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客先常駐とは?勤務場所と契約形態の違いから見極め方まで紹介

客先常駐とは?勤務場所と契約形態の違いから見極め方まで紹介!

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。

本記事のトピックスはこちら!

  • 客先常駐とは?「働く場所」と「契約形態」の違いは?
  • 客先常駐で働くメリットや得られるスキルは?
  • ブラックといわれる職場の見極め方は?

客先常駐という働き方について調べていると、「つらい」「やめたほうがいい」といった口コミが目に入ります。

しかし、現職で客先常駐を経験中、またはSES・受託開発などの求人への転職を検討している場合、「客先常駐そのものが悪い」という判断は早計です。

実は、キャリアが積み上がる現場と消耗する現場を分ける要因は、勤務場所そのものではなく、「どんな環境でどんな業務を経験できるか」「自社のサポート体制が整っているか」にあります。

「客先常駐だから不安」「ブラックに違いない」と一括りにしてしまうと、本当はスキルが身につく優良なプロジェクトや、自分のキャリアを広げられるチャンスを見誤ってしまいます。

記事の要約

本記事では客先常駐の定義や得られる経験のメリット、つらいと言われる現場の実態、そして入社前にブラックな職場を見極めるための確認ポイントまで、解説します。

1.客先常駐とは?顧客の事業所で働く働き方の定義

客先常駐とは、文字通り「自社のオフィスではなく、顧客企業のオフィスやデータセンターなどで働くこと」を指します。

IT業界では、ひとつの会社に所属していても、担当するプロジェクトやセキュリティなどの都合で顧客先のオフィスで働くケースはごく当たり前に存在します。例えば、以下のような業務は客先常駐で進行することが多いです。

客先常駐が主流の主な業務

  • システム開発(Webアプリケーション、業務システム、組込みソフトウェア)
  • インフラ運用・保守(データセンター管理、クラウド環境構築)
  • テスト・品質保証業務(QA、テスト自動化)
  • ネットワーク設計・構築・運用
  • データベース管理・運用
  • セキュリティ業務(監視、脆弱性診断)

また、金融機関やメーカーなどの大型案件では、複数の協力企業が参画し、それぞれが顧客先に常駐してプロジェクトを進めることもあります。

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2.客先常駐と派遣・SES・請負の違いを対応表で整理

客先常駐を理解するうえで、まずは誤解を解く必要があります。それは「客先常駐=SES」という一括りの認識です。

実際には、客先常駐は勤務場所を示す言葉であり、派遣・SES・請負といった契約形態とは別の概念です。この違いが分からないまま転職先を選ぶと、働き方の質を見誤ってしまいます。

  • 勤務場所と契約形態は別軸という考え方
  • 派遣・SES・請負の違いを比較する対応表
  • 客先常駐=SESとは限らない理由

2-1.勤務場所と契約形態は別軸という考え方

客先常駐と派遣・SES・請負の違いは、軸そのものが異なります。客先常駐は「勤務場所がどこか」を示す言葉で、派遣・SES・請負は「誰が誰に指示を出すか」という契約形態を示す言葉です。

この二つの軸を混同する理由は、SES企業が客先常駐を前提としていることが多いからです。しかし、派遣企業でも請負企業でも、働く場所が顧客の事業所であれば、それは客先常駐になります。

つまり、客先常駐という勤務形態の中に、派遣・SES・請負といった複数の契約形態が存在し得るということです。

勤務場所と契約形態を別軸で捉えないと、「このSES企業は見た目は客先常駐だが、実は業務形態や給与体系が異なる派遣会社かもしれない」という現実が見えなくなります。

応募先を見極める際には、この二つの軸を明確に分離して判断する必要があります。

2-2.派遣・SES・請負の違いを比較する対応表

勤務場所と契約形態が別軸であることを理解するために、まずは契約形態ごとの違いを整理しましょう。重要なのは「雇用関係」「指揮命令の所在」「業務提供の対象」の3点です。

これらが異なると、働き方の自由度や評価の方法、キャリアの積み上がり方まで大きく変わります。

契約形態雇用関係指揮命令
派遣派遣会社と労働契約顧客企業
SESSES企業と契約(準委任)SES企業
請負請負企業と契約請負企業

この表を見ると、派遣とSES・請負では「指揮命令の所在」が明らかに異なることが分かります。派遣の場合、顧客企業が直接指示を出す権限を持ちますが、SESと請負では契約企業が指示権を保有します。

この違いが重要な理由は、指揮命令の実態が違法な偽装請負に当たるかどうかを判断する基準になるからです。

2-3.客先常駐=SESとは限らない理由

客先常駐という勤務形態は、派遣・SES・請負・受託開発など、複数の形態で起こり得ます。むしろ、大手の受託開発企業や事業系の会社でも、プロジェクト単位で顧客先に常駐させることは珍しくありません。

このため「客先常駐だから〇〇である」と一括りに判断することは非常に危険です。

たとえば、A社はSESとして客先常駐し、B社は受託開発企業として客先常駐し、C社は技術職派遣として客先常駐している場合、同じ「客先常駐」でも、雇用の安定性・キャリアの積み上がり・給与体系は大きく異なります。

つまり、常駐先の環境や業務内容が同じであっても、契約形態によって働き方の質が決定されるということです。

応募先の求人に「客先常駐あり」と書かれていても、それだけでは働き方は判断できません。

重要なのは、その企業が契約形態をどのように説明し、実際の業務の指揮命令がどこにあるか、そして自分がキャリアを積み上げるための支援体制が整っているかどうかです。

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3.客先常駐の仕組みと指揮命令・業務の流れ

客先常駐という働き方は「勤務場所」を指すため、派遣・SES・請負といった「契約形態」とは別軸の概念です。

同じ顧客オフィスで働いていても、誰が誰に指示を出すかという指揮命令関係は契約形態によって大きく異なり、これが現場での自由度や成長機会を左右するポイントになります。

ここでは、派遣・SES・請負の3つの契約形態ごとに、指揮命令の所在と業務の流れをまとめます。

  • 派遣契約での指揮命令と業務の流れ

  • SES(準委任)契約での指揮命令と業務の流れ

  • 請負契約での指揮命令と業務の流れ

3-1.派遣契約での指揮命令と業務の流れ

派遣契約では、派遣先(顧客)が派遣労働者に対して直接指揮命令を行う仕組みになっています。これは労働者派遣法で明確に定められた原則であり、派遣元(派遣会社)ではなく、常駐先の企業が業務内容や勤務時間、進め方を直接指示します。

この指揮命令構造により、派遣労働者は派遣先の一員として扱われやすく、社員と同じチームの一部として機能することが多いため、案件内での裁量や技術選択の自由度が比較的限定されやすいという特徴があります。

派遣契約を選ぶ場合の確認項目として、派遣先が技術的な決定権をどの程度持つか、自分の提案や改善案がどこまで反映されるかを事前に聞いておくことが重要です。

入社後に「やりたい技術が使えない」という齟齬を防ぐためには、面接の段階で具体的なプロジェクト内容と自分の裁量範囲を確認しましょう。

派遣契約での常駐は、安定した現場環境が得られやすい代わりに、個人の技術判断を活かしにくい働き方といえます。

3-2.SES(準委任)契約での指揮命令と業務の流れ

SES契約は「準委任契約」と呼ばれ、成果物ではなく「労務の提供」そのものが契約の対象です。派遣契約と異なり、派遣先からの直接的な指揮命令ではなく、SES企業(自社)が指揮命令を行う構図になっています。

しかし現実の多くの案件では、常駐先が実質的に指示を出し、SES企業は自社の人材が常駐先に常在していることだけを知っている状態になっています。

常駐先の社員から毎日の作業指示を受けている状態は、派遣と変わらない実態であり、偽装請負と判断されてしまいます。

SES契約が適切に機能している場合は、自社からの業務指示や方針転換が尊重されるはずです。それができていない場合は、契約形態と実態がズレている可能性が高いといえます。

3-3.請負契約での指揮命令と業務の流れ

請負契約は、決められた『成果物』の提供を約束する契約形態であり、成果物責任を負う側(請け負った企業)が指揮命令を行う原則になっています。

派遣やSESとは異なり、労働者の提供ではなく、「〇〇という機能を実装する」「△△システムを構築する」という具体的な成果が契約対象です。

このため、請負契約では個別の労働者ではなく、請け負った企業(開発チーム)に対して常駐先が指示を出すことは可能です。

正当な請負契約として機能するには、請け負った企業側の判断で進行方法や技術選択を決定できる裁量が必要になります。

請負契約は契約期間が決まっていることが多く、納期内に成果物を完成させることが最優先になります。そのため、技術的な挑戦や学習の時間を優先しづらく、納期に間に合わせることが最重要になりやすい働き方です。

請負案件を選ぶ際は、納期の現実性と、その中で学べる技術や経験の質を冷静に判断することが大切です。

請負契約の場合、「成果物を納める」という明確な終わりがあるため、派遣やSESよりもプロジェクト全体の見通しが立てやすいという利点があります。

一方で、期間が限定されやすいため、長期的なキャリア形成より、短期での成果が重視される傾向があります。

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4.客先常駐のメリットと得られる経験・スキル

客先常駐は勤務場所が顧客の事業所であるという働き方であり、それ自体はメリットもデメリットも持ちます。

エンジニアを育てるサポート体制や、優良なプロジェクト環境が整っていれば、多様な業務経験や技術に触れる貴重なチャンスになります。

つらさや消耗の原因は、客先常駐そのものではなく、その条件次第だということです。ここでは、客先常駐がもたらす3つの経験とスキル獲得のメリットを解説します。

  • 多様な現場・技術に触れられる

  • 顧客企業の業務を間近で学べる

  • 案件の選択肢が広がる可能性

4-1.多様な現場・技術に触れられる

複数の顧客企業に常駐することで、異なる技術スタックや業務フロー、チーム文化に直接触れられることが、最大のメリットです。

自社内だけで働く場合、限られた技術環境と組織文化の中に留まりますが、客先常駐では1年ごと、または案件ごとに異なる環境に身を置くことになります。この経験の価値は、後々のキャリアで大きく効いてきます。

複数の現場を見ることで、「この技術はこの業界では主流だが、あの業界では使われていない」「同じJavaでも、書き方やフレームワークが現場で異なる」などといった実務知識が蓄積されます。

このような実務的な適応力は、転職市場で高く評価されます。

たとえば、金融系システムから製造業向けシステム、その後Webサービス企業へと常駐先が変わるとします。各業界の標準技術や性能要件、セキュリティ基準が異なることを実地で学べます。

こうした経験を積んだエンジニアは、新しい環境への適応が早く、面接でも『多様な業界経験あり』という強みを語ることができます。

多様な現場経験が増やすスキル領域

  • 使用技術・フレームワークの幅(同じ言語でも書き方・運用方法が異なる)
  • ビジネス課題への対応力(業界ごとの課題が異なるため、問題解決パターンが増える)
  • 異文化対応・チーム適応力(組織文化の違いに慣れ、柔軟に対応できる力)
  • 新しい技術トレンドへの敏感さ(複数の現場で最新動向を先に知る機会がある)

ただし、これらのメリットを得るには条件があります。常駐先が固定化し、同じプロジェクト内だけで3年以上働く場合、経験の多様性は限定されてしまいます。

求人を見る際には、『常駐先はどのように決まるのか』『案件終了時の異動方針はどうなっているのか』を確認することが大切です。

4-2.顧客企業の業務を間近で学べる

顧客の事業所で働くことで、システムの向こう側にある『顧客の実際の業務や経営課題』を直接見て、理解する機会が生まれます。

オフィスに勤務していても顧客のことは分からないままですが、客先常駐では日々の業務風景、意思決定の流れ、現場の悩みを肌で感じることができます。

この経験が、キャリアの次のステップで大きな武器になります。顧客業務を理解したエンジニアは、単なる『指示されたコードを書く人』ではなく、『ビジネス課題を解決するための提案ができる人』へと評価が変わります。

営業視点やコンサルティング視点を持つエンジニアになれば、単価交渉の際にも、転職時の職務経歴書にも、説得力が増します。

たとえば、金融機関のシステム部に常駐していたエンジニアが、「決算期の業務フロー上、この処理を自動化すれば人件費を20%削減できる」という提案をしたケースがあります。

ただし、このメリットを生かすには『同じ顧客に一定期間常駐し、業務を深く学ぶ』という条件が必要です。3ヶ月ごとに常駐先が変わる環境では、業務理解を深める暇もなく、表面的な知識で終わってしまいます。

応募時に『常駐先の平均滞在期間』や『業務の奥行きを学べる環境か』を見極めることが重要です。

4-3.案件の選択肢が広がる可能性

自社開発企業では経験しにくい案件タイプに参画できる可能性があります。

スタートアップやメガベンチャーだけが全てではなく、金融・製造・流通・医療など、さまざまな業界・規模の顧客プロジェクトに関わる経験は、単なる仕事の多様性ではなく、エンジニアとしての適応能力を磨く機会になります。

常駐先企業の顧客ベースが広いほど、経験できる案件の幅も大きくなります。銀行系システム、保険系システム、自動車メーカーの工場向けシステムなど、特定の業界でしか求められない技術や知識も身につく可能性があります。

これらは、その業界への転職時に『即戦力』として評価される資産になります。

たとえば、金融系の案件でコアシステムのメンテナンスに携わると、システムの可用性・セキュリティ・パフォーマンスに対する考え方が、Webサービス企業とは全く異なることに気づきます。

こうした気づきは、エンジニアとしての視点を広げ、『状況に応じた最適な設計判断ができる人』へと成長させます。

ただし、「案件の選択肢が多い」ことと「自分が希望する案件に配置される」ことは別です。常駐先を自由に選べない環境では、希望しない案件に配置される可能性もあります。

求人や面接時に「ミスマッチが起きた場合の対応方針」「エンジニア側の希望が配慮されるか」「案件変更の柔軟性」を確認しておくことが、メリットを最大化するために不可欠です。

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5.客先常駐のデメリットとつらいと言われる現場の実態

客先常駐が「つらい」と感じられるのは、勤務場所が顧客先であることそのものではなく、それに伴う契約形態の問題や現場環境の質、自社の支援体制の不足が原因です。

デメリットを正しく理解することで、応募先や現在の職場を評価する際の判断軸を持つことができます。

  • 帰属意識が薄れやすく孤立しやすい

  • 現場の環境や案件に左右されやすい

  • 評価やキャリア形成が見えにくくなる

5-1.帰属意識が薄れやすく孤立しやすい

自社と離れて働くことで、職場の一員としての帰属感が希薄になり、精神的な孤立を感じやすくなります。

常駐先では顧客企業の社員として働きますが、法的には派遣元企業の従業員です。この立場の曖昧さから、チーム内の飲み会や重要な情報共有から外れたり、昇進・配置転換の対象外に置かれたりすることがあります。

同じ配置先に複数名の常駐者がいればまだ良いですが、一人での常駐の場合、トラブルや業務の相談相手が社内にいなくなります。やり取りは常駐先の上司や同僚となり、自社へのフィードバックや相談は限定的になります。

孤立を防ぐための確認項目

  • 常駐先に同じ派遣元の社員がいるか、または定期的な帰社の機会があるか
  • 自社の配属部門にあなたの案件を理解する上司やメンターがいるか
  • キャリアについて相談できる自社の人事担当やキャリアコンサルタントが配置されているか

一人での孤立は、精神的な負担だけでなく、トラブルが起きた時に相談先がないという実務的なリスクにもなります。応募時に常駐先の環境や自社のサポート体制を忘れずに確認してください。

5-2.現場の環境や案件に左右されやすい

常駐先の業務内容や職場環境は自分で選べない場合、配置先次第でキャリア価値が大きく変わります。

たとえば同じSESでも、クラウドインフラの案件に配置される人と、レガシーシステムの保守業務に回される人では、習得できる技術が全く異なります。

派遣元企業が案件を選定する際、あなたのキャリアプランより自社の利益や顧客のニーズを優先することは珍しくありません。

案件ミスマッチが起きた場合、転職市場で評価されにくい業務に長期間従事することになるリスクがあります。

また、常駐先の経営状況や人事異動により、突然配置を変更されることもあります。築いた人間関係や習得しかけた業務が失われ、別の常駐先で一からやり直すという経験も多くあります。

転職を検討するなら、派遣元企業がどのようなプロセスで案件を選定し、ミスマッチ時にどう対応するのかを面接で具体的に確認することが重要です。

5-3.評価やキャリア形成が見えにくくなる

自社の人事評価と常駐先での実務がつながらず、キャリア形成が進んでいるのか、停滞しているのかが見えにくくなることもあります。

派遣元企業の評価は、通常、勤務日数や顧客からのクレーム有無、基本的なルール遵守など、最低限の要件を満たしているかで判定されます。常駐先での専門的な成果や技術的な成長は、人事評価に直接反映されません。

たとえば、3年常駐しても、キャリアの「成長」ではなく「経過」として記録されるだけになるケースも少なくありません。

そのため、自社に帰社しても、あなたがどのような技術やプロジェクト経験を積んだのかを人事が理解していなければ、配置の判断が曖昧になります。

次のステップへ進む際、常駐経験をどう言語化して転職市場で説明するかは、ほぼ本人の責任になります。

キャリア形成が機能している環境の条件

  • 半年ごと、または年1回、自社の上司と常駐内容について面談する仕組みがあるか
  • 常駐内容が自社の人事評価に組み込まれているか、または別の評価制度があるか
  • キャリアパスが明確に示されており、常駐経験の先がどう続くのか見通せるか
  • 常駐から自社開発部門への異動が実績としてある、または支援制度があるか

キャリア形成が見えにくい環境では、やる気と専門性の伸びが同時に失われていくケースが多くあります。

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6.客先常駐は偽装請負になる?判断の観点と注意点

客先常駐の働き方で懸念される「偽装請負」は、契約形態ではなく、実態の指揮命令関係で判断されます。請負契約を装いながら、実際には労働者派遣と同じ状態になっているケースです。

法的に問題があるだけでなく、働く本人にも大きな影響を与えるため、応募時や入社後に確認すべき観点を持つことが重要です。このセクションでは、偽装請負の実態と、自分の契約が適正かどうかを見極めるポイントを整理します。

  • 偽装請負とは何か

  • 指揮命令関係の実態で見るべき観点

  • 偽装請負が疑われるときの主な兆候

  • 疑いを感じたときの相談先

6-1.偽装請負とは何か

偽装請負とは、請負契約の形を取りながら、実態は労働者派遣と同じ指揮命令関係にある状態を指します。請負契約では、契約先企業が作業の完了を責務として引き受け、その過程での指示は自社の判断に委ねられるはずです。

ところが偽装請負では、客先が直接、作業内容・時間・手順を指示し、まるで派遣社員のように扱われるというズレが生じます。給与は派遣ではなく請負会社から出ていますが、働き方の裁量は派遣と変わらないわけです。

このズレが生まれる背景には、企業側の「派遣より規制が緩い請負を使えば採用コストが下げられる」という意図があるケースが多くあります。

結果として、労働者は責任だけを負わされ、成長機会や判断の裁量を失ってしまいます。

偽装請負は労働基準法に違反する可能性があり、企業と労働者の両者にリスクが及びます。

6-2.指揮命令関係の実態で見るべき観点

偽装請負か否かを判定する要素は「誰が日々の作業指示を出しているのか」という指揮命令関係です。契約書に「請負」と書いてあっても、実態が異なれば偽装請負と判定される可能性があります。

請負契約であれば、自社またはプロジェクト側のリーダーが指示を統括し、客先は成果物の品質や納期だけを確認する関係になります。

しかし、客先の担当者が毎日「今日はこれを実装して」「こんな風に修正して」と直接指示すると偽装請負に該当します。

6-3.偽装請負が疑われるときの主な兆候

日々の働き方の中で、偽装請負を疑わせる兆候がいくつかあります。

以下のような状況が重なれば、現在の契約形態が適正でない可能性が高いと考えられます。

偽装請負が疑われる兆候の例

  • 客先が直接作業の指示を行う
  • 客先で勤務時間が管理されている
  • 客先の就業規則が適用される

特に危険信号は、客先との距離感やコミュニケーションの仕方に表れやすいです。派遣的に扱われている人は、客先から一方的に指示を受けることが日常になり、判断の裁量や改善提案の機会が極めて限定的になります。

6-4.疑いを感じたときの相談先

偽装請負の疑いを感じた場合、いきなり法的な判断を求めるのではなく、まずは段階的に相談することをお勧めします。相談先によって得られる情報や判断の質が異なるため、自分の状況に合った選択肢を選ぶことが大切です。

最初のステップとしては、受託企業の人事や労務担当者に、自分の契約内容や指揮命令関係について確認してみるのが現実的です。

それでも問題が改善されない場合は、社外の専門家に相談する流れが有効です。

主な社外相談先

  • 受託企業の人事・労務部門:内部で解決できる可能性があり、最も低リスク
  • 厚生労働省の労働基準監督署:無料で相談でき、偽装請負の実態判定を専門的に行う
  • 転職エージェント:現状の契約の適性判定と、改善された働き方への転職サポートを同時に受けられる
  • 弁護士や労務コンサルタント:法的に厳密な判断が必要な場合、費用はかかるが確実な対応が可能

相談する際は、契約書や給与明細、日々の指示内容をメモにまとめておくと、より正確な相談ができます。また相談それ自体が企業に知られるのが心配な場合は、転職エージェントへの相談から始める方が安全です。

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7.ITエンジニアの転職はユニゾンキャリア

「転職しようか迷っている」「納得のいく転職がしたい」、そんな方はぜひ一度ユニゾンキャリアへご相談ください。

7-1. ユニゾンキャリアの転職成功事例①

成功者インタビューより

前職で大変だったことはありますか?

基本的に一人で対応しているので、周りにチームメンバーが誰一人いなかったんですよ。時々チームメンバーが来たときに、機器について調べて新しく分かったこととか共有しても、あんまり響いていない感じで…

新しい知識の収集や共有をめんどくさがっちゃう方が多かったので、お客さんのためにもっと良くしていきたい、そのために何ができるか、というのを一緒に考えるようなことがあまりなかったので、寂しいなって思ってました。

もちろん嫌いとか、嫌な人とかはいなかったです!だからこそ、そのメンバーと同じ方向を向いて頑張っていけたらそれが一番良かったんですけど、なんとも難しかったですね。

今の会社に決めた理由を教えてください!

求人を紹介していただいた時に、エンジニアを大事にしている会社っていうことは聞いていたんです。

面接へ行くと本当にその通りで、こちらのことをすごく気遣ってくれているのが伝わって「こういう方々のもとで働きたいな」と思ったからです。

あと、英語を活かせる案件が多いというのも魅力的でしたね…実際に今は海外のネットワーク設計・構築案件に携われています!

ユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!

めちゃめちゃ良かったです。なんというか転職活動をすごく楽しく行えたなと思います。

もしユニゾンキャリアさんを利用していなかったら、もっときつくて、お祈りもたくさんもらって、なかなか決まらなくて…みたいな感じだったと思うんです。

面談のなかで自分でも分からなかった「こういうところに行きたい」っていう思いを引き出していただけたので、自分のようなタイプにはすごく合っているサービスでした。

他にも、求人紹介は的確で、レスポンスはとても早かったので、安心感が桁違いでした…もうめちゃくちゃ感謝しています!本当にありがとうございました。

ゲームエンジニアになれなくて半分路頭に迷ってたみたいな感じですごい焦っていたんですけど、そんな何も知らない自分を1からサポートしていただいて、将来像とかも決められたので感謝しかないです。

\優良求人に出会いたい/

要望はしっかり聞いて欲しい

7-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例②

成功者インタビューより

次の会社を探すうえで、どのような働き方を希望されていましたか?

一番は「落ち着いてゆっくり働きたい」というところでした。

前職は会社の規模もあまり大きくなく、案件を選べる余地がなかったので、言われた先に行く感じで。

なので、もっと案件がいっぱいあって、厳しい環境だったら抜けられるようなところに行きたいと思っていました。

あとは働き方の部分で、フルリモートやフルフレックスなど、多様な働き方が認められる環境がいいなと。

単価のこともずっと考えていたので、今よりもう少しお給料がもらえるところに行きたいという希望もありました。

複数の内定を獲得された中で、いまの会社を選んだ決め手は何ですか?

5社面接をして、ありがたいことに4社から内定をいただきました。

選んだ一番の決め手は、会社全体として「多様な働き方を認め合いましょう」という社風だと感じたからです。

今後、結婚や出産などでライフステージが変わるタイミングでも、長く働けるのかなと思えたのが大きかったですね。実際に通院で中抜けする要望なども聞いてもらえる雰囲気がありました。

また、佐瀬さんとの会話や面接の中で、自分がやってきた経歴を評価していただくことがすごく多くて。「ここでエンジニアを辞めたらもったいないかも…」と思えるようになりました。

最後に、転職活動全体を振り返って、率直な感想をお願いします

退職を決めてからの転職活動だったので、本当に次が見つかるのかという不安が最初はありました…。

直近の炎上案件のこともあって、「もうエンジニアを続けられないかも、違う業界に行きたい」と思ったこともあったんです。

でも、佐瀬さんに相談に乗っていただけただけで少し心が軽くなりましたし、いろんな人と会話する中で「自分がやってきたことは無駄じゃなかったな」と思えました。

最終的に内定した複数社からどこに行こうか選ぶことができたのは、すごい贅沢な時間だったなと思います。結果として転職してすごく良かったですし、今の会社に入れたのも満足していて、本当に感謝しています。

ユニゾンキャリアでは、あなたの希望と異なる求人に応募させる、転職を急かすといったことは一切ありません。自身のペースで、納得のいく転職ができるように、企業を厳選して紹介します。

ご相談から内定後のサポートまで「完全無料」で利用できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。