最終更新日:2026.08.31
インフラエンジニアのキャリアパス5選!未経験からのキャリアプランも紹介
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- インフラエンジニアのキャリアパスは下流工程からしか進めないの?
- 自分の志向に合った最適なキャリアステップはどう見つけるの?
- 転職を活用することで上流工程への到達を加速できるの?
運用・監視からはじまり、いずれは設計・構築へと、インフラエンジニアのキャリアパスは経験年数とともに自動的に上がっていくと考えていませんか?
実際には、現職での昇進の道が限定的だったり、スキルが市場価値につながらないまま時間だけが過ぎたりする悩みは少なくありません。経験を積んでも、キャリアの選択肢が見えない状態では、将来への不安は増すばかりです。
しかし、インフラエンジニアのキャリアパスは一本道ではなく、スペシャリスト・アーキテクト・プロジェクトマネージャー・クラウド専門職など、複数の進路から自分の志向に合ったルートを選べます。
正しい判断基準を持つことで、遠回りせず市場価値の高いポジションに最短で到達できるようになります。
本記事の要約
本記事では自分の志向に合ったキャリアパスを明確にし、遠回りせず最短で市場価値の高いポジションに到達したいインフラエンジニアの方を対象に、インフラエンジニアのキャリアパス全体像、下流工程から上流工程へ進むキャリアステップ、上流工程と下流工程の違いについて解説します。
1.インフラエンジニアのキャリアパス全体像
インフラエンジニアのキャリアパスは、経験年数を積むだけでは決まりません。技術を深める道、人を率いる道、クラウドに特化する道の3方向に大きく分岐し、選択によって年収と成長速度が根本的に変わります。
- 技術特化型・マネジメント型・クラウド特化型の3分岐
- 経験年数別に見るキャリアの到達点
- 自分の志向タイプを診断する視点
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1-1.技術特化型・マネジメント型・クラウド特化型の3分岐
インフラエンジニアが選べる主要なキャリアパスは、大きく下記の3つの方向に分かれます。
- 技術特化型:1分野の深さを求める、スペシャリストを目指したい、実装の最前線に立ちたい
- マネジメント型:人の成長に関わりたい、チーム全体の成果を重視する、組織の課題解決に興味がある
- クラウド特化型:新しい技術に常に追従できる、ベンダー認定資格を取得したい、急速な環境変化を楽しめる
それぞれの道が異なる理由は、インフラの領域そのものが急速に変化しているためです。オンプレミス中心の時代は技術特化型が主流でしたが、クラウド化により新しい選択肢が広がりました。
同時に、マネジメント層の需要も高まり、人を育てながらキャリアを積む道も確立されてきました。
各分岐によって必要なスキル、身につく経験、転職先の選び方が大きく異なります。たとえば技術特化型を選べば、オンプレ・クラウド・セキュリティのいずれかで深い知見が求められ、年収は40代で800万円を超えることもあります。
一方、マネジメント型を選べば、チーム規模や予算管理の経験が評価され、プロジェクトマネージャーへの道が開けます。クラウド特化型は、新しい技術への学習意欲と実装スピードが最優先されます。
重要なのは、いずれの分岐を選んでも遅すぎることはなく、転職先選びが極めて重要になります。同じマネジメント志向でも、SES・SIer・事業会社で成長速度は大きく変わります。
1-2.経験年数別に見るキャリアの到達点
インフラエンジニアの市場価値は、経験年数よりも「どの環境でどのスコープの経験を積んだか」で決まります。
1年目から3年目は基礎工事(運用・監視)、4年目から6年目は設計・構築への転換期、7年目以降が専門職確立または管理職昇進の分岐点です。
ただし、この進み方は会社の環境に大きく左右されます。SES企業で監視業務に3年いた場合と、事業会社で設計案件に2年携わった場合では、市場での評価が全く異なります。
下流工程(監視・運用)だけの経験は、年数が増えても上流工程への転職が難しくなる傾向があります。
経験年数別の到達点は、転職による環境変化で大きく加速します。1年目で上流工程の案件を見る環境に移れば、技術習得速度は3倍以上に跳ね上がります。
| 経験年数 | 下流工程中心の場合 | 上流工程を経験した場合 |
|---|---|---|
| 1~3年 | 運用・監視・ヘルプデスク対応 | 構築業務の補助、簡易設計への参加 |
| 4~6年 | チームリード候補、特定分野の専門化 | 主要な設計・構築案件の担当、技術検証 |
| 7年以上 | 現職でのマネジメント昇進か、転職による上流工程挑戦 | アーキテクト、プリセールスエンジニア、技術顧問への道 |
大切なのは、現在地を正確に把握し、今の会社でキャリアが加速するのか、転職で一段階飛ばした方が早いのかを判断することです。
1-3.自分の志向タイプを診断する視点
キャリアパス選択で最も大切なのは、自分がどのタイプかを正確に知ることです。
技術を追い続けることにやりがいを感じるか、人や組織の成長に関わることが喜びか、新しい分野への挑戦を楽しめるか、この3つの問いで自分の志向が決まります。
「現在の仕事で最も充実感を感じるのは何か」「5年後のなりたい姿をイメージしたとき、技術の話をしているか、人の話をしているか、新技術の話をしているか」「年収よりも大切にしたい価値は何か」。
この答えの組み合わせが、あなたの適切なキャリアパスを示唆します。
志向タイプ診断の3つのチェック項目
- 技術特化志向:
深い専門知識への追求感がある、「この分野のプロになりたい」という明確な目標がある、年数をかけて一つの領域を極めたい - マネジメント志向:
チームの成果に関心がある、後進の育成にやりがいを感じる、組織全体の目標達成を重視する - クラウド特化志向:
新技術への学習意欲が高い、変化の速さを楽しめる、トレンドをキャッチアップすることにエネルギーがある
この診断を踏まえて、次に必要な環境選択(転職先企業タイプ)や必須スキル・資格が明確になります。自分の志向が分からないまま転職市場で動くことは、羅針盤なしで航海するようなものです。
このセクションで志向を整理した上で、インフラエンジニアとしてのステップアップの方法を確認していきましょう。
自分でインフラエンジニアのキャリアについて調べるのが面倒な方は、以下からIT業界専門の転職支援サービス「ユニゾンキャリア」に無料相談することをおすすめする。ゼロからキャリアについて詳しくアドバイスをくれるため、情報収集の手間をなくしてくれる。
2.下流工程から上流工程へ進むためのキャリアプラン
インフラエンジニアのキャリアパスは、会社の規模や成長戦略によって大きく異なります。同じ年数の経験を積んでも、社内昇格で上流工程に進むルートと、転職で上流工程へ一段飛ばしするルートでは、到達時期と難易度が全く変わります。
- 社内昇格で上流工程に進む現実的な期間
- 転職で上流工程に一段飛ばしする実例パターン
- 移行に必要な実務経験の質と量
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2-1.社内昇格で上流工程に進む現実的な期間
社内昇格による上流工程への移行は、通常3〜5年以上の時間がかかります。これは単に経験年数ではなく、上司の育成意欲、部門の案件構成、人事評価制度などの環境要因に大きく左右されます。
特に大企業や古いシステムを保守している企業では、上流の職員に限りがあるため、枠が空くまで昇格の機会が回ってこない可能性も高いです。
社内昇格を目指すなら、現在の環境で上流工程に進める人物が実際にいるか、入社後のステップアップモデルが明確に示されているかを入社時に確認すべきです。
志望企業の人事に「運用からの昇格実績」を直接質問することで、昇格の現実性を判断できます。
2-2.転職で上流工程に一段飛ばしする実例パターン
転職市場では、2〜3年の実務経験があれば、上流工程職(設計者・アーキテクト・プロジェクトリード)へ一段飛ばしで採用されるケースが珍しくありません。特に成長中のスタートアップやクラウドインフラに特化した企業では、経験年数よりもスキルセットと問題解決能力が重視されます。
転職でこのステップアップが実現する理由は、採用企業が「過去の肩書き」ではなく「今できることと、ここでの成長可能性」を評価するためです。3年で構築案件3本、トラブル対応で本番環境を復旧させた経験がある人材なら、新しい企業では設計タスクの一部を任される可能性が高まります。
一方、同じ3年でも定型運用に留まった場合は、転職先でも類似の下流職に限定される傾向にあります。
2-3.上流工程に移行に必要な実務経験の質と量
上流工程へ移行する際、企業が最も重視するのは「判断と責任を取れるか」という点です。単なる作業経験ではなく、トラブルシューティング、提案実績、複数プロジェクトの並行対応経験が評価されます。
具体的には、ネットワークエンジニアが構築職へステップアップするには、既存システムの改善提案で実装までの流れを一通り経験している必要があります。オンプレミス環境からクラウド移行へ向かう場合も同様で、新旧環境の差異を理解し、顧客の業務フローに合わせた設計ができる人材が求められます。
2〜3年であっても、多様な技術スタック、複数の顧客環境、本番障害対応などを幅広く経験した人の方が、10年の定型業務より市場価値が高いケースもあります。
上流工程への移行に必要な実務経験の質
- 複数の異なる技術スタック(主流技術+レガシーシステム)への対応経験
- 本番環境での障害対応と、その中での判断・解決プロセスの実績
- 顧客との要件定義や改善提案に参加し、実装まで関わった経験
- 同時並行で複数プロジェクトを管理し、優先順位付けと進捗報告ができる力
これらの経験がない場合、転職面接では「設計職として期待できる判断力」が見えにくくなり、採用は現職レベルの職種に限定される傾向があります。逆に、今いる企業でこうした経験を意識的に積むことで、次の転職時に上流職へのジャンプが現実的になります。
3.上流工程と下流工程の違いを比較する
インフラエンジニアのキャリアを考える上で、最初に直面する選択が「上流工程を目指すのか、下流工程に留まるのか」という問いです。
しかし多くのエンジニアは、この2つの工程がどう違うのか、自分にはどちらが向いているのかを正確に理解していません。
- 業務内容と裁量範囲の違い
- 年収レンジの違いとその要因
- 必要スキル・資格の違い
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3-1.業務内容と裁量範囲の違い
下流工程は運用・監視が中心で、上流工程は設計・企画の意思決定が中心という根本的な違いがあります。
下流では提供されたシステム設計に基づいて、日々のサーバー監視、トラブル対応、ログ確認などの定型業務を担当します。
一方、上流工程では要件定義の段階から関わり、クライアント要望をヒアリングし、システムアーキテクチャを提案し、最適なインフラ構成を決定する責任を持ちます。
裁量範囲も大きく異っており、下流では上司や設計者の指示に従い、決められた手順で業務を実行することが求められます。
対して上流では、技術選定の判断、予算配分、リスク回避方法など、多くの決定権が与えられます。自分の提案がそのままプロジェクトの方針になるため、責任も大きくなります。
この違いが、キャリアの先行きと年収水準を大きく左右します。自分の現在地がどちらに寄っているかを確認することが、次のステップを決める第一歩になります。
3-2.年収レンジの違いとその要因
年収水準で見ると、下流工程と上流工程には年間150万円以上の開きが出ることが多いです。経験年数5年の下流運用エンジニアの平均年収が450〜550万円に対し、同じ年数の上流アーキテクトは600〜700万円、さらに経営層に近いポジションなら800万円を超えることもあります。
この年収差の根本原因は、担当プロジェクトの規模と責任の大きさです。下流工程は比較的多くの人材が代替可能で、労働市場での希少性が低くなります。
一方、上流工程やアーキテクト職は、プロジェクト成功の可否を左右する責任を背負うため、市場価値が大きく上がります。また、SES企業と事業会社、SIer各社でも年収レンジは異なり、同じ「上流工程」でも勤務先で年収が50〜100万円単位で変わることもあります。
さらに重要な観点として、年収成長性の違いがあります。下流エンジニアが年間で5〜10万円程度の昇給に留まるのに対し、上流工程なら一度移行すれば年間20〜30万円の昇給が期待できます。
10年単位で見ると、その差は累積で数千万円に膨らみます。年収レンジの違いを知ることで、単なる「キャリアアップ」ではなく「経済的な意思決定」としてのキャリア選択が見えてきます。
3-3.必要スキル・資格の違い
下流工程に必要なスキルは技術的な深掘り、上流工程に必要なスキルは幅広い知識とコミュニケーション能力という構図です。下流エンジニアは、特定のOSやネットワーク機器に関する深い技術知識、トラブルシューティングの経験、監視ツールの使いこなしなど、狭く深い専門性が評価されます。
複数のクラウド環境を比較検討できる幅広い知識、クライアント要望を技術要件に翻訳するコミュニケーション能力、プロジェクト全体を俯瞰するアーキテクチャ思考が必須です。
資格の観点でも差があります。下流エンジニアは、Linux技術者認定資格(LPIC)やCiscoの認定資格(CCNA)など、特定技術を深掘りする資格が武器になります。
上流エンジニアは、AWS認定ソリューションアーキテクト、Azure認定エキスパートなど、アーキテクチャ設計に関わる資格のほか、プロジェクトマネジメント系資格(PMP、ACP)も視野に入ります。
| 観点 | 下流工程 | 上流工程 |
|---|---|---|
| 技術知識 | 特定領域の深い専門性 | 複数領域の幅広い知識 |
| コミュニケーション | チーム内の報告・連絡 | クライアント折衝・提案 |
| 必須資格 | LPIC・CCNA等の技術系 | AWS認定・Azure認定等のアーキテクチャ系 |
| 求められる視点 | 担当機器・システムの最適化 | 事業要件から逆算した全体設計 |
この資格やスキルの違いを理解することで、転職先で評価される人材になるための準備が明確になります。
4.インフラエンジニアが目指せるキャリアパスの選択肢
インフラエンジニアのキャリアパスは一直線ではなく、大きく3つの方向に分岐します。技術を極めるスペシャリスト志向、マネジメント職を目指す管理職志向、そしてクラウド技術に特化する方向です。
- ITアーキテクト
- プロジェクトマネージャー
- クラウドエンジニア
- クラウドエンジニア
- 未経験からのキャリアパス
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4-1.ITアーキテクト
ITアーキテクトは、システム全体の設計を担当する技術リーダーです。インフラエンジニアが上流工程を目指す際の最も代表的なキャリアパスの一つです。
このポジションは、単なる機器の配置や設定から一歩進んで、顧客の経営課題を解決するためのシステム全体像を構想する責任を担います。セキュリティ、可用性、パフォーマンス、コストのバランスを考慮しながら、経営判断に直結する提案ができる人材が求められます。
年収は900〜1200万円程度が相場であり、大型プロジェクトを受注できる企業ほど単価が高くなります。やりがいは、技術的な難題解決だけでなく、自分の提案が顧客のビジネス成長に貢献する体験にあります。
SIer系企業で上流工程に携わった経験があれば、転職による一段階の飛躍が期待できます。
4-2.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャー(PM)は、インフラ構築プロジェクト全体を統括し、納期・予算・品質を管理する職種です。技術知識よりも、人と組織を動かす力が重視されます。
下流の運用・監視業務から距離を置き、予算配分、メンバー育成、顧客との調整といった意思決定を行う立場に転換します。技術スキルは基盤として必要ですが、最終的には経営的思考が問われます。
年収は800〜1100万円が目安ですが、プロジェクト規模と企業規模により大きく変動します。大規模案件を複数受注できる企業ほど、年収天井が高くなります。
社内昇格での実現は難しく、転職で即戦力として採用される方が現実的です。
4-3.クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、AWS・Azure・GCPなどのクラウドサービスを活用してインフラを構築・運用する専門家です。オンプレミス技術の需要が減少する中で、需要が急増している職種です。
オンプレミスのようにハードウェア選定や物理的な設定は不要ですが、クラウド固有の考え方(Infrastructure as Code、自動スケーリング、セキュリティグループなど)をマスターする必要があります。
年収は850〜1150万円で、インフラエンジニアの中でも比較的高水準です。開発チームとの連携が密であり、プロダクト開発に直接貢献できるやりがいがあります。
クラウドエンジニアに必要な条件
- クラウドサービス実装経験2年以上
- Infrastructure as Code(Terraform、CloudFormation等)のスキル
- AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト以上
- Linux、ネットワークの基礎知識
自社開発企業やクラウド専業企業への転職で、キャリアを加速させられます。
4-4.セキュリティスペシャリスト
セキュリティスペシャリストは、インフラのセキュリティ設計・運用に特化した職種です。サイバー脅威が増加する中で、企業の最優先課題となっており、需要が最も伸びている領域です。
ファイアウォール、IDS/IPS、アクセス制御、脆弱性対応などを経営リスクの観点から戦略的に設計し、コンプライアンス要件も含めて提案できる人材が必須です。
年収は900〜1300万円と、インフラエンジニアの中で最も高い傾向にあります。専門性が深いほど市場価値が上がり、転職市場での需要も安定しています。
セキュリティスペシャリストに必要な条件
- セキュリティ関連業務経験3年以上
- 情報セキュリティマネジメント試験(ISMS)合格
- CISSP(認定情報セキュリティプロフェッショナル)取得が望ましい
- 最新の脅威トレンドへの継続的な学習姿勢
金融機関やシステム監査法人への転職が、最も年収と専門性を高める道です。
4-5.未経験からのキャリアパス
未経験からインフラエンジニアを目指す場合、最初は監視・運用業務から入り、3〜5年かけて上流工程へ移行するのが標準的なキャリアパスです。ただし、会社選びで成長速度が大きく変わります。
SES企業よりもSIer、SIerよりも自社開発企業を選ぶことで、より高度なプロジェクトに早期に参加でき、キャリア加速が期待できます。
面接で「3年後のキャリアプランは」と聞かれるのは、入社後の育成方針や配置を決めるためです。技術特化を望むならアーキテクト志向を伝え、マネジメント志向ならプロジェクト管理への意欲を明示するなど、志向と職種の一致を示すことで、採用側も具体的なキャリアパスを用意しやすくなります。
未経験からのキャリア選択で失敗しない3つのポイント
- 入社時点で「技術特化」「マネジメント」のいずれかを決める
- SES企業での運用業務では上流工程への移行がほぼ起きないため、SIerか自社開発企業を選ぶ
- 面接でキャリアプランを聞かれたら、自分の志向を明確に伝え、企業文化との相性を見極める
3〜5年の実務経験を積み、適切な企業へ転職することで、30代で年収800万円を超えるキャリアを実現できます。
未経験からインフラエンジニアになる方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事「未経験からインフラエンジニアになるには?」をお読みください。
5.キャリアパスで陥りやすい失敗と回避策
インフラエンジニアのキャリアパスは複数の分岐がありますが、選択を誤ると市場価値を活かせないまま時間が過ぎてしまいます。
資格取得だけに偏る、企業タイプの違いを理解せず転職する、志向と職種のミスマッチを放置する——これらは現職で経験を積んだ2〜8年目のエンジニアが最も陥りやすい失敗です。
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5-1.資格取得だけで満足してしまう失敗
資格は市場価値を示す通行証ですが、それだけでは上流工程への移行につながりません。応募書類や面接で資格をアピールするのは有効ですが、実務経験がなければ採用側の評価は限定的です。
特にネットワークスペシャリストやセキュリティマネジメント試験は、合格者数が少なく見た目の評価は高まりやすいです。
しかし採用企業が本当に見ているのは「その資格を取得するために何を学んだか」「実務でどう活かしたか」という背景です。資格取得後に現職で応用経験を積まないと、転職市場では「勉強はしたけれど実績がない候補者」と判定されることがあります。
資格と実務経験の両輪を意識することで、初めて次のキャリアステージへの道が開きます。
資格取得と同時に確認すべき項目
- 現職で、その資格が活かせる案件・プロジェクトがあるか
- 資格勉強で得た知識を実務で試す機会を自ら作れるか
- 転職前に「実務経験あり」の状態を作っておけるか
資格だけでなく、実務での活用までがセットだと考えることが、上流工程移行の第一歩になります。
5-2.企業タイプの違いを理解せず転職する失敗
同じ「インフラエンジニア」という職種でも、SES・SIer・事業会社でキャリアの進み方は大きく異なります。
例えば、SES企業から事業会社へ転職すると、同じ年数の経験でも「自社システムの設計・運用」という深掘りが可能になり、上流工程への昇進速度が速まります。
一方、SIerは大型プロジェクト経験により広い視点が得られる反面、同じ企業内での昇進ポジションは限定的な場合が多いです。
「上流工程を目指したい」という同じ志向でも、企業タイプによって現実的な実現難度が変わるのです。
転職の失敗を避けるには、応募前に求人企業がどの企業タイプか(自社開発か、案件受託か、派遣型か)を明確にし、そこでのキャリアパスを人事や先輩エンジニアに直接確認することが有効です。
| 企業タイプ | 特徴 | キャリアの進み方 | 上流移行難度 |
|---|---|---|---|
| SES(常駐型派遣) | 案件ごとに顧客先で常駐。経験は広く浅い傾向 | 年数で年収は上がるが、昇進ポジション少なし | 高い(転職による移行が現実的) |
| SIer(受託開発) | 大型案件で複数チーム構成。要件定義から運用まで携わる機会あり | プロジェクトマネージャーやアーキテクト職への昇進道がある | 中程度(社内昇進で可能) |
| 事業会社(自社開発) | 同じシステムを長期間運用・改善。深い知識を習得可能 | 年数とともに裁量が増える。設計・要件定義も担当 | 低い(実務で自然に上流移行) |
企業タイプ別のキャリアの進み方を事前に知ることで、転職先選びの失敗を大きく減らせます。
5-3.志向と職種のミスマッチを放置する失敗
「上流工程を目指したい」という漠然とした希望では、転職先企業も採用判定ができず、採用後もミスマッチが生じやすいです。アーキテクト志向なのか、マネジメント志向なのか、クラウド特化志向なのかで、取るべきキャリアパスが全く異なるからです。
例えば、技術を極めたいのに人事評価がマネジメント寄りの企業へ入ると、昇進と引き換えに技術業務を手放すことになり、やりがいが低下します。逆に、人間関係構築が得意で組織全体を見たいのに、個人プレーが求められるスペシャリスト職に配置されると、持ち味を活かせません。
この見立てが採用面接の「キャリアプランは?」という質問にも影響し、面接官は「この人の志向と我が社の案件・チーム構成は合致するか」を判断しているのです。
今から自分の志向を3パターン(技術特化・マネジメント・クラウド特化)のいずれかに診断し、その方向に必要なスキルと経験年数を調べ、現職でそれを積めるかを検証することです。積めなければ、その方向を得意とする企業への転職を計画し始めることが、最速のキャリア形成につながります。
志向を今のうちに明確にし、それに合った企業選びをすることで、入社後のミスマッチと後悔を未然に防ぐことができます。
5-4.自動化が進みやすい業務の範囲
定型的なログ監視、アラート対応、バックアップ作業といった繰り返し業務は、AIと自動化ツールの進化で急速に代替されています。これらの業務は判断基準が明確で、パターン化しているため、自動化に最も向いているのです。
具体的には、24時間の機械監視、夜勤対応のルーチンワーク、リソース監視、定期メンテナンスの実行といった作業が該当します。これまで多くのインフラエンジニアが従事してきた「オンコール当番」や「夜間トラブル対応」も、監視の自動化とAI判断によって人出が大幅に削減される流れにあります。
重要なのは、この自動化の波が下流工程ほど顕著だということです。
監視・運用・ヘルプデスク層は着実に需要が減りますが、設計や構築といった上流工程は自動化の対象外に近い状態が続きます。つまり、運用保守層のポジションは今後着実に市場が縮小すると言えます。
6.キャリアパスを描くために今から始めること
ここまで読んで、「コツコツ経験を積めば自然と上流工程に上がれるわけではない」と気づいた方も多いはずです。その気づき自体が、キャリア設計の第一歩になります。
面接で「今後のキャリアプランは?」と聞かれるのは、応募者の志向と職種が一致しているかを企業側が確認したいからです。
技術特化型なのかマネジメント型なのか、答えが曖昧なままだと採用側も配属先を判断できません。
つまり、今の会社でその志向を実現できるかどうかを見極めることが、転職市場の情報収集を始める最短ルートになります。志向がはっきりしないまま転職活動をしても、企業選びの軸がぶれてしまいます。
今の環境を判断するための確認項目
- 直近1〜2年で担当したプロジェクトの規模と裁量の範囲
- 希望する志向(技術特化・マネジメント・クラウド特化)に近い案件があるか
- 上長に相談した際、昇格や異動の具体的な道筋が示されるか
例えば、クラウド移行案件を希望しているのに、社内にオンプレ運用の案件しかない場合は、社内昇格を待つより環境を変えたほうが到達が早いケースがあります。
具体例:志向と環境のズレに気づいたケース
運用保守を5年続けてきたエンジニアが、アーキテクト志向を持ちながらも社内に設計案件がなく、昇格の機会も限られていた例があります。この場合、現職に留まるほど志向と業務内容のギャップが広がり、経験年数だけが積み上がる状態に陥りやすくなります。
まずは、こちらの記事「インフラエンジニアのスキルセットとは?キャリアアップの方法を解説!」を参考に、自分の経験を棚卸ししてみてください。
ご自身のスキルの棚卸しをした結果、今の環境で志向を実現できないと分かったら、転職市場での自分の価値を確かめるタイミングです。
7.インフラエンジニアの転職はユニゾンキャリア
インフラエンジニアの転職を考えている方はぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。
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7-1.ユニゾンキャリアの転職成功事例①
成功者インタビューより
─インフラエンジニアを選んだ理由を教えてください!
ユニゾンキャリアさんを利用した際に、担当のキャリアアドバイザーの佐瀬さんがインフラエンジニアと開発エンジニアのメリットや将来性、仕事の内容などを詳しく説明してくれました。その話を聞いて、自分はインフラエンジニアでやっていこうと決意しました。
─現職で大変なことはありますか?
周りのエンジニアの技術レベルが高く、ついていくのが大変で、毎日壁にぶつかっています…。ですが、先輩社員にフォローしていただいて、分からない部分は丁寧に教えていただいてます。
─今後のキャリアパスを教えてください!
将来的には最新技術のAWS(Amazon Web Service)を極め、プロジェクトマネージャーになりたいと考えています。 目の前の目標は、一人称で仕事をできるようになり、サーバーもネットワークも両方のスキルを持ったエンジニアになることですね。
7-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例②
成功者インタビューより
─転職しようと思ったきっかけを教えてください!
インフラエンジニアとして働くことに慣れてきて、改めてインフラ技術が好きだなと思うようになり、今よりもっと仕事の幅を広げたい、スキルが身につく環境で働きたいと考えるようになったからです。
─ユニゾンキャリアの支援内容で良かったポイントはありますか?
私の希望にバッチリ沿った求人のみを紹介してくれたこと、あとは面接に対して具体的なアドバイスをくれたのがありがたかったです。特に面接対策では、こういうことを聞かれますよ、こういう風に伝えた方がいいですよ、と色々細かく教えてもらいました。そこで初めて逆質問の存在と重要性を知ったり…(笑)実は今まで面接で「何か質問はありますか?」と聞かれても「無いです!」って答えてたので、対策してもらえてなかったらどうなってたんだろうって思います。
─転職活動にかかった期間を教えてください!
転職しようと思ったのが12月の最初くらいで、本気で転職活動に取り組み始めたのが1月の上旬、今の会社の内定を承諾したのが2月頭なので、全体を通して2ヶ月くらいですね。ただ、ユニゾンキャリアさんを利用し始めたのは1月の中旬くらいからなので、そこから数えると2〜3週間くらいで内定が出ています!転職活動ってもっと時間がかかると思っていたので、最初の頃は焦りしかなかったんですけど、働きながらでもスムーズに転職できて本当に良かったです。
弊社は転職活動を業界説明の段階から支援するため、入社後のミスマッチが非常に少ないことが特徴です。
また、サービスを利用して転職した方が入社後に希望案件につけているかも調査しており、内定後もサポートしています。
ここまでに紹介した転職サポートは全て「完全無料」です。エンジニア転職のトータルサポートはぜひユニゾンキャリアにお任せください!