
最終更新日:2025.06.26
ITエンジニアはオワコンは嘘?将来性がないといわれる理由とAIと転職市場の注意点を解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ITエンジニアに将来性がないってホント?
- AIはITエンジニアの仕事を奪うの?
- AI時代を生き抜くために必要なスキルと
近年、AIの発展に伴い、「ITエンジニアの仕事がなくなるのでは?」という不安の声が囁かれています。
確かに、AIは目覚ましい進歩を遂げており、ITエンジニアの仕事にどのような影響を与えるのかは多くの人が関心を持つ問題です。
実際に弊社にも、「ITエンジニアは、AIに代替されないのか?」というご相談がよく寄せられます。
記事の要約
本記事では、ITエンジニアの将来性について不安を感じている方に向けて、ITエンジニアの将来性、AIの進化がもたらす影響、そして時代の変化に対応するために必要なスキルについて詳しく解説します。

1.ITエンジニアの将来性は高い?オワコンは嘘

デジタル変革が進む現代において、一部ではITエンジニアの仕事がなくなるという可能性を示唆されています。
しかし、実際はエンジニアの需要は増加しており、将来性は極めて高いといわざるを得ない状況です。
近年は生成系AIによる画像認識や自然言語処理などの技術が業務の観客化を加速しているのは事実ですが、ITエンジニアの役割を奪う可能性は低いです。
過去にロボット産業で同じようなことが起こり、社会問題として取り上げられていた時代がありましたが、実際に危惧されたことは起こらなかったという事例があります。
むしろ、AI技術を活用して新たなビジネスやサービスを生み出すITエンジニアの市場価値は高まり続けています。なにより、日本は深刻な人口不足で、猫の手も借りたいような状況です。
実際には、猫の手を使うわけにはいかないので、AIのサポートを経て、作業時間の短縮や作業の拡張を行っていかなくてはなりません。そのため、エンジニアの役割は今後さらに重要になっていくことが見込まれています。
結論として、現代社会においてエンジニアの将来性は非常に高いと断言できます。
2.IT業界は成長産業!エンジニアの需要の増大
現在のIT業界は目覚ましい成長を遂げており、エンジニアの需要は右肩上がりに増加しています。
事実として、情報処理推進機構(IPA)が発表した「DX白書2023」によると、国内企業の8割以上がIT人材不足を感じていることがわかりました。
企業が競争力を維持し、イノベーションを推進するために、高度な技術力を持つIT人材を必要としていることを顕著に示しています。
また、経済産業省とみずほ情報総研による2023年の調査では、2030年に「最大で約79万人のIT人材が不足する」という予測です。
IT業界は技術革新の波に乗っており、拡大を続けている成長市場です。
ITエンジニアの争奪戦はすでに激化しており、需要と供給のギャップがITエンジニアの市場価値を上げています。
3.エンジニアの将来性がないと懸念する原因の大半はAI

ITエンジニアの将来性に疑問を持つのは「AIなどの先進技術の発展によって、一部の仕事が省人化、不要になるのではないか」という不安によるものです。
AIはプログラミング作業の一部を簡略化できるため、単純なタスクを担うコーダーやプログラマーの仕事は減少していくと考えられます。
GitHub Copilot(Microsoft)やAWS CodeWhisperer(Amazon)、Google Duet AI for Developers(Google)によるコーディング支援などがその例です。
しかし、これは必ずしも悪いことではありません。AIによって単純作業が自動化されることで、ITエンジニアはより創造性や戦略性の仕事に集中できるようになります。
一方で、以下のような専門職の需要が急増しています。
- AIエンジニア
- 組み込みエンジニア(IoTエンジニア)
- Webエンジニア
- クラウドエンジニア
- セキュリティエンジニア
加えて、AI技術の倫理的な側面に取り組むエシカルエンジニアや、AIと人との共同作業を促進するAIビジネスコンサルタントなど、AIの時代にふさわしい新しい職業が次々に生まれています。
AIは強力なツールですが、単に利用するだけでは真価を発揮できません。
その技術を十分活用するためには、ITエンジニアの専門知識とスキルが不可欠です。
4.エンジニアの「ブラック企業が多い=将来性がない」は誤り

稀に考えが浅い人にありがちな誤解ですが、ブラック企業とエンジニアの仕事を無理やり結びつけて将来性について語ってしまうパターンです。
確かに、IT業界では長時間労働やパワーハラスメントなど、過酷な労働環境を持つ「ブラック企業」の存在やエンジニアとして採用して関係のない仕事をさせるような「悪徳企業」も実在します。
しかし、これらの企業の存在と、ITエンジニアの将来性は完全に別の問題です。
むしろ、成長産業におけるベンチャー企業の数からも業界自体が盛り上がっているから、強引に利益を出そうと悪い手を使ったり、労働時間でカバーしたりとしていることが見て取れます。

上記画像のように、ブラック企業の問題は一部の企業の労働環境や経営方針に起因するものであり、IT業界全体の問題と断定することはできません。
dodaの調査によると、残業時間は平均21時間程度であり、多くの企業が質の高い労働環境を提供しています。

このように盲目的に、物事を解釈してしまう人が関係のない情報を並べてエンジニアの将来性について語っているケースは多々あります。
ブラック企業や悪徳企業の存在はエンジニアの将来性とは関係がなく、「あくまでそういう企業があるので入社前にしっかりと確認しましょう」というレベルの話です。
5.エンジニア転職の失敗は企業選びが原因
前項でブラック企業が将来性とは関係がないという話をしましたが、ブラック企業は結構存在します。特にこのような企業がターゲットにしているの人の多くが未経験者です。
初めてエンジニアとして入った会社がブラック企業だと、業界全体が悪いように感じ、将来性と結びつけてしまうという背景が見え隠れします。
もし、「ブラック企業」に転職してしまうと、様々な問題が生じるリスクが生じます。
以下に、ブラック企業と優良企業を見分けるための特徴を挙げます。
- 長時間労働が常態化している
- エンジニアに関係ない取引先がある
- 経歴詐称を強要されることがある
- 休暇取得が制限されている
- 給与体系が不透明である
エンジニアのビジネスモデルを悪用し、低賃金・長時間労働でスキルのつかない、人を食いつぶすような仕事を任せる企業が多いのが特徴です。
- 上流工程のプロジェクトに関わる機会が多い
- 研修や教育プログラムに力を入れている
- 福利厚生が手厚い
- 働きやすい労働環境を実現している
- 社員の声を尊重する企業文化がある
求人ページだけだとブラック企業か、優良企業かの判断するのはなかなか難しいというのが現状です。普通に考えて、そういった求職者を騙すような企業が不利になる内容を掲載をわざわざするわけはありません。
また、口コミサイトも参考にはできますが、情報の信頼性や正確性が保証されていないため、最終的な判断材料としては不十分です。
口コミサイトに書かれる内容の大半は批判や悪口であることが多く、良いことを書く文化は日本にはあまり見られません。
企業の実情を知るベストな方法は、「実際に働いている人に話を聞く」か「IT専門の転職エージェントに相談する」ことです。
6.ユニゾンキャリアでの転職成功例

成功者インタビューより
―転職活動時に不安はありましたか?
あまり綺麗な経歴では無かったので、常に不安がありました。書類選考を通過しても、面接で不採用が続く時期もありましたし…。
前職と同じように、エンジニアとは無関係の業務をさせられたらどうしようという不安もありましたね。
ただ、キャリアアドバイザーの和田さんが、企業のメリットだけでなくデメリットについても非常に丁寧に説明してくれたことで、ベストな判断ができたと思います。
最終的には、自分に合った企業を見つけることができました。
転職で叶えたかったことはありますか?
正直、お金は後からついてくると思っていたので、とりあえず開発のスキルを身につけたい!というのが一番にありました。
僕はちょっと多動症気味なところがあって、同じ作業をするよりも色々やりたいタイプなんです。
忙しかったり、勉強が必要になってもいいので色々なスキルを身につけられるかどうかが自分にとって一番大切です。
本当に同じ作業を繰り返すのが苦手なので、常にいろんな技術を吸収しなきゃいけないWebエンジニアは天職だと思ってます!
―ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
転職を急かすこともなく、本音でしっかりと向き合って最適な求人を紹介してくれて、すごく信頼できるエージェントさんだと思います。
他のエージェントさんはビジネスライクな対応で、「その性格は転職に向いています!」とか「それだとこの業種も挑戦しませんか?」など、私の性格や話した内容をすぐに転職活動に結びつけようとするところがありました。
ユニゾンキャリアさんは、親しみやすい雰囲気で、話しやすかったです。ビジネスのコミュニケーションではなく、普通のコミュニケーションで接してくれたので、安心して相談できました。
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