
最終更新日:2025.05.29
Java Bronzeとは?メリット・難易度・勉強方法から申し込み方法までを徹底解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- Java Bronzeってどんな資格?
- Java Bronzeの難易度は?どのくらい勉強すれば受かる?
- Java Bronzeを取得するメリットって何?
Javaは、プログラミング言語の中でも非常に汎用性が高く、多岐にわたる開発分野で活用されています。開発エンジニアにとって、Javaは習得が欠かせない言語といっても過言ではありません。
そんなJavaの基礎知識を学べる資格が、Java Bronzeです。
記事の要約
本記事ではJava Bronzeの受験を考えている方に向けて、Java Bronzeの難易度や、おすすめの教材を解説します。
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1.Java Bronzeとは
Java Bronzeの概要を解説します。
- Oracle認定Javaプログラマの初級資格
- Java Bronzeの出題形式と試験範囲
- 取得が意味がないと言われるほどのレベル
1-1. Oracle認定Javaプログラマの初級資格
Java BronzeはOracleが認定するJavaプログラマ向けの入門資格で、正式名称は「Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE」です。
Java Bronzeの難易度は低く、プログラミング未経験者でも挑戦しやすい資格です。これまでJavaに全く触れたことがない方が、Javaの基礎スキルを習得するのに適しています。
試験では、プログラムの基本構文やオブジェクト指向の概念に関する基礎問題が出題されます。多くの問題は特定のルールやパターンを覚えることで対応できるので、数学の公式を覚える感覚で勉強するのがおすすめです。
Java Bronzeの取得は、Javaに対する抵抗感を和らげるための入門学習と考えてください。

1-2. Java Bronzeの出題形式と試験範囲
Java Bronzeの出題形式はCBT方式の選択式です。
試験範囲には、Javaのプログラムを書くのに必要なJavaの基本構文に関する問題が試験範囲です。試験範囲の詳細は以下のとおりです。
- Java言語のプログラムの流れ
- データの宣言と使用
- 演算子と分岐文
- ループ文
- オブジェクト指向の概念
- クラスの定義とオブジェクトの使用
- 継承とポリモフィズム
出題範囲の要点は、基本的な構文とオブジェクト指向などの概念理解だといえます。
試験では実際にプログラミングを書くことはありませんが、選択肢の中から正しい答えを選び出すための基礎的な知識が必要です。

1-3.取得しても意味がないと言われるほどのレベル
Java BronzeはJavaの入門レベルの知識を示すものにすぎないため、「資格を取得する意味がない」といわれます。
開発現場ではJava Silver以上のスキルが要求されることが多く、Java Bronzeを取得しても社内評価は上がりません。転職においても、Java Silver以上の資格が採用基準となっている企業が多いです。
Java Bronzeは未経験者が学習の目標として活用するのに適しており、Java Silverをいきなり目指すのは難しいと感じる方の事前学習にはおすすめです。
転職や社内昇進も狙うのであれば、Java Silverの受験からはじめても問題ありません。
ただ、エンジニアの転職は資格がない未経験の方でも実現できる可能性があります。もし、転職を目的に資格の取得を考えているのであれば、ぜひ一度当社までご相談ください。
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2.Java Bronzeの取得メリット
Java Bronzeを取得するメリットを解説します。
2-1. Java Silver以上を目指すのに役立つ
Java Bronzeの取得は、Java Silverを目指す前の基礎固めに役立ちます。
Java Bronzeでは、基本構文やオブジェクト指向の概念といった基礎知識を学びます。対して、Java Silverでは基本構文やオブジェクト指向の実践技術などの習得が可能です。
このように、Java BronzeからJava Silverへと進むことで、実際の開発で求められるスキルを段階的に身に付ける学びの流れが確立します。
Java Bronzeは、Java Silverを目標とする方の学習の出発点として有効です。Java Silverにすぐ挑戦するのはハードルが高いと感じる場合は、まずJava Bronzeの取得を目指すことをおすすめします。
2-2. プログラミングスキルの基礎固めに有用
Java Bronzeの取得は、Javaの基礎を身に付けるための学習目標に適しています。Java Bronzeの試験範囲はJavaの基本文法が網羅されており、プログラミングスキルの基礎を学ぶことが可能です。
具体的には、変数の型・スコープ・ループ処理・クラスの作成など、プログラミングに必要な知識が学べます。
扱う文法は基礎的な内容に限定されているので、混乱することなくスムーズに学べます。独学で学習の方向性を見失いたくない方には、Java Bronzeの取得を目標にすることを推奨します。

3.Java Bronzeの難易度
Java Bronzeを受験する前に知っておきたい情報をまとめました。
- ITパスポートよりも難易度が低い
- 合格ラインは正答率60%
- 勉強時間の目安は40~50時間
3-1. ITパスポートよりも難易度が低い
Java Bronzeは、IT関連の資格の中でも取得が簡単だといわれているITパスポートよりも難易度が低いです。
経済産業省が策定したITスキル標準(ITSS)で比較すると、ITパスポートはレベル1であるのに対し、Java Bronzeはレベル0に位置付けられています。
ITSSレベル1は、IT企業において実務経験がない方や新入社員が該当するレベルです。レベル0はその前段階なので、丁寧に学習を進めていけば、誰でも確実に合格できます。
さらに、Java Bronzeは出題範囲が限定されているため、ITパスポートに比べて短期間で用語を暗記できる点も、難易度が低いとされる理由です。
未経験者でも気軽にチャレンジし、合格できる資格と捉えて問題ありません。

3-2. 合格ラインは正答率60%
Java Bronzeの合格ラインは正答率60%以上です。出題数は60問なので、60問中36問正解すれば合格できます。
24問の不正解が許されるのに加え、試験は基礎的な問題が大部分を占めるため、基礎をしっかり理解すれば合格は十分に可能です。
合格ラインを突破するには、基本文法や制御構文に関する問題で確実に得点することが重要です。これらの分野はプログラミング基礎の重要な項目でもあります。
Java Bronzeで学ぶ内容は実務でも広く活用されるため、単に合格ラインを目指すのではなく、正答率90%を目標にするのが理想的です。

3-3. 勉強時間の目安は40~50時間
Java Bronzeの勉強時間の目安は40〜50時間程度です。毎日1~2時間勉強すれば、1ヶ月程度で試験対策が完了します。
Javaの基本知識がある方なら、40時間以下の学習でも合格可能です。難易度も高くないので、時間さえ確保できれば未経験者でも無理なく試験範囲を網羅できます。
一方、プログラミングにはじめて触れる方や専門用語に馴染みのない方は、50時間以上の学習時間が必要になる場合があるため、注意が必要です。
自身のプログラミングの熟練度やITへの接触頻度をもとに、学習計画を立ててください。

4.Java Bronzeの勉強方法
Java Bronzeの対策が効率的に行える書籍やサイトを紹介します。
- Java Bronzeの勉強に役立つ参考書2選
- Java Bronzeの勉強に役立つ問題集2選
- Java Bronzeの勉強に役立つサイト2選
4-1. Java Bronzeの勉強に役立つ参考書2選
Java Bronzeの勉強に役立つ参考書を2つ紹介します。
●Javaプログラマ Bronze SE

オラクル認定資格教科書で、出題範囲を完全にカバーしているJava Bronzeの定番参考書です。
Java Bronze試験に必要な知識(基本文法・オブジェクト指向・例外処理など)を学べる内容になっています。図やコード例が豊富で、初心者でも理解しやすいです。
収録されている章末問題や模擬試験2回分を活用し、解説を読みながら問題を解くサイクルを繰り返すことで、効率的に試験対策を進めることができます。
基礎固めをしたい方や、辞書代わりに活用したい方に最適な一冊です。

●スッキリわかるJava入門 第4版

Java Bronzeの試験範囲をカバーしつつ、ストーリー仕立てで楽しく学べる構成の参考書です。
プログラミング初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説しているため、スムーズに理解できます。サンプルコードを実際に動かしながら学習を進められ、知識が定着しやすいのも特徴です。
全体的にプログラミング未経験者が挫折しにくい工夫が施されており、無理なくJava Bronzeの基礎を身に付けられるのが本書の魅力といえます。
購入時には必ず第4版を選んでください。書店やオンラインストアでは第3版も販売されていますが、内容が古く最新の試験に対応していません。
4-2. Java Bronzeの勉強に役立つ問題集2選
Java Bronzeの勉強に役立つ問題集を2つ紹介します。
●Javaプログラマ Bronze SE スピードマスター問題集

本番形式の問題を繰り返し解いて試験対策をしたい方に最適な問題集です。
本書はオラクル認定資格教科書であり、模擬試験が2回分収録されています。本番さながらの環境で試験対策を進めることが可能です。
全264問の充実した内容を繰り返し学ぶことで、試験の形式や出題傾向を把握し、合格を目指すことができます。各問題に図や表を用いた分かりやすい解説が付いているため、疑問をすぐに解消できるのも本書のメリットです。
未経験者でも試験準備を効率的に進められる一冊だといえます。

●徹底攻略 Java SE Bronze 問題集

「黒本」と呼ばれる超定番の問題集で、基礎知識をしっかり学びたい方に最適な一冊です。
本書は試験に出題される問題の形式や傾向を丁寧に解説しており、「なぜその答えになるのか」を深く理解できる内容となっています。
1問ずつ解説があるので、納得しながら進めたい方におすすめです。練習問題で基礎を固めた後は、収録されている2回分の模擬試験に取り組み、実力をチェックしてください。
なお、収録されている2回分の模擬問題のうち、ひとつはWebで会員登録を行わないと閲覧できないため、注意が必要です。
4-3. Java Bronzeの勉強に役立つサイト2選
Java Bronzeの勉強に役立つサイトを2つ紹介します。
●はじめてのJava入門
「はじめてのJava入門」は、Javaの基本文法を一から理解したい方に最適な学習サイトです。
Java Bronzeの試験範囲である基本構文からオブジェクト指向までを順序立てて学習できる構成になっています。サンプルコードを確認しながら進めるため、内容が頭に入りやすく、理解しやすい点が魅力です。
また、初心者がつまずきやすいポイントも丁寧に解説されているため、納得しながら学習を進めることができます。
Java Bronzeの試験対策に特化しているサイトではなく、Java全般が学べるサイトなので、補助教材として使うのがおすすめです。

● 一週間で身につくJava言語の基本
「一週間で身につくJava言語の基本」は、Java Bronzeに必要な知識を短期間で効率よく習得できるよう設計されているサイトで、計画的に学習を進めたい方におすすめです。
1日単位のカリキュラムが組まれており、その日ごとの課題をこなすことで、確実にスキルを向上させることができます。Java Bronzeに対応しているのは、「基本編」の0日目から7日目の内容です。
ただ、このサイトはJava Bronzeの試験範囲を完全に網羅しているわけではありません。Javaをはじめて学ぶ際の入門教材として活用するのが賢明です。
本格的な学習は書籍を主軸に進めつつ、事前準備としてこのサイトを利用してください。
5.Java Bronzeの受験概要
受験の申し込み方法や当日の流れを紹介します。
- Java Bronzeの受験方法
- Java Bronzeの試験当日の流れ
- Java Bronzeの試験結果の確認方法
5-1. Java Bronzeの受験方法
Java Bronzeの申し込みは、次の5つのステップで完了します。
1.Oracleアカウントを登録する | Oracleの公式サイトでアカウントを作成します。 |
2.CertViewにログイン | CertViewでIDとパスワードを入力してログインします。 |
3.Oracleアカウントでサインイン | OracleアカウントのIDとパスワードでログインします。 |
4.CertView初回ログイン | 氏名や生年月日を登録します。 |
5.CertViewアカウントで申し込み | Java Bronzeの申し込みができます。 |
Java Bronzeの申し込みを行うには、OracleアカウントとCertViewアカウントの登録が必須です。
また、これらのアカウントはJava SilverやJava Goldの申し込みの際にも必要になります。IDとパスワードを忘れないようにしてください。
5-2. Java Bronzeの試験当日の流れ
試験当日の流れは以下のとおりです。
1.試験会場に到着 | 試験開始の30分前には会場に到着します。 |
2.本人確認 | 写真付きの本人確認書類(免許証・パスポートなど)を提示します。 |
3.試験開始 | 制限時間内(65分)に解答します。 |
4.試験終了 | 試験終了後、すぐにスコアレポートが表示されます。 |
受験会場では、本人確認書類の提示や受験票の確認などの手続きが行われます。手続きは時間がかかる可能性があるため、余裕を持って到着することをおすすめします。
本人確認書類は試験当日に忘れると受験ができなくなるため、注意が必要です。受験中に不正行為が見つかると即時失格となる場合があります。
5-3. Java Bronzeの試験結果の確認方法
Java Bronzeの試験結果は試験終了後にその場で確認することが可能です。
コンピュータの画面にスコアレポートが表示され、合否や各セクションのスコア詳細をすぐに確認できる仕組みになっています。試験結果を後で確認する場合は、CertViewにログインすれば閲覧可能です。
CertViewでは合格証(PDF)のダウンロードもできます。ダウンロードした合格証は、転職活動や社内評価に使用できる公式証明書になります。
なお、不合格になった場合、試験を受けた日から5日間は再受験ができません。試験結果を踏まえ、弱点を補強するようにしてください。
6.Java Bronze勉強中の転職活動ならユニゾンキャリア
「まずはJava Bronzeの取得で基礎知識を固めて、将来的には開発エンジニアを目指したい」と考えている方は、ぜひユニゾンキャリアにご相談ください。
6-1. ユニゾンキャリアのサービス特徴
本記事を読んでいただきありがとうございました。
Java Bronzeの取得を目指している方の中には、開発エンジニア志望の方も多いはずです。ただ、Java Bronzeは独学で取得可能ではあるものの、開発エンジニアとして転職するのはネット上で言われているよりも難しいです。
いざ転職活動を始めて、「どこかには転職できるだろう」と思っていた方も「こんなに内定がもらえないなんて」と挫折してしまう方々を何人も見てきました。
今の時代、1人で開発エンジニアへ転職するのは難しいのです。
そのため、あなたに「リアルな現在地」を教えてくれて、「最適な転職先」を教えてくれる存在がいないと転職は上手くいきません。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
転職前はどのような仕事をされていたのですか?
リハビリテーション病院で、主に脳神経外科と整形外科の患者を担当していました。
基本的に患者さんの生活のお世話や、ドクターの診察の補助を行っていたんです。
夜勤は体力勝負なところがあり、月に6、7回もあると大変で…
夜も患者さんが動き回るので、その対応で忙しくなり、なかなか仕事が終わりませんでした。
開発エンジニアになろうと思った理由は?
プログラミングが自分に合っていると感じたからです。
IT業界に適性があるか分からなかったので、あまり難易度が高くないHTMLというマークアップ言語から勉強しました。
まずはマークアップ言語を使えるように自分のパソコンにアプリケーションをインストールして、動画を使って勉強を始めたんですよね。
手を動かしてWebサイトの模写(※)をやったり、ゼロから作ってみたら意外と楽しかったんです!
自分が作ったコードが画面上で形になっていくのが面白くて、性に合っているなと感じまして。
それで自分が開発エンジニアに向いているんだなと思いました。
(※)すでに公開されているWebサイトをお手本にして、同じデザインを再現できるようにコーディングすること。
選考を進めるうえで必要なスキルはありますか?
コミュニケーション能力は大事だと思いますね。
エンジニアもチームワークが大事なので、コミュニケーション能力を活かせた業務経験については評価してもらえました。
具体的には、病院の業務を改善したときの経験を話したんです。
病院の業務はひとつの部署だけで完結しないので、他部署と綿密なコミュニケーションを取って、改善すべき業務内容をすり合わせる必要がありまして。
実際に相手の意見を聞いて、相互的なコミュニケーションを取ったことで、当初の目的であった業務効率化を実現できました!
こういう経験もエンジニアに活かせるってことで評価されたんだと思います。
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