
最終更新日:2025.07.04
なぜシステムエンジニアにプログラミングができない人がいるのか?

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- システムエンジニアがプログラミングできないって本当?
- なんでシステムエンジニアなのにプログラミングできないの?
- システムエンジニアにプログラミングって必要?
システムエンジニアと想像すると、プログラミングを書いてアプリを開発!そんなイメージが世間では蔓延しています。
しかし、実際のところ、システムエンジニアはシステム開発の要件を定義してリリースまでリードするのが役割です。その中で、実際にプログラミングをして実装していくのはプログラマーの役割になります。
システムエンジニアは世間から誤解をされていますが、メインの業務は顧客からヒアリングを実施して要件をまとめてシステムの設計まで落とし込むという上流工程の部分だけなのです。
記事の要約
本記事では、「システムエンジニアとしてスキルアップしたい方」に向けて、プログラミングができないといわれる理由や、プログラミングはできたほうが良いのかについて解説します。
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1.システムエンジニアが広義すぎる問題
本来は、「システムエンジニアが何を作るのか決める立場」であり、「どのように作って実装する立場はプログラマー」になります。

身近なもので例を挙げると、家を建てる場合、「家を設計するのが設計士」がシステムエンジニア、「家を作るのは大工」がプログラマーという役割の違いです。
しかし、一般的なシステムエンジニアの定義が明確になっていないので、人によって解釈が異なります。
企業によっては「システムエンジニア=プロジェクト管理者」という認識をもち、「開発職ではなく、インフラ職もシステムエンジニア」と定義していたりします。
定義の幅広さが、システムエンジニアがプログラミングをできないという問題の根源です。
実際のところ、システムエンジニアになる場合はプログラミングができたほうが良いです。プログラミングができるシステムエンジニアとできないシステムエンジニアでは市場価値がまるで違います。
あなたがもし、システムエンジニアの転職を考えている場合は、「下流から上流まで一貫してできる企業」を目指すことがおすすめです。
企業選びでお困りの方は、ぜひ、ユニゾンキャリアまでご連絡ください。
2.システムエンジニアのプログラミングができない理由
システムエンジニアのプログラミングができない理由は、以下の3つが挙げられます。
- インフラ領域を担当している
- 顧客折衝などの上流工程しかやっていない
- システム運用・保守という名の定型業務
2-1.インフラ領域を担当している
インフラ領域をシステムエンジニアとして定義している企業では、サーバー構築やネットワーク設定など、開発工程と離れた部分がメインの業務です。

インフラ領域ではOSやセキュリティ設定、障害対応などが日常的なタスクになるため、プログラミングは不要です。コードを一切書かずにインフラツールの操作やスクリプトの実行で業務が完結する場合もあります。
もちろん、クラウドや自動化などではプログラミングを書くケースもありますが、基本的に扱うのはコマンドです。

2-2.顧客折衝などの上流工程しかやっていない
システムエンジニアは、要件定義や見積り、スケジュール管理などの上流工程に時間を割くのが一般的です。

どのようにコーディングするのか設計は上流工程でも行いますが、コードを書くフェーズは下流工程に任せます。
下流工程にプログラミングを任せるため、システムエンジニアはプログラミングスキルを身に付けられないのです。
また、顧客折衝ではプログラミングスキルよりも、調整力・交渉力の方が必要です。
設計やプロジェクト管理のスキルを優先して伸ばした方が実務に役立つこともあり、システムエンジニアがプログラミングができない理由のひとつとなっています。

2-3.システム運用・保守という名の定型業務
システムの監視・運用をメインにしているエンジニアは、障害対応やユーザーサポートなど、ルーチンワークに追われます。
スクリプト改修やパッチ当てなど類似した業務も担当しますが、運用・保守ではプログラミング作業をメインに行うことはありません。
同じシステムを長期間に渡って保守する場合、新しい技術に触れにくく、定型業務をただ繰り返すだけになります。
監視・運用ベンダーというビジネスモデル上、プログラム開発が必要とされないからです。
ルーチンワークに特化した職場では、プログラミングスキルを磨く動機や時間を得づらいので、システムエンジニアだけどプログラミングができないという状況に陥ります。

3.システムエンジニアの名称が細分化すると解決される
「システムエンジニアはプログラミングができない」問題は、以下のように業務内容ごとに名称を細分化することで解決します。
- 上流工程SE
- インフラSE
- アプリ開発SE
役割やスキルセットの違いを社内外で共通認識として持てるので、プログラミングを必要とするのかどうか明確化されます。
クライアントとのやり取りでも「どの分野を担当するSEか」が伝わりやすくなります。システムエンジニアという定義が幅広い名称に頼らず、業務領域に応じた名称を導入することで混乱や誤解を減らせます。
海外にはシステムエンジニアという職種は存在しないので、状況に合わせて名称に変更を加えて定義化しても問題ありません。
システムエンジニアの名称を分けると、必要なスキルやキャリアアップの方法が分かりやすくなるのもメリットです。要件定義はするのに名称の定義はしない、エンジニア業界の謎ですね。
4.システムエンジニアならプログラミングができたほうがいい

システムエンジニアにとって、プログラミングスキルは強みになります。”できる”か”できないか”でいったら、プログラミングはできたほうが圧倒的に良いです。
プログラミングの経験があったほうが、実装の難易度や開発コストの見積もりが的確になるからです。
コードレビューやバグなどに適切に対応し、プロジェクト全体をリードしやすくなります。また、新技術の活用提案や改善策を提示する際にも、どのようなコードで機能を実装するか道筋を立てやすくなるので、説得力が増します。
エンジニアとしてのスキルの幅が広がり、キャリアアップに役立つのがプログラミングスキルです。必須のスキルではありませんが、プログラミングができると開発現場で役立ちます。
転職活動においても、プログラミング経験のないシステムエンジニアと比較されたとき、コーディングから顧客折衝まで幅広く行えるほうが圧倒的に有利です。
5.システムエンジニアの転職はユニゾンキャリア
「システムエンジニアになりたい」「プログラマーからシステムエンジニアにキャリアアップしたい」とお悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。
5-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございます。
プログラミングのできないシステムエンジニアは実際にいます。多くはシステムエンジニアが広義すぎて、業務上プログラミングを行う必要が無かっただけです。
必須スキルではないものの、システムエンジニアを目指すなら、プログラミングを学んでおくことを強く推奨します。
プログラミングができれば、プロジェクト全体をリードしやすくなったり、転職市場で評価されたりと、キャリアにおいて圧倒的に有利だからです。
口コミ評価
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5-2.システムエンジニアの転職成功事例

成功者インタビューより
ー転職のきっかけを教えてください!
もともと新しいものが好きで、新しい技術の登場で今まで時間がかかっていた作業などが楽にできるようになる、ということにすごく面白さを感じていました。
例えば、紙での管理からデータ化され、効率的に仕事ができるようになったのは素晴らしいなと感じています。
ただ、学生時代にエンジニアになるという選択肢はなく、別の業界に就職しました。
それでも実際働いてみて、これから長く働いていくうえで興味がない仕事よりも自分の興味があることをやりたいなと思い、ITエンジニアに挑戦してみよう!と思ったのがきっかけです。
ーユニゾンキャリアからどんな求人を紹介されましたか?
まずはシステムエンジニア(SE)として働けるところというのが大前提で、かつ未経験でも入れるところを紹介してもらいました。
キャリアアドバイザーの佐瀬さんが丁寧に説明してくれたので、企業ごとに特色が全然違うなっていうのが知れました。
研修に力入れてる会社もあれば、働き方に力を入れてる会社、資格取得に力を入れてる会社もあったりするんで、今後キャリアアップしていくうえでも、こういった企業の情報は必要になるなと思いました。
ー転職活動中に何か不安なことはありましたか?
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