
最終更新日:2025.06.25
セキュリティエンジニアの将来性は高い!需要が急増のワケ

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- セキュリティエンジニアの将来性は?
- セキュリティエンジニアはなくなる?
- セキュリティエンジニアの市場価値はどのくらいあるの?
「ランサムウェアによる事業停止」「大規模な個人情報流出」…そんなニュースに触れるたび、サイバー攻撃から社会の根幹を守る「セキュリティエンジニア」という仕事に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか?
あらゆるモノがネットに繋がり、企業の全データがクラウド上に存在する今、セキュリティエンジニアの社会のデジタル化を支える重要な存在であることは間違いありません。
しかしその一方で、「単純な監視業務はAIに代替される」「技術の進化が速すぎて、常に学び続けないと価値がなくなる」といった、将来性への不安を煽る厳しい声があるのも事実です。
果たして、セキュリティエンジニアに将来性はあるのか、それともAIに淘汰されてしまう職業なのか、どちらなのでしょうか?
記事の要約
本記事では、「エンジニア未経験の方」を対象に、セキュリティエンジニアの需要や将来性、需要がある業界について解説します。

1.セキュリティエンジニアの将来性はかなり高い!
セキュリティエンジニアの将来性は、なぜ高いのでしょうか? 以下2つの観点から解説します。
- IT技術の進化や普及による将来性・需要
- セキュリティ人材不足による需要
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1-1.IT技術の進化や普及による将来性・需要
IT技術の進化と普及が進む中で、セキュリティの重要性も急速に高まっています。クラウドやIoT、AIなどの新技術が導入されることで、新たな脆弱性が生まれ、セキュリティ対策も不可欠となるからです。
例えば、IoTデバイスが増加することで、新たなサイバー攻撃の手口が生まれ、それに対応するセキュリティエンジニアが必要となりました。
IDC Japanによる調査でも、国内セキュリティ市場は、2027年まで年平均7.2%伸びると予測されています。高度なセキュリティの設計や構築、診断ができる人材は、セキュリティエンジニアの中でも需要が高いです。

参考:IDC
1-2.セキュリティ人材不足による需要
サイバー攻撃が増える一方で、セキュリティ人材は深刻に不足しており、セキュリティエンジニアの需要は急増しています。
企業は高度なセキュリティ知識を持つエンジニアを急募しているものの、ほとんどが充足できていない現状です。
多くの企業が未経験の方やインフラエンジニアではなく、即戦力となるセキュリティエンジニアを必要にしています。そのため、経験者や資格保有者には高い報酬額も提示され、転職もしやすい状況です。
セキュリティ人材が全般的に不足しているので、そのスペシャリストである、セキュリティエンジニアの市場価値と需要も、さらに押し上げられています。
このように、セキュリティエンジニアの需要が高まる状況は続く見通しで、将来性は明るいです。
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2.セキュリティエンジニアは将来性ないと言われる理由
セキュリティエンジニアに将来性がないといわれる理由は、以下の通りです。
- 技術の急速な変化
- 自動化とAIによる影響
- 人材育成における課題
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2-1.技術の急速な変化
サイバー攻撃の手口は瞬く間に変化し、防御技術も日々アップデートされています。最新の脆弱性や攻撃手法に対応するためには、継続的な学習とスキルアップが欠かせません。
例えばゼロデイ攻撃や、AIを活用した高度な脅威は増加しており、それに対抗するための、新しいセキュリティツールやプロトコルは常に開発されています。
古い知識に固執すると新たな攻撃に対応できなくなり、スキルのないセキュリティエンジニア、とみなされてしまうのが現状です。
技術の変化に対応できないと、セキュリティエンジニアとしての市場価値は低下します。そのため、技術革新のスピードに追いつけないと、自分の将来に不安を感じることになります。

2-2.自動化とAIによる影響
自動化ツールやAIの導入が進むと、セキュリティエンジニアの需要が下がる可能性があります。ログ解析やパターンマッチングなど、定型的な業務はAIが短時間でこなせるからです。
しかし、高度なリスク評価やゼロトラストの設計など、人間の判断が必要な場面は残り続けます。想定外の事態へ柔軟に対応できる能力も、人の強みです。
最新の攻撃手法をAIに学習させるには、精度の高いデータセットが必要で、誤検知や学習不足のリスクは残ります。
結果として、自動化が進み、AIが発展していく現代でも、セキュリティエンジニアの存在意義は大きいです。

2-3.人材育成における課題
セキュリティエンジニアには高度な知識やスキルが必要であり、人材育成が難しいです。セキュリティエンジニアになるには、以下のような幅広い分野を習得しなければいけません。
- ネットワークやサーバーといった、土台となるインフラの知識
- プログラミング
- 暗号技術
多くの企業が「セキュリティ資格」や「実務経験」を採用要件に入れているため、未経験の方の転職の壁となっています。
育成にかかる膨大なコストを避ける傾向から、優秀なインフラエンジニアにセキュリティ領域を一任する、といった場合も少なくありません。
セキュリティ領域は新脅威や技術の登場が早く、研修教材や演習環境を頻繁に更新する必要があります。
そのため、他部署に比べて人材育成にコストがかかるのが、セキュリティエンジニアの将来性がないといわれる理由のひとつです。

3.セキュリティエンジニアの将来性は年収や採用にも
セキュリティエンジニアの将来性の高さは、以下の面からも伺えます。
- セキュリティエンジニアの平均年収
- セキュリティエンジニアの採用状況
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3-1.セキュリティエンジニアの平均年収
セキュリティエンジニアの年収は、ほかのIT職種よりも高水準です。
職種 | 平均年収 |
---|---|
セキュリティエンジニア | 549万円 |
システムエンジニア | 518万円 |
アプリエンジニア | 550万円 |
サービスエンジニア | 497万円 |
IT事務 | 459万円 |
Webプログラマー | 467万円 |
ソフトウェアエンジニア | 543万円 |
専門的なスキルが必要なうえに、人材不足も相まって、給与の上昇を促している、と予想されます。経験豊富なセキュリティエンジニアに対しては、年収800万円以上の提示も見られます。
年収が高いセキュリティエンジニアは、以下のスキルを習得していることが多いです。
- サーバーやネットワーク
- クラウド
- システム開発
- マネジメント経験
特にマネジメント経験がある方は、年収が高く、企業から引っ張りだこです。このように、専門的なスキルと深刻な人材不足を背景にセキュリティエンジニアの年収は高水準となっています。
3-2.セキュリティエンジニアの採用状況
セキュリティエンジニアの採用状況は好調で、求人数も多いです。
サイバーリスクが増す中で、各企業のセキュリティ需要が高まり、専門人材を確保する動きが拡大しているからです。多くの大手企業が、新卒や未経験の方向けのセキュリティエンジニア求人を出し、求人倍率は上がっています。
最近は、大手企業や中堅企業だけでなく、スタートアップ企業も積極的に募集をかけるケースが増えています。
採用が活発であるため、セキュリティエンジニアとしてのキャリアを築くチャンスも、豊富にあるのです。
不況時でもセキュリティ対策は怠れないため、セキュリティエンジニアは景気に左右されにくく、ほかの職種よりも、転職市場の見通しが明るいことも特徴です。

4.セキュリティエンジニア需要がある業界の動向
特にセキュリティエンジニアの需要がある業界を解説します。
- 金融業界
- 製造業
- 医療業界
- 官公庁・公共インフラ
- IT・通信業界
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4-1.金融業界
金融業界は、顧客の資産や個人情報を扱うため、セキュリティが最重要です。万が一、不正アクセスや情報漏えいが発生すると、莫大な被害と信用の失墜が避けられません。
銀行や証券、クレジットカード会社では、不正取引検知システムを強化し、専門のセキュリティエンジニアを確保する動きが進んでいます。
金融業界は、リスク管理により重きを置いている業界のため、セキュリティへの投資は他業種よりも潤沢です。大規模な資本を投じる余裕がある分、エンジニアが必要なスキルも高いことが特徴です。
高度な暗号技術や多要素認証など、最先端の知識を扱えるセキュリティエンジニアは、需要が増え続けています。

4-2.製造業
製造業では、工場のIoT化やスマートファクトリーが普及し、ネットワークを通じた制御が増加中です。
それに伴って、生産ラインや設備を狙ったサイバー攻撃も増えています。また、近年は、産業用ロボットや、SCADAシステムへのランサムウェア攻撃も報告されています。
設備や生産ラインがサイバー攻撃を受けると、操業停止や大きな経済的ダメージが発生しかねません。安定した生産体制を維持するため、これらの脅威を防ぐセキュリティ対策が不可欠となっています。
製造業はDX化が進むことが予想されるため、セキュリティエンジニアの需要も高まっていく業界です。

4-3.医療業界
医療業界では、電子カルテなど、人命に関わる重要情報を扱うシステムが使われています。
情報を狙ったランサムウェア被害も増えおり、病院のネットワークが停止すれば、治療が遅れ、患者の生命を脅かす恐れがあるので、安全対策は極めて重要です。
海外では、医療機関へのサイバー攻撃による、手術延期や診療停止が報じられています。また、日本でも、安全管理ガイドラインが改定され、医療情報の保護とシステム防御の規定がより厳格になりました。
そのため、医療業界においてセキュリティは重要であり、セキュリティエンジニアは、安全な医療サービスを維持するために欠かせない人材です。

4-4.官公庁・公共インフラ
国や自治体のシステム、電力・水道などの社会インフラがサイバー攻撃を受けると、国民生活に混乱をもたらします。
防衛・外交情報や住民サービスなどが狙われるケースが増えており、安全保障の観点からも、セキュリティ強化は急務です。
官公庁のウェブサイト改ざんや、交通システムの制御、サイバー攻撃による大規模停電、といった事例もあります。
こうしたリスクを防ぐため、官民連携でのセキュリティ強化が活発化しています。行政機関向けのセキュリティ監査や脆弱性診断など、専門サービスの需要も増加中です。
社会インフラ全体を守るため、官公庁や公共インフラといった業界でも、高いスキルを持つセキュリティエンジニアが必要です。

4-5.IT・通信業界
IT・通信業界は、大規模システムや多くのユーザー情報を扱うため、攻撃者の標的になりやすい業界です。
大手クラウド事業者への攻撃例も増えており、障害の発生時には、多くのウェブサイトやアプリが機能しなくなる恐れがあります。
新サービスの発表時など、セキュリティホールが見つかるケースも多いため、迅速かつ正確に問題を解決できる、スキルの高いセキュリティエンジニアは欠かせません。
多くの企業がネットサービスを展開する中、攻撃手法も日々高度化しています。安全なサービス運営と強固なセキュリティ対策の両立が重要です。
IT・通信業界は通信インフラの構築や運用を担う、社会に不可欠な存在といえます。そのため、全体の安全性を支えるセキュリティエンジニアの需要も高まっています。
このように、各業界でセキュリティリスクの増加に伴い、セキュリティエンジニアの需要は、今後も高まり続ける見込みがあります。

5.セキュリティエンジニアを目指す価値はある
セキュリティエンジニアは、スキル次第で働き方の選択肢も広がります。
専門性の高さに加え、サイバー攻撃の脅威も増す一方なため、市場価値は上がり、売り手市場が続いていくためです。
2024年、KADOKAWAがランサムウェア攻撃を受け、グループ全体のサーバーが暗号化、身代金を要求された事件が生じ、国内でもセキュリティの大切さを再認識させられました。
ニュースで取り上げられるインシデントが増えるほど、セキュリティエンジニアの市場価値はさらに上昇します。
インフラ領域を扱うエンジニアとして総合的に技術力を高めたい方にとって、需要も将来性も高いセキュリティエンジニアは魅力的なキャリアです。

6.セキュリティエンジニアを目指すならユニゾンキャリア
それでは最後に、IT専門の就活・転職支援サービス・ユニゾンキャリアについて紹介します。
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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございます。
異業種から違う職種に転職するときは、「年収が下がるんじゃないか…」と不安になるのではないでしょうか?
でも、セキュリティエンジニアなら技術職だし、人手不足でもあるから、年収が上がりそうですよね。残念ながら、すべてのセキュリティエンジニアが年収が上がるわけではありません。
実は、転職先さえ間違えずエンジニアとして経験を積めば、セキュリティエンジニアとして年収を上げることは可能なんです。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職活動時は何社に応募されましたか?
ユニゾンキャリアさんを利用して4社応募したところ、3社から内定をいただきました。
担当のキャリアアドバイザーの佐瀬さんに何度も面接対策をしてもらったおかげです。本当にありがたかったです。
ぶっちゃけ、年収は上がりましたか?
だいぶ上がりましたね、100万近く上がってます。もともと稼げる職業に就きたかったのでとても嬉しいです。
現職に決めた理由は何ですか?
研修制度が充実しているというのが大きかったですね。未経験からスタートするので、研修制度はかなり重要視していました。
入社後は、研修にてクラウドの基礎から学び、最終的にはAzure認定資格を取得することができました。
また、給与も良かったので、それも決め手のひとつでしたね。
エンジニアはこんなに将来性があるのに、最初はPCスキルがなくても未経験からキャリアをスタートできるんです。
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