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ITパスポートは就活で有利になる?試験概要やアピールのコツを紹介

ITパスポートは就活で有利になる?試験概要やアピールのコツを紹介 | その他

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。

本記事のトピックスはこちら!

  • ITパスポートの試験概要
  • ITパスポートを就活で活かす方法
  • ITパスポート取得に向けた学習方法

ITパスポートの試験概要や、ITパスポートを就活で活用できる場面と活用方法を紹介しているため、資格を取得するか迷っている人や就活で活かしたいと考えている方は是非参考にしてください。

本記事ではIT資格の中で知名度が高いITパスポートについて徹底解説しています。

1.ITパスポートは就活で有利になる?

結論からお伝えしますと、ITパスポート資格そのものが就活で有利に働くことはほとんどありません。

ITパスポートで証明できるのは基礎的なIT知識のみです。

専門性が低く、資格を取るのも比較的、容易なため勉強すれば多くの人が合格できます。

そのため、単純にITパスポートを取得しているだけでは、ほかの応募者との差別化は難しいでしょう。

しかし、ITパスポートはアピール方法を工夫することで就活に活かせる資格です。

本記事で紹介するアピール方法を理解して、自身の就活で上手に活用していきましょう。

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2.そもそもITパスポートとは

ITパスポートはすべての社会人が知っておくべき、ITの基礎知識を証明できる国家資格です。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)により実施されています。

ここでは、ITパスポートがどんな資格なのか詳しく見ていきます。

2-1.試験内容

ITパスポート試験は、「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3分野が問われます。

全100問の4択形式でおこなわれ、受験時間は120分です。

ストラテジ系(経営全般)

ストラテジ系ではビジネスでITを活用するという視点から、経営全般に関する問題が35問ほど出題されます。

出題範囲は以下のとおりです。

大分類中分類
企業と法務・企業活動
・法務
経営戦略・経営戦略マネジメント
・技術戦略マネジメント
・ビジネスインダストリ
システム戦略・システム戦略
・システム企画

マネジメント系(IT管理)

マネジメント系で出題されるのは、システム開発に関する知識です。

システム開発の流れや手法、プロジェクトの進行管理などの知識を問う問題が20問ほど出題されます。

出題範囲は以下のとおりです。

大分類中分類
開発技術・システム開発技術
・ソフトウェア開発管理技術
プロジェクトマネジメント・プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント・サービスマネジメント
・システム監査

テクノロジ系(IT技術)

テクノロジ系で問われるのは、ITの基礎知識です。

コンピュータの仕組みや機器、プログラミング言語、データベースなど幅広い知識に関する問題が45問ほど出題されます。

出題範囲は以下のとおりです。

大分類中分類
基礎理論・基礎理論
・アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステム・コンピュータ構成要素
・システム構成要素
・ソフトウェア
・ハードウェア
技術要素・情報デザイン
・情報メディア
・データベース
・ネットワーク
・セキュリティ

2-2.合格基準

ITパスポートの合格ラインは、総合点が600点以上かつ分野別の点数がそれぞれ300点以上となります。
詳細は以下のとおりです。

合格ライン満点
総合点600点1000点
ストラテジ系300点1000点
マネジメント系300点1000点
テクノロジ系300点1000点

2-3.試験/採点方式

ITパスポート試験はCBT方式で出題され、IRP方式で採点されます。

CBT方式

CBT(Computer Based Testing)方式とはコンピューターを使って実施する試験のことで、出題される問題は受験者ごとに異なります。

受験者は試験会場に行きコンピューター上で試験を受けます。

IRT採点

IRT(Item Response Theory)は、テストの難易度に応じて配点を算出する採点方式のことです。

ITパスポートは受験するタイミングにより難易度が異なるため、公平な採点方法としてIRTが採用されています。

IRT採点方式では、難しい問題に正解すると高い点数をもらえ、簡単な問題は配点が低くなります。

2-4.試験概要

ここでは、試験場所や開催時期、受験費用、受験資格を解説します。

試験場所・開催時期

ITパスポート試験はすべての都道府県で実施されており、自由に試験会場を選択できます。

会場により異なりますが、月に複数回、3つの時間帯(午前・午後・夕方)に開催されています。

公式ページから会場ごとの試験開催状況を3ヶ月先まで確認できるので、事前にチェックしておきましょう。

受験費用

ITパスポートの受験費用は7,500円(税込)です。

受験資格

ITパスポートを受験するために特別な資格は必要ありません。

年齢・学歴に関係なく誰でも受けられます。

また、以下の記事ではITパスポート試験当日の具体的な持ち物について詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてみください。

[ITパスポート試験]当日の持ち物は?計算問題で電卓は使える?|しかくのいろは

2-5.合格率と応募者データ

ITパスポートの合格率と応募者データを見ていきましょう。

合格率

ITパスポートの合格率は50%です。

難易度が低いため、しっかり準備すれば受かるでしょう。

応募者データ

ITパスポートの応募者データ ITパスポートの応募者データ

2022年(令和4年)の受験者数は1,741,697人で、年々増えています。

職業別に見ると、社会人の受験者数が78%と学生よりも多いです。

学生の場合は大学生の受験者が半数を超えています。

受験者数が増えている要因として考えられるのは、以下の理由です。

  • 社会全体でIT化が急速に進んでいる
  • 教育機関でもIT教育がおこなわれている

IT知識・スキルの重要性と需要の高まりを背景に、多くの人がITパスポート取得に取り組んでいます。

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3.就活生必見!ITパスポートを取得するメリット

ITパスポートは専門性が低いため、直接的に仕事で活かせるような資格ではありません。

しかし、社会人として必要なITの基礎知識が身につくため、取得して損はない資格です。

ここでは、就活生がITパスポートを取得するメリットを紹介します。

3-1.基礎的なIT知識を習得できる

ITパスポートのメリットの1つは、基礎的なIT知識を習得できることです。

ITパスポートでは以下のように幅広い知識を問われます。

  • 企業でよく使われるシステムの種類・特徴
  • コンピューターの仕組みや機器の基礎的な知識
  • データベース
  • ネットワーク
  • 最新のIT技術と活用方法
  • 情報セキュリティ・モラル
  • コンプライアンス

学生のうちにITパスポートを取得し、IT知識を学んでおくことで、就職してからスムーズに業務に取り組めるようになります。

社会で活躍するうえで重要なIT知識を身につけられることは、ITパスポートを取得する大きなメリットといえるでしょう。

3-2.資格取得をした向上心をアピールすることができる

ITパスポートの取得は、就活で向上心や成長意欲をアピールする重要な材料になります。

ITパスポートは専門的な資格ではないものの、まったく勉強せずに受かるほど簡単なものではありません。

ITを学ぶために努力し、資格を取得する姿勢は企業から高い評価を受けるでしょう。

ITパスポートを取得した背景や学習のプロセス、今後の目標を自身の強みや志望動機と関連づけることで、より強いアピールになります。

3-3.ITに対する探求心をアピールできる

ITへの関心や探究心を就活でアピールできるのも、ITパスポートを取得するメリットです。

ただ単に面接で「ITに興味があります!」と伝えるだけでは十分な説得力がありません。

しかし、ITパスポートを取得していれば、「ITに興味があり、知識を身につけるために努力した」ということを客観的に証明できます。

また、IT業界は絶えず技術やトレンドが変化しています。

ITに興味を持ち自ら積極的に学習できることは、IT業界で求められる重要な素質です。

そのため、IT業界を志望する就活生にとって、ITパスポートの取得は大きなアピールポイントとなるでしょう。

3-4.どんな職種にも適応できる汎用性がある

ITパスポートは、どのような業界・職種でも有用な資格です。

現代はITがあらゆるところに浸透しており、多くの業界・職種でIT知識が必要とされています。

たとえば、製造業や物流業界で生産管理システムや在庫管理システムなどを導入・運用する際は、IT知識が求められます。

営業職であっても、クライアントとのコミュニケーションをスムーズにおこなうためには、IT知識やITツールの利用が必要です。

そのため、基礎的なIT知識を証明できるITパスポートは、就活生の間で人気を集めています。

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4.ITパスポートの資格を就活で活かすコツ

ITパスポートを取得しただけでは就活に役立ちにくいですが、伝え方を工夫することで評価される可能性が高まります。

ここでは、ITパスポートを就活で活かすコツを紹介します。

4-1.IT知識を誇ってはいけない

ITパスポートを取得したからといって、IT知識があることをアピールするのは避けましょう。

ITパスポートは初心者向けの資格であり、ITの専門性や高いスキルを持っていることをアピールできるものではありません。

そのため、ITパスポートの取得だけで自分のIT知識をアピールしても高い評価は得られないでしょう。

4-2.他の資格と合わせて取得する

ITパスポートは、ほかの資格も合わせて取得することでアピール力を格段に高められます。

ここではエンジニアや事務職を目指している就活生におすすめの資格を紹介します。

エンジニア志望

エンジニア志望の人におすすめの資格は以下の2つです。

  • 基本情報技術者試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験

基本情報技術者試験は、すべてのエンジニアが知っておくべきITの基礎知識を網羅したITパスポートの上位資格です。

難易度は少し上がりますが、資格を取得することでシステム開発に関する知識をアピールできるようになります。

ITパスポートを取得していれば基礎知識が身についているので、合格しやすくなるでしょう。

情報セキュリティマネジメント試験は、業務で個人情報を扱う人が身につけておくべきセキュリティ知識を証明する資格です。

セキュリティ対策やトラブル対応などに関する知識が身につくため、システムエンジニアやインフラエンジニアなどさまざまな職種で役に立つでしょう。

ITパスポート取得後に勉強するとスムーズに理解できます。

事務職志望

事務職を志望している人におすすめの資格は以下の2つです。

  • MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
  • 日商簿記検定

MOSは、WordやExcelなどマイクロソフト社製のオフィスソフトを扱うスキルを証明する資格です。

事務職は書類作成やデータ入力といったパソコンスキルが必要なため、MOSを取得しておくと仕事を効率的に進められます。

一方、日商簿記検定は日本商工会議所が実施している試験で、帳簿の書き方やお金の流れに関する知識を証明する資格です。

1級・2級・3級・簿記初級とありますが、初心者は難易度が低い簿記初級か3級から受験してみると良いでしょう。

MOSや日商簿記検定をITパスポートと一緒に取得すると、ITとパソコン・経理の基礎スキルを証明できます。

より強いアピールができるため、就活で役立つでしょう。

4-3.自己PRのアピール内容の根拠や具体例にする

ITパスポートは、就活時に自己PRの根拠や具体例として活用できます。

資格を取るために努力したことや強い向上心を伝えることで、あなたの自己PRに説得力を持たせられるからです。

具体的には以下の点を言語化して、自己PRと関連づけてみましょう。

  • ITパスポートを取ろうと思ったきっかけ・目的
  • 学習計画の立て方
  • 苦手分野をどうやって克服したか

また、文系の場合はITパスポートの取得により、IT業界への強い関心・興味を示すことができます。

それにより、あなたの志望動機はより魅力的になるでしょう。

4-4.ITパスポートが有利に働く企業への就活で活用する

就活でITパスポートを評価してくれる企業を狙うのも1つの手段です。

ITパスポートが有利に働くため、内定が決まりやすくなります。

機会があればインターンや説明会に参加して、ITパスポートを評価するのか、取得をすすめているのかを確認してみましょう。

直接、企業に確認できないときは就職サイトで調べられるので、チェックしてみてください。

就職サイトで探すときは、「ITパスポート」と入力して検索すると資格を持つ人が優遇される求人が出てきます。

それらの求人の中から興味がある企業にアプローチしましょう。

ITパスポートを評価してくれる企業をより多く知りたい方は、就職・転職エージェントに相談するのがおすすめです。

非公開や独占の求人を含む多くの企業の中から、ITパスポートが活かせるあなたにピッタリな会社を紹介してもらえます。

弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の就活・転職の支援サービスを行っています。

ご相談から内定まで「完全無料」で利用できますので、お気軽にお問い合わせください。

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5.ITパスポートの取得がおすすめな就活生の特徴

ITパスポートは本当に活かせるのか、自分に必要なのかがわからず受験を迷っている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、ITパスポートの取得が向いている就活生の特徴を紹介します。

ITパスポートを取得すべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

5-1.ITの基本知識を身につけたい人

ITパスポートの取得がおすすめなのは、ITに興味があり基礎知識を身につけたい人です。

ITパスポートはネットワークやデータベース、プログラミングなどIT分野のさまざまな基礎知識をカバーしています。

そのため、幅広いIT分野に関する知識を身につけるのにピッタリな資格です。

「ITに興味があるけど何から勉強すれば良いかわからない」という人は、ぜひ受験してみてください。

5-2.IT業界への就職を考えている文系出身の就活生

文系からIT業界へ就職を考えている人も、ITパスポートの取得が向いています。

文系の就活生がITパスポートを取得するメリットは以下のとおりです。

  • IT業界への本気度が伝わる
  • 仕事への抵抗感がなく、スムーズに取り組める
  • ITの基礎知識が身につく

ITパスポートの取得により、IT業界への熱意が伝わりやすく企業に対してアピールする強力な手段となります。

就職後もIT技術・用語に対する抵抗感が減り、自信を持って仕事に取り組めるでしょう。

そのため、文系でITに興味があり、これから学習を始めるにはITパスポートはおすすめできる資格です。

5-3.就活に向けて何か資格を取りたい人

就活に向けて資格の取得を考えているなら、難易度の低いITパスポートを受験すると良いでしょう。

ITパスポートは知名度が高く、就活生や社会人に人気の資格です。また、国家資格のため企業からも高い信頼があります。

IPAが実施する試験の中でもっとも難易度の低いレベル1なので、初心者からでも比較的、簡単に取得できます。

IT業界に強い就活サイトおすすめ24選|エンジニア特化のサポートあり

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6.就活生必見!ITパスポートに合格する勉強方法3選

ITパスポートは難易度が低いとはいえ、勉強しなければ合格するのは難しいです。

では、ITパスポートを勉強するにはどんな方法があるのでしょうか。

ここでは、ITパスポートに受かるための勉強方法を3つ紹介します。

あなたに合った方法で勉強を始めてみてください。

6-1.独学

ITパスポートは初心者向けの資格なため、独学での合格が十分に可能です。

参考書を選ぶ際は以下のポイントを基準に選びましょう。

  • 最新版である
  • 図やイラストが豊富でわかりやすい
  • 練習問題や過去問が載っている

古い参考書の場合、間違った情報を覚えてしまったり、試験範囲を網羅できていない可能性があるので特に注意が必要です。

過去問はITパスポート公式ページからダウンロードできるので、過去3〜5年分の問題をできるだけたくさん解きましょう。

独学のコツは、参考書をひと通り読み終わったら過去問をひたすら解くことです。

過去問を解くことで知識が定着しやすく、試験の時間配分もできるようになります。

6-2.通信講座を活用する

ITパスポートは通信講座でも学習できます。

通信講座は「独学では自信ないけど、スクールに通うのはハードルが高い」と感じている人におすすめの勉強方法です。

通信講座を利用すると以下のメリットがあります。

  • 質問できる
  • スキマ時間に学べる
  • スクールよりも安い

また、通信講座によっては用語集など初心者向けのサポートが整っているものや、回答の添削サービスがついているものもあります。

充実したサポートを受けたい人は事前にサービス内容をしっかり確認しておきましょう。

どの通信講座を受けるか迷ったら、以下のポイントを参考に探してみるのがおすすめです。

  • お試しのWeb講義を受ける
  • 良質な教材を使用している
  • 学習サポートが充実している
  • カリキュラムの充実度
  • 会社の信頼性

上記のポイントを参考に自分に合った通信講座を選び、ぜひITパスポート合格を目指してください。

6-3.スクールを利用する

より確実にITパスポート合格を目指すなら、スクールの利用を検討してみましょう。

スクールを利用するいちばんのメリットは、すぐに質問できることです。

わからない点をその場で解決できるので、効率的に学習できます。

また、ITパスポート取得を目指す仲間ができるので、モチベーションを維持しやすいのもスクールの強みです。

スクールを探すときは以下のポイントをチェックしましょう。

  • 授業のカリキュラム
  • 学習期間
  • 費用
  • 通える日に授業が開催されている
  • サポート体制の充実度

より確実に合格したい人や1人で勉強を継続できるか不安な人は、スクールを検討してみてください。

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