
最終更新日:2025.06.17
未経験エンジニアの求人が怪しい原因は?求人選びに失敗した末路を紹介

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 未経験歓迎の求人が怪しい本当の理由
- 危険な求人を見抜くためのチェックリスト
- 求人選びに失敗しないための企業の選び方は?
「未経験歓迎」という言葉に希望を感じる一方で、「そんなうまい話、あるわけない」という疑念を抱いていませんか?
あなたのその疑いは、残念ながら的を得ています。
未経験の方を歓迎する求人の中には、エンジニアとしてのキャリアをまったく歩めない、悪質なものが紛れ込んでいるのが事実です。
今回は、なぜそのような求人が存在するのかという原因から、危険な企業と優良企業の見分け方まで、あなたの疑念に一つひとつ答えていきます。
記事の要約
本記事では、「エンジニアを目指したいけれど求人情報が信じられない方」を対象に、怪しい求人の裏側と、失敗しない企業の選び方について解説します。

1.未経験歓迎のエンジニア求人が怪しい原因

なぜ、未経験の方を歓迎するエンジニア求人には「怪しい」と感じるものが多いのでしょうか。
それは、IT業界の歴史的な背景が関係しています。2020年からのコロナ禍で、ほかの業界では多くの仕事が失われました。
その一方で、IT業界の需要は急速に高まり、「エンジニアになれば安泰だ」と考える方が急増したのです。
この状況に、一部の悪質な企業が目をつけました。
エンジニアになりたいという気持ちを巧みに利用し、「いつかエンジニアの仕事を任せる」と謳いつつ、実際には家電量販店の販売員やコールセンターといった、まったくの別業務に派遣するのです。
このようにエンジニアになりたい人を食い物にするビジネスが横行した結果、ネット上には「未経験歓迎」をうたう怪しい求人が溢れかえる事態となりました。
あなたが「怪しい」と感じる背景には、こうした業界の不都合な真実から来ています。
現在はエンジニアになりたい人を騙すような企業は口コミに書かれてしまうため、徐々に減少傾向にあります。
それでも懲りずに続けている企業もあるため、企業の選び方には細心の注意を払う必要があるのです。
そのため、企業の内情を人事から聞いている転職エージェントを使うことをおすすめします。特にエンジニア専門の転職エージェントなら、IT企業の実態を把握しています。
2.未経験歓迎のエンジニア求人の注意点

悪質な企業は、求人票や面接で、言葉巧みにその実態を隠そうとします。しかし、注意深く観察すれば、その「怪しさ」を示すサインを見抜くことが可能です。
ここでは、特に注意すべき危険な求人の特徴を解説します。少しでも当てはまると感じたら、その企業は避けるのが無難です。
- 研修期間が半年以上の企業は避ける
- 仕事内容と研修制度が曖昧で分からない
- 非IT業務を行う可能性を必ず確認
- 非現実的なモデル年収は客寄せパンダ
- 面接で勉強内容やITの経験を聞かれない
2-1.研修期間が半年以上の企業は避ける
「充実の研修制度!半年間の研修で安心!」といった言葉は、一見魅力的に見えますが、注意が必要です。
もちろん、本当に手厚い研修を提供している企業もあります。
しかし、悪質な企業の場合、この「研修期間」を、低い給与で非IT業務をさせるための口実に使っている可能性があるからです。
本来は、ITエンジニアの研修は3ヶ月もあれば十分な基礎を学べます。半年以上という長すぎる研修期間は、その間、家電量販店やコールセンターなどに派遣されている時間を「研修」と称しているのかもしれません。
その結果、半年後もエンジニアとしてのスキルは何も身に付いていない、という事態になりかねません。
不自然に長い研修期間には、裏があることを疑うべきです。

2-2.仕事内容と研修制度が曖昧で分からない
求人票に記載されている仕事内容や研修制度が、具体的でなく、曖昧な表現ばかりの企業も危険です。
本当にエンジニアを育てようと考えている優良企業は、どのような研修を経て、どのような業務に就くのかを、明確に示そうと努力します。
例えば、「最初の3ヶ月はCCNA取得を目標とした研修を行い、その後、サーバー監視業務からスタートします」といった形です。
逆に、「IT業務全般」「コミュニケーション能力が活かせる仕事」といった、誰にでも当てはまるような、ふんわりとした言葉しか書かれていない場合は注意してください。
それは、入社後にどんな業務を任せるか決めていない、あるいは、都合よく非IT業務に割り当てることを隠している可能性があります。

2-3.非IT業務を行う可能性を必ず確認
入社後に、ITとはまったく関係のない業務をさせられるリスクは、未経験の方が最も注意すべき点です。
これを避けるためには、面接の場で「ITエンジニアとしての業務以外の仕事を担当する可能性はありますか」と、勇気を出して質問することがカギとなります。
この質問に対して、採用担当者が言葉を濁したり、不快な顔をしたりした場合は、その企業が「ハズレ」である可能性が高いです。ただ、むやみに聞くと評価を落とすだけになるので、求人票やHPを事細かに確認する必要があります。
優良企業であれば、「当社のエンジニア職で、IT以外の業務をメインで担当することはありません」と明確に答えてくれるはずです。
あなたの人生を預けるのですから、納得できるまで確認する権利があります。この質問ひとつで、企業の誠実さを見極めることができるのです。

2-4.非現実的なモデル年収は客寄せパンダ
「未経験から1年で年収500万円!」「3年で年収800万円も夢じゃない!」といった、非現実的なモデル年収を提示している求人にも注意が必要です。
これらは、求職者の目を引くための「客寄せパンダ」であり、実際にその年収を実現できるのは、ごく一部の天才的な社員か、あるいは存在しない可能性すらあります。
高い年収例を提示することで、多くの応募者を集め、その中から都合の良い人材を選びたい、という企業の意図が隠されています。
未経験からインフラエンジニアになる場合、初年度の年収は300〜400万円が相場です。
相場からかけ離れた、あまりにうまい話には、必ず裏があると考えてください。
誠実な企業は、夢物語ではなく、現実的なキャリアプランと年収モデルを提示します。

2-5.面接で勉強内容やITの経験を聞かれない
面接で、あなたがこれまで勉強してきたIT知識や、前職の経験などを聞かれない場合も、その企業は怪しいと判断できます。
なぜなら、本当にエンジニアを育てようと考えている企業は、あなたがどれだけITに興味を持ち、自ら学ぶ姿勢があるかを確認したいからです。
「どんな言語を勉強しましたか」「どんなサービスに興味がありますか」といった質問は、あなたのポテンシャルを測る上で不可欠です。
こうした技術的な質問が一切なく、「やる気はありますか」「接客経験はありますか」といった、人物面だけの質問に終始する場合、その企業はあなたをエンジニアとしてではなく、単なる「派遣スタッフ」として見ている可能性があります。

3.【危険度診断】求人の怪しさチェックリスト

あなたが今、気になっている求人や、面接を受けようとしている企業は本当に大丈夫でしょうか?
言葉巧みな求人情報に騙されないためには、企業の「怪しさ」を自分自身で見抜くための判断基準を持つことが重要です。
未経験からの転職活動では、不安や焦りから、少しでも良く見せようとする企業の言葉を信じやすくなります。
また、チェックリストがないと、「何が怪しくて、何が普通なのか」という判断の物差しがないため、危険なサインを見逃しがちです。
以下の項目のうち、3つ以上当てはまる企業は、避けることを強くおすすめします。
- 「誰でも簡単」をアピール
- 研修期間が半年以上と長い
- モデル年収が非現実的に高い
- 仕事内容が「IT業務全般」など曖昧
- 会社のHPに技術情報が皆無
- 面接でITの知識を試されない
- 営業担当のIT知識が乏しい
- その場で内定を出すなど決断を急かす
これらは、エンジニアを育てる気がない企業の典型的な特徴です。 入社してから後悔しないためにも、このリストを使って冷静に企業を判断してください。
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4.求人だけの企業の実態を確認するのは難しい!
正直なところ、求人票や数回の面接だけで、企業の実態を100%見抜くのは不可能です。
なぜなら、企業は自社の良い側面しか見せようとしないからです。
例えば、優良企業を見分けるうえで重要な、以下のような内部情報は、個人で調べるのには限界があります。
- 本当の研修内容と教育体制
- 未経験者の受け入れ実績と定着率
- 社内のリアルな雰囲気
- 平均残業時間の実態
- プライム案件の比率
これらの情報を知らずに入社を決めてしまうのは、中身の分からない福袋を買うようなものです。
「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、企業の内部情報に詳しい、第三者の視点を取り入れることが、失敗しない企業選びのカギとなります。
エンジニア専門の転職支援サービスを行っているユニゾンキャリアであれば、企業の人事だけではなく、エンジニアからも内部情報をヒアリングしています。
そのため、ユニゾンキャリアに相談することで、
5.未経験歓迎の優良企業の選び方4選

一方で、未経験の方を心から歓迎し、一人前のエンジニアへと育ててくれる「優良企業」も存在します。
以下の基準を満たす企業であれば、安心してキャリアをスタートできる可能性が高いです。
- プライム案件9割を持つ企業
- 平均残業10時間×研修3ヶ月
- 引っ越し費用の補助を行う
- 資格支援が充実で年収アップ
5-1.プライム案件9割を持つ企業
プライム案件、つまり顧客と直接契約する案件の比率が高いことは、優良企業を見分ける重要な指標です。
プライム案件が多いということは、その企業が高い技術力を持ち、顧客から直接信頼されている証拠だからです。
また、商流が浅いため、エンジニアの単価も高くなりやすく、それが給与に反映されやすいという利点もあります。
逆に、多重下請け構造の末端である3次請け、4次請けの案件ばかりを扱っている会社では、エンジニアは低い単価で働かされることになります。
企業の公式サイトや、転職エージェントからの情報で「プライム案件比率」を確認することも大切です。

5-2.平均残業10時間×研修3ヶ月
働きやすさを示す指標として、「平均残業時間」と「研修期間」は確認すべきポイントです。
優良企業ほど、社員のワークライフバランスを重視し、無駄な残業をさせない文化が根付いています。
平均残業時間が月10時間程度であれば、健全な労働環境であると判断できます。
また、研修期間は長ければ良いというものではありません。前述の通り、長すぎる研修はエンジニアとは別の業務をさせられている可能性があります。
そのため、研修期間が本当に適切なのか、研修の内容を確認して知ることが大切です。
5-3.引っ越し費用の補助を行う
地方から上京してエンジニアを目指す方などにとって、引っ越し費用の補助制度があるかどうかも、企業を見極めるひとつの基準となります。
社員の新しいスタートを金銭的にサポートする制度があるということは、それだけ社員を大切に考えていることの表れです。
目先の利益だけでなく、社員が安心して働けるように投資する姿勢は、優良企業ならではの特徴といえます。
また、こうした福利厚生が整っている企業は、経営基盤が安定していることが多いです。
すべての企業にある制度ではありませんが、もし引っ越し費用の補助があれば、社員思いの良い会社である可能性が高いと判断できます。

5-4.資格支援が充実で年収アップ
エンジニアのスキルアップを支援する制度があるかどうかも、優良企業の特徴です。
例えば、以下のような制度が挙げられます。
- 資格試験の受験費用を会社が負担
- 資格取得時に報奨金(お祝い金)を支給
- 資格手当として毎月の給与に上乗せ
これらの制度は、会社がエンジニアの成長を歓迎し、その努力に報いる意思があることを示しています。
社員のスキルアップが、会社の成長に繋がることを理解しているのです。
自身の市場価値と年収を上げるためにも、資格の支援制度が充実している企業を選ぶことをおすすめします。
6.未経験からの転職は1社目が何よりも重要
未経験からITエンジニアになるうえで、最初に入る「1社目」があなたのその後のキャリアを左右する重要な選択です。
なぜなら、1社目でどのような経験を積み、どのようなスキルを身に付けたかが、あなたのエンジニアとしての土台となり、次の転職の際の評価基準となるからです。
もし最初の会社選びに失敗し、スキルが身に付かないまま数年を過ごしてしまったら、そこから良い条件の企業へ転職するのは困難になります。
逆に、1社目でしっかりと実務経験を積むことができれば、それを武器に、2社目、3社目と、より高いレベルの企業へステップアップしていくことが可能です。
だからこそ、求人票のうまい言葉に惑わされず、慎重に1社目を選ぶ必要があります。
あなたの5年後、10年後の未来は、1社目の会社の選択にかかっているのです。
ただ、求人を調べて、口コミやSNSで企業の実態を調べていたら、いつになったら転職できるか分からないですよね…。
もし気になる企業の実態を知りたい場合は、以下のボタンから当社にお問い合わせください。
7.求人選びを失敗したエンジニアの末路
もし、怪しい求人に引っかかり、企業選びを失敗してしまったら、エンジニアのキャリアはどうなってしまうのでしょうか?
ここでは、実際に多くの方が陥ってしまう、悲惨なケースを3つのパターンとして紹介します。「自分は大丈夫」と思わず、明日は我が身として読んでみてください。
- コールセンターに派遣され半年で転職
- 待期期間が発生して給料がダウン
- 研修が難しく1ヶ月で挫折して退職
7-1.コールセンターに派遣され半年で転職
よくある失敗例のひとつが、エンジニアとして入社したにも関わらず、ITとは無関係の業務に長期間従事させられるケースです。
「ITの知識も身に付く」と説明され、コールセンターや家電量販店などに派遣されるのが典型的なパターンです。
しかし、実際の業務はクレーム対応や販売業務ばかりで、ITスキルは一切身に付きません。会社に相談しても「これも大事な経験だ」とはぐらかされ、時間だけが過ぎていきます。
結局、エンジニアになれないと悟り、数ヶ月で退職を決意することになります。
その結果、経歴にはITと無関係の業務経験しか残らず、次の転職でも「IT未経験」として扱われるため、貴重な時間を無駄にしてしまうのです。
7-2.待期期間が発生して給料がダウン
会社の営業力が乏しいために、案件が途切れて「待機期間」が発生し、収入が大幅に減少するケースも少なくありません。
「豊富な案件があります」という求人票の言葉を信じて入社したものの、実際には次の案件がなかなか決まらないのです。
会社のルールで、待機期間中は給与が基本給の6割程度に減額されることもあります。生活が苦しくなるだけでなく、何もできずに時間だけが過ぎていく状況は、強い焦りと不安を生みます。
ようやく決まった次の案件も、自身の希望とはまったくく異なるものであることも珍しくありません。
キャリアを会社に依存する危険性が、この待機期間という形で現実になるのです。
7-3.研修が難しく1ヶ月で挫折して退職
「充実した研修で安心」という言葉に惹かれて入社したものの、ずさんな研修が原因で、自信を失い退職してしまうケースもあります。
研修とは名ばかりで、分厚い資料を渡されて「読んでおいて」と言われるだけの自習形式であることがあります。
周りに質問できる先輩もおらず、専門用語ばかりの内容についていけません。その結果、「自分にはエンジニアは向いていない」と誤解し、業界を去ってしまうのです。
これは本人の能力の問題ではなく、未経験の方を育てる気のない、会社の体制の問題にほかなりません。
エンジニアになりたいという意欲を踏みにじられてしまう、悲しい末路です。
8.未経験からのエンジニア転職はユニゾンキャリア
未経験からのエンジニア転職には、残念ながら、あなたのキャリアを台無しにする多くの「罠」が潜んでいます。
求人票の言葉だけを信じて、それらの罠を一人で見抜き、本当に信頼できる優良企業にたどり着くのは至難の業です。
働きながら、あるいはITの勉強をしながら、膨大な求人の中から正しい情報を見つけ出すのは、時間と労力がかかります。
8-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
求人サイトを眺めては「この会社も怪しいのでは…」と疑心暗鬼になったり、どの情報を信じれば良いか分からず、行動できなくなったりしていませんか?
その求人に対する不信感や転職の不安を解消し、あなたが安心してキャリアを預けられる優良企業を探しを、ITエンジニア専門の転職支援サービスである「ユニゾンキャリア」がお手伝いします。
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8-2.未経験からのエンジニア転職成功事例

成功者インタビューより
─転職しようと思ったきっかけを教えてください!
今まではバイトとフルートの仕事を両立していて、このままでも良いかなとは思っていたんですが、正社員経験が無くて苦労した経験もあり、社会的信用がある社員になろう思ったのがきっかけです。
─転職活動時に不安だったことは?
自分的に一番不安だったのは面接がうまくいくのかなというところだったので、何が聞かれるかとかをキャリアアドバイザーの橋本さんとしっかり面談しました。
知識がないまま自分で就職先を探すとブラックな企業に行く可能性があるので、エージェントを介したほうが安心です。ユニゾンキャリアさんはIT特化なのでエンジニアを目指している自分にはぴったりだと感じたし、特化型というのは強みでもあると思いました。
─ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
特に不満はなかったですね。
全部が順調に進んでいって、予定が空いたらすぐに「面談しますか?」って連絡くれるし、相談したらすぐに答えてくれたりと、すごく寄り添ってくれて安心感もあります。
土日祝日も対応してくれますし、夜遅い時間にLINEした時も、「今帰り道で時間あるんで大丈夫ですよ」と対応してくださり本当に助かりました。
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