
最終更新日:2025.04.17
クラウドエンジニアはきつい?経歴によって異なるきつさの実情や対策を解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- クラウドエンジニアの仕事は実際きついの?
- なんでクラウドエンジニアはきついと言われているの?
- クラウドエンジニアの仕事のきつさを解消する対策を教えて!
「クラウドエンジニア」について検索すると、「きつい」というサジェストワードが表示される場合があります。
インフラやクラウド未経験の方からすれば、不安になってしまいますよね。
実際クラウドエンジニアには、「きつい」と感じるケースがあります。しかし、つらさ以上に魅力がふんだんに詰まった職種です。
クラウドエンジニアは将来性抜群かつ、高収入が狙えて、リモートワーク実現の可能性が高いのが魅力です。
本記事では、クラウドエンジニアに興味のあるインフラ未経験者の方に向けて、きついと感じる原因や対策、魅力など、体系的に解説します。
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1.クラウドエンジニアのきつさはインフラエンジニアのスキルに左右される
結論、クラウドエンジニアのきつさは、インフラエンジニアのスキルがどれだけあるかで変わります。
実際、クラウドエンジニアは、インフラエンジニアの職種の中では比較的きつくない部類です。
物理的なサーバーやハードウェアを直接扱う必要がなく、運用・保守の負担が従来のインフラエンジニアと比べて少ないからです。
しかし、これは基礎となるインフラエンジニアのスキルを持っていることが前提となります。
ネットワークやサーバー、データベース、セキュリティなど、インフラの基礎的な知識や経験が不足していると、クラウドに対する理解が遅れ、十分にパフォーマンスを発揮できない可能性があるのです。
経験豊富なインフラエンジニアであれば、クラウド環境への適応もスムーズですが、基礎スキルが不足している場合は、業務についていくこと自体が大きな負担となります。
つまり、クラウドエンジニアの仕事がきついと感じるかどうかは、インフラエンジニアとしての基礎スキルの有無によって大きく変わってくるのです。
2.【経歴別】クラウドエンジニアになった場合のきつさ
経歴別にクラウドエンジニアになった場合のきつさが変わることを具体的に解説します。
2-1.ITエンジニア完全未経験からクラウドエンジニア
結論からいうと、ITエンジニア未経験からクラウドエンジニアを目指すのはきついうえに、無謀ともいえるレベルです。
その理由は、クラウドエンジニアの未経験採用がほとんど存在しないからです。
仮に未経験者向けの募集があったとしても、全体の1割にも満たない極めて少ない状況です。
さらに、運よくクラウドエンジニアとして採用されたとしても、業務についていくことは困難を極めます。
クラウド環境を理解するには、その前提となるネットワークやサーバーなどのインフラの基礎知識が必須だからです。
これらの知識がない状態では、日々の業務で直面する問題に適切に対応することができず、非常にきつい思いをすることになります。
以上のことから、ITエンジニア未経験からクラウドエンジニアを目指すのは現実的ではないのが現状です。
2-2.インフラ未経験・開発経験者からクラウドエンジニア
開発経験はあってもインフラの経験がない場合、クラウドエンジニアへの転向はきついと感じるのが実情です。
クラウド環境でも、ネットワークやサーバーの基本的なインフラ知識が必要不可欠だからです。
ただし、開発の経験者には大きなアドバンテージがあります。Infrastructure as Code(IaC)のような、インフラのコード化が求められる場面です。
IaCを使用することで、プログラミングでインフラ構築を自動化できます。
また、新しい技術の習得に慣れているため、インフラ知識の習得もIT完全未経験者と比べてスムーズに進められる可能性が高めです。
開発スキルがある分、インフラスキルを補えばハイスペックなIT人材になれる可能性があります。
インフラ未経験でも開発経験があればクラウドエンジニアになれますが、インフラスキルの習得がきつい部分となります。
2-3.インフラ経験者・開発未経験からクラウドエンジニア
インフラエンジニアとしての経験がある場合、クラウドエンジニアへの転向は比較的スムーズです。
特に、ネットワーク、サーバー、データベース、セキュリティなど、幅広いスキルを持っているほど、転職が有利になり、転職後の業務での苦労も少なくなります。
特にクラウド移行案件では、オンプレミス環境の知識が必須となるため、インフラエンジニアとしての経験が直接活きてきます。
ただし、クラウド特有の知識(例:AWS、Azure、GCPなどのサービスの理解)は新たに習得する必要があり、その点でのきつさは避けられません。
インフラ経験者はクラウドエンジニアへの転向が有利な一方で、クラウドスキルの習得が新たな挑戦となります。
3.中途半端なスキルでクラウドエンジニアを目指すのはきつい!
これまでの説明から分かるように、中途半端なスキルでクラウドエンジニアになることはきつく、リスクが高いといえます。
クラウドエンジニアには、インフラ全般に関する深い理解と、クラウド特有の専門知識の両方が求められるからです。
例えば、ネットワークやセキュリティの理解が浅い状態でクラウド環境の設計を任されても、適切な判断や対応ができず、結果として大きなストレスを抱えることになります。
そのため、インフラエンジニアとしての経験を積まないうちにクラウドエンジニアを目指すのは現実的ではありません。
不十分なスキルでクラウドエンジニアを目指すのは、きついだけでなく成功も難しいです。
4.【定番】クラウドエンジニアの仕事できつい部分3選
ここでは、クラウドエンジニアの方がきついと感じるケースを3つ紹介します。
4-1.障害発生時の対応がつらい
クラウドエンジニアの仕事でストレスを感じる場面の一つが、障害対応です。
クラウド環境では、複数の要素が絡み合うため、問題が発生した際の原因特定が非常に困難になります。
特に悩ましいのが、クラウドベンダー側で発生した障害への対応です。
例えば、AWSなどのクラウドサービス自体に問題が起きた場合、エンジニアができることは限られています。
ベンダーの対応を待つしかない状況で、顧客への説明や一時的な対応に追われることになるのです。
さらに、システムダウンによる業務への影響を最小限に抑えるプレッシャーも大きく、精神的な負担が重くのしかかります。
このように、障害対応時の制約と責任がつらいと感じやすい部分です。
4-2.長期の案件が多い
クラウドエンジニアの案件は、長期化する傾向にあり、それがつらいと感じる部分です。
特に大企業のクラウド移行プロジェクトでは、プロジェクト期間が数年に及ぶことも珍しくありません。
このような長期案件では、以下のような課題が出てきます。
- 同じ環境で長期間働くため、人間関係の問題が発生した際の影響が大きい
- なかなか辞められない
- モチベーションの維持が難しい
- 高度なスキルが必要な仕事を長期間にわたって求められる
長期案件の多さとその難易度が、クラウドエンジニアのきつい部分です。
4-3.セキュリティ対応の責任が重大
クラウドエンジニアにとって、セキュリティ対応は特に重要な責務です。
クラウド環境では、データ漏洩や不正アクセスのリスクが常につきまとい、一つのミスが取り返しのつかない事態を招く可能性があります。
顧客の重要なデータが流出したとなれば、あなたの所属する会社、システムの信頼性が地に落ちてしまうことも懸念されます。
そのため、常に最新のセキュリティ知識を習得し、高い緊張感で業務に当たる必要があるのです。
特に以下の点で大きなプレッシャーを感じることになります。
- 顧客の重要データを扱う責任
- 常に最新のセキュリティ脅威に対する知識を追求
- インシデント発生時の即時対応
- セキュリティ事故が発生した際の事後処理
セキュリティに対する責任の重さが、クラウドエンジニアのきつい部分の一つです。
5.【経験者】クラウドエンジニアがきつい時の対策3選
ここでは、クラウドエンジニア経験者向けに、きつい時の対策を3つ解説します。
5-1.資格取得でスキルアップを図る
クラウドエンジニアとしての業務がきついと感じる場合、資格取得を通じたスキルアップが効果的です。
スキルアップで業務理解が深まり、自信を持って仕事に取り組めるようになります。
「AWS認定資格」や「Azure認定資格」、「Google Cloud認定資格」などを取得することで、具体的に以下のようなメリットがあります。
- クラウドに関する体系的な知識の習得による業務理解の深化
- 実践的なスキルの向上
- 市場価値の向上による転職やキャリアアップの選択肢の拡大
- 自信とモチベーションの向上
資格の勉強を通じて、最新技術の造詣を深められ、きつさを乗り越える手助けとなります。
5-2.Pythonなどの言語で業務効率化を図る
きつい業務を改善する効果的な方法の一つが、プログラミング言語を活用した業務の自動化です。
特に「Python」は、クラウド環境との相性が良く、多くの定型作業を自動化できます。
具体的には以下のようなメリットが得られます。
- クラウドリソースの構築・管理の自動化(IaC)
- 監視やバックアップなどの運用作業の効率化
- レポート作成や状態確認の自動化
- APIを使用した各種操作の簡略化
スクリプトで定型作業を自動化し、作業時間を短縮できるうえ、品質も向上できます。
また、プログラミングスキルを身に付けることで、単に業務効率が上がるだけでなく、市場価値の向上にもつながります。
以上のことから、プログラミングでの効率化は、きつさを和らげる有効な方法です。
5-3.他領域のインフラエンジニアに転職する
どうしても現在の環境で改善が見込めない場合は、蓄積したスキルを活かしてほかの領域に転職するという選択肢もあります。
クラウドの知見を活かしつつ、より自分に合った働き方を見つけることができます。
クラウドエンジニアとしての経験は、以下のような職種でも十分に活かすことが可能です。
- セキュリティエンジニア
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- データベースエンジニア
これまでのクラウドの知見を活かしつつ、より自分に合った環境で働くことで、きつさを軽減できる可能性があります。
ユニゾンキャリアではITエンジニア専門の就活・転職支援サービスを行っています。
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6.クラウドエンジニアは魅力たっぷりの最強職種!
ここでは、クラウドエンジニアが魅力に溢れる最強職種たる理由を解説します。
6-1.エンジニア全体の中でも高年収
クラウドエンジニアは、IT業界の中でも特に高収入が期待できる職種です。
最新技術であるクラウドに関する専門性の高さが評価され、平均年収は約516万円と、一般的なインフラエンジニア(約490万円)を上回ります。
さらに以下のような条件が揃うと、より高い年収を望むことができます:
- AWS、Azure、GCPなどの主要クラウドの深い知識
- 大規模システムの設計・構築経験
- セキュリティや性能チューニングのスキル
- マネジメント経験
高年収が期待できるのは、クラウドエンジニアの大きな魅力です。
6-2.リモートワークを実現しやすい
クラウドエンジニアの大きなメリットの一つが、リモートワークとの相性の良さによるワークライフバランスの向上です。
クラウド環境へのアクセスはインターネット経由で行うため、物理的な場所に縛られにくい特徴があります。
通勤時間を短縮できるので、空いた時間を家事や趣味などプライベートの時間に充てられます。
また、居住地も自由に選びやすくなり、働き方の柔軟性が向上する点が魅力です。
ただし、リモートワークを実現するには、自律的に業務を進められる高いスキルが前提となります。
クラウドエンジニアのリモートワークのしやすさは、インフラエンジニアの中でトップクラスなので、ワークライフバランスを求める方にはおすすめの職種です。
6-3.需要・将来性が高く安定性抜群
クラウドエンジニアは、IT業界の中でも特に需要と将来性の高い職種です。
多くの企業が「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を推進する中で、クラウド環境への移行を進めており、その需要は今後も増加が見込まれます。
企業だけでなく政府もDXを推進していますが、現状クラウドエンジニアの供給は少なく、高い需要に反して供給が少ない状況となっています。
このように、需要と将来性の高さはクラウドエンジニアが最強職種といわれる理由です。
7.クラウドエンジニアの転職はユニゾンキャリア
「インフラエンジニアの経験ってどこで積むの?」「クラウドエンジニアへのキャリアアップはどうやってすれば良いの?」
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7-2.クラウドエンジニアの転職成功事例

成功者インタビューより
ー転職活動を始める前はどんなお仕事をされていましたか?
高校卒業後、整備士の仕事をしておりました。その後、飲食店でホールスタッフを務めた後に、ITエンジニアになりました。今まで、ITエンジニアになるということは自分の選択肢になかったので、まったくの未経験からのスタートなんです。
ー転職活動時は何社に応募されましたか?
ユニゾンキャリアさんを利用して4社応募したところ、3社から内定をいただきました。担当のキャリアアドバイザーの佐瀬さんに何度も面接対策をしてもらったおかげです。本当にありがたかったです。
ーぶっちゃけ、年収は上がりましたか?
だいぶ上がりましたね、100万近く上がってます。もともと稼げる職業に就きたかったのでとても嬉しいです。
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