SESのキッティングはきつい・やめとけ！スキルがつかない企業からの脱出

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集」の真心です。

IT未経験の方がSESに入社するとよく起こるのがキッティング案件へのアサインです。しかし、キッティングはきつい・辛い・辞めたいというのが良く叫ばれる業務です。

もし、あなたが現在入っているのであれば、同じように思っているのではないでしょうか？

私もキッティング業務の経験がありますが、あれは、うん。きついですよね…。ぶっちゃけ早く抜け出したい！そんなあなたにどうすればキッティング地獄から抜け出せるのか、お伝えしていきます。

1.SESのキッティング案件は時間の無駄？

結論からいうと、SESキッティング案件は完全に無駄ではありません。

確かに「SESキッティングやめとけ」「SESキッティングはスキルがつかない」「SESキッティングきつい」という声もありますが、基礎的なITリテラシーや環境構築の知識が身につきます。

大切なのは受け身にならず、興味ある技術について先輩に質問したり、自主学習でフォローすることです。さらに資格取得など学びを可視化していけば、キャリア形成にも役立ちます。

しかし、何も自分で学習せずにただ仕事をこなすだけなら、ITエンジニアには向いておらずキャリアアップしていくのも難しいので時間の無駄です。

裏を返せば、自分で努力しているのにキッティングしか回ってこないなら企業を変えるべきです。

2.SESのキッティング作業はきついから早めにやめとけ！

キッティングは「未経験でも入りやすい」反面、単調・肉体的にきつい・スキルがつかないという三重苦になりやすい業務です。

将来を見据えて次の一歩を踏み出せるよう、具体的な問題点と対策を整理しました。

2-1.作業負荷の軽い単純作業は病みやすい

キッティングは手順が決まっており失敗も少ないため、一見ラクに感じます。

しかし、「毎日同じ」「成果が見えにくい」環境はバーンアウト（退屈による燃え尽き）の温床です。集中力が切れ、自己肯定感まで下がりやすく、メンタル不調を訴える人も少なくありません。

抜け出すためにまずは、業務の中で小さな改善目標を設定し、達成を可視化してください。

例えばセットアップ手順をマクロ化して10分短縮すれば立派な成果です。日報やスプレッドシートで成果を“見える化”し、自分の成長を実感できる仕組みを作ることが、心を守る第一歩になります。

2-2.スキルがつかない単純作業で将来性がない

「キッティングはスキルがつかない」と言われる最大の理由は、作業がマニュアル頼みで技術の深掘り機会が少ない点にあります。

OSやネットワークの初歩の初歩には触れられても、設計や運用の思考は養われません。このまま年数だけ重ねると、求人票で求められる“実務経験”を満たせず転職が難しくなります。

“単純作業＋自主学習”の二軸で経験を積めば、次の案件選択肢が一気に広がります。

2-3.ITエンジニアなのに肉体労働できつい

キッティング現場では、数十台のPCやサーバー搬入・ラック組み立てなど意外と重労働がつきものです。

“体力系業務”が多い会社かどうかを確認し、比率が高ければ早めにキャリア相談を検討することをおすすめします。

SESのキッティングは辞めたいと感じる前に事前に手を打っておき、キャリアを広げられるようにしておくのが重要です。

3.SESのキッティング案件はキャリアが見えない

SESキッティングに長くとどまると、「次は何を目指せばいいのか」が見えにくくなります。

業務がルーティン化しやすく、評価軸も曖昧なため、経験年数が増えても市場価値が上がらないというリスクがあります。

3-1.スキル的にはインフラ領域に近いが不十分

キッティングはネットワーク設定やOSインストールなど、インフラ領域の“入口”に触れられます。

しかし、実際に求められるのは決められた手順通りの作業で、設計・運用の思考を磨く機会はほとんどありません。

まずはPingやtracerouteなど基本コマンドで通信経路を確認し、“なぜその設定で動くのか”を自分の言葉で説明できるようにしてください。

資格取得（例：CCNA、LinuC）と並行して検証環境を触れば、インフラ基礎を体系的に固められます。

3-2.開発スキルは全く身につかない

「いつかは開発案件へ」と考えていても、キッティング作業ではプログラミングに触れる機会がありません。

マニュアル入力や物理配線が中心のため、GitやCI/CD、フレームワークといった開発現場の必須スキルが空白のままです。

実際に転職市場では「キッティング程度のスキルしかない」と評価され、開発職への書類通過率が低いケースが目立ちます。対策は“自動化”を切り口にコードを書く習慣を持つことです。

JavaやPythonなどのプログラミング言語を学習して、GitHubで管理すれば「自社業務を効率化した実績」としてアピール可能です。

学んだ知識を可視化し、ポートフォリオとして提示できる形にすることで、開発ポジションへの転職ハードルを下げることができます。

4.SESのキッティング地獄から抜け出せない理由

「キッティングを辞めたい」と感じても、実際には多くの方が同じ現場に留まり続けます。

その背景には、学習環境・配属方針・会社体質という三つの壁が存在します。ここでは、それぞれの壁を具体的に解説し、抜け出すためのヒントをお伝えします。

4-1.スキルを身に付ける自己学習をしていない

結論から言えば、自己学習を後回しにするとキッティング地獄から抜け出せません。

業務後に疲れて勉強する気力が湧かず、「明日でいいや」と先延ばしにしてしまう。これが最も多いパターンです。

まずは、1日15分だけと時間を区切り、CCNAやLinuCのテキストを読み進めるなど小さなステップを設定してください。学習ログをSNSやQiitaで公開すると、仲間からのフィードバックが刺激になり、継続しやすくなります。

4-2.キッティング専属要員にされている

よくあるのがキッティング要員にされているというケースです。

これは、高単価案件はほかの人に任せて、安い案件でもやってくれるあなたにキッティングを回しているパターンです。

いうなれば、会社や営業から舐められているという状態です。

実際、会社としては売り上げが上がっていればいいので、無理に難しい案件を回さずに、無難にこなせる案件をとりあえず振っておこうという考えのもとにこのような形式が生まれます。

こうなっている場合は、ぶっちゃけ従業員を人だと思っていないので、はやく脱出することをおすすめします。

4-3.キッティング案件の保有割合が多い会社

そもそも所属会社がキッティング案件を大量に抱えている場合、どれだけスキルアップを訴えても配属替えは難しいのが現実です。

売上比率が高い業務ほど会社は人員を固定したがるため、「肉体労働できつい」と感じても環境は変わりません。

会社説明資料や取引案件リストを確認し、キッティング以外の案件比率が低い場合は早めの転職も選択肢に加えてください。

業界には設計・運用案件を多く扱うSES企業や、社内研修が充実した自社開発企業もあります。

複数社を比較し、自分のキャリア軸（開発／インフラ／クラウドなど）に合った案件を持つ企業を選ぶことが、地獄から脱出する最短ルートです。

5.キッティング地獄脱出！キャリア整理と案件で企業を選べ！

「キッティングをやめるぞ」と思った今こそ、キャリアを棚卸しして次の一歩を決めるタイミングです。脱出のためのステップを解説します。

5-1.開発かインフラかを明確にする

まずは「開発エンジニア」と「インフラエンジニア」のどちらを目指すかを決めてください。

実際、キッティングに入れられている状態というのは、このキャリア面でしっかりと理解できていないからです。そのため、実際に面接を受けたときに志望理由がぼやけ、面接で軸の弱さを突かれます。

ここでしっかりと決断をすれば、勉強範囲と応募先が一気に絞れ、転職活動の効率が高まります。

5-2.必要なスキルや資格を身に着ける

方向性が決まったら、逆算で「求められるスキルセット」を洗い出します。

独学だけでなく無料のハンズオンやYouTube講座を活用し、学習ログをGitHubやQiitaに残すと効果的です。

アウトプットは履歴書に書ける“証拠”となり、「キッティングのしかできない」という評価を覆す武器になります。

資格は短期で成果を可視化できるため、面接での説得力も上がります。

5-3.企業の案件情報を取得して企業選定

次に、候補企業がどのフェーズの案件を何％保有しているかを調べます。

求人票だけでは情報が不足しがちなので、転職エージェントやSNS、社員インタビューで裏取りを行ってください。

情報収集を怠ると再びキッティング中心の現場に戻るリスクがあるため、必ず複数社を比較してください。

5-4.やみくもに応募せず絞って対策

最後に、条件を満たす企業だけに応募を絞り、その企業ごとに対策を深掘りします。

エントリーシートや面接対策を一本化できるため、準備時間は減り、合格率は上がります。また、企業研究が深いほど「なぜ自社を選んだのか」という質問に説得力が増します。

狙いを定め、学習成果と志望動機をリンクさせた上で挑んでください。

そうすれば“キッティング地獄”から脱出し、キャリアを飛躍させる確率が格段に高まります。

6.企業の内部情報を知るならユニゾンキャリア

キッティングはかりやらされてスキルが付かなかったとお悩みの方は、ぜひ、ユニゾンキャリアまでご相談ください。

あなたのご状況からぴったりのキャリアプランからご提案いたします。

6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴

本記事をここまで読んでいただきありがとうございました。

キッティング業務自体が悪いわけではないですが、いつまで経ってもキッティングから抜け出せない場合は、企業に問題があるケースが多いです。

あなたの成長を考えるのではなく、売り上げ重視の企業だと起こりやすいので、成長を促してくれる優良企業の入社を目指しましょう！

ユニゾンキャリアでは、あなたの現状のご相談から転職したほうがいいのか？といったことからご相談を受け付けています。

当社の転職アドバイザーは、企業の担当者と直接やり取りをしているので、「内部情報」についてばっちり説明します。

ご納得いただいた求人のみをセレクトして内定を狙って対策をするので、大量応募の面接疲れとはおさらば！余った時間で、勉強を進められたと好評をいただいております。

6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

ユニゾンキャリアでは、未経験からでも高い内定獲得率で転職の支援をしています。

とりあえず企業に応募して、選考に進んでから企業を選ぶという動きは終わりにしませんか？

ご相談から内定後のサポートまで「完全無料」でご利用できますので、お気軽にお問い合わせください。