
最終更新日:2025.05.26
CCNPに必要な勉強時間は何時間?最短合格の秘訣や勉強の注意点を徹底解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- CCNPに必要な勉強時間は?
- IT未経験者に必要な勉強時間は?
- CCNPの勉強時間を減らす方法?
日中働く中で、資格取得に向けて勉強時間を確保するのは大変な作業です。
特に、Cisco技術者認定資格の中でプロフェッショナルレベルに位置するCCNPの取得を考える場合、「働きながらでは、どれくらい勉強時間が必要なんだろう?」と不安になってしまう方もいると思います。
では、CCNPの取得には実際にどれくらい勉強時間が必要となるのでしょうか?
記事の要約
本記事では、「インフラエンジニアのキャリアアップを考えている方」に向けて、CCNPの勉強時間や勉強期間が伸びる原因について解説します。
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1.【経験別】CCNA合格に必要な勉強時間一覧
CCNA合格に必要な勉強時間を、3パターンに分けてまとめました。
- CCNA合格者は160時間〜200時間
- インフラエンジニア未経験者は200時間~300時間
- インフラエンジニア経験者は100時間〜200時間
1-1.CCNA合格者は160時間〜200時間
CCNA合格者かつインフラエンジニア未経験の場合、勉強時間の目安は160〜200時間です。
以下のように、1日あたり1時間勉強するか、2時間勉強するかで3ヶ月の差が生じます。
1日あたりの勉強時間 | 合格までの所要時間 |
---|---|
1時間 | 約6ヶ月(30時間×6ヶ月=180時間) |
2時間 | 約3ヶ月(60時間×3ヶ月=180時間) |
CCNAに合格していると基礎知識が身に付いた状態で勉強をはじめられます。
ただし、CCNAの合格してから期間が空いていると、覚えた用語を忘れた状態から取り組むことになるため、勉強時間が伸びます。
知識の抜け漏れを防ぐためにも、CCNAに合格してからすぐCCNPの勉強に取り掛かるのがおすすめです。

1-2.インフラエンジニア未経験者は200時間~300時間
CCNAに合格していないインフラエンジニア未経験者の場合、200~300時間の勉強時間が目安です。
合格までの所要時間は以下のとおりです。
1日あたりの勉強時間 | 合格までの所要時間 |
---|---|
1時間 | 約8ヶ月(30時間×8ヶ月=240時間) |
2時間 | 約4ヶ月(60時間×4ヶ月=240時間) |
CCNPは、Cisco技術者認定資格の中でもプロフェッショナルレベルの資格で、3〜5年の実務経験を持つ方の受験を推奨されています。
IT知識ゼロの状態でCCNPの勉強をしても、用語の意味をひとつひとつ調べることからはじめなければなりません。
インフラエンジニア未経験者がCCNAを飛ばして挑戦すると、勉強時間が想定以上にかかります。まずはネットワークの基礎を身に付けられるCCNAの合格を目指してください。
ちなみに、CCNAの勉強時間は150~200時間ほどかかります。CCNAとCCNPの両方を取得するとしたら、合計で400時間ほどかかる計算です。
そのため、CCNPを取得するよりも転職した方が早くキャリアアップや年収アップを達成できる可能性があります。もし、キャリアップや年収アップを目的としてCCNPの取得を考えている方は、ぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。
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1-3.インフラエンジニア経験者は100時間〜200時間
CCNAに合格せずとも、インフラエンジニアの経験がある場合、100~200時間の勉強時間が目安となります。
合格までの所要時間は以下のとおりです。
1日あたりの勉強時間 | 合格までの所要時間 |
---|---|
1時間 | 約4ヶ月(30時間×4ヶ月=120時間) |
2時間 | 約2ヶ月(60時間×2ヶ月=120時間) |
インフラエンジニアとして経験を積んでいる分、事前知識のアドバンテージがあります。
経験年数や担当している工程によって知識量に差があるため、勉強時間に100時間ほどの差が生じるのです。

2.CCNP合格は勉強時間あれば難易度が低い資格
CCNPは暗記が中心の試験なので、勉強時間を確保していれば難易度は高くありません。
選択問題やドラッグ&ドロップ、入力問題など問題形式がありますが、いずれも暗記が重要です。試験範囲は広いものの、長時間勉強をする覚悟があれば、「誰でも合格できる」といっても過言ではありません。
勉強時間を確保する際は、以下のように「いつ」「どのくらい」の勉強するかを明確にするのが重要です。
勉強のペース | 所要時 |
---|---|
1日1時間ペース | <平日> ・仕事終わりの夜に30分 ・通勤時間で30分 <休日> ・午後にカフェで1時間 |
1日2時間ペース | <平日> ・通勤時間(片道)30分 ・仕事終わりの夜に1時間 <休日> ・午前中カフェで1時間 ・昼食後、家で1時間 |
いつどこで勉強するか決めておかないと、娯楽や友達と過ごす時間に費やしてしまい、勉強時間を確保できなくなる恐れがあります。

3.CCNPの勉強時間が100時間以上かかる理由2選
CCNPの勉強時間が100時間以上かかる理由について、2つに分けて解説します。
3-1.大規模ネットワーク構築の知識が必要
CCNPは大規模ネットワークの構築に関する知識が問われる資格です。
ネットワークの規模が大きくなるほど高い技術力が必要になり、自ずと必要な知識量も増えます。仮想化や自動化、セキュリティなど、必要な技術水準も高くなります。
特に上流工程の設計や構築に関しては、ネットワーク全般の知識が必要です。このように実務で役立つレベルの知識を習得する必要があるため、勉強時間が長くなります。

3-2.出題範囲が幅広く専門性が高い試験内容
CCNPは出題範囲が幅広く、専門性が高い試験内容なので相応の勉強時間が必要です。CCNP Enterpriseの場合、コア試験だけで6分野あります。コア試験に加えて、コンセントレーション試験の対策も必須です。
コンセントレーション試験の中で最大受験者数を誇るENARSIでは、試験範囲が以下の4分野に分かれています。
- レイヤ3テクノロジー(35%)
- VPNテクノロジー(20%)
- インフラストラクチャセキュリティ(20%)
- インフラストラクチャサービス(25%)
試験ごとに専門性が問われる内容になっており、専門性が高い分だけ実務でも役立つスキルが身に付く点がメリットです。

4.CCNPの勉強時間を短縮する方法5選
CCNPの勉強時間を短縮する「とっておきの方法」を5つ紹介します。
- 監視・運用の隙間時間を使って勉強
- 勉強期間が短いほど勉強時間が減る
- 単元ごとに勉強を進めるのが効率的
- 隙間時間で勉強サイトで復習を徹底
- 休日は問題集の正答率9割を目指す
4-1.監視・運用の隙間時間を使って勉強
監視・運用の隙間時間を使えると、CCNPの勉強が効率的になります。業務中に勉強時間を確保できれば、プライベートの時間を自由に使えるのです。
ただ、定常作業をこなすことが多い監視・運用では、まわりのモチベーションの低さに影響され、勉強しなくなる恐れがあります。そのため、隙間時間で勉強する際は、モチベーションを高く保つのが重要です。
業務中に勉強するのは疲れますが、キャリアアップが難しい監視・運用から抜け出すためには自分で勉強することが大事です。まわりのモチベーションに影響されず、隙間時間でコツコツ勉強することをおすすめします。

4-2.勉強期間が短いほど勉強時間が減る
人の記憶は時間が経つほど薄れていきます。短期間でインプットと復習を繰り返すことで、結果的に勉強時間を減らせます。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱したエビングハウスの忘却曲線では、短期間で復習を繰り返すことで記憶の定着率が高まることが証明されています。
例えば、1日30分ずつ勉強するよりも、1日1時間ずつ勉強したほうが、合計の勉強時間を短縮できます。
人間は20分後には58%、1ヶ月後には21%の情報しか記憶できていません。記憶を定着させるには復習が繰り返し必要です。
勉強の期間が長くなると、だらだらする時間が増え、結果的に勉強時間が伸びる恐れがあります。モチベーションが下がらないうちに、短期集中で勉強することが大切です。

4-3.単元ごとに勉強を進めるのが効率的
ひとつの単元の問題を9割解けるようになってから、次の単元に進むと効率的です。すべての単元を同時に勉強すると、前半にやった単元の内容を忘れてしまうためです。
なお、一度問題集を解けるようになっても油断せず、復習を行うのが重要です。期間が空くほど記憶が薄れてしまうので、1週間後、2週間後に復習する必要があります。
各単元をひとつずつマスターしていくことで、自信が付き、勉強の進捗具体も把握しやすくなります。

4-4.隙間時間で勉強サイトで復習を徹底
隙間時間で復習することを習慣化すると効果的な勉強ができます。
いつも参考書を持ち歩き、隙間時間でテキストを開くのは大変なので、隙間時間でPing-tやCCNPイージスなどの勉強サイトを利用するのがおすすめです。
分からない用語はGoogleの検索を用いて、問題集で良く間違える内容をメモして、隙間時間で復習していきます。
隙間時間はあくまで時間が短いので、勉強する範囲を広げず、ひとつの単元、ひとつのテーマに絞って勉強していくのがおすすめです。
4-5.休日は問題集の正答率9割を目指す
休日は勉強時間を確保して、問題集を解き、正答率9割を目指してください。
公式から合格点は公表されていませんが、正答率が75%前後といわれています。そのため、正答率9割を取れたら合格の可能性は高いです。
平日にインプットや苦手分野の克服に焦点を当て、休日に問題を解くことで気分にメリハリが生まれます。
一度だけ9割解けるようになるのではなく、問題集を何度も解いて、安定して9割解けるようになると、実際の試験でも合格できる可能性が高いです。
難なく解けた問題であっても、次の休日に記憶に定着しているか確認するのが大切です。
5.CCNPの勉強時間が伸びてしまう原因3選
CCNPの勉強時間が伸びる原因を3つ解説します。
- 最初に参考書の熟読は非効率
- 旧版の参考書や問題集を使う
- 資格対策本等が英語の試験を選ぶ
5-1.最初に参考書の熟読は非効率
最初に参考書を熟読するのは、かえって非効率です。いきなり完璧に覚える必要はありません。
最初はどのような内容が書かれているか確認するだけに留めます。参考書の内容をそのまま覚えようとしたら、最初に学んだことを忘れるからです。
参考書をさらっと読み終えたら、問題集を解いて、間違えた部分を集中して暗記したほうが時間を有効活用できます。
一度正解した問題でも、時間を空けると記憶が薄れて間違える恐れがあるので、試験本番前までにも復習をしてください。
資格勉強は合格が目的なので、問題集を解くことに集中することで時間の短縮が可能です。

5-2.旧版の参考書や問題集を使う
CCNPは最新の技術や仕様に沿った問題が出題されるため、旧版のみでは試験対策が不十分です。
CCNPは2020年と2023年に試験内容が改訂されたので、それ以前の参考書や問題集は旧版の内容となっています。参考書や問題集を購入する際は、試験内容が改訂されていないか、最新の試験内容に対応しているかの確認が必要です。
以下の参考書は最新の試験に完全対応しているわけではないものの、試験範囲の変更点が少ないため参考書として役立ちます。
一方、Web問題集を提供しているPing-tは不定期に問題を更新しているので、最新版に近い内容が収録されています。

5-3.資格対策本等が英語の試験を選ぶ
CCNP Enterpriseは日本語の参考書や問題集が販売されていますが、すべてのコンセントレーション試験を網羅していません。CCNP SecurityやCCNP Collaborationなどの試験は、日本語の参考書が少ない状況です。
「CCNP SCOR(350-701) 対策問題集」などのように、一部日本語の問題集があるものの、基本的にはCCNPでは英語の勉強も必要になります。

6.CCNP勉強中ならユニゾンキャリア
「CCNP合格までのスケジュールを立てたい」「CCNPを活かせる環境に転職したい」とお悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。
6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
本記事を読まれたあなたは、「働きながらCCNPへの勉強時間を確保できるのだろうか」と悩んでいるのではないでしょうか?
CCNPの合格を目指しながら、仕事やプライベートとのバランスを保つのは簡単ではありません。しかし、効率的な学習計画を立てて時間の使い方を工夫することで、働きながらでもCCNPに合格することは可能です。
もし、「どうやって勉強を進めていけば良いか分からない」という方は、ぜひ当社までご相談ください。
IT業界に精通したアドバイザーが、CCNPにおすすめの勉強方法から取得後のキャリアまで幅広くサポートしております。
これまで数多くの方々の転職をサポートしてきた実績があり、サービスの質はGoogle口コミでの4.8点という高評価にも表れています。
口コミ評価
もし、「CCNPを取得して年収をアップさせたい」「自分にとって最適なキャリアパスを知りたい」とお考えなら、ぜひ一度ご相談ください。
経験豊富な転職アドバイザーが、ひとりひとりの状況に合わせたアドバイスをします。転職の可能性を広げるだけでなく、資格取得の進め方も相談していただいて大丈夫です。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職活動を始められた際のご経歴を教えてください!
大学に入学後、中途退学してからはガソリンスタンドでアルバイトをずっと続けていました。
その後そのまま正社員になり働いていたのですが、 20代後半は転職黄金期っていう文字を見て、何も考えずにIT業界へ飛び込みエンジニアに転職したんです。
それから1年3ヶ月の間、インフラエンジニアとして監視・運用業務に従事し、ネットワークの資格CCNAとサーバの資格LPICを取得した段階で今回の転職活動を始めました。
転職にかかった期間はどれくらいですか?
ほんとに一瞬で終わりましたね。選考に進んで面接を受けたりしたのが5日間くらいです。
選考に入る前の週に、転職相談や面接対策などをしてもらって、翌週から早速面接みたいな感じでした。なので、全部をあわせても2週間もかかってないですね。
ぶっちゃけこんなに早く決まるとは思っていなかったです。でも、なるべく早く転職活動を終わらせたかったので良かったです!
選考を進めるうえで役に立った業務経験やスキルはありますか?
ネットワークの資格CCNAとサーバの資格LPICを取得したことはやっぱり評価されましたね。不器用ながら勉強した証なので。
資格を勉強したときの知識も割と残っていて、そのおかげで自分が携わっていた案件の説明もスラスラできました。
あと、小規模ではあるんですがリーダー経験があるので、そこも評価されました。ただ、マネジメント経験が大きく評価された訳ではなくて、業務理解度が高いからリーダーに任命された、ということを話したらそれが評価に繋がったみたいです。
自分の携わっている案件や業務の内容を理解していることが、なによりも重要視されるんだなと思いました。キャリアアドバイザーの酒井さんにも業務のアウトプットは重要だと言われて、実際にその通りでした。
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