
最終更新日:2025.06.24
ITエンジニアに向いていない人の特徴とは?理由と対処法まで解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックはこちら!
- エンジニアに向いていない人はどんな人?
- エンジニアだけど、仕事が向いていないかも…。
- エンジニアには向いていないといわれた…。
「エンジニアになりたいけれど、自身が向いているかわからない」「エンジニアとして働いているけれど仕事が向いていない気がする」といった悩みを抱え、当社に相談にくる方もいらっしゃいます。
たしかに、仕事への向き不向きは、多くの方が悩むポイントです。
上司に「お前エンジニア向いていないよ」なんて言われた方も多いのではないでしょうか?
記事の要約
本記事では「エンジニアは自分には難しいのではと考えている方」「エンジニアになったけど、現状に不満を感じている方」に向けて、エンジニアに向いていない人の特徴や、向いていないと感じた時の対処法などを解説します。

1.エンジニアに向いていない人の特徴5選

下記のような特徴を持つ人は、エンジニアに向いていないといえます。
- IT技術に興味がない
- 受け身な姿勢である
- 協調性に欠ける
- 学習意欲が乏しい
- 地道な作業が苦痛
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1-1.IT技術に興味がない
そもそもIT技術に興味がないという人は、エンジニアには向いていないといえます。IT業界の技術は日々進歩しており、エンジニアは最新情報を入手したりスキルを習得したりすることが必要です。
学生の頃に得意科目があった理由は、学ぶ過程でおもしろいと感じるようになったからではないでしょうか?
また、おもしろいと感じるためには、興味を持って行動に移すというのが重要です。
IT技術に興味がないと、学ぶ意欲が沸かずにエンジニアとして活躍しつづけるのが難しくなります。
このように人は興味がないものを長く続けるのは難しいものです。そのため、IT技術に興味がない人は、エンジニアの仕事に楽しさを感じられずモチベーションも下がってしまいがちです。
業務自体はこなすことはできても、働く目的が見出せずキャリアに迷ってしまう可能性もあります。IT技術に興味がない人は、エンジニアとしていきいきと働くことは難しいといえます。
1-2.受け身な姿勢である
エンジニアとして働く上で、指示を待つだけの受け身な姿勢は大きな障壁となります。
プログラミングでは、予期せぬエラーや機能同士の衝突は日常的に発生します。これらの問題は、誰かの指示を待っていても解決しません。
なぜ問題が起きたのかを自ら調べ、原因を特定し、解決策を試すという主体的な行動が不可欠です。
試行錯誤のプロセスこそが、エンジニアの経験値を高め、スキルを磨くための重要な機会となります。受け身の姿勢では、この「トライ&エラー」による学びのサイクルを自ら回すことができず、スキルアップが困難になってしまうのです。
実際に、エンジニア界隈ではこのことを「1人称作業」といったりして、自分で考えて進めることができることを指していたりします。
常に知的好奇心を持ち、自発的に問題解決や新しい挑戦に向き合えることが、日々進化する技術の世界でエンジニアが成長し続けるための必須条件といえます。

1-3. 協調性に欠ける
エンジニアは一人でPCに向かうイメージを持たれがちですが、実際の開発はチームで行うのが基本です。
特にプロジェクトが大規模になるほど、メンバー間の円滑な連携が品質や進捗を大きく左右します。
誰がどの部分を担当し、進捗はどうなっているかを明確に共有し、協力して一つの目標に向かう姿勢が不可欠です。
協調性は、対面での会議だけでなく、リモートワークでのテキストチャットなど、あらゆる場面で求められます。周囲と協力して仕事を進める意識に欠ける場合、エンジニアとして活躍するのは難しいです。
\話すのは得意だけどちょっと不安…/
1-4.学習意欲が乏しい
IT業界は技術の進化が非常に速く、エンジニアという職種は「学び続けること」が前提となります。
近年ではAIの台頭のように、次々と新しい技術が生まれ、それに伴い顧客の要望も高度化・多様化しています。
今日の最新知識が明日には古くなることも珍しくありません。
そのため、現状のスキルに満足せず、常に最新情報を収集し、自身の知識と技術を更新し続ける学習意欲が不可欠です。
もちろん、レガシーシステムといったものがずっと使い続ける会社も存在しますが、基本的には新しい情報を入れられる方が向いています。
1-5.地道な作業が苦痛
華やかなイメージとは裏腹に、エンジニアの仕事は地道な作業の積み重ねで成り立っています。
例えば、プログラムのエラー発生時には、根気強くコードを一つずつ見直し、修正とテストを繰り返す作業が必要です。
また、開発の上流工程では、仕様の細部まで詰めた膨大なドキュメントを作成したり、ミスがないか緻密なチェックを行ったりします。このようなコツコツとした作業の精度が、システム全体の品質を支えます。
地道で細かい作業を「苦痛」と感じる人にとって、エンジニアの仕事は厳しいものになります。
2.エンジニアに向いていないと感じる理由と落とし穴

エンジニアに向いていないと感じる人は、どのような点を向いていないと感じることが多いのか、向いていないと感じてしまう理由を紹介します。
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2-1.エンジニアに向いていないと感じる理由
エンジニアに向いていないと感じる理由として多く挙げられるのは、下記のようなものです。
- 仕事でミスをして迷惑をかけてしまった
- 作業スピードやミスを上司に詰められた
- 内容が難しくて付いていけていない
- 納期に追われる状況に嫌気が刺した
- 考えが伝わらず我慢している
エンジニアが「この仕事は向いていない」と感じる背景には、技術、納期、対人関係という複合的なプレッシャーが存在します。
まず、技術的なプレッシャーです。
わずかなミスがシステム全体を停止させ、チームに迷惑をかけたという重い責任感に苛まれることがあります。また、プログラミング言語の習得が難しく、「仕事についていけない」という焦りや、ミスを上司に責められることで精神的に追い詰められてしまうケースも少なくありません。
次に、厳しい納期によるプレッシャーです。特にクライアントワークでは納期厳守が絶対であり、心身をすり減らしながら働く状況に嫌気が差す人もいます。
さらに、非エンジニアとのコミュニケーションもストレスの一因です。
専門用語が通じなかったり、自身の考えがうまく伝わらなかったりすることに、もどかしさを感じるのです。これらの要因が重なることで、適性への自信を失ってしまいます。
これらをすべて完璧にこなせる人材はそうそういません。なので、まずひとつできればいいやという気楽な気持ちで考えてもらったほうがうまくいきやすいです。

2-2.人の能力は後天的な要素が大きい
「自分には能力がないからエンジニアに向いていない」と結論づけるのは、まだ早いかもしれません。なぜなら、人の能力の大部分は、生まれ持った才能よりも後天的な努力で形成されるからです。
能力というのは「資質」と「スキル」に分けられます。プログラミングのようなエンジニアの専門スキルは論理で構成されており、学習(インプット)と実践(アウトプット)の量に応じて誰でも習得が可能です。
つまり、スキルの差は努力量の差であるともいえます。
もし今「向いていない」と感じているのであれば、それは才能がないのではなく、単に努力の量が足りていないか、一時的な壁にぶつかっているだけかもしれません。
物事がうまくいかない時の苛立ちや無力感で、自らの可能性を諦めてしまうのは非常にもったいないことなのです。
3.エンジニアに向いてないと感じた時の対処法

エンジニアとして働いているが向いていないと感じた場合の対処法は、下記の4つが挙げられます。
- 現状の不満と取り組みの本気度を整理する
- 自身の強みと弱みを整理する
- 環境要因と自己要因に切り分ける
- 課題を整理して裁量の中で解決できるか検討する
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3-1.現状の不満と取り組みの本気度を整理する
今の仕事に「向いていないのでは」と感じたら、一度立ち止まり、自身の「不満」と仕事への「本気度」を整理してみてください。
どんな仕事でも壁にぶつかることはあり、キャリアアップには努力が不可欠ですが、何をどこまで我慢できるかは人それぞれです。
まずは「何に不満を感じているのか」「今の仕事で本当に得たいものは何か」「そのために我慢できることは何か」を自問してみることが重要です。
この自己分析によって、進むべき道が見えてきます。現状の不満が、得たいものや将来の目標と見合わないと感じるなら、環境を変える選択肢が浮かび上がりますが。
逆に、理想の将来像のためには「今が努力すべき時期だ」と覚悟が決まるかもしれません。
「将来どうなりたいか」を具体的に描くことで、自身の価値観が明確になり、今何をすべきか自ずと明らかになります。

3-2.自身の強みと弱みを整理する
自己分析をし、自身の「強みと弱み」を整理します。
今の仕事が向いてないと感じるのは、自身の強みを活かしきれていないからかもしれません。
強みを活かせていない場合「もっと自分が活躍できる仕事があるのではないか」「この仕事は向いていないのではないか」と感じてしまう可能性が高いです。
強み・弱みは見方によっては反転する可能性もあります。
例えば、慎重な人がいたとします。この人を評価するのに「行動できない人」と判断する場合や「しっかり準備する人」と判断する場合のように、ポジティブな捉え方もネガティブな捉え方もできるのです。
強みと弱みを自覚したうえで、強みはどの場面で活かし、弱みはどうやってカバーするかが大切です。
このように、強み・弱みを認識できなければ、ほかの職業を選択したとしても同じ状況に陥ってしまう可能性があります。
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3-3.環境要因と自己要因に切り分ける
現状を改善するためには、今の仕事が向いていないと感じている要因が環境によるものなのか、自身によるものなのかを切り分けて考えてみることがおすすめです。
例えば「過剰なノルマに追われる」「企業風土が合わない」といったことは、今の環境要因が大きいと考えられます。しかし、「ミスが多い」「周りの仕事について行けない」というのは、自己要因が大きいといえます。
環境要因であれば、エンジニアという職種が向いていないのではなく、今の職場が合っていないのかもしれません。
その場合、職種を変えるのでなく別の職場に転職するという方法をとることが検討できます。自己要因であれば、自身の努力によって解決するものなのか、性格的に向いていないのかを分析してみる価値があります。
要因によって対処方法は変わるため、向いていないと感じている要因を分析することが大切です。

3-4.課題を整理して裁量の中で解決できるか検討する
現状の仕事が向いていないと感じるポイントを洗い出したうえで、自身の裁量で解決できる課題なのかを検討してみます。
例えば「周囲とコミュニケーションが上手くいかない」ということが課題であれば、自身の行動を改善することで解決できる可能性があります。
具体的にいえば「伝える順番を変える」「声のトーンやスピードを変える」「聞き役・話役などの役割で捉える」などが挙げられます。
しかし、心理的安全性が欠如しているような職場では、社員はパフォーマンスを発揮できません。
そのような状況であれば、仕事の向き不向きの問題でなく、労働環境に問題があるので自身で解決することは困難です。
他にも「ミスが多い」「仕事のスピードが遅い」などの理由で落ち込み、仕事が向いていないと感じてしまう人も多いですが、これらの問題は自身の裁量で解決できることが多いのが事実です。
仕事に向いていないかもと思った際は、まずは一度すべて自分事として捉え、自身の裁量で解決ができないか検討してみることをおすすめします。
ユニゾンキャリアでは、ITエンジニア専門の転職支援サービスを行っています。
現在の課題を解決するために転職を検討している方はぜひ、ユニゾンキャリアまでご相談ください。
4.エンジニアに向いている人の行動からヒントを見つける

自身がエンジニアに向いていないかもしれないと感じたら、エンジニアとして活躍している人の行動を分析してみると、成功のヒントを見つけられる可能性があります。
「この人のようになりたい」と思うようなエンジニアがいれば、その人の下記のような点を確認してみることをおすすめします。
- 情報収集をどのくらいの頻度と量で行っているか
- エンジニアを始めたばかりの時はどのくらい勉強していたか
- 普段の業務に関して意識的に行っていることは何か
- どのような観点で仕事に向き合っているのか
- モチベーションが下がった時にどのように対処したのか
これらの行動を真似ることからはじめてみるのです。人の良い部分を真似をするというのは、非常に効果的です。
ポイント!
日本には「守破離」という武道における修行の考え方があります。
守は「基本や型を身に付ける」破は「既存の型を破り発展させる」離は「基本や応用から離れ、独創的かつ個性を発揮する」ことを指すといわれています
守破離は、誰もが使える「その道の上級者になるための近道」です。
私も実践していましたが、エンジニアとして成長したいと思ったら、人の真似から入るのは非常に効果的です。
5.同じ仕事も環境が変われば改善されることも

現状自身の努力で解決できない要素によって、エンジニアが向いていないと感じる場合、環境を変えるという方法をとることをおすすめします。
同じ職業でも、環境が変わることで劇的に状況が好転することもあるからです。
私自身、同じIT業界内での転職を経験しています。
以前の職場では、エンジニアとして雇用されたもののヘルプデスク業務だったため、自身の目指す将来像を実現するためのスキルがつかないことに悩んでいました。
しかし、別の企業に転職することで、システムの開発に携わることができ、多くの経験を重ね大規模なシステム開発プロジェクトを成功させることもできました。
職場を変えたことで、同じ仕事でも楽しく感じるようになったのです。
あくまで自身が努力をするという前提があってのことですが、現状に限界を感じているのであれば、別の企業への転職をおすすめします。
6.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
「未経験からエンジニアに挑戦したい」という方は、ぜひユニゾンキャリアにご相談ください。
6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
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6-2.ITエンジニアの転職成功事例

成功者インタビューより
ーITエンジニアに転職しようと思ったきっかけを教えてください!
ITに興味を持ち始めたのはだいたい1年前からなんですけど、転職のきっかけは大きく2つありますね。1つ目は、前職の公務員の仕事でITシステムを使う機会が増えてきたことです。特に、紙ベースの作業からシステムへの移行を経験して、「ITってすごく便利だな、可能性があるな」って実感したんです。2つ目は、働き方を変えたかったことですね。公務員の仕事は経済的には安定していましたが、時間的な自由がなくて…部署によっては日をまたぐ勤務もあって、「ワークライフバランスをもっと良くしたいな」と常日頃から思っていました。それで、「今このタイミングでエンジニアを目指して転職しちゃおう!」と決心したんです。未経験の職種に挑戦するなら、年齢的にも早い方が選択肢が広いだろうなって考えたこともありますね。
ー転職活動にかかった期間はどれくらいでしたか?
全部で3ヶ月ほどかかりました。今年で29歳になるということもあり、確実に開発エンジニアの内定を獲得するため、担当アドバイザーの佐瀬さんの助言で、Java Silverの資格を取得することからはじめました。 最初の2ヶ月はこのJava Silverの資格を取得するための勉強を行っていましたね。 合格することができたので、そこから選考を進めていき、1ヶ月足らずで内定をいただけました。佐瀬さんのサポートのおかげで、選考がスムーズに進んだと思います。
ー転職活動時に不安だったことはありますか?
正直、不安はたくさんありました。特に、IT業界の実態がよく分からなかったんです。企業のホームページには良いことばかり書いてあって、実際の業務や職場の雰囲気があまり想像できず…あと、過去の短期離職のことも気になっていましたね。「面接で突っ込まれたらなんて答えれば良いんだろう…」と不安に思っていました。
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