
最終更新日:2025.06.27
社内SEに必要なプログラミング言語6選!選び方や知っておくべきシステム開発のポイントを解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 社内SEに必要なプログラミング言語とは?
- 言語選択のポイントは何があるの?
- プログラミング学習のメリット・デメリットは?
システム開発の経験が少ないと、どの言語から学ぶべきか迷うケースはよくあります。自社のシステムに適した言語が分からないのは、社内SEの方が抱える課題のひとつです。
プログラミング言語の選択は、今後のキャリアに影響します。
時間とコストをかけて習得した言語が、企業のニーズと合わない恐れもあるため、慎重な判断が必要です。
記事の要約
本記事では「社内SEとしてプログラミング言語を学びたい方」を対象に、社内SEがよく使うプログラミング言語と選び方、勉強方法について解説します。

1.社内SEがよく使うプログラミング言語
社内SEがよく使うプログラミング言語は、以下の通りです。
- Java
- Python
- PHP
- JavaScript
- C#
- SQL
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1-1.Java
Javaは、多くの企業システムで採用されている汎用性の高いプログラミング言語です。基幹システムの開発や保守において重要な役割を果たします。
大規模なシステム開発で信頼性の高いコードを書けるため、金融機関や製造業など、高い品質が必要な業界で広く採用されています。
また、一度書いたプログラムが様々な環境で動作する点も魅力です。WindowsやMac、Linuxなど、OSに依存せずに同じコードが実行できます。
大手企業の基幹システムで採用例が多く、年収も高いです。企業の採用ニーズも安定しているため、キャリア形成に役立つ言語といえます。

1-2.Python
Pythonは、シンプルな文法と豊富なライブラリが特徴のプログラミング言語です。近年では、データ分析やAI開発でも注目を集めています。
Pythonの活用シーンは、以下の通りです。
- 業務の自動化プログラムの作成
- データ分析と可視化
- AIのシステム開発
- Webアプリケーションの構築
- テスト自動化の実装
データ分析やAI開発では、専門知識がなくても、ライブラリを活用すると高度な処理を実装できます。文法がシンプルなため、プログラミング初心者の方でも学びやすいの魅力です。
コードは数十行程度で書ける場合も多く、初心者でも学びやすくなっています。無料で使える高品質なライブラリが豊富なため、システム開発も可能な言語です。

1-3.PHP
PHPは、Webアプリケーション開発で広く使われているプログラミング言語です。多くの企業で採用されている理由として、開発のしやすさと豊富な実績が挙げられます。
例えば、世界で最も利用されているCMSであるWordPressはPHPで構築されています。
企業の社内システムでは、部門ごとの業務管理や情報共有のためのWebアプリケーションが不可欠です。PHPは、Webシステムの開発に適しています。
データベースとの連携が容易で、フォーム入力やデータの抽出、更新などの処理を効率的に実装できます。PHPは、汎用性の高いプログラミング言語を学びたい方におすすめです。

1-4.JavaScript
JavaScriptは、Webブラウザ上で動作するプログラムを作成するための言語です。社内システムのユーザーインターフェース改善に欠かせません。
JavaScriptで実現できる機能は、以下の通りです。
- 入力フォームのリアルタイムチェック
- 画面の動的な更新処理
- データの非同期通信
- グラフやチャートの描画
- 複雑な画面遷移の制御
近年ではNode.jsなどのライブラリの登場により、サーバーサイドでもJava Scriptができるようになりました。
フロントエンドとバックエンドを同じ言語で開発できるメリットから、採用する企業が増えています。また、ReactやVue.jsといった開発の効率を上げるフレームワークも充実しています。
このように、JavaScriptはWebサイトに動きをつけることから大規模なアプリケーション開発までを担う、現代のWeb開発に不可欠な言語となっています。

1-5.C#
C#は、Microsoftが開発したプログラミング言語です。Windows環境での業務アプリケーション開発に強みがあります。
大規模な基幹システムの開発で採用される場合が多くなっています。Visual Studioといった開発環境が用意されており、プログラミングが可能です。
デバッグ機能も充実しているため、品質の高いシステムを開発できます。また、.NET Frameworkとの組み合わせにより、データベース連携などの複雑な処理も可能です。
社内の基幹システムとの連携も容易なため、業務効率化に繋がるアプリケーションを開発できます。クロスプラットフォーム対応も進んでおり、将来性の高い言語として注目を集めています。

1-6.SQL
SQLは、データベースを操作するための標準的な言語です。社内SEの業務では、日々のデータ抽出や分析に欠かせないスキルです。
社内の基幹システムやWebアプリケーションには、大量のデータが蓄積されています。SQLを使いこなせば、必要なデータを抽出し、業務に活用できます。
データベースの設計や最適化にもSQLの知識が必要です。システムの性能向上や安定運用のために、適切なテーブル設計やインデックス設定を行うときに活用します。
SQLは単にデータを抽出するだけでなく、システムの設計や安定稼働をも支えるデータ活用の根幹をなす言語です。
今回ご紹介したプログラミング言語は、どれも需要が高いものばかりですが、今あなたがどれを学んだ方が良いかは職場環境によります。
「この中からどの言語を学べば良いのか?」という疑問には当社のアドバイザーがお応えしますので、是非ご相談ください。
2.社内SEがプログラミング言語を選ぶポイント
社内SEがプログラミング言語を選ぶポイントは、以下の通りです。
- どんな企業で使われる言語か
- 既存システムとの連携ができる言語か
- 業務要件に適した言語か
- 将来性がある言語かどうか
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2-1.どんな企業で使われる言語か
企業のニーズを把握することは、プログラミング言語選択の第一歩になります。自社のシステム戦略や開発方針に合わせて、言語を選ぶことが重要です。
業務効率化が課題の企業では、Pythonを活用した自動化プログラムの開発が有効です。データ分析のニーズが高い場合も、Pythonの豊富なライブラリが役立ちます。
Webシステムの開発・改善が必要な企業では、PHPやJavaScriptなどのWeb開発向け言語が良い選択です。
基幹システムの刷新を計画している場合は、Java、C#といった大規模開発に強い言語を選択します。企業の規模や業界特性によっても、必要な言語は異なります。
金融機関では高い信頼性が必要なため、Javaが使われることが多いです。製造業では制御系のシステムも多いため、C#やC++などが使われます。
このように、企業が抱える課題や業界によって必要なプログラミング言語は異なるため、企業のニーズを把握していけば、自然と学ぶべき言語が理解できます。

2-2.既存システムとの連携ができる言語か
既存システムとの連携は、プログラミング言語を選ぶうえで重要な判断基準になります。
自社のシステム環境や開発実績を踏まえた、言語の選択が大切です。既存システムとの連携で考慮すべきポイントは、以下の通りです。
- 既存システムの開発言語との相性
- データベースとの連携のしやすさ
- APIの利用可否と対応状況
- 開発環境の整備コスト
- 保守運用の効率性
基幹システムがJavaで構築されている場合、新規開発もJavaを採用すると連携が容易になります。既存の資産やノウハウを活用でき、開発効率も向上します。
データベース連携の容易さもプログラミング選択の重要な要素です。PHPやPythonは主要なデータベースとの連携が容易で、既存データの活用がスムーズに行えます。

2-3.業務要件に適した言語か
業務要件は、システム開発の目的や期待される機能を明確にする重要な要素です。業務フローや処理内容に応じて、プログラミング言語を選択します。
大量データの集計や分析が必要な業務では、SQLやPythonを使うことが多いです。
WordPressで構築されたホームページのカスタマイズや機能追加にはPHP、サイトに動きやインタラクティブな機能を加えるなら、JavaScriptが役立ちます。
システムのセキュリティ要件も考慮します。個人情報や機密データを扱う場合は、セキュリティ機能が充実したJavaやC#が使われます。
開発期間や予算、保守性なども含めて総合的に判断することが大切です。

2-4.将来性がある言語かどうか
将来性の高いプログラミング言語を選ぶことは、長期的なキャリア形成において欠かせません。技術トレンドや市場ニーズの変化を見据えた選択が必要です。
クラウドコンピューティングの普及により、Webベースのシステム開発が増加しています。AIやビッグデータの活用が進む中、Pythonの需要は一層高まっています。
ほかには、JavaScriptやPHP、Javaといった言語も使われ続ける可能性が高いです。
C#は、Microsoftの開発支援により、クロスプラットフォーム対応が進んでいます。今後も企業システムの開発言語として、重要な選択肢です。
こうした技術トレンドや各言語の強みを理解し、学習を進めることが言語選択のポイントとなります。

参考:経済産業省
3.社内SEがプログラミング言語を学ぶメリット
社内SEがプログラミング言語を学ぶメリットは、以下の通りです。
- 業務を効率化できる
- システムの理解が深まる
- キャリアアップにつながる
- 問題解決力が向上する
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3-1.業務を効率化できる
プログラミングスキルを活用すると、日々の業務を大幅に効率化できます。定型作業の自動化や、データ処理の効率化において、大きな効果を発揮します。
複数のシステムからデータを収集する作業も、プログラムを使って自動化が可能です。システムの改修や機能追加も、プログラミングスキルがあれば自分で対応できます。
外部ベンダーに依頼する必要がなくなり、コスト削減と迅速な対応が可能です。

3-2.システムの理解が深まる
プログラミング言語を学ぶと、システムの内部構造や動作原理への理解が深まります。システムの問題解決やパフォーマンス改善に取り組めます。
システム理解の深化により得られる効果は、以下の通りです。
- トラブルの原因特定が容易になる
- システム改善の提案が具体化する
- 開発ベンダーとの協議が円滑になる
- システムの制約や限界を把握できる
- 新技術導入の判断が的確になる
システムの不具合が発生したとき、プログラムの動作を理解していれば、問題箇所の特定が容易です。パフォーマンスの問題も、コードレベルでの改善策を提案できます。
ベンダーとの打ち合わせでも、技術的な議論ができるため、要件の伝達や仕様の確認がスムーズになります。システムの制約や拡張性も把握できるため、より実現性の高い提案が可能です。
プログラミング言語を学ぶことで、より的確なシステム改善や意思決定が可能になります。

3-3.キャリアアップにつながる
プログラミングスキルの習得は、社内SEのキャリアアップに欠かせません。技術力の向上だけでなく、インフラ設計やシステム運用の知識を併せて習得するのが重要です。
インフラ系のスキルは、クラウド環境の普及により需要が高まっています。また、ネットワークやサーバー管理、セキュリティなどの知識は、早期のキャリアアップにつながります。
社内SEへの転職を考えるときは、十分な準備期間を設けるのが大切です。なぜなら、技術力に加えて、業務知識や資格取得など、スキルアップが必要となるためです。
プログラミング言語に加えて、インフラ知識や業務知識を身に付けていけば、市場価値の高い社内SEになれます。

3-4.問題解決力が向上する
プログラミングを学ぶ過程で、論理的思考力と問題解決力が養われます。
システムの不具合や業務の非効率な部分を、プログラミングの視点から分析し、改善策を導き出せます。エラーへの対処を通じて、原因の特定や対策の立案も可能です。
新しい技術や手法への適応力も向上します。プログラミングの学習で得られる探究心と解決力は、IT業界で必要不可欠な素養になります。

4.社内SEがプログラミング言語を学ぶデメリット
社内SEがプログラミング言語を学ぶデメリットは、以下の通りです。
- 習得に時間がかかる
- 業務負荷が増加する
- 専門性が偏る恐れがある
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4-1.習得に時間がかかる
プログラミング言語の習得には、相当な時間と労力が必要です。基本文法の理解からコーディングまでの学習が欠かせません。
業務と並行して学習を進める場合、進捗が遅くなりがちです。ひとつの言語を習得しても、新しい技術や機能が次々と登場するため、継続した学習が必要になります。
スキルを身に付けるには、数か月から1年程度の期間が必要です。スキル習得の間、仕事と学習の両立に苦労する場合も多くあります。

4-2.業務負荷が増加する
プログラミング言語の習得により、社内SEの業務の範囲が広がり、負荷が増える恐れがあります。業務負荷が増加する要因は以下の通りです。
- 新規システム開発の担当
- 既存システムの改修対応
- トラブル対応の増加
- 技術サポートの要請
- ドキュメント作成の追加
開発スキルを持っているため、小規模な改修や機能追加を任されるケースが増えます。システムのメンテナンスやバグ修正など、予期せぬ対応に追われるため注意が必要です。

4-3.専門性が偏る恐れがある
特定のプログラミング言語に依存しすぎると、ほかの重要なスキルや知識が疎かになります。社内SEには、システム全体を俯瞰する視点も重要です。
プログラミングの技術的な側面にとらわれすぎると、業務プロセスの理解やユーザーニーズの把握が不十分になる場合もあります。
また、コミュニケーションスキルやマネジメント能力の向上機会が減少する恐れもあります。そもそも社内SEの本来の役割は、技術を「手段」として使い、事業や業務の課題を解決することにあります。
そのため、深い技術知識を追求しつつも、常にユーザーやビジネス部門の視点に立ち、最適な解決策は何かを考える姿勢が不可欠です。

5.社内SEのプログラミング言語習得におすすめの勉強方法
社内SEのプログラミング言語習得におすすめの勉強方法は、以下の通りです。
- オンラインプログラミングスクールを活用する
- 資格を取得する
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5-1.プログラミングスクールを活用する
プログラミングスクールは、時間や場所を選ばずプログラミング言語を学習できる方法です。動画やテキスト教材を通じて、基礎から応用まで学べます。
課題や演習問題も用意されており、実務に近い形での学習が可能です。多くのコースでは受講者同士の質問や情報交換の場も提供されています。
講師からのフィードバックを受けられるコースもあり、自分では気づきにくい改善点を指摘されるので、独学ではできない学習が可能です。

5-2.資格を取得する
資格を取得することで、プログラミングスキルを証明することができます。知識の習得と、実践的なスキルの向上が同時に図れます。
社内SEに役立つ資格は、以下の通りです。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- Python3 エンジニア認定基礎試験
- Python3 エンジニア認定データ分析試験
- データベーススペシャリスト試験
- Javaプログラミング能力認定試験
- Oracle認定Javaプログラマ
基本情報技術者試験は、IT全般の基礎知識を問う試験であり、プログラミングの土台になる知識です。応用情報技術者試験では、より幅広いITの知識とプログラミングの考え方が必要になります。
資格試験の学習を通じて、プログラミングの基礎から応用まで、幅広い知識を身に付けることが可能です。試験対策の過程で、コーディングスキルも向上します。

6.社内SEの転職はユニゾンキャリア
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6-1.ユニゾンキャリアのサービスの特徴
ここまで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職活動で不安だったことはありますか?
開発エンジニアとしての経験はあったんですけど、めちゃくちゃマイナーな言語を使っていたのと、業務内容が日々同じことの繰り返しだったので、自分のスキルって通用するのかな…とはずっと思っていました。
しかも1社目の会社も2ヶ月という短期で離職しているので、経歴の部分で書類落ちとか多いだろうなと考えていました。
転職活動を始めたての頃は、複数の転職エージェントを利用したんですけど、報酬が欲しいからとりあえず転職させてるんじゃないの?みたいな対応のキャリアアドバイザーさんが結構多かったです。エージェントを使うことで逆に不安が生まれるっていう…(笑)
なので、自分の転職活動を任せられないなと思ったところは利用停止していって、良さそうなところだけ残していき…結果的にユニゾンキャリアさんが一番良かったです。
転職後の職場環境はいかがですか?
今の会社は最先端の技術に目を向けているので、自分で勉強しようと思わなくても勝手に自分のスキルが上がっていく環境だなと思います。
あと、これが1番の魅力なんですけど、会社の雰囲気がめちゃくちゃ良いんです。上司が~、あいつが~っていうのが一切なくて、みんな信頼しあって、仲も良くてとても良い環境です。
年収はいくら上がりましたか?
150万円くらい上がりました!ただ、ボーナスがいくらになるのかはまだ分からないので、それによってはもうちょっと上がると思います。
自分のスキルと経歴的にここまで年収を上げられると思っていなかったので、本当にラッキーだなと思います!
この方は当社で転職支援を受けた結果、以下のような転職を成功させました。
- 大手自社開発企業へ入社
- 年収150万円アップでの転職に成功
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