
最終更新日:2025.08.14
未経験システムエンジニア(SE)はなぜやめとけ?転職で後悔したやばい会社を解説
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IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- システムエンジニアをやめとけって本当
- システムエンジニアに転職して後悔したことは?
- システムエンジニアになっても大丈夫なの!
未経験からシステムエンジニアになるのは可能ですが、転職したら「思ったのと違う!」「技術力が身に付かないじゃん!」と後悔することもあります。
そんな後悔の念の駆られた方たちが「これからシステムエンジニアになるのはやめとけ!」といいますが、それは一部の側面に過ぎません。
特にやばい会社に転職してしまったり、キャリアについて知らずのままシステムエンジニアになったりしてしまった方が、このような末路を辿ります。
記事の要約
本記事では、「未経験からシステムエンジニアになりたい方」を対象に、システムエンジニアになるのは本当にやめたほうがいいのか、転職したら後悔することはないのかについて解説していきます。

1.未経験からの転職ならシステムエンジニア最強
未経験であっても転職できる職種の中で、システムエンジニアは日本最強の一角です。
なぜなら、システムエンジニアであれば、以下のような働き方と待遇を実現できるからです。
システムエンジニアで実現できる働き方と待遇
- スキルに応じて年収が青天井
- リモートワークできる会社が多い
- 手に職がつくと転職し放題
- 月間の平均残業が5時間以下
- スキルが身につく仕事ができる
このような働き方と待遇を実現できるのは、システムエンジニア以外になかなかありません。
ただ、「ほかのエンジニアも同じようなものだろ!」と言われそうですが、システムエンジニアほどスキルアップにつながる仕事に恵まれる職業はほぼないです。
しかも上流工程しか携われていないと年収アップが頭打ちになりやすいのですが、下流工程にも携われるので、年収の壁を突破できるメリットがあります。
年収が高いと「残業が多くて大変だろうな…」といったイメージがあると思います。
しかし、システムエンジニアなら残業が少なく、リモートワークもできるので、皆さんが思っているような大変さはありません。
ただし、「システムエンジニアが最強!」だといえるのは、会社選びに失敗せず、転職することによって、今のスキルに合わせてより良い待遇の会社に転職できるからです。
そのため、システムエンジニアになって後悔したくない場合は、どのような会社に入ったらいいのかを知らないといけませんよね。
ユニゾンキャリアであれば、あなた専任のアドバイザーが会社ごとに仕事内容やキャリアについて説明するので、「思っていたのと違う!」「技術力が身に付かない!」といった後悔を回避することができます。
2.システムエンジニアがやめとけといわれる理由
では、なぜこれほど魅力的なシステムエンジニアが「やめとけ」といわれるのでしょうか?
ここでは、その代表的な理由を7つ解説します。
- 未経験からの転職の難易度が高い
- 運用・保守をやる人材が欲しいだけ
- 会議が多すぎて技術力が身に付かない
- 残業100時間を超えることが一部ある
- 納期が近づくとプレッシャーがやばい
- トラブル対応が多く休日出勤がある
- 責任が重いのに給料が安くて不満
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2-1.未経験からの転職の難易度が高い
システムエンジニアは未経験から転職できますが、誰でも簡単になれるわけではありません。
なぜなら、システムエンジニアには技術力に加えて、高いコミュニケーション能力が必要になるからです。
顧客の要望を正確にヒアリングし、それを開発チームに分かりやすく伝える。この橋渡し役が、システムエンジニアの重要な仕事のひとつです。
そのため、未経験であっても、前職での経験などを通じて、高い顧客折衝の能力を持っていることを示す必要があります。
ただ「PCが得意です」というだけでは、システムエンジニアになることはできません。
顧客折衝の経験や、チームで何かを成し遂げた経験など、具体的なエピソードがないと転職するのが難しいです。
この点を理解せず、転職活動に臨むと、面接で苦戦することになります。

2-2.運用・保守をやる人材が欲しいだけ
求人票に「システムエンジニア募集」と書かれていても、会社が本当に欲しいのは、システムの開発を行う方ではなく、システムの運用・保守を行うオペレーターであるケースです。
特に、未経験採用では、この傾向が顕著です。
運用・保守の仕事は、マニュアル化された定型業務が多く、エンジニアとしてのスキルはあまり身に付きません。会社としては、「誰でもできる仕事に、安い給料で、未経験の方をあてがいたい」というのが本音です。
そのため、「いずれは開発も…」という言葉を信じて入社したものの、何年も運用・保守から抜け出せない、という事態に陥ります。
面接の場で仕事内容と入社後のキャリアについて確認しないと、転職して数年後に後悔する恐れがあります。
2-3.会議が多すぎて技術力が身に付かない
システムエンジニアになるのを「やめとけ」といわれる理由に、会議や資料作成が多く、技術力が身に付かないという点があります。
システムエンジニアの仕事は、コードを書くことではなく、人と話すことが中心です。そのため、プログラミングはプログラマーに任せるのが基本になります。
その結果、システムエンジニアは会議や会議のための資料作成に多くの時間を費やします。
実際に、システムエンジニアが担当する業務は以下のとおりです。
システムエンジニアの仕事内容
- 顧客との定例会議
- 議事録の作成と共有
- 進捗管理資料の更新
- 開発チームとの仕様調整
- プレゼンテーション資料の作成
このような仕事内容だと「自分は技術者として成長できているのか」と焦りを感じるのです。
技術力を高めたい方にとっては、仕事内容とのミスマッチが仕事への不満につながります。
2-4.残業100時間を超えることが一部ある
すべてのシステムエンジニアが残業が多いわけではないのですが、会社やプロジェクトによっては、月の残業時間が100時間を超える過酷な労働が存在するのも事実です。
特に、大規模なシステム開発や金融系のシステムなど、絶対に失敗が許されないプロジェクトでは、その傾向が強くなります。
納期前には連日、終電まで働き、休日出勤も当たり前という状況になりかねません。ワークライフバランスを重視する方にとっては、こうした働き方は、大きな苦痛となります。
入社前に、その会社の平均残業時間などを確認しておくことが不可欠です。会社のHPや口コミサイトなども参考に、実態を把握する必要があります。
2-5.納期が近づくとプレッシャーがやばい
システムエンジニアは納期に対する強いプレッシャーに常にさらされます。
プロジェクトが計画通りに進んでいない場合、その責任は顧客と開発チームの間に立つシステムエンジニアに集中します。
顧客からは「まだ、できないのか」と責められ、開発チームからは「このスケジュールでは無理だ」と突き上げられます。
この板挟みの状態でも問題を解決し、プロジェクトを前に進めていかなくてはなりません。
この精神的なプレッシャーは、想像以上に重く、人によっては、心身のバランスを崩してしまう原因にもなります。
そのため、高いストレス耐性がなければ、務まらない仕事です。楽観的な性格の方でも、追い詰められてしまうことがあります。
2-6.トラブル対応が多く休日出勤がある
システムのトラブル対応の最前線に立たされるのがシステムエンジニアです。
特にシステム開発が終わってリリースした後には予期せぬ不具合が次々と発生します。その原因を特定し、修正し、顧客に報告する。その間、システムは止まっているため、一刻も早い復旧が必要です。
もちろん、トラブルは平日昼間だけには起きません。突然、早朝や深夜に呼び出されるこごも覚悟しなくてはなりません。
そのため、プライベートを大切にしたい方にとっては厳しい仕事です。オンとオフを完全に切り分けたい方には、システムエンジニアが向いていません。

2-7.責任が重いのに給料が安くて不満
システムエンジニアの仕事はプロジェクトの成否を左右するにも関わらず、その責任の重さに見合った給料が支払われていないと感じる方は少なくありません。
これはシステムエンジニアの担当する仕事が幅広いことが原因です。
顧客との折衝から、設計、開発、テスト、運用まで、何でもこなせるようになったのに、スキルアップよりも昇給スピードが遅いことがあります。
そのため、あなたのスキルや貢献度が正しく給与に反映されていません。
同じようなスキルを持つシステムエンジニアが転職によって、年収が100万円以上アップすることもIT業界では頻繁に起こります。
会社から過小評価されないためにも、自身の市場価値を把握しておくことが重要です。給与に不満があるなら、一度、転職エージェントなどを使い、適正年収を確認してみてください。
3.こんな人はシステムエンジニアになるのはやめとけ
ここでは、システムエンジニアになるのが向いていない方の特徴を解説していきます。
もし当てはまる項目が多いなら、システムエンジニアになるのを諦めたほうがいいです。
- プログラミングがメインの業務だと思う
- コミュニケーション能力がないと無理
- 文章の読み書きが苦手で苦痛に感じる
- 正確な作業が苦手でケアレスミスが多い
- 勉強が苦手な人はキャリアアップできない
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3-1.プログラミングがメインの業務だと思う
もし「一日中、コードを書いていたい」「人と関わらず黙々と仕事をしたい」のなら、システムエンジニアには向いていません。
なぜなら、システムエンジニアの仕事内容のほとんどは、顧客かチームとのコミュニケーションが多いからです。そもそもシステムエンジニアの主な仕事は、顧客の要望を聞き、設計書にまとめることです。
例えば、以下のような仕事をメインに行います。
システムエンジニアの主な業務
- 顧客との定例会議
- 議事録の作成と共有
- 進捗管理資料の更新
- 開発チームとの仕様調整
- プレゼンテーション資料の作成
ものづくりの中でも手を動かして作ることが好きな方は、プログラマーを目指すべきです。
システムエンジニアは、システムを作る人というよりは「作るものを決める人」「作る人を管理する人」だということを覚えておいてください。
3-2.コミュニケーション能力がないと無理
もし人と話すのが苦手で避けたいのなら、システムエンジニアになるのは難しいです。
システムエンジニアはエンジニアの中でも、特にコミュニケーション能力が必要だからです。
顧客をはじめとして、プログラマーやインフラエンジニアなど、社内外の人と関わりながら、仕事を進めていきます。
それぞれの立場や、言いたいことを正確に理解し、円滑にプロジェクトを進める、調整役としての能力が不可欠です。
そのため、黙々と一人で作業したいという方には向いていません。技術力以前の問題として、人間関係の構築ができないと仕事にならない仕事です。
むしろ、技術力はそこそこでも、コミュニケーション能力が高ければ、システムエンジニアとして評価されることさえあります。
3-3.文章の読み書きが苦手で苦痛に感じる
もし文章を読んだり、書いたりするのが苦手なら、システムエンジニアの仕事に苦労します。
なぜなら、システムエンジニアの仕事は「資料作成との戦い」といっても過言ではないからです。具体的には、以下のような資料作成を行います。
システムエンジニアの資料作成業務
- 顧客の要望をまとめた「要件定義書」
- システムの仕様を記した「設計書」
- プロジェクトの計画を立てる「WBS」
- 日々の「議事録」や「報告書」
システムエンジニアは、膨大な量の資料を読み、誰が読んでも誤解のないように分かりやすく書く能力が必要です。
そのため、学生時代に国語が苦手だったという方には、正直おすすめできません。分かりやすい文章を書くスキルは、プログラミングのスキルと同じくらい重要だからです。

3-4.正確な作業が苦手でケアレスミスが多い
もし細かい作業が苦手で、よくケアレスミスをするなら、システムエンジニアになるのはやめておくべきです。
システムエンジニアが作成する設計書は、家を建てるための「設計図」です。その設計図に、たったひとつでも間違いがあれば、まったく違う家が建ってしまったり、あるいは、家そのものが、崩れてしまったりする恐れがあります。
設計書の内容に誤りや漏れがあると、顧客が想像していたものとは違うシステムができてしまい、再び設計からやり直しとなり、大きな損害を生むことになります。
そのため、システムエンジニアには以下のような地道な作業が必要です。
- 要件の抜け漏れチェック
- 詳細なパラメータ設計
- 膨大なテスト項目の作成
細部にまで確認し、正確さを追求するような作業が苦手な方には向いていません。大雑把な性格は、システムエンジニアとして致命的な欠陥を抱えることになります。
3-5.勉強が苦手な人はキャリアアップできない
もし勉強が苦手で新しいことを学ぶのが苦痛なら、キャリアアップしていくことはできません。
なぜなら、システムエンジニアは常に新しい技術を学び続ける必要があるからです。
新しい開発手法やクラウドサービス、セキュリティの知識など、その学習範囲は多岐にわたります。これらの知識がなければ、顧客に対して最適なシステムを提案することができません。
日々の業務に追われ、勉強を怠っていると、あっという間に時代遅れになります。
その結果、いつまでも同じ仕事しか任せてもらえず、年収が上がらない恐れがあります。そのため、技術だけでなく、担当する顧客の業界知識を学ぶことも、SEには不可欠です。
4.未経験からシステムエンジニアになって後悔した話
ここでは、実際に未経験からシステムエンジニアになって、後悔してしまった方々のよくある話を紹介します。
- 運用・保守の「運用」しかできない
- 立て続けに炎上案件にアサイン
- トラブル対応が多く休日出勤
- 金融関連システムの保守で夜勤
- オフィスだと思ったら工場で働く
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4-1.運用・保守の「運用」しかできない
システムエンジニアとして採用されたにもかかわらず、実際にはシステムの「運用」しかさせてもらえないという後悔の話は後を絶ちません。
なぜなら、その仕事内容がマニュアルに沿った定型作業であることが多いからです。自分で考えて何かを作るのではなく、ただ決められた手順を繰り返すだけとなります。
これでは要件定義や設計といった市場価値の高いスキルは身に付きません。
あなたが担当するのはシステムエンジニアではなく、オペレーターの仕事です。
例えば、アプリケーションのエラーログを監視したり、ユーザーからの決まった問い合わせに対応したりする仕事ばかりを、毎日繰り返すことになります。
これらの仕事は、早くても1年、遅くても3年で脱出しないと市場価値が下がりはじめます。
数年後に転職しようとしても、経歴書に書けるのは「マニュアル通りの運用経験」だけです。
転職市場からは、経験の浅いシステムエンジニアとして見なされてしまいます。そのため、会社選びの段階で、キャリアアップできる会社かどうかを確認することが不可欠です。

4-2.立て続けに炎上案件にアサイン
運悪く、次から次へと問題だらけの「炎上案件」に配属されてしまうケースもあります。
炎上案件では、無理なスケジュールと、頻繁な仕様変更、そして、疲弊した人間関係の中で、心身をすり減らしながら、働くことになります。
技術的なスキルアップよりも、ただ、目の前の火消しに追われる毎日。そんな状況が続けば、エンジニアとしての成長意欲も、働く気力も、失われてしまいます。
運の要素もありますが、炎上案件ばかりを抱えている会社は、その会社の管理体制に何らかの問題がある可能性が高いです。そうした会社は、避けるべきです。
優秀なシステムエンジニアは、そうした会社からどんどん去っていきます。

4-3.金融関連システムの保守で夜勤
銀行などの金融関連のシステムの保守を担当することになり、夜勤がメインの生活になってしまったというケースもあります。
金融システムは銀行の営業時間が終わった時間にしかシステムの変更作業などができません。そのため、必然的に、夜勤が発生します。
昼夜が逆転した生活は、想像以上に、体への負担が大きいものです。友人や、家族と、生活のリズムが合わなくなり、社会から孤立しているような感覚に陥ることもあります。
給料は良いかもしれませんが、それと引き換えに、失うものも大きいことを覚悟しなくてはなりません。
4-4.オフィスだと思ったら工場で働く
システムエンジニアとして入社したのに、実際の勤務地がオフィスではなく工場だった、という後悔の話があります。
特に、自動車や家電を扱う組み込み系のシステムエンジニアを目指す方は、この可能性を理解する必要があります。
なぜなら、組み込みシステムの開発では、実際の製品を直接操作し、動作を確認する作業が不可欠だからです。
コンピューター上のシュミレーターだけで、開発が完結することはありません。そのため、製品が作られている工場に常駐して働くことになります。
あなたが想像するオフィスで働く姿とは異なり、作業着を着て機械の音の中で仕事をすることになります。
担当する製品によっては、勤務地が工場になる可能性があります。入社前に、扱う製品と勤務地は必ず確認しなくてはなりません。
5.未経験システムエンジニアの後悔は会社が原因
未経験からシステムエンジニアになって後悔する最大の原因は、あなた個人の能力ではなく、入社した「会社」にあります。
システムエンジニアという職種そのものが悪いのではなく、あなたを育てる気のない会社に入ってしまうことがすべての失敗の始まりなのです。
なぜなら、エンジニアを大切に育てようという文化のある会社であれば、未経験の方を何年もスキルアップにつながらない仕事だけをさせ続けることはしないからです。
未経験採用には、会社としてその人を一人前のエンジニアに育てる、という責任が伴います。
その責任を放棄し、目先の利益のために未経験者を都合よく利用する会社が、残念ながら、この業界には数多く存在するのです。
例えば、後悔につながる会社には、以下のような特徴があります。
- 未経験者を安い労働力としか見ていない
- 研修制度が名ばかりで機能していない
- 営業担当がエンジニアのキャリアを理解していない
成長の機会を与えてくれて、過酷な労働環境から社員を守る仕組みがきちんと整っている会社を選びさえすれば、システムエンジニアの仕事はやりがいのある魅力的なものになります。
そのため、システムエンジニアになって後悔する原因は、あなたにあるのではなく、会社にあるのです。だからこそ、最初の会社選びが、何よりも重要です。
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6.安易にシステムエンジニアになった人の末路
システムエンジニアのキャリアを考えずに安易な理由で転職してしまうと、精神的にもキャリア的にもつらい状況に陥ります。
ここでは、安易な気持ちでよく調べもせず、システムエンジニアになった方の末路を紹介します。
- 運用・保守から抜け出せず年収が上がらない
- 会議や資料作成が多く技術力が身に付かない
- システムエンジニアではなく社内SEだった
- 未経験だとフルリモートは相談がしにくい
- 市場価値の低いローコード開発にアサイン
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6-1.運用・保守から抜け出せず年収が上がらない
「いずれは上流工程も」という会社の言葉を信じて、運用・保守を何年も我慢して続けても年収は、なかなか上がりません。
多くの場合、会社は最初から上流工程に引き上げる気などないことがほとんどです。なぜなら、会社にとっては今の仕事をずっと続けてくれるのが一番都合が良いからです。
その結果、あなたは年齢だけを重ね、スキルは新人の頃とほとんど変わらない市場価値の低いシステムエンジニアエンジニアになります。当然、年収も、ほとんど上がりません。
30代になっても20代の若手と同じ仕事しかできず、転職もままならない状況に陥ります。
このような状況を見越して、異業種に転職してしまう方が一定数います。
6-2.技術力を身に付けようと転職したら年収ダウン
技術力を身に付けようと転職した結果、逆に年収が下がってしまう後悔は後を絶ちません。
良かれと思った選択が待遇を悪化させる危険性があるのです。なぜなら、会社は「これから身に付けたいスキル」ではなく、「すでに持っているスキル」に対して給与を支払うからです。
システムエンジニアとして評価されていた調整能力や資料作成能力は、プログラマーとして転職する場合、多少評価されたとしても年収が下がる可能性があります。
そのため、一時的に年収が下がることを覚悟のうえで、技術力をできるだけ早く身に付けて前職を上回る年収を得られるようにキャリアを考えることが大切です。

6-3.システムエンジニアではなく社内SEだった
システムエンジニアとして入社したはずが、実際には社内SEだったという後悔も少なくありません。この2つは名前が似ていますが、仕事内容もキャリアも異なる別の職種です。
システムエンジニアが顧客のために新しいシステムを作る「攻め」の仕事であるのに対し、社内SEは自社の社員を助ける「守り」の仕事です。
そのため、必要なスキルが根本的に異なります。社内SEの仕事は、会社のIT環境を支える重要なものですが、開発スキルが身に付きにくいという側面があります。
仕事内容は、以下のようなものが中心になります。
社内SEの仕事内容
- 社内からのPCトラブル対応
- 業務用ソフトのアカウント管理
- 社内ネットワークの保守
これらの仕事では、新しいシステムを設計・開発する機会はほとんどありません。
あなたが新しいシステム開発に携わりたいと考えているのであれば、社内SEの仕事はミスマッチです。
会社選びの段階で、その会社の事業内容をよく確認し、どちらの職種なのかを見極める必要があります。
6-4.未経験だとフルリモートは相談がしにくい
フルリモートだと周りに相談がしづらいため、特に勝手の分からない未経験だと尚更です。
簡単なエラーも自分一人で解決できず、何時間も時間を無駄にしてしまい、その結果、仕事が遅いと評価されて自信を失ってしまうことがあります。
フルリモートが難なくできる方は、自走できるスキルを持ったシステムエンジニアだけです。
未経験の方がいきなりフルリモートの環境に飛び込むのは、リスクが高いということを理解しておく必要があります。
最悪の場合、気軽に相談できる同僚が誰もおらず、メンタルが不良になる恐れがあります。

6-5.市場価値の低いローコード開発にアサイン
ローコード開発の案件に配属されるのは、長期的なキャリアを考えると危険な選択です。
最初は年収が上がっても、途中から必ず頭打ちになり、成長も止まります。なぜなら、ローコード開を行っていると、年収を上げるのに必要な技術力が身に付かないからです。
例えば、あるツールの需要が下がれば、あなたの市場価値も同時に急落します。そのとき手元には、ほかの会社では通用しない、そのツールの操作知識しか残りません。
これでは、システムエンジニアとしての再起は困難です。目先の開発のしやすさだけでなく、10年後も通用するスキルが身に付くか、という視点で仕事を選ぶ必要があります。
7.こんな転職エージェントでSEを目指すのはやめとけ
会社選びの失敗は、あなたのキャリアにとって致命傷になりかねません。だからこそ、転職のプロである転職エージェントの力を借りることをおすすめします。
とはいえ、その転職エージェントを選ぶのも慎重に行わなくてはなりません。ここでは、あなたの転職が失敗する恐れがある転職エージェントの4つの特徴を解説します。
- インフラエンジニア経由でなれるというが実際は困難
- システムエンジニアは無理だから別職種だけ紹介
- AIマッチングと大量応募だけならやめとけ
- 面接対策がないと受かる会社にも受からない
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7-1.インフラエンジニア経由でなれるというが実際は困難
「まずは未経験からでもなりやすいインフラエンジニアになって、そこからシステムエンジニアを目指しましょう」と、提案してくる転職エージェントには注意が必要です。
一見、現実的なキャリアに聞こえますが、実際には、インフラエンジニアからシステムエンジニアへの転身は困難です。なぜなら、必要なスキルが根本的に違うからです。
これは職種を変えるキャリアチェンジにあたるため、転職市場では「未経験」として扱われてしまいます。
そのため、安易な転職を勧めてくる転職エージェントは信用できません。
7-2.システムエンジニアは無理だから別職種だけ紹介
あなたの経歴を見るなり、「システムエンジニアは難しいので、まずはヘルプデスクやインフラエンジニアから始めましょう」と、一方的に、別の職種だけを紹介してくる転職エージェントもやめておくべきです。
もちろん、あなたのことを思って、言ってくれている可能性もあります。多くの場合、その転職エージェントがあなたをシステムエンジニアとして転職させるスキルと自信がないだけです。
その結果、内定が出やすい職種の求人だけ紹介してきます。
最初からシステムエンジニアに転職できないと決めつけてくるような転職エージェントは、使わないほうが無難です。

7-3.AIマッチングと大量応募だけならやめとけ
あなたの経歴や希望をシステムに入力しただけで、あとはAIによるマッチングで、数十社もの求人を機械的に送りつけてくるだけの転職エージェントも避けたほうがいいです。
もはや転職エージェントではなく、ただの求人検索サイトです。あなたのキャリアと真剣に向き合わず、ただ数をこなしているだけです。
こうした大量の求人の中には、あなたの希望とはまったく合わないものや、いわゆるブラック企業が平気で紛れ込んでいます。
そのため、あなたの貴重な時間を質の低い求人を確認するために、無駄にしてはいけません。
7-4.面接対策がないと受かる会社にも受からない
優れた転職エージェントは、応募する会社ごとに合わせた面接対策を行ってくれます。
なぜなら、彼らは、過去の応募者のデータから、その会社が「どのような質問をするか」「どのような回答を評価するか」を知っているからです。この情報があるのとないのとでは、面接の通過率が天と地ほども変わります。
もし利用している転職エージェントが、こうした面接対策を行ってくれないのであれば、すぐに別の転職エージェントに切り替えるべきです。
しっかりとした面接対策がないと、受かるはずの会社にも、受からなくなってしまいます。

8.未経験からのシステムエンジニア転職の成功法則
ここでは、未経験からの転職を成功させるための3つの方法を解説していきます。
これらを押さえて求人に応募をすると、書類選考も面接も通る可能性が高くなります。
- 第二新卒なら資格がなくても転職可能
- 基本情報技術者試は選考で有利になる
- IT専門の転職エージェントで会社別の面接対策
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8-1.第二新卒なら資格がなくても転職可能
第二新卒であれば、資格がなくてもシステムエンジニアに転職可能です。
会社はスキルよりも、若さやポテンシャルを評価して採用を判断します。20代前半の方であれば、さらに有利になります。
第二新卒は、社会人としてのマナーが身に付いており、かつ特定の会社の色に染まっていません。そのため、少ない教育コストで、自社の戦力になる人材に育つと期待されるのです。
ただし、資格がない分、「なぜシステムエンジニアになりたいのか」という意欲を面接で示す必要があります。
前職での経験から「顧客の課題をITで解決したいと思った」といったエピソードを語れるように準備することが大切です。
そのため、第二新卒の転職では資格よりも意欲が評価されます。これまでの社会人経験をシステムエンジニアの仕事にどう活かせるか説明できれば、内定の可能性は十分にあります。
8-2.基本情報技術者試験は選考で有利になる
システムエンジニアになるのに資格は必須ではありませんが、時間に余裕があるのであれば、基本情報技術者試験を取得しておくことをおすすめします。
この資格を持っていることで、システムエンジニアに本気でなりたいという意欲と、仕事に必要な知識を最低限持っていることの証明になります。
基本情報技術者試験の出題範囲はシステムエンジニアの仕事内容と同じように幅広く、身に付けた知識が仕事で役立つ場面が多いこともあり、書類選考が通りやすくなります。
そのため、システムエンジニアになるのだったら、数あるIT資格の中でも知名度と信頼性が高く、多くの会社で評価される基本情報技術者試験の取得がおすすめです。
8-3.IT専門の転職エージェントで会社別の面接対策
未経験からのシステムエンジニア転職を成功させるためには、エンジニア専門の転職エージェントをうまく活用することが重要です。
なぜなら、個人では決して得られない会社の「内部情報」を持っているからです。そして、その情報にもとづいて、会社ごとの面接対策を行ってくれます。
例えば、「この会社の面接ではチームワークに関する質問が多いので、前職での経験をこういう風に話せるように準備しておきましょう」といった、具体的なアドバイスがもらえます。
この面接対策の有無が面接の合否を分けるのです。転職のプロの知見を借りることで、面接の通過率を上げて、より内定を獲得できるようにしてください。
9.システムエンジニアになるならユニゾンキャリア
システムエンジニアになるときに最初に入る会社を間違えると、また転職をして苦労しなければなりません。
そんな転職の失敗を防ぎたい方は、転職のプロ「ユニゾンキャリア」にご相談ください。
ユニゾンキャリアであれば、人事から会社の内部情報を聞いているため、入社してから「思っていたのと違う!」といった後悔するのを防ぐことができます。
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9-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
せっかく未経験からシステムエンジニアに転職するのなら、絶対に後悔したくないですよね。
研修が充実していて、しっかり開発経験が積めて、キャリアの幅が広い会社に入りたいのが本音だと思います。
そんな理想といえる会社に入るためには、求人票に載っていない、会社ごとの働き方や入社後のキャリアについての内部情報を知らなくてはなりません。
ユニゾンキャリアであれば、人事から会社の内部情報を聞いているため、どのような働き方をしているのか、どのようなキャリアを歩んでいけるのかをお伝えできます。
このほかにも、以下のような転職支援を行っています。
ユニゾンキャリアの転職支援
- 未経験からSEになれる優良企業の紹介
- 会社の内部情報にもとづく面接対策
- 入社後の長期的なキャリア相談
このような転職支援を行い、システムエンジニアに転職できるだけではなく、転職の失敗を防げるように会社紹介を行っています。
この一人ひとりのキャリアに真剣に向き合う姿勢が評価され、Googleの口コミは400件以上で★4.8を獲得しています。
口コミ評価
「まずは話だけ聞いてみたい」という情報収集の段階でも歓迎です。
ご相談から内定まで、すべてのサービスは「完全無料」ですので、お気軽にご相談ください。
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9-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
転職活動で不安だったことは何ですか?
未経験からエンジニアとして受け入れてくれる企業があるのか不安でした。
そもそも「未経験」という言葉の定義がわからなかったんです…!
求人に「未経験歓迎」とあっても、企業が求めている未経験はIT知識があって、プログラミング経験が少しある人なんじゃないかと思うと、自信が持てなくて…。
完全未経験の自分が、本当にエンジニアとして内定がもらえるのかどうか分からなくて不安でした。
何社に応募して、何社から内定をもらいましたか?
3社に応募して1社から内定をいただきました。
私は開発エンジニアに興味があったので、システム開発の上流工程から下流工程まで携わることができる企業を3社紹介してもらいました。
紹介してもらった企業の中には、前職の経験を評価してくれる企業があったので、ITスキルの有無以外にもしっかり見てくれたことが、IT未経験者の私にはありがたかったです。
今後の目標を教えてください!
将来はプロジェクトリーダーになって、チームを支える存在になることと、ライフステージが変わっても活躍できるように、スキルを磨き続けていくことです。
あと、未経験から目指す方をサポートできるような、頼れる存在にもなれたらと思ってます…!
ユニゾンキャリアでは、未経験からシステムエンジニアに転職したい方を支援しています。
実際に、第二新卒の方が資格がなくても転職に成功し、上流工程に携われる優良企業に入社しました。
1社ずつ採用要件を把握しているため、適切な面接ができるようになり、面接をした3社のうち1社から内定を獲得しています。