 
      最終更新日:2025.10.31
開発エンジニアの平均年収はいくら?職種・年代別の比較と年収アップのコツ5選
 
            IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 開発エンジニアの年収ってどのくらい?
- 開発エンジニアには職種別の年収差はあるの?
- 開発エンジニアとして年収を上げる方法はある?
あらたな業界への転職を考えるとき、「年収」はやっぱり気になるところですよね。
この記事を読んでいるあなたは、「“開発エンジニアは激務なのに給料が安い”という噂を聞いたけど、それは本当なのだろうか」と不安を感じているかもしれません。
また、職種や年齢によって、どれほど給与に差が出るのか、具体的な実態を知りたいという声もよく耳にします。
記事の要約
本記事では「開発エンジニアの年収を知りたい方」を対象に、職種別・年代別の平均年収や具体的な年収アップの方法を詳しく解説します。

1.開発エンジニアの平均年収は約574万円

開発エンジニアの平均年収は574万円と、日本の平均年収を大きく上回る水準にあります。ただし、この金額はあくまで平均であり、実際には年代、勤務地、さらには他の業種との比較によってもその実態は大きく異なります。
- 年代別の平均年収
- 地域別の年収差は最大169万円
- 他業種との年収差は最大236万円
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1-1.年代別の平均年収
開発エンジニアの年収は、年齢と経験を重ねることで着実に上昇します。これは、実務経験を通じて技術力が向上し、より複雑な業務や責任あるポジションを任されるようになるためです。
開発エンジニアの年代別の平均年収の推移は以下の通りです。
開発エンジニアの年代別の平均年収の推移
- 20代:約348~497万円
- 30代:約541~631万円
- 40代:約650~738万円
- 50代:約695~731万円
20~30代の開発エンジニアは基礎スキルから応用技術へとステップアップして企業から高く評価される時期で、年収は約200万円も上昇します。
40代以降も安定した年収上昇が続き、50代では20代の約1.9倍の年収に到達します。
このように、開発エンジニアは長期的なキャリア形成によって着実に収入を増やしていける職業です。
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参照:厚生労働省
1-2.地域別の平均年収差は最大169万円
開発エンジニアの年収は、勤務する地域によっても大きな差が生じます。主な要因は、企業数、プロジェクトの規模、そして物価水準の違いです。
例えば、東京都の平均年収が約602万円であるのに対し、佐賀県では約433万円と、最大で約169万円もの開きがあります。
物価水準の違いに加え、関東圏では大規模なプロジェクトが多く、高単価な案件に携わるチャンスが豊富であることも年収が高い要因です。
また、優秀な人材を確保するために、企業間の競争から高い給与水準が提示される傾向もあります。
しかし、近年はリモートワークの普及により、地方に在住しながら首都圏企業の高待遇な案件で働ける機会も増えており、地域による格差は縮小傾向にあります。
参照:厚生労働省
1-3.他業種との平均年収差は最大236万円
開発エンジニアの平均年収約574万円は、ほかの多くの業種と比較しても高い水準にあります。
例えば、全国の平均年収との差は約114万円、販売・サービス職との差は約205万円です。宿泊業と比較しても、その差は約236万円に達します。
ほかの職種と比較して開発エンジニアの平均年収が高いのは、IT業界全体の成長と、専門的なスキルに対する高い需要があるためです。
開発エンジニアからPMやITコンサルタントといった上流工程へキャリアアップすることで、年収1,000万円を超えることも現実的な目標となります。
平均年収が高いことから、開発エンジニアは異業種からのキャリアチェンジを目指す方におすすめの職種といえます。
2.開発エンジニア職種別の平均年収
開発エンジニアの年収は、職種によっても大きく異なります。担当する業務内容や必要とされる専門スキルの違いが、そのまま年収の差として現れるため、職種選びは将来のキャリアを左右する重要な決断です。
- フロントエンドエンジニアの平均年収は556万円
- バックエンドエンジニアの平均年収は約574万円
- フルスタックエンジニアの平均年収はスキルによって変動
- アプリケーションエンジニアの平均年収は約574万円
- 組み込みエンジニアの平均年収は約574万円
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2-1.フロントエンドエンジニアの平均年収は556万円
フロントエンドエンジニアの平均年収は約556万円で、日本の平均年収を約96万円上回ります。
この職種は、WebサイトやWebアプリケーションのUI部分を開発するのが主な仕事です。HTMLやCSSといった比較的難易度が低い言語から学習をはじめられるため、未経験の方にも人気があります。
企業のDX推進に伴い、優れたユーザー体験への関心が高まっており、フロントエンドエンジニアの需要は急増しているため、将来性が高いのも魅力です。
未経験の方は年収300万円台からのスタートが一般的ですが、ReactやVue.jsなどのモダンなフレームワークを習得すれば、年収600万円以上を目指すことも可能です。
トップクラスの技術力を持つフロントエンジニアの中には、年収1,000万円を超えるケースもあります。
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参照:求人ボックス
2-2.バックエンドエンジニアの平均年収は約574万円
バックエンドエンジニアは、システムの根幹であるサーバーサイドの処理を担当し、平均年収は約574万円です。
なお、この数値は未経験の方を含む全体の平均値であるため、実際の給与はスキルや経験年数によって大きく変動します。バックエンドエンジニアとして活躍するためには、以下のようなスキルが必要となります。
バックエンドエンジニアとして活躍するために必要なスキル
- プログラミング言語(Java・Python・Ruby・PHP)
- データベース技術(MySQL・PostgreSQL)
- クラウドサービス(AWS・GCP・Azure)
- API設計・開発スキル
実務経験を3年から5年ほど積むことで、年収500万円以上を目指せます。
特に需要の高いPythonやGo言語とクラウドスキルを併せ持つエンジニアは、市場価値が非常に高く、さらなる高年収が期待できます。
参照:厚生労働省
2-3.フルスタックエンジニアの平均年収はスキルによって変動
フルスタックエンジニアは、フロントエンドとバックエンドの両方を担当できるエンジニアです。
ひとりで開発全体をカバーできる能力は、特にリソースが限られるスタートアップ企業などで高く評価されます。そのため、平均年収は特定の金額で示されることが少なく、個々のスキルレベルによって大きく変動します。
年収を決定する主な要素は、扱える技術の幅と深さ、担当するプロジェクトの規模、実務経験年数などです。
習得すべき技術領域が非常に広いため時間はかかりますが、そのぶん市場価値は非常に高くなります。
最新技術にも精通しているトップクラスのエンジニアであれば、年収1,000万円を大きく超えることも珍しくありません。
2-4.アプリケーションエンジニアの平均年収は約574万円
アプリケーションエンジニアの平均年収は、約574万円です。開発するアプリケーションの種類や使用する言語によって、年収は変動します。
この職種は、ECサイトやSNSなどのWebアプリケーション、スマートフォンアプリ、企業の社内システムなど、私たちが日常的に利用する製品の開発を行います。
スマートフォンの普及と企業のDX推進により、その需要は拡大し続けているのがアプリケーションエンジニアの魅力です。ユーザーが直接触れる製品を作れるため、やりがいを感じやすいという魅力もあります。
また、モバイルアプリ開発のスキルは高く評価される傾向があり、iOS向けのSwiftやAndroid向けのKotlinを習得すれば、さらなる年収アップが見込めます。
参照:厚生労働省
2-5.組み込みエンジニアの平均年収は約574万円
組み込みエンジニアの平均年収は約574万円と、ほかの開発エンジニアの職種と同様に全国の平均年収を上回っています。
この職種は、家電製品や自動車、医療機器など、特定の機能を実現するために製品内部に組み込まれるシステムを開発する専門職です。
そのため、組み込みエンジニアにはハードウェアとソフトを連携するための技術力や、OSやハードウェアに関する専門知識が必要です。
近年、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT化が進んでおり、組み込みエンジニアの需要は今後も拡大が見込まれます。
未経験の方がいきなり挑戦するには難易度が高い側面もありますが、製造業や理系出身の方には適性がある職種です。
参照:厚生労働省
3.20代開発エンジニアの平均年収は約348~469万円
20代の開発エンジニアの平均年収は、約348~469万円です。これは、日本における20代の平均年収約331万円を上回る金額です。
20代前半では平均約348万円ですが、20代後半になると平均約436万円に達し、わずか数年で140万円以上の年収上昇が見込めます。
この背景には、実務経験を通じてスキルが向上し、より価値の高い業務を任されるようになることがあります。
個人のスキルや勤務先の企業規模、使用する技術によっては、20代で年収500万円を超えるケースも珍しくありません。
IT業界は実力重視の世界なので、未経験として20代で入社した場合でも、スキルを磨けば若手のうちから高い給与を得やすい労働環境が整っている企業も増えています。
20代は、エンジニアとしてのキャリアの土台を築く非常に重要な時期です。
この時期に専門性を高める努力をすることで、30代でのさらなる大幅な年収アップも期待できます。
4.開発エンジニアとして年収を上げるコツ5選
開発エンジニアが年収を上げるためには、戦略的なキャリア形成が不可欠です。単に技術力を向上させる以外にも、年収を上げるコツはいくつかあります。
- スキルアップする
- マネジメントスキルを磨く
- 資格を取得する
- 転職やキャリアチェンジをする
- フリーランスとして独立する
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4-1.スキルアップする
開発エンジニアの年収アップにおいて、市場価値の高い技術スキルを習得することが重要です。
IT業界は技術革新のスピードが非常に速く、常に新しい知識やスキルが必要とされるためです。
特に年収アップにつながりやすいスキルとして、PythonやGoのような需要の高い言語、AWSやAzureなどのクラウド技術が挙げられます。また、AI・機械学習の基礎知識や、Reactなどのモダンなフレームワークのスキルも市場価値が高いです。
これらの技術を単体で学ぶのではなく、「PythonとAWSを使ったサーバーレス開発」のように組み合わせて習得すると、対応できる業務の幅が広がります。
複数のスキルを掛け合わせることで、希少価値の高いエンジニアとして評価され、年収700万円以上も視野に入ります。
4-2.マネジメントスキルを磨く
マネジメントスキルを習得することは、開発エンジニアの年収を大幅に向上させる方法のひとつです。
高い技術力に加えて、チームを率いてプロジェクトを牽引する能力があれば、より責任あるポジションを任されるようになります。
日常業務の中でマネジメントスキルを磨くためには、単に自分のタスクをこなすだけでなく、プロジェクト全体の進捗管理を意識することが重要です。
例えば、後輩への技術指導を積極的に行ったり、小規模なチームのリーダーに立候補したりすることが有効です。また、部署間の調整役を買って出るなど、コミュニケーション能力を高める努力も役立ちます。
技術リーダーやPMへのキャリアアップが実現すれば、年収800万円以上も現実的な目標となります。
4-3.資格を取得する
資格の取得は、開発エンジニアとしてのスキルを客観的に証明し、年収アップにつなげる有効な手段です。
企業によっては資格手当が支給される場合もあり、現職での収入アップも期待できます。開発エンジニアの年収向上に役立つ資格は、以下の通りです。
開発エンジニアの年収向上に役立つスキル
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- AWS認定ソリューションアーキテクト
- Oracle認定Java資格
- Python3エンジニア認定
資格は、転職活動時の書類選考であなたの技術レベルを伝えるうえで有利に働きます。
あなたのキャリアプランに合った資格を取得することで、着実な年収アップを実現できます。
4-4.転職やキャリアチェンジをする
現在の職場で評価が給与に反映されにくいと感じる場合、転職やキャリアチェンジがおすすめです。
企業によって給与体系や評価基準は異なるため、環境を変えるだけであなたのスキルが適正に評価される可能性があります。
年収アップを実現しやすい転職先の例としては、給与水準が比較的高い外資系IT企業や、急成長中のスタートアップ企業が挙げられます。また、金融業界や医療業界など、高いITスキルを必要とする異業種への転職もひとつの選択肢です。
もし現在の年収と自身の市場価値にギャップを感じる場合は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
非公開求人の紹介や年収交渉のサポートを通じて、あなたの希望に合う条件での転職を実現できる場合があります。
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4-5.フリーランスとして独立する
フリーランスとして独立することも、開発エンジニアが年収を向上させる選択肢のひとつです。
あなたの実力次第では、会社員時代の2倍以上の報酬を得ることも可能です。
ただし、独立には最低でも5年程度の実務経験と、得意分野における高い専門性が必須となります。また、案件の獲得や契約、税務処理といった開発以外の業務も、すべてあなた自身で行わなければならない点には注意が必要です。
フリーランス専門のエージェントを活用すれば、営業活動の負担を軽減し、開発業務に集中しやすくなります。
高単価な案件を安定的に受注できるスキルと人脈が構築できれば、年収1,000万円超えも目指せます。
5.未経験・微経験の方向け開発エンジニアを目指すための3つの手順
未経験や微経験の方が開発エンジニアを目指すための具体的な手順は、以下の3つのステップに分けられます。これらの各ステップを着実にクリアしていくことが、開発エンジニアとしてのキャリアを着実にスタートさせるカギとなります。
- 開発エンジニアに必要なスキルを学ぶ
- ポートフォリオを作成する
- 業界や求人の最新情報にアンテナを張る
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5-1.開発エンジニアに必要なスキルを学ぶ
開発エンジニアになるためには、プログラミングの基本から応用まで、段階的に学習を進めることが重要です。未経験の方が開発エンジニアになるために必要なスキルは、以下の通りです。
未経験の方が開発エンジニアになるために必要なスキル
- HTML/CSS(Webページの構造とデザイン)
- JavaScript(動的な機能の実装)
- プログラミング言語(Python・Java・Ruby)
- データベース基礎(SQL・MySQL)
- Git/GitHub(バージョン管理)
- 開発環境の構築と操作
オンライン学習サービスやプログラミングスクールを活用すれば、これらのスキルを効率的に学べます。
まずは基礎をしっかりと固め、実際にコードを書く学習へと移行することが大切です。
5-2.ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、未経験の方が自身の技術力を証明するために効果的です。実際に動作するアプリケーションを制作することで、採用担当者にあなたのスキルレベルを具体的にアピールできます。
魅力的なポートフォリオにするには、オリジナルのWebアプリケーションを3作品から5作品程度制作することが目安となります。
その際、なぜその技術を選んだのかを明確に説明し、GitHubでソースコードを公開することが重要です。さらに、開発過程で工夫した点や苦労した点を記載すると、より採用担当者に評価されやすいポートフォリオとなります。
質の高いポートフォリオは、未経験というハンデを補い、企業に「採用したい」と思わせる武器になります。
5-3.業界や求人の最新情報にアンテナを張る
IT業界は技術の進化が非常に速いため、開発エンジニアを目指すうえで、業界や求人の最新情報に常にアンテナを張っておくことが大切です。
転職サイトや求人検索エンジンで求人の傾向を把握するだけでなく、IT業界専門のニュースメディアやテック系ブログで最新の技術動向を追う習慣をつけましょう。
また、IT企業の採用ページや技術ブログからは、各社がどのような技術を重視し、どのような開発体制をとっているかを読み取ることが可能です。
未経験の方を歓迎する求人が出るタイミングや募集背景など、表に出にくい情報を把握できると、転職活動の計画も立てやすくなります。
情報を集める力も、開発エンジニアとして転職を成功させるために欠かせない重要なスキルです。
6.開発エンジニアの転職はユニゾンキャリア
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6-1.ユニゾンキャリアの転職成功事例①

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください!
新卒で入社した会社の選び方に失敗して、第二新卒でエンジニアになろう!と思ったのがきっかけです。
実は、大学の授業でC言語を学んでからエンジニアには興味を持ってたんですが、専攻が化学系だったこともあり、当時は「IT系の学部でないとエンジニアにはなれない」と思い込んでいて…。
でも、私はPCでゲームをしたり、インターネットを使ったりするのが好きだったので、漠然とPCを扱う仕事は向いてそうだなと思っていて、いつかエンジニアになりたいという気持ちがあったんです。
結局、新卒で入社した会社は残念ながら自分には合わず…。体調を崩してしまったことをきっかけに、「第二新卒のタイミングでエンジニアになろう!」と決意したんです。
未経験の職種に挑戦するなら、選択肢が多い若いうちの方が良いだろうと考えたのもありますね。
転職して叶えたかったことはなんですか?
やっぱりエンジニアの良いところって、自分が主体的にスキルとかを身につければ、その分だけチャンスがもらえるようなところだと思うんです。
なので、自分で勉強したり意欲を持ってバリバリ働くことがしっかり評価されて、キャリアを順調に積むことができる環境に身を置きたい、という思いがありました。
ユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
本当に利用してよかったです!良すぎて、SNSとかで未経験からエンジニアに転職したいんだけど、どうしたらいいんだろうって悩んでいた子に「ユニゾンキャリアさん良いですよ!」って伝えたりしました(笑)
特にありがたかったのは、自分に合った求人を持ってきてくださるので探す手間が省けますし、書類選考で落ちてしまうということがほぼ無かったので、メンタル的な負担もなかったです。
あと、定期的に面談をしてくださったのもとても良かったです。何度も繰り返し面談をしていただいたおかげで、キャリアアドバイザーの佐瀬さんの人柄を知っていくことができ、この方なら信用できると思えたので、より転職活動を頑張ることができました!
私の都合を第一に考えて、こちらに足並みを揃えて支援してくれるキャリアアドバイザーの方は他にはいなかったので、利用してよかったと心から思っています。本当にありがとうございました!
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例②

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