。
データベースとクラウドはどちらもシステム開発において必要なので、年収アップの基盤づくりに不可欠なスキルです。
4-2.上流工程に携わって年収600万円を目指す
上流工程に関わっている方は、年収が高くなる可能性があります。特に基本設計以上の工程に携わることができると、年収600万円を超えます。
ただし、基本設計までしか関われていないと年収600万円前後が相場になるため、少しでも要件定義に関われると市場価値が高いです。
携われる案件が基本設計だけだったとしても、案件の規模や経験年数に応じて年収は上がっていきます。上流工程に携わる場合、スキルも重要ですが、経験を積むことで市場価値は上がります。

4-3.大企業のPMで年収1000万円に到達
大企業のPMは課長クラスに相当し、年収は1000万円を超えます。
大企業だから全員が年収1000万円になるわけではなく、大規模プロジェクトを担当することが必要です。
PMには、マネジメントスキルだけではなく、折衝力や交渉力、リーダーシップが必要です。
PMとして年収を上げるためには、システム開発の予算が大きく、プロジェクトメンバーの多い案件を担当できると望ましいです。
5.Webエンジニアとして年収を上げる方法
未経験からWebエンジニアとして年収を上げる方法について解説します。
- 最初の企業で悪徳SESに引っ掛からない
- 市場価値の低いフロントエンドを避ける
- 詳細設計を担当できるポテンシャルを示す
- 2回目の転職で上流工程に関われる
- フリーランスとして独立する
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5-1.最初の企業で悪徳SESに引っ掛からない
求人で「未経験歓迎」を謳っている企業の中には、ブラック企業があります。エンジニアとして募集しているにも関わらず、採用したあとに家電量販店やコールセンターに派遣するような企業は明らかにブラック企業です。
エンジニアと関係ない職種で働きながら、時間外でエンジニアに必要なスキルの習得を行うよういわれます。研修でプログラミングスキルを学べる企業はあるため、ブラック企業に転職してしまうのは時間の無駄です。
求人の中に具体的な仕事内容が書かれていない、面接で研修やキャリアプランの提示がない企業だとブラック企業の危険があります。
5-2.市場価値の低いフロントエンドを避ける
フロントエンドしかできないエンジニアの市場価値は低いです。フロントエンドの需要はあるものの、スキルを提供できる人が多いため供給過多な状況です。
エンジニアだけでなくデザイナーやノーコードツール、AIなどが競合になるため、フロントエンドの開発だけではない付加価値が必要です。
具体的には、フロントエンドだけでなくバックエンドのスキルも身に付けることで年収の増加が見込めます。
バックエンドのスキルが身に付けば、単なる「作業者」ではなく、サービス全体を俯瞰して開発ができるようになれば、市場価値の高いエンジニアとして成長することができます。
フロントエンドからバックエンドまで担当できるフルスタックエンジニアとなるのが、年収アップの秘訣です。
5-3.詳細設計を担当できるポテンシャルを示す
下流工程から上流工程に移るためには、詳細設計をひとりで担当できるポテンシャルがあることを社内にアピールする必要があります。
現時点で詳細設計を担当していなくても、詳細設計の担当者に設計の意図や小さな改善案を提示することは可能です。小さな業務から難なくこなせることを示し、「任せても大丈夫そうだ」と感じてもらうことが必要です。
また、社内に詳細設計をひとりで担当できると思ってもらうためには、コミュニケーション能力が欠かせません。
今はできない業務を先輩や同僚に教えてもらうことになるので、成長意欲を伝えるだけではなく、業務の邪魔にならないように慎重に教えを乞う必要があります。
上流工程へのステップアップは、日々の業務における技術的な探究心と、周囲への丁寧なコミュニケーションによって実現されるのです。

5-4.2回目の転職で上流工程に関われる
Webエンジニアが年収を上げるには、2回目の転職で上流工程に携わることが大切です。ITエンジニアの給与は、工程ごとに決まっている単価をベースに支払われます。
より上流の工程になると単価が高いので、年収を上げるのなら上流工程に携わることが必要です。なお、上流工程と下流工程どちらもの案件を持つ企業に転職すると、下流工程を任されることもあるので注意してください。
転職に成功少なくとも詳細設計を担当できるようになり、転職後は基本設計と要件定義も任せてもらえると年収はアップします。そのため、年収アップには上流工程を中心に扱う企業への転職が必須です。
5-5.フリーランスとして独立する
Webエンジニアとして年収を上げるのなら、フリーランスとして独立する方法もあります。フリーランスは案件の単価と数で年収が決まるため、努力次第で収入を上げやすいです。
例えば、ECサイトの開発など1案件50~90万円の案件があり、正社員よりも高い年収を得やすい環境にあります。
ただし、営業力がないと案件を獲得することができず、スキルアップの機会も会社から提供されないです。そのため、一度フリーランスになったとしても正社員に戻ることも考えるなど、リスクヘッジが必要です。
フリーランスは、安定性を失う代わりに、技術力と営業力を武器に大きなリターンを目指せる働き方なのです。
6.Webエンジニアの転職はユニゾンキャリア
Webエンジニアの転職では、「企業選び」がその後の年収を決めるカギです。
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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございます。
現在、あなたは以下のように思ってはいませんか?
- 転職したら本当に年収が上がるのか不安
- 転職に成功してもブラック企業に引っかかるのでは…
- 仕事が忙しくて転職活動に力を入れられない
転職活動を適切に行えないと、不安が現実になります。もし、転職活動を行いたいけど、不安があってなかなか動き出せないという方は、ぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。
ユニゾンキャリアは、ITエンジニア専門の就活・転職支援サービスです。IT業界に精通した転職アドバイザーが、あなたのご状況をヒアリングし、キャリアプランをご提案します。
当社の転職アドバイザーは、企業の人事と直接やりとりを行っているので、入社後の年収や企業の風土などを把握できています。企業の実態を把握し、あなたに本当に合う企業への転職を実現することが可能です。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職活動を進めていくなかで、不安だったことは何かありますか?
エンジニア経験が1年間しかなく、正直転職するには早いかな?と考えていました。
もっとスキルを身につけてから転職した方が良いのかな?とも感じていて…担当キャリアアドバイザーの佐瀬さんに何度も相談しました。
その度に佐瀬さんから「絶対大丈夫!」と背中を押してもらっていたので、自分としても早くキャリアアップしたかったというのもあり、転職に踏み出しました。
あとは「転職後に年収は上がるのかな」とか、「エンジニア歴が短いことで前職と同じような下流工程の業務に当たらないかな」という不安もありました。
年収はいくら上がりましたか?
年収は120万円以上アップしました!前職の年収は大体300万円ほどで、現職の年収は残業代無しで420万円ほどになります。
そして、4月からPL(プロジェクトリーダー)になることが決まっていて、年収は約480万円まで上がる予定です。もちろん残業代は入っていなくてこの年収なので、残業代もプラスされると500万円くらいは行くと思います。
転職して良かった点を教えてください!
上流工程の案件につけることや、年功序列の考えがなく、どんどんチャレンジさせてくれる環境に身を置けているのがありがたいです。
実は、PL(プロジェクトリーダー)も自分からやりたいです!と伝えたんです。その希望が通ってPLの経験を積むことができるようになりました。
また案件についても、自分の希望が通りやすかったりと柔軟な雰囲気があります。
会社規模が大きいこともあって、全員がモチベーションの高い人という訳ではないですが、頑張りたい人が何の気後れもせずに挑戦できるので、転職して良かったなと思います。
ユニゾンキャリアでは希望と異なる求人を紹介したり、転職を急かしたりすることは一切ありません。あなたのペースで転職活動を進められるため、納得のいく転職が可能です。
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