最終更新日:2025.11.04
20代開発エンジニアの年収が低いのはなぜ?理由と年収を上げる方法5選を紹介
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 20代の開発エンジニアの年収って低い?
- 20代の開発エンジニアが年収を上げる方法を知りたい!
- 未経験の20代でも開発エンジニアで高年収は目指せる?
「開発エンジニアは稼げる」と聞いたのに、20代の年収は低いという話を聞いて不安になっていませんか?
キャリアチェンジをしたいけれど、生活水準が下がるのは避けたいと考えるのは当然のことです。
確かに、スタート時の年収は経験やスキルによって左右されるのが実情です。しかし、IT業界は実力主義の世界であり、20代からでも正しいステップを踏めば高年収を目指すことは十分に可能です。
記事の要約
本記事では20代から開発エンジニアを目指す方を対象に、開発エンジニアの年収の実態や年収が低い理由、具体的な年収アップの方法を解説します。

1.20代の開発エンジニアの平均年収は約347~469万円
20代開発エンジニアの平均年収は約347〜469万円と、日本の20代平均約331万円を上回る水準にあります。※参照:厚生労働省/国税庁
ただし、この数値はあくまでも平均です。未経験からの開発エンジニアになる場合や、勤務する地域によっても年収は異なります。
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1-1.20代未経験の開発エンジニアの年収は約342万円
20代で未経験の方が開発エンジニアへ転職した場合、初年度の年収相場は約342万円(所定内給与額28.5万円の12か月分で計算)です。
これは大学新卒の初任給と同程度の水準であり、日本の20代平均年収と比較しても遜色ないスタートといえます。
企業は未経験の方を即戦力ではなく、将来性を見込んだ「ポテンシャル採用」として雇用します。
そのため、入社当初はシステムのテストや運用・保守といった難易度の低い業務から担当するのが一般的です。
そうした業務を通じて、実務経験を積みながらITの基礎知識や開発の流れを学んでいきます。
実務経験を1〜2年積んでスキルを身に付ければ、着実に年収を上げていくことも十分に可能です。
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※参照:厚生労働省
1-2.開発エンジニアの地域別の年収差
開発エンジニアの年収は、勤務する地域によって最大で約169万円もの差が生じます。
地域別で最も年収に違いがあるのは、東京都と佐賀県です。東京都で働く開発エンジニアの平均年収が約602万円であるのに対し、佐賀県で働く開発エンジニアの平均年収は約433万円と約169万円の差があります。
また、年収水準は、関東地方、関西地方、東海地方、中国地方の順に高い傾向が見られます。この年収差が生まれる背景には、地域ごとの企業数の違い、案件の単価、そして物価水準が影響しています。
IT企業が集中する首都圏では、優秀な人材を確保するための競争が激しく、結果として高い給与が提示されやすいのです。
この企業集積地における高年収の傾向は20代の開発エンジニアにも当てはまります。
このように、若手のうちから都市部でキャリアをスタートさせることは、将来的な年収アップにおいても有利に働く可能性があるといえます。
参照:厚生労働省
2.【職種別】20代の開発エンジニアの平均年収
ひとくちに開発エンジニアといっても、担当する職種によって20代の平均年収は異なります。ここでは、20代の開発エンジニアの平均年収を職種別に解説します。
- 20代Webエンジニアの平均年収は347~469万円
- 20代アプリケーションエンジニアの平均年収は347~469万円
- 20代AI・機械学習エンジニアの平均年収は年収375~465万円
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2-1.20代Webエンジニアの平均年収は年収347~469万円
20代のWebエンジニアの平均年収は、347〜469万円です。
この数字は同年代の他業種と比較して突出して高いわけではありませんが、Webエンジニアはスキル次第で着実に年収アップを目指せるのが特徴です。
未経験の方の場合、入社1〜2年目の年収は300万円台前半で推移することが一般的ですが、その後の成長次第で高い年収を実現することも可能です。実務経験を積んだ方が転職する場合、20代で年収を100万円以上アップさせるケースも珍しくありません。
また、HTMLやCSS、JavaScriptといった比較的学習ハードルの低い技術から学べるため、未経験の方でも挑戦しやすいのも魅力です。
このように、Webエンジニアは、初期の学習ハードルの低さと将来的な年収アップの可能性を両立している職種といえます。
参照:厚生労働省
2-2.20代アプリケーションエンジニアの平均年収は347〜469万円
アプリケーションエンジニアの20代平均年収は、347〜469万円です。
年収に100万円以上の幅があるのは、業務内容、企業規模、個人のスキルレベルによって評価が大きく変わるためです。扱う技術もJavaやC#、.NET Frameworkなど多岐にわたります。
未経験から入社した場合、最初はテスト工程や保守運用からスタートすることが一般的です。
しかし、3年ほど実務経験を積むことで、要件定義や設計といった上流工程に携わるチャンスも増えてきます。
特に大企業のシステム開発で上流工程を担当するようになると、アプリケーションエンジニアの年収は大きく向上します。
もし最初の年収が低かったとしても、その後の実務経験やスキルアップ次第で、年収を大きく伸ばせる可能性は十分にあるのがアプリケーションエンジニアの魅力です。
参照:厚生労働省
2-3.20代AI・機械学習エンジニアの平均年収は約375〜465万円
AI・機械学習エンジニアの20代平均年収は、約375〜465万円です。
AI技術を活用したシステム開発を担うAI・機械学習エンジニアは、その将来性と市場価値の高さから高収入が期待できる職種です。
この分野は常に最新の技術が必要とされ、専門性が非常に高いため、十分なスキルを持つエンジニアの数は限られています。
そのため、高いスキルを持つエンジニアは希少価値が高く、若手であっても高い報酬が提示されやすい状況です。
未経験の方にとっては学習のハードルが高い分野ではありますが、一度専門技術を習得すれば高収入を得られる可能性が上がります。
技術職として最先端の領域に携わりながら高い報酬を目指せる、非常に魅力的なキャリアといえます。
参照:厚生労働省
3.20代の開発エンジニアの年収が低い理由3選
20代開発エンジニアの年収が、経験を積んだエンジニアと比較して低めに設定されがちなのには、明確な理由が存在します。
ここでは、20代の開発エンジニアの年収が低い理由を3つ紹介します。
- 開発エンジニアとしての実務経験が浅い
- 単価の低い下流工程の仕事が多い
- インセンティブが少ない
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3-1.開発エンジニアとしての実務経験が浅い
20代の開発エンジニアの年収が低くなる主な理由は、実務経験が浅いために即戦力としての評価が低いことです。
入社直後は、対応できる業務範囲が限定的であり、作業スピードや品質の面で経験豊富なエンジニアと大きく差があります。
例えば、予期せぬトラブルが発生した際の問題解決能力においても、経験豊富な先輩のサポートが必要になる場面がほとんどです。
企業側は20代のエンジニアを「これから育てる人材」として採用しており、将来的な成長を見込んだ「教育コスト」を給与設定に反映させています。
このように、実務経験が浅いうちはまだ企業への貢献度が十分ではないと判断されるため、それに応じて年収はどうしても控えめに設定されるのです。
3-2.単価の低い下流工程の仕事が多い
20代の開発エンジニアが担当する業務に下流工程が多いことも、年収が低い理由のひとつです。
システム開発は、顧客の要望を聞き取る「上流工程(要件定義・設計)」と、設計書にもとづく「下流工程(プログラミング・テスト・運用保守)」に大別されます。
実務経験が浅い20代のうちは、単価が低めに設定されがちな下流工程の業務を担当する機会が多くなります。下流工程は定型的な作業も多く、業務の難易度が低いことから、報酬単価も低く設定されがちです。
ただ、未経験の方がいきなり要件定義や設計などの上流工程に関わるというのは現実的ではありません。
そのため、まずは下流工程で着実に経験を積むことが、将来的に上流工程へステップアップし、年収を上げるために重要といえます。
3-3.インセンティブが少ない
20代の年収が上がりにくい要因として、成果を上げてもインセンティブとして給与に反映されにくい評価制度の存在が挙げられます。
日本のIT企業の中には、いまだに年功序列の要素が残っている企業も少なくありません。そうした環境では、20代の開発エンジニアが優れたパフォーマンスを発揮しても、その技術力や貢献度が給与に十分反映されないケースがあります。
もちろん、すべての企業がそうではなく、スタートアップやベンチャー企業を中心に成果主義を導入する企業も増加しています。そのような企業では、20代であっても実力次第で高い評価と報酬を得ることが可能です。
20代の年収を上げるには、個人のパフォーマンスだけでなく、その成果を正当に評価する企業を選ぶことも重要といえます。
4.20代の開発エンジニアが年収を上げる方法5選
20代の開発エンジニアが年収を上げるためには、技術力の向上以外にも様々な方法があります。ここでは、20代の開発エンジニアにおすすめな年収を上げる方法を5つ紹介します。
- 需要の高いプログラミング言語を学ぶ
- 年収アップにつながる資格を取る
- マネジメントスキルを身に付け昇進を目指す
- 研修に参加して開発エンジニアとしての専門性を高める
- 業界内で話題の技術について学ぶ
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4-1.需要の高いプログラミング言語を学ぶ
20代の開発エンジニアが年収を上げるうえで、需要の高いプログラミング言語を習得するのが重要です。
需要が高く、20代の開発エンジニアの年収アップに期待できる言語は以下の通りです。
20代の開発エンジニアの年収アップに期待できる言語
- Python(AI・データ分析分野)
- Go(大規模Webサービス)
- TypeScript(モダンWeb開発)
- Kotlin(Androidアプリ開発)
- Rust(システムプログラミング)
20代のうちにこれらの言語を習得しておくことで、あなたの市場価値を高めることができます。実務経験を積んでいけば、プロジェクトで使用する技術を選定できるような、より上流のポジションに就くことも見えてきます。
このように、需要の高い言語を習得することは、あなたの市場価値を高め、上流のポジションに行くための武器となるのです。
4-2.年収アップにつながる資格を取る
資格の取得は、20代の開発エンジニアが実務経験の少なさを補い、技術力を証明するために役立ちます。
技術力を証明することで、転職市場で評価されるエンジニアへと成長でき、年収アップが期待できます。20代の開発エンジニアにおすすめの資格は、以下の通りです。
20代の開発エンジニアにおすすめの資格
- 基本情報技術者試験・応用情報技術者試験
- AWS認定・Google Cloud認定
- LPIC・LinuC
- Oracle認定Javaプログラマ
また、多くの企業では資格手当制度を設けており、取得することで月額5,000円から20,000円程度の収入増加も期待できます。
20代のうちにまずは基礎的な資格から挑戦し、実務経験を積みながら徐々に専門性の高い資格へステップアップしていくのがおすすめです。
4-3.マネジメントスキルを身に付け昇進を目指す
技術力を高めるだけでなく、マネジメントスキルを身に付けて昇進を目指すことも年収アップの手段のひとつです。
一般的に20代のうちは技術的な成長を優先し、3〜5年の実務経験を積んだのちにマネジメントの要素が加わってくるキャリアパスが多いです。
20代の開発エンジニアがいきなり管理職に就くことは現実的ではありませんが、将来の昇進に向けた準備は今からでもはじめられます。
マネジメントスキルを身に付けるためには、まずは自身の担当業務を完璧にこなし、周囲からの信頼を得ることがスタートラインとなります。
そのうえで、新人教育や小さな機能のリーダーなど、責任範囲が小さいマネジメント業務を引き受けていくようにすることが重要です。
このように、将来的にマネジメント職を目指すなら、いきなり管理職を目指すのではなく、20代のうちから信頼獲得と小さなリーダー経験を積み重ねることが欠かせません。
4-4.研修に参加して開発エンジニアとしての専門性を高める
社内外の研修に積極的に参加し、開発エンジニアとしての専門性を高めることも年収アップにつながります。
社内研修では、実務に直結するAIやクラウド技術など、現場で必要なスキルを効率良く学べます。また、外部の研修に参加することで、学習意欲が高い人材とみなされ、エンジニアとしての評価向上にもつながるのです。
重要なのは、研修で学んだ知識を実際のプロジェクトで活用し、具体的な成果として示すことです。これが20代で年収を上げるための近道となります。
20代のうちに複数の研修を受講し、幅広い技術領域をカバーしておくことで、将来的にはフルスタックエンジニアとしてのキャリアも視野に入れることができます。
このように、研修で得た知識を実務で活かすことで、専門性を高められ、キャリアアップや年収アップが期待できるのです。
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4-5.業界内で話題の最新技術について学ぶ
20代の開発エンジニアにとって、業界で注目される最新技術を継続的に学ぶ姿勢は、あなたの市場価値を高めるうえで不可欠です。
IT企業は競争力を維持するために、常に新しい技術の導入を検討しています。近年注目されている技術は、以下の通りです。
近年注目されている最新技術
- AI・機械学習
- クラウドコンピューティング
- コンテナ技術(Docker・Kubernetes)
- サーバーレスアーキテクチャ
- ブロックチェーン技術
これらの新しい技術を自主的に習得しているエンジニアは、企業から高く評価されます。
技術を学ぶだけでなく、習得したスキルをGitHubで公開したり、技術ブログで情報発信したりすることも重要です。
最新技術に関する技術力を対外的にアピールする活動は、社内での評価や転職時の年収アップにつながります。
5.20代開発エンジニアの転職はユニゾンキャリア
20代開発エンジニアの転職を考えている方はユニゾンキャリアにご相談ください。
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5-1.ユニゾンキャリアの転職成功事例①

成功者インタビューより
まずは転職しようと思ったきっかけを教えてください!
一番は、今働いている職場の環境が大きく変わったことですね。
今、保険代理店で営業事務をしていまして。もともと大きな代理店の支店に勤めていたんですけど、その支店にいる社員全員が、まったく別の保険代理店の支店に異動することになったんです。
それで、新しい代理店では「新人扱い」になっちゃうっていうことが分かって。またゼロから新人研修を受けて、新入社員みたいに働くっていうのは、うーん、どうなんだろうなと。
それなら、営業事務として今から新しい環境に慣れるより、このタイミングで、業界も変えてガラッと新しい道に踏み出した方がいいんじゃないかなって思って。
それで、前から興味があったエンジニアに転職しようと思いました!
未経験からエンジニアを目指すうえで不安なことはありました?
未経験者向けの求人の数が少ないことが不安でした。
最初は地元でエンジニアの求人を探してたんですけど、経験者向けの求人はあっても、未経験者向けの求人はほぼほぼなくて。
それで結局、東京で転職先を探すことにして。地元から離れることにも、最初はちょっと不安がありましたね。家賃とか高いのかなって。
まあ、ちゃんと探してみたら、住む場所を選べば意外と安いことが分かったので、その点は大丈夫かなと思うようになったんですけど。
でも、転職先が見つからないことは、不安なままでした。
何個かエージェントさんに登録してみても、やっぱりITの未経験者向けの求人って結構少なくて…。
それで、ITに特化しているエージェントさんを探すようになって、ユニゾンキャリアさんを見つけました。
インタビューとかを見ても、未経験から仕事が見つかったっていうお話があったので、ここだったらエンジニアになれるんじゃないかなと思って、利用しました!
最後にユニゾンキャリアのおすすめポイントがもしあれば…!(笑)
そうですね、一番は、面談の時間をたくさん作ってもらえることかなと思います。週1回とか、自分のタイミングに合わせて相談に乗ってもらいました。
あと、石川さんとはLINEでやりとりしていたので、聞きたいことをすぐ聞けたのもありがたかったです。
特に面接の回答を考えてる時は、書くことに悩んだタイミングで「ここってどう書いたらいいですか?」ってすぐLINEで聞けたのが本当に良くて。
聞きたいことを忘れないうちにすぐ聞けて、定期的に相談にも乗ってくれたので、転職活動をすごく進めやすかったです。
だから、私みたいに未経験でも、「モノ作りが好き」とか「エンジニアになってみたい」っていう気持ちがある人だったら、すごくおすすめできるかなと思います!
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5-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例②

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけは何ですか?
直近で入った案件が炎上続きで、しかも今後も炎上案件とまでは言わなくても大変な案件ばかり振られそうだったので、これ以上働くのは限界だなと思って転職するしかないなと思いました。
特に、直近で関わった案件は、要件定義で作る予定がなかった機能を追加したり、後輩のフォローをしたりとやることが多く、周りに頼れる人もいなかったので、精神的に辛い状況が続いてて・・・。
だから、働いているときは「まだ経験も浅いのに、こんなにやらなくちゃいけないの?」と思っていました。
しかもこんな大変な案件が一回だけなら良かったんですけど、今後も同じような案件が続きそうだったんです。
勤務先の規模が小さくて、案件を選択できる余地がほぼなく、改善する見込みがありませんでした。
こういう背景があって、もっとエンジニアのことを考えてくれる会社に入りたいと思い、転職を決意しました。
前職と比べて年収はいくら上がりましたか?
年収は120万円ほど上がりました!
もっと年収が高い会社からも内定をもらっていたんですけど、働きやすさを重視して今の会社に入社を決めました。
希望していたリモートワークやフルフレックスもできて、年収も上げられてすごい嬉しいです。
ユニゾンキャリアを使ってみてどう思いましたか?
前職の経験を活かせるだけじゃなくて、より働きやすい会社を紹介してもらって、助かりました。
他の転職エージェントでは良い企業を紹介してくれたんですけど、どういった働き方をする会社なのかは説明してくれなくて、自分が入りたいと思える転職先が見つかりませんでした。
そんな中で、佐瀬さんが私の希望に合う求人を紹介してくれて、ありがたかったです。
ユニゾンキャリアを利用して、年収70万円アップや120万円アップを実現した方もいらっしゃいます。
当社は、求職者一人ひとりに合った求人紹介を徹底しています。あなたに合う企業への転職を実現できるように徹底サポートを行いますので、ぜひお気軽にご相談ください。