
最終更新日:2025.07.29
絶対やめとけ!組み込みエンジニアは安易な転職で失敗!どんな瞬間に辞めたくなる?

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 組み込みエンジニアはやめとけって本当?
- 組み込みエンジニアが辞めたくなる瞬間は?
- キャリアチェンジすることは可能か教えて!
組み込みエンジニアに安易な気持ちで転職するのは誰であっても「やめとけ!」と伝えたいです!!
今までに仕事内容やキャリアを知らずに転職しまったが故に、転職後に後悔して辞めてしまった方をたくさん見てきました…。
事前に組み込みエンジニアが働いていて「辞めたくなる瞬間」を知っていれば、辞めたくなるような環境がない会社に入れれば、転職の失敗をできるだけ防ぐことができますよね。
組み込みエンジニアが転職の失敗を防ぐためには、どのように対策を講じたらいいのでしょうか?
記事の要約
本記事では、「組み込みエンジニアとして転職を考えている方」を対象に、どんな方におすすめの職業なのか、どんなときに辞めたくなるのか、別職種にキャリアチェンジすることは可能なのかについて解説していきます。

1.組み込みエンジニアはおすすめ?やめとけ?

組み込みエンジニアは、人によって「おすすめできるか」「やめておくべきか」が、はっきりと分かれる職種です。
ここでは、どのような方におすすめで、どのような方には厳しい道となるのか、4つの視点から解説します。
- 未経験で勉強苦手ならやめとけ
- 未経験は工学部の出身者ならおすすめ
- システム開発職からの転職はおすすめ
- 経験者のキャリアチェンジは絶対やめとけ
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1-1.未経験で勉強苦手ならやめとけ
未経験かつ勉強が苦手なら、組み込みエンジニアになるのをやめておくべきです。
なぜなら、組み込みエンジニアは常に新しい知識の習得が求められる、学習意欲が最も重要な職種だからです。
ソフトウェアだけでなく、ハードウェアや数学といった幅広い分野の学習が欠かせません。会社で教えてもらえることには限界があり、仕事が終わった後や休日に、技術書や参考書を読んで学ばないと、すぐについていけなくなります。
「楽そうだから」という気持ちで目指せるほど、甘い世界ではありません。
この学習意欲の欠如は、キャリアの早い段階で停滞を招きます。

1-2.未経験は工学部の出身者ならおすすめ
あなたが大学で工学部の出身者であれば、未経験からでも組み込みエンジニアを目指すことをおすすめします。
なぜなら、大学で学んだ知識が、仕事に直接役立つ場面が多いからです。例えば、回路図の読み方や、デジタル・アナログ回路の基礎、半導体の仕組みといった知識は、組み込みエンジニアとして働くうえでの土台となります。
ほかの未経験者がゼロから学ぶことなのに、あなたはすでにハードウェアの知識を知っています。このアドバンテージがあると、キャリアの初期段階においてスタートダッシュを切ることが可能です。
学生時代の学びを活かせる職種のひとつです。その知識は、必ずやキャリアを支える武器になります。

1-3.システム開発職からの転職はおすすめ
現在、Webサービスや業務アプリケーションなどの開発経験がある方が、組み込みエンジニアに転職するのはおすすめです。
なぜなら、あなたが持つソフトウェア開発のスキルは、組み込み業界でも高く評価されるからです。
特に、C言語やC++といった言語の経験があれば、即戦力として活躍できる可能性があります。システム開発で培った、品質管理やプロジェクトの進め方の知識も武器になります。
ハードウェアについて学ぶ必要はありますが、ソフトウェアの専門家として、市場価値はさらに高めることが可能です。
そのため、組み込みエンジニアにキャリアチェンジすると、今までの以上の年収アップを期待できます。

1-4.経験者のキャリアチェンジは絶対やめとけ
組み込みエンジニアが、ほかのエンジニア職へキャリアチェンジすることはおすすめしません。専門性を手放した結果、年収が下がる可能性が高いからです。
しかも、会社は「Webエンジニアになりたい」という希望よりも、これまでの「組み込みエンジニア」としての経験をあてにするからです。人手が足りなくなれば、あなたの希望とは無関係に、経験のある組み込みの仕事を任されます。
その結果、Webエンジニアとしてのスキルは身に付かないまま、以前と同じ仕事をより低い給与で行うことになります。
待遇だけが悪化するという最悪の事態に陥りかねません。これは、転職の失敗としてよく聞く話です。
このように、組み込み経験者のキャリアチェンジは、年収ダウンと意図しない業務という二重のリスクを伴うのです。安易なキャリアチェンジは市場価値を損なう危険な選択といえます。

2.組み込みエンジニアがやめとけといわれる理由

組み込みエンジニアには、ほかのエンジニアにはない独特の厳しさがあります。
ここでは、「やめとけ」といわれる4つの理由について解説します。これらの特徴を理解したうえで、自分に合っているかどうかを判断することが重要です。
- 工場が多い地方への出張・配属が嫌
- フルリモート案件自体があまりない
- C言語・アセンブリ言語が難しい
- ソフトとハードどちらの知識も必要
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2-1.工場が多い地方への出張・配属が嫌
組み込みエンジニアが開発する製品は、自動車や家電、産業用ロボットなど、その多くが工場で製造されます。
そのため、開発の最終段階や、製品テストの際には、工場へ長期出張したり、場合によっては、工場の近くに配属されたりすることがあります。
都会での生活を望む方や、転勤をしたくない方にとっては、この点はデメリットになります。特に、大手メーカーなどでは、全国各地に工場を持っているため、どこに配属されるか分からない、というリスクも考慮しなくてはなりません。
このように、働く場所の自由度がほかのエンジニア職に比べて低いです。
この点を許容できないのであれば、組み込みエンジニアへの転職は辞めたほうがいいです。

2-2.フルリモート案件自体があまりない
組み込みエンジニアの仕事は、フルリモートで完結することが難しいという特徴があります。
なぜなら、開発したソフトウェアを、実際のハードウェア(実機)に書き込んで、動作を確認する作業が不可欠だからです。
オシロスコープやデバッガといった、専門的な機材がなければ、仕事が進まない場面も多くあります。そのため、多くの会社では週の何日かは出社することが求められます。
Webエンジニアのようにパソコン1台あれば、どこでも仕事ができるという働き方を理想としている方にとっては、組み込みエンジニアとして働くのはは向いていません。
近年、リモートで実機を操作する仕組みも出てきていますが、まだ一般的ではありません。物理的な制約からは、なかなか逃れられないのが現状です。

2-3.C言語・アセンブリ言語が難しい
組み込み開発で主に使用されるプログラミング言語は、C言語やC++、場合によっては、より機械に近いアセンブリ言語です。
これらの言語は、PythonやJavaScriptといった、Web系で人気の言語に比べて、習得の難易度が高いです。
特にメモリ管理などをプログラマーが自分自身で行う必要があり、少しの間違いがシステムの不具合につながります。
常に緊張感を持ち、細部まで注意を払ってコードを書くことが求められる緻密な作業です。
ひとつのバグが製品のリコールにつながるので、大雑把な性格の方やプログラミングを楽しみたい方には厳しい世界です。
2-4.ソフトとハードどちらの知識も必要
組み込みエンジニアは、ソフトウェアの知識と同時に、ハードウェアの知識も求められます。
自分が書いたコードが、どのような電気的な仕組みで動いているのかを、理解していなければならないからです。
例えば、製品がうまく動かないとき、その原因がソフトウェアのバグなのか、それともハードウェアの設計ミスなのかを切り分ける必要があります。そのためには、CPUのデータシートや、電子回路の回路図を読み解く能力も不可欠です。
ソフトウェアだけを扱っていたい、という方にとっては、この学習範囲の広さが、大きな負担になることもあります。
問題解決のためには、ソフトウェアとハードウェア、両方の視点から原因を追求しなくてはならないのです。
3.組み込みエンジニア経験者がやめたいと思う瞬間5選

では、実際に組み込みエンジニアとして働いている方は、どのような瞬間に「やめたい」と感じるのでしょうか?
ここでは、経験者からよく聞く「やめたいと思う瞬間」を紹介します。
- Web・アプリケーション開発に関わりたい
- 通勤が辛くてリモートワークがしたい
- 案件が少なく特定の技術が身に付かない
- 組み込み以外の仕事を任された
- 勉強内容が難しくて挫折した
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3-1.Web・アプリケーション開発に関わりたい
組み込み開発の経験を積む中で、よりユーザーに近い、Web・アプリケーション開発への関心が強まり、キャリアチェンジしたいと思うことがあります。これは、エンジニアとしての成長段階で起こる、自然な心境の変化です。
なぜなら、組み込み開発は製品の内部で動くため、仕事の成果がユーザーに直接届いているという実感を得にくいからです。自分の作ったものが人々の生活をどう変えているのかが見えにくく、仕事への手応えを感じられません。
例えば、自動車のエンジン制御ユニットを開発していても、その成果を直接体感することは困難です。それよりも、多くの人が日常的に使うスマホアプリやWebサービスを開発するほうが、自分の仕事の価値を実感しやすいと感じるのです。
このように、自分の仕事の成果をよりダイレクトに感じられる分野へ進みたいと思い、組み込みエンジニアからのキャリアチェンジを考えるようになります。
3-2.通勤が辛くてリモートワークがしたい
組み込みエンジニアの「出社ありき」の働き方に限界を感じ、リモートワークを求めて「やめたい」と考えるもいます。
なぜなら、組み込み開発は、実際のハードウェア(実機)を直接操作して、動作を確認する作業が不可欠だからです。オシロスコープなどの専門機材が必要な場面も多く、物理的に会社にいなければ、仕事が進まないのです。
Webエンジニアなどがリモートワークで働く姿を見ると、自分の働き方に疑問を感じることがあります。
特に、結婚や育児といったライフスタイルの変化に伴い、通勤時間をなくし、より柔軟に働きたいという思いが強くなります。
このように仕事内容そのものではなく、働き方の柔軟性の低さが組み込みエンジニアを辞めたいと考える理由のひとつです。
3-3.案件が少なく特定の技術が身に付かない
同じ製品の保守・改修案件に長期間携わった結果、技術力が身に付かないことに焦りを感じ、「やめたい」と思うケースです。
キャリアが停滞しているという感覚は、エンジニアにとって大きな苦痛です。
なぜなら、組み込み製品は一度市場に出ると、10年以上も同じ技術を使い続けることが珍しくないからです。会社としては、安定して動いている製品の技術をあえて刷新するリスクを取りたがりません。
その結果、あなたは社内ではベテランでも、一歩外に出れば、市場で求められる新しいスキルが何もない、市場価値の低いエンジニアになってしまいます。
このように、会社によってスキルアップが阻害される状況は、組み込みエンジニアが転職を決意する理由になります。

3-4.組み込み以外の仕事を任された
組み込みエンジニアとして入社したのに、会社の都合で専門外の仕事を任されるのは「やめたい」と感じる理由のひとつです。
なぜなら、専門外の仕事をしている間、組み込みエンジニアとしてのスキルは向上せず、キャリアが停滞してしまうからです。
周りのエンジニアが専門性を高めている中で、自分だけが器用貧乏になっていく状況は、将来への不安につながります。
特にSESでは、「組み込みの案件がないから」という理由で、インフラの監視・運用といった、まったく畑違いの現場に配属されるケースがあります。
最初は「一時的に」という話だったはずが、気づけば1年以上も専門外の仕事を続けていた、ということも珍しくありません。
会社に都合よく利用され、自身の専門性を高められないと、あなたの市場価値はどんどん下がり続けていきます。

3-5.勉強内容が難しくて挫折した
組み込みエンジニアの勉強内容が難解で、心が折れて「やめたい」と感じる方は少なくありません。ほかの分野に比べて、学習のハードルが高いのは事実です。
なぜなら、組み込み分野は、OSの仕組みなど、コンピュータサイエンスの深い知識を前提とするからです。Web開発と違い、情報が少なく学習教材も限られています。質問できる相手がいない孤立した状況も、学習を困難にします。
例えば、リアルタイムOSのメモリ管理といったテーマで何日も悩み、理解が進まないと、「自分には才能がない」と自信を失い、学習意欲が削がれてしまうのです。
この経験は、多くの組み込みエンジニアが一度は通る道です。
このように、個人の問題だけでなく、学習環境が整っていない点も挫折感を生み、「やめたい」という気持ちにつながります。
4.未経験からの組み込みエンジニア転職はできるが要相談

未経験から組み込みエンジニアになることは可能ですが、転職に失敗しないためにも専門家に相談するのがおすすめです。
なぜなら、C言語や電子回路の学習の難しさ、リモートワークがしにくいといった制約があるからです。工場への出張など、ほかのエンジ-ニアとは異なる勤務形態もあり、これらを知らずに入社すると後悔につながりかねません。
人によっては組み込みエンジニアに嫌気が差し、年収が下がってもいいからWebエンジニアやアプリケーションエンジニアに転職する方もいるほどです。
安易な気持ちで組み込みエンジニアになってしまうと、また未経験の領域にキャリアチェンジする恐れがあります。
このような事態に陥らないようにするためにも、組み込みエンジニアの働き方やキャリアの実態を把握することが必要です。
ユニゾンキャリアであれば、組み込みエンジニアを募集している会社の人事からキャリアパスや働き方について聞いています。
まだ組み込みエンジニアになったほうがいいのかどうか悩んでいるのなら、まずはユニゾンキャリアに組み込みエンジニアの闇を聞いてみませんか?
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5.未経験から知らずに組み込みエンジニアになった件
未経験からエンジニアを目指す方の中には、自分でも気づかないうちに、意図せずして組み込みエンジニアとしてのキャリアをスタートしてしまう方も少なくありません。
ここでは、そうした「入社ガチャ」に失敗しないための、注意すべき5つのパターンを解説します。
- 組み込み・制御系とは知らず配属
- 大手メーカーの配属ガチャに失敗
- 知らずに組み込み系のSIerに就職
- ソフトウェア開発募集の入社ガチャ
- 愛知近辺のIT企業に入って工場配属
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5-1.組み込み・制御系とは知らず配属
求人票に「ITエンジニア募集」としか書かれておらず、入社後の研修を経て、本人の希望とは関係なく、「組み込み・制御系システム」の開発部門に配属されてしまうケースです。
特に、規模が大きい会社ほど、こうしたことが起こり得ます。「幅広い経験が積める」という言葉の裏で、実際には、会社が人手を必要としている、不人気な部署に配属される、ということもあります。
入社前に、どのような分野の開発に携わるのかを確認することが大切です。
面接で「具体的に、どのような製品の開発に携わりますか?」といった質問をする必要があります。

5-2.大手メーカーの配属ガチャに失敗
家電メーカーや自動車部品メーカーにソフトウェアエンジニアとして就職した場合、配属ガチャに失敗する恐れがあります。
こうしたメーカーでは、社内にWebサービスを開発する部署もあれば、製品の組み込みシステムを開発する部署もあります。
総合職として採用されたら、どの部署に配属されるかは入社するまで分からず、配属ガチャになることがほとんどです。
華やかなアプリ開発を夢見て入社したのに、「工場の生産ラインを制御する地道な組み込み開発に配属」というミスマッチは頻繁に発生しています。
エンジニアとして大手メーカーへの就職を考える際は、配属ガチャのリスクを理解しておく必要があります。
5-3.知らずに組み込み系のSIerに就職
SIerの中には、金融系のシステムに強い会社や、官公庁のシステムに強い会社など、それぞれに得意分野があります。
そして、その中には、組み込みシステムの開発を、専門的に手掛けているSIerも存在します。
会社のHPなどをよく確認せず、ただ「SIerだから、業務システムの開発だろう」と思い込んで入社してしまうと、ひたすら組み込みの案件に派遣される、ということになりかねません。
その会社がどのような業界のどのようなシステムを手掛けているのか。事業内容を、事前に詳しく調べておく必要があります。
特に、主要な取引先がメーカーである場合は、組み込み系の案件が多い可能性が高いと判断できます。

5-4.ソフトウェア開発募集の入社ガチャ
求人票の仕事内容に、「ソフトウェア開発」と書かれている場合も、注意が必要です。この「ソフトウェア」という言葉が、何を指しているのかが曖昧だからです。
Webアプリケーションもソフトウェアですし、家電を動かす組み込みシステムも、ソフトウェアです。
あなたは、Web系の華やかな開発をイメージしているかもしれませんが、会社側は、組み込みソフトウェアの開発者を募集しているのかもしれません。
面接の場で、「具体的に、どのようなソフトウェアの開発に携わるのですか?」と、必ず確認しなくてはなりません。
使用するプログラミング言語や、開発対象となる製品について、詳しく質問することで、ミスマッチを防ぐことができます。
5-5.愛知近辺のIT企業に入って工場配属
就職先の地域特性を理解せずに会社を選ぶと、意図せず組み込みエンジニアになることがあります。特に、愛知県近辺のIT企業への転職では、この点に注意が必要です。
なぜなら、愛知県近辺には自動車メーカーやその関連会社が集積しているからです。そのため、この地域のIT企業の求人は、必然的に自動車の制御システム開発が多くを占めます。
これは、Web系の開発をしたい方にとっては、大きなミスマッチにつながる危険性があります。
例えば、「通いやすいから」という理由だけでその地域の会社に入社した場合、あなたの希望とは関係なく、自動車関連の案件に配属される可能性が高いです。結果として、興味のない分野でキャリアをスタートさせてしまいます。
会社選びでは、その会社が拠点を置く地域の特徴を理解することが不可欠です。これは愛知県だけでなく、ほかの工業地帯でも同様です。
6.組み込みエンジニアが別職種に転職するのはやめとけ
組み込みエンジニアが安易にほかのエンジニア職種へ転職することはおすすめしません。
なぜなら、あなたが思っている以上に市場価値が高いからです。このほかにも、組み込みエンジニアがキャリアチェンジするのをやめたほうがいい理由がいくつもありあます。
- 市場価値が高くて希少性がある
- ぶっちゃけ転職で年収が上がる
- キャリアの幅が広くて将来有望
- フリーランスとして独立できる
- 経験を組み込むとIoTに関われる
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6-1.市場価値が高くて希少性がある
組み込みエンジニアは、ソフトウェアとハードウェアの両方の知識が求められるため、Webエンジニアなどに比べて、育成が難しく、転職市場での絶対数が少ないのが現状です。
つまり、あなたのスキルは希少性が高く、市場価値も高いです。
AIやIoTの普及により、あらゆるモノがインターネットにつながる時代において、ハードウェアを制御できる組み込みエンジニアの需要は、今後ますます高まっていくと予測されます。
今、あなたが持っているスキルは、数年後には、さらに価値のあるものになっている可能性が高いです。
その希少性を安易に手放すべきではありません。まずは自分自身が市場価値を正しく認識することが重要です。
6-2.ぶっちゃけ転職で年収が上がる
組み込みエンジニアとして一定のスキルを身に付けたなら、転職によって年収が大幅に上がる可能性が高いです。
同じ職種でも、会社を変えるだけで、待遇が大きく改善されることは珍しくありません。
なぜなら、スキルを持った組み込みエンジニアは、市場で常に不足しているからです。 特に、高い品質が求められる自動車や医療機器の業界では、経験者の価値は高く、高い報酬で迎え入れられます。
例えば、二次請けの会社から、より商流が上の会社や自社製品を持つメーカーに転職すれば、あなたのスキルが会社の利益に直接つながるため、給与は上がりやすくなります。
今の会社の給与だけで組み込みエンジニアに見切りをつけるのは早計です。 あなたのスキルを高く評価して、今よりも高い年収で採用してくれる会社は存在します。

6-3.キャリアの幅が広くて将来有望
組み込みエンジニアのキャリアは、ひとつの分野に留まりません。経験を積むことで、多様な業界や、より専門性の高い領域へと、キャリアの幅を広げられます。
なぜなら、自動車、家電、医療機器、産業用ロボット、IoTデバイスまで、社会のあらゆる場面で、ハードウェアを制御する組み込み技術が使われているからです。この技術を習得しているため、様々な業界で活躍できます。
例えば、自動車の自動運転技術の開発や、工場のロボット制御も選択肢です。また、医療分野で人命を支える機器や、新しいIoTサービスを生み出す仕事に進むことも可能です。
あなたのスキルは、社会の根幹を支える、様々な分野で求められています。
このように、組み込みエンジニアの経験は、将来有望な分野でキャリアを築くのに役立ちます。幅広いキャリアを描けることは、組み込みエンジニアならではの強みです。
6-4.フリーランスとして独立できる
組み込みエンジニアは、フリーランスとして独立することも可能です。もちろん技術力だけではなく、経験もないとフリーランスになることはできません。
なぜなら、特定の製品開発で培った深い知識を持つ組み込みエンジニアを探している会社が数多く存在するからです。
すべての会社が、高度な組み込みエンジニアを正社員として抱えられるわけではありません。そのため、必要な期間だけ、専門家と契約したいというニーズが常にあります。
例えば、特定のCPUやリアルタイムOSに関する深い知識は、フリーランス市場で高く評価されます。FAや医療機器といった、特定の業界での開発経験も単価を引き上げます。
会社員時代に、こうした「自分の売り」となる専門性を意識して身に付けておくことが重要です。
技術力を高めることは、会社員としてのキャリアだけでなく、フリーランスという選択肢にもつながります。
6-5.経験を組み込むとIoTに関われる
組み込みエンジニアの経験は、成長分野であるIoTの仕事に役立ちます。
IoTの根幹である「モノ」の開発は、組み込み技術そのものであり、あなたのスキルは仕事の土台になります。IoTデバイスのセンサーを制御するには、ハードウェアに近い知識が不可欠であり、これこそが組み込みエンジニアの専門領域です。
ただし、Webやクラウドと連携するためのネットワーク知識も、学ばなくてはなりません。簡単な道のりではありませんが、挑戦する価値は十分にあります。
例えば、家電の組み込み経験があれば、スマートホーム製品の開発に携われます。自動車の制御システム開発の経験は、コネクテッドカーの開発に応用できるのです。
このようにIoTの開発に必要な技術を身に付けることで、新しい分野の開発にも携われるようになります。
7.組み込みエンジニアが転職に失敗したケース4選

ここでは、組み込みエンジニアが転職で失敗した3つのケースを紹介します。同じ轍を踏まないように、注意してください。
- 小規模の会社でスキルアップできる案件ゼロ
- 希望のスキルを身に付けられない案件ばかり
- 別職種への転職で年収が大幅ダウン
- キャリアチェンジの闇にドはまり
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7-1.小規模の会社でスキルアップできる案件ゼロ
小規模な会社に入社し、スキルアップにつながるような案件がまったくないという転職に失敗したケースがあります。
小規模な会社では、特定の製品や、特定の顧客に、事業全体が依存していることが少なくありません。
そのため、何年も同じ製品の、同じような修正作業ばかりを、繰り返すことになりがちです。気がつけば、世の中の技術トレンドから、完全に取り残されてしまっていた、という事態に陥ります。
会社の規模だけでなく、その会社、今後どのような分野に投資し、成長しようとしているのかを見極めることも重要です。
転職を決断する前に、その会社が開発している製品や保有しているう案件について詳しく確認しないと、転職に失敗する可能性が高まります。

7-2.希望のスキルを身に付けられない案件ばかり
「次は、〇〇の技術を身に付けたい」という、明確な目的を持って転職したにもかかわらず、会社から希望とまったく異なるスキルが求められる案件ばかりを紹介されるケースもあります。
これは、SESで働くエンジニアに特に多く見られます。
会社の営業担当が、あなたのキャリアプランを理解しておらず、ただ単価が高い、あるいは、案件が決まりやすいという理由だけで、案件を紹介してくるのです。自分のキャリアプランに合わない案件は、勇気を持って断る姿勢が必要です。
会社の言いなりになっていては、いつまで経っても希望のキャリアを築くことはできません。
面接の段階で、自身のキャリアプランを伝え、それが実現できる環境であるかを確認することが何よりも大切です。
7-3.別職種への転職で年収が大幅ダウン
組み込みエンジニアに見切りをつけ、Webエンジニアなどの別職種へ転職した結果、年収が100万円以上も下がってしまったというケースもあります。
そもそも組み込みエンジニアの専門性が、異業種ではほとんど評価されないために起こります。
長年培ってきたスキルをリセットし、ほぼ未経験者と同じ立場で、キャリアを再スタートしなくてはなりません。年収だけでなく、仕事の裁量も小さくなり、年下のエンジニアから指示を受けるという状況にストレスを感じることもあります。
隣の芝生は青く見えるものですが、キャリアチェンジには、こうしたリスクが伴うことを覚悟しなくてはなりません。
別職種への転職にリスクがあったとしても挑戦したいのか、自分自身に問いかける必要があります。
7-4.キャリアチェンジの闇にドはまり
キャリアチェンジで最も危険なのが、「採用」と「配属」の担当者が違うことで起こる意図しない配属です。
Webエンジニアとして採用されたはずが、気づけば組み込みの現場にいる。 年収だけが下がる事態になります。
なぜなら、人事は「Webエンジニアになりたい」という熱意を評価しますが、配属を決める営業は自身の成果を優先するからです。 営業にとっては、未経験のWeb案件より、経験のある組み込み案件に派遣するほうが簡単です。
面接で人事と「Web開発を頑張ろう」と話したにもかかわらず、入社後に営業から「君の経験にぴったりの組み込み案件がある」と言われます。 このような社内の情報伝達の不備がエンジニアとしてのキャリアを台無しにします。
そのため、希望しない案件に参画する可能性がないかを確認することが転職の失敗を避けるために不可欠です。
このような組み込みエンジニアならではの転職の失敗を防ぐために、ユニゾンキャリアが存在します。
ユニゾンキャリアは組み込みエンジニアのキャリアに精通しているため、よくある失敗事例を把握しています。
転職で失敗しないための会社の選び方を知りたい方は、ユニゾンキャリアにご相談ください。
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8.組み込みエンジニアの転職は会社の「内部情報」が必須

組み込みエンジニアの転職を成功させるには、求人票に書かれている表面的な情報だけでは不十分です。
その会社の外からは決して見えない「内部情報」を、いかに知ることできるかが転職の結果を大きく左右します。
なぜなら、組み込みエンジニアの仕事は、配属される製品やプロジェクトによって、求められるスキルや、その後のキャリアが異なってしまうからです。
同じ会社の中でも、ある部署は最新技術を使っているのに、別の部署で古い技術を使い続けていることも珍しくありません。
本当にスキルアップできる会社できるかどうかを見極めるには、保有案件やキャリアパスといった情報が不可欠です。
こうした内部情報を個人で調べるのには限界があります。
だからこそ、人事から会社の内部事情を聞いている、ユニゾンキャリアに相談してみるのがおすすめです。
ユニゾンキャリアでは、あなた専任のアドバイザーが会社ごとの案件状況やキャリアパスを把握しています。
口コミやSNSを見ても分からない会社の内部情報を知りたい場合は、ユニゾンキャリアに聞いてみてください。
9.組み込みエンジニアが転職の失敗を回避する方法
では、組み込みエンジニアが、転職の失敗を回避するためには、具体的に何をすれば良いのでしょうか?
ここでは、会社選びの際に確認すべき3つのポイントと、ユニゾンキャリアが可能にするキャリアチェンジについて解説します。
- 会社の保有案件の傾向を確認
- キャリアパスが明確かつ実現可能か確認
- チームで案件に配属されるか確認
- ユニゾンキャリアならキャリアチェンジ可能
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9-1.会社の保有案件の傾向を確認
まず、その会社がどのような分野の、どのような製品の案件を扱っているのか、その傾向を確認することが大切です。
例えば、あなたが「自動車の自動運転に関わる、最先端の組み込み開発がしたい」と考えているのであれば、家電製品の組み込みがメインの会社に入社しても、その目標は達成できません。
会社のHPや求人情報だけでは、その会社が保有する案件や案件配属の基準がなかなか見えてきません。
転職エージェントなどを活用し、「現在、最も力を入れている開発分野はどこか」「今後、どのような案件が増えていく見込みか」といった案件情報を確認する必要があります。
どのような案件があるのか詳しく教えてくれない場合、案件数が少なく、自社の状況を知られたくない可能性があります。
9-2.キャリアパスが明確かつ実現可能か確認
次に、会社がエンジニアの成長のためのキャリアパスを提示しているかを確認します。
絵に描いた餅ではなく、実際にそのキャリアパスに沿って、成長している先輩社員がいるのかまで確認することが重要です。
例えば、「未経験者は、まずテストを1年経験し、その後、開発業務に挑戦」というキャリアパスが本当に守られているのか。実際には、5年以上もテスト業務を続けている人ばかりではないのか。こうした実態は、外からは見えません。
社員の定着率や案件の保有比率といった情報を確認したうえで、そのキャリアパスの実現可能性を判断する必要があります。
言葉だけでなく、エンジニアがキャリアアップした実績を伴っているかを見極めることが大切です。
9-3.チームで案件に配属されるか確認
特に、SESで働く場合は、案件に配属される際に、チームで配属する会社を選ぶことをおすすめします。
なぜなら、一人で客先に配属されるいわゆる「一人常駐」の案件は、エンジニアにとってリスクが大きいからです。
周りに相談できる先輩や、同僚がおらず、孤独な状態で、難しい問題に一人で立ち向かわなくてはなりません。スキルアップの機会も、チームで働く場合に比べて、どうしても限られてしまいます。
また、客先からのプレッシャーも、すべて一人で受け止めなくてはなりません。精神的な負担も大きくなります。
自社の先輩と一緒に、チームで働ける環境があるかどうかは、あなたの成長と心の健康を守るうえで重要なポイントです。
特に経験の浅い組み込みエンジニアは、チームで案件に配属される会社をできるだけ選ぶことが大切です。
9-4.ユニゾンキャリアならキャリアチェンジ可能
ユニゾンキャリアでは、組み込みエンジニアから別の職種へのキャリアチェンジを実現します。
転職先の紹介だけでなく、入社後に約束が守られているかまで、責任を持って確認します。
なぜなら、入社したものの、結局は組み込みの仕事をさせられることが多いからです。会社の都合で、あなたの希望が反故にされる危険性があります。これでは、何のために転職したのか分かりません。
ユニゾンキャリアでは、ただ求人を紹介するだけではありません。
入社後もあなたの状況を定期的に確認します。もし、聞いていた話と違いキャリアチェンジが実現できていない場合は、ユニゾンキャリアから会社側にあなたの希望を伝え、部署異動などを促すことも可能です。
このように入社をゴールとせず、キャリアチェンジが成功するまで見届けるのがユニゾンキャリアです。
10.組み込みエンジニアの神・転職はユニゾンキャリア
組み込みエンジニアに転職した結果、専門性が身に付かない、希望とは違う仕事を任される恐れがあります。
最初の会社選びを間違えると、スキルアップやキャリアアップが遠回りになりかねません。
そんな転職の失敗を防ぎたい方は、エンジニア転職のプロ「ユニゾンキャリア」にご相談ください。
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10-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
組み込みエンジニアの転職における最大の失敗は、自身の市場価値に気づかず、条件が悪い会社に入社してしまうことです。
多くのエンジニアが、自分の価値を安売りしてしまっている現実があります。
なぜなら、組み込みのスキルは専門性が高く、その価値は会社によって、数十万、数百万円単位で変わるからです。しかも、個人が組み込みエンジニアとしての市場価値を知るすべはほとんどありません。
ユニゾンキャリアであれば、今までの転職支援の実績にもとづき、最も年収が上がる会社を紹介することが可能です。
ただ求人を紹介するだけではなく、以下のような転職支援を行っています。
- 組み込み経験を活かせる優良企業の紹介
- あなたの強みを伝えるための書類作成
- 企業の内部情報にもとづく面接対策
- 理想の年収を実現するための条件交渉
- 入社後の長期的なキャリア相談
上記の転職支援を行うことで、今まで選考が通らなかった会社から内定を獲得できるようになります。
このような一人ひとりのキャリアに真剣に向き合う姿勢が評価され、Googleの口コミは400件以上で★4.8を獲得。
「まずは話だけ聞いてみたい」という情報収集の段階でも歓迎です。
ご相談から内定まで、すべてのサービスは「完全無料」なので、お気軽にご相談ください。
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10-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
転職活動時は何社に応募されましたか?
ユニゾンキャリアさんを利用して4社応募したところ、3社から内定をいただきました。
担当のキャリアアドバイザーの佐瀬さんに何度も面接対策をしてもらったおかげです。本当にありがたかったです。
ぶっちゃけ、年収は上がりましたか?
だいぶ上がりましたね、100万近く上がってます。もともと稼げる職業に就きたかったのでとても嬉しいです。
現職に決めた理由は何ですか?
研修制度が充実しているというのが大きかったですね。未経験からスタートするので、研修制度はかなり重要視していました。
入社後は、研修にてクラウドの基礎から学び、最終的にはAzure認定資格を取得することができました。
また、給与も良かったので、それも決め手のひとつでしたね。
槇原さんはPC初心者で資格がなくてもエンジニアに転職成功することができました。
未経験からエンジニアになれる会社は山ほどありますが、年収が100万円も上がる会社は多くありません。
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