
最終更新日:2025.07.24
未経験のITエンジニア求人が怪しい?企業選びで転職に失敗して後悔する末路を紹介

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 未経験歓迎の求人が怪しい本当の理由
- 危険な求人を見抜くためのチェックリスト
- 求人選びに失敗しないための企業の選び方は?
「未経験歓迎」という言葉に希望を感じる一方で、「そんなうまい話、あるわけない」という疑念を抱いていませんか?
あなたのその疑いは、残念ながら的を得ています。
未経験の方を歓迎する求人の中には、ITエンジニアとしてのキャリアをまったく歩めない、悪質なものが紛れ込んでいるのが事実です。
今回は、なぜそのような求人が存在するのかという原因から、危険な企業と優良企業の見分け方まで、あなたの疑念に一つひとつ答えていきます。
記事の要約
本記事では、「ITエンジニアを目指したいけれど求人情報が信じられない方」を対象に、怪しい求人の裏側と、失敗しない企業の選び方について解説します。

1.未経験歓迎のエンジニア求人が怪しい理由

なぜ、未経験の方を歓迎するITエンジニア求人には「怪しい」と感じるものが多いのでしょうか。
それは、IT業界の歴史的な背景が関係しています。2020年からのコロナ禍で、ほかの業界では多くの仕事が失われました。
その一方で、IT業界の需要は急速に高まり、「ITエンジニアになれば安泰だ」と考える方が急増したのです。
この状況に、一部の悪質な企業が目をつけました。
ITエンジニアになりたいという気持ちを巧みに利用し、「いつかITエンジニアの仕事を任せる」と謳いつつ、実際には家電量販店の販売員やコールセンターといった、まったくの別業務に派遣するのです。
このようにITエンジニアになりたい人を食い物にするビジネスが横行した結果、ネット上には「未経験歓迎」をうたう怪しい求人が溢れかえる事態となりました。
あなたが「怪しい」と感じる背景には、こうした業界の不都合な真実から来ています。
現在はITエンジニアになりたい人を騙すような企業は口コミに書かれてしまうため、徐々に減少傾向にあります。
それでも懲りずに続けている企業もあるため、企業の選び方には細心の注意を払う必要があるのです。
そのため、企業の内情を人事から聞いている転職エージェントを使うことをおすすめします。特にITエンジニア専門の転職エージェントなら、IT企業の実態を把握しています。
2.未経験歓迎のエンジニア求人を選ぶ際の注意点5選

悪質な企業は、求人票や面接で、言葉巧みにその実態を隠そうとします。しかし、注意深く観察すれば、その「怪しさ」を示すサインを見抜くことが可能です。
ここでは、特に注意すべき危険な求人の特徴を解説します。少しでも当てはまると感じたら、その企業は避けるのが無難です。
- 研修期間が半年以上の企業は危険
- 仕事内容と研修制度が曖昧な表記は危険
- 非IT業務を行う可能性があれば即退散
- 非現実的なモデル年収は客寄せパンダ
- 面接で勉強内容やITの経験を聞かれないのはやばい
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2-1.研修期間が半年以上の企業は危険
「充実の研修制度!半年間の研修で安心!」といった言葉は、一見魅力的に見えますが、注意が必要です。
もちろん、本当に手厚い研修を提供している企業もあります。
しかし、悪質な企業の場合、この「研修期間」を、低い給与で非IT業務をさせるための口実に使っている可能性があるからです。
本来は、ITエンジニアの研修は3ヶ月もあれば十分な基礎を学べます。半年以上という長すぎる研修期間は、その間、家電量販店やコールセンターなどに派遣されている時間を「研修」と称しているのかもしれません。
その結果、半年後もITエンジニアとしてのスキルは何も身に付いていない、という事態になりかねません。
不自然に長い研修期間には、裏があることを疑うべきです。

2-2.仕事内容と研修制度が曖昧な表記は危険
求人票に記載されている仕事内容や研修制度が、具体的でなく、曖昧な表現ばかりの企業も危険です。
本当にITエンジニアを育てようと考えている優良企業は、どのような研修を経て、どのような業務に就くのかを、明確に示そうと努力します。
例えば、「最初の3ヶ月はCCNA取得を目標とした研修を行い、その後、サーバー監視業務からスタートします」といった形です。
逆に、「IT業務全般」「コミュニケーション能力が活かせる仕事」といった、誰にでも当てはまるような、ふんわりとした言葉しか書かれていない場合は注意してください。
それは、入社後にどんな業務を任せるか決めていない、あるいは、都合よく非IT業務に割り当てることを隠している可能性があります。

2-3.非IT業務を行う可能性があれば即退散
入社後に、ITとはまったく関係のない業務をさせられるリスクは、未経験の方が最も注意すべき点です。
これを避けるためには、面接の場で「ITエンジニアとしての業務以外の仕事を担当する可能性はありますか」と、勇気を出して質問することがカギとなります。
この質問に対して、採用担当者が言葉を濁したり、不快な顔をしたりした場合は、その企業が「ハズレ」である可能性が高いです。ただ、むやみに聞くと評価を落とすだけになるので、求人票やHPを事細かに確認する必要があります。
優良企業であれば、「当社のエンジニア職で、IT以外の業務をメインで担当することはありません」と明確に答えてくれるはずです。
あなたの人生を預けるのですから、納得できるまで確認する権利があります。この質問ひとつで、企業の誠実さを見極めることができるのです。

2-4.非現実的なモデル年収は客寄せパンダ
「未経験から1年で年収500万円!」「3年で年収800万円も夢じゃない!」といった、非現実的なモデル年収を提示している求人にも注意が必要です。
これらは、求職者の目を引くための「客寄せパンダ」であり、実際にその年収を実現できるのは、ごく一部の天才的な社員か、あるいは存在しない可能性すらあります。
高い年収例を提示することで、多くの応募者を集め、その中から都合の良い人材を選びたい、という企業の意図が隠されています。
未経験からITエンジニアになる場合、初年度の年収は300〜400万円が相場です。相場からかけ離れた、あまりにうまい話には、必ず裏があると考えてください。
誠実な企業は、夢物語ではなく、現実的なキャリアプランと年収モデルを提示します。

2-5.面接で勉強内容やIT経験を聞かれないのはやばい
面接で、あなたがこれまで勉強してきたIT知識や、前職の経験などを聞かれない場合も、その企業は怪しいと判断できます。
なぜなら、本当にITエンジニアを育てようと考えている企業は、あなたがどれだけITに興味を持ち、自ら学ぶ姿勢があるかを確認したいからです。
「どんな言語を勉強しましたか」「どんなサービスに興味がありますか」といった質問は、あなたのポテンシャルを測る上で不可欠です。
こうした技術的な質問が一切なく、「やる気はありますか」「接客経験はありますか」といった、人物面だけの質問に終始する場合、その企業はあなたをITエンジニアとしてではなく、単なる「派遣スタッフ」として見ている可能性があります。

3.優良求人を選べばITエンジニアは最強の職業になる理由
ITエンジニアは、求人選びさえ間違えなければ、魅力的な働き方を実現できる最強の職業です。未経験からでも、将来的には時間や場所に縛られない働き方を手に入れることができます。
ただし、あなたのキャリアを真剣に考える企業に入って初めて手に入るものです。
なぜITエンジニアが最強の職業なのかについて、以下4つの観点から説明します。
- 非正規から正社員になりやすい
- 未経験からでも年収を上げやすい
- 月の残業時間は平均10時間以内
- 将来的に在宅・リモートワークが可能
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3-1.非正規から正社員になりやすい
ITエンジニアは、フリーターや契約社員といった非正規からでも、正社員になれる職業のひとつです。
これまでの職歴や経験に関わらず、誰もが正社員を目指せます。
なぜなら、IT業界は過去の経歴よりも、これからのポテンシャルと学習意欲を重視する文化が根付いているからです。特に人手不足が深刻なITエンジニアには、今まで正社員の経験がなくても転職できます。
ITへの興味や学ぶ姿勢を面接でアピールできれば、あなたの本気度は十分に伝わります。
学歴や過去の雇用形態で判断されるのではなく、これからの意欲で評価される。それが、ITエンジニア魅力です。

3-2.未経験からでも年収を上げやすい
未経験からでも、ITエンジニアは毎年のように年収を上げていくことが可能です。
これは特別なことではなく、エンジニアを育てる意思のある企業にとっては、ごく当たり前の給与テーブルです。
未経験からITエンジニアになった方の年収モデルは、以下のようになります。
経験年数 | 年収の目安 |
---|---|
1年目 | 300~350万円 |
2年目 | 330~380万円 |
3年目 | 350~400万円 |
4年目 | 400~450万円 |
5年目 | 420~470万円 |
このように年次を重ねるごとに、着実に年収が上がっていきます。
一般的な事務職などでは、数年働いてもほとんど給与が変わらないことも珍しくありません。
自身の成長が給与という分かりやすい形で反映されることは、仕事へのモチベーションになります。
3-3.月の残業時間は平均10時間以内
ITエンジニアは激務というイメージは、もはや過去のものです。
求人選びさえ間違えなければ、月の平均残業時間が10時間以内の健全な労働環境で働くことができます。
もちろん、すべての企業がそうではありません。いまだに長時間労働が常態化している、いわゆるブラック企業も存在します。だからこそ、求人選びが重要なのです。
優良企業は社員のワークライフバランスを重視し、生産性の高い働き方を推奨します。
なぜなら、無駄な残業をなくし、社員がプライベートの時間を確保することで、学習意欲の向上や離職率の低下に繋がり、結果的に会社の利益になることを知っているからです。

3-4.将来的に在宅・リモートワークが可能
未経験からITエンジニアになり、将来的にリモートワークを実現することも可能です。
場所に縛られず、自由な働き方を手に入れることができます。
ただし、そのためには目安として3年以上の実務経験が必要です。
なぜなら、リモートワークは、自己管理能力と、一人でも業務を完遂できる高いスキルを持つ、信頼されたITエンジニアに許される働き方だからです。
最初の数年間は、先輩の指導を受けながら、オフィスで実務経験と信頼を積み重ねます。そして、業務を一人でも任せられるスキルが身に付いたとき、あなたはリモートワークをすることができます。
明確な目標を持って経験を積めば、理想の働き方は、あなたの努力次第で実現可能なのです。
ただ、ITエンジニアの中でもリーとワークしやすい職業と、リモートワークが少ない職業が存在します。
ユニゾンキャリアであれば、あなたが理想とする「年収」「ワークライフバランス」「リモートワーク」の実現方法についてお伝えすることができます。
ユニゾンキャリアは企業の人事からリアルな状況を確認しているため、あなたの理想を実現できる企業の紹介が可能です。
4.エンジニア職などの専門職は求人票のみの実態把握が難しい!
正直なところ、求人票や数回の面接だけで、企業の実態を100%見抜くのは不可能です。
なぜなら、企業は自社の良い側面しか見せようとしないからです。
例えば、優良企業を見分けるうえで重要な、以下のような内部情報は、個人で調べるのには限界があります。
- 本当の研修内容と教育体制
- 未経験者の受け入れ実績と定着率
- 社内のリアルな雰囲気
- 平均残業時間の実態
- プライム案件の比率
これらの情報を知らずに入社を決めてしまうのは、中身の分からない福袋を買うようなものです。
「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、企業の内部情報に詳しい、第三者の視点を取り入れることが、失敗しない企業選びのカギとなります。
ITエンジニア専門の転職支援サービスであるユニゾンキャリアでは、企業との契約締結時に、企業の人事担当者や面接官に確認し、転職した人からも内部情報をヒアリングしています。
そのため、ブラック企業の求人を避け、優良企業の選定が可能です。
5.エンジニアの未経験求人から優良ホワイト企業を選ぶ方法

一方で、未経験の方を心から歓迎し、一人前のITエンジニアへと育ててくれる「優良企業」も存在します。
以下の基準を満たす企業であれば、安心してキャリアをスタートできる可能性が高いです。
- プライム案件比率が7割以上の企業
- 平均残業10時間×研修3ヶ月ならホワイト
- 引っ越し費用(転居費用)の補助がある
- スキルアップ支援・資格補助で年収が上がる
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5-1.プライム案件比率が7割以上の企業
プライム案件、つまり顧客と直接契約する案件の比率が高いことは、優良企業を見分ける重要な指標です。
プライム案件が多いということは、その企業が高い技術力を持ち、顧客から直接信頼されている証拠だからです。
また、商流が浅いため、ITエンジニアの単価も高くなりやすく、それが給与に反映されやすいという利点もあります。
逆に、多重下請け構造の末端である3次請け、4次請けの案件ばかりを扱っている会社では、ITエンジニアは低い単価で働かされることになります。
企業の公式サイトや、転職エージェントからの情報で「プライム案件比率」を確認することも大切です。

5-2.平均残業10時間×研修3ヶ月ならホワイト
働きやすさを示す指標として、「平均残業時間」と「研修期間」は確認すべきポイントです。
優良企業ほど、社員のワークライフバランスを重視し、無駄な残業をさせない文化が根付いています。
平均残業時間が月10時間程度であれば、健全な労働環境であると判断できます。
また、研修期間は長ければ良いというものではありません。前述の通り、長すぎる研修はITエンジニアとは別の業務をさせられている可能性があります。
そのため、研修期間が本当に適切なのか、研修の内容を確認して知ることが大切です。
5-3.引っ越し費用(転居費用)の補助がある
地方から上京してITエンジニアを目指す方などにとって、引っ越し費用の補助制度があるかどうかも、企業を見極めるひとつの基準となります。
社員の新しいスタートを金銭的にサポートする制度があるということは、それだけ社員を大切に考えていることの表れです。
目先の利益だけでなく、社員が安心して働けるように投資する姿勢は、優良企業ならではの特徴といえます。
また、こうした福利厚生が整っている企業は、経営基盤が安定していることが多いです。
すべての企業にある制度ではありませんが、もし引っ越し費用の補助があれば、社員思いの良い会社である可能性が高いと判断できます。

5-4.スキルアップ支援・資格補助で年収が上がる
ITエンジニアのスキルアップを支援する制度があるかどうかも、優良企業の特徴です。
例えば、以下のような制度が挙げられます。
- 資格試験の受験費用を会社が負担
- 資格取得時に報奨金(お祝い金)を支給
- 資格手当として毎月の給与に上乗せ
これらの制度は、会社がITエンジニアの成長を歓迎し、その努力に報いる意思があることを示しています。
社員のスキルアップが、会社の成長に繋がることを理解しているのです。
自身の市場価値と年収を上げるためにも、資格の支援制度が充実している企業を選ぶことをおすすめします。
6.未経験のエンジニア転職は1社目が運命を左右する
未経験からITエンジニアになるうえで、最初に入る「1社目」があなたのその後のキャリアを左右する重要な選択です。
なぜなら、1社目でどのような経験を積み、どのようなスキルを身に付けたかが、あなたのITエンジニアとしての土台となり、次の転職の際の評価基準となるからです。
もし最初の会社選びに失敗し、スキルが身に付かないまま数年を過ごしてしまったら、そこから良い条件の企業へ転職するのは困難になります。
逆に、1社目でしっかりと実務経験を積むことができれば、それを武器に、2社目、3社目と、より高いレベルの企業へステップアップしていくことが可能です。
だからこそ、求人票のうまい言葉に惑わされず、慎重に1社目を選ぶ必要があります。
あなたの5年後、10年後の未来は、1社目の会社の選択にかかっているのです。
ただ、求人を調べて、口コミやSNSで企業の実態を調べていたら、いつになったら転職できるか分からないですよね…。
もし気になる企業の実態を知りたい場合は、以下のボタンから当社にお問い合わせください。
7.未経験のエンジニア転職で求人選びに失敗した悲惨な末路
もし、怪しい求人に引っかかり、企業選びを失敗してしまったら、ITエンジニアのキャリアはどうなってしまうのでしょうか?
ここでは、実際に多くの方が陥ってしまう、悲惨なケースを7つのパターンとして紹介します。「自分は大丈夫」と思わず、明日は我が身として読んでみてください。
- コールセンター派遣で心身を病む
- 家電量販店派遣で短期離職
- IT事務という名のExcel地獄
- 自社スクール費用で低賃金
- PCキッティング専門社内SE
- テスターという名の小間使い
- 無限ヘルプデスクでキャリア消滅
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7-1.コールセンター派遣で心身を病む

「充実したIT研修でエンジニアデビュー」という言葉に惹かれて応募したものの、実態はITとは名ばかりのコールセンター要員として派遣されるケースです。
「エンジニアはコミュニケーション能力を磨くことが大事だから」といってコールセンターにぶち込まれます。
配属後は、ひたすら顧客からのクレーム電話に対応する毎日。マニュアル通りの応答しか許されず、エンジニアとしてのスキルは全く身につきません。
受電件数や対応時間といった厳しいノルマに追われ、絶え間ない罵声とプレッシャーで精神はすり減っていきます。
理想とかけ離れた現実に、「何のために転職したのか」と自問自答を繰り返すうちに、うつ病や適応障害を発症。心身ともに限界を迎え、エンジニアとしての再起はおろか、働くこと自体が困難になる悲惨な末路を辿ります。
7-2.家電量販店派遣で短期離職

「大手通信キャリアのプロジェクト」「最先端の通信インフラに携わる」といった求人広告に魅力を感じて入社。しかし、実際の配属先は家電量販店の携帯電話や光回線の販売コーナーというパターンです。
こちらもまた懲りずに、「まずはIT機器について知らないとね?」といわれて家電量販店にぶち込まれます。
エンジニアとしての業務は一切なく、課されるのは販売台数のノルマのみ。技術知識ではなく、声の大きさや押し出しの強さが評価される世界です。
土日は休めず、来店客への声がけや販売目標に晒され続け、エンジニアの勉強時間を確保することも難しく、日に日に焦りだけが募っていきます。技術を身につけたいという高い志は、販売業務の中で打ち砕かれ、数ヶ月で「こんなはずではなかった」と短期離職に至ります。
結果として職歴に傷がつき、その後の転職活動で不利になるという悪循環に陥ってしまうのです。
7-3.IT事務という名のExcel地獄

「まずはIT業界に慣れるところから」「大手企業のIT部門が職場」という言葉に安心感を覚え、IT事務としてキャリアをスタートさせるケースです。しかし、その実態はエンジニアとは程遠い、単純作業の繰り返しです。
主な業務は、エンジニアが使う資料の誤字脱字チェック、会議の議事録作成、データ入力、電話応対といったサポート業務のみ。ひたすらExcelと向き合い、たまに簡単なマクロを組む程度で、プログラミングやサーバー構築といった専門スキルに触れる機会は皆無です。
数年経ってもITスキルはほとんど向上せず、市場価値は上がりません。
「自分は本当にIT人材なのだろうか」というキャリアへの不安を抱えたまま時間だけが過ぎ、気づいた時には年齢的に未経験からのエンジニア転職が極めて困難になっているという状況に陥ります。
7-4.自社スクール費用で低賃金

「無料でプログラミングが学べる」「研修後は正社員として就業を保証」という、一見魅力的な条件を提示する企業です。スキルも経験もない未経験者にとって、これはまたとないチャンスに見えてしまいます。
しかし、その裏には巧妙なカラクリが隠されています。高額な研修費用を企業が肩代わりする代わりに、数年間の就業を義務付けられ、もし途中で退職すれば高額な違約金を請求されるという「奴隷契約」になっているのです。
研修内容も実務レベルには程遠い表面的なもので、結局は低賃金で単純なテスト業務や運用保守案件にアサインされます。
給与から研修費用が天引きされ、手取りは最低限。会社に縛られ、スキルも身につかず、貴重な時間を搾取され続けることになります。
7-5.PCキッティング専門社内SE

「社内SE」という響きや、「企業のITシステムを支える安定した仕事」というイメージに惹かれて入社するパターンです。しかし、任される業務はPCのセッティング(キッティング)に特化しているケースがあります。
具体的な仕事は、社員の入社やPC交換に伴う初期設定、ソフトウェアのインストール、アカウント発行、簡単なトラブルシューティングといった定型業務の繰り返し。創造性や高度な技術力は必要とされません。
社内では「PCのセットアップをしてくれる人」という認識で、キャリアアップも望めず、いざ転職しようにもアピールできる実績がないという「塩漬け」状態になってしまうのです。
7-6.テスターという名の小間使い

「開発工程を川下から学べる」「品質保証のプロを目指せる」といった説明を受け、テスト・検証業務からキャリアをスタートさせます。しかし、実態はエンジニアとしての成長が見込めない単純作業員です。
任されるのは、テスト仕様書に書かれた内容をひたすら手動で繰り返すだけの「作業」。なぜこのテストが必要なのかという背景や設計思想を理解する機会はなく、スキルアップに繋がるテスト自動化や設計に携わることもありません。
開発スキルが身につかないまま時間だけが過ぎ、「誰でもできる仕事だ」と自己肯定感を失い、キャリアの道筋を見失ってしまいます。
新進気鋭のベンチャー企業などとうたっているただ小さい会社に多く見られる光景です。
7-7.無限ヘルプデスクでキャリア消滅

「幅広いIT知識が身につく」「コミュニケーション能力が活かせる」という言葉に惹かれ、ヘルプデスク担当として配属されるケースです。一見、ITの知見を活かせそうに思えます。
しかし、実際の業務は「パスワードを忘れた」「プリンターに繋がらない」といった、マニュアル化された一次対応の繰り返し。システムの根本的な原因究明や改善提案といった、より高度な業務に携わるチャンスはほとんどありません。
毎日同じような問い合わせに追われる中で、新しい技術を学ぶ意欲は削がれていき、やめるにやめられない無限城編突入です。
数年後、ふと周りを見渡すと年齢に見合った専門スキルが何もなく、ヘルプデスク業務から抜け出せない「キャリアの袋小路」に迷い込み、転職市場からも見放されてしまうのです。
8.未経験からのITエンジニア転職はユニゾンキャリア
未経験からのITエンジニア転職には、残念ながら、あなたのキャリアを台無しにする多くの「罠」が潜んでいます。
求人票の言葉だけを信じて、それらの罠を一人で見抜き、本当に信頼できる優良企業にたどり着くのは至難の業です。
働きながら、あるいはITの勉強をしながら、膨大な求人の中から正しい情報を見つけ出すのは、時間と労力がかかります。
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8-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
求人サイトを眺めては「この会社も怪しいのでは…」と疑心暗鬼になったり、どの情報を信じれば良いか分からず、行動できなくなったりしていませんか?
その求人に対する不信感や転職の不安を解消し、あなたが安心してキャリアを預けられる優良企業を探しを、ITエンジニア専門の転職支援サービスである「ユニゾンキャリア」がお手伝いします。
私たちは、求人票では分からない企業の研修制度の実態などの詳細な情報をお伝えしています。
そのうえで、あなたのポテンシャルが最も評価される企業を厳選し、内定獲得まで一貫してサポートします。
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8-2.未経験からのITエンジニア転職成功事例

成功者インタビューより
─転職しようと思ったきっかけを教えてください!
今まではバイトとフルートの仕事を両立していて、このままでも良いかなとは思っていたんですが、正社員経験が無くて苦労した経験もあり、社会的信用がある社員になろう思ったのがきっかけです。
─転職活動時に不安だったことは?
自分的に一番不安だったのは面接がうまくいくのかなというところだったので、何が聞かれるかとかをキャリアアドバイザーの橋本さんとしっかり面談しました。
知識がないまま自分で就職先を探すとブラックな企業に行く可能性があるので、エージェントを介したほうが安心です。ユニゾンキャリアさんはIT特化なのでエンジニアを目指している自分にはぴったりだと感じたし、特化型というのは強みでもあると思いました。
─ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
特に不満はなかったですね。
全部が順調に進んでいって、予定が空いたらすぐに「面談しますか?」って連絡くれるし、相談したらすぐに答えてくれたりと、すごく寄り添ってくれて安心感もあります。
土日祝日も対応してくれますし、夜遅い時間にLINEした時も、「今帰り道で時間あるんで大丈夫ですよ」と対応してくださり本当に助かりました。
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