
最終更新日:2025.09.30
プログラマーの会社の選び方5選!転職に失敗しないための方法を解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ブラック企業を避けるためには?
- プログラマーの会社の選び方って?
- 未経験の場合はどの企業を選べばいい?
プログラマーは会社選びが大切だと分かりつつも、「自分に合った会社や避けるべき企業の見分け方が分からない」と、不安を感じてしまうことも多いですよね。
求人票の情報だけでは分からない社内の雰囲気や働き方の実態を見抜けず、入社後に「こんなはずではなかった」と後悔しないか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
記事の要約
本記事では、「会社選びに困っているプログラマーの方」を対象に、転職で失敗しないための会社の選び方や、見るべきチェックポイントを解説します。

1.最初の会社選びがプログラマー人生を左右する
プログラマーのキャリアは、最初に入社する会社でその後の方向性が決まります。
1社目でどのような経験を積み、どのようなスキルを身に付けたのかが、その後のキャリアの軸になるからです。
最初に習得した言語や開発手法、関わった分野の知識から、その後のキャリアプランを考えることになるため、1社目でどんな仕事をしたかがその後のキャリアを左右します。
例えば、研修制度が整っていない会社に入社すると、基礎が身に付かず、転職するときには市場価値が低くなってしまいます。OJTという名目で、十分な教育がないまま現場に出されるケースも少なくありません。
結果として、経験年数だけは長いものの、ほかの企業でも通用する汎用的なスキルが身に付いておらず、市場価値が低いプログラマーになってしまう恐れがあるのです。
そのため、経験の有無に関わらず、目先の条件だけではなく、将来のキャリアを見据えたうえで会社選びをすることが大切です。
安易な会社選びは、数年後にキャリアの選択肢が狭まる原因になりかねません。
2.プログラマ―が会社選びの前に考えておきたいこと
会社選びのときには、以下の点を考えておくことが重要です。
- キャリアを会社任せにするのはリスク
- メイン言語の変更で年収アップが遅くなる
- 必要なスキルがないと低年収のまま
- 自分の市場価値が年収換算でいくらか
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2-1.キャリアを会社任せにするのはリスク
自分のキャリアを会社任せにすると、将来の選択肢が狭まる恐れがあります。
会社の経営状況や案件の方針によって、自身の望まない業務を担当させられる可能性があるからです。そのため、「自分のキャリアは自分で守る」という意識を持たなければなりません。
例えば、開発スキルを磨きたいのに、テストや運用保守の業務ばかりになる、といったケースは多いです。
さらには、ITとは関係のない事務作業や電話対応を任されることもあります。これでは、思い描いていたプログラマーとしてのキャリアから遠ざかってしまいます。
自分の目指すプログラマー像を明確にし、その実現が可能な会社を選ぶ意識が重要です。
会社に依存するのではなく、「自分はこうなりたい」という意思を持って、主体的にキャリアを設計する視点を持つ必要があります。

2-2.メイン言語の変更で年収アップが遅くなる
業務で扱うプログラミング言語を頻繁に変更すると、年収が上がりにくくなる恐れがあります。
プログラマーは、ひとつの言語を深く使いこなすことで専門性が高まり、市場価値が向上するためです。企業は、代替が難しい専門性の高い人材に対し、高い報酬を払ってでも採用したいと考えます。
例えば、Javaの経験を2年積んだ後にPythonを学びはじめるケースを考えてみます。この場合、実務経験がなければ、Pythonのスキルはゼロからのスタートとして評価されることがほとんどです。
頻繁に専門分野を変えていると、転職や給与査定の場では、有利な条件を引き出すのは難しくなります。
ひとつの言語を軸として、関連するフレームワークやデータベースなどのスキルを広げていくほうが、結果として早く年収が上がります。
会社選びのときにもこうした観点を持ち、ひとつのスキルを深く掘り下げられる会社を選ぶことが大切です。
2-3.必要なスキルがないと低年収のまま
転職市場で需要のあるスキルを持っていなければ、プログラマーとしての年収は上がりにくいです。
プログラマーの年収は、そのスキルが転職市場でどれだけ必要とされているかによって決まります。そのため、業務を通じて需要のあるスキルを習得することが必須です。
誰にでもできるテスト作業や修正業務ばかりでは、将来的にAIに代替されたり、若くて安価な人材に取って代わられたりする危険性もあります。
こうした業務では、設計や開発といった、キャリアアップにつながるスキルを身に付けることはできません。どのようなスキルに需要があるのかを把握し、それが身に付く会社を選ぶことが重要です。
年収を上げていくためには、市場価値の高いスキルを把握して会社を選ぶ必要があります。
2-4.自分の市場価値が年収換算でいくらか
自身のスキルが、現在の転職市場で、どの程度の年収に値するのかを把握しておくことは重要です。
自分の市場価値を知ることで、適正な年収での転職や、今後習得すべきスキルが明確になります。
さらに、現在の給与が不当に低いことに気付けたり、強気な年収交渉ができたりするようにもなります。
書類選考や面接のときに採用担当にアピールしておきたい経験は、以下の通りです。
- これまでの経験年数
- 使用言語
- 担当した工程
自分では正確に知ることが難しいこれらの市場価値も、専門の転職アドバイザーに相談することで、客観的に把握することができます。
転職エージェントでは、相談したからといって、必ず転職する必要はありません。自身の市場価値の把握は、今後のキャリア戦略を考えるうえで不可欠です。
ユニゾンキャリアではITエンジニア専門の転職支援サービスを行っています。ご自身の市場価値の把握やキャリア相談も可能ですので、ぜひご相談ください。
3.プログラマーの会社選びチェックポイント5選
プログラマーが会社選びをするときの、チェックポイントを5選紹介します。
- 未経験なら入社後の研修制度を確認
- いずれ実装工程を担当できるか確認
- 案件は豊富で待機期間がないか確認
- 詳細設計を担当できる可能性を確認
- キャリアパスと評価制度も明確か確認
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3-1.未経験なら入社後の研修制度を確認
未経験の方は、入社後の研修制度が充実しているかを確認したいところです。プログラミングの基礎知識がないまま現場に出ると、業務についていけません。
専門用語が飛び交う会議で何も分からず、簡単な指示もこなせない、となると、挫折の原因になりかねないからです。
そうならないために、会社選びの段階から、研修の期間や内容、形式(座学か実践か)を理解し、研修を通して、どのようなスキルが身に付けられるのかを把握しておきます。
入社後の研修制度について確認しておきたいポイントは、以下の通りです。
- 同期と一緒に学べる研修があるか
- 質問しやすい環境か
- 実務に近い課題に取り組めるか
質の高い研修制度は、プログラマーとしてスムーズなスタートを切るために欠かせません。
充実した研修制度は、特に未経験の方にとっては、プログラマーとしてキャリアを築くための必須事項ですので、会社選びの段階から確認しておくのがおすすめです。

3-2.いずれ実装工程を担当できるか確認
入社後、プログラミングを行う、「実装工程」に携われるかを確認することが大事です。
簡単なコードを修正するだけの業務ばかりでは、プログラマーとしての市場価値を高めるスキルが身に付かないからです。設計書を正しく読み解くスキルや、バグを解決する能力は、コードを書く経験を通してしか養われません。
そうならないために、面接の場で「未経験から入社した場合、おおよそどのくらいの期間で実装を担当できますか」などと確認します。
「研修後にすぐ実装工程へ進めるのか」「Java Silverのような資格取得が条件になるのか」も聞いておくと良いです。
企業によっては、プログラマーとして採用しても、長期間テスト業務しかさせないケースもあるため注意が必要です。自分の手でコードを書き、システムを作る経験を積める環境でなければ、プログラマーとしての成長は見込めません。
実装経験を積めるかどうかは、スキルアップできる会社かを見極めるための判断材料になります。

3-3.案件は豊富で待機期間がないか確認
会社が扱う案件の種類や数が豊富で、待機期間が発生しにくいかを確認します。
待機期間が長いとスキルアップの機会を失うだけでなく、給与が基本給の数割カットされるなど、不利益につながるケースもあるからです。
待機期間は、案件がなかったり、会社の営業力が弱かったりして、エンジニアのスキルに見合った次の常駐先を見つけられない場合に発生します。
口コミを確認したり、転職支援サービスに内情を聞いてみたりして、案件が安定して豊富にある会社かどうかを見極めることが重要です。
入る案件や会社の営業力が、あなたのキャリアと収入を左右するといっても過言ではありません。継続して案件に入れる会社を選ぶことは、収入の安定やスキルアップにつながります。
案件の豊富さと待機期間の有無は、会社選びのときの欠かせないチェックポイントです。
3-4.詳細設計を担当できる可能性を確認
実装経験を積んだ後、詳細設計のような上流工程に携われる可能性があるかを確認します。
実装スキルに加えて設計スキルが身に付くと、より市場価値の高いプログラマーとして評価されるためです。
詳細設計とは、実装担当者が迷わずコードを書けるように、機能の動きやデータの流れを細かく定義する重要な工程です。
面接では、「どのようなスキルや実績を積めば、詳細設計を担当できますか」のように質問し、キャリアアップまでの具体F的な工程を、あらかじめ確認しておきます。
上流工程へのキャリアパスが用意されている会社は、プログラマーの成長を後押ししてくれる文化があります。
詳細設計を担当できるかどうかは、長期的な成長が見込める会社かどうかの判断材料になるのです。

3-5.キャリアパスと評価制度も明確か確認
どのようなキャリアを歩めるのか、そのモデルケースと評価制度が明確になっているかを確認します。
目指すべき姿や評価の基準が曖昧では、何を目標に業務に取り組めば良いかが分からなくなってしまうためです。
評価制度が曖昧な会社では、上司の主観やなんとなくの肌感覚で評価が決まり、頑張りやスキルが正しく給与に反映されず、やりがいを失うことにもつながります。
会社選びのときから、「どのようなスキルを身に付ければ評価が上がるのか」「昇給の基準は何か」を確認しておきます。
自分の頑張りが、給与に正しく反映される仕組みが整っている会社を選ぶべきです。
キャリアパスと評価制度を確認しておくことは、モチベーションを維持し、年収を上げていくためにも重要です。
4.プログラマーの求人票だけで実態は分からない
求人票に記載されている情報が、必ずしも会社の実態を正確に表しているとは限りません。
会社側としては自社を良く見せようとするため、平均残業時間や離職率といった、働くうえで不都合な情報を記載していないケースもあるからです。
例えば「研修制度充実」とあっても、実態は簡単なOJTのみということがあります。
ほかにも「風通しの良い職場」が、単に人の入れ替わりが激しいだけというケースも少なくありません。
求人票はあくまで参考情報のひとつとして、様々な角度から企業の実態を見極めることが大切です。
企業の実態を知るには、面接で深く質問したり、口コミサイトや転職エージェントを活用したりして、情報の正確さを確かめる必要があります。
求人票はあくまで参考情報のひとつと捉え、様々な角度から企業の実態を見極めることが重要です。ユニゾンキャリアでは、ITエンジニア専門の転職支援サービスを行っています。
IT業界に特化しているため、求人票だけでは分からない企業の内情にも精通しています。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
5.プログラマーの業態ごとの転職先の選び方
転職先の選び方について、プログラマーの業態ごとに解説します。
- SESは未経験者も経験者も積極採用
- SIerはプログラマ―の採用が少ない
- 自社開発は転職の難易度が非常に高い
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5-1.SESは未経験者も経験者も積極採用
SESは、様々な企業の開発現場で働く業態で、未経験の方も採用されやすいです。多様なプロジェクトに携わるため、幅広い技術や業務の知識を身に付けられます。
ただし、常駐先によって業務内容や働き方は異なり、希望のスキルを積めるかは会社の営業力や運にも左右されます。
エンジニアの希望やスキルに合った案件を獲得できるか、スキルアップにつながる案件に参画できるかは、所属する会社の営業力次第です。
会社選びのときには、エンジニアのキャリア相談に親身に乗ってくれたり、資格取得の支援制度が整っていたりする会社を選ぶと良いです。
求人票やHPで分からない情報は、転職エージェントへの相談で、「どのような案件を主に扱っているか」「キャリアの希望をどの程度聞いてもらえるか」を事前に確認します。
SESは未経験からでも転職しやすく、プログラマーとしてのキャリアをスタートさせやすいです。
ただし、どんな仕事をするかは常駐先によって決まるため、希望のスキルを積めない可能性がある点には注意が必要です。
5-2.SIerはプログラマーの採用が少ない
SIerは、顧客からシステム開発を請け負う業態で、プログラマーとしての採用枠が少ないのが特徴です。大規模なSIerになるほど、開発やテストといった下流工程は、協力会社に任せることが多いためです。
主な業務は顧客との要件調整や設計、プロジェクト全体の管理となり、プログラマーの方が望むような、自身でコードを書く機会は限られてしまいます。
そのため、上流工程やマネジメントに興味がある方には向いていますが、プログラミングスキルを磨きたい方には合わない企業です。
SIerを目指す場合は、プログラマーというより、システムエンジニアとしてのキャリアを意識する必要があります。
SIerは、ご自身がプログラミングスキルを極めたいのか、上流工程を目指したいのか、といった意向をはっきりとさせたうえで転職をするのがおすすめです。
5-3.自社開発は転職の難易度が非常に高い
自社のWebサービスやソフトウェアを開発する企業は、転職の難易度が高いです。少数精鋭の開発チームになっていることが多く、入社後すぐに貢献できる即戦力の人材が必要とされるためです。
単にコードが書けるだけではなく、特定の技術領域に関する深い知識はもちろん、チームで開発を進めるための協調性も必要です。
また、自社開発は、納期が調整しやすいといったメリットがある一方で、社内独自の風土や規則があることも多いため、それらに適応しなくてはいけないという懸念点も挙げられます。
入社できればひとつのプロダクトに深く携われますが、自社開発に転職するには、それに見合う実績とスキルが不可欠です。
転職を成功させるには、ポートフォリオを作るなど、十分な準備が必要です。
6.プログラマーの転職はユニゾンキャリア
「プログラマーの会社選び方が分からない」と考えている方は、まずは一度ユニゾンキャリアにご相談ください。
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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございます。
本記事を読んで、プログラマーとしての会社選びの重要性や、見るべきポイントが分かってきた方も多いのではないでしょうか?
しかし、チェックポイントが分かっても、無数の求人の中から、本当に自分に合っていて成長できる一社を、自力で見つけ出すのは難しいのが現実です。
転職を成功させるには、求人票には載っていない、企業の実情や実際の転職者の声などを踏まえて、ご自身のキャリアプランに合った会社を選ぶ必要があります。
当社の転職アドバイザーがあなたのキャリアプランをお伺いし、入社後のミスマッチが起きないようサポートして、あなたが本当に成長できる一社を一緒に見つけます。
ユニゾンキャリアは、ITエンジニア専門の転職支援サービスです。
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6-2.ユニゾンエンジニアへの転職成功事例

成功者インタビューより
転職活動の期間はどのくらいですか?
転職活動期間はトータルで3ヶ月間でした。
開発未経験というのもあり、応募しても書類は全滅。本当に3ヶ月間悩み続けました…。
ユニゾンキャリアさんに相談をしてからは、その場で未経験からでも応募できる開発求人をご紹介いただき、それから2週間ほどで現在の会社に内定をいただきました。
年収は上がりましたか?
年収は90万円ほどアップしました。
開発は未経験だったため、年収に関しては正直諦めていましたが、前職のインフラ業務を評価していただき、年収も相談に乗ってくれて、本当に嬉しかったです。
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
キャリアアドバイザーさんの雰囲気がとてもよくて、開発エンジニアとして働きたいという旨を相談すると真摯に対応していただき、自分の気持ちとやりたいことを最優先していただけました。
相談してからすぐに開発求人もご紹介いただき、面接対策も本気で一緒に考えていただきました。
現在では、実際に開発の仕事をさせていただいており、担当の方には本当に感謝しています。
プログラマーにとって会社選びが重要だと分かっていても、数ある求人の中から自分に合う一社を見つけるのは簡単ではありません。
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プログラマーへの転職を考えている方、プログラマーからのキャリアアップを目指している方は、お気軽にお問い合わせください。