
最終更新日:2025.05.20
Cisco技術者認定資格とは?難易度や取得ロードマップを徹底解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- Cisco技術者認定資格には何がある?
- Cisco技術者認定資格はどれを取得すべき?
- Cisco技術者認定資格の難易度を教えて!
Cisco技術者認定資格は、インフラエンジニアを目指す方や、インフラエンジニアとして年収アップを目指す方に役立つ資格です。
4つのレベルに分かれており、インフラに関する知識や経験によって取るべき資格が異なります。
では、今あなたが取るべきCisco技術者認定資格のレベルはどれなのでしょうか?
記事の要約
本記事では、「Cisco技術者認定資格の取得を考えている方」に向けて、資格の種類と取得するメリット、おすすめの取得順番(ロードマップ)、勉強時間の目安を解説します。
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Cisco技術者認定資格とは
Cisco技術者認定資格とは何か、どのような資格があるのか解説します。
1-1.Cisco製品を扱うスキルの証明
Cisco技術者認定資格は、スイッチやルーターといったCisco製品を扱うスキルの証明となる資格です。
ネットワーク技術の知識と能力を証明するグローバル基準の資格として人気があり、Cisco製品の導入や運用、トラブルシューティングに必要な専門知識が身に付きます。
Cisco製品はネットワーク機器の国内トップシェアを誇り、インフラエンジニアなら一度は触れる機会があるので、Cisco技術者認定資格を取得して損はありません。
Cisco技術者認定資格の勉強を通じて、インフラエンジニアとして必要なスキルを身に付けられます。
1-2.Cisco技術者認定資格の一覧
Cisco技術者認定資格は、以下のように「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」の順番で難易度が上がります。
認定レベル | 資格 | 目安経験年数 |
---|---|---|
エントリー | CCST | 未経験 |
アソシエイト | CCNA | 1~3年 |
プロフェッショナル | CCNP | 3~5年 |
エキスパート | CCIE | 5~7年 |
CCSTは未経験、CCNAは微経験者、CCNPは3年以上、CCIEは5年以上従事している方におすすめです。
ただし、経験年数は目安なので、未経験者でもCCNAを、微経験者でもCCNPを取得できる可能性はあります。
とはいっても、自分のレベルではどの資格を取った方が良いか迷ってしまう方もいると思います。あなたに最適な資格が何かITに精通したアドバイザーがアドバイスしますので、ぜひご相談ください。
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2.Cisco技術者認定資格を取得するメリット
Cisco技術者認定資格を取得するメリットは、以下の3つがあります。
- 年収を上げるための武器になる
- より上流の工程を任せられる
- ほかのIT資格に比べて転職で有利
2-1.年収を上げるための武器になる
ネットワークに関する知識や能力を証明できるCisco技術者認定資格は、年収を上げるための武器となります。
インフラエンジニアは、下流工程(監視・運用・保守)と上流工程(構築・設計・要件定義)に分かれており、後者に進むほど技術レベルが高くなり、年収が上がります。
例えば、監視・運用だった方がCCNPを取得することによって、保守以上の工程を任せられるようになり、年収が上がります。
そもそも、インフラエンジニアが年収を上げる手段は、資格手当のほかに工程を上げるしかありません。
設計や要件定義などの上流工程に行くには、ネットワーク設計や構成に関するスキルが欠かせません。
インフラエンジニアとして年収を上げていくのなら、CCNAやCCNPの取得はおすすめです。
CCNAやCCNPを取得すると、どのように年収をあげられるのか気になる方はお気軽に当社までお問い合わせください。
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2-2.より上流の工程を任せられる
システム全体を理解していないと担当できないので、保守は監視・運用を経験しているだけでは任せてもらえません。
運用・監視から抜け出すには保守を担当できる知識やスキルを証明する必要があります。
そこでおすすめなのが、Cisco技術者認定資格の取得です。
資格取得により、Cisco製品を扱うスキルを証明できるだけではなく、学習意欲も評価され、保守以上を担当できるようになります。
特に、設計・構築の上流工程までいくために資格取得が役立つので、上流工程へのキャリアアップを考えている方におすすめの資格です。
2-3.ほかのIT資格に比べて転職で有利
Cisco製品を扱っている企業が多いため、Cisco技術者認定資格はほかのIT資格に比べて転職で有利となる資格です。
資格取得によりネットワークの基礎知識が身に付けられるので、資格を取得していない方と比べて教育コストが低いと判断され、企業から高い評価を受けられます。
IT業界全般の基礎知識を証明できる基本情報技術者試験や応用情報技術者試験を取得すれば、企業から一定の評価は得られます。
ただし、インフラエンジニアへの転職ならITインフラに特化したCisco技術者認定資格のほうが評価は高いです。
企業によってはCCNAやCCNPの取得を推奨し、研修で資格取得を目指す企業もあるほどです。
インフラエンジニアに転職するなら、まずはCCNAやCCNPの取得をおすすめします。
3.Cisco技術者認定資格の取得ロードマップ
インフラエンジニアとしてキャリアアップするために、今あなたが取得すべきCisco技術者認定資格の種類について解説します。
- 未経験者はCCNAで転職を有利に
- 微経験者はCCNPで上流工程へ
- 経験者はCCIE合格でスペシャリストへ
3-1.未経験者はCCNAで転職を有利に
未経験者は真っ先にCCNAを取得するのがおすすめです。
25歳前後の第二新卒であれば、資格を取得しなくても勉強しているだけで評価対象になります。
20代中盤までの転職は、吸収力や学習意欲が判断材料になるからです。
資格取得の目途と仕事内容について、学んだことを面接で答えられると評価が高くなります。
一方、28歳以降になると企業は即戦力を必要としているので、CCNAを取得しないと評価されません。
CCNAはインフラエンジニア未経験者にとって、キャリアアップしやすい企業に転職するためにも必要な資格です。
3-2.微経験者はCCNP取得で上流工程へ
今の職場で監視・運用から保守に進めない方は、CCNPを取得して社内評価を上げる必要があります。
CCNPを取得しても、社内で保守を担当させてもらえないのであれば、転職して将来的に保守を担当できる企業にいったほうが良いです。
監視・運用にいる期間が長くなるほど転職市場での評価が下がるので、3年経っても次の工程に進めなければ資格の取得・転職を考えたほうが良いです。
スピード感をもって資格を取得したほうが、学習意欲を示せるため、企業からの評価は高くなります。
CCNPに合格しても、より上流の業務を任せてもらえなければ、転職してキャリアアップを目指すほうが得策です。
CCNPを取得したけど、思うようにキャリアアップできないという事態を防ぎたい方は、ぜひ当社までご相談ください。
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3-3.経験者はCCIE合格でスペシャリストへ
インフラエンジニアとして、スペシャリストを目指す場合はCCIEが役立ちます。
誰でも受験できますが、5年以上のネットワーク設計・構築を経験した方がシスコから推奨されています。
CCIEは英語の試験なので、外資系に転職したい方や海外で仕事をしたい方におすすめです。
CCIEは高度なネットワークスキル資格としての評価は高いものの、転職市場であまり必要とされていません。
マネジメント職を目指すよりも、専門性を追い求めたい方に取得をおすすめします。

4.Cisco技術者認定資格レベル別の難易度と勉強時間
Cisco技術者認定資格の難易度と勉強時間をレベル別にまとめました。
資格 | 難易度/勉強時間 |
---|---|
CCST | 難易度:★☆☆☆ 勉強時間:50〜100時間程度 |
CCNA | 難易度:★★☆☆ 勉強時間:150〜200時間程度 |
CCNP | 難易度:★★★☆ 勉強時間:120〜300時間程度 |
CCIE | 難易度:★★★★ 勉強時間:1000〜2000時間程度 |
4-1.CCSTの難易度と勉強時間
CCSTはCisco技術者認定資格の中で最も挑戦しやすい資格です。
試験範囲はネットワークの基本知識とCisco機器の操作が中心であり、そこまで広くありません。
勉強時間は50〜100時間程度で、毎日1時間の勉強で3か月あれば取得可能です。
インフラエンジニアとして働いた経験がない場合でも、独学でも合格を狙えます。
Cisco技術者認定資格の中でも最も簡単なので、ネットワークの基礎知識を習得したい方は、CCSTの勉強からはじめてみてください。
4-2.CCNAの難易度と勉強時間
CCNAはアソシエイトレベルで、ネットワーク全体の基礎知識が問われる資格です。
試験範囲には、ネットワークに関わる以下のような内容が含まれます。
- レイヤー2スイッチ
- レイヤ3ルーティング
- 無線接続
- セキュリティ
勉強時間は150時間~200時間で、毎日1時間の勉強で半年あれば取得可能です。
インフラエンジニアの経験がない方でも、勉強時間を確保できれば、十分に取得可能な資格です。

4-3.CCNPの難易度と勉強時間
CCNPは中級レベルの資格で、ネットワーク設計やトラブルシューティングスキルなどが問われます。
勉強時間は120〜300時間が必要で、毎日1時間の勉強で1年、毎日2時間で半年かかる計算です。
未経験からでも取得可能ですが、CCNAを取得してインフラエンジニアになってからの取得をおすすめします。
CCNAを取得して実務経験もあれば、勉強時間を短縮でき、未経験で受けるよりも難易度が下がるからです。
未経験には難易度が高い資格ですが、経験者であれば十分に資格取得可能です。

4-4:CCIEの難易度と勉強時間
CCIEはCisco技術者認定資格の中で最も難易度が高い資格です。
勉強時間は約1000〜2000時間と比較にならないほどの量になります。1日2時間勉強しても3年かかる計算になります。
CCIEは英語の試験であり、日本の教材がありません。英語ができないと勉強を進められないのも難易度が高い理由のひとつです。
勉強期間が長くなるほど、学んだ内容を忘れてしまうので、さらに勉強時間が伸びることも予想されます。
未経験からの資格取得は困難を極めるため、インフラエンジニア経験者でないと難しい資格です。
インフラエンジニアのスペシャリストを目指す方は、CCNPの取得後にこちらの資格を勉強してみてください。

5.Cisco技術者認定資格の受験方法
Cisco技術者認定資格の受験方法について、以下の3つを解説します。
- 試験日と試験場所
- 申し込み方法
- 受験料の一覧
5-1.試験日と試験場所
Cisco技術者認定資格の試験は随時開催されており、基本的に月曜~土曜で毎日実施しています。
試験場所は日本各地に用意されており、北は北海道、南は沖縄県まで対応しています。
試験は随時開催され、日本全国の会場で受験できるので、受験環境に困ることはありません。
試験の申し込みページであるピアソンVueから試験会場の場所を確認できます。
5-2.申し込み方法
Cisco技術者認定資格の申し込み方法は、以下の3つが挙げられます。
- ピアソンVueの申し込みページ
- ピアソンVueのコールセンターへ電話
- 直接テストセンターに電話
ピアソンVueの申し込みページを用いる際は、ピアソンの公式サイトへの無料会員登録(ログイン)が必要です。
いずれの方法も、必ず支払い情報(クレジットカード)が必要になります。
5-3.受験料と支払い方法
Cisco技術者認定資格の受験料は、以下のとおりです。
資格 | 受験料 |
---|---|
CCST | $125(約18,000円) |
CCNA | $300(約43,500円) |
CCNP | CCNP コア試験:$400(約58,000円) CCNP 集中試験:$300(約43,500円) |
CCIE | 試験会場での CCIE ラボ試験:$1,600(約232,000円) CCIE Cisco Kit モバイルラボ試験:$1,900(約276,000円) CCIE BYOD モバイルラボ試験:$1,600(約232,000円) |
試験を提供するシスコシステムズがアメリカの会社なので、受験料はドル換算になります。
為替相場によって受験料が変動する点に注意が必要です。
支払い方法はクレジットカードで、試験申し込みの際に試験バウチャーを購入し、試験を予約する前に支払う形式になります。
6.資格取得を活かす転職ならユニゾンキャリア
Cisco技術者認定資格を取得してインフラエンジニアに転職したい方や、資格を活かせる求人に応募したいとお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。
6-1.ユニゾンキャリアのサービス訴求
Cisco技術者認定資格はインフラエンジニアへの転職やキャリアアップに役立つ資格です。
でも、役立つと知っていても、勉強をはじめるのってなかなか大変ですよね。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください!
インフラエンジニアとして、上流の仕事にキャリアアップしたいという思いがあったからです。
実際、キャリアアップのために、業務の空き時間などを使って資格の勉強を進めていました。
ただ、上流工程に携われる現場の空きがなかなか出なかったこともあり、キャリアアップ出来ない状況が続いていて…
このまま足踏みし続けるのも違うかな、と思ったので転職に踏み切ることにしました!
ユニゾンキャリアのサポートで特に良かった点は何ですか?
特に、資格取得のサポートが本当に心強かったです。
実は、勤務先のプロジェクトでは、周りに真面目に資格の勉強に取り組んでいる人はほとんどいなくて…
そんな環境の中でもめげずに勉強を続けられたのは、間違いなく担当キャリアアドバイザーの佐瀬さんの励ましがあったからです。
あとは面接対策もしていただき、とても助かりました。「こういう質問があるから、ここは準備しておいた方がいいですよ」と具体的なアドバイスをいただけて。
おかげで自信を持って面接に臨むことができました。本当に感謝しています!
転職活動の結果はいかがでしたか?
ユニゾンキャリアさんを通じて3社に応募して、2社から内定をいただきました。面接を受けはじめてから2~3週間ほどで内定に至れたため、かなりスムーズに進められたと思います。
入社を決めたのは、社員全員がインフラエンジニアとして働いている会社です!
「ここなら自分のキャリアアップに最適だな」って感じました。
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