
最終更新日:2025.06.17
クラウドエンジニアのキャリアパス実現ロードマップを徹底解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- クラウドエンジニアのキャリアパスは?
- キャリアパスはどう選んだらいいの?
- クラウドエンジニアのキャリアアップの手順を教えて!
クラウドエンジニアとしての一歩を踏み出したものの、日々の業務に追われ、キャリアパスを描けていない方も多いのではないでしょうか?
企業から与えられた業務だけをこなす日々が続いた結果、あなたのポテンシャルを潰してしまうこともあります。
もしキャリアパスを実現して、あなたが欲しい年収とワークライフバランスを実現したいのなら、企業に依存しないでキャリアアップを目指すことが大切です。
記事の要約
本記事では、「クラウドエンジニアとして経験の浅い方」を対象に、クラウドエンジニアのキャリアパスには何があるのか、どのようにキャリアアップしたらいいのかについて解説します。

1.エンジニアのキャリアは年収ベースで考えよ!

クラウドエンジニアのキャリアパスを考えるうえで「年収」を軸に据えることは、極めて現実的なアプローチです。
なぜなら、年収はあなたの市場価値を客観的に示す、最も分かりやすい指標だからです。
特にIT業界では、どの技術や資格を持っているかが年収に反映されやすいため、学習の方向性が明確になります。
「年収」を軸にキャリアを考えることには、主に以下の利点があります。
- クラウド技術の市場価値を把握
- 習得すべきクラウド技術が明確化
- 企業のクラウド事業の本気度を測る
- クラウド資格取得の意欲向上
- 高年収をもとにした生活
需要の高いクラウドエンジニアとして自身の価値を正しく評価してもらうためにも、まずは「年収」という活きるうえで欠かせない視点を持つことが、後悔しないキャリアを歩むための第一歩です。
クラウドエンジニアのキャリアが分からない方、情報収集に時間をかけてくない方は、、ユニゾンキャリアにご相談ください。
あなたの年収を上げるために、次にどの企業に転職するのがベストなのかお伝えします。
2.【経験別】クラウドエンジニアのキャリアパス

クラウドエンジニアのキャリアパスは、「インフラの構築経験」の有無によって、進むべき道が大きく異なります。
現在地を正しく理解し、自分に合ったキャリアを進むことが、市場価値の高いクラウドエンジニアになるためのカギです。
主な経験別のキャリアパスは、以下の通りです。
- エンジニア未経験の場合
- インフラエンジニアの場合
- クラウド運用・保守の担当の場合
- クラウド構築・設計の担当の場合
- クラウド要件定義からリリース担当の場合
2-1.エンジニア未経験の場合
エンジニアの経験がない場合、いきなりクラウドエンジニアになるのは厳しいため、まずインフラエンジニアになり、構築経験を積むことが当面の目標になります。
なぜなら、クラウド技術はサーバーやネットワークといったITインフラの応用であり、構築の基礎知識と経験がないと、クラウドの設計や構築はできないためです。
まずは以下のようなITインフラの基礎知識を学び、インフラエンジニアとして監視・運用の業務から実務経験をスタートします。
- Cisco製のネットワーク
- Linuxサーバー
- Windowsサーバー
そこからサーバーやネットワークの構築などを経験し、インフラエンジニアとしての土台を固めたうえでクラウドを目指すのが現実的なルートです。
したがって、未経験の方は、まずインフラの「構築」を経験するのが現実的なクラウドエンジニアのなり方です。
2-2.インフラエンジニアの場合
インフラエンジニアからクラウドエンジニアを目指すうえで、オンプレミス環境での「インフラの構築経験」が必要です。
サーバーやネットワークを構築した経験は、クラウドの仕組みを理解し、最適なアーキテクチャを設計する能力に直接つながります。運用・保守の経験だけでは、この深いレベルでの応用は困難です。
例えば、物理サーバーの構築経験があれば、クラウド上のインスタンスタイプ(CPUやメモリなど、性能の異なるハードウェアの組み合わせ)の選定理由を理解できるようになります。
ネットワーク構築の経験は、VPCなどのクラウドネットワーク設計にそのまま活かすことが可能です。この経験をアピールすれば、選考で高く評価されます。
このように、単なるインフラエンジニアとしての経験ではなく、「構築以上」の経験を持つことが、キャリアチェンジを有利に進めるために必要です。
2-3.クラウド運用・保守の担当の場合
既にクラウドの運用・保守経験がある場合、次のステップはクラウド環境での「構築経験」を積むことです。
運用経験で得た障害対応などの知見は貴重ですが、それだけでは「市場価値の高いエンジニア」とは見られないからです。キャリアアップをするためにも、クラウドの構築を行うためのスキルが不可欠です。
日々の運用業務に加え、TerraformやCloudFormationといったIaCツールを学び、インフラ構築の自動化に挑戦することが有効です。
小さな環境でも良いので、自分で手を動かしてインフラをコードで構築した経験が、次のステップへのカギとなります。
したがって、運用経験を活かしつつ、いかにして「構築」の経験を積むかが、この段階からのキャリアアップの最重要課題です。
ただし、クラウドエンジニアとして運用・保守を担当しているだけでも年収は低くないので、年収よりもワークライフバランスを重視するのなら、運用・監視のスペシャリストになるという道もあります。

2-4.クラウド構築・設計の担当の場合
クラウドの構築・設計経験を持つエンジニアは、すでに市場価値が高い状態にあり、次のキャリアは専門性を深めるか、要件定義を担当するかを選択する段階です。
「クラウドの構築ができる」というスキルがあるため、それをベースに付加価値の高い領域へ進むことで、ほかのエンジニアとの差別化を図ることができます。
例えば、Kubernetesを用いたコンテナ基盤の設計・構築や、マルチクラウド環境でのインフラ設計など、より高度な技術的専門性を追求します。
あるいは、ビジネス要件をクラウドの技術要件に落とし込む、最上流の設計(アーキテクチャデザイン)を担います。
クラウドの構築・設計ができるスキルを軸に、自身の興味や適性に合わせて、より専門的、あるいはよりビジネスに近い領域へ進むことになります。

2-5.クラウド要件定義からリリース担当の場合
要件定義から一貫して担当できていると、クラウドを構築する能力に加え、高度なビジネス理解も証明できるため、キャリアの選択肢が最も豊富です。
プロジェクト全体を俯瞰し、技術とビジネスの両面から最適解を導き出せる能力は、どの企業でも高く評価されるからです。
この経験は、技術チームを率いるプロジェクトマネージャー(PM)、企業の経営課題を技術で解決するITコンサルタントといった職種へのキャリアチェンジができる可能性があります。
この段階では、エンジニアとしての経験とマネジメントスキルなどを掛け合わせ、どのような立場で組織に貢献したいかを考えることが大切です。
このようにクラウドエンジニアはキャリアのフェーズごとに、年収アップやキャリアアップの手段がたくさんあります。
ただし、企業によってはあなたがスキルアップできる案件に参画させてくれません。
もしスキルアップできない状況が続いたまま年齢を重ねると、もう年収アップもキャリアアップもできない状況になっている恐れがあります。
みなさん転職がリスクだと思っていますが、本当はスキルアップできない企業に居続けるほうがリスクです。
あなたが無理なく転職して、年収アップとキャリアアップどちらも実現したいなら、ユニゾンキャリアの転職アドバイザーにクラウドエンジニアのキャリアプランを聞いてみませんか?
3.クラウドエンジニアの次のキャリアパス

クラウドエンジニアとして経験を積んだ先には、多様なキャリアパスが広がっています。
これまでの経験を活かし、マネジメント職や、より専門性を高めた職種、あるいは独立といった道を選択することが可能です。
主なキャリアパスは、以下の通りです。
- PMとしてマネジメント職になる
- 上流工程の経験を活かしITコンサルタント
- クラウドアーキテクトを含む専門職
- 社内SEとして課長・部長を目指す
- フリーランスとして年収アップを最優先
3-1.PMとしてマネジメント職になる
エンジニアのチームをまとめ、プロジェクト全体を成功に導くPM(プロジェクトマネージャー)は、代表的なキャリアパスのひとつです。
クラウドの知見があることで、開発チームとの円滑なコミュニケーションや、現実的なスケジュール管理、技術的なリスクの事前把握が可能になります。
技術力がないPMの場合、実現不可能な計画を立ててしまうこともありますが、エンジニア出身であればそのリスクを未然に防げます。
そのため、技術が分かるPMは高く評価されるのです。PMが負う具体的な責任は、主に以下の通りです。
- プロジェクトの予算管理
- 納品物の品質担保
- スケジュールの納期管理
- チームのモチベーション維持
技術力だけでなく、組織や人を動かすことに興味がある方にとって、PMは魅力的な選択肢となります。
3-2.上流工程の経験を活かしITコンサルタント
上流工程の経験を活かし、企業の経営課題をITで解決するITコンサルタントになる選択肢もあります。
企業の経営層に対し、クラウド技術を活用したビジネス変革やコスト削減を提案するには、技術的な裏付けとビジネス視点の両方が不可欠です。
複雑な技術の話を、経営判断ができるレベルの平易な言葉で説明する「翻訳能力」がカギとなります。
ITコンサルタントに必要とされる能力は、以下の通りです。
- 高いコミュニケーション能力
- 経営層を納得させる論理的思考力
- 分かりやすい資料作成能力
- 説得力のあるプレゼンテーション能力
技術をあくまで手段として捉え、よりビジネスの根幹に携わることで、やりがいを感じられる仕事です。
3-3.クラウドアーキテクトを含む専門職
マネジメントではなく、技術を極めるスペシャリストとして、クラウドアーキテクトなどの専門職を目指すキャリアパスもあります。
クラウド技術は日々進化しており、その変化を追い続け、深く理解した専門家は常に高い需要があります。
企業のビジネス要件に基づき、最も堅牢で、効率的かつ安全なクラウドシステム全体の設計図を描くのがクラウドアーキテクトの仕事です。
特に、以下の知識を持つ専門家の市場価値が高まっています。
- 複数クラウドを扱うマルチクラウド設計
- コスト最適化を実践するFinOps
- クラウドセキュリティエンジニア
最新技術への探求心が尽きない方にとって、技術の専門性を追求する道は最適なキャリアです。

3-4.社内SEとして課長・部長を目指す
事業会社のIT部門に所属する社内SEとして、組織内で昇進し、課長や部長といった役職を目指すキャリアもあります。
自社のビジネスに精通し、その成長にITの力で長期的に貢献できるため、安定性とやりがいを両立させやすい仕事です。
外部のITベンダーは、どうしても業務の表面的な理解になりがちですが、社内SEは現場に根ざした真の課題解決ができます。
社内SEの管理職には、クラウド技術の知識だけでなく、以下のスキルも必要です。
- 社内業務プロセスへの深い理解
- ほかの部署との円滑な調整能力
- IT部門の予算管理
- 外部ベンダーのコントロール
ひとつの企業に腰を据え、組織と共に成長していきたいと考える方には、社内SEとしてのキャリアアップが適しています。
3-5.フリーランスとして年収アップを最優先
高いスキルと実績があれば、フリーランスのクラウドエンジニアとして独立し、年収アップを最優先する働き方も可能です。
会社員の場合、クライアントとの契約単価から会社のマージンが引かれた分が給与の原資となります。
フリーランスは、このマージンが小さくなくなるため、同じ仕事でも収入が大きく増えるのです。
ただし、会社員とは違い、以下の点もすべて自己責任で対応する必要があります。
- 案件獲得のための営業活動
- 契約や経理などの事務作業
- 仕事が途切れてしまうリスク
- 社会保険や福利厚生がなくなる
フリーランスは大きなリターンが期待できる一方、相応のリスクも伴う、実力主義の働き方です。
4.キャリアパス実現を妨げる最大の要因は企業
クラウドエンジニアとしてのキャリアパスを実現できるかどうかは、個人の努力だけでは決まりません。
所属する企業こそが、あなたのキャリアを左右する最大の要因です。
なぜなら、どんなに高い学習意欲があっても、会社が提供する案件や役割以上に成長することは難しいからです。
会社がエンジニアの成長機会を制限している場合、個人の力だけでその壁を越えるのは困難です。
キャリアパスの実現を妨げる企業には、以下のような特徴が見られます。
- 案件の質やレベルが低い
- スキルアップが評価されない
- 新しい挑戦の機会がない
- 営業力が弱く案件を選べない
- 時代遅れの技術しか扱わない
- エンジニアの成長に関心がない
いくら自己学習を重ねてスキルを身に付けたとしても、それを発揮する場がなければ、市場価値は上がりません。
つまり、クラウドエンジニアとしてのキャリアを真剣に考えるなら、どの企業に身を置くかという選択が何よりも重要になるのです。

5.クラウドエンジニアのキャリアパス実現ロードマップ

市場価値の高いクラウドエンジニアになるには、計画的なステップが必要です。
あなたが理想とするキャリアパスを実現するためのロードマップは、以下の通りです。
- インフラ知識を習得して構築経験
- クラウド資格を取得して経験を積む
- オンプレとクラウドどちらの経験も必須
- 複数のクラウドサービス提案・構築
- 偽キャリアパスでない企業の転職
5-1.インフラ知識を習得して構築経験
市場価値の高いクラウドエンジニアになるための最初のステップは、ITインフラの基礎知識を習得し、実際に手を動かして「構築」した経験を持つことです。
なぜなら、クラウドは物理的なインフラを抽象化した技術であり、サーバーやネットワークといった土台の理解がなければ、その応用であるクラウドを深く理解できないからです。
この基礎知識の有無が、後のトラブル解決能力や設計能力に大きな差を生みます。
具体的には、Linuxの基本操作やネットワークの基礎を学んだ上で、自分でサーバーを構築してみる、といった経験が重要です。
仮想環境でも良いので、WebサーバーやDBサーバーをゼロから構築した経験は、あなたの技術力を証明できます。
したがって、まずはインフラの基礎を固め、運用・保守だけでなく、構築の経験を積むことがすべてのはじまりです。
5-2.クラウド資格を取得して経験を積む
ITインフラの基礎を固めたら、次にクラウドの資格取得を通じて、基礎知識を学びながら実務経験を積んでいきます。
資格は、あなたのクラウド技術への意欲と知識レベルを客観的に証明するための有効な手段だからです。
特に実務経験が浅い場合、資格があることで書類選考の通過率が上がり、面接の機会を得やすくなります。
例えば、まずはAWS認定資格クラウドプラクティショナーからはじめ、次にAWS認定資格SAAまたはSAPといった資格を目指します。
資格の勉強と並行して、無料利用枠などを活用し、実際にクラウド上でサービスを構築してみることも必要です。
このように、資格を取得してクラウドを構築する経験を積むことがキャリアアップに役立ちます。
5-3.オンプレとクラウドどちらの経験も必須
真に市場価値の高いクラウドエンジニアになるには、オンプレミスとクラウド、どちらの経験も持つことがカギです。
なぜなら、現在多くの企業が、オンプレミスからクラウドへシステムを移行する過渡期にあるからです。
両方の知識を持つエンジニアは、この「ハイブリッド環境」で発生する複雑な課題を解決できるため、高く評価されます。
例えば、オンプレミスのシステムをクラウドに移行するクラウドマイグレーションを考えます。ただ、オンプレミスの知識がなければ、既存システムの課題を正確に把握できません。
逆にクラウドの知識がなければ、最適な移行先の設計もできません。両方のインフラを理解してはじめて、最適な提案と実装が可能になるのです。
したがって、オンプレミスとクラウド両方の経験を積むことが、ほかのエンジニアとの差別化につながります。
5-4.複数のクラウドサービス提案・構築
ひとつのクラウドサービスに習熟した後は、複数のクラウドサービスを扱えるスキルを身に付ける段階へと進みます。
AWS、Azure、GCPといった主要なクラウドには、それぞれ得意な分野や特徴があります。
ビジネス要件に応じて、最適なクラウドを提案、あるいは組み合わせてマルチクラウドを構築ができるエンジニアは、さらに上のレベルの存在です。
例えば、基幹システムはAWSで構築し、データ分析基盤はGoogle CloudのBigQueryを活用する、といった提案ができるようになります。
これは、特定のクラウドに詳しいだけでなく、ITインフラ全体を俯瞰して見ている証拠であり、クラウドアーキテクトに近い視点です。
このように、単一のクラウドに留まらず、マルチクラウドの視点を持つことで、技術者としての価値は飛躍的に高まります。
5-5.偽キャリアパスでない企業の転職
ロードマップの最終ステップは、これまでの経験とスキルを武器に、本物のキャリアパスを提示してくれる優良企業へ転職することです。
なぜなら、これまで述べたように、個人のスキルがいかに高くても、それを発揮し、さらに成長させる機会を会社が提供してくれなければ意味がないからです。
このロードマップは、優な企業を「選べる立場」になるための戦略でもあります。オンプレとクラウドの構築経験、そしてマルチクラウドの視点を武器に、自身のキャリアプランと合致する企業を探します。
面接では、技術力だけでなく、企業がどのようなキャリア機会を提供してくれるのかを、こちらから見極める姿勢が重要です。
このロードマップのゴールは、自身の市場価値を高め、偽りではない本物のキャリアを歩める企業へ移ることなのです。
6.中途半端な経験がキャリアパス実現の壁

クラウドエンジニアのキャリアパスを実現するためのロードマップは存在しますが、多くの方がキャリアアップできないのも事実です。
その最大の原因は、価値のあるスキルとして評価されにくい、「中途半端な経験しか積めていない」ことにあります。
キャリアパスの実現を妨げる、中途半端な経験の典型例は以下の通りです。
- クラウド関連の業務がメインではない
- 企業の言いなりになりスキルがない
- 資格コレクターにならない
6-1.クラウド関連の業務がメインではない
クラウド関連の業務が、自身の仕事のメインではない場合、専門的な経験とは見なされません。
なぜなら、企業がクラウドエンジニアに必要するのは、専門家としての深い知見だからです。片手間でクラウドに触れているだけでは、そのレベルには到達できません。
例えば、主な仕事はサーバーの運用保守で、たまにAWSの管理画面を操作する、といったケースです。また、開発者が構築済みのクラウド基盤に、アプリケーションをデプロイするだけの業務も同様です。
クラウドエンジニアと名乗るには、クラウドの設計・構築・運用が自身の主業務である必要があります。
「触ったことがある」レベルでは、市場価値のある経験とはいえないのです。

6-2.企業の言いなりになりスキルがない
「企業の指示にただ従うだけ」という受け身の姿勢で働いていると、価値のあるスキルは身に付きません。
会社によっては、エンジニアの成長ではなく、自社の利益を優先した案件にアサインすることがあります。
その指示に疑問を持たず、キャリアを会社任せにしていると、数年後に時代遅れのスキルしか残らないという事態になりかねません。
例えば、同じような内容のサーバー構築案件を何年も繰り返している、といった状況です。
成長意欲のある方なら、新しい技術を使える案件へのアサインを交渉したり、業務外で自己学習を進めたりするはずです。
自身のキャリアに責任を持ち、主体的にスキルを磨く姿勢がなければ、理想のキャリアパスは実現しません。

6-3.資格コレクターにならない
実務経験が伴わないまま、資格の取得だけをするのは、非常に危険です。
企業が採用したいのは、知識がある方ではなく、その知識を使って課題を解決できる方だからです。
資格は知識の証明にはなりますが、実務能力の証明にはなりません。面接で具体的な設計やトラブル解決の質問をされれば、経験の有無はすぐに見抜かれます。
例えば、複数の高度な資格を持っていても、「自身で設計・構築したクラウド環境」について語れないケースです。
資格は、あくまで実務経験を補強したり、体系的な知識の習得手段として活用したりするものです。
資格の数だけを追い求めるのではなく、ひとつひとつの資格取得の過程で、必ず手を動かす経験を積むことが重要です。
7.クラウドエンジニアの転職はユニゾンキャリア
クラウドエンジニアとしてキャリアアップしていくためには、キャリアパスの実現方法を理解している必要があります。
ただし、この複雑なキャリアを一人で進み、数ある企業の中から本当に成長できる一社を見つけ出すのは、簡単なことではありません。
7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
クラウドエンジニアとしての一歩を踏み出したものの、「今の会社では運用・保守ばかりで、設計・構築の経験が積めない」と感じてはいませんか?
もっとモダンな技術に触れてスキルアップしたいのに、その機会がないですよね。
自分の市場価値がどの程度なのか、どうすれば年収が上がるのか、キャリアの先行きが見えずに悩むこともあるでしょう。
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7-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけは何ですか?
年収を上げたかったですし、上流の仕事をしてみたいという思いがあったからです。
また、前職では「もっとスキルを身につけたい」という思いの方が周りにあまりいなくて…自分とのやる気の差を感じて頑張りづらさがあったので、転職してモチベーションの高い人達と働きたい!という気持ちも強かったですね。
転職活動を進めていくなかで、不安だったことは何かありますか?
エンジニア経験が1年間しかなく、正直転職するには早いかな?と考えていました。
もっとスキルを身につけてから転職した方が良いのかな?とも感じていて…担当キャリアアドバイザーの佐瀬さんに何度も相談しました。
その度に佐瀬さんから「絶対大丈夫!」と背中を押してもらっていたので、自分としても早くキャリアアップしたかったというのもあり、転職に踏み出しました。
あとは「転職後に年収は上がるのかな」とか、「エンジニア歴が短いことで前職と同じような下流工程の業務に当たらないかな」という不安もありました。
選考を進めるうえで必要だと感じたスキルや資格は何ですか?
年収は120万円以上アップしました!前職の年収は大体300万円ほどで、現職の年収は残業代無しで420万円ほどになります。
そして、4月からPL(プロジェクトリーダー)になることが決まっていて、年収は約480万円まで上がる予定です。もちろん残業代は入っていなくてこの年収なので、残業代もプラスされると500万円くらいは行くと思います。
利用者の中には、実務経験を活かして転職を実現している方も多くいます。まずは、あなたの悩みを聞かせてください。