

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本日のトピックはこちら!
- 未経験からクラウドエンジニアになれる?
- クラウドエンジニアになるための必須スキルや資格は?
- クラウドエンジニアを目指すロードマップは?
クラウドエンジニアは高いスキルレベルが求められる職種なため、未経験から目指すのは難しいです。
しかし、適切なステップを踏んでいけば今すぐにはなれなくても、未経験からクラウドエンジニアになるための道は切りひらけます。
理想としては2~3年のインフラエンジニア経験を積みながら、適宜インフラ関連やクラウド関連資格を取得していくことが夢への近道です。
本記事では、未経験からクラウドエンジニアを目指す方やクラウド業務が未経験のインフラエンジニアの方に向けて、クラウドエンジニアになるための経験や資格を解説します。
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1.未経験からクラウドエンジニアになれる?
未経験からクラウドエンジニアを目指すことは不可能ではありませんが、現実的には厳しいです。
その理由として、クラウドエンジニアの求人自体がほかのIT職種と比べて少なく、競争が激しい点が挙げられます。
また、未経験者を対象にした募集はほとんどなく、多くの求人でインフラエンジニアとして最低でも3年以上の実務経験が求められます。
多くの企業が即戦力として活躍できる人材を求めているため、未経験者がいきなりクラウドエンジニアとして採用される可能性は低いです。
クラウドエンジニアを目指す場合は、まずインフラエンジニアとしての経験を積み、現実的なステップアップを考えたほうが確実です。
2.クラウドエンジニアに必要なスキル・資格
クラウドエンジニアは求められるスキルや資格のハードルが高く、習得には時間と努力が必要です。ここではクラウドエンジニアに必要なスキルや資格を解説します。
2-1.クラウドエンジニアに必要なスキル
クラウドエンジニアとして活躍するために必要なスキルは、インフラ全般の知識からクラウド特有の技術、ソフトスキルに至るまで多岐にわたります。
具体的には以下のスキルをバランスよく習得することが必要です。
カテゴリ | 具体的なスキル |
---|---|
インフラ全般のスキル | ・サーバー、ネットワーク、データベース、セキュリティの基本知識 ・VMwareやHyper-Vなどの仮想化技術 ・DockerやKubernetesなどのコンテナ技術 |
クラウドのスキル | ・AWS、Azure、GCPなど主要クラウドサービスの基本操作と応用スキル ・クラウドアーキテクチャの設計や構築能力 |
ソフトスキル | ・プロジェクト管理スキルとチームで協力するための協調性 ・コミュニケーション能力とプレゼンテーションスキル ・クラウド環境におけるリスク管理やコンプライアンス知識 |
上記のとおり、クラウドエンジニアの仕事ではITインフラのスキルに加えて、プロジェクト全体像を把握し協調性を発揮しながら成果を出す能力も重視されます。
高い専門スキルだけでなく人間力も求められ、資格取得や実務を通じて継続的に学習することが必要不可欠です。
2-2.クラウドエンジニアに必要な資格
クラウドエンジニアのキャリアを築くには、クラウドサービスやインフラに関連する資格取得も重要です。
これらの資格は基礎的な知識の証明だけでなく、実務で必要なスキルの習得にも役立ちます。
具体的には次のような資格を取得しておくのがおすすめです。
クラウドサービス | 資格名とレベル | 特徴 |
---|---|---|
AWS | AWS Certified Cloud Practitioner(初級) | 基礎的なAWS知識の証明に最適 |
AWS Certified Solutions Architect – Associate(中級) | 設計や構築のスキルを証明 | |
AWS Certified Solutions Architect – Professional(上級) | 実務経験を意識した高度なスキルを証明 | |
Azure | Azure Fundamentals(AZ-900) | Microsoft Azureの基礎を学べる |
Azure Administrator Associate(AZ-104) | 管理業務に必要なスキルを習得 | |
Azure Solutions Architect Expert(AZ-305) | インフラ設計に特化した上級資格 | |
Google Cloud | Cloud Digital Leader(初級) | GCPに関する基本的な知識を証明 |
Associate Cloud Engineer(中級) | 操作や管理スキルを習得 | |
Professional Cloud Architect(上級) | 複雑なクラウドアーキテクチャ設計のスキルを証明 | |
インフラ関連資格 | LPIC(LinuC) レベル1・2 | Linuxサーバー運用の基礎・応用スキルを学べる |
CCNA・CCNP | ネットワーク技術の基礎から応用スキルを証明 | |
CompTIA Security+ | セキュリティ分野の基本知識を学ぶ |
クラウドサービスの資格はそれぞれのプラットフォームに特化しています。
未経験から転職を目指す場合は、自分の興味があるクラウドサービスに対応した中級レベル以上の資格取得が必要です。
ただし、より転職の確実性を高めるとともに転職後に即戦力として業務を遂行することまで考えるのであれば、上級資格まで取得しておくことをおすすめします。
また、クラウド技術はインフラスキルが元となって成り立っているため、インフラ関連資格を取得しておくのも重要です。
LPICやCCNAなど基礎資格に加えてCompTIA Security+の資格も保有しておけば、クラウドの業務に必要な知識を網羅的に身に付けられ、転職後もスムーズに業務を遂行できます。
クラウドエンジニアはクラウド資格に加えてインフラ関連資格も必要になるため、インフラエンジニアの実務を通じながらじっくりレベルアップすることが最適です。
3.未経験からクラウドエンジニアへのロードマップ
未経験からクラウドエンジニアを目指すには、計画的な学習と経験の積み重ねが欠かせません。以下は、必要なステップを時系列で示したロードマップです。
ステップ | 内容 | 取得推奨資格 | 期間の目安 |
---|---|---|---|
1.基礎インフラ知識の習得 | ・Linux基本コマンドを習得 ・ネットワーク(TCP/IP、DNS、サブネット)を理解 | ・CCNA ・LinuCレベル1(LPIC-1) | 3~6ヶ月 |
2.インフラエンジニアとしての実務を積む | サーバーやネットワーク運用など、インフラエンジニアとしての実務経験を積む | ・CCNP ・LinuCレベル2(LPIC-2) ・CompTIA Security+ | 1~2年 |
3.クラウド基礎の学習 | ・AWSやAzureの無料枠を使ったハンズオン練習 | ・AWS Certified Cloud Practitioner ・Azure Fundamentals ・Google Cloud Digital Leader | 1~2ヶ月 |
4.クラウド技術の専門性強化 | ・Infrastructure as Codeを学ぶ(Terraform/CloudFormation) ・コンテナ技術を習得(Docker/Kubernetes) | ・AWS SAA ・Azure AZ-104 ・Google ACE | 6~12ヶ月 |
5.クラウドプロジェクト参画 | 異動や転職して実務でクラウド関連プロジェクトに参画する | ・AWS SAP ・Azure AZ-305 ・Google PCA | 適宜 |
このロードマップに沿って学習を進めることで、基礎から応用までのスキルを体系的に身に付けられます。
特にインフラエンジニアとしての経験を積む期間は、クラウド技術の理解を深めるための土台となるため重要です。
実務経験を積みながら資格も取得すれば、採用面接時に自分のスキルをより証明しやすくなります。
未経験からクラウドエンジニアを目指すには、長期にわたる計画性を持ち、ロードマップをひとつずつ着実に進めることが必要です。
4.【要注意】クラウドエンジニア求人のカラクリ
クラウドエンジニアの求人の中でも、「未経験歓迎」と記載ある求人には注意が必要です。
しかし、実際の選考では2~3年のインフラエンジニア経験や基本的なスキルを持っていることが暗黙の前提となっているケースが多いです。
また、未経験でも採用されるものの、業務実態の大半がオンプレミスサーバーの監視・運用や保守作業に偏っている場合も少なくありません。
クラウド技術に関わる業務はごくわずかで、期待していたキャリアパスが描けないリスクがあります。
さらに、充実した研修制度をアピールする求人にも注意が必要です。
数カ月の研修を受けた程度では、クラウド領域のプロジェクト参画できるレベルに到達するのは難しいのが現実です。
このような企業では研修後も雑務が中心となるケースが多く、かえってクラウドエンジニアとして成長しにくい環境で働きつづける危険性があります。
クラウドエンジニアを目指す場合は表面的な「未経験歓迎」を鵜呑みにせず、面接や説明会で具体的な業務内容や必要スキルを確認することが重要です。
5.クラウド領域に進めるインフラエンジニアの企業に転職を
未経験からクラウドエンジニアを目指すなら、まずはクラウド領域へのキャリアパスが用意されているITインフラ企業に転職するのがおすすめです。
以下のポイントを押さえた企業はインフラエンジニアとして成長しつつ、クラウドエンジニアへのキャリアチェンジも目指せます。
ポイント | 詳細 |
---|---|
クラウド移行プロジェクトの有無 | オンプレミス環境の構築・運用に加え、クラウドへの移行プロジェクトが進行中であるか。 |
育成制度の充実度 | 技術メンター制度や資格取得支援、社内勉強会など、学習と成長を支援する体制が整っているか。 |
クラウドシフトの方針 | 自社でのクラウド戦略が明確で、AWSやAzureなど主要クラウドからパートナー認定されているか。 |
キャリアパスの透明性 | クラウド専門チームへの異動制度や、技術スペシャリストとしてのキャリア形成が図れる制度があるか。 |
転職先を選ぶ際は上記ポイントを参考に、将来的にクラウドエンジニアとしてのスキルを着実に磨ける環境かを慎重に見極めることが必要です。
適切な企業を選ぶことで、未経験からでも効率的にクラウド領域にステップアップできます。
6.インフラエンジニアへの転職はユニゾンキャリア
クラウドエンジニアにスムーズにステップアップできる企業を探すには、IT特化の転職支援サービスを利用することが大切です。
IT業界を目指すのであれば、弊社ユニゾンキャリアをご利用ください。
6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアはIT業界への転職に特化した転職支援サービスです。
所属している転職アドバイザーは全員、IT業界に精通しているため、キャリアの目標や現在のスキルにマッチした最適な求人を紹介しています。
未経験者の場合は最終的な目標をクラウドエンジニアへのキャリアアップとしたうえで、着実にステップアップできるキャリアプランを提案します。
今すぐにクラウドエンジニアを目指すのではなく、じっくり経験を積んだうえで大きく飛躍できる求人を紹介しているので安心してください!
また、すでにインフラエンジニアの経験がある方には、経験を活かしながらクラウドエンジニアにキャリアアップできる求人を紹介します。
あなたのキャリアアップに必要なスキルや資格をお伝えし、次のステップへ導くサポートをします。まずはご相談ください。
6-2.インフラエンジニアへの転職成功事

成功者インタビューより
ー現職に決めた理由を教えてください!
5社受けて3社から内定をもらったんですけど、決め手と言ったらぶっちゃけ年収が一番高かったからっていうのが8割です(笑)もちろん年収だけではなくて、それ以外にもAWSパートナープログラムに参加していて、クラウドの検証環境をいじり放題だったり、ping-tを自由に使えたり、学習環境が整っていて、ここでならスキルを身に付けていけそうだなと思ったのもあります。
ー選考を進めるうえで役に立った業務経験やスキルはありますか?
ネットワークの資格CCNAとサーバーの資格LPICを取得したことはやっぱり評価されましたね。不器用ながら勉強した証なので。資格を勉強したときの知識もわりと残っていて、そのおかげで自分が携わっていた案件の説明もスラスラできました。あと、小規模ではあるんですがリーダー経験があるので、そこも評価されました。ただ、マネジメント経験が大きく評価された訳ではなくて、業務理解度が高いからリーダーに任命された、ということを話したらそれが評価に繋がったみたいです。自分の携わっている案件や業務の内容を理解していることが、なによりも重要視されるんだなと思いました。キャリアアドバイザーの酒井さんにも業務のアウトプットは重要だと言われて、実際にその通りでした。
ー今後の目標を教えてください!
資格関連にはなるんですけど、キャリアアドバイザーの酒井さんにはネットワークの上位資格CCNPを取得すると強いと教えてもらったので、それを取りたいと思っています。ただ、会社が推奨しているのがAWSの資格で、難易度もそんなに高くなさそうなので、そっちを先に勉強していこうかなと考えています!今後のキャリアについては正直まだ何も決まってなくて。もちろんPMやPLなどのマネジメントにも興味はあるんですけど、業務時間とかやっぱり長くなるはずなので、それを乗り越えてまでやりたいかどうか…これから考えていければと思います。
ユニゾンキャリアでは、着実にクラウドエンジニアを目指せるようサポートします。
あなたのキャリアプランや現状の技術レベルに合わせた最適な選択をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。