最終更新日:2026.10.13
客先常駐を辞めたい理由は何?転職を判断する基準と退職の流れを解説
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 客先常駐先を辞めたいと思う主な理由は何か?
- 常駐先の問題か、働き方の問題か、どう判断すればいい?
- 後悔しない退職決断をするために確認すべき準備は何か?
毎日同じ常駐先への往復、給料は上がらず、スキルが身についている実感もない。こうした不満を抱えながらも「今辞めたら次の職場で後悔しないだろうか」と足踏みしていないでしょうか。
その迷いは当然の感情です。転職は人生の重要な決断だからこそ、感情論だけで動いてしまうと同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。実際、辞めたあとに「前の方がましだった」と感じるエンジニアも少なくありません。
しかし、客先常駐を辞めたい気持ちに向き合い、その理由を言語化できれば、後悔のない転職が実現できます。大切なのは『今の不満の正体を見極める → 次のキャリアを設計する → 失敗しない退職手順を知る』この3ステップです。
記事の要約
本記事では、このステップを実践的に整理し、あなたが自信を持って次の一歩を踏み出せるための判断軸と具体的な脱出シナリオを解説します。
1.辞めたい客先常駐先に共通する特徴
客先常駐を辞めたいと感じるのは、単なる甘えではなく、現場環境に実際の問題がある場合がほとんどです。離職者が続出する現場には、共通するパターンがあります。
自分の不安が正当かどうかを判断するため、まずは異常な職場環境の特徴を理解しておきましょう。
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炎上プロジェクトが常態化している
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教育体制がなく放置される
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営業担当が現場の状況を把握していない
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残業や休日出勤の申告がもみ消される
1-1.炎上プロジェクトが常態化している
常態的に納期遅延やプロジェクト炎上が起きている現場は、組織的な問題がある証拠です。
一度の炎上ならプロジェクト特有の課題かもしれませんが、常態化しているなら、マネジメント体制や人員配置に根本的な欠陥があります。
納期に追われて深夜残業や休日出勤が日常化し、コードレビューやテストを適切に行えない環境では、技術スキルも伸びません。
炎上プロジェクトが常態化している現場の確認項目
- 過去3ヶ月で2回以上の大規模な納期遅延が発生している
- 夜間対応や休日呼び出しが月に5日以上ある
- プロジェクト内で複数のエンジニアが退職・配置転換している
- マネージャーが現場の進捗把握をしていない、または改善策がない
こうした環境に身を置き続けることは、単に疲れるだけでなく、市場価値が下がるリスクにもなります。焦って逃げるのではなく、冷静に「この現場は改善する見込みがあるか」を判断してください。
1-2.教育体制がなく放置される
教育計画もなく、いきなり実務に投げ込まれる環境は、成長の機会を奪う環境です。
「実務で学べます」という謳い文句を聞くことがありますが、学習と放置は異なります。
新人や未経験者が実務で伸びるには、技術的なメンターや定期的なフィードバックが必要不可欠です。ところが、教育体制がない現場では、わからないまま進めるしかない状況が続きます。
教育体制がない放置型環境の特徴
- 配属時のオンボーディング資料やドキュメントがない
- 技術的な相談相手や質問できるリードエンジニアがいない、または多忙で頼れない
- 1年経っても業務フローや技術スタックについて誰も説明してくれない
- 困っているときに上司が「自分で調べて」と言うだけで、フォローアップがない
実務経験は成長の手段ですが、支援体制がない放置は、単なる労働搾取に近い状態です。この環境にいると、スキルが伸びないだけでなく、自信も奪われていきます。
1-3.営業担当が現場の状況を把握していない
SES企業の営業担当が現場を訪問せず、エンジニアの声に耳を傾けない構造が、サポート不足を生み出します。営業担当が案件獲得で忙しく、配属後のエンジニアの状況を把握しないまま次の案件に動く企業は少なくありません。
ITエンジニアが困りごとを抱えても派遣元への報告ルートがないといざというときに頼る人がいないという状況に陥ります。
給与交渉の相談、プロジェクト変更の希望、トラブル発生時の相談先がない状態では、適切な判断が難しくなります。
営業とのコミュニケーションが途絶えている兆候
- 配属から3ヶ月以上、営業担当が訪問・連絡してこない
- 困りごとを報告しても「常駐先で対応してほしい」と言われるだけ
- 給与や待遇改善について相談する窓口がない、または曖昧
- プロジェクト終了や配置変更の決定が、営業ではなく常駐先から直接伝わる
1-4.残業や休日出勤の申告がもみ消される
サイレント残業が常態化し、申告しても「システムに入力しないように」と指示される場合、明確な労務管理違反です。これは個人の我慢の問題ではなく、企業の重大な過失です。
残業時間の隠蔽は、給与未払いや過労死のリスクに直結します。また「報告しないのが暗黙のルール」という文化では、体調が悪化していても、困りごとがあっても、誰にも相談できない環境が生まれます。
残業申告がもみ消される危険な兆候
- 実残業が月40時間以上あるのに、勤務表では20時間未満と記録される
- 上司や営業から「残業時間は報告しないでほしい」と明示的に指示されている
- 申告した残業が勝手に削られる、または申告システムへのアクセスが制限されている
- 同僚が健康被害(過労、うつなど)に見舞われている
この状況は改善ではなく、すぐに対処が必要な危険信号です。自分の健康と権利を守るため、外部窓口(労働基準監督署、雇用契約書の確認)への相談を視野に入れることをお勧めします。
2.客先常駐で『辞めたい』と感じる根本原因
「辞めたい」と感じる理由は、原因が大きく2つに分かれています。今の案件や常駐先固有の問題なのか、それとも客先常駐という働き方そのものが合わないのかの区別がつくと、辞めるべきか改善を試すべきかの判断が自分で下せます。
同じ「辞めたい」でも、原因によって対処法は全く変わるため、ここで自分の状況を言語化することが最初の一歩です。
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案件や常駐先固有の問題である場合
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客先常駐という働き方自体が合わない場合
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自分では気づきにくい心身のサイン
2-1.案件や常駐先固有の問題である場合
現場が変わると解決する不満は、案件や常駐先の問題が原因です。技術スタック、チームの雰囲気、業務量、マネジメント体制といった要素は、同じSES企業にいても案件によって大きく異なります。
このタイプの不満は、派遣元に交渉して配置転換を申し出るなどして改善する可能性があります。
たとえば、残業が多い案件から定時上がりできる案件へ移ったり、古い技術を使わされている現場から最新技術を学べる現場へシフトしたりすることで、辞めることなく働き方が大きく改善することはよくあります。
下記で当てはまる項目があれば、まずは現場変更を派遣元に相談する価値があります。ただし、変更を要望してから実際に異動するまで1〜3ヶ月かかることが多いため、焦らず段階的に動くことが重要です。
案件・常駐先固有の問題かどうかを見極める確認項目
- 作業環境や技術スタックに不満があるか
- 業務量や納期がこの現場だけ厳しいか
- チームのマネジメントに問題があるか
- 常駐先の企業文化が合わないか
- 給与や福利厚生そのものには不満がないか
2-2.客先常駐という働き方自体が合わない場合
どの案件に移っても、根本的な不満が解決しないなら、それは客先常駐という働き方そのものが合っていない可能性が高いです。
クライアント企業の指示に従う立場、自社との距離感、主体性が発揮しにくい環境といった構造的な要因が原因の場合、案件を変えても同じストレスが繰り返されます。
このタイプの不満は、配置転換では解決しない根本的なミスマッチであるため、転職を視野に入れる判断が必要です。
給与や待遇改善を望んでいる、キャリアを自分で設計したい、プロジェクト全体の責任を持ちたい、という欲求が強い場合は、このカテゴリに当てはまることが多いです。
たとえば、同じシステム開発案件でも、SESとして常駐する場合と自社開発企業で働く場合では、裁量や責任の重さ、キャリア価値が全く異なります。
SESではクライアント企業の要件に従うだけですが、自社開発では企画段階から関わり、事業価値を考えながら開発できます。
現場を変えて様子を見る余地よりも、根本的な環境の転換を優先する方が、キャリアの後悔が少なくなります。
2-3.自分では気づきにくい心身のサイン
疲れが慢性化していると、本人が異変に気づきにくくなります。頭では「改善できるはず」と思い込んでいても、身体と感情は限界を示していることがあります。
こうした見逃しやすいサインを知っておくことで、判断を誤らずに済みます。
睡眠の質の低下、仕事へのモチベーション消失、人間関係への関心喪失といった変化は、心身が限界に達しているサインです。
これらが2週間以上続いている場合は、現場変更だけでは解決しない可能性が高いため、根本的な環境転換を検討すべき段階と言えます。
見逃しやすい心身の限界サイン
- 毎晩同じ時間に目覚めるなど、睡眠パターンが乱れている
- 常に疲労感がある、休んでも回復しない
- 些細なことでイライラ・焦燥感を感じるようになった
- 仕事に関する予定を思い出すだけで、気分が落ち込む
- 好きだった趣味や人間関係への関心が薄れた
これらのサインが複数当てはまれば、疲れの原因をどう対処するかという判断フェーズを過ぎて、実際に行動を起こす段階に入っていると考えてください。
3.客先常駐を辞めるまでの流れとかかる期間
法律上、退職は申し出からの期間に制限がありませんが、実務上は派遣元との契約やプロジェクト途中の引き継ぎなど、複数の要素が関係してきます。
このセクションでは、退職までの具体的な流れと期間を解説し、スムーズに辞めるための判断軸を示します。
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退職の意思を派遣元に伝えるタイミング
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プロジェクト途中でも退職は可能か
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退職までにかかる一般的な期間の目安
3-1.退職の意思を派遣元に伝えるタイミング
派遣元への退職意思は、常駐先への引き継ぎを見据えて「最短でも2週間前」に伝えるのが実務上の目安です。
誰に伝えるかについては、直属の上司ではなく「自社の営業担当者」に正式に伝えることが重要です。営業担当者は派遣元とあなたの契約を管理しており、退職手続きの正式な窓口になります。
直属上司には営業担当者から報告が入るため、直接の相談は避けて公式な流れを守ると、後々の紛争を防げます。
派遣元への退職報告の流れ
- 営業担当者に『正式な退職意思』を連絡する
- 退職日の目安を相談し、契約上の条件を確認する
- 常駐先への報告タイミングを営業担当者と調整する
- 引き継ぎ資料の準備を派遣元と相談する
営業担当者が不在や対応が曖昧な場合は、人事部門に直接連絡して、正式な退職手続きの窓口を確認しましょう。口頭だけでなく、メールでも「退職日」「理由」「引き継ぎについての意向」を残しておくと、後のトラブルを防げます。
3-2.プロジェクト途中でも退職は可能?
常駐先への引き継ぎは「派遣元との雇用契約にのみ依拠し、常駐先との契約関係には法的拘束力がない」ため、プロジェクト途中でも退職は可能です。
よくある誤解として「プロジェクトが終わるまで辞められない」と考える人がいますが、あなたの雇用主は常駐先ではなく派遣元です。そのため、常駐先が引き継ぎを強く要求しても、派遣元が認めれば退職手続きに進めます。
ただし、実務上の人間関係や将来の業界評判を考慮すると、可能な範囲での引き継ぎを検討する価値はあります。
引き継ぎは『可能な範囲で最小限』という立場で臨むことが、退職を円滑に進めるコツです。ドキュメント整備や口頭説明など、実行可能な形での引き継ぎを提案すれば、常駐先も納得しやすくなります。
常駐先が強硬な態度を取る場合でも、法的には退職を阻止することはできません。ただし円滑な退職を目指すなら、派遣元と常駐先の間で調整してもらうことが最善です。
3-3.退職までにかかる一般的な期間の目安
民法上の退職予告期間は『2週間』ですが、実務上は「1ヶ月〜2ヶ月」の猶予を見込むのが現実的です。
2週間という期間は、あくまで法的な最短基準です。派遣元との契約書に『30日前の報告義務』と書かれている場合、その期間が優先されます。
また、常駐先の引き継ぎやプロジェクトの切り替えを考慮すると、実際には『予告→引き継き→最終出社』まで約1ヶ月は必要になるケースが大多数です。
急ぐ場合でも「最短2週間」、通常は「3〜4週間」、余裕を持つなら「6〜8週間前」に派遣元へ連絡するのが、トラブル回避の目安になります。退職まで時間があるほど、引き継ぎの質が上がり、常駐先の評判も守りやすくなります。
4.客先常駐を辞める時に起こりやすいトラブルと対処法
客先常駐を辞めると決めた後、最大の障壁になるのが「退職交渉時のトラブル」です。派遣元と常駐先の両社に報告する必要があり、どちらかが引き留めに動く可能性があります。
特にSES企業では、プロジェクト途中の人員不足を理由に辞職を認めない、契約違反だと主張するなど、交渉を長引かせるケースも多くあります。事前に対処法を知っておくことで、不当な引き留めに動じず、スムーズに退職を進められます。
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プロジェクト途中での引き留めへの対応
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契約違反を持ち出されたときの対処
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退職代行を使うべきケースの見極め方
4-1.プロジェクト途中での引き留めへの対応
「プロジェクトが終わるまで待ってほしい」という引き止めは、SES企業での退職交渉で最も多いパターンです。後任がいないことを理由に辞職を先延ばしにするのは、会社側の都合であり、法的な拘束力はありません。
労働基準法では、退職予告は2週間前の申し出で成立するため、会社が合意しなくても辞めることは可能です。
ただし、現実的には常駐先との関係性が悪化し、後々の転職活動に影響が出る可能性があります。交渉を進める際は、退職時期を柔軟に調整する余地を示しつつ、最終期限を明確に提示することが重要です。
たとえば「2ヶ月後の案件区切りを目安に退職したいが、どうしても難しければ3ヶ月での退職を希望する」というように、段階的な選択肢を用意すると、会社側も代替人員の手配に動きやすくなります。
多くのSES企業では、人員不足を理由に引き止めても、実際には代替人員を確保する手段を持っています。重要なのは、相手の論理に流されず、自分の退職時期について判断することです。
4-2.契約違反を持ち出されたときの対処
「退職契約に違反する」「違約金を請求する」といった主張をされるケースもあります。しかし日本の労働法では、労働者の退職権は極めて強く保護されており、会社が一方的に退職を拒否することはできません。
民法628条では「当事者が雇用の期間を定めたときであっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は直ちに契約を解除することができる」と定められています。
SES企業が「契約違反」と主張する根拠は、多くの場合、自社と常駐先の契約における「人員交代は〇ヶ月前の申告が必要」といった取り決めです。これはあくまで常駐先との契約であり、あなたと会社の雇用契約ではありません。
会社側が常駐先との契約を守れなくなるのは、会社側の経営上の問題です。
会社が強硬な態度を崩さない場合は、内容証明郵便で退職届を送付し、記録に残しておくと安心です。後々、トラブルに発展した際の証拠になります。
4-3.退職代行を使うべきケースの見極め方
退職代行サービスは、本人が直接交渉せず、代理業者が会社との退職手続きを進めるものです。
自力交渉ができるなら使う必要はありませんが、会社側が露骨な嫌がらせや脅迫に近い引き止めを行う場合は、検討する価値があります。
退職代行を使うべきのは、「交渉が成立しない」「精神的に限界」という状況です。SES企業の中には、退職代行の利用を「裏切り行為」と捉え、懲戒処分に該当すると主張する企業も存在します。
しかし法的には、退職代行の利用は何ら違法ではありませんし、会社はそれを理由に損害賠償を求めることもできません。むしろ、過度な引き止めや嫌がらせに対する防衛手段として機能します。
退職代行の利用を判断する目安
- 自力交渉を試みたが、会社が応じない状況が続いている
- 退職の意思を伝えるたびに激怒される、または脅されている
- 精神的に限界で、会社との直接対話が難しくなっている
- 派遣元の営業担当者が味方にならず、常駐先との交渉が進まない
- 「給与の返納」「研修費の返金」など不当な要求を突きつけられている
退職代行の利用後、会社側がさらに強硬な対応をしてくる可能性もあります。そうした場合は、弁護士相談も検討してください。
会社側が不当に複雑にしている場合は、第三者の力を借りることは、自分の人生を守るための合理的な判断なのです。
5.辞めた後に後悔しないための転職先の見極め方
客先常駐を辞めたあとの転職先選びを誤ると、結局また別のSES企業に流れ込み、同じ悩みを繰り返してしまいます。辞める理由を整理したら、次は転職先の見極め方を知ることが重要です。
自社開発・SIer・優良SESそれぞれの特徴と確認軸を押さえておきましょう。
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自社開発企業への転職で確認すべきこと
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SIer(受託開発)への転職で確認すべきこと
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優良SESと問題のあるSESを見分けるチェックリスト
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求人票と面接での確認事項
5-1.自社開発企業への転職で確認すべきこと
案件ガチャがなくなる代わりに求められるスキルレベルが上がる点を理解しておく必要があります。
自社サービスを長期運用する会社が多く、設計から保守まで一貫して担える実務経験や、特定言語での深い理解が選考で問われます。未経験に近い方ほど、書類選考の時点で厳しい評価を受けやすい傾向です。
面接では過去の開発物や技術選定の理由を細かく聞かれることが多く、ポートフォリオや個人開発の実績があると評価されやすくなります。
面接前に確認したい項目
- 使用言語・フレームワークの深い理解を問われるか
- 個人開発やOSS活動の有無を聞かれるか
- 配属後の技術負債や運用体制について説明があるか
5-2.SIer(受託開発)への転職で確認すべきこと
SIerは客先常駐と似た受託構造を持つため、常駐する場合もある点に留意しましょう。
SIerも案件ごとにクライアント先へ出向く形態がありますが、自社での要件定義や上流工程への関与度合いがSESより高い会社が多いのが違いです。求人票だけでは判断しにくいため、面接で常駐の頻度や期間を具体的に聞く必要があります。
また、多重下請け構造の下層に位置するSIerだと、実態はSESとほぼ変わらないケースもあります。
元請けとの取引比率や、直近のプロジェクトでの立ち位置を面接時に確認すると、実態を見極めやすくなります。
5-3.優良SESと問題のあるSESを見分けるチェックリスト
SESを完全に避ける必要はなく、優良SESであれば経験を積む選択肢としても成立します。
見極めの鍵は給与還元率と営業体制です。単価に対して給与が低すぎる会社や、営業担当が案件状況を把握していない会社は、キャリア形成が置き去りにされがちです。
優良SESを見分ける確認項目
- 給与還元率の目安を開示しているか
- 営業担当が定期的に現場状況をヒアリングしているか
- 案件変更や不満相談の窓口が明確か
- スキルアップ支援や資格手当があるか
これらの項目を面談時に確認すれば、次も同じ失敗を繰り返すリスクを大きく下げられます。
5-4.求人票の見方と面接での質問で失敗を防ぐ確認事項
求人票の言葉づかいと面接での説明内容を照らし合わせることで、失敗をより確実に防げます。
配属先が固定される社員数や、直近1年の配属実績などを尋ねると、その会社の実態が見えてきます。
求人票や面接での確認項目
- 「案件多数」「自社内開発あり」などの曖昧な表現は、実態が客先常駐中心である可能性を示すサインとして疑ってかかる
- 面接で担当業務の具体的な内容を質問する
- 面接で配属先の固定度を質問する
- 質問への回答が曖昧な場合は注意する
不安が残る場合は、転職エージェントに求人票の裏側を確認してもらうのも、有効手段の一つです。
6.ITエンジニアの転職はユニゾンキャリア
「納得のいくキャリアの描き方が分からない」「自分らしく活躍できる企業はどう見つければいい?」など、よりよい働き方を模索する中で悩む方は少なくありません。
そんなときは、1人で抱え込まずぜひユニゾンキャリアへご相談ください。
6-1.ITエンジニアの転職成功事例①
成功者インタビューより
まずは、前職の仕事内容と、転職のきっかけを教えてください
前職はSESで、主に「ServiceNow」を使ったローコード開発に携わっていて、要件定義以外の工程は一通り経験しました。
入社して最初のJava研修でプログラミングは向いてないと感じたので、感覚で開発できるローコードは自分に合っていたと思います。
ただ、直近で入った案件が最初から炎上していて、体調を崩したのが転職のきっかけです。
お客さんもベンダーもServiceNowの知見がなく、「経験あるでしょ」とスケジュール管理や会議など、何でも屋さんみたいに仕事を振られまくってて…。
自分しかできないというプレッシャーがきつく、残業も月40時間を超えていました。
会社に自分の単価を聞いて「いくら抜かれてるな」と考えたこともあり、休職したタイミングで転職活動を始めました。
今回の転職で、理想の働き方と年収を実現できたのでしょうか?
年収については基本給は正直あまり変わっていないんですが、前職はボーナスが年1回でないに等しいぐらいの金額だったので、ボーナスと確定拠出年金の手当を含めて、トータルで100〜120万円ほど上がりました。
働き方も、希望通りフルフレックスとフルリモートでやらせてもらっています。
今は受託のプロジェクトに参画していて、ServiceNowの経験者が私ら2人くらいしかいない現場なんですが、みんなで基礎知識を身につける学習期間がちゃんと設けられているんです。
無理のないスケジュールで勉強しながら参画できる面がすごく良いなと思っています。
最後に、転職活動全体を振り返って、率直な感想をお願いします
退職を決めてからの転職活動だったので、本当に次が見つかるのかという不安が最初はありました…。
直近の炎上案件のこともあって、「もうエンジニアを続けられないかも、違う業界に行きたい」と思ったこともあったんです。
でも、佐瀬さんに相談に乗っていただけただけで少し心が軽くなりましたし、いろんな人と会話する中で「自分がやってきたことは無駄じゃなかったな」と思えました。
最終的に内定した複数社からどこに行こうか選ぶことができたのは、すごい贅沢な時間だったなと思います。結果として転職してすごく良かったですし、今の会社に入れたのも満足していて、本当に感謝しています。
6-2.ITエンジニアの転職成功事例②
成功者インタビューより
前職で大変だったことはありますか?
基本的に一人で対応しているので、周りにチームメンバーが誰一人いなかったんですよ。時々チームメンバーが来たときに、機器について調べて新しく分かったこととか共有しても、あんまり響いていない感じで…
新しい知識の収集や共有をめんどくさがっちゃう方が多かったので、お客さんのためにもっと良くしていきたい、そのために何ができるか、というのを一緒に考えるようなことがあまりなかったので、寂しいなって思ってました。
もちろん嫌いとか、嫌な人とかはいなかったです!だからこそ、そのメンバーと同じ方向を向いて頑張っていけたらそれが一番良かったんですけど、なんとも難しかったですね。
転職活動時に不安だったことはありますか?
経歴がごちゃごちゃしてるっていうのもあって、面接で上手く話せるかどうかがすごく不安でした。
あとは情報が何もなかったので、転職系YouTuberの方が動画で言っていた「200社応募するのは普通だ」とか「転職には6ヶ月の準備が必要だ」という情報を鵜呑みにしてて、仮に200社応募したとして、働きながら自分にピッタリな企業を探せるの?って思いがありました。
しかも面接がお昼に実施されるとなると、働きながらでは難しいから早めに退職した方が良いかなとか色々悩みすぎて、前職の上司に2ヶ月後かそれより早く辞めようと思ってますって伝えちゃったり…(笑)
とにかく焦りに焦って求人サイトや転職エージェントに登録しまくりました。そのタイミングでユニゾンキャリアさんにも登録したっていう形です。
ユニゾンキャリアの支援内容で良かったポイントはありますか?
私の希望にバッチリ沿った求人のみを紹介してくれたこと、あとは面接に対して具体的なアドバイスをくれたのがありがたかったです。
特に面接対策では、こういうことを聞かれますよ、こういう風に伝えた方がいいですよ、と色々細かく教えてもらいました。そこで初めて逆質問の存在と重要性を知ったり…(笑)
実は今まで面接で「何か質問はありますか?」と聞かれても「無いです!」って答えてたので、対策してもらえてなかったらどうなってたんだろうって思います。
他にも、前職の都合上20時以降しか時間が取れなかったので、面談や面接対策を行う時間を20時以降で組んでいただいたり、レスポンスも本当に早くて…私のために動いてくれているのが分かって、この人は裏切れないなって思いましたね…!
「相談してみたら気が楽になった」という声もたくさんいただいており、「転職支援サービスって何だか敷居が高そう…」と不安な方も安心して利用できます。
キャリア相談から企業選び、選考の対策はもちろん、内定後のサポートまで専任のアドバイザーが丁寧に行います。1人で悩む前に、まずはお気軽にユニゾンキャリアへご相談ください。